| 【発明の名称】 |
空気調和機のサービス蓋構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】日夏 和久
【氏名】伊東 幹夫
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| 【要約】 |
【課題】ネジを用いることなく、サービス用開口にサービス蓋を固定することによって、サービス部の作業を容易にできると共に、コストを低減できる空気調和機のサービス蓋構造を提供すること。
【解決手段】サービス蓋2の上端に設けられた係合部3,3をサービス用開口20の上縁に係合させ、サービス用開口20の下縁部1aに係合爪6aを係合させて、サービス蓋2と係合爪6aとによってサービス用開口20の下縁部1aを挟み、サービス用開口20にサービス蓋2を固定する。メンテナンス時、突起部6の工具挿入穴6bに挿入したドライバ7で突起部6を弾性変形させて、サービス用開口20の下縁部1aと係合爪6aとの係合を外して、サービス用開口20からサービス蓋2を外す。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ケーシング(1)のサービス用開口(20)にサービス蓋(2)が取り付けられた空気調和機のサービス蓋構造において、上記サービス蓋(2)の外縁部に設けられ、上記サービス用開口(20)の縁部に係合する係合部(3)と、上記サービス蓋(2)の外縁部近傍かつ上記係合部(3)に対向する側に設けられ、上記サービス用開口(20)の縁部(1a)を上記サービス蓋(2)とで挟むように上記サービス用開口(20)の縁部(1a)に係合すると共に、棒状の工具(7)により上記サービス用開口(20)の縁部との係合を外すことが可能な係合爪(6a)とを備えたことを特徴とする空気調和機のサービス蓋構造。 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和機のサービス蓋構造において、上記サービス蓋(2)に設けられ、上記棒状の工具(7)を挿入可能な工具挿入穴(6b)を有する突起部(6)を備え、上記突起部(6)の先端に上記係合爪(6a)を設けていることを特徴とする空気調和機のサービス蓋構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、ケーシングのサービス用開口にサービス蓋が取り付けられた空気調和機のサービス蓋構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、空気調和機のサービス蓋構造としては、図2に示すように、室内ユニットのケーシング31に設けられたサービス用開口40内のサービス部(図示せず)をユーザーが直接触れないように、サービス蓋32でサービス用開口40を覆うものがある。上記空気調和機のサービス蓋構造では、図2の要部拡大図である図3(a)に示すように、上記サービス蓋32の上端にその裏面側から上方に延びる係合部33,33を所定の間隔をあけて設けている。また、上記サービス蓋32は、下側の一方のコーナー部近傍に設けられた把手34と、下側の他方のコーナー部近傍に設けられた円形の凹部35とを有している。また、図3(a)のB−B線から見た断面図である図3(b)に示すように、上記凹部35の底部にネジ穴35aを設けている。 【0003】上記構成の空気調和機のサービス蓋構造において、図3(b)に示すように、上記係合部33,33をサービス用開口40の上縁に係合させて、ケーシング31のサービス用開口40をサービス蓋32により覆う。その後、上記凹部35のネジ穴35aにネジ37を貫通させ、そのネジ37をサービス用開口40の下縁部に設けられた螺合部40aに螺合させて、サービス用開口40にサービス蓋32を固定する。一方、上記ケーシング31内のサービス部をメンテナンスするときは、図2に示すように、前面パネル30を上方に開いて、サービス蓋32を固定するネジ37を緩めて外し、サービス蓋32の把手34を手前に引いてサービス蓋32をサービス用開口40から取り外す。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上記空気調和機のサービス蓋構造では、上記室内ユニットのケーシング31が壁面の高所に取り付けられている場合、高所での作業中にネジ37を別の場所に置くか、服のポケット等に入れて、サービス部の結線作業等を行うので、作業性が悪いという欠点がある。さらに、上記サービス用開口40にサービス蓋32を固定するネジ37を必要とするので、コストが高くなるという問題がある。 【0005】そこで、この発明の目的は、ネジを用いることなく、サービス用開口にサービス蓋を固定することによって、サービス部の作業を容易にできると共に、コストを低減できる空気調和機のサービス蓋構造を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、請求項1の空気調和機のサービス蓋構造は、ケーシングのサービス用開口にサービス蓋が取り付けられた空気調和機のサービス蓋構造において、上記サービス蓋の外縁部に設けられ、上記サービス用開口の縁部に係合する係合部と、上記サービス蓋の外縁部近傍かつ上記係合部に対向する側に設けられ、上記サービス用開口の縁部を上記サービス蓋とで挟むように上記サービス用開口の縁部に係合すると共に、棒状の工具により上記サービス用開口の縁部との係合を外すことが可能な係合爪とを備えたことを特徴としている。 【0007】上記請求項1の空気調和機のサービス蓋構造において、上記サービス蓋に設けられた係合部をケーシングのサービス用開口の縁部に係合させ、上記サービス蓋の外縁部近傍かつ上記係合部に対向する側に設けられた係合爪をサービス用開口の縁部に係合させる。そうして、上記係合爪が設けられたサービス蓋の外縁部と上記係合爪とによってサービス用開口の縁部を挟んで、サービス用開口にサービス蓋を固定する。このように、ネジを用いることなくサービス用開口にサービス蓋を固定することが可能で、しかも、サービス用開口の縁部と係合爪との係合を棒状の工具により外せ、サービス蓋を取り外すためにネジを緩める必要がない。したがって、サービス用開口内のサービス部の作業が簡単になり、作業性を向上させることができる。また、上記サービス蓋をサービス用開口に固定するのにネジを必要としないので、コストを低減することができる。 【0008】また、請求項2の空気調和機のサービス蓋構造は、請求項1に記載の空気調和機のサービス蓋構造において、上記サービス蓋に設けられ、上記棒状の工具を挿入可能な工具挿入穴を有する突起部を備え、上記突起部の先端に上記係合爪を設けていることを特徴としている。 【0009】上記請求項2の空気調和機のサービス蓋構造によれば、上記突起部の工具挿入穴に棒状の工具を挿入し、その棒状の工具によってサービス用開口の縁部と係合爪との係合が外れるように上記突起部の先端を変位させることによって、サービス用開口からサービス蓋を取り外す。このように、ネジを用いることなく、簡単な構造で容易にサービス用開口からサービス蓋を取り外すことができる。また、一般に用いられるドライバ(ネジ回し)の径より工具挿入穴の径を大きくして、工具挿入穴にそのドライバを挿入可能にすることによって、作業時に通常使用されるドライバを用いて、サービス用開口からサービス蓋を簡単に取り外すことができ、別に棒状の工具を用意する必要がない。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、この発明の空気調和機のサービス蓋構造を図示の実施の形態により詳細に説明する。 【0011】図1(a)はこの発明の実施の一形態の空気調和機のサービス蓋構造の要部の正面図を示し、図1(b)は図1(a)のA−A線断面図を示している。なお、上記空気調和機のサービス蓋構造を用いた室内ユニットは、サービス用開口とサービス蓋とを除いて図2に示す室内ユニットと同一の構成をしている。 【0012】上記空気調和機のサービス蓋構造では、図1(a)に示すように、上記サービス蓋2の上端にその裏面側から上方に延びる係合部3,3を所定の間隔をあけて設ける。上記サービス蓋2は、下側の一方のコーナー部近傍に設けられた把手4と、下側の他方のコーナー部近傍に設けられた円形の凹部5とを有している。上記サービス蓋2の凹部5の底部5aに、図1(b)に示すように、後方に向かって延び、かつ、凹部5の底部5a側が開口する工具挿入穴6bを有する円筒形状の突起部6を設けている。また、上記突起部6の先端に底部6cを設け、その突起部6の先端の下側に係合爪6aを設けている。上記サービス用開口20にサービス蓋2を取り付けた状態でサービス蓋2の凹部5と係合爪6aとに挟まれるように、サービス用開口20の下側からサービス蓋2の裏面側と凹部5の裏面側とに沿って屈曲しながら上方に延び、さらに、突起部6の根元から水平方向に屈曲して係合爪6aまで延びる下縁部1aを形成している。なお、上記サービス蓋2と係合部3,3と突起部6とを、合成樹脂によって一体に成形している。 【0013】上記構成の空気調和機のサービス蓋構造において、上記係合部3,3をサービス用開口20の上縁に係合させ、サービス用開口20の下縁部1aに係合爪6aを係合させて、突起部6の係合爪6aとサービス蓋2の凹部5とによってサービス用開口20の下縁部1aを挟み、サービス用開口20にサービス蓋2を固定する。一方、上記ケーシング1内のサービス部(図示せず)のメンテナンス時は、図1(c)に示すように、上記突起部6の工具挿入穴6bにドライバ7を挿入して、ドライバ7の先端を上方に起こすことによって、突起部6を弾性変形させて、サービス用開口20の下縁部1aと係合爪6aとの係合を外す。それから、サービス蓋2の把手4(図1(a)参照)を手前に引いて、サービス用開口20からサービス蓋2を外す。 【0014】このように、上記空気調和機のサービス蓋構造では、サービス用開口20にサービス蓋2を固定するためのネジを必要としない。しかも、上記サービス蓋2を外すときは、ネジを緩める代わりにドライバ7で突起部6を弾性変形させて、サービス用開口20の下縁部1aと係合爪6aとの係合を外すことによって、サービス用開口20からサービス蓋2を簡単に取り外すことができる。したがって、上記サービス用開口20内のサービス部のメンテナンス作業がやりやすくなり、作業性を向上させることができる。また、上記サービス用開口20にサービス蓋2を固定するのにネジを必要としないので、コストを低減することができる。 【0015】また、ネジを用いることなく、簡単な構造でサービス用開口20からサービス蓋2を取り外すことができる。しかも、一般に用いられるドライバ(ネジ回し)を挿入できるように工具挿入穴6bの径を大きくすることによって、作業時に通常使用されるドライバを用いて、サービス用開口20からサービス蓋2を簡単に取り外すことができ、別に棒状の工具を用意する必要がない。 【0016】上記実施の形態では、上記突起部6の先端に係合爪6aを設けたが、サービス蓋の外縁部近傍かつ係合部に対向する側に係合爪を設けてもよい。また、上記突起部6は円筒形であるが、断面楕円の筒または断面多角形の筒等であってもよい。 【0017】 【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発明の空気調和機のサービス蓋構造は、ネジを用いることなく、サービス用開口にサービス蓋を固定し、上記サービス用開口の縁部と係合爪との係合を棒状の工具により外して、サービス用開口からサービス蓋を取り外すので、サービス用開口内のサービス部の作業が簡単になり、作業性を向上させることができる。また、上記サービス蓋の固定にネジを必要としないので、コストを低減することができる。 【0018】また、請求項2の発明の空気調和機のサービス蓋構造は、請求項1の空気調和機のサービス蓋構造において、突起部の工具挿入穴に挿入した棒状の工具で突起部の先端を変位させて、サービス用開口の縁部と係合爪との係合を外すので、簡単な構造でサービス用開口からサービス蓋を容易に取り外すことができる。また、一般に用いられるドライバ(ネジ回し)を挿入できるように工具挿入穴の径を大きくするので、サービス蓋を取り外すための棒状の工具を別に用意する必要がない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002853 【氏名又は名称】ダイキン工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年10月20日(1998.10.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062144 【弁理士】 【氏名又は名称】青山 葆 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−121098(P2000−121098A) |
| 【公開日】 |
平成12年4月28日(2000.4.28) |
| 【出願番号】 |
特願平10−297994 |
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