| 【発明の名称】 |
換気システム |
| 【発明者】 |
【氏名】永野 紳一郎
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| 【要約】 |
【課題】導入外気を汚すことなく、居住空間を狭めることなく、外部風の影響を抑えた室内換気を行えるようにすること。
【解決手段】縦ダクト2、2’、横ダクト3、3’を角形枠状に連結して無端状に換気路1を形成する。縦ダクト2、2’には、外部換気口4a、4b、4a’、4b’を設け、横ダクト3、3’には換気路1に囲まれた被換気空間A内に開口する内部換気口8a、8b、8c、8d、9a、9b、9c、9dを設ける。ダクト内に気流制御用にダンパ5、5’、6a、6b、6a’、6b’、7、7’を設ける。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 換気を必要とする居住空間などの被換気空間の内部と、前記被換気空間の外部とで、ダクトを介して空気の入れ替えを行う換気システムであって、前記ダクトが、前記被換気空間を囲んで、無端状に連通されてなる換気路と、前記ダクトに設けられ、前記被換気空間の外部に連通させられた複数の外部換気口と、前記ダクトに設けられ、前記被換気空間の内部に連通させられた内部換気口と、複数の外部換気口間のダクト内に設けられ、前記ダクト内を開閉するダンパとを有することを特徴とする換気システム。 【請求項2】 換気を必要とする居住空間などの被換気空間の内部と、前記被換気空間の外部とで、チャンバを介して空気の入れ替えを行う換気システムであって、前記チャンバが、前記被換気空間を囲んで、無端状に連通されてなる換気路と、前記チャンバに設けられ、前記被換気空間の外部に連通させられた複数の外部換気口と、前記チャンバに設けられ、前記被換気空間の内部に連通させられた内部換気口と、複数の外部換気口間のチャンバ内に設けられ、前記チャンバ内を開閉するダンパとを有することを特徴とする換気システム。 【請求項3】 換気を必要とする居住空間などの被換気空間の内部と、前記被換気空間の外部とで、ダクトとチャンバとを介して空気の入れ替えを行う換気システムであって、前記ダクトと前記チャンバとが組み合わされて、前記被換気空間の周囲を、無端状に連通されてなる換気路と、前記ダクトに設けられ、前記被換気空間の外部に連通させられた複数の外部換気口と、複数の外部換気口間のダクト内に設けられ、前記ダクト内を開閉するダンパと、前記ダクトおよび前記チャンバの両方に、あるいは前記ダクト若しくは前記チャンバの一方に設けられ、前記被換気空間の内部に連通させられた内部換気口とを有することを特徴とする換気システム。 【請求項4】 請求項2または3記載の換気システムにおいて、前記換気システムは、上下階を有する建築物の室内換気に適用され、前記チャンバは、下階の前記被換気空間の天井側に設けられ、且つ直上階の床下側の躯体に接触させられていることを特徴とする換気システム。 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の換気システムにおいて、前記換気システムは、集合住宅内の複数戸の各戸別に独立した居住空間を被換気空間として、それぞれの前記被換気空間に独立して適用されていることを特徴とする換気システム。 【請求項6】 請求項5に記載の換気システムにおいて、集合住宅内の複数戸の各戸別に独立した居住空間を被換気空間として、それぞれの前記被換気空間に独立して適用されている個々の換気システムが、ダクトおよびチャンバの両方で、あるいはダクト若しくはチャンバのいずれかで、相互に連通可能に無端状に接続されていることを特徴とする換気システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、居住空間などの内外でダクトなどを介して空気の入れ替えを行う換気システムに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、集合住宅用換気システムとしては、集合住宅の床下空間および天井裏空間をチャンバに構成して、このチャンバ内に一旦外気を取込み、このチャンバを介して住戸内の各室に外気を給気する方法が採用されている。 【0003】チャンバ内への外気の取込みは、チャンバの建物外壁に設けた開口部から行っている。厨房レンジやトイレ換気などの換気設備が室内で排気運転されると、室内圧が外部より負圧になり、開口部から外気がチャンバ内に導入される。 【0004】また、天井裏側に設けた天井チャンバと、床下側に設けた床下チャンバとを、通気用の隙間を設けた内壁で上下に連結させ、上下のチャンバ間の空気流動を壁の隙間を介して行わせる換気システムも提案されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記従来構成の換気システムは、天井裏空間、床下空間をそのままチャンバとして利用する構成であるため、給排気用のダクトを取り回す手間が省け、住戸内居室のレイアウトに対してフレキシブルな換気設計が行えるなどの点で有用である。 【0006】チャンバに利用する天井裏空間は、柱や梁などの連結部が隠されている空間であり、また電線管やダクトが張り巡らされ、時には天井照明用器具の設置場所としても利用される空間である。床下空間も、基礎部が隠されている空間であり、また種々の外部配管が横走りさせられている空間である。 【0007】かかる天井裏空間、床下空間は、一般に天井板あるいは床板などで隠された空間で、一般的には、設計当初より清掃が行えるように配慮される空間ではなく、塵や埃が積もり易い箇所である。 【0008】そのため、天井裏空間や床下空間をチャンバとして利用する従来構成では、かかる空間内の埃や塵なとが、チャンバ内に導入した外気を汚染することとなる。チャンバを介して室内に給気するに際しては、天井裏空間や床下空間の埃などが混じった外気が給気されることとなる。折角新鮮な外気を室内に導入して換気を行おうとするにもかかわらず、塵などで汚染された外気が室内に給気されるのでは、換気本来の意義が薄れ、さらには健康上の悪影響も十分に考えられる。 【0009】また、天井裏空間や床下空間では、上記の如く電線管やダクトなど種々の物が置かれているため、これらの物がチャンバ内に導入された外気の流れを阻害する障害物となる。そのため、天井裏空間などをそのまま利用する限りは、例えダンパを設けても、チャンバ内に導入した外気を所望方向に流したりするなどの気流制御は困難である。 【0010】前記従来構成の換気システムでは、外気取り入れ用のチャンバの開口部は、建物外壁に開口させられ、開口部内側はそのまま広い天井裏空間、あるいは床下空間となっている。そのため、例えば、外部の風が開口部に向けて吹き付けるような場合には、チャンバ内に勢いよく吹き込んだ外気が埃などを巻上げて、その埃が勢いよく室内に給気される場合もある。 【0011】このように、前記の従来構成の換気システムでは、外部風の風向、風速の影響をまともに受けやすく、計画的な換気設計を行うことは難しい。 【0012】また、床下空間をそのまま利用した床下チャンバと、天井裏空間をそのまま利用した天井チャンバとを、通気用の隙間を内部に設けた壁で連結する換気システムでは、通気用の隙間を設ける分内壁が厚くなり、一定容積内に所定戸数の居住空間を構成する集合住宅などでは、その分利用可能な室内空間がどうしても狭くなるという問題点も発生する。 【0013】また、耐力壁構造などを採用する耐震性を重視した建築物では、使用する壁強度が重要で、かかる内部に通気用の隙間を設ける壁はかかる隙間のない壁に比べて強度面での不安もあり、積極的に使用しがたいという問題点もある。 【0014】本発明の目的は、導入外気を汚すことなく、居住空間を狭めることなく、外部風の影響を抑えた室内換気を行えるようにすることにある。 【0015】 【課題を解決するための手段】本発明は、換気を必要とする居住空間などの被換気空間の内部と、前記被換気空間の外部とで、ダクトを介して空気の入れ替えを行う換気システムであって、前記ダクトが、前記被換気空間を囲んで、無端状に連通されてなる換気路と、前記ダクトに設けられ、前記被換気空間の外部に連通させられた複数の外部換気口と、前記ダクトに設けられ、前記被換気空間の内部に連通させられた内部換気口と、複数の外部換気口間のダクト内に設けられ、前記ダクト内を開閉するダンパとを有することを特徴とする。 【0016】本発明は、換気を必要とする居住空間などの被換気空間の内部と、前記被換気空間の外部とで、チャンバを介して空気の入れ替えを行う換気システムであって、前記チャンバが、前記被換気空間を囲んで、無端状に連通されてなる換気路と、前記チャンバに設けられ、前記被換気空間の外部に連通させられた複数の外部換気口と、前記チャンバに設けられ、前記被換気空間の内部に連通させられた内部換気口と、複数の外部換気口間のチャンバ内に設けられ、前記チャンバ内を開閉するダンパとを有することを特徴とする。 【0017】本発明は、換気を必要とする居住空間などの被換気空間の内部と、前記被換気空間の外部とで、ダクトとチャンバとを介して空気の入れ替えを行う換気システムであって、前記ダクトと前記チャンバとが組み合わされて、前記被換気空間の周囲を、無端状に連通されてなる換気路と、前記ダクトに設けられ、前記被換気空間の外部に連通させられた複数の外部換気口と、複数の外部換気口間のダクト内に設けられ、前記ダクト内を開閉するダンパと、前記ダクトおよび前記チャンバの両方に、あるいは前記ダクト若しくは前記チャンバの一方に設けられ、前記被換気空間の内部に連通させられた内部換気口とを有することを特徴とする。 【0018】前記換気システムは、上下階を有する建築物の室内換気に適用され、前記チャンバは、下階の前記被換気空間の天井側に設けられ、且つ直上階の床下側の躯体に接触させられていることを特徴とする。 【0019】前記換気システムは、集合住宅内の複数戸の各戸別に独立した居住空間を被換気空間として、それぞれの前記被換気空間に独立して適用されていることを特徴とする。 【0020】集合住宅内の複数戸の各戸別に独立した居住空間を被換気空間として、それぞれの前記被換気空間に独立して適用されている個々の換気システムが、ダクトおよびチャンバの両方で、あるいはダクト若しくはチャンバのいずれかで、相互に連通可能に無端状に接続されていることを特徴とする。 【0021】上記構成の本発明では、換気を必要とする居住空間などの被換気空間の周囲をダクトで囲むように無端状に連通させられて構成した換気路に、ダクトに設けた外部換気口から外気をダクト内に導入して、この外気をダクトの内部換気口から被換気空間内に給気する。かかる構成を、ダクトに代えてチャンバを使用してもよい。 【0022】あるいは、ダクトとチャンバとを組み合わせて、被換気空間の周囲を無端状に連通させて構成した換気路に、ダクトに設けた外部換気口から外気を換気路内に導入して、さらにチャンバに設けた内部換気口からその外気を被換気空間の居住空間などに給気する。 【0023】そのため、上記従来構成の換気システムとは異なり、そのまま床下空間、天井裏空間を利用したチャンバが換気路内に設けられることはなく、導入した外気が天井裏空間、床下空間などに積もった埃などで汚染されることはない。 【0024】本発明の構成では、換気路が無端状に連通させられ、換気路を構成するダクトに複数の外部換気口が設けられているため、一方の外部換気口から入った外気を、換気路内を経由して他方の外部換気口から排気させることができ、換気路に端部を設けた場合(非無端状に構成した場合)に比べて、吹き溜まりなとができず自然換気が円滑に行える。 【0025】さらに、本発明の構成では、外気導入に使用する外部換気口はダクトに設けられているため、チャンバとして利用する天井裏空間、あるいは床下空間に、いきなり開口部が通じる従来構成とは異なり、外部風が外部換気口に強く吹き込んでもダクト内を経由する間に外気の勢いが抑えられ、外部風の風速の影響をなくすことができる。 【0026】本発明では、換気路を構成するダクトに複数の外部換気口が設けられ、外部換気口間に開閉可能なダンパが設けられているため、ダンパの開閉制御を行うことにより気流制御が容易に行える。気流制御を行うことにより、被換気空間内の空気の汚れなどに応じて適切な換気が行える。 【0027】例えば、被換気空間内の空気の汚れがそれ程でないときは、被換気空間内への外気の導入を少なく抑えることができる。熱、塵埃、ホルムアルデヒドやTVOCなどの室内空気汚染物質、タバコの煙、臭気などで被換気空間内の空気の汚れが大きいときは、被換気空間内への外気導入を多くして、これらの汚染物質の速やかな排気を行うこともできる。 【0028】また、換気が必要でないときは、ダンパ調整により被換気空間内への給気を止めることもできる。 【0029】上記換気路は、被換気空間の周囲を無端状に囲んで構成すればよく、例えば、角形枠状に、あるいは楕円、円形などの輪環状に、あるいは三角形、五角形などの多角形状の種々の形状に構成することができる。要は、換気路内が無端状に連通できるように構成されておればよく、その形状を限定する必要がない。 【0030】上記被換気空間の周囲に無端状に取り回したダクトにチャンバを接続して、全体を無端状に連通させた換気路に構成してもよい。特にチャンバを接続させる場合には、天井側にチャンバを設け、このチャンバを直上階の居住空間の床下側に相当する躯体に接触させるようにしておけば、躯体蓄熱用として使用することができる。 【0031】例えば、夏期、チャンバ内に朝方の冷えた外気を導入して、居住空間の床下側の躯体を冷やしておく。日中気温が上昇しても、予め床下側が冷やされているので、冷やさない場合に比べて、日中の冷房運転の熱負荷を低減させることができる。 【0032】かかる換気路を構成するダクトなどは建物の壁内に埋め込んでおけばよいが、建物外側にダクトの一部または全体が露出するようにしても一向に構わない。要は、被換気空間の周囲を囲むように構成されていればよい。 【0033】なお、本発明の換気システムでは、天井裏空間などをそのまま換気路の一部として使用するのではないため、施工後に適宜ダクトやチャンバを清掃して、被換気空間内へ導入する外気がダクト内などの埃で汚染されることがないように、チャンバの配設、構成などを清掃し易い構成にしておくことが望ましい。 【0034】上記説明では、本発明の換気システムを使用して自然換気を行う場合について説明したが、外部換気口には太陽電池を電源とする換気扇を設けて、外気の吸気、排気とを自然エネルギーを使用して行う強制換気システムに構成してもよい。 【0035】本発明の換気システムは、戸建住宅でも、集合住宅でも、いずれの場合にも適用できる。集合住宅の独立した各戸に、それぞれ独立して適用してもよいし、あるいは、各戸に独立して適用した換気システム間をダクトなどで無端状に連通させて、全体として集合住宅全体に適用する大きな一つの換気システムに構成してもよい。勿論、上記住宅以外でも、オフィスビルなどにも適用できる。 【0036】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。 【0037】(実施の形態1)図1は、被換気空間Aの周囲に無端状に換気路1が構成されている様子を示す断面図である。 【0038】図1に示す場合には、換気路1は、被換気空間Aの両側を垂直方向に配設した縦ダクト2、2’と、被換気空間Aの天井側、床下側を横方向に配設した横ダクト3、3’とが、被換気空間Aの外側周囲を角形枠状に囲むよう連結され、ダクト内部を無端状に連通させて構成されている。 【0039】なお、被換気空間Aとしては、戸建あるいは集合住宅の居室空間などを想定すればよい。 【0040】被換気空間Aの両側に設けた縦ダクト2、2’には、両端側に短管状の外部換気口4a、4b、4a’、4b’がそれぞれ設けられている。外部換気口4a、4b間と、外部換気口4a’、4b’とを連絡するダクト内には、縦ダクト2、2’内の気流の流れを必要に応じて遮断することができるように、開閉可能に構成されたダンパ5、5’がそれぞれ設けられている。 【0041】縦ダクト2、2’と、横ダクト3、3’が角形枠状に連結されて構成される換気路1の4隅に相当するダクト内にも、図1に示すように、ダンパ6a、6b、6a’、6b’とがそれぞれ設けられている。 【0042】外部換気口4a、4a’との間、外部換気口4b、4b’との間を連絡する横ダクト3、3’内にも、それぞれダンパ7、7’が設けられている。 【0043】天井側に設けた横ダンパ3、および床下側に設けた横ダンパ3’からは、それぞれ被換気空間A内に向けて開口された短管状の内部換気口8a、8b、8c、8d、9a、9b、9c、9dがそれぞれ設けられている。 【0044】図1に示す場合には、換気路1では、縦ダクト2、2’内、横ダクト3、3’内が、閉じ状態のダンパ5、5’、7、7’でそれぞれ塞がれている。換気路1の4隅部分に設けたダンパ6a、6b、6a’、6b’はそれぞれ開状態にダンパ調整されている。 【0045】被換気空間A内で厨房レンジなどの換気設備の排気運転を行うと、被換気空間A内が負圧になり、外部換気口4aから縦ダクト2内に外気Bが導入される。導入された外気Bは、ダンパ6aを通過して横ダクト3内に至り、さらに内部換気口8a、8bから被換気空間A内に給気される。この様子を矢印で示した。 【0046】同様に、外気Bが、外部換気口4bから縦ダクト2内に入り、ダンパ6b、床下側に設けた横ダクト3’、内部換気口9a、9bを介して、被換気空間A内に給気される。 【0047】一方、被換気空間A内からは、天井側に開口された内部換気口8c、8dを介して、横ダクト3、ダンパ6a’、外部換気口4a’を介して外部に排気されることとなる。 【0048】同様に、被換気空間Aの床側に開口された内部換気口9c、9dを介して、横ダクト3’、ダンパ6b’、外部換気口4b’を介して、被換気空間A内の空気が外部に排気されることとなる。 【0049】図2(a)では、図1に示す構成を有する換気システムを使用して、天井側の換気機能のみを稼動させる場合について示している。 【0050】ダンパ6b、6b’、7は、閉じ状態にされ、ダンパ5、5’、6a、6a’は開状態にされている。ダンパ7’は、閉じ状態でも、開状態でもいずれの状態でも構わない。かかるダンパ調整により、外部換気口4a、4bから導入された外気Bは、被換気空間A内の天井側から給気される。一方、被換気空間A内の汚れた空気は、被換気空間A内の天井側に設けた内部換気口8c、8dから、ダンパ6a’部を通過して、外部換気口4a’、4b’から排気されることとなる。 【0051】図2(b)では、図1に示す構成を有する換気システムを使用して、ダンパ調整により被換気空間A内に天井側から給気し、床側から排気する様子を示している。ダンパ5、5’、ダンパ6a、6b’、7は開状態にされ、ダンパ6b、6a’が閉じ状態にされている。 【0052】かかるダンパ調整により、外部換気口4a、4bから導入された外気Bは、天井側の内部換気口8a、8b、8c、8dから被換気空間A内に給気される。一方、被換気空間A内の汚れた空気は、床下側の内部換気口9a、9b、9c、9dから横ダクト3’内に入り、ダンパ6b’部を経由して外部換気口4a’、4b’から排気される。 【0053】上記説明では、ダンパ調整を完全に閉じた状態、あるいは完全に開けた状態にした場合について説明したが、例えば、風速が強く外気Bが外部換気口4a、4bに吹き込んできても、ダンパ6a、6bを少し閉じ加減のダンパ調整とすることにより、ダクト内気流の速度を落としたり、あるいは風量調整が行える。ダンパ6a’、6b’も同様に閉じ加減にダンパ調整することにより、排気量の調整が行える。 【0054】図3は、図1に示す換気システムの構成に、太陽電池10を電源とする換気扇11を、外部換気口4a、4b、4a’、4b’のそれぞれに設けた様子を模式的に示している。このように構成すれば、太陽光の自然エネルギーを利用することにより、換気扇11による強制換気を行うことができる。 【0055】ダンパ調整は、図1に示す場合と同様に行って、換気扇11により、外部換気口4a、4bから積極的に外気を強制導入する。併せて、被換気空間A内の汚れた空気を、外部換気口4a’、4b’から強制排気する。このように強制換気することにより、上記図1、2で示した自然換気よりは、無風状態でもより積極的に外気Bの導入を図ることができる。 【0056】上記説明では、図1に示す換気路1内に8枚のダンパ5、5、6a、6b、6a’、6b’、7、7’を設ける構成について説明したが、図4(a)の如く、4枚のダンパ5、5’、7、7’を設けた簡単な構成にしてもよい。ダンパ設置箇所、ダンパ数などは、所望の気流制御ができるように適宜決めればよい。 【0057】図4(b)に示す場合には、2枚のダンパ5、5’を設け、且つ外部換気口4a、4b、4a’、4b’の開口部に開閉自在のシャッタ4cを設け、このシャッタ4cの開閉状態とダンパ5、5’の開閉状態との組合せにより、被換気空間A内への外気の給気方向、被換気空間Aからの排気方向の選択が行えるように構成されている。図4(b)では、外部換気口4b、4a’のシャッタ4cが閉じ状態にされている。 【0058】なお、図4では、換気路1に囲まれた被換気空間Aを、簡単のため略矩形箱状に破線表示で示した。例えば、被換気空間Aは、戸建住宅の一つの居住空間として見ることができる。 【0059】上記種々の構成の換気路1は、実際には、建物の外壁、天井裏、床下空間内に格納するようにすればよい。かかる様子を図5に示した。換気路1を構成する縦ダクト2、2’部分は壁C1、C1’内に埋め込まれている。横ダクト3は天井裏空間C2内に、横ダクト3’は床下空間C3内に設けられている。 【0060】図5に示す場合には、天井裏空間C2上、床室空間C3下には、それぞれ躯体Dが設けられている様子を示している。外部換気口4a、4bは、壁C1内への埋め込み深さに合わせて、短管状の長さが設定され、壁C1表面に開口させられている。 【0061】その他の外部換気口4a’、4b’、内部換気口8a、8b、8c、8d、8a’、8b’、8c’、8d’も同様に短管状の長さを適宜設定して、壁面、天井面、あるいは床面に開口させられている。 【0062】図4、5では、戸建住宅の居住空間としての被換気空間Aの周囲に換気路1が設けられている様子を示したが、例えば、かかる構成を複数集合させることにより、集合住宅に本発明の換気システムを適用することができる。この様子を、図6に示した。 【0063】図6(a)に示す場合には、2階建ての集合住宅の戸別にそれぞれ独立した1階部分の居住空間、2階部分の居住空間をそれぞれ被換気空間Aとして、その周囲にそれぞれ換気路1、1’が設けられた様子が示されている。なお、図の居住空間内には、間仕切壁Eが設けられている。 【0064】図6(b)に示す場合には、図6(a)で示した換気路1、1’の縦ダクト2、2’が躯体Dを貫通して連通させられ、1階部分の居住空間、2階部分の居住空間のそれぞれが一つの換気路1に囲まれている。 【0065】なお、以上の説明では、外部換気口4a、4bを外気導入用に、外部換気口4a’4b’を排気用にそれぞれ使用した場合について説明したが、風向きなどの必要に合わせて、外部換気口4a、4bを排気用に、外部換気口4a’、4b’を外気導入用に使用してもよい。かかる点は、以下の各実施の形態でも同様である。 【0066】(実施の形態2)本実施の形態では、図7に示すように、縦ダクト2、2’、横ダクト3、3’が角形枠状に接続され、天井側の横ダクト3から分岐ダクト12が、床下側の横ダクト3’から分岐ダクト13がそれぞれ分岐させられ、全体として無端状に連通させられた換気路1が設けられている。 【0067】図7には、上記構成が分かり易いように、被換気空間Aの図示は省略され、換気路1の構成が示されている。 【0068】分岐ダクト12は、天井側の横ダクト3から回路状に連通させられ、横ダクト3内の気流が分岐ダクト12内を巡って横ダクト3内に戻るように構成されている。分岐ダクト12には、被換気空間A内に向けて複数の内部換気口14が設けられている。 【0069】一方、分岐ダクト13は、床下側の横ダクト3’から回路状に連通させられ、横ダクト3’内の気流が分岐ダクト13内を巡って横ダクト3’内に戻るように構成されている。分岐ダクト13には、被換気空間A内に向けて内部換気口15が開口させられている。 【0070】図7に示す場合には、縦ダクト2、2’内に設けたダンパ5、5’、および横ダクト3、3’内に設けたダンパ7、7’は閉じ状態にされている。ダンパ6a、6b、6a’、6b’が開状態にダンパ調整されている。 【0071】かかるダンパ調整により、外部換気口4aから流入した外気Bは、横ダクト3から分岐ダクト12を巡り、途中内部換気口14から一部が被換気空間A内に給気され、一部が外部換気口4a’から排気されることとなる。 【0072】外部換気口4bから導入された外気Bも、同様に、横ダクト3’内から分岐ダクト13内に入り、一部が床下側から被換気空間A内に供給され、一部が外部換気口4a’から排気されることとなる。 【0073】図8に示す場合には、図7に示すと同様の構成を有する換気システムを使用して、分岐ダクト12を給気用に使用し、分岐ダクト13を排気用に使用する場合について示している。なお、図中、被換気空間Aを破線で示している。 【0074】ダンパ構成は図7に示す場合と同様であるが、ダンパ調整の仕方が変えられている。ダンパ6b、6a’、7がそれぞれ閉じ状態にされている。その他のダンパ5、5’、6a、6b’、7’は開状態にされている。 【0075】被換気空間A内には、外部換気口4a、4bから流入した外気Bが分岐ダクト12の内部換気口14から下方に向けて給気される。一方、被換気空間A内の汚れた空気は、内部換気口15から分岐ダクト13内に入り、外部換気口4a’、4b’から排気されることとなる。 【0076】図9に示す場合には、図7に示す構成で、横ダクト3、3’から左右に分岐ダクト12a、13a、12b、13bを対称的に張り出して分岐させた構成を示している。かかる構成では、縦ダクト2、2’、横ダクト3、3’とから角形枠状に構成された換気路1の左右両側に、被換気空間A、A’が別々に設けられ、個々独立して設けられた被換気空間A、A’内の換気が、上記一つの換気システムで行えるようになっている。 【0077】被換気空間A、A’は、換気路1のうち縦ダクト2、2’、横ダクト3、3’とから角形枠状に形成された枠内中央で仕切る内壁F(図中、斜線で表示)で、それぞれ独立させられた空間に構成されている。 【0078】ダンパ5、5’、6a、6b’、7’は、開状態にされ、その他は閉じ状態にダンパ調整されている。 【0079】被換気空間Aでは、天井側に設けた分岐ダクト12aと、床下側に設けた分岐ダクト12bとが、被換気空間Aを上下に挟むようにして設けられている。縦ダクト2に設けた外部換気口4a、4bから導入された外気Bは、天井側に設けた分岐ダクト12aの内部換気口14a(図中、一部省略)から被換気空間A内に給気される。 【0080】被換気空間A内の汚れた空気は、床下側に設けた分岐ダクト12b内の内部換気口14bを介して、横ダクト3’内に吸気され、縦ダクト2’に設けた外部換気口4a’、4b’から外部に排気される。 【0081】被換気空間A’でも被換気空間A内と同様な換気が行われる。縦ダクト2に設けた外部換気口4a、4bから導入された外気Bは、被換気空間A’の天井側に設けた分岐ダクト13aの内部換気口15a(図中、一部省略)から給気される。 【0082】被換気空間A’内の汚れた空気は、床下側に設けた分岐ダクト13bの内部換気口15bから吸気され、縦ダクト2’に設けた外部換気口4a’、4b’から外部へ排気されることとなる。 【0083】なお、上記構成では、分岐ダクトにダンパを設けない構成を示したが、必要に応じて、分岐ダクト内に開閉可能なダンパを設けるようにしても構わない。 【0084】また、本実施の形態の上記説明では、分岐ダクト12などを横方向に分岐した場合について説明したが、図10に示すような方向で分岐ダクト12cを設けるようにしてもよい。 【0085】(実施の形態3)本実施の形態では、ダクトとチャンバとを互いに連通可能に連結して、全体として無端状に連通させられた換気路を有する換気システムについて説明する。 【0086】図11に示す場合には、天井裏空間に略矩形の扁平箱型に形成されたチャンバ16が設けられている。かかるチャンバ16に対向して、床下空間内にチャンバ17が設けられている。チャンバ17も、略矩形の扁平形に形成されている。両チャンバ16、17には、被換気空間A内に向けて、それぞれ内部換気口16a、17aが設けられている。 【0087】両チャンバ16、17は、図11に示すように、縦ダクト2、2’により連結されて無端状に連通させられた換気路1が構成されている。縦ダクト2、2’には、外部換気口4a、4b、4a’、4b’がそれぞれ設けられている。 【0088】縦ダクト2、2’には、ダンパ18、18’が設けられ、両ダンパ18、18’とも閉じ状態にダンパ調整されている。 【0089】かかるダンパ調整により、外部換気口4a、4bから取り込まれた外気Bは、縦ダクト2内から天井側のチャンバ16内に入り、内部換気口16aから被換気空間A内に給気される。 【0090】被換気空間A内の汚れた空気は、内部換気口17aからチャンバ17内に入り、縦ダクト2’の外部換気口4a’、4b’から排気されることとなる。 【0091】本実施の形態のダクトとチャンバとを組み合わせて、無端状に換気路1を形成する構成としては、例えば、図7に示す構成の分岐ダクト12、13を、図12に示すようにチャンバ19、20に置き換えた構成も考えられる。 【0092】チャンバ19は、略扁平な箱型に構成され、横ダクト3の側方に連通させられている。チャンバ19の被換気空間Aに向けた面には、内部換気口19aが設けられ、外気Bの被換気空間A内への給気口とされている。 【0093】チャンバ20も、略扁平な箱型に形成されて床下空間内に設けられている。横ダクト3’の側方に、チャンバ20は連通させられ、被換気空間Aに向けて、内部換気口20aが設けられている。ダンパ調整の様子は省略したが、図7に示す場合と同様にダンパ調整することにより、内部換気口19aから被換気空間A内に外気Bが給気されることとなる。 【0094】また、図13に示す場合には、縦ダクト2、2’、横ダクト3、3’により角形枠状に形成された換気路1部分の横ダクト3の上にチャンバ16が連通可能に設けられ、横ダクト3’の下にチャンバ17が連通可能に設けられている。 【0095】チャンバ16、17と横ダクト3、3’とは、それぞれ2個の連通孔16b、16c、17b、17cで連通され、チャンバ16、17内を給気が還流できるようになっている。 【0096】縦ダクト2、2’には、外部換気口4a、4b、4a’、4b’がそれぞれ設けられている。チャンバ16はその上面が、直上階の床下側の躯体Dの下面に接触して設けられている。 【0097】日中の外気温の上昇に伴い室温も上昇して冷房が必要となる場合でも、比較的温度の低い朝方の空気をチャンバ16内に積極的に導入し、このチャンバ16に接している躯体Dを予め冷やしておく。日が高くなり気温が上昇すると、室内温度に合わせて冷房運転をすることとなるが、予め躯体Dが冷やされているので、全く躯体Dを冷やしておかない場合に比べて、冷房運転時の熱負荷を軽減することができる。 【0098】逆に、冬期には、室内暖房などで温められた暖気を無端状に連通させた換気路1内を通して躯体Dに接するチャンバ16内に導けば、躯体Dが温められ一種の床暖房として機能させることもできる。例えば、深夜の冷え込みが強くなるときにこの暖気を排気せずにチャンバ16内に滞留させておけば、暖房時の熱負荷を軽減することができる。このように躯体蓄熱用としてチャンバ16を使用することができる。 【0099】さらには、図14(a)に示すように、チャンバ16、17の一端側を縦チャンバ16’で、略コ字形になるように連結し、他端側を縦ダクト2’で上下に連結して無端状に換気路1を構成してもよい。縦ダクト2’とチャンバ16、17との接続部は、破線で表示している。 【0100】チャンバ16、17、縦チャンバ16’には、それぞれダンパ16d、17d、16a’が設けられている。なお、図14(b)には、図4(a)の構成における被換気空間Aを破線表示した。 【0101】(実施の形態4)本実施の形態の換気システムでは、換気路1は、チャンバ16、17の両端側を縦チャンバ16’、17’で無端状に連結して、被換気空間Aの外側を囲むように構成されている。 【0102】図15(a)に示すように、縦チャンバ16’、17’に、外部換気口4a、4b、4a’、4b’がそれぞれ設けられている。チャンバ16、17内には、チャンバ内の仕切り可能なダンパ16d、17dが設けられている。縦チャンバ16’、17’とチャンバ16、17との接合部にも、仕切り可能なダンパ16b’、16c’、17b’、17c’が設けられている。なお、図15(b)には、図15(a)の構成における被換気空間Aの構成を破線表示した。 【0103】本発明は前記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更することができる。 【0104】前記いずれの実施の形態でも被換気空間Aは、一つの空間に構成されていてもよいし、あるいは複数の小空間が集合して構成された大空間に構成されていても構わない。 【0105】例えば、前記実施の形態では、換気路1は略矩形の角張った形状に連結されているが、要は無端状に連通させられておればよく、図16に示すように楕円状、三角形状に形成されていても一向に構わない。近年は、種々形状の空間構成が行われるため、かかる異形空間でも換気が行えるようにすることが求められる。 【0106】図16(a)では、ダクト21が楕円状に形成され、外部換気口22a、22a’、22b、22b’が設けられている。楕円状に形成されたダクト21内側面には、内部換気口23がそれぞれ設けられている。ダクト21内には、ダンパ24が開閉可能に設けられている。 【0107】図16(b)では、ダクト25が三角状に形成されている。外部換気口26a、26a’26b、26b’がそれぞれ設けられている。三角形状に形成された内側面には、内部換気口27が設けられている。ダクト25内には、ダンパ28が開閉可能に設けられている。集合住宅の端部でデザイン的に使用される三角形状に対応することができる。 【0108】前記実施の形態では、被換気空間Aを囲む角形枠状に構成した換気経路1が、被換気空間Aを縦方向に取り回すようにした場合について説明したが、図17に示すように、横方向に、あるいは斜め方向に取り回すようにしてもよい。 【0109】横方向に取り回すように設ける場合には、図17(a)に示すように、外部換気口29を四方に設けることができ、風向きの如何にかかわらず外気取り入れが容易にできるようになる。 【0110】特に斜めに取り回す場合には、図17(b)に示すように、外部換気口30を斜め上方と、斜め下方とに設けるようにして、高低差を設けておけば好ましい。かかる構成とすることにより、外気Bの自然換気が行い易い。 【0111】さらに、図18(a)に示すように、十文字状に交叉させて換気路1を構成するようにしてもよい。このように構成すれば、図18(b)に示すように、例えば2階建ての上階に被換気空間A1、A2、A3、A4としての4室、下階にA5、A6、A7、A8の4室の合計8室を有する集合住宅の室内換気システムに本発明を適用することもできる。 【0112】かかる構成でも、換気路1構成する縦ダクト31、31’には、外部換気口32が複数設けられている。 【0113】上記構成の換気システムでは、合計8室を有する集合住宅に使用するようにしたが、図18(a)に示す構成を一つのユニットと考え、これを適宜数横方向、あるいは縦方向などに互いに連通させるように拡張していけば、適用部屋数をさらに増やすことができる。 【0114】さらには、図18(a)に示す構成を、大きな空間に構成された一つの被換気空間Aに適用するようにしても一向に構わない。 【0115】 【発明の効果】本発明では、天井裏空間や床下空間をそのまま天井チャンバや床下チャンバに使用することがないため、チャンバを通して供給する外気を塵や埃などで汚すことがない。 【0116】本発明では、換気用として構成したダクトを取り回すようにして無端状に連通させて換気路を形成しているため、天井裏空間をそのまま天井チャンバに構成する場合とは異なり、気流の流れにとっての障害物がなく、気流制御が容易に行える。その結果、換気効率の向上も図れる。 【0117】本発明の換気システムでは、天井裏空間や床下空間をそのまま使用することなしに、ダクトやチャンバを構成しているので、清掃を視野にいれた換気路設計ができ、換気に使用する外気などが汚れないようにダクトなどの清掃が行える。 【0118】本発明では、無端状に構成された換気路に、外部換気口が複数設けられているので、外部換気口の一部を外気取り入れ用に、他の外部換気口を排気用に使用して、自然換気を円滑に行うことができる。 【0119】本発明では、換気路のチャンバを直上階の躯体に接触させているので、このチャンバを躯体蓄熱用として使用し、直上階の冷房あるいは暖房時の熱負荷を抑えることができる。その結果、積極的に冷暖房の省エネルギー化を促進した建物設計が行える。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000112668 【氏名又は名称】株式会社フジタ
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| 【出願日】 |
平成10年12月24日(1998.12.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080001 【弁理士】 【氏名又は名称】筒井 大和 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−193283(P2000−193283A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月14日(2000.7.14) |
| 【出願番号】 |
特願平10−367880 |
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