| 【発明の名称】 |
調理用排気装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】網田 秀晴
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| 【要約】 |
【課題】建物の壁面の美観を損なうことなく調理時に発生する廃ガス、油煙、臭気などを確実に屋外へ排出できる調理用排気装置を提供することを目的とする。
【解決手段】排気送風機8と屋外に連通する排気ダクト13とを連通させる箱状のアダプターユニット10を設け、前記アダプターユニット10の底面部にドレン穴11を設け、ドレン穴11の下方部に油受け容器12を配設したことにより、排気送風機8によって吸気される空気中の油分や水分等を除去し油受け容器12に回収できるため、建物の壁面の美観を損なうことなく、調理時に発生する廃ガス、油煙、臭気を屋外へ排出できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数個のバーナーを有するコンロを上面に配置した調理台の側方部より上方に突出し設けられる中空状の直立筒と、前記コンロの前方側に配置されたバーナーの中心から前記コンロの後方にかけての上方を覆う吸込口を備え、ほぼ水平方向に伸びた中空状の天面部とで形成される逆L字形状のフード本体と、前記直立筒の下方部に吸気口を介して前記吸込口と連通し設けられる箱状の排気送風機と、この排気送風機と屋外に連通する排気ダクトとを連通させる箱状のアダプターユニットとを備え、前記アダプターユニットの底面部にドレン穴を設け、前記ドレン穴の下方部に油受け容器を配設した構成とする調理用排気装置。 【請求項2】 アダプターユニットのドレン穴に排気送風機の運転時には閉じ、排気送風機の運転が終了すると開く開閉手段を設けた請求項1記載の調理用排気装置。 【請求項3】 空気流の風圧により、アダプターユニットのドレン穴を開閉する開閉手段を設けた請求項1記載の調理用排気装置。 【請求項4】 油受け容器に所定量の油分や水分等が溜まるとアダプターユニットのドレン穴を閉じる開閉手段を設けた請求項1記載の調理用排気装置。 【請求項5】 油受け容器の所定重量を検知して使用者に清掃時期を知らす表示ランプを点灯させる検知表示手段を設けた請求項1記載の調理用排気装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、調理時に発生する廃ガス、油煙、臭気などを屋外へ排出する調理用排気装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、調理中に発生する廃ガス、油煙、臭気を屋外に排出する調理用排気装置の普及が進むに伴い、さらに調理時に発生する廃ガス、油煙、臭気の捕集効率を高めることに対する要求が高まってきている。 【0003】従来、この種の調理用排気装置の一例として図6に示されるものが知られていた。以下、その構成について図6を参照しながら説明する。 【0004】図に示すように、複数個のバーナー101を有するコンロ102が配置されている調理台103の右側方部または左側方部から立ち上がった中空状の直立部104がコンロ102の右側方または左側方に配置され、コンロ102の前方側のバーナー101からコンロ102の後方を覆う幅を有し、コンロ102の上方を覆うようにほぼ水平方向に伸び、前面に斜め下を向いた第1吸気口105aを配設し、後面、側面には連続的に形成した第2吸気口105bを備えた中空状の天面部106が、直立部104と一体に形成されて逆L字形状のフード本体107を構成している。直立部104の調理台103側には、第1吸気口105aおよび第2吸気口105bと連通させて排気送風機108を設け、吸引した空気を通風路109を介して屋外に排出する構成としていた。 【0005】上記構成において、排気送風機108を運転すると天面部106に備えられた第1吸気口105aと第2吸気口105bから廃ガス、油煙、臭気などが吸引され、直立部104と通風路109を通して屋外に排出されていた。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】このような従来の調理用排気装置では、排気送風機108を運転すると、吸気される空気は多量の油分や水分等が含まれたまま通風路109を通して屋外に排出されるため、建物の壁面に油分や水分等による汚れが付着し、建物の壁面の美観を損なう問題があった。 【0007】本発明は上記課題を解決するものであり、排気送風機によって吸気される空気中の油分や水分等を除去し、建物の壁面の美観を損なうことなく、調理時に発生する廃ガス、油煙、臭気などを確実に屋外へ排出する調理用排気装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明の調理用排気装置においては、排気送風機と屋外に連通する排気ダクトとを連通させる箱状のアダプターユニットを備え、前記アダプターユニットの底面部にドレン穴を設け、ドレン穴の下方部に油受け容器を配設した構成としたものである。 【0009】この本発明によれば、排気送風機によって吸気される空気中に含まれた油分や水分等を除去し、建物の壁面の美観を損なうことなく、調理時に発生する廃ガス、油煙、臭気などを確実に屋外へ排出する調理用排気装置を提供できる。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、複数個のバーナーを有するコンロを上面に配置した調理台の側方部より上方に突出し設けられる中空状の直立筒と、前記コンロの前方側に配置されたバーナーの中心から前記コンロの後方にかけての上方を覆う吸込口を備え、ほぼ水平方向に伸びた中空状の天面部とで形成される逆L字形状のフード本体と、前記直立筒の下方部に吸気口を介して前記吸込口と連通し設けられる箱状の排気送風機と、この排気送風機と屋外に連通する排気ダクトとを連通させる箱状のアダプターユニットとを備え、前記アダプターユニットの底面部にドレン穴を設け、前記ドレン穴の下方部に油受け容器を配設した調理用排気装置の構成としたものであり、吸込口から吸い込まれた空気は排気送風機により、アダプターユニット内に送られて乱流となり、この乱流の発生により排気風速が低下し、質量の大きい油分や水分等は、前記アダプターユニットの底面部に溜まり、ドレン穴を通り油受け容器に回収され、吸い込まれる空気はアダプタ−ユニット内で空気中の油分や水分等が除去されたのち、屋外へ排出されるので、建物の壁面の美観を損なうことがなくなるという作用を有する。 【0011】以下、本発明の実施の形態について、図1〜図5を参照しながら説明する。 【0012】(実施の形態1)図1に示すように、複数個のバーナー1を有するコンロ2を上面に配置した調理台3の右側方部に上方に突出する中空状の直立筒4を設け、コンロ2の前方側に配設されたバ−ナ−1の中心からコンロ2の後方を覆う幅を有し、コンロ2の上方を覆うようにほぼ水平方向に伸び、前面に第1吸込口5aと、背面に第2吸込口5bとから連続的に形成された吸込口5を備えた中空状の天面部6を直立筒4と一体に形成して逆L字形状のフード本体7を構成し、直立筒4の下方部に吸気口9を介して吸込口5と連通し設けられる箱状の排気送風機8と、この排気送風機8の下方に、排気送風機8の吐出口と屋外に連通する排気ダクト13とをその内部空間を介して連通させる箱状のアダプターユニット10を設ける。そして、アダプターユニット10の底面部にドレン穴11を設け、ドレン穴11の下方部に油受け容器12を配設し構成する。 【0013】上記構成において、排気送風機8を運転すると、前面の吸込口5aと背面の吸込口5bとから連続的に形成される吸込口5から調理時に発生する廃ガス、油煙、臭気などが吸引され、アダプターユニット10に排出され、アダプターユニット10内にて乱流の発生により排気風速が低下し、質量の大きい油分20や水分21をアダプターユニット10の底面部に溜め、ドレン穴11から油受け容器12に回収することができる。 【0014】このように本発明の実施の形態1の調理用排気装置によれば、アダプターユニット10の底面部にドレン穴11を設け、ドレン穴11の下方部に油受け容器12を配設した構成としたので、排気送風機8によって吸気される廃ガス、油煙等は、アダプタ−ユニット10内で空気中の油分20や水分21が除去され、油受け容器12に回収できるため、建物の美観を損なうことなく、屋外へ排出することができる。 【0015】(実施の形態2)図2に示すように、アダプターユニット10のドレン穴11に排気送風機8の運転が開始されると閉じ、排気送風機8の運転が終了すると開く開閉手段14を設け構成する。 【0016】上記構成において、排気送風機8が運転すると、これと連動してアダプターユニット10のドレン穴11を開閉手段14が閉じ、ドレン穴からの排気もれをなくし、かつアダプターユニット10内にて乱流の発生により排気風速が低下し、質量の大きい油分や水分はアダプターユニット10の底面部に溜まる。排気送風機8の運転が終了すると、これと連動してアダプターユニット10のドレン穴11を開閉手段14が開き、アダプタ−ユニット10の底面部に溜まった油分や水分をドレン穴11を通して油受け容器12に回収することができる。 【0017】このように本発明の実施の形態2の調理用排気装置によれば、アダプターユニット10のドレン穴11に排気送風機8の運転時には閉じ、排気送風機8の運転が終了すると開く開閉手段14を設けたので、排気送風機8によって吸気される空気中の油分や水分を除去し油受け容器12に回収でき、建物の美観を損なうことなく、屋外へ排出することができる。さらに、排気送風機8の運転時にアダプターユニット10のドレン穴11からの排気漏れをなくすことができる。 【0018】(実施の形態3)図3に示すように、アダプターユニット10のドレン穴11に空気流の風圧によってドレン穴11を開閉する開閉手段14aを設け構成する。 【0019】上記構成において、排気送風機8の運転時の空気流の風圧や、排気送風機8の運転停止時に外風による排気ダクト13からの逆流した空気流の風圧により、開閉手段14aに付設したバネ15が押し下げられ、アダプターユニット10のドレン穴11を開閉手段14aが閉じ、ドレン穴11からの排気漏れおよび外気漏れをなくし、かつアダプターユニット10内にて乱流の発生により排気風速が低下し、質量の大きい油分20や水分21はアダプターユニット10の底面部に溜まり、排気送風機8の運転が終了し空気流の風圧がなくなったり、排気ダクト13からの逆流した空気流の風圧がなくなると、開閉手段14aのバネ15が戻り、アダプターユニット10のドレン穴11を開閉手段14aが開き、アダプタ−ユニット10の底面部に溜まった油分20や水分21をドレン穴11を通して油受け容器12に回収することができる。 【0020】このように本発明の実施の形態3の調理用排気装置によれば、空気流の風圧により、アダプターユニット10のドレン穴11を開閉する開閉手段14aを設けたので、排気送風機8によって吸気される空気中の油分20や水分21を除去し油受け容器12に回収でき、建物の美観を損なうことなく、屋外へ排出することができる。さらに、より簡易的な構成でアダプターユニット10のドレン穴11からの排気漏れおよび外気漏れをなくすことができる。 【0021】(実施の形態4)図4に示すように、油受け容器12に所定量の油分や水分等が溜まると検知器16にて検知し、アダプターユニット10のドレン穴11を閉じる開閉手段14bを設け構成する。 【0022】上記構成において、油受け容器12に油受け容器12から溢れない量を所定量とした油分20や水分21が溜まると検知器16にて検知し、アダプターユニット10のドレン穴11を開閉手段14bが閉じて、油受け容器12に油分20や水分21がそれ以上流入できないようにする。 【0023】このように、本発明の実施の形態4の調理用排気装置によれば、油受け容器12に所定量の油分20や水分21が溜まると、アダプターユニット10のドレン穴11を閉じる開閉手段14bを設けたので、油受け容器12から溢れる油分20や水分21の漏れを防止でき、床面への汚れをなくすことができる。 【0024】(実施の形態5)図5に示すように、油受け容器12に油分20や水分21が溜まると、油受け容器12の所定重量を検知器16aにて検知し、操作パネル17の表示ランプ18を点灯させることにより、使用者に清掃時期を知らせる検知表示手段19を設け構成する。 【0025】上記構成において、油受け容器12に油分20や水分21が溜まると、油受け容器12の所定重量を検知器16aにて検知し、操作パネル17に設けた表示ランプ18を点灯させる。この表示ランプ18の点灯により、使用者は油受け容器の清掃時期を知ることになる。 【0026】このように、本発明の実施の形態5の調理用排気装置によれば、油受け容器12の所定重量を検知して使用者に清掃時期を知らす表示ランプ18を点灯させる検知表示手段19を設けたので、油受け容器12が所定重量になると表示ランプ18を点灯させることにより、使用者に油受け容器12の清掃が必要なことを知らすことができる。 【0027】 【発明の効果】複数個のバーナーを有するコンロを上面に配置した調理台の側方部より上方に突出し設けられる中空状の直立筒と、前記コンロの前方側に配置されたバーナーの中心から前記コンロの後方にかけての上方を覆う吸込口を備え、ほぼ水平方向に伸びた中空状の天面部とで形成される逆L字形状のフード本体と、前記直立筒の下方部に吸気口を介して前記吸込口と連通し設けられる箱状の排気送風機と、この排気送風機と屋外に連通する排気ダクトとを連通させる箱状のアダプターユニットとを備え、前記アダプターユニットの底面部にドレン穴を設け、前記ドレン穴の下方部に油受け容器を配設した構成としたので、排気送風機によって吸気される廃ガス、油煙等は、アダプタ−ユニット内で空気中の油分や水分等を除去して油受け容器に回収できるため、建物の壁面の美観を損なうことなく、屋外へ排出される調理用排気装置を提供できる。 【0028】また、アダプタ−ユニットのドレン穴に排気送風機の運転時に閉じ、排気送風機の運転が終了すると開く開閉手段を設けたので、排気送風機によって吸気される廃ガス、油煙等は、アダプタ−ユニット内で空気中の油分や水分等を除去して油受け容器に回収でき、建物の壁面の美観を損なうことなく、屋外へ排出することができる。さらに、排気送風機の運転時にドレン穴からの排気漏れをなくすことができる。 【0029】また、空気流の風圧によりアダプターユニットのドレン穴を開閉する開閉手段を設けたので、排気送風機によって吸気される廃ガス、油煙等は、アダプタ−ユニット内で空気中の油分や水分等を除去して油受け容器に回収でき、建物の壁面の美観を損なうことなく、屋外へ排出することができる。さらに、より簡易的構成でドレン穴からの排気漏れおよび外気漏れをなくすことができる。 【0030】また、油受け容器に所定量の油分や水分等が溜まると、検知器にて検知しアダプターユニットのドレン穴を閉じる開閉手段を設けたので、油受け容器から溢れる油分や水分等の漏れを防止でき、床面への汚れをなくすことができる。 【0031】また、油受け容器の所定重量を検知して使用者に清掃時期を知らす検知表示手段を設けたので、油受け容器が所定重量になると表示ランプを点灯させることにより、使用者に油受け容器の清掃が必要なことを知らすことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006242 【氏名又は名称】松下精工株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年10月15日(1998.10.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−121122(P2000−121122A) |
| 【公開日】 |
平成12年4月28日(2000.4.28) |
| 【出願番号】 |
特願平10−293503 |
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