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【発明の名称】 空気循環装置
【発明者】 【氏名】勝樂 芳郎

【氏名】三倉 治

【要約】 【課題】装飾性に優れ、照明にちらつきの影響を与えない室内用の空気循環装置を得る。

【解決手段】上部を天井に固定した筒体の下部と上部に空気の出入り口を設け、その中間内部に電動ファンを設け、筒体に木としての外観を模す。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上部を天井に固定した筒体の下部と上部に空気の出入り口を設け、その中間に電動ファンを設けたことを特徴とする空気循環装置。
【請求項2】 前記筒体に木としての外観を模したことを特徴とする請求項1に記載の空気循環装置。
【請求項3】 空気清浄器を筒体内部に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気循環装置。
【請求項4】 加湿器を筒体内部に設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の空気循環装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気循環装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な空気循環装置としては、例えば、天井に設置する電動ファンがある。この電動ファンは、図4に示すように、天井から減速機付きのモータ1がぶら下げられ、減速機出力軸2には直径約1.2m程度の大きな4枚羽のプロペラ3が、ぶら下がるように取り付けられている。プロペラ3は毎秒2回転程度で回転して、冷房あるいは暖房時の室内の空気循環を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の天井に設置する電動ファンは、以上のような構成となっていたため、プロペラ3が図4のプロペラ3の背後に見える周囲に設置された照明器具4からの照明光を、2×4=8回/秒程度、点滅させる。このため照明光に対する最もちらつきを感じやすい8回/秒程度の影響を与えていた。
【0004】また、大きなプロペラが室内、天井の雰囲気に合わず美観に欠けるものであった。さらに、開放型のため、空気清浄器、加湿器などを付加するのが困難であった。
【0005】本発明は上記のような不具合点を解消するためになされたもので、目立たず照明に対するちらつきの影響を与えず、空気清浄器、加湿器などを付加するのが簡単な空気循環装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の空気循環装置は、上部を天井に固定した筒体の下部と上部に空気の出入り口を設け、その中間に電動ファンを設けたことを特徴とする。
【0007】請求項2の空気循環装置は、筒体に木としての外観を模したことを特徴とする。
【0008】請求項3の空気循環装置は、空気清浄器を筒体内部に設けたことを特徴とする。
【0009】請求項4の空気循環装置は、加湿器を筒体内部に設けたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の空気循環装置について説明する。
【0011】図1は本発明の一実施形態にかかわる空気循環装置の外観図である。図において100は空気循環装置、101は本体を構成する鋼板等で構成された筒体、102は椰子等の葉の外観を模した飾り、103は椰子等の幹の外観を模した飾り、111は飾り101に模した空気の出入り口としての空気吸い込み孔、112は飾り101に模した空気の出入り口としての空気吹き出し孔、120は空気循環のための電動ファンとしての電動シロッコファンである。
【0012】通常運転では電動シロッコファン120の回転により、空気吸い込み孔111より空気を吸い込み、空気吹き出し孔112より空気を吹き出すことにより室内の空気循環を行う。もちろん都合によりシロッコファン120を逆転可能とすれば、風向きも逆となる。
【0013】室内への設置は、筒体101の上部が図示しないねじ止め等の方法で天井構造物201に、同様に筒体101の下部が図示しないねじ止め、あるいは突っ張り等の方法で床202に固定されている。
【0014】空気循環装置の外観は南国の椰子の木そのものであり、例えば飲食業等において南国の店内装飾に似合うものである。全体の外観は椰子の木に限らず、例えば、アメリカ西部劇風の店舗なら、図示しないサボテン等筒体101の形状が生かせて室内装飾に合うものがよい。和風の室内なら、杉の木、松の木が似合うであろう。また打ちっ放しのコンクリート、事務所においては、室内の柱に似せても良い。
【0015】なお、風切り音は空気吸い込み孔111より空気吹き出し孔112の方が大きくなるので、空気吹き出し孔112の大きさを空気吸い込み孔111より大きくすると良い。また、筒体形状に合う静かな電動ファンとして、電動シロッコファン120を使用する。空気吸い込み孔111は、床202から舞い上がった埃を吸い込まないため床間近には設けない方がよい。可動部が表面に出ていないので目立たず、照明に対するちらつきの影響を与えない。
【0016】図2は本発明の一実施形態にかかわる空気循環装置の外観図である。図において121は空気循環のための電動プロペラファンである。この図2の例では、主な用途を空気清浄と加湿においているので、小型の電動プロペラファン121を用いている。130は空気清浄器、140は加湿器である。
【0017】150は温度センサ、160は湿度センサ、170は空気汚れセンサであり、筒体101の床上約120cmにそれぞれ取り付けられている。これまではこれらのセンサを床上約120cmに設置する適当な場所がなかった。これらのセンサは電動プロペラファン121、空気清浄器130、加湿器140、あるいは別途設置の図示しない空調機器へ接続され、人の居住空間を代表する床上約120cmの正確な温度、湿度、空気汚れを検知し、これら接続された機器を制御する。空気清浄器130はフィルタ式、静電式等形式は問わない。加湿器140は超音波式、過熱水蒸気式、自然蒸発式があるが、これも、形式は問わずその選択は設計事項である。
【0018】図3は本発明の一実施形態にかかわる空気循環装置の外観図である。図において111a,112aは筒体101の開口部をそのまま利用した空気吸い込み孔、空気吹き出し孔であり、それぞれ床202、天井構造物201との間に隙間を設ける。開口面積が大きく空気抵抗が少なくて具合がよい。180は筒体101に延在して取り付けられ、その先端にはローラ181が回転自在に取り付けてある。このローラ181は天井構造物201に設けたレール203に沿って動かすことができ、安全のため、ローラ181は固定手段を設けてある。
【0019】さらに、消臭繊維を用いて前記椰子等の葉の外観を模した飾り102を構成したものとしても良く、これにより消臭繊維を大量にスマートに室内に配置できる。空気清浄器130に加えて消臭繊維の働きで、飲食店における雑臭を効果的に消すことができる。市販品として登録商標「セベリス」等がある。これらの繊維は防炎加工しておくことが防災上好ましい。
【0020】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、上部を天井に固定した筒体の下部と上部に空気の出入り口を設け、その中間に電動ファンを設けたので部屋の照明にちらつきの影響を与えない。
【0021】また、請求項2の発明によれば、筒体に木としての外観を模したので装飾性に優れた空気循環装置が得られる。
【0022】また、請求項3の発明によれば、空気清浄器を筒体内部に設けたので、目立たず空気清浄機能のある空気循環装置が得られる。
【0023】また、請求項4の発明によれば、加湿器を筒体内部に設けたので、目立たず加湿機能のある空気循環装置が得られる。
【出願人】 【識別番号】398011228
【氏名又は名称】勝樂 芳郎
【識別番号】599003796
【氏名又は名称】三倉 治
【出願日】 平成10年12月22日(1998.12.22)
【代理人】
【公開番号】 特開2000−193281(P2000−193281A)
【公開日】 平成12年7月14日(2000.7.14)
【出願番号】 特願平10−376366