トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F24 加熱;レンジ;換気




【発明の名称】 空気調和装置
【発明者】 【氏名】竹内 牧男

【要約】 【課題】空気調和装置の外気取入れ制御を、熱負荷を増大させることなく、かつ空気の汚染等真に必要な時にだけ換気できるようにすることにより、快適で省エネ効果の高いものとする。

【解決手段】外気取入れ手段21を備えた空気調和装置1において、室温Tiを検出する室温検出手段31と外気温Toを検出する外気温検出手段32とを設け、室内外の温度関係により外気の取入れ制御を行い、また、空気汚染状態検出手段33を設け、室内空気が所定レベル以上の汚染状態にある場合にのみ積極的に外気を取入れて適切な換気を行うようにすることにより、快適性を損なわず、しかも熱負荷の増大を抑えた省エネルギーで低コストな外気取入れ制御が実現できるようにした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外気取入れ手段(21)を備えた空気調和装置(1)において、外気温(To)を検出する外気温検出手段(32)と、室温(Ti)を検出する室温検出手段(31)と、上記外気取入れ手段(21)を作動制御する外気取入れ制御手段(18)とを設け、上記外気取入れ制御手段(18)は、上記外気温検出手段(32)により検出された外気温(To)と上記室温検出手段(31)により検出された室温(Ti)とが、所定の関係にあることを条件に、上記外気取入れ手段(21)を作動させて外気を取入れるようになっていることを特徴とする空気調和装置。
【請求項2】 冷暖房運転判定手段を設け、冷房運転時には、外気温(To)の方が室温(Ti)よりも所定温度以上低い関係にあることを条件に外気取入れ手段(21)を作動させるようになっていることを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
【請求項3】 冷暖房運転判定手段を設け、暖房運転時には、外気温(To)の方が室温(Ti)よりも所定温度以上高い関係にあることを条件に外気取入れ手段(21)を作動させるようになっていることを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
【請求項4】 冷暖房運転判定手段は、設定目標温度(Ts)と室温(Ti)との関係から冷房又は暖房何れかの運転状態を判定するようになっていることを特徴とする請求項2又は3記載の空気調和装置。
【請求項5】 外気取入れ手段(21)を備えた空気調和装置(1)において、室内空気の汚染状態を検出する空気汚染状態検出手段(33)と、上記外気取入れ手段(21)を作動制御する外気取入れ制御手段(18)とを設け、上記外気取入れ制御手段(18)は、上記空気汚染状態検出手段(33)により検出された室内空気の汚染状態に応じ、上記外気取入れ手段(21)を作動させて外気を取入れるようになっていることを特徴とする空気調和装置。
【請求項6】 空気汚染状態検出手段(33)は、室内空気中のCO2量を検出するCO2センサであることを特徴とする請求項5記載の空気調和装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、外気取り入れ手段を備えた空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に空気調和機等の空気調和装置の運転は、例えば冷房又は暖房何れの場合にも室内を締め切った状態で行われる。したがって、その運転が長時間に亘ると、CO2の増大等により室内の空気が汚れてくるので、外部の新鮮な空気を取り入れることが望まれる。
【0003】このため、従来の空気調和装置の中には、例えばダクトファンを備えた換気ダクト等の外気取入れ手段を併設することによって、上記のような要請に応えるようにしたものが存在する。
【0004】そして、該従来の空気調和装置における上記外気取入れ手段であるダクトファン等の駆動による外気取入れ制御は、単純に室内空気の換気だけを主目的として、その時の室内気温や外気温に関係なく空気調和装置の運転に連動させて外気を取り入れる構成となっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のような単に空気調和装置の運転に連動させただけの外気取入れ制御の場合、例えば冷房運転時において室内温度よりも外気温度の方が高い場合など、室内外の温度関係によっては上記外気温の高さ分だけ冷房運転のための熱負荷が増え、また、場合によっては室内空気が清浄で必ずしも換気の必要のない場合にも不必要に換気することになり、ランニングコストが大きくなる。暖房時にも、またこれと同様のことが言える。
【0006】本願各発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、上記のような外気取入れ手段を備えた空気調和装置の空調運転に連動した外気の取り入れ制御に際し、室内外の温度関係、室内空気の汚染状態等の条件を考慮した適切な外気取入れ制御を実現することにより、快適でエネルギー効率の高い外気取入れ機能を備えた空気調和装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願各発明は、上記の目的を達成するために、それぞれ次のような課題解決手段を備えて構成されている。
【0008】(1) 請求項1の発明この発明の空気調和装置では、外気取入れ手段21を備えた空気調和装置1において、外気温Toを検出する外気温検出手段32と、室温Tiを検出する室温検出手段31と、上記外気取入れ手段21を作動制御する外気取入れ制御手段18とを設けており、上記外気温検出手段32が検出した外気温Toと上記外気温検出手段31が検出した室温Tiとの温度の関係が所定の関係にあることを条件に、上記外気取入れ制御手段18により上記外気取入れ手段21を作動させて外気を取入れるように構成されている。
【0009】したがって、該構成では、室温Tiと外気温To相互の関係を考慮し、その運転状態に応じ、外気取入れを行うと熱負荷が増大するような場合には外気の取り入れが制限されるので、熱負荷の増大が避けられるとともに不快な温度の外気が室内へ流入することが防止され、快適性の向上と省エネルギー効果とが得られる。
【0010】(2) 請求項2の発明この発明の空気調和装置は、上記請求項1の発明の構成において、さらに冷暖房運転判定手段を設け、冷房運転時には、外気温Toの方が室温Tiよりも所定温度以上低い関係にあることを条件に外気取入れ手段21を作動させるように構成されている。
【0011】したがって、冷房運転時には外気温Toの方が室温Tiよりも所定温度以上低い関係にあることを条件に外気取入れ手段21が作動されるようになるため、室温Tiに比べて外気温Toが高い時の熱負荷の増大と室内への暖かい外気の流入とが防止される。
【0012】その結果、冷房運転に適した外気取入れ制御が行われ、より快適で省エネルギーな空気調和作用が実現される。
【0013】(3) 請求項3の発明この発明の空気調和装置は、上記請求項1の発明の構成において、さらに冷暖房運転判定手段を設け、暖房運転時には、外気温Toの方が室温Tiよりも所定温度以上高い関係にあることを条件に外気取入れ手段21を作動させるように構成されている。
【0014】したがって、暖房運転時には外気温Toの方が室温Tiよりも所定温度以上高い関係にあることを条件に外気取入れ手段21が作動されるようになるため、室温Tiに比べて外気温Toが低い時の熱負荷の増大と室内への冷たい外気の流入が防止される。
【0015】その結果、暖房運転に適した外気取入れ制御が行われ、より快適で省エネルギーな空気調和作用が実現される。
【0016】(4) 請求項4の発明上記請求項2又は3の発明の構成において、冷暖房運転判定手段は、設定目標温度Tsと室温Tiとの関係から冷房又は暖房何れかの運転状態を判定するように構成されている。
【0017】したがって、冷房又は暖房運転状態の判定が、その時の設定目標温度Tsと室温検出手段31により検出された実際の室温Tiとの関係から容易かつ正確に判定される。
【0018】(5) 請求項5の発明この発明の空気調和装置は、外気取入れ手段21を備えた空気調和装置1において、室内空気の汚染状態を検出する空気汚染状態検出手段33と、上記外気取入れ手段21を作動制御する外気取入れ制御手段18とを設け、上記外気取入れ制御手段21は、上記空気汚染状態検出手段33により検出された室内空気の汚染状態に応じ、上記外気取入れ手段21を作動させて外気を取入れるように構成されている。
【0019】したがって、室内空気が汚染されている場合には、その汚染状態に応じて積極的に外気が取り入れられて清浄化が図られる一方、室内空気が清浄な場合には、外気が取り入れられないため、不必要な空調温度の変動が抑制されるようになり、実際の空気の汚染状態に対応した適切な換気が行えるようになる。
【0020】(6) 請求項6の発明この発明の空気調和装置は、その空気汚染状態検出手段33として室内空気中のCO2量を検出するCO2センサが用いられており、該CO2センサにより室内空気中のCO2量を検出して空気の汚染状態を判定し、外気取入れ手段21を作動させるように構成されている。
【0021】したがって、室内のCO2発生量が一定量以上になると新鮮な外気が取り入れられ、快適で省エネルギーな換気が適切に行われるようになる。
【0022】
【発明の効果】以上の結果、本願各発明の空気調和装置によると、それぞれ次のような効果を得ることができる。
【0023】(1) 請求項1〜4の発明室内外の温度関係を考慮した適切な外気取入れ制御が実現されるので快適性を損なわず、熱負荷の増大を抑えた省エネルギーな外気取入れ作用が得られる。
【0024】(2) 請求項5,6の発明室内空気の汚染状態に応じた適切な外気取入れが実現されるので、快適性を損なわず、省エネルギーでの空気清浄作用が得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)先ず、図1〜図3は、本願発明の実施の形態1に係る空気調和装置の構成とその外気取入れ制御手段の構成および作用を示すものである(なお、図1および図2の構成は、以下の各実施の形態においても共通に採用される)。
【0026】図1は、この実施の形態の天井埋込型空気調和装置の構成を示す図であり、該空気調和装置は、カセット型の空気調和装置本体(本体ケーシング)1と、該空気調和装置本体1の側部に付設一体化された外気取入れチャンバ20と、上記空気調和装置本体1と上記外気取入れチャンバ20の下面に取り付けられた化粧パネル(天井パネル)2とからなり、上記空気調和装置本体1内には、遠心ファン4および熱交換器5が配設されている一方、上記化粧パネル2には、その中央部に空気吸込口6が、また外周部に空調空気吹出口7および外気吹出口24がそれぞれ形成されている。また、上記外気取入れチャンバ20には、外気取入れダクト22が接続されている。
【0027】上記化粧パネル2の空気吸込口6から吸い込まれた室内の空気は、その空気温度が室内温度センサ31で検出されるとともに、熱交換器5にて冷却あるいは加熱されて調和空気となり、上記空気調和装置本体1内の吹出通路8から化粧パネル2の空気吹出口7を介して室内へ吹き出される。また、外気取入れ時には、外気の温度をダクト部外方の外気温検出センサ32で検出するとともに室内空気の汚れをCO2センサ33で検出し、該検出された外気温度が上記室内温度センサ31で検出された室内温度と所定の関係にあるか、又はCO2濃度が所定レベル以上である時に、上記外気取入れダクト22の途中に設けた外気取入れ用のダクトファン21が作動されて、外気取入れダクト22の先端の外気取入れグリル23から外気を吸込み、上記外気取入れダクト22を介して上記外気吹出口24から室内へ吹き出される。
【0028】なお、上記空気調和装置本体1側の空調空気吹出口7には、吹出空気流の方向を制御する吹出案内羽根9,9が設けられており、該吹出案内羽根9,9は、その角度が任意に可変されるようになっている。
【0029】次に、図2は同装置の外気取入れ制御手段の構成を示すものであり、マイコンからなる制御ユニット18を中心として、その入力ポート側にリモートコントローラ13、室内温度センサ31、外気温検出センサ32、CO2センサ33が接続され、それらから入力されたデータをもとに出力ポート側のダクトファン21、遠心ファン4、冷凍回路15を制御するようになっている。
【0030】次に図3は、この実施の形態1に係る上記図2の外気取入れ制御手段を用いてなされる外気取入れ制御の内容を示すフローチャートである。
【0031】そこで、該図3のフローチャートを参照し、同外気取入れ制御の内容を説明する。
【0032】すなわち、先ずステップS1では、制御データとして、例えば上記室内温度センサ31で検出された室温T1、外気温検出センサ32で検出された外気温To、リモートコントローラ13により設定された目標温度Ts等が入力される。次にステップS2では、上記入力された室温Tiと設定目標温度Tsとの関係から空気調和装置が冷房運転を行っているか暖房運転を行っているかを判定する。室温Tiが設定目標温度Tsよりも高い場合には冷房運転を行っていると判断し、室温Tiが設定目標温度Tsよりも低い場合には暖房運転を行っていると判断する。
【0033】そして、冷房運転である場合にはステップS3に進み、さらに室温Tiと外気温Toとの差Ti−Toをみて、その差が当該冷房運転状態での快適差温ΔTx(冷)以上である場合には外気を取入れても熱負荷の増大や不快感を招かないので、次にステップS4に移り外気取入れファン21を作動させて外気を取入れる一方、Ti−Toが快適差温ΔTx(冷)よりも小さい場合には熱負荷の増大や不快感を招くため、ステップS5に移って逆に外気取入れファン21を停止させる。
【0034】一方、上記ステップS2で暖房運転であると判定された場合には、ステップS6の方に移り、上記外気温Toと室温Tiとの差To−Tiをみて、その差が暖房運転時の快適差温ΔTx(暖)以上である場合には外気を取入れても熱負荷の増大や不快感を招かないので、さらに、ステップS7に移り外気取入れファン21を作動させて外気を取入れる一方、To−Tiが上記快適差温ΔTx(暖)よりも小さい場合には熱負荷の増大や不快感を招くため、次にステップS8に移って上記外気取入れファン21を停止させる。
【0035】このように、本実施の形態の構成によれば、上述の各構成に対応して次のような作用効果が得られる。
【0036】(1) 冷暖房運転判定機能を備え、設定目標温度Tsと室温Tiとの関係から冷房又は暖房何れかの運転状態を判定するように構成されている。
【0037】したがって、冷房又は暖房運転状態の判定が、その時の設定目標温度Tsと室内温度センサ31により検出された実際の室温Tiとの関係から容易かつ適切に判定される。
【0038】(2) 上記冷暖房運転判定機能により冷房運転状態であると判定された時には、外気温Toの方が室温Tiよりも所定温度ΔTx(冷)以上低い関係にあることを条件に外気取入れ用のダクトファン21を作動させるように構成されている。
【0039】したがって、冷房運転時には外気温Toの方が室温Tiよりも所定温度ΔTx(冷)以上低い関係にあることを条件にダクトファン21が作動されるようになるため、室温Tiに比べて外気温Toが高い時の熱負荷の増大と室内への暖かい外気の流入とが防止される。
【0040】その結果、冷房運転に適した外気取入れ制御が行われ、より快適で省エネルギーの空気調和作用が実現される。
【0041】(3) 暖房運転状態であると判定された時には、外気温Toの方が室温Tiよりも所定温度ΔTx(暖)以上高い関係にあることを条件にダクトファン21を作動させるように構成されている。
【0042】したがって、暖房運転時には外気温Toの方が室温Tiよりも所定温度ΔTx(暖)以上高い関係にあることを条件にダクトファン21が作動されるようになるため、室温Tiに比べて外気温Toが低い時の熱負荷の増大と室内への暖かい外気の流入が防止される。
【0043】その結果、暖房運転に適した外気取入れ制御が行われ、より快適で省エネルギーな空気調和作用が実現される。
【0044】(実施の形態2)次に、図4は、上記図1および図2の手段を用いた本願発明の実施の形態2に係る空気調和装置の外気取入れ制御の内容を示すものである。
【0045】該実施の形態の外気取入れ制御手段では、図1および図2のように、上記空気調和装置本体1の空気吸込口6から吸い込まれた空調空気はその汚染状態がCO2センサ33で検出されるようになっているとともに、そのCO2の濃度に応じて上述のダクトファン21が制御されるようになっていることが特徴である。
【0046】そこで、図4のフローチャートに基づいて、同外気取入れ制御の内容について説明する。
【0047】すなわち、先ずステップS1では、制御データとして、上記CO2センサ33により検出されたCO2濃度が制御ユニットに入力される。次にステップS2では、該入力されたCO2濃度をみて、同CO2濃度が汚染判定濃度ΔCより高ければ室内空気が汚れていると判断し、ステップS4に進んで上記ダクトファン21を作動させて外気を取入れる一方、CO2濃度が上記汚染判定濃度ΔCより低ければ室内空気は特に換気する必要がないと判断し、ステップS4に移って上記ダクトファン21を停止させる。
【0048】このように、本実施の形態の構成では、その空気汚染状態検出手段として室内空気中のCO2濃度を検出するCO2センサ33が用いられており、該CO2センサ33により室内空気中のCO2濃度を検出して空気の汚染状態を判定し、外気取入れ手段としてのダクトファン21を作動させるように構成されている。
【0049】したがって、CO2発生量が一定濃度以上になると、自動的に外気が取り入れられるようになり、快適で省エネルギーな換気が適切に行われるようになる。
【0050】(実施の形態3)さらに、図5は、本願発明の実施の形態3に係る空気調和装置の外気取入れ制御の内容を示している。
【0051】この実施の形態の外気取入れ制御は、上記実施の形態1の制御と実施の形態2の制御を組合せたことを特徴としている。
【0052】すなわち、先ずステップS1では、制御データとして、上記室内温度センサ31で検出された室温Ti、外気温検出センサ32で検出された外気温To、CO2センサ33で検出されたCO2濃度、リモートコントローラ13により設定された設定目標温度Tsが制御ユニットに入力される。次にステップS2では該入力された室温Tiと設定目標温度Tsの関係により空気調和装置が冷房運転を行っているか暖房運転を行っているかを判定する。そして、室温Tiが設定目標温度Tsよりも高い場合は冷房運転を行っていると判断する一方、室温Tiが設定目標温度Tsよりも低い場合は暖房運転行っていると判断する。
【0053】その結果、冷房運転である場合はステップS3に進み、上記室温Tiと外気温Toの差Ti−Toをみて、その差が当該冷房運転時の快適差温ΔTx(冷)以上である場合には外気を取入れても熱負荷の増大や不快感を招かないので、ステップS4に進み、上記ダクトファン21を作動させて外気を取入れる一方、Ti−Toが快適差温ΔTx(冷)よりも小さい場合には熱負荷の増大や不快感を招くため、ステップS5に移り、さらにCO2濃度をみて、その時の空気の汚染状態から特に換気の必要があると判断される場合のみ外気を取入れるようにする。
【0054】すなわち、CO2濃度が汚染判定濃度ΔCより高い場合には換気が必要であるので、ステップS4に進んでダクトファン21を作動させる。他方ステップS5でCO2濃度が汚染判定濃度ΔC以下であれば換気の必要は特にないと判断し、ステップS6に進んでダクトファン21を停止させる。
【0055】一方、上述のステップS2で暖房運転状態であると判定された場合には、次にステップS7に移り、外気温Toと室温Tiとの差To−Tiをみて、その差が当該暖房運転時の快適差温ΔTx(暖)以上である場合には外気を取入れても熱負荷の増大や不快感を招かないので、続いてステップS8に移りダクトファン21を作動させて外気を取入れる。一方、To−Tiが快適差温ΔTx(暖)よりも低い場合には熱負荷の増大や不快感を招くため、次にステップS9に進み、その時の空気中のCO2濃度をみて、CO2発生濃度が高く、その面から特に換気の必要がある場合にのみ外気を取入れるようにする。すなわち、CO2濃度が汚染判定濃度ΔCよりも高い場合には換気が必要であるとしてステップS8に進み、上記ダクトファン21を作動させて外気を取入れる。他方ステップS9でCO2濃度が汚染判定濃度ΔC以下であると判定されれば換気の必要はとくにないと判断して、ステップS10に進んで上記ダクトファン21を停止させる。
【0056】このように、本実施の形態の構成によれば、冷房又は暖房時における不必要なダクトファン駆動による室内への不快な温度の外気の流入が制限されるとともに熱負荷の増大も抑えられ、かつ必要に応じて室内空気の汚染度が高い時には換気がなされて室内空気が清浄に保たれるので、室内空気の快適性を十分に向上させながら、しかも十分な省エネルギー状態での空調機制御作用を実現することができる。
【出願人】 【識別番号】000002853
【氏名又は名称】ダイキン工業株式会社
【出願日】 平成10年10月15日(1998.10.15)
【代理人】 【識別番号】100075731
【弁理士】
【氏名又は名称】大浜 博
【公開番号】 特開2000−121132(P2000−121132A)
【公開日】 平成12年4月28日(2000.4.28)
【出願番号】 特願平10−293210