| 【発明の名称】 |
換気空調装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】橋本 幸和
【氏名】土井 正次
【氏名】山本 格
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| 【要約】 |
【課題】壁掛け式の浴室暖房装置等の換気空調装置において、換気運転時の騒音を低減する。
【解決手段】浴室暖房乾燥装置1の本体ケース2の側面に、本体ケース2の内面から外面に向かって斜め上がりに換気用の吸気穴35を設ける。前記吸気穴35に対向するように、吸込み口16を向けて換気用送風機14を配置する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 換気用送風機と暖房用熱交換器をケース内に納めた換気空調装置において、前記換気用送風機により、浴室内の空気をケース内に吸引するための吸気穴を、ケースの側面若しくは上面に設けたことを特徴とする換気空調装置。 【請求項2】 前記吸気穴は、ケースの側面に設けられたものであって、ケースの内面から外面に向けて斜め上方もしくは斜め後方へ形成されていることを特徴とする請求項1に記載の換気空調装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、換気機能を備えた換気空調装置、特に壁掛け式の換気空調装置に関する。 【0002】 【従来の技術】図11及び図12は従来の壁掛け式の浴室暖房乾燥装置60を示した正面図及び断面図である。この浴室暖房乾燥装置60は換気機能を備えており、換気運転は換気用送風機62を作動させ、浴室内の空気(湿気)を本体ケース61内に吸引し、本体ケース61の背面に設けられた排出口65より屋外に排出することで行っている。浴室壁67に設置された浴室暖房乾燥装置60の本体ケース61の正面には、換気用送風機62と対向させて、浴室内の空気を本体ケース61内に吸引するための吸気穴66が設けられている。そして、本体ケース61の上部には、換気用送風機62が下面から空気を吸引するように横長の姿勢で取り付けられている。換気用送風機62は、モータ63によってシロッコファン(図示せず)を駆動し、浴室内の空気を吸気穴66から本体ケース61内に取り込み、換気用送風機62の下面の吸込み口64より吸引して、背面の排出口65を通して、浴室壁67に設けられた貫通孔68に装着された排気管69より屋外へ排出することで浴室内の換気を行う。尚、浴室壁67の屋外側の貫通孔68の開口周辺には雨滴の浸入を防ぐために屋外フード70が設けられている。また、図11の符号72は、空気吸込口71から本体ケース61内に吸引した空気を暖房用熱交換器(図示せず)で加熱し、室内へ送風するための温風吹出し口である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】浴室内では、浴槽若しくはその周辺の洗い場に対向するように浴室暖房乾燥装置が設置される場合が多い。従来の浴室暖房乾燥装置では、換気運転時に浴室内の空気を本体ケース内に吸引する吸気穴を本体ケースの正面に設けているため、入浴中に換気運転を行うと、換気用送風機にて発生するモータの回転音やシロッコファンの風切り音等による換気用送風機の動作音が、本体ケースの正面に設けられた吸気穴から浴室内にいる入浴者に向けて直接に伝わり、入浴者にとってうるさく感じられ、耳障りであった。 【0004】本発明は上述の技術的問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、換気運転時の騒音を低く抑えた換気空調装置を提供することにある。 【0005】 【発明の開示】請求項1に記載の換気空調装置は、換気用送風機と暖房用熱交換器をケース内に納めた換気空調装置において、前記換気用送風機により、浴室内の空気をケース内に吸引するための吸気穴を、ケースの側面若しくは上面に設けたものである。 【0006】請求項1に記載の換気空調装置によれば、換気用の吸気穴は換気空調装置のケースの側面若しくは上面に設けられており、換気運転時の騒音は、主としてケースの側面若しくは上面に設けられた吸気穴から浴室内に漏れる。従って、換気用送風機のモータ音やファンの風切り音等によって発生する騒音が換気空調装置の前方にいる入浴者に届きにくくなり、入浴者は換気運転時の騒音に煩わされることなく、快適に入浴することができる。また、換気用の吸気穴をケースの側面又は上面に設けることにより、吸気穴の汚れが目立ちにくくなり、換気空調装置の清潔感を高めることができる。 【0007】請求項2に記載の実施態様は、請求項1に記載の換気空調装置において、前記吸気穴が、ケースの側面に設けられたものであって、ケースの内面から外面に向けて斜め上方もしくは斜め後方へ形成されているものである。 【0008】この実施態様では、ケース側面に内面から外面に向けて斜め上方もしくは斜め後方へ吸気穴を設けているので、換気用送風機の騒音は吸気穴から斜め上方もしくは斜め後方に向けて漏れ、入浴者の耳には一層届きにくくなる。 【0009】 【発明の実施の形態】(第1の実施形態) (構造)図1は本発明の一実施形態による浴室暖房乾燥装置1を示す正面図、図2はその内部構造図、図3はその背面図である。まず、この浴室暖房乾燥装置1の構造を主として図2により説明する。この浴室暖房乾燥装置1にあっては、本体ケース2内部の向かって中央部から右側にかけて、配管(コイル)3内を循環する湯などの熱媒と空気を熱交換させて空気を加熱するための熱交換器4を配設している。本体ケース2内部の、熱交換器4の背後空間の上部には、温風吹出用ファン5を納めている。温風吹出用ファン5は、例えば、モータ6によってフロースルー(横流)ファン7を回転させることにより、熱交換器4で加熱された空気を下方から吸引し、上方から温風として浴室内へ吹き出すものである。また、本体ケース2の前面には正面カバー8が着脱自在に取り付けられていて、本体ケース2と正面カバー8によって浴室暖房乾燥装置1のケースが構成されている。正面カバー8の上部には、図1に示すように、温風吹出用ファン5による温風吹出し位置に対応させて温風吹出口9を開口してあり、温風吹出口9の前面上部には上下の風向調整を行なうためのルーバー翼10を設け、温風吹出口9内には左右の風向調整を行なうための複数枚のルーバー羽根11を設けている。さらに、正面カバー8の、熱交換器4と対向する部分には、空気吸込口12が設けられており、空気吸込口12の背面には下方から防塵用のフィルタ13を着脱自在に差し込めるようになっている。 【0010】本体ケース2の向かって左側には、吸込み口16を左方に向けて、換気用送風機14を縦長の姿勢で取り付けている。換気用送風機14は、例えば、薄型のモータ15でシロッコファン(図示せず)を回転させるものである。本体ケース2の左側面には、図4に示すように、複数個の吸気穴35が設けられ、換気運転時は浴室内の空気をこの吸気穴35から本体ケース2内に吸引し、屋外に排出する。換気用の吸気穴35は、図5に断面を示したように、換気用送風機14の騒音が斜め上向きに漏れるように、本体ケース2の内面から外面に向かって斜め上向きに開けられている。尚、図2では、吸込み口16を吸気穴35に対向させて左方に向けて換気用送風機14を設置しているが、吸込み口16を下方に向けて換気用送風機14を設置してもよい。 【0011】また、図3に示すように、排出口17内には、逆風防止用のシャッター18が垂下され、上縁が回動自在に枢支されている。このシャッター18は自重で閉じ、換気用送風機14の風力によって屋外側へ開く。換気用送風機14は、図2に示すように、背面に設けられた取付プレート19を本体ケース2の背面にビス20で止めることにより固定されている。 【0012】そして、本体ケース2の向かって左側端部には、開口21があけられている。この開口21は、換気用送風機14の排出口17の外径よりも十分に大きな開口径(例えば直径100mm)を有するものであって、換気用送風機14は、排出口17を開口21から背面側へ突出させるようにして本体ケース2に取り付けられる。開口21は、換気用送風機14によって左部が塞がれており、取付プレート19の右側では換気用送風機14に塞がれることなく開放され、配管及び電気配線を屋外導出する際に用いられる。 【0013】熱交換器4に配設された配管3の両端は、図2に示すように、開口21の近傍へ導かれている。配管3の一端には、袋ナット等の接続手段により継手管22の一端が接続され、配管3の他端には、熱動弁23を介して継手管22が接続されており、両継手管22の他端は、取付プレート19の下の開口21へ導かれ、連結管(図示せず)と接続されて屋外に導出される。 【0014】また、本体ケース2内の換気用送風機14の前方には、リモートコントローラ(図示せず)からの赤外線信号を受信する受光部24(この受光部24は、運転中や受信確認等の表示を行なう表示機能も備えている)が設けられており、受光部24は正面カバー8の窓25から露出している。本体ケース2の向かって右上方には、コントローラ26が設けられている。 【0015】図3に示すように、本体ケース2の背面には、金属製の支持プレート27を着脱自在に取り付けられるようになっている。すなわち、支持プレート27の上縁から突出した爪部28を本体ケース2の背面に設けられた差込み口29に下方から差し入れ、本体ケース2の凹部30の天井面に突出した突起31を、支持プレート27の水平に屈曲された部分に開口された貫通孔32に上方から差込むことによって本体ケース2が支持プレート27に取り付けられている。なお、33は支持プレート27を壁にネジ止めするための通孔である。 【0016】(使用状態)上記浴室暖房乾燥装置1は、図6に示すように、浴室壁51に取り付けられる壁掛け型となっており、例えば浴槽53の上方の天井54付近において、支持プレート27によって浴室壁(外壁)51に取り付けられる。しかして、熱源機(図示せず)から熱交換器4の配管3へ高温の熱媒を循環させるとともに、温風吹出用ファン5を運転し、比較的低温の温風を浴室暖房乾燥装置1の温風吹出口9から吐出させることにより、浴室内の暖房を行なえる。また、浴室内に衣類52を吊り下げた状態で、浴室暖房乾燥装置1の温風吹出口9から高温の温風を吐出させれば、衣類52を乾燥させることができ、浴室を衣類乾燥室に転用することが可能になる。さらに、換気用送風機14を運転することにより、浴室内の湿気を含んだ空気を屋外に排出して浴室内の換気をすることができる。 【0017】次に、換気運転時の動作について説明する。換気用送風機14の右側面に位置するモータ15で内蔵のシロッコファンを回転させると、本体ケース2の左側面に設けられた吸気穴35より吸込んだ浴室内の空気を換気用送風機14の左側面に位置する吸込み口16から吸引し、背面の排出口17を通して屋外へ排出する。本浴室暖房乾燥装置1にあっては、換気用の吸気穴35を本体ケース2の左側面に設けることによって、換気運転時の騒音は本体ケース2の左側面から漏れる。このようにすれば、従来例のように換気運転時の騒音が本体ケース2の正面から漏れることがなく、入浴者の耳に届きにくくなる。また、図5に示したように、換気用の吸気穴35を本体ケース2の内面から外面に向かって斜め上向きに開けているので、換気運転時の騒音は天井に向けて放出され、浴室内の床側にいる入浴者には一層届きにくくなる。 【0018】(第2の実施形態)図7は本発明の別な実施形態による浴室暖房乾燥装置36を示す内部構造図である。また、図8は浴室暖房乾燥装置36のA−A線断面図である。この浴室暖房乾燥装置36にあっては、本体ケース2の右側面に吸気穴35を設け、図8に示すように、本体ケース2内において、熱交換器4の背後空間の下部、すなわち温風吹出用ファン5の下方に内部隔壁37、38によって左右の連通路39が設けられている。そして、本体ケース2の右側面に開口された吸気口35から吸込んだ浴室内の空気を、熱交換器4の背後に形成した連通路39を通じて左方向に位置している換気用送風機14の吸込み口16に導き、換気用送風機14によって屋外に排出する。浴室暖房乾燥装置36では、連通路39から導入した空気を効率よく吸込み口16より吸込むため、吸込み口16が連通路39の端部開口に対向するように取り付けている。浴室暖房乾燥装置36も換気運転時においては、本体ケース2の右側面に吸気穴35を設けているから、換気用送風機14の騒音は本体ケース2の右側面から漏れるため、入浴者の耳に届きにくくなる。しかも、換気用送風機14と吸気穴35との距離が長くなるので連通路39による消音効果も得られる。 【0019】また、図9に内部構造を示すように、本体ケース2の左右の両側面に吸気穴35を設け、吸込み口16が下方を向くように換気用送風機14を取り付けて、左右の両側面の吸気穴35から吸気をしてもよい。この浴室暖房乾燥装置40では、浴室暖房乾燥装置36と同様に、本体ケース2の右側面に設けられた吸気口35より換気用送風機14の吸込み口16に浴室内の空気を導くために内部隔壁37、38によって連通路39が設けられている。浴室暖房乾燥装置40にあっても、本体ケース2の左右両側面に吸気穴35を設けているから、換気用送風機14の騒音は本体ケース2の両側面から漏れ、入浴者の耳に届きにくくなる。また、施工上の都合により、本体ケース2の側面のうち一方が浴室壁41に塞がれている場合も、他方の吸気穴35より、浴室内の空気を吸引することができる。 【0020】尚、上記各実施形態では、吸気穴35を本体ケース2の側面において内面側から外面側に向けて斜め上がりに形成しているが、本体ケース2の側面に内面側から外面側へ向けて斜め後方へ開口させてもよい。 【0021】(第3の実施形態)図10は本発明のさらに別な実施形態による浴室暖房乾燥装置41の内部構造を示す概略図である。この浴室暖房乾燥装置41にあっては、本体ケース2の上側に吸気穴35を設け、吸気穴35に対向するように吸込み口16を上向きにして換気用送風機14を取り付けている。本浴室暖房乾燥装置41では換気運転時において、本体ケース2の上面に吸気穴35を設けているから、換気用送風機14の騒音は本体ケース2の上面から漏れ、入浴者の耳に届きにくくなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004709 【氏名又は名称】株式会社ノーリツ
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| 【出願日】 |
平成10年12月24日(1998.12.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100094019 【弁理士】 【氏名又は名称】中野 雅房
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| 【公開番号】 |
特開2000−193266(P2000−193266A) |
| 【公開日】 |
平成12年7月14日(2000.7.14) |
| 【出願番号】 |
特願平10−366222 |
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