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【発明の名称】 電子レンジ用発光ランプの冷却構造
【発明者】 【氏名】セオ ドン ワン

【氏名】リー サン キ

【要約】 【課題】本発明は電子レンジに装着されてもう一つの加熱源に動作する発光ランプの冷却を効率良く行うことができる電子レンジ用発光ランプの冷却構造を提供することを目的とする。

【解決手段】本発明によると、両端の連結部を通して与えられる電源によって発光する発光ランプ30と、発光ランプの両端連結部30aが外側に位置する状態でランプを囲むように設置される反射板32、そして反射板の外側に露出された連結部に向かう冷却用エアフローFを発生させる冷却用エアフロー発生手段を含んで構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 両端の連結部を通じて与えられる電流によって発生する所定波長の光をキャビティ内部に入射させるためにキャビティ面に設置される発光ランプと、前記発光ランプの両端の連結部を外側に露出させる状態で、前記発光ランプでの光をキャビティ内部に入射させるように、キャビティ面に区分された空間を形成する反射部材と、前記反射部材の外側に露出された連結部に向かう冷却用エアフローを発生させる冷却用エアフロー発生手段を含んで構成されることを特徴とする電子レンジ用発光ランプの冷却装置。
【請求項2】 前記反射部材は、発光ランプでの光を反射する反射板と、前記発光ランプの両端が外部に露出された状態で反射板の両側面部分に結合される側面部材から構成されることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ用発光ランプの冷却装置。
【請求項3】 前記反射部材の外側に露出された発光ランプの連結部を含む両端部は、支持部材によって支持されることを特徴とする請求項1又は2記載の電子レンジ用発光ランプの冷却装置。
【請求項4】 前記支持部材は、上端が開口された弾性クランプから構成されて、発光ランプの両端部を着脱できるよう支持することを特徴とする請求項3記載の電子レンジ用発光ランプの冷却装置。
【請求項5】 前記弾性クランプは、発光ランプの連結部の外側に成形される碍子部を支持することを特徴とする請求項4記載の電子レンジ用発光ランプの冷却装置。
【請求項6】 前記反射板の側面を構成する側面部材には、冷却用エアフローが反射板の内部に流入するよう成形される冷却孔を備えることを特徴とする請求項2から5項のうちの何れか1項に記載の電子レンジ用発光ランプの冷却装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子レンジに使用される発光ランプの冷却構造に関するもので、より詳しくは発光ランプの連結部を冷却用エアフローに露出させられるように構成される電子レンジ用発光ランプの冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】食品を加熱するための加熱装置として現在まで色々な種類の装置が提案されてきた。最も原始的な加熱器具としては、熱源と直接に接続する所定形状の容器があり、このような容器内に調理しようとする内容物を入れて、熱を加えることにより、望む通りの調理を遂行するものであった。
【0003】そして、電気エネルギーを直接または間接的に利用する色々な種類の調理装置が開発され、一例としてはマイクロウェーブを加熱源として利用する電子レンジがある。電子レンジは、電気を利用してマイクロウェーブを生成させて、このようなマイクロウェーブが調理対象物に浸透しながら対象物内部に分子運動を起こし、これによって加熱される方式の調理装置である。このような電子レンジは簡単に加熱が遂行できる長所、例えば凍っている状態の食品の解凍過程または、牛乳のような食品を所定温度まで加熱する装置としては簡単な構成および使用上の便利さによって広く使用されている。
【0004】しかし、電子レンジは加熱方式に起因する使用上の短所と自体の出力の制限性などによって、色々な対象物の加熱にすべて適合しているとは言えない。即ち、マイクロウェーブのみを加熱源として使用する従来の電子レンジは、マイクロウェーブによる加熱方式の単一性と、その出力に一定した限界があるので迅速ではあるが良質の調理を提供できないという問題点が指摘されている。例えば、マイクロウェーブによる加熱時、対象物は内外部が同時に加熱される利点があるが、このような利点は調理対象物によって相当な短所として作用する。後述するようにピザ調理時にはマイクロウェーブによる加熱は対象物の性質上適合しないと判断される。また、電子レンジによる加熱時には、対象物の水分を取り過ぎてしまう短所も指摘される。
【0005】このような現在の電子レンジにおいて、他の熱源を共に使用するさまざまな形態の電子レンジが開発されて常用化に至っている。例えば、電子レンジの内部にマイクロウェーブとは別途に、もう一つの熱源と言えるコンべクションヒータを装着することによって、例えば、さまざまな調理対象物に対して適合する加熱を遂行できる電子レンジがある。しかし、このようにヒータが内蔵された電子レンジにおいても、前記のようなヒータは単純なもう一つの熱源のみに作用するために、全体的にさまざまな機能を有していないことは事実である。
【0006】結論的に、従来のマイクロウェーブのみによる加熱時には、マイクロウェーブによる単一方式の加熱という加熱方式の制限性と、出力上の短所、そして水分蒸発によった色々な短所が指摘されており、別途の発熱ヒータを内部に設置する場合にも、上述したような短所を十分に解決していない。
【0007】上述した一般的な電子レンジの問題点を解決するために、光波を加熱源として利用する電子レンジが提案された。即ち、マイクロウェーブ以外に可視光線および赤外線波長を発生する発光ランプを設置する電子レンジが提案できる。前記発光ランプに放射される可視光線と赤外線を適切に利用することによって、加熱対象物の表面と内部を各々の特性を十分に生かしながら加熱が遂行できるようにする。このような発光ランプに関する例としてはハライドランプがある。
【0008】赤外線と可視光線の波長の差異は、対象物に加えられる相違な波長による加熱方式の差異点として示され、このような差異点によって対象物の外部と内部は異なる形態に加熱される。このような発光ランプを利用すると、ピザの場合を例えば、外部はパサパサとした加熱程度を有しながらも、内部は十分に加熱されて所定の湿気を含む状態で柔らかく加熱されている調理状態が得られる。
【0009】図3には前記のような発光ランプをもう一つの加熱源として利用する電子レンジが図示されている。図示のように、電子レンジのキャビティ2の上面10には、発光ランプ12が設置されている。
【0010】前記発光ランプ12の上側には反射板14が設置されていて、発光ランプ12の下面のキャビティ上面10には複数個の透過孔16が成形されている。従って前記発光ランプ12で発生する光は、直接または前記反射板14によって反射されて、前記透過孔16を通してキャビティ2内部に入射される。実際に前記発光ランプ12は十分な光量を確保するために、キャビティ上面10ばかりではなく、キャビティ下面11の下部に設置されるが、図示の都合上、キャビティ上面10の上部に設置される例を説明する。
【0011】前記反射板14と発光ランプ12の結合構造が図4および図5に概略的に図示されている。図示のように、前記発光ランプ12は、支持部材18によって両端部が支持される状態で反射板14の内側に設置されている。前記発光ランプ12は連結部12aを通して外部のリードワイヤ17と、内部のフィラメント12bが連結されており、前記連結部12aの外側には絶縁のためにセラミックからなる碍子部12cが設置される。
【0012】前記発光ランプ12は多量の光波エネルギーを発散しているために、動作時には前記発光ランプ12自体はもちろん、周辺部品が高温になる。そして電子レンジの内部部品の加熱は火災などのような事故を発生させるために発光ランプ12を始め隣接部品は安全上、求められる所定温度以下に冷却させなければならない。例えば発光ランプ12の表面は800℃以下に冷却させることが求められ、連結部12aは300℃以下に冷却させることが求められる。そして、発光ランプ12で最も温度が上昇する部分中の一つが、電流を供給するためのリードワイヤ17と内部のフィラメント12bを連結する連結部12aである。
【0013】図4および図5に図示したように、従来の発光ランプの装着構造を観察してみると、絶縁および断熱のための碍子部12cが支持部材18によって支持されているために実際に連結部12aは反射板14の内側に位置するようになる。このような支持構造は、碍子部12cを利用して発光ランプを支持することが容易な点に基く。そして図5において、符号22は発光ランプでの光波がキャビティ2に導かれるために設置されるメッシュ網であり、24はキャビティ内部から発生する水蒸気などのような異物質が発光ランプ12の表面に付着されることを防止するためのフィルター部材である。
【0014】そして、図示は省略しているが、前記発光ランプ12を冷却させるために、隣接した部分には冷却ファンが設置されていて、前記冷却ファンは発光ランプ12を冷却させるためにエアフローを発生させるようになっている。実際に発光ランプ12において最も冷却が求められる部分は上述したように、連結部12aである。しかし、上述したように従来の構造においては、前記連結部12aが支持部材18によって冷却用エアフローを遮断された状態で反射板14の内部に位置しているために、連結部12aに対する冷却が十分に行なわれないという問題がある。
【0015】さらに、発光ランプが駆動されると、実際に反射板内部の部分がより高温に加熱される点を考慮すると、上述した連結部12aに対する冷却はより深刻な問題になる。そして発光ランプが十分に冷却されないことは実際にランプの寿命を短縮させることはもちろん、加熱による安全事故の恐れがある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記問題点を解決するため、発光ランプ、特に発光ランプの連結部を十分に冷却することができる電子レンジ用発光ランプの冷却構造を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するための本発明によると、両端の連結部を通して与えられる電源によって発光するランプと、前記ランプの両端連結部が外側に位置する状態にランプを囲むように設置される反射板、そして上記反射板の外側に露出された連結部に向かう冷却用エアフローを発生させる冷却用エアフロー発生手段を含んで構成される冷却装置を開示している。
【0018】発光ランプは、反射板の外側に位置する両端部が上端が開口された弾性クランプによって締結された状態に支持され、より具体的な実施例によると弾性クランプは発光ランプの両端の碍子部を支持している。そして、反射板の側面を構成する側面部材では、冷却用エアフローが反射板の内部に流入されるように成形される冷却孔を備えていて冷却用エアフローが前記冷却孔を通して反射板の内部に流入されて発光ランプの表面を冷却させるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明による技術思想を具体化した実施の形態を図1に示す。本実施の形態において、発光ランプ30の両端部に形成される連結部30aは、反射板32の外側に支持されるように構成することを特徴としている。このように連結部30aを反射板32の外側に位置させることによって、隣接して設置される冷却ファン(図示省略)から吹いてくる冷却用エアフローFに完全に露出させて効率的な冷却が達成できる。
【0020】図1において、符号42は発光ランプ30での光波をキャビティ2の内部に導くことができ、且つ、キャビティ内部に供給されるマイクロウェーブをある程度遮断することによって発光ランプを保護するためのメッシュ網であり、44はキャビティ2内部の加熱対象物で発生する異物質から発光ランプ30を保護するためのフィルタである。
【0021】図1に図示した実施の形態において、前記発光ランプ30は、反射板32の側面を仕切るように設置された側面部材34に成形されたランプ貫通孔34aに挿入された状態で支持されている。従ってその連結部30aは前記側面部材34の外側から露出された状態に支持されている。図示した実施の形態では、反射板32の側面を形成する側面部材34の外側に連結部30aを露出させた状態で、前記連結部30aの外側の碍子部30bが支持部材33によって支持されている。
【0022】前記支持部材33は前記碍子部30bを支持することによって、連結部30aを側面部材34の外側で支持できるような形状を有することが可能である。図示した実施の形態においては、前記支持部材33に形成された支持孔33aに、前記碍子部30aが挿入された状態に支持される例を示している。そして前記支持部材33は、前記側面部材34と一体に成形されることも可能であり、キャビティ上面40に固定されて支持できるように構成することも可能である。
【0023】次に、図2を参考しながら、発光ランプ30の連結部30aを反射板の外側に位置する状態に支持するための他の実施の形態に対して説明する。そして図1と同一な構成要素に対しては同一な符号を付して説明する。本実施の形態は、発光ランプ30の両端の碍子部30bを支持する支持部材を弾性クランプ37に成形することによって、発光ランプ30の支持および組み立てをより容易できるように構成したものである。
【0024】図示したように、発光ランプ30の連結部30aは、反射板32の側面部材34の外側に位置できるように結合される。具体的な結合関係をみると、発光ランプ30は碍子部30bを介して弾性クランプ37によって支持されている。前記弾性クランプ37は、上端部が開口された一対の弾性アーム37a、37bとなるように構成されて、発光ランプ30の両端部の碍子部30bを着脱可能に支持できるようになっている。図示した実施の形態において、前記弾性クランプ37の下端部は、側面部材34で外側に延長された延長部分36上に固定されている。しかし前記弾性クランプ37は、発光ランプ30が設置されるキャビティ上面の如何なる部分にも設置することが可能である。
【0025】そして、図示した実施の形態において、前記弾性クランプ37の開口された上部を通して発光ランプ30の碍子部30bを挿入することによって発光ランプ30は弾性的に支持される。本実施の形態において前記弾性クランプ37には碍子部30bが支持されるようになっているが、本発明は、発光ランプ30は碍子部30bが支持されることに限定されない。本発明は、発光ランプ30の連結部30aを反射板32の外側に位置させる状態に支持できる範囲内で発光ランプ30が支持できること、実質的に前記弾性クランプ37が碍子部30bを利用して発光ランプ30を支持したり、または連結部30aの一部を利用して発光ランプ30を支持する構成も可能であることはもちろんである。
【0026】但し、連結部30aを反射板32の外部に支持する場合、側面部材34に成形されたランプ貫通孔34aの外部に発光ランプ30の本体部分を露出させ過ぎることは、発光ランプ30で発生する光波を外部に損失させるエネルギー損失の問題があるために、可能であれば発光ランプの発光部分は反射板32の内部に位置するように構成しなければならない。
【0027】そして、反射板32の側面を仕切る側面部材34では上述したようにランプ貫通孔34aが成形されていて、その周辺には冷却用エアフローFが反射板32の内部に流入されるように複数個の冷却孔34bが成形される。前記冷却孔34bは、それを通してキャビティ内部に供給されるマイクロウェ−プが漏れないようにマイクロウェーブの波長との関係を考慮してその直径が決定されなければならない。
【0028】次には本発明による発光ランプ30の冷却過程に対して簡単に説明する。発光ランプ30がオンされて光波を発散し始めると隣接して設置されている冷却ファンユニット(図示省略)が駆動されて、図示のような方向の冷却用エアフローFが発生する。このようなエアフローFはまず、反射板32の外部に露出されている発光ランプ30の連結部30aに接触して連結部を冷却させる。そして、続いて冷却用エアフローFは、反射板32の上面および側面を経ながら反射板32を冷却させ、これと同時に側面部材34の冷却孔34bを通って反射板32の内部に流入される。このように反射板32の内部に流入されたエアフローは、発光ランプ30の表面を冷却させながら、その反対側から抜け出るようになる。
【0029】以上のように本発明によると、発光ランプ30の連結部30aを反射板32の外側に位置させることによって最も高温になる連結部が許容される温度値以下に冷却させることがより容易になる。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上の記述にて明らかな様に、次のような効果が得られる。本発明による発光ランプ30の連結部30aは、反射板32の外側に位置するように支持されることにより、発光ランプの冷却のための冷却用エアフローによって直接冷却できるようになる。このような構造は発光ランプ30の連結部30aが最も高温になる部分であることを勘案すると、実質に発光ランプをより効率的に冷却させることがわかる。
【0031】また、エアフローを反射板の内側に流入させるために反射板の内外部を遮断する側面部材34に冷却の孔を成形することによって、発光ランプ30の表面をより効率的に冷却させられるようになる。このように本発明によると、発光ランプ30の表面はもちろん、その連結部をより効率的に冷却させられるようになり、従って発光ランプの寿命を十分に維持できるようになり、製品の信頼性を向上させる効果がある。
【出願人】 【識別番号】590001669
【氏名又は名称】エルジー電子株式会社
【出願日】 平成10年11月30日(1998.11.30)
【代理人】 【識別番号】100077517
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 敬 (外4名)
【公開番号】 特開2000−46347(P2000−46347A)
【公開日】 平成12年2月18日(2000.2.18)
【出願番号】 特願平10−339871