| 【発明の名称】 |
多室冷暖房装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】中川 信博
【氏名】丸本 一彦
【氏名】倉本 哲英
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| 【要約】 |
【課題】多室冷暖房装置の暖房運転において、停止またはサーモオフ状態の室内機から暖房能力が出ること及び、冷媒通過音の発生を防止する。
【解決手段】室内機113a,113b,113cが停止またはサーモオフ状態の場合に、室内側膨張弁109a,109b,109cを全閉にする。そして、運転室内機出口の平均冷媒温度と停止またはサーモオフ室内機出口の冷媒温度との温度差と、吐出温度を基に冷媒が溜まり込んでいるか判定し、溜まり込んでいる場合には、室内側膨張弁109a,109b,109cを所定時間だけ所定開度に開くことにより、停止またはサーモオフ室内機から暖房能力が出ることを防止できるとともに、冷媒通過音の発生を防止できる。また、冷媒が溜まり込んだ場合には、冷媒回収を行い暖房運転を維持できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 圧縮機,四方弁,室外側熱交換器,室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器,室内側膨張弁から成る複数の室内機と、前記室外機と前記複数の室内機を環状に接続して冷媒回路を構成し、前記室内機が停止またはサーモオフ状態であるか運転状態であるかを判定する運転状態判定手段と、前記運転状態判定手段の出力信号が停止またはサーモオフ状態の場合に前記室内側膨張弁を全閉にする室内側膨張弁動作手段と、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁との間の冷媒温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の出力信号を基に運転状態の室内機の冷媒温度の平均値を演算する平均温度演算手段と、前記平均温度演算手段の演算結果と停止またはサーモオフ状態の室内機の冷媒温度との温度差を演算する温度差演算手段と、前記温度差演算手段の出力信号を基に冷媒が前記室内側熱交換器に溜まり込んでいるか判定する冷媒溜まり込み判定手段と、前記冷媒溜まり込み判定手段が溜まり込みの信号を出力した場合に前記室内側膨張弁を所定時間だけ所定開度に開く前記室内側膨張弁動作手段とを備えた多室冷暖房装置。 【請求項2】 圧縮機,四方弁,室外側熱交換器,室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器,室内側膨張弁から成る複数の室内機と、前記室外機と前記複数の室内機を環状に接続して冷媒回路を構成し、前記室内機が停止またはサーモオフ状態であるか運転状態であるかを判定する運転状態判定手段と、前記運転状態判定手段の出力信号が停止またはサーモオフ状態の場合に前記室内側膨張弁を全閉にする室内側膨張弁動作手段と、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁との間の冷媒温度を検出する温度検出手段と、前記圧縮機の吐出温度を検出する吐出温度検出手段と、前記温度検出手段の出力信号を基に運転状態の室内機の冷媒温度の平均値を演算する平均温度演算手段と、前記平均温度演算手段の演算結果と停止またはサーモオフ状態の室内機の冷媒温度との温度差を演算する温度差演算手段と、前記温度差演算手段と前記吐出温度検出手段との出力信号を基に冷媒が前記室内側熱交換器に溜まり込んでいるか判定する冷媒溜まり込み判定手段と、前記冷媒溜まり込み判定手段が溜まり込みの信号を出力した場合に前記室内側膨張弁を所定時間だけ所定開度に開く前記室内側膨張弁動作手段とを備えた多室冷暖房装置。 【請求項3】 圧縮機,四方弁,室外側熱交換器,室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器,室内側膨張弁から成る複数の室内機と、前記室外機と前記複数の室内機を環状に接続して冷媒回路を構成し、前記室内機が停止またはサーモオフ状態であるか運転状態であるかを判定する運転状態判定手段と、前記運転状態判定手段の出力信号が停止またはサーモオフ状態の場合に前記室内側膨張弁を全閉にする室内側膨張弁動作手段と、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁との間の冷媒温度を検出する温度検出手段と、前記圧縮機の吐出温度を検出する吐出温度検出手段と、前記温度検出手段の出力信号を基に運転状態の室内機の冷媒温度の平均値を演算する平均温度演算手段と、前記平均温度演算手段の演算結果と停止またはサーモオフ状態の室内機の冷媒温度との温度差を演算する温度差演算手段と、前記温度差演算手段と前記吐出温度検出手段との出力信号を基に冷媒が前記室内側熱交換器に溜まり込んでいるか判定する冷媒溜まり込み判定手段と、前記冷媒溜まり込み判定手段が溜まり込みの信号を出力した場合に前記温度差演算手段の出力信号が設定値より大きいか小さいかを判定する温度差判定手段と、前記温度差判定手段で設定値より大きいと判定した場合に前記室内側膨張弁を所定開度開き、設定値より小さいと判定した場合に前記室内側膨張弁を閉じる前記室内側膨張弁動作手段とを備えた多室冷暖房装置。 【請求項4】 圧縮機,四方弁,室外側熱交換器,室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器,室内側膨張弁から成る複数の室内機と、前記室外機と前記複数の室内機を環状に接続して冷媒回路を構成し、前記室内機が停止またはサーモオフ状態であるか運転状態であるかを判定する運転状態判定手段と、前記運転状態判定手段の出力信号が停止またはサーモオフ状態の場合に前記室内側膨張弁を全閉にする室内側膨張弁開度制御手段と、前記室内側熱交換器と前記室内側膨張弁との間の冷媒温度を検出する温度検出手段と、前記圧縮機の吐出温度を検出する吐出温度検出手段と、前記温度検出手段の出力信号を基に運転状態の室内機の冷媒温度の平均値を演算する平均温度演算手段と、前記平均温度演算手段の演算結果と停止またはサーモオフ状態の室内機の冷媒温度との温度差を演算する温度差演算手段と、前記温度差演算手段と前記吐出温度検出手段との出力信号を基に冷媒が前記室内側熱交換器に溜まり込んでいるか判定する冷媒溜まり込み判定手段と、前記冷媒溜まり込み判定手段が溜まり込みの信号を出力した場合に前記温度差演算手段の出力信号に応じて前記室内側膨張弁の開度を制御する前記室内側膨張弁開度制御手段とを備えた多室冷暖房装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、多室冷暖房装置の暖房運転において、停止またはサーモオフ室内機の膨張弁制御と、冷媒溜まり込み防止策に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の技術としては特開平3−95342号公報で知られるような空気調和装置がある。 【0003】以下、図面を参照しながら従来の技術について説明する。図10は、従来の空気調和装置の冷媒配管系統図である。図10において、Aは室外ユニットであり、3台の室内ユニットB〜Dが並列に接続されている。 【0004】1は圧縮機、2は四方弁、3は室外熱交換器、4は室外電動膨張弁、5は液冷媒を貯留するレシーバ、8はアキュムレータであり、これらで室外ユニットAを形成している。 【0005】6は室内電動膨張弁、7aは室内ファン、7は室内熱交換器であり、これらで室内ユニットB〜Dを形成している。 【0006】室外ユニットAの圧縮機1、室外熱交換器3、室外電動膨張弁4、レシーバ5、アキュムレータ8は冷媒配管9の主冷媒配管9aにより接続されている。 【0007】各室内ユニットB〜Dの室内電動膨張弁6、室内熱交換器7は冷媒配管9の分岐管9bにより接続され、各分岐管9bは主冷媒配管9aに対して並列に接続されている。 【0008】以上により、冷媒回路10が構成されている。Th1は圧縮機1の吸入管に位置され、吸入ガス冷媒の温度T1を検出する吸入温センサである。Th2は室外熱交換器3の液管温度T2を検出する室外液管センサである。 【0009】Th3は各室内熱交換器7の液管温度T3を検出する室内液管センサである。Th4は各室内熱交換器7のガス管温度T4を検出する室内ガス管センサである。Th5は各室内ユニットB〜Dの吸込空気温度T5を検出する吸込サーミスタである。 【0010】11は室外ユニットAの主冷媒配管9aに介設された閉鎖弁である。12は各室内ユニットB〜Dにおける分岐管9bに介設された閉鎖弁である。 【0011】以上のように構成された空気調和装置について、以下暖房運転時の動作を説明する。 【0012】圧縮機1から吐出された冷媒は、主冷媒配管9aから各分岐管9bに分岐して、各室内ユニットB〜Dに流れ、主冷媒配管9aに合流して室外電動膨張弁4で減圧され、室外熱交換器3で蒸発して圧縮機1に吸入される。 【0013】このとき、室内電動膨張弁6の開度調節により、室内の暖房負荷に応じた冷媒流量の分配がなされる。 【0014】室内ユニットB〜Dは、設定温度と吸込空気温度T5との温度差が小さくなった場合には、サーモオフ状態となり、室内電動膨張弁6の開度を所定の低開度(240パルス)に維持するとともに、室内ファン7aの風量を微風量に維持する。 【0015】また、停止室内ユニットは、室内電動膨張弁6を閉じるとともに、室内ファン7aを停止する。 【0016】サーモオフ状態の室内ユニットは、室内液管温度T3と吸込空気温度T5の温度差が所定値より小さくなった場合には、室内熱交換器7に冷媒が溜まり込んでいると判断して、室内電動膨張弁6を開くように制御し(1000〜2000パルス)、冷媒の溜まり込みを防止する。 【0017】また、圧縮機1に吸入するガス冷媒温度T1と室外液管温度T2との温度差から吸入過熱度を求め、この吸入過熱度が設定値(20℃)を越えた場合には、室内熱交換器7に冷媒が溜まり込んでいると判断して、全室内ユニットB〜Dの室内電動膨張弁6を所定時間の間全開に制御し、冷媒の溜まり込みを防止する。 【0018】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来の構成では、サーモオフ状態の室内ユニットは、室内電動膨張弁6を微開に維持するため、冷媒が流れて不必要な暖房能力が出てしまうとともに、冷媒通過音が発生してしまい、快適性を損なうという課題を有していた。 【0019】また、圧縮機1の吸入過熱度が設定値より大きくなった場合、つまり冷媒が室内熱交換器7に溜まり込んだ場合に、全室内ユニットB〜Dの室内電動膨張弁6を所定時間の間全開にして冷媒回収するため、凝縮圧力が大幅に低下して暖房能力が大幅に低下してしまい、快適性を損なうとともに、圧縮機1への液バックにより信頼性を損なうという課題を有していた。 【0020】本発明は従来の課題を解決するもので、サーモオフ状態の室内ユニットから不必要な暖房能力が出ることを防止でき、冷媒通過音の発生を防止できる多室冷暖房装置を提供することを目的とする。 【0021】また、冷媒が室内熱交換器に溜まり込んだ場合でも、暖房能力を維持でき、圧縮機の信頼性も確保できる多室冷暖房装置を提供することを目的とする。 【0022】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するために本発明の多室冷暖房装置は、室内機が停止またはサーモオフ状態であるか運転状態であるかを判定する運転状態判定手段と、この運転状態判定手段の出力信号が停止またはサーモオフ状態の場合に室内側膨張弁を全閉にする室内側膨張弁動作手段と、室内側熱交換器と室内側膨張弁との間の冷媒温度を検出する温度検出手段と、この出力信号を基に運転状態の室内機の冷媒温度の平均値を演算する平均温度演算手段と、この演算結果と停止またはサーモオフ状態の室内機の冷媒温度との温度差を演算する温度差演算手段と、この温度差演算手段の出力信号を基に冷媒が室内側熱交換器に溜まり込んでいるか判定する冷媒溜まり込み判定手段と、この冷媒溜まり込み判定手段が溜まり込みの信号を出力した場合に室内側膨張弁を所定時間だけ所定開度に開く室内側膨張弁動作手段とを備えた構成となっている。 【0023】このことにより、サーモオフ状態の室内機から不必要な暖房能力が出ることを防止できるとともに、冷媒通過音の発生を防止できる。 【0024】また、冷媒が室内側熱交換器に溜まり込んだ場合には、暖房能力低下と圧縮機への液バック量を少なくして、溜まり込んだ冷媒を回収できる。 【0025】また、本発明は、室内機が停止またはサーモオフ状態であるか運転状態であるかを判定する運転状態判定手段と、この出力信号が停止またはサーモオフ状態の場合に室内側膨張弁を全閉にする室内側膨張弁動作手段と、室内側熱交換器と室内側膨張弁との間の冷媒温度を検出する温度検出手段と、圧縮機の吐出温度を検出する吐出温度検出手段と、温度検出手段の出力信号を基に運転状態の室内機の冷媒温度の平均値を演算する平均温度演算手段と、この演算結果と停止またはサーモオフ状態の室内機の冷媒温度との温度差を演算する温度差演算手段と、この温度差演算手段と吐出温度検出手段との出力信号を基に冷媒が室内側熱交換器に溜まり込んでいるか判定する冷媒溜まり込み判定手段と、この冷媒溜まり込み判定手段が溜まり込みの信号を出力した場合に室内側膨張弁を所定時間だけ所定開度に開く室内側膨張弁動作手段とを備えた構成となっている。 【0026】このことにより、サイクル変動に伴い、停止またはサーモオフ状態の室内機の冷媒温度が変動した場合でも、冷媒溜まり込みの判定精度を高めることができ、安定した暖房運転ができる。 【0027】また、本発明は、室内機が停止またはサーモオフ状態であるか運転状態であるかを判定する運転状態判定手段と、この出力信号が停止またはサーモオフ状態の場合に室内側膨張弁を全閉にする室内側膨張弁動作手段と、室内側熱交換器と室内側膨張弁との間の冷媒温度を検出する温度検出手段と、圧縮機の吐出温度を検出する吐出温度検出手段と、温度検出手段の出力信号を基に運転状態の室内機の冷媒温度の平均値を演算する平均温度演算手段と、この演算結果と停止またはサーモオフ状態の室内機の冷媒温度との温度差を演算する温度差演算手段と、この温度差演算手段と吐出温度検出手段との出力信号を基に冷媒が室内側熱交換器に溜まり込んでいるか判定する冷媒溜まり込み判定手段と、この冷媒溜まり込み判定手段が溜まり込みの信号を出力した場合に温度差演算手段の出力信号が設定値より大きいか小さいかを判定する温度差判定手段と、この温度差判定手段で設定値より大きいと判定した場合に室内側膨張弁を所定開度開き、設定値より小さいと判定した場合に室内側膨張弁を閉じる室内側膨張弁動作手段とを備えた構成となっている。 【0028】このことにより、冷媒が室内側熱交換器に溜まり込んだ場合には、適正量の冷媒を回収することができ、暖房能力低下と圧縮機への液バック量をよりいっそう少なくできる。 【0029】また、本発明は、室内機が停止またはサーモオフ状態であるか運転状態であるかを判定する運転状態判定手段と、この出力信号が停止またはサーモオフ状態の場合に室内側膨張弁を全閉にする室内側膨張弁開度制御手段と、室内側熱交換器と室内側膨張弁との間の冷媒温度を検出する温度検出手段と、圧縮機の吐出温度を検出する吐出温度検出手段と、温度検出手段の出力信号を基に運転状態の室内機の冷媒温度の平均値を演算する平均温度演算手段と、この演算結果と停止またはサーモオフ状態の室内機の冷媒温度との温度差を演算する温度差演算手段と、この温度差演算手段と吐出温度検出手段との出力信号を基に冷媒が室内側熱交換器に溜まり込んでいるか判定する冷媒溜まり込み判定手段と、この冷媒溜まり込み判定手段が溜まり込みの信号を出力した場合に温度差演算手段の出力信号に応じて室内側膨張弁の開度を制御する室内側膨張弁開度制御手段とを備えた構成となっている。 【0030】このことにより、冷媒が室内側熱交換器に溜まり込んだ場合には、冷媒の回収量をきめ細かく制御でき、暖房能力低下と圧縮機への液バックを防止できる。 【0031】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、圧縮機,四方弁,室外側熱交換器,室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器,室内側膨張弁から成る複数の室内機と、室外機と複数の室内機を環状に接続して冷媒回路を構成し、室内機が停止またはサーモオフ状態であるか運転状態であるかを判定する運転状態判定手段と、運転状態判定手段の出力信号が停止またはサーモオフ状態の場合に室内側膨張弁を全閉にする室内側膨張弁動作手段と、室内側熱交換器と室内側膨張弁との間の冷媒温度を検出する温度検出手段と、温度検出手段の出力信号を基に運転状態の室内機の冷媒温度の平均値を演算する平均温度演算手段と、平均温度演算手段の演算結果と停止またはサーモオフ状態の室内機の冷媒温度との温度差を演算する温度差演算手段と、温度差演算手段の出力信号を基に冷媒が室内側熱交換器に溜まり込んでいるか判定する冷媒溜まり込み判定手段と、冷媒溜まり込み判定手段が溜まり込みの信号を出力した場合に室内側膨張弁を所定時間だけ所定開度に開く室内側膨張弁動作手段とを備えたものであり、運転状態判定手段で室内機が停止状態またはサーモオフ状態であると判定した場合には、室内側膨張弁動作手段で室内側膨張弁を全閉にする。 【0032】このことにより、サーモオフ状態の室内機に、冷媒が流れるのを防止する作用を有する。 【0033】そして、暖房運転時の室内側熱交換器出口の冷媒温度を温度検出手段で検出し、運転状態の室内機の冷媒温度の平均値を平均温度演算手段で演算する。この平均冷媒温度と、停止状態またはサーモオフ状態の室内機のそれぞれの冷媒温度との差を温度差演算手段で演算し、温度差を求める。 【0034】次に、冷媒溜まり込み判定手段で温度差が小さい場合は、室内側熱交換器に冷媒が溜まり込んでいないと判定する。しかし、温度差が大きい場合は、室内側熱交換器に冷媒が溜まり込んでいると判定して、室内側膨張弁動作手段で室内側膨張弁を所定時間の間、所定開度に開く。 【0035】このことにより、冷媒が溜まり込んだ室内機のみ室内側膨張弁を開いて、冷媒を回収する作用を有する。 【0036】請求項2に記載の発明は、圧縮機,四方弁,室外側熱交換器,室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器,室内側膨張弁から成る複数の室内機と、室外機と複数の室内機を環状に接続して冷媒回路を構成し、室内機が停止またはサーモオフ状態であるか運転状態であるかを判定する運転状態判定手段と、運転状態判定手段の出力信号が停止またはサーモオフ状態の場合に室内側膨張弁を全閉にする室内側膨張弁動作手段と、室内側熱交換器と室内側膨張弁との間の冷媒温度を検出する温度検出手段と、圧縮機の吐出温度を検出する吐出温度検出手段と、温度検出手段の出力信号を基に運転状態の室内機の冷媒温度の平均値を演算する平均温度演算手段と、平均温度演算手段の演算結果と停止またはサーモオフ状態の室内機の冷媒温度との温度差を演算する温度差演算手段と、温度差演算手段と吐出温度検出手段との出力信号を基に冷媒が室内側熱交換器に溜まり込んでいるか判定する冷媒溜まり込み判定手段と、冷媒溜まり込み判定手段が溜まり込みの信号を出力した場合に室内側膨張弁を所定時間だけ所定開度に開く室内側膨張弁動作手段とを備えたものであり、運転状態判定手段で室内機が停止状態またはサーモオフ状態であると判定した場合には、室内側膨張弁動作手段で室内側膨張弁を全閉にする。 【0037】このことにより、サーモオフ状態の室内機に、冷媒が流れるのを防止する作用を有する。 【0038】そして、暖房運転時の室内側熱交換器出口の冷媒温度を温度検出手段で検出し、運転状態の室内機の冷媒温度の平均値を平均温度演算手段で演算する。この平均冷媒温度と、停止状態またはサーモオフ状態の室内機のそれぞれの冷媒温度との差を温度差演算手段で演算し、温度差を求める。また、吐出温度検出手段で圧縮機の吐出温度を検出する。 【0039】次に、冷媒溜まり込み判定手段で温度差が小さい場合は、室内側熱交換器に冷媒が溜まり込んでいないと判定する。また、温度差が大きくても、吐出温度が低い場合には、サイクル状態の変動で一時的に温度差が大きくなっただけであり、実際には冷媒は溜まり込んでいないと判定する。 【0040】しかし、温度差が大きく、かつ吐出温度が高い場合には、室内側熱交換器に冷媒が溜まり込んでいると判定して、室内側膨張弁動作手段で室内側膨張弁を所定時間の間、所定開度に開く。 【0041】このことにより、サイクル状態が変動した場合にも、正しく冷媒の溜まり込みを判定する作用を有する。 【0042】また、冷媒が溜まり込んだ室内機のみ室内側膨張弁を開いて、冷媒を回収する作用を有する。 【0043】請求項3に記載の発明は、圧縮機,四方弁,室外側熱交換器,室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器,室内側膨張弁から成る複数の室内機と、室外機と複数の室内機を環状に接続して冷媒回路を構成し、室内機が停止またはサーモオフ状態であるか運転状態であるかを判定する運転状態判定手段と、運転状態判定手段の出力信号が停止またはサーモオフ状態の場合に室内側膨張弁を全閉にする室内側膨張弁動作手段と、室内側熱交換器と室内側膨張弁との間の冷媒温度を検出する温度検出手段と、圧縮機の吐出温度を検出する吐出温度検出手段と、温度検出手段の出力信号を基に運転状態の室内機の冷媒温度の平均値を演算する平均温度演算手段と、平均温度演算手段の演算結果と停止またはサーモオフ状態の室内機の冷媒温度との温度差を演算する温度差演算手段と、温度差演算手段と吐出温度検出手段との出力信号を基に冷媒が室内側熱交換器に溜まり込んでいるか判定する冷媒溜まり込み判定手段と、冷媒溜まり込み判定手段が溜まり込みの信号を出力した場合に温度差演算手段の出力信号が設定値より大きいか小さいかを判定する温度差判定手段と、温度差判定手段で設定値より大きいと判定した場合に室内側膨張弁を所定開度開き、設定値より小さいと判定した場合に室内側膨張弁を閉じる室内側膨張弁動作手段とを備えたものであり、運転状態判定手段で室内機が停止状態またはサーモオフ状態であると判定した場合には、室内側膨張弁動作手段で室内側膨張弁を全閉にする。 【0044】このことにより、サーモオフ状態の室内機に、冷媒が流れるのを防止する作用を有する。 【0045】そして、暖房運転時の室内側熱交換器出口の冷媒温度を温度検出手段で検出し、運転状態の室内機の冷媒温度の平均値を平均温度演算手段で演算する。この平均冷媒温度と、停止状態またはサーモオフ状態の室内機のそれぞれの冷媒温度との差を温度差演算手段で演算し、温度差を求める。また、吐出温度検出手段で圧縮機の吐出温度を検出する。 【0046】次に、冷媒溜まり込み判定手段で温度差が小さい場合は、室内側熱交換器に冷媒が溜まり込んでいないと判定する。また、温度差が大きくても、吐出温度が低い場合には、サイクル状態の変動で一時的に温度差が大きくなっただけであり、実際には冷媒は溜まり込んでいないと判定する。 【0047】しかし、温度差が大きく、かつ吐出温度が高い場合には、室内側熱交換器に冷媒が溜まり込んでいると判定して、温度差判定手段で温度差を設定値と比較する。 【0048】温度差が設定値より大きい場合には、室内機からの冷媒回収が必要であると判定して、室内側膨張弁動作手段で室内側膨張弁を所定開度に開く。 【0049】温度差が設定値より小さい場合には、冷媒の溜まり込みが解消されたと判定して、室内側膨張弁動作手段で室内側膨張弁を閉じる。つまり、冷媒の溜まり込み量に応じて、室内側膨張弁が開いている時間を制御する。 【0050】このことにより、サイクル状態が変動した場合にも、正しく冷媒の溜まり込みを判定する作用を有する。 【0051】また、冷媒が溜まり込んだ室内機のみ室内側膨張弁を開いて、適正量の冷媒を回収する作用を有する。 【0052】請求項4に記載の発明は、圧縮機,四方弁,室外側熱交換器,室外側膨張弁から成る室外機と、室内側熱交換器,室内側膨張弁から成る複数の室内機と、室外機と複数の室内機を環状に接続して冷媒回路を構成し、室内機が停止またはサーモオフ状態であるか運転状態であるかを判定する運転状態判定手段と、運転状態判定手段の出力信号が停止またはサーモオフ状態の場合に室内側膨張弁を全閉にする室内側膨張弁開度制御手段と、室内側熱交換器と室内側膨張弁との間の冷媒温度を検出する温度検出手段と、圧縮機の吐出温度を検出する吐出温度検出手段と、温度検出手段の出力信号を基に運転状態の室内機の冷媒温度の平均値を演算する平均温度演算手段と、平均温度演算手段の演算結果と停止またはサーモオフ状態の室内機の冷媒温度との温度差を演算する温度差演算手段と、温度差演算手段と吐出温度検出手段との出力信号を基に冷媒が室内側熱交換器に溜まり込んでいるか判定する冷媒溜まり込み判定手段と、冷媒溜まり込み判定手段が溜まり込みの信号を出力した場合に温度差演算手段の出力信号に応じて室内側膨張弁の開度を制御する室内側膨張弁開度制御手段とを備えたものであり、運転状態判定手段で室内機が停止状態またはサーモオフ状態であると判定した場合には、室内側膨張弁開度制御手段で室内側膨張弁を全閉にする。 【0053】このことにより、サーモオフ状態の室内機に、冷媒が流れるのを防止する作用を有する。 【0054】そして、暖房運転時の室内側熱交換器出口の冷媒温度を温度検出手段で検出し、運転状態の室内機の冷媒温度の平均値を平均温度演算手段で演算する。この平均冷媒温度と、停止状態またはサーモオフ状態の室内機のそれぞれの冷媒温度との差を温度差演算手段で演算し、温度差を求める。また、吐出温度検出手段で圧縮機の吐出温度を検出する。 【0055】次に、冷媒溜まり込み判定手段で温度差が小さい場合は、室内側熱交換器に冷媒が溜まり込んでいないと判定する。また、温度差が大きくても、吐出温度が低い場合には、サイクル状態の変動で一時的に温度差が大きくなっただけであり、実際には冷媒は溜まり込んでいないと判定する。 【0056】しかし、温度差が大きく、かつ吐出温度が高い場合には、室内側熱交換器に冷媒が溜まり込んでいると判定し、室内側膨張弁開度制御手段により、温度差の値に応じて室内側膨張弁の開度を制御する。つまり、冷媒の溜まり込み量に応じて、室内側膨張弁の開度と、開いている時間を制御する。 【0057】このことにより、サイクル状態が変動した場合にも、正しく冷媒の溜まり込みを判定する作用を有する。 【0058】また、冷媒が溜まり込んだ室内機のみ室内側膨張弁を開いて、冷媒の回収量をきめ細かく制御する作用を有する。 【0059】 【実施例】以下、本発明による多室冷暖房装置の実施例について、図面を参照しながら説明する。 【0060】(実施例1)本発明の実施例1を図1,図2を用いて説明する。 【0061】図1は本発明の実施例1による多室冷暖房装置の冷媒サイクル図である。図2は同実施例の多室冷暖房装置の暖房運転時の室内機の動作フローチャートである。 【0062】図1において、101は圧縮機,102は四方弁,103はアキュムレータ,104は室外側熱交換器,105は室外側膨張弁,106は室外側ファンであり、これらで室外機107を形成している。 【0063】108a,108b,108cは室内側熱交換器、109a,109b,109cは室内側膨張弁、110a,110b,110cは室内側ファンであり、これらで室内機113a,113b,113cを形成している。 【0064】そして、室外機107と室内機113a,113b,113cは液管114とガス管115によって環状に接続されている。 【0065】111a,111b,111cは冷媒温度センサであり、室内側熱交換器108a,108b,108cと室内側膨張弁109a,109b,109cの間の配管に取り付けられている。 【0066】112a,112b,112cは室内側マイコンであり、室内機113a,113b,113cの運転状態を監視している。 【0067】116は運転状態判定手段であり、室内側マイコン112a,112b,112cにより、室内機113a,113b,113cが運転状態であるか、サーモオフ状態であるか、停止状態であるかを検出する。 【0068】117は温度検出手段であり、冷媒温度センサ111a,111b,111cにより、暖房運転時の室内側熱交換器108a,108b,108c出口の冷媒温度を検出する。 【0069】118は平均温度演算手段であり、運転室内機の冷媒温度の平均値を演算し、平均冷媒温度を求める。 【0070】119は温度差演算手段であり、平均冷媒温度と停止状態またはサーモオフ状態の室内機の冷媒温度との差を演算し、温度差を求める。 【0071】120は冷媒溜まり込み判定手段であり、温度差を基に室内側熱交換器108a,108b,108cに冷媒が溜まり込んでいるかどうかを判定する。 【0072】121は室内側膨張弁動作手段であり、運転状態判定手段116と、冷媒溜まり込み判定手段120の結果に基づいて、室内側膨張弁109a,109b,109cを動作させる。 【0073】122は制御装置であり、運転状態判定手段116,温度検出手段117,平均温度演算手段118,温度差演算手段119,冷媒溜まり込み判定手段120,室内側膨張弁動作手段121から構成されている。 【0074】以上のように構成された多室冷暖房装置において、問題となる暖房運転時について、その動作を説明する。 【0075】圧縮機101から吐出された冷媒は、四方弁102を通った後、ガス管115を通って室内機113a,113b,113cに分配される。 【0076】そして、冷媒は、室内側熱交換器108a,108b,108cで室内空気に放熱して凝縮液化し、室内側膨張弁109a,109b,109cに送られる。 【0077】このとき、室内側膨張弁109a,109b,109cにより、室内の暖房負荷に見合った適正な循環量に制御される。 【0078】その後、冷媒は、液管114を通り、室外側膨張弁105で減圧されて、室外側熱交換器104に送られる。そして、室外側熱交換器104で外気から吸熱して蒸発ガス化し、アキュムレータ103を通って、圧縮機101に戻る。 【0079】このときの室内機113a,113b,113cの動作について、図2を参照しながら詳しく説明する。 【0080】尚、一例として、室内機113a,113bが運転状態であり、室内機113cが停止状態またはサーモオフ状態の場合について説明する。 【0081】図2において、step1は運転状態判定手段116であり、室内側マイコン112a,112b,112cにより室内機113a,113b,113cの運転状態を判定する。本実施例では、室内機113a,113bが運転状態であり、室内機113cが停止状態またはサーモオフ状態であると判定する。 【0082】運転状態である室内機113a,113bについては、step2へ移行する。 【0083】step2は室内側膨張弁動作手段121であり、室内側熱交換器108a,108bの冷媒循環量が適正になるように、室内側膨張弁109a,109bの開度を調節し、step1へ戻る。 【0084】停止状態またはサーモオフ状態である室内機113cについては、step3へ移行する。 【0085】step3は室内側膨張弁動作手段121であり、室内側膨張弁109cを全閉にして冷媒の流れを止め、step4へ移行する。 【0086】step4は温度検出手段117であり、冷媒温度センサ111a,111b,111cで室内側熱交換器108a,108b,108c出口の冷媒温度Toa,Tob,Tocを検出し、step5へ移行する。 【0087】step5は平均温度演算手段118であり、運転状態である室内機113a,113bの冷媒温度Toa,Tobの平均温度Taveを次式より演算し、step6へ移行する。 【0088】 Tave=Σ(運転室内機の冷媒温度)/運転室内機の台数 =(Toa+Tob)/2step6は温度差演算手段119であり、平均冷媒温度Taveと停止状態またはサーモオフ状態である室内機113cの冷媒温度Tocとの温度差Δtを次式より演算し、step7へ移行する。 【0089】 Δt=Tave−(停止またはサーモオフ室内機の冷媒温度) =Tave−Tocstep7は冷媒溜まり込み判定手段120であり、Δt≦10Kの場合には、室内側熱交換器108cに冷媒は溜まり込んでいないと判定して、step1へ戻る。 【0090】step7でΔt>10Kの場合には、室内側熱交換器108cに冷媒が溜まり込んでいると判定して、step8へ移行する。 【0091】step8は室内側膨張弁動作手段121であり、室内側膨張弁109cを5分間の間、500パルス開き、溜まり込んだ冷媒を回収した後、step1へ戻る。 【0092】以上のように本実施例の多室冷暖房装置は、運転状態判定手段116と、温度検出手段117と、平均温度演算手段118と、温度差演算手段119と、冷媒溜まり込み判定手段120と、室内側膨張弁動作手段121とから構成されており、室内機113a,113b,113cが停止またはサーモオフ状態の場合には、室内側膨張弁109a,109b,109cを全閉にし、冷媒が流れるのを防止する。 【0093】また、運転状態の室内機出口の平均冷媒温度と、停止またはサーモオフ状態の室内機出口の冷媒温度との温度差を基に、室内機への溜まり込みを判定し、冷媒が溜まり込んだ場合には、溜まり込んだ室内機のみ室内側膨張弁を開いて冷媒を回収する。 【0094】このことにより、サーモオフ状態の室内機から不必要な暖房能力が出ることを防止できるとともに、冷媒通過音の発生を防止できる。 【0095】また、冷媒が室内側熱交換器に溜まり込んだ場合でも、大幅な凝縮圧力の低下を防止して、暖房能力の低下を少なくするとともに、圧縮機への液バック量を少なくできる。 【0096】(実施例2)本発明の実施例2を図3,図4を用いて説明する。尚、本発明の実施例1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。 【0097】図3は本発明の実施例2による多室冷暖房装置の冷媒サイクル図である。図4は同実施例の多室冷暖房装置の暖房運転時の室内機の動作フローチャートである。 【0098】図3において、123は吐出温度センサであり、圧縮機101と四方弁102の間の吐出管に取り付けられている。 【0099】124は室外機であり、圧縮機101、四方弁102、アキュムレータ103、室外側熱交換器104、室外側膨張弁105、室外側ファン106で形成されている。 【0100】125は吐出温度検出手段であり、吐出温度センサ123により、圧縮機101の吐出温度を検出する。 【0101】126は冷媒溜まり込み判定手段であり、温度差と吐出温度を基に室内側熱交換器108a,108b,108cに冷媒が溜まり込んでいるかどうかを判定する。 【0102】127は制御装置であり、運転状態判定手段116、温度検出手段117、吐出温度検出手段125、平均温度演算手段118、温度差演算手段119、冷媒溜まり込み判定手段126、室内側膨張弁動作手段121から構成されている。 【0103】以上のように構成された多室冷暖房装置において、問題となる暖房運転時について、その動作を説明する。 【0104】冷媒の動作は本発明の実施例1と同じであるため省略し、室内機113a,113b,113cの動作について、図4を参照しながら説明する。 【0105】尚、一例として、室内機113a,113bが運転状態であり、室内機113cが停止状態またはサーモオフ状態の場合について説明する。 【0106】図4において、step1は運転状態判定手段116であり、室内側マイコン112a,112b,112cにより室内機113a,113b,113cの運転状態を判定する。本実施例では、室内機113a,113bが運転状態であり、室内機113cが停止状態またはサーモオフ状態であると判定する。 【0107】運転状態である室内機113a,113bについては、step2へ移行する。 【0108】step2は室内側膨張弁動作手段121であり、室内側熱交換器108a,108bの冷媒循環量が適正になるように、室内側膨張弁109a,109bの開度を調節し、step1へ戻る。 【0109】停止状態またはサーモオフ状態である室内機113cについては、step3へ移行する。 【0110】step3は室内側膨張弁動作手段121であり、室内側膨張弁109cを全閉にして冷媒の流れを止め、step4へ移行する。 【0111】step4は温度検出手段117であり、冷媒温度センサ111a,111b,111cで室内側熱交換器108a,108b,108c出口の冷媒温度Toa,Tob,Tocを検出し、step5へ移行する。 【0112】step5は吐出温度検出手段125であり、吐出温度センサ123により圧縮機101の吐出温度Tdを検出し、step6へ移行する。 【0113】step6は平均温度演算手段118であり、運転状態である室内機113a,113bの冷媒温度Toa,Tobの平均温度Taveを次式より演算し、step7へ移行する。 【0114】 Tave=Σ(運転室内機の冷媒温度)/運転室内機の台数 =(Toa+Tob)/2step7は温度差演算手段119であり、平均冷媒温度Taveと停止状態またはサーモオフ状態である室内機113cの冷媒温度Tocとの温度差Δtを次式より演算し、step8へ移行する。 【0115】 Δt=Tave−(停止またはサーモオフ室内機の冷媒温度) =Tave−Tocstep8は冷媒溜まり込み判定手段126であり、Δt≦10Kの場合には、室内側熱交換器108cに冷媒は溜まり込んでいないと判定して、step1へ戻る。 【0116】step8でΔt>10Kの場合には、室内側熱交換器108cに冷媒が溜まり込んでいる可能性があると判定して、step9へ移行する。 【0117】step9も冷媒溜まり込み判定手段126であり、Td<90℃の場合には、温度差Δtは10Kより大きくなったが、これはサイクル変動によるものであり、冷媒の溜まり込みは発生していないと判定して、step1へ戻る。 【0118】step9でTd≧90℃の場合には、室内側熱交換器108cに冷媒が溜まり込んでいると判定して、step10へ移行する。 【0119】step10は室内側膨張弁動作手段121であり、室内側膨張弁109cを5分間の間、500パルス開き、溜まり込んだ冷媒を回収した後、step1へ戻る。 【0120】以上のように本実施例の多室冷暖房装置は、運転状態判定手段116と、温度検出手段117と、吐出温度検出手段125と、平均温度演算手段118と、温度差演算手段119と、冷媒溜まり込み判定手段126と、室内側膨張弁動作手段121とから構成されており、室内機113a,113b,113cが停止またはサーモオフ状態の場合には、室内側膨張弁109a,109b,109cを全閉にし、冷媒が流れるのを防止する。 【0121】また、運転状態の室内機出口の平均冷媒温度と停止またはサーモオフ状態の室内機出口の冷媒温度との温度差と、吐出温度の2状態量を基に、室内機への溜まり込みを判定し、冷媒が溜まり込んだ場合には、溜まり込んだ室内機のみ室内側膨張弁を開いて冷媒を回収する。 【0122】このことにより、サーモオフ状態の室内機から不必要な暖房能力が出ることを防止できるとともに、冷媒通過音の発生を防止できる。 【0123】また、冷媒が室内側熱交換器に溜まり込んだ場合でも、大幅な凝縮圧力の低下を防止して、暖房能力の低下を少なくするとともに、圧縮機への液バック量を少なくできる。 【0124】また、サイクル変動に伴い、停止またはサーモオフ状態の室内機出口の冷媒温度が変動した場合でも、冷媒溜まり込みの判定精度を高めることができ、安定した暖房運転ができる。 【0125】(実施例3)本発明の実施例3を図5,図6を用いて説明する。尚、本発明の実施例2と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。 【0126】図5は本発明の実施例3による多室冷暖房装置の冷媒サイクル図である。図6は同実施例の多室冷暖房装置の暖房運転時の室内機の動作フローチャートである。 【0127】図5において、128は温度差判定手段であり、停止またはサーモオフ状態の室内機113a,113b,113cに冷媒が溜まり込んだ場合に、室内側膨張弁109a,109b,109cを開いて冷媒を回収し、運転状態の室内機出口の平均冷媒温度と停止またはサーモオフ状態の室内機出口の冷媒温度との温度差を監視して、冷媒回収の完了を判定する。 【0128】129は制御装置であり、運転状態判定手段116、温度検出手段117、吐出温度検出手段125、平均温度演算手段118、温度差演算手段119、冷媒溜まり込み判定手段126、温度差判定手段128、室内側膨張弁動作手段121から構成されている。 【0129】以上のように構成された多室冷暖房装置において、問題となる暖房運転時について、その動作を説明する。 【0130】冷媒の動作は本発明の実施例1と同じであるため省略し、室内機113a,113b,113cの動作について、図6を参照しながら説明する。 【0131】尚、一例として、室内機113a,113bが運転状態であり、室内機113cが停止状態またはサーモオフ状態の場合について説明する。 【0132】図6において、step1は運転状態判定手段116であり、室内側マイコン112a,112b,112cにより室内機113a,113b,113cの運転状態を判定する。本実施例では、室内機113a,113bが運転状態であり、室内機113cが停止状態またはサーモオフ状態であると判定する。 【0133】運転状態である室内機113a,113bについては、step2へ移行する。 【0134】step2は室内側膨張弁動作手段121であり、室内側熱交換器108a,108bの冷媒循環量が適正になるように、室内側膨張弁109a,109bの開度を調節し、step1へ戻る。 【0135】停止状態またはサーモオフ状態である室内機113cについては、step3へ移行する。 【0136】step3は温度検出手段117であり、冷媒温度センサ111a,111b,111cで室内側熱交換器108a,108b,108c出口の冷媒温度Toa,Tob,Tocを検出し、step4へ移行する。 【0137】step4は吐出温度検出手段125であり、吐出温度センサ123により圧縮機101の吐出温度Tdを検出し、step5へ移行する。 【0138】step5は平均温度演算手段118であり、運転状態である室内機113a,113bの冷媒温度Toa,Tobの平均温度Taveを次式より演算し、step6へ移行する。 【0139】 Tave=Σ(運転室内機の冷媒温度)/運転室内機の台数 =(Toa+Tob)/2step6は温度差演算手段119であり、平均冷媒温度Taveと停止状態またはサーモオフ状態である室内機113cの冷媒温度Tocとの温度差Δtを次式より演算し、step7へ移行する。 【0140】 Δt=Tave−(停止またはサーモオフ室内機の冷媒温度) =Tave−Tocstep7で室内側膨張弁109cが全閉の場合には、step8へ移行する。 【0141】step8は冷媒溜まり込み判定手段126であり、Δt≦10Kの場合には、室内側熱交換器108cに冷媒は溜まり込んでいないと判定して、step1へ戻る。 【0142】step8でΔt>10Kの場合には、室内側熱交換器108cに冷媒が溜まり込んでいる可能性があると判定して、step9へ移行する。 【0143】step9も冷媒溜まり込み判定手段126であり、Td<90℃の場合には、温度差Δtは10Kより大きくなったが、これはサイクル変動によるものであり、冷媒の溜まり込みは発生していないと判定して、step1へ戻る。 【0144】step9でTd≧90℃の場合には、室内側熱交換器108cに冷媒が溜まり込んでいると判定して、step10へ移行する。 【0145】step10は室内側膨張弁動作手段121であり、室内側膨張弁109cを500パルス開き、step11へ移行する。 【0146】step11は温度差判定手段128であり、Δt>5Kの場合には、室内側熱交換器108cに溜まり込んだ冷媒の回収が完了していないと判定して、室内側膨張弁109cを500パルス開いたままstep1へ戻る。 【0147】step11でΔt≦5Kの場合には、室内側熱交換器108cに溜まり込んだ冷媒の回収が完了したと判定して、step12へ移行する。 【0148】step12は室内側膨張弁動作手段121であり、停止またはサーモオフ状態の室内機113cの室内側膨張弁109cを全閉にし、step1へ戻る。 【0149】step7で室内側膨張弁109cが全閉でない場合には、step11へ移行する。 【0150】step11、step12の動作は前述の通りである。以上のように本実施例の多室冷暖房装置は、運転状態判定手段116と、温度検出手段117と、吐出温度検出手段125と、平均温度演算手段118と、温度差演算手段119と、冷媒溜まり込み判定手段126と、温度差判定手段128と、室内側膨張弁動作手段121とから構成されており、室内機113a,113b,113cが停止またはサーモオフ状態の場合には、室内側膨張弁109a,109b,109cを全閉にし、冷媒が流れるのを防止する。 【0151】また、運転状態の室内機出口の平均冷媒温度と停止またはサーモオフ状態の室内機出口の冷媒温度との温度差と、吐出温度の2状態量を基に、室内機への溜まり込みを判定し、冷媒が溜まり込んだ場合には、溜まり込んだ室内機のみ室内側膨張弁を開いて冷媒を回収する。そして、温度差を監視することで、冷媒回収の完了を検知し、室内側膨張弁を全閉にする。つまり、冷媒回収の状況に応じて室内側膨張弁の開時間を制御する。 【0152】このことにより、サーモオフ状態の室内機から不必要な暖房能力が出ることを防止できるとともに、冷媒通過音の発生を防止できる。 【0153】また、冷媒が室内側熱交換器に溜まり込んだ場合には、適正量の冷媒を回収することができ、暖房能力低下と圧縮機への液バック量をよりいっそう少なくでき、安定した暖房運転を維持できる。 【0154】また、サイクル変動に伴い、停止またはサーモオフ状態の室内機出口の冷媒温度が変動した場合でも、冷媒溜まり込みの判定精度を高めることができ、安定した暖房運転ができる。 【0155】(実施例4)本発明の実施例4を図7,図8,図9を用いて説明する。尚、本発明の実施例3と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。 【0156】図7は本発明の実施例4による多室冷暖房装置の冷媒サイクル図である。図8は同実施例の多室冷暖房装置の暖房運転時の室内機の動作フローチャートである。図9は同実施例の多室冷暖房装置の運転室内機出口平均冷媒温度と停止またはサーモオフ状態の室内機出口冷媒温度との温度差に応じた室内側膨張弁の開度を示す図である。 【0157】図7において、130は室内側膨張弁開度制御手段であり、停止またはサーモオフ状態の室内機113a,113b,113cに冷媒が溜まり込んだ場合に、運転状態の室内機出口の平均冷媒温度と停止またはサーモオフ状態の室内機出口の冷媒温度との温度差の値に応じて、室内側膨張弁109a,109b,109cの開度を制御する。 【0158】131は制御装置であり、運転状態判定手段116、温度検出手段117、吐出温度検出手段125、平均温度演算手段118、温度差演算手段119、冷媒溜まり込み判定手段126、室内側膨張弁開度制御手段130から構成されている。 【0159】以上のように構成された多室冷暖房装置において、問題となる暖房運転時について、その動作を説明する。 【0160】冷媒の動作は本発明の実施例1と同じであるため省略し、室内機113a,113b,113cの動作について、図8,図9を参照しながら説明する。 【0161】尚、一例として、室内機113a,113bが運転状態であり、室内機113cが停止状態またはサーモオフ状態の場合について説明する。 【0162】図8において、step1は運転状態判定手段116であり、室内側マイコン112a,112b,112cにより室内機113a,113b,113cの運転状態を判定する。本実施例では、室内機113a,113bが運転状態であり、室内機113cが停止状態またはサーモオフ状態であると判定する。 【0163】運転状態である室内機113a,113bについては、step2へ移行する。 【0164】step2は室内側膨張弁開度制御手段130であり、室内側熱交換器108a,108bの冷媒循環量が適正になるように、室内側膨張弁109a,109bの開度を調節し、step1へ戻る。 【0165】停止状態またはサーモオフ状態である室内機113cについては、step3へ移行する。 【0166】step3は室内側膨張弁開度制御手段130であり、室内側膨張弁109cを全閉にして冷媒の流れを止め、step4へ移行する。 【0167】step4は温度検出手段117であり、冷媒温度センサ111a,111b,111cで室内側熱交換器108a,108b,108c出口の冷媒温度Toa,Tob,Tocを検出し、step5へ移行する。 【0168】step5は吐出温度検出手段125であり、吐出温度センサ123により圧縮機101の吐出温度Tdを検出し、step6へ移行する。 【0169】step6は平均温度演算手段118であり、運転状態である室内機113a,113bの冷媒温度Toa,Tobの平均温度Taveを次式より演算し、step7へ移行する。 【0170】 Tave=Σ(運転室内機の冷媒温度)/運転室内機の台数 =(Toa+Tob)/2step7は温度差演算手段119であり、平均冷媒温度Taveと停止状態またはサーモオフ状態である室内機113cの冷媒温度Tocとの温度差Δtを次式より演算し、step8へ移行する。 【0171】 Δt=Tave−(停止またはサーモオフ室内機の冷媒温度) =Tave−Tocstep8は室内側膨張弁開度制御手段130によって室内側膨張弁109cが冷媒回収制御中であるかどうかの判定ルーチンであり、flag=0の場合には、制御中でないと判定して、step9へ移行する。 【0172】step9は冷媒溜まり込み判定手段126であり、Δt≦10Kの場合には、室内側熱交換器108cに冷媒は溜まり込んでいないと判定して、step1へ戻る。 【0173】step9でΔt>10Kの場合には、室内側熱交換器108cに冷媒が溜まり込んでいる可能性があると判定して、step10へ移行する。 【0174】step10も冷媒溜まり込み判定手段126であり、Td<90℃の場合には、温度差Δtは10Kより大きくなったが、これはサイクル変動によるものであり、冷媒の溜まり込みは発生していないと判定して、step1へ戻る。 【0175】step10でTd≧90℃の場合には、室内側熱交換器108cに冷媒が溜まり込んでいると判定して、step11へ移行する。 【0176】step11は室内側膨張弁開度制御手段130であり、図9に示すように、温度差Δtの値に応じて室内側膨張弁109cの開度を制御する。つまり、温度差Δtが5Kから10Kの間は、室内側膨張弁109cの開度をリニアに調節して、冷媒の回収量をきめ細かく制御する。 【0177】そして、この制御開始と同時にflag=1として、室内側膨張弁109cが冷媒回収制御中であることを記憶し、step12へ移行する。 【0178】step12は冷媒回収制御の解除判定ルーチンであり、Δt>5Kの場合には、室内側熱交換器108cに溜まり込んだ冷媒の回収が完了していないと判定して、step4へもどり、室内側膨張弁109cの冷媒回収制御を繰り返す。 【0179】step12でΔt≦5Kの場合には、室内側熱交換器108cに溜まり込んだ冷媒の回収が完了したと判定して、step13へ移行する。 【0180】step13でflag=0として、室内側膨張弁109cの冷媒回収制御が完了したことを記憶し、step1へ戻る。 【0181】step8で、flag=0でない場合には、室内側膨張弁109cが冷媒回収制御中であると判定して、step11へ移行する。 【0182】step11,step12,step13の動作は前述の通りである。以上のように本実施例の多室冷暖房装置は、運転状態判定手段116と、温度検出手段117と、吐出温度検出手段125と、平均温度演算手段118と、温度差演算手段119と、冷媒溜まり込み判定手段126と、室内側膨張弁開度制御手段130とから構成されており、室内機113a,113b,113cが停止またはサーモオフ状態の場合には、室内側膨張弁109a,109b,109cを全閉にし、冷媒が流れるのを防止する。 【0183】また、運転状態の室内機出口の平均冷媒温度と停止またはサーモオフ状態の室内機出口の冷媒温度との温度差と、吐出温度の2状態量を基に、室内機への溜まり込みを判定し、冷媒が溜まり込んだ場合には、溜まり込んだ室内機のみ室内側膨張弁を開いて冷媒を回収する。このとき、室内側膨張弁の開度を温度差の値に応じて制御する。 【0184】このことにより、サーモオフ状態の室内機から不必要な暖房能力が出ることを防止できるとともに、冷媒通過音の発生を防止できる。 【0185】また、冷媒が室内側熱交換器に溜まり込んだ場合には、冷媒の回収量をきめ細かく制御することにより、暖房能力低下と圧縮機への液バックを防止でき、快適性と信頼性を確保できる。 【0186】また、サイクル変動に伴い、停止またはサーモオフ状態の室内機出口の冷媒温度が変動した場合でも、冷媒溜まり込みの判定精度を高めることができ、安定した暖房運転ができる。 【0187】尚、本発明の実施例1,実施例2,実施例3,実施例4は、冷媒に代替冷媒(例えば、R407C,R410A)を使用した場合でも、同等の効果が得られることは、言うまでもない。 【0188】 【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発明は、室内機が停止またはサーモオフ状態であるか運転状態であるかを判定する運転状態判定手段と、この運転状態判定手段の出力信号が停止またはサーモオフ状態の場合に室内側膨張弁を全閉にする室内側膨張弁動作手段と、室内側熱交換器と室内側膨張弁との間の冷媒温度を検出する温度検出手段と、この出力信号を基に運転状態の室内機の冷媒温度の平均値を演算する平均温度演算手段と、この演算結果と停止またはサーモオフ状態の室内機の冷媒温度との温度差を演算する温度差演算手段と、この温度差演算手段の出力信号を基に冷媒が室内側熱交換器に溜まり込んでいるか判定する冷媒溜まり込み判定手段と、この冷媒溜まり込み判定手段が溜まり込みの信号を出力した場合に室内側膨張弁を所定時間だけ所定開度に開く室内側膨張弁動作手段とを備えることにより、サーモオフ状態の室内機から不必要な暖房能力が出ることを防止できるとともに、冷媒通過音の発生を防止できる。 【0189】また、冷媒が室内側熱交換器に溜まり込んだ場合には、暖房能力低下と圧縮機への液バック量を少なくして、溜まり込んだ冷媒を回収できる。 【0190】また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、圧縮機の吐出温度を検出する吐出温度検出手段を備えることにより、温度差演算手段と、吐出温度検出手段との出力信号を基に冷媒が室内側熱交換器に溜まり込んでいるか判定することにより、サイクル変動に伴い、停止またはサーモオフ状態の室内機出口の冷媒温度が変動した場合でも、冷媒溜まり込みの判定精度を高めることができ、安定した暖房運転ができる。 【0191】また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明に加えて、冷媒溜まり込み判定手段が溜まり込みの信号を出力した場合に、温度差演算手段の出力信号が設定値より大きいか小さいかを判定する温度差判定手段と、この温度差判定手段で設定値より大きいと判定した場合に室内側膨張弁を所定開度開き、設定値より小さいと判定した場合に室内側膨張弁を閉じる室内側膨張弁動作手段とを備えることにより、冷媒が室内側熱交換器に溜まり込んだ場合には、適正量の冷媒を回収することができ、暖房能力低下と圧縮機への液バック量をよりいっそう少なくできる。 【0192】また、請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の発明に加えて、冷媒溜まり込み判定手段が溜まり込みの信号を出力した場合に、温度差演算手段の出力信号に応じて室内側膨張弁の開度を制御する室内側膨張弁開度制御手段を備えることにより、冷媒が室内側熱交換器に溜まり込んだ場合には、冷媒の回収量をきめ細かく制御でき、暖房能力低下と圧縮機への液バックを防止できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004488 【氏名又は名称】松下冷機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年9月10日(1998.9.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−88388(P2000−88388A) |
| 【公開日】 |
平成12年3月31日(2000.3.31) |
| 【出願番号】 |
特願平10−256547 |
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