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【発明の名称】 空気調和機の制御装置
【発明者】 【氏名】綾部 克也

【氏名】石岡 秀哲

【氏名】杉山 肇

【要約】 【課題】圧縮機ON/OFF用又室外機への電源供給用の電源用リレーを有した空気調和機において、電源用リレーの接点の開閉が商用電源のピークに同期し、接点溶着してしまうのを防止することを目的とする。

【解決手段】■にて電源ON/OFF要求を認識してから、電源のゼロクロス検出手段で検出して+から−のタイミングにするよう、■−aを基に実際の電源用リレーコイルの動作のONまでの時間■−bを、電源ON/OFF要求のたびに、擬似乱数としてばらつかせ、リレー用コイル遅延時間をランダムにすることによりリレー接点のタイミングを平均化するよう構成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 圧縮機ON/OFF用又室外機への電源供給用の電源用リレーを有した空気調和機において,電源ゼロクロス検出手段と、電源ON/OFF要求毎に前回の位置をメモリしておき、位置を変化させる擬似乱数発生手段とその乱数によってリレー出力を遅延させるリレー出力遅延時間演算手段と、電源ゼロクロス検出手段とリレー出力遅延時間により、リレーコイル出力タイミングを可変するリレーコイル出力手段とを設けたことを特徴とした空気調和機の制御装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機の制御装置に係り、特に電源用リレーの制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、この発明の従来の制御ブロック図。図5は、従来の空気調和機の電気配線図。図6は、電源用yレーの動作シーケンスを示す。図6において、1は電源、2は制御回路で、電源用リレーON/OFF要求スイッチ3および、4は電源用リレー4のリレー接点、4−aを駆動するリレー駆動用コール4−bを設けている。5は圧縮横用モータで、この圧縮機モータは電源用リレー4を介して電源1に接続されている。
【0003】上記、電源用ON/OFF要求スイッチ3は、制御回路2に接続され、電源用ON/OFF要求スイッチの入力に応じて電源用リレーコイル4−bの通電を制御する。ここで電源用ON/OFF要求スイッチは、電源入切や温度制御によって状態が切り替わるものとする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の従来の制御回路によると、制御タイミングや部品のバラツキで、電源用リレーが、図4に示すように電源電圧の半波側のみ、つまり、プラス側かマイナス側で、常時ON/OFFされると接点の転移が発生して溶着現象が発生する。また、上記のように電源電圧の半波のみでの動作を行わなくても、電源電圧のピークでON/OFFを行うと、接点間に発生したアークにて接点が溶着することがある。以上のような現象が発生すると、リレー本来の動作が出来なくなり、圧縮機の制御や室外機への通電制御が不可能となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の空気調和横の制御装置は、このような内容の課題を解決するものであり、電源ゼロクロス検出手段と、電源ON/OFF要求毎に前回の位置をメモリしておき、位置を変化させる擬似乱数発生手段とその乱数によってリレー出力を遅延させるリレー出力遅延時間演井手段と、電源ゼロクロス検出手段とリレー出力遅延時間により、リレーコイル出力タイミングを可変するリレーコイル出力手段とを設けたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1による空気調和機の制御装置について説明する。図1は制御ブロック図で、図2及び図3は、電源用リレーの動作シーケンスを示し、従来装置と同様の部分は同一符号で示す。
【0007】図1において、ON/OFF要求検出手段10により、電源ON/OFF要求入力を検出し、電源ゼロクロス検出手段31と電源ON/OFF要求毎に前回の位置をメモリしておき、位置を変化させる疑似乱数発生手段22と、その乱数によってリレー出力を遅延させるリレー出力遅延時間演算手段20と、電源ゼロクロス検出手段とのリレー出力遅延時間によりリレーコイル出力タイミングを可変するリレーコイル出力手段30を有する。
【0008】次に、動作シーケンスを図2及び図3をもとに説明を行う。図2で電源ON/OFF要求で、ON要求■は発生した場合電源のゼロクロスの検出で+から−のタイミングとなり、〔1〕−aから電源用リレーコイル動作のコイルONまでの時間〔1〕−bを擬似乱数としてばらつかせる。このように電源ON/OFFのたびにリレー用コイル遅延時間をランダムにすることにより、リレー接点のタイミングを平均化することが可能となる。
【0009】以下に擬似乱数の発生方法の一例を、図3に示すタイミング図をもとに説明する。電源ゼロクロスから1msec後のタイミングを〔1〕、2msec後を〔2〕以降同様に〔20〕まで区分を行う。電源ON/OFF要求毎に前回の位置をメモリしておき、以下のようにON/OFF要求毎に位置を変化させる。例えば50HZの場合は、〔1〕■→〔11〕→〔2〕→〔12〕→〔3〕→〔13〕→〔4〕→〔14〕→〔5〕〔15〕→〔6〕→〔16〕→〔7〕→〔17〕→〔8〕→〔18〕→〔9〕→〔19〕→〔10〕→〔1〕とすることにより電源の通電位置を擬似乱数的に変化させることが可能となる。
【0010】上記のように構成された空気調和機は、図2に示す電源用リレーの制御シーケンスでON/OFFされるため、電源用リレーの作動時間バラツキがあっても、ON/OFFのタイミングをランダムにすることにより電源電圧のピークで連続して動作することを防止する。
【0011】
【発明の効果】この発明による請求項1の空気調和機の制御装置は、電源ゼロクロス換出手段と、電源ON/OFF要求毎に前回の位置をメモリしておき、位置を変化させる擬似乱数発生手段と、この擬似乱数発生手段の乱数によってリレー出力を遅延させるリレー出力遅延時間演算手段と、電源ゼロクロス墳出手段とリレー出力遅延時間によりリレーコイル出力タイミングを可変するリレーコイル出力手段を設けた構成としたので、電源用リレーの作動時間バラツキがあっても、ON/OFFのタイミングをランダムにすることにより、電源用リレーのON/OFF動作が電源電圧の正負のかたよりがなくなった。また電源電圧のヒータで連続ON/OFFすることを防止すると共に、接点溶着を起こすことがないなどの効果を有するものである。
【出願人】 【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
【出願日】 平成7年10月20日(1995.10.20)
【代理人】 【識別番号】100102439
【弁理士】
【氏名又は名称】宮田 金雄 (外2名)
【公開番号】 特開2000−88322(P2000−88322A)
【公開日】 平成12年3月31日(2000.3.31)
【出願番号】 特願平11−281068