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【発明の名称】 空気調和機
【発明者】 【氏名】長尾 朋洋

【要約】 【課題】商用電源周波数の異なる場所に設置されても、特別な設定をすることなく正確な接続容量異常の検出を可能にする空気調和機の提供を図る。

【解決手段】集中制御装置11に設けた商用電源周波数の種類を設定するための操作手段12と、前記操作手段により判別した商用電源周波数をバス通信回線1により検出し、前記商用電源周波数に応じて各室外ユニットに接続可能な室内ユニットの容量を決定する接続可能容量判定手段43と、各室外ユニットに接続している室内ユニット容量をバス通信回線1の通信により検出する容量検出手段42と、この検出容量と前記接続可能容量とを比較して接続容量異常の有無を判定する異常判定手段44とで構成することにより、商用電源周波数の異なる場所に設置されても、複数の冷凍サイクルユニット全てが正確に接続容量異常の有無を検出できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 圧縮機および室外熱交換器を有する1台の室外ユニットに、それぞれが室内熱交換器を有する複数台の室内ユニットを冷媒配管接続して1つの冷凍サイクルユニットを構成し、この冷凍サイクルユニットを複数設け、各室外ユニットと各室内ユニットと各室外ユニットに共通した集中制御装置をバス通信回線で接続した空気調和機において、集中制御装置に設けた商用電源周波数の種類を設定するための操作手段と、前記操作手段により判別した商用電源周波数をバス通信回線により検出し、前記商用電源周波数に応じて各室外ユニットに接続可能な室内ユニットの容量を決定する接続可能容量判定手段と、各室外ユニットに接続している室内ユニット容量をバス通信回線の通信により検出する容量検出手段と、この検出容量と前記接続可能容量とを比較して接続容量異常の有無を判定する異常判定手段とを備えた空気調和機。
【請求項2】 圧縮機および室外熱交換器を有する1台の室外ユニットに、それぞれが室内熱交換器を有する複数台の室内ユニットを冷媒配管接続して1つの冷凍サイクルユニットを構成し、この冷凍サイクルユニットを複数設け、各室外ユニットと各室内ユニットと各室外ユニットに共通した集中制御装置をバス通信回線で接続した空気調和機において、集中制御装置に設けた電源に接続され商用電源周波数を検知する電源周波数検知手段と、前記検知手段により判別した商用電源周波数をバス通信回線により検出し、前記商用電源周波数に応じて各室外ユニットに接続可能な室内ユニットの容量を決定する接続可能容量判定手段と、各室外ユニットに接続している室内ユニット容量をバス通信回線の通信により検出する容量検出手段と、この検出容量と前記接続可能容量とを比較して接続容量異常の有無を判定する異常判定手段とを備えた空気調和機。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室外ユニットに複数台の室内ユニットを配管接続および信号線接続したマルチタイプの空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、1台の室外ユニットに複数台の室内ユニットを接続して1つの冷凍サイクルユニットを構成し、その冷凍サイクルユニットを複数設けた大形の空調システムも登場している(例えば、特開平7−139784号公報)。
【0003】以下、図面を参照しながら従来の空気調和機について説明する。図5は従来の空気調和機のブロック図である。図5において、1はバス通信回線、2A,2Bは冷媒配管、3A,3Bは室外ユニット制御部、4はバス通信回線より室内ユニット容量を検出する容量検出手段、5はあらかじめ定めている室外ユニットの接続可能容量と、前記容量検出手段4により得られた室内ユニット容量とを比較し、接続容量異常の有無を判定する異常判定手段、6A,6B,6C,6Dはバス通信回線で室外ユニット制御部3A,3Bと接続された室内ユニットである。図6は同従来例の動作を示すフローチャートである。
【0004】以上のように構成された空気調和機について、以下その動作を説明する。まず、室外ユニット3Aの電源が投入されると、所定時間経過するまでバス通信回線1を通して、容量検出手段4により室内ユニット6A,6Bの容量情報を取得する(STEP1)。所定時間経過後、異常判定手段5において、取得した室内ユニット容量と、あらかじめ定められている室外ユニット3Aの接続可能容量とを比較し(STEP2)、接続容量異常の有無を検出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の構成は、異常判定ユニット5において異常判定の基準となる室外ユニットの接続可能容量があらかじめ定められているため、商用電源周波数の違いによる圧縮機能力の変化に対応できず、正確な接続容量異常を検出できないという欠点があった。
【0006】本発明は、上記従来の課題を解決するもので、商用電源周波数の異なる場所に設置されても、正確な接続容量異常の検出を可能にする空気調和機の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため本発明は、集中制御装置に設けた商用電源周波数の種類を設定するための操作手段と、前記操作手段により判別した商用電源周波数をバス通信回線により検出し、前記商用電源周波数に応じて各室外ユニットに接続可能な室内ユニットの容量を決定する接続可能容量判定手段と、各室外ユニットに接続している室内ユニット容量をバス通信回線の通信により検出する容量検出手段と、この検出容量と前記接続可能容量とを比較して接続容量異常の有無を判定する異常判定手段とから構成されている。
【0008】これにより、商用電源周波数の異なる場所に設置されても、複数の冷凍サイクルユニット全てが正確に接続容量異常の有無を検出できる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、圧縮機および室外熱交換器を有する1台の室外ユニットに、それぞれが室内熱交換器を有する複数台の室内ユニットを冷媒配管接続して1つの冷凍サイクルユニットを構成し、この冷凍サイクルユニットを複数設け、各室外ユニットと各室内ユニットと各室外ユニットに共通した集中制御装置をバス通信回線で接続した空気調和機において、集中制御装置に設けた商用電源周波数の種類を設定するための操作手段と、前記操作手段により判別した商用電源周波数をバス通信回線により検出し、前記商用電源周波数に応じて各室外ユニットに接続可能な室内ユニットの容量を決定する接続可能容量判定手段と、各室外ユニットに接続している室内ユニット容量をバス通信回線の通信により検出する容量検出手段と、この検出容量と前記接続可能容量とを比較して接続容量異常の有無を判定する異常判定手段とからなり、これにより、商用電源周波数の異なる場所に設置されても、複数の冷凍サイクルユニット全てが正確に接続容量異常の有無を検出できる。
【0010】請求項2に記載の発明は、圧縮機および室外熱交換器を有する1台の室外ユニットに、それぞれが室内熱交換器を有する複数台の室内ユニットを冷媒配管接続して1つの冷凍サイクルユニットを構成し、この冷凍サイクルユニットを複数設け、各室外ユニットと各室内ユニットと各室外ユニットに共通した集中制御装置をバス通信回線で接続した空気調和機において、集中制御装置に設けた電源に接続され商用電源周波数を検知する電源周波数検知手段と、前記検知手段により判別した商用電源周波数をバス通信回線により検出し、前記商用電源周波数に応じて各室外ユニットに接続可能な室内ユニットの容量を決定する接続可能容量判定手段と、各室外ユニットに接続している室内ユニット容量をバス通信回線の通信により検出する容量検出手段と、この検出容量と前記接続可能容量とを比較して接続容量異常の有無を判定する異常判定手段とを備えたものであり、これにより、商用電源周波数の異なる場所に設置されても、特別な設定をすることなく、複数の冷凍サイクルユニット全てが正確に接続容量異常の有無を検出できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明による空気調和機の実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0012】(実施例1)図1は、本発明の実施例1による空気調和機のブロック図である。図2は、同実施例の動作を示すフローチャートである。
【0013】図1において、11は集中制御装置、12は商用電源周波数の種類を設定するための操作手段、41Aは室外ユニット制御部、42はバス通信回線1より室内ユニット容量を検出する容量検出手段、43は前記操作手段12により判別した商用電源周波数をバス通信回線1により検知し、電源周波数に応じた室外ユニットの接続可能容量を判定する接続可能容量判定手段、44は前記接続可能容量判定手段43より得られる接続可能容量と、前記容量検出手段42により得られ室内ユニット容量とを比較し、接続容量異常の有無を判定する異常判定手段である。
【0014】以上のように構成された空気調和機について、以下その動作を説明する。まず、室外ユニットの電源が投入されると、所定時間経過するまでバス通信回線1を通して、容量検出手段42により室内ユニット5A,5Bの容量情報を、接続可能容量43により操作手段12で設定された商用電源周波数情報をそれぞれ取得する(STEP1)。所定時間経過後、判別した周波数に応じた接続可能容量を接続可能容量判定手段43にて決定する(STEP2)。次に異常判定手段44において、決定した接続可能容量と容量検出手段42より取得した室内ユニット容量とを比較し(STEP3)、接続容量異常の有無を検出する。
【0015】以上のように本実施例の空気調和機は、商用電源周波数の種別を操作手段12により設定し、商用電源周波数に応じた接続可能容量を接続可能容量判定手段43において判定するので、商用電源周波数の異なる場所に設置されても、複数の冷凍サイクルユニット全てが正確に接続容量異常の有無を検出できる。
【0016】(実施例2)図3は、本発明の実施例2による空気調和機のブロック図である。図4は、同実施例の動作を示すフローチャートである。
【0017】図2において、21は集中制御装置、22は商用電源周波数を検知する電源周波数検知手段、41Aは室外ユニット制御部、42はバス通信回線1より室内ユニット容量を検出する容量検出手段、43は前記検知手段22により判別した商用電源周波数をバス通信回線1により検知し、電源周波数に応じた室外ユニットの接続可能容量を判定する接続可能容量判定手段、44は前記接続可能容量判定手段43より得られる接続可能容量と、前記容量検出手段42により得られ室内ユニット容量とを比較し、接続容量異常の有無を判定する異常判定手段である。
【0018】以上のように構成された空気調和機について、以下その動作を説明する。まず、室外ユニットの電源が投入されると、所定時間経過するまでバス通信回線1を通して、容量検出手段42により室内ユニット5A,5Bの容量情報を、接続可能容量43により電源周波数検知手段22で検知された商用電源周波数情報をそれぞれ取得する(STEP1)。所定時間経過後、判別した周波数に応じた接続可能容量を接続可能容量判定手段43にて決定する(STEP2)。次に異常判定手段44において、決定した接続可能容量と容量検出手段42より取得した室内ユニット容量とを比較し(STEP3)、接続容量異常の有無を検出する。
【0019】以上のように本実施例の空気調和機は、商用電源周波数の種別を電源周波数検知手段22により自動検出し、商用電源周波数に応じた接続可能容量を接続可能容量判定手段43において判定するので、商用電源周波数の異なる場所に設置されても、特別な設定をすることなく複数の冷凍サイクルユニット全てが正確に接続容量異常の有無を検出できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、集中制御装置に設けた商用電源周波数の種類を設定するための操作手段と、前記操作手段により判別した商用電源周波数をバス通信回線により検出し、前記商用電源周波数に応じて各室外ユニットに接続可能な室内ユニットの容量を決定する接続可能容量判定手段と、各室外ユニットに接続している室内ユニット容量をバス通信回線の通信により検出する容量検出手段と、この検出容量と前記接続可能容量とを比較して接続容量異常の有無を判定する異常判定手段とを備えることにより、商用電源周波数の異なる場所に設置されても、複数の冷凍サイクルユニット全てが正確に接続容量異常の有無を検出できる。
【0021】また、集中制御装置に設けた、電源に接続され商用電源周波数を検知する電源周波数検知手段と、前記検知手段により判別した商用電源周波数をバス通信回線により検出し、前記商用電源周波数に応じて各室外ユニットに接続可能な室内ユニットの容量を決定する接続可能容量判定手段と、各室外ユニットに接続している室内ユニット容量をバス通信回線の通信により検出する容量検出手段と、この検出容量と前記接続可能容量とを比較して接続容量異常の有無を判定する異常判定手段とを備えることにより、商用電源周波数の異なる場所に設置されても、特別な設定をすることなく、複数の冷凍サイクルユニット全てが正確に接続容量異常の有無を検出できる。
【出願人】 【識別番号】000004488
【氏名又は名称】松下冷機株式会社
【出願日】 平成10年9月10日(1998.9.10)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
【公開番号】 特開2000−88317(P2000−88317A)
【公開日】 平成12年3月31日(2000.3.31)
【出願番号】 特願平10−256552