| 【発明の名称】 |
空気調和機 |
| 【発明者】 |
【氏名】猿橋 浩一
【氏名】宮内 拓
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| 【要約】 |
【課題】脱衣室に換気ファンを設けない場合でも脱衣室の換気を行うことができる空気調和機を提案する。
【解決手段】温水エアコン10は、暖房や乾燥、換気を図る浴室100及び脱衣室102の天井裏に配置された室内ユニット16、18などから成る室内機、室外に設置される室外機14、脱衣室102内の内壁面に設置されるメインリモコン104M、台所などの離れた所に設置されるサブリモコン104S等によって構成されている。脱衣室102の換気を行う場合には、浴室100の換気を行うとともに、脱衣室102内の空気を循環させる。このため、図中矢印B方向へ脱衣室102内の空気が流れ、この空気が換気用のダクト82から排気されるので、脱衣室102内が換気される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 空気の連通する空気口を有して隣接配置された浴室及び脱衣室の空気調和を図る空気調和機において、前記脱衣室内の空気を循環させる送風手段と、前記浴室内の空気を屋外へ排気する排気手段と、を備え、前記排気手段により前記脱衣室内の空気を前記空気口及び前記浴室を介して屋外へ排気することにより、前記脱衣室の換気を行うことを特徴とする空気調和機。 【請求項2】 前記脱衣室内の換気を行う場合、前記送風手段及び前記排気手段を駆動することを特徴とする請求項1記載の空気調和機。 【請求項3】 前記浴室内の暖房運転を行っている場合、前記脱衣室内の換気を禁止する禁止手段をさらに有する請求項1または請求項2に記載の空気調和機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に係り、詳細には、浴室及び脱衣室の換気を行うことができる空気調和機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、居室等には室内の空気調和を図る空調装置(以下「エアコン」という)が設けられるのが一般的となっているが、近年では浴室や脱衣室などもエアコンを設置することが望まれる場合がある。このような要求はエアコンの小型化、低価格化、省エネルギー化が進み、エアコンが普及するに従って多くなっている。 【0003】また、従来より、浴室にはカビ等が生えやすいため、このカビ等を防止するために浴室の換気を行うのが一般的となっているが、最近では浴室の他に脱衣室の換気を行いたいという要望も多い。ところが、従来においては脱衣室の換気を行う場合には、脱衣室専用に換気ファンを設けていたため、換気ファンの施工等を含めてコストがかかるという問題がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、脱衣室に換気ファンを設けない場合でも脱衣室の換気を行うことができる空気調和機を提案することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は、空気の連通する空気口を有して隣接配置された浴室及び脱衣室の空気調和を図る空気調和機において、前記脱衣室内の空気を循環させる送風手段と、前記浴室内の空気を屋外へ排気する排気手段と、を備え、前記排気手段により前記脱衣室内の空気を前記空気口及び前記浴室を介して屋外へ排気することにより、前記脱衣室の換気を行うことを特徴としている。 【0006】請求項2に記載の発明は、前記脱衣室内の換気を行う場合、前記送風手段及び前記排気手段を駆動することを特徴としている。 【0007】請求項3に記載の発明は、前記浴室内の暖房運転を行っている場合、前記脱衣室内の換気を禁止する禁止手段をさらに有することを特徴としている。 【0008】請求項1記載の発明によれば、浴室及び脱衣室は空気の連通する空気口を有して隣接配置されている。そして、脱衣室の換気を行うにあたっては、排気手段により、脱衣室内の空気を空気口及び浴室を介して屋外へ排気する。すなわち、排気手段により浴室内の空気が吸引されると、空気口から脱衣室の空気も吸引されて屋外へ排気される。これにより、浴室内の換気が図られるとともに、脱衣室内の換気をも行うことができる。このため、脱衣室に換気を行うためのファンを設ける必要がない。 【0009】また、脱衣室の換気を促進させるために、請求項2記載の発明のように、脱衣室内の換気を行う場合には、前記送風手段及び前記排気手段を駆動することが望ましい。このようにすれば、送風手段により脱衣室内の空気が循環されるので、脱衣室から浴室への空気の流れがよくなり、効率よく脱衣室の換気を行うことができる。 【0010】ところで、冬などにおいて浴室を暖房して入浴している場合に脱衣室の換気を行うと、上記のように浴室の換気も同時に行われるため、冷風感を感じてしまう。そこで、請求項3記載の発明のように、浴室内の暖房運転を行っている場合には、脱衣室内の換気を禁止手段により禁止することが望ましい。これにより、入浴中でも浴室内の換気を行うことがないため、入浴中に冷風感を感じさせてしまうことがない。なお、浴室の暖房運転は温水を用いて行うようにしてもよい。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。 【0012】図1には、温水エアコン10を浴室100及び脱衣室102に適用した場合の概略構成が示されている。図1に示されるように、温水エアコン10は、暖房や乾燥、換気を図る浴室100及び脱衣室102の天井裏に配置された室内ユニット16、18などから成る室内機12、室外に設置される室外機14、脱衣室102内の内壁面に設置されるメインリモコン104M、台所など浴室100及び脱衣室102から離れた所に設置されるサブリモコン104S等によって構成されている。 【0013】この温水エアコン10では、温水の循環によって暖房運転を行う。図2に示す如く、温水エアコン10の室内ユニット16、18には、温水が循環される温水用の熱交換器である放熱器20、22がそれぞれ備えられている。 【0014】室内ユニット16、18の放熱器20、22は、例えばフレキシブルな温水配管(以下、「温水チューブ」という)30A、30Bを介して室外機14に接続されている。一方の温水チューブ30Aは、室外機14の温水入口ニップル56Aへ接続され、他方の温水チューブ30Bは、室外機14の温水出口ニップル56Bへ接続されている。 【0015】また、室内機12の側では、温水チューブ30Bが温水入口ニップル66Aへ接続され、この温水入口ニップル66Aから温水開閉弁68を介して放熱器17、18に接続され、温水チューブ30Aが温水出口ニップル66Bを介して放熱器17、18に接続されている。また、室外機14内では、温水出口ニップル56Bが、温水熱交換器64、ポンプ62及びプレッシャタンク60を介して温水入口ニップル56Aに接続されており、これによって、室内機12と室外機14との間で密閉された温水の循環路が形成されている。 【0016】なお、図2においては図示は省略したが、室内ユニット16の温水の入口及び出口には循環する温水の温度を検出する温水入口センサ32、温水出口センサ34が、室内ユニット18の温水の入口及び出口には温水入口センサ36、温水出口センサ38がそれぞれ設けられている。 【0017】室外機14には、機外から燃焼用のガスが供給されるガスバーナー70が設けられており、このガスバーナー70によって温水熱交換器64を加熱することにより、温水熱交換器64内を通過する水から温水を生成する。なお、ガスバーナー70は、ガス電磁弁180A、180B及びガス比例弁182を介してガスが供給される。また、プレッシャタンク60は、プレッシャキャップ58を介してドレインタンク72に接続されており、温水循環路を循環する水(例えば水道水)は、ドレインタンク72を介して排出される。 【0018】温水エアコン10は、暖房運転時には、室外機14のポンプ62及びガスバーナー70を作動させると共に、室内機12に設けている温水開閉弁68を開いて温水を循環させる。このとき、室外機14では、温水熱交換器64と温水出口ニップル56Bの間に設けられている高温サーミスタ(図示省略)の検出温度が約80°C程度の所定温度(例えば82°C)となるように温水熱交換器64を通過する温水を加熱しながら循環させる。なお、温水開閉弁68の開度は、室内温度と設定温度等に応じて設定される。 【0019】室外機14では、水温(温水の温度)が上昇して内圧が所定値(例えば0.9kg/cmU)以上となると、プレッシャキャップ58の圧力弁が作動して、このプレッシャキャップ58に設けている圧力逃がし口から温水をドレインタンク72へ流出させて配管内の圧力上昇を防止する。また、室外機14では、温水の温度が低下して内圧が所定値未満となると、負圧弁が作動してドレインタンク72から水を回収するようになっている。なお、ドレインタンク72から溢れた水は、ドレイン配管接続口から排出される。 【0020】室内ユニット16は図3に示す如く、ケーシング40に囲われたダクト42の中に熱交換器である放熱器20が配置されており、放熱器20の下方には循環ファン44が配置されている。また、ダクト42は吸気口46及び吹出口48が設けられており、循環ファン44が回転駆動されると吸気口46から浴室100内の空気が吸引され、吸引された空気が放熱器20によって加熱されて吹出口48から再び浴室100内へ吹出されるようになっている。これにより室内の空調を行うことが可能となっている。 【0021】さらに、吹出口48の近傍にはフラップ50が設けられており、このフラップ50は図示しない駆動モータにより図中矢印方向へ向きを変えることができるようになっている。すなわち、フラップ50の向きを変えることで室内へ吹出される空気の向きを変えることができるようになっている。なお、このフラップ50の向きは手動によっても変えることができるようになっている。 【0022】また、ケーシング42内には換気用のダクト82が設けられており、一方は浴室100内の空気を吸引するための吸気口84として、他方は吸引した空気を排気するための排気口86として開口されている。ダクト82内には浴室100内を換気するための換気ファン88が配置されており、この換気ファン88が回転駆動することにより浴室100内の空気を吸気口84から吸引し、排気口86から室外へ排気することにより室内の換気が行われる。 【0023】室内ユニット18は図4に示す如く、ケーシング200に囲われたダクト202の中に放熱器22が配置されており、放熱器22の下方には循環ファン204が配置されている。また、ダクト202は吸気口206及び吹出口208が設けられており、循環ファン204が回転駆動されると吸気口206から脱衣室102内の空気が吸引され、吸引された空気が放熱器22によって加熱されて吹出口208から再び浴室100内へ吹出されるようになっている。これにより室内の空調を行うことが可能となっている。 【0024】さらに、吹出口208の近傍にはフラップ210が設けられており、このフラップ210は図示しない駆動モータにより図中矢印方向へ向きを変えることができるようになっている。すなわち、フラップ210の向きを変えることで室内へ吹出される空気の向きを変えることができるようになっている。なお、このフラップ210の向きは手動によっても変えることができるようになっている。 【0025】このように、室内ユニット18は室内ユニット16と異なり、換気用のダクト及び換気ファンが設けられていない。このため、室内ユニット16により脱衣室100の換気ができるように、脱衣室102と浴室100との間の壁面106の下方又はドアに脱衣室102から浴室100へ空気が抜けるようにスリット108による空気口が設けられている。 【0026】また、図3においては図示は省略したが、吸気口46の近傍には、吸引した空気の温度を検出するための吸込温度センサ47が設けられている。同様に、室内ユニット18の吸気口の近傍にも吸込温度センサ49が設けられている。 【0027】図1に示す如く、室内ユニット16と室内ユニット18は電源線110で接続されており、この電源線110から電源(AC100V)が供給されることにより動作する。また、室内ユニット16には、図6に示すようなメインリモコン104M及びサブリモコン104Sがリモコン信号線112を介して接続されている。室内ユニット16は、これらのリモコンからの操作信号に応じて通信線114を介して室外機14に制御信号を送信することにより室外機14を制御するようになっている。 【0028】室内ユニット16は図5に示すように、マイコン120及び外部ROM121を備えたコントロール基板122を備えている。コントロール基板122には、運転用の交流電力(100V)が漏電ブレーカ124を介して供給され、この交流電力は電源トランス126によって所定の電圧に降圧される。なお、電源トランス126には温度ヒューズ128が接続されている。 【0029】また、コントロール基板122には、循環ファン44を駆動するための循環ファンモータ130、換気ファン88を駆動するための換気ファンモータ132が接続されており、この循環ファンモータ130、換気ファンモータ132には運転コンデンサ134、136がそれぞれ接続されている。さらに、循環ファンモータ130は、電源周波数切換部138において、供給される交流電力の周波数に応じて50Hzか60Hzの何れかに切り換えることができるようになっている。 【0030】その他に、コントロール基板122には温水開閉弁68、吸込温度センサ47、温水入口センサ32、温水出口センサ34、メインリモコン104M、サブリモコン104Sが接続されている。 【0031】マイコン120は、メインリモコン104Mまたはサブリモコン104Sから送信された操作信号を受信すると、この操作信号に基づいた空調運転を開始する。すなわち、マイコン120は、メインリモコン104Mまたはサブリモコン104Sによって設定された運転モード及び吸込み温度センサ47により検出された吸込温度に基づいて循環ファン44や温水開閉弁68、室外機14等を制御し、浴室100内が設定温度となるように空調運転を行う。このとき、マイコン120は所定の時間間隔で吸込温度を検出して、この検出結果に基づいて適切な室温が保たれるように制御する。なお、室外機14は、マイコン等を含んで構成されるコントロール基板を備えており、室内ユニット16から通信線114を介して送信される制御信号に基づいて制御されるようになっている。 【0032】また、コントロール基板122には浴室切換入力端子140が設けられており、この端子をジャンパー線142等によりショート(短絡)するか、オープン(開放)にすることにより温水エアコン10を適用する浴室の形体をユニットバスか在来バス(タイル張り等のバス)かを設定することができるようになっている(本実施の形態ではユニットバスに設定されている)。また、外部ROM121には浴室の形体に応じた応じて最適な空調制御を行うための情報が予め記憶されており、この情報に基づいて空調制御を行う。なお、浴室の形体の設定は、ジャンパー線142に限らず、スイッチを設けて切り換えるようにしてもよいし、浴室の形体を外部ROM121に記憶させて、これをマイコン120で読み込むことで切り換えるようにしてもよい。 【0033】室内ユニット18は図6に示すようにマイコン150を備えたコントロール基板152を備えている。コントロール基板152には、運転用の交流電力(100V)が室内ユニット16を介して端子154へ供給され、この交流電力は電源トランス156によって所定の電圧に降圧される。 【0034】また、コントロール基板152には、循環ファン(図示省略)を駆動するための循環ファンモータ158が接続されており、循環ファンモータ158には運転コンデンサ160が接続されている。さらに、循環ファンモータ158は、電源周波数切換部162において、供給される交流電力の周波数に応じて50Hzか60Hzの何れかに切り換えることができるようになっている。 【0035】その他に、コントロール基板152には温水開閉弁68、吸込温度センサ49、温水入口センサ36、温水出口センサ38が接続されている。 【0036】また、コントロール基板152はコントロール基板122と通信線115で接続されており、メインリモコン104Mまたはサブリモコン104Sにより脱衣室102に関する操作がなされるとコントロール基板122から操作信号が送信され、この操作信号に基づいた空調運転を開始する。すなわち、マイコン150は、メインリモコン104Mまたはサブリモコン104Sによって設定された運転モード及び吸込み温度センサ49により検出された吸込温度に基づいて循環ファンモータ158や温水開閉弁68、室外機14等を制御し、浴室100内が設定温度となるように空調運転を行う。このとき、マイコン150は所定の時間間隔で吸込温度を検出し、この検出結果に基づいて適切な室温が保たれるように制御する。 【0037】また、コントロール基板152には換気連動切換入力端子166が設けられており、この端子をジャンパー線168等によりショート(短絡)するか、オープン(開放)にすることにより、換気ファンを接続せずに浴室100の室内ユニット16を利用して換気を行うか、コネクタ170に換気ファンを接続して浴室100と独立して脱衣室102を換気することができるようにするかを設定することができるようになっており(本実施の形態では換気ファンを接続していない)、マイコン150ではそれぞれの設定に応じた空調制御を行うことができるようになっている。なお、ジャンパー線168に限らず、スイッチを設けて切り換えるようにしてもよいし、換気ファンを接続するか否かの情報を外部ROM等に記憶させて、これをマイコン150で読み込むことにより切り換えるようにしてもよい。 【0038】図7には、メインリモコン104Mが示されている。なお、サブリモコン104Sもメインリモコン104Mと同様の構成であり詳細な説明は省略する。メインリモコン104Mには、脱衣室用の換気・涼風スイッチ172及び暖房スイッチ173、浴室用の乾燥スイッチ174、換気スイッチ175及び暖房スイッチ176、切タイマー設定スイッチ177が配置されている。 【0039】メインリモコン104Mでは、脱衣室用の換気・涼風スイッチ172を操作することにより脱衣室102内を換気する換気モードに設定され、暖房スイッチ173を操作することにより脱衣室102内を暖房する暖房モードに設定される。なお、換気・涼風スイッチ172及び暖房スイッチ173は、スイッチを押すごとに風量が「強風」、「弱風」、「切」の状態に順次切り換わるようになっている。 【0040】同様に、浴室用の換気スイッチ175を操作することにより浴室100内を換気する換気モードに設定され、暖房スイッチ176を操作することにより浴室100内を暖房する暖房モードに設定される。さらに、乾燥スイッチ174を操作することにより浴室100内を乾燥する乾燥モードになる。なお、換気スイッチ175及び暖房スイッチ176は、スイッチを押すごとに風量が「強風」、「弱風」、「切」の状態に順次切り換わり、乾燥スイッチ174は、スイッチを押すごとに「衣類乾燥モード」、「壁面乾燥モード」、「切」の状態に順次切り換わるようになっている。 【0041】なお、脱衣室102の換気中は浴室100の暖房を禁止する必要があるので、脱衣室102の換気中は暖房スイッチ176を操作しても受け付けないようになっている。これを示すために、脱衣室102の換気中に暖房スイッチ176を操作した場合は、強風ランプ178を0.5秒間隔で3回点滅させる。逆に、浴室100の暖房中は換気・涼風スイッチ172を操作しても受け付けないようになっており、これを示すために、浴室100の暖房中に換気・涼風スイッチ172を操作した場合は、強風ランプ179を0.5秒間隔で3回点滅させる。 【0042】また、浴室の暖房モードにおいては、風量を強風に設定した場合は主に浴室を予備暖房として暖める場合に適した制御が行われ、弱風に設定する場合は人が入浴中に浴室を暖める場合に適した制御が行われるようになっている。 【0043】さらに、切タイマー設定スイッチ177の右側を押すごとに切タイマー残時間が2時間までは30分ごとに、2時間を越えると1時間ごとに最大4時間まで切タイマーを設定できるようになっており、さらに押すと12時間の切タイマーモードになるようになっている。また、切タイマー設定スイッチ177の左側を押すごとに切タイマー残時間が減っていくようになっている。 【0044】次に、本実施の形態の作用について説明する。 【0045】温水エアコン10では、メインリモコン104M、またはサブリモコン104Sの操作によって運転モード、切タイマー時間等が設定され、該設定に応じた運転モードでの空調運転を開始する。 【0046】以下、ユーザがメインリモコン104Mまたはサブリモコン104Sの換気・涼風スイッチ172を操作して脱衣室の換気運転を選択した場合の換気制御について、図8に示すフローチャートに従って説明する。 【0047】図8に示すステップ300では、換気運転が強風に設定されたか弱風に設定されたかを判断し、強風に設定された場合には、ステップ302で循環ファンモータ158を駆動して、吹出される風が強風となるように脱衣室の循環ファン204を回転させる。これにより、脱衣室102内の空気が吸気口206から吸込まれ、吸込まれた空気が吹出口208から比較的強い風となって吹出される。このため、図1において矢印A方向に脱衣室102内の空気が流れる。なお、換気制御であるので、吸込まれた空気は放熱器22によって加熱されない。 【0048】次に、ステップ304で換気ファンモータ132を駆動して、排気される風が強風となるように浴室の換気ファン88を回転させる。これにより、浴室100内の空気が吸気口84により吸引され、吸引された空気は排気口86より外へ比較的強い風となって排気される。このため、浴室100内が換気される。 【0049】また、浴室100と脱衣室102の間の壁面106の下方はスリット108があるため、図1に示すように、脱衣室102内の空気が浴室100内に吸引されて、図中矢印B方向へ脱衣室102内の空気が流れる。このため、脱衣室102内の空気も吸気口84により吸引され、吸引された空気は排気口86より外へ排気される。このようにして、脱衣室102も浴室100と同時に換気される。このとき、上述したように脱衣室102内の空気は循環されているので、脱衣室102内の空気が浴室100内へ流れやすくなり、効率よく換気することができる。 【0050】弱風に設定された場合には、ステップ306で循環ファンモータ158を駆動して、吹出される風が弱風となるように脱衣室の循環ファン204を回転させる。これにより、脱衣室102内の空気が吸気口206から吸込まれ、吸込まれた空気が吹出口208から比較的弱い風として吹出される。このため、図1において矢印A方向に脱衣室102内の空気が流れる。なお、換気制御であるので、吸込まれた空気は放熱器22によって加熱されない。次にステップ304へ進んで上述の制御が行われる。 【0051】なお、脱衣室102の換気運転を選択した場合には浴室100の換気ファン88は強風に設定されるが、その後換気スイッチ175を操作することにより、弱風に設定することもできる。 【0052】なお、脱衣室102の換気中に暖房スイッチ176を操作した場合は強風ランプ178が0.5秒間隔で3回点滅し、浴室100の暖房を行うことができないことが示される。また、浴室100の暖房中に換気・涼風スイッチ172を操作した場合は、強風ランプ179が0.5秒間隔で3回点滅し、脱衣室102の換気を行うことができないことが示される。このため、浴室100の暖房中(入浴中)に換気されることがないので入浴中の人が冷風感を感じてしまうことがない。 【0053】このように、脱衣室102に換気ファンが無い場合でも、浴室100の換気ファンを用いて脱衣室102の換気を行うことができるので、低コストにすることができる。 【0054】なお、本実施の形態では、脱衣室の換気を行う場合を例に説明したが、これに限らず、居室内を換気する場合にも本発明を適用可能であることは言うまでもない。 【0055】 【発明の効果】以上説明した如く、請求項1記載の発明によれば、脱衣室の換気を行うにあたっては、排気手段により脱衣室内の空気を空気口及び浴室を介して屋外へ排気するので、浴室内の換気が図られるとともに、脱衣室内の換気をも行うことができ、脱衣室に換気を行うためのファンを設ける必要がなく、低コストで済む。 【0056】請求項2記載の発明によれば、脱衣室内の換気を行う場合には、送風手段を駆動するので、脱衣室内の空気が循環され、脱衣室から浴室への空気の流れがよくなるので効率よく脱衣室の換気を行うことができる。 【0057】請求項3記載の発明によれば、浴室内の暖房運転を行っている場合には、脱衣室内の換気を禁止手段により禁止するようにしたので、入浴中でも浴室内の換気を行うことがないため、入浴中に冷風感を感じさせてしまうことがない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年10月19日(1998.10.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100079049 【弁理士】 【氏名又は名称】中島 淳 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−121127(P2000−121127A) |
| 【公開日】 |
平成12年4月28日(2000.4.28) |
| 【出願番号】 |
特願平10−297115 |
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