| 【発明の名称】 |
燃焼装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】安井 繁明
【氏名】青山 陽一
【氏名】山田 弘之
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| 【要約】 |
【課題】バーナの燃焼開始前であっても、給気通路と排気通路の閉塞の有無を精度良く検出することができる燃焼装置を提供する。
【解決手段】燃焼制御手段50はバーナを点火する前に、バーナへの給気通路とバーナからの排気通路に空気流を生じさせる燃焼ファン10を作動させてプリパージを行う。差圧センサ18はバーナへの給気通路に設けたオリフィスの上流側の空気圧と下流側の空気圧との差圧ΔPを検出する。閉塞検知手段51は、燃焼制御手段50が前記プリパージを行っている間に、差圧検出センサ10により検出される差圧ΔPが閉塞判定値以下となったときに、バーナへの給気通路又はバーナからの排気通路が閉塞状態にあると判断する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】バーナと、該バーナの燃焼作動を制御する燃焼制御手段と、該バーナに燃焼用空気を供給する給気通路と、該バーナの燃焼排気を排出する排気通路と、該給気通路と該排気通路に空気流を生じさせるファンと、前記給気通路又は前記排気通路の閉塞の有無を検知する閉塞検知手段と、該閉塞検知手段により前記給気通路又は前記排気通路の閉塞が検知されたときに前記バーナの燃焼作動を禁止する燃焼禁止手段とを備えた燃焼装置において、前記給気通路又は前記排気通路中に流れる空気の流量を絞るオリフィスと、該オリフィスの上流側の空気圧と下流側の空気圧との差圧を検出する差圧検出手段とを備え、前記閉塞検知手段は、前記ファンが所定回転数で作動した状態で、前記差圧検出手段により検出された前記差圧が所定値以下となったときに、前記給気通路又は前記排気通路が閉塞状態にあると判断することを特徴とする燃焼装置。 【請求項2】前記燃焼制御手段は、前記バーナの燃焼を開始する際に、前記バーナの点火前に前記ファンを前記所定回転数で第1所定時間作動させるプリパージを行い、前記閉塞検知手段は、該プリパージの実行中に前記給気通路又は前記排気通路の閉塞の有無を検知することを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。 【請求項3】前記閉塞検知手段は、前記プリパージ処理が開始されてから、前記第1所定時間よりも短い時間に設定した第2所定時間が経過した後に、前記給気通路又は前記排気通路の閉塞の有無を検知することを特徴とする請求項2記載の燃焼装置。 【請求項4】前記閉塞検知手段は、前記第2所定時間が経過してから前記プリパージ処理が終了するまでの間に、前記差圧検出手段により検出された前記差圧が継続して前記所定値以下となったときに、前記給気通路又は前記排気通路が閉塞状態にあると判断することを特徴とする請求項3記載の燃焼装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術の分野】本発明は、バーナの給気通路と排気通路の閉塞検知を行う燃焼装置に関する。 【0002】 【従来の技術】例えば強制給排気式のガス温風暖房機において、送風ファンの回転作動により、屋外に開口した給気口から給気通路を介して燃焼用空気がガスバーナに供給されると共に、該ガスバーナの燃焼により生じる排ガスが排気通路を介して屋外に開口された排気口から排出されるものが知られている。 【0003】かかるガス温風暖房機においては、前記給気口や前記排気口に雪が積もった場合や、前記給気通路や前記排気通路内に鳥が巣を作った場合に、前記給気通路と前記排気通路に流れる空気の流量が制限される、いわゆる閉塞状態となる。このような閉塞状態が生じると、前記送風ファンの作動により前記給気通路を介してガスバーナに供給される燃焼用空気の流量が減少する。その結果、ガスバーナの燃焼用空気が不足することとなってガスバーナが不完全燃焼状態となる。 【0004】そこで、ガスバーナの燃焼状態に応じて流れる電流が変化するフレームロッドを設け、該フレームロッドに流れる電流から給気通路及び排気通路の閉塞の有無を判断するようにしたガス温風暖房機が知られている。給気通路や排気通路の閉塞が生じると、上述したようにガスバーナが不完全燃焼状態となるため、フレームロッドに流れる電流が変化する。そのため、フレームロッドに流れる電流から、給気通路及び排気通路の閉塞の有無を検知することができる。そして、給気通路や排気通路の閉塞を検知したときにガスバーナの燃焼を強制的に停止することで、ガスバーナの不完全燃焼が継続されることを防止していた。 【0005】しかし、フレームロッドを用いる場合は、バーナの燃焼が開始された後でなければ給気通路と排気通路の閉塞を検知することができない。また、ガスバーナの燃焼を開始してからフレームロッドに流れる電流が安定するのを待つ時間も必要となる。そのため、ガスバーナの燃焼が開始されてから、給気通路又は排気通路の閉塞が検知されてガスバーナの燃焼が強制的に停止される間に、ある程度ガスバーナの不完全燃焼が継続されてしまうという不都合があった。 【0006】そこで、かかる不都合を解消するため、給気通路又は排気通路に流れる空気の流量を直接検出する風量センサや風圧スイッチを設け、送風ファンを所定の回転速度で作動させたときの該風量センサの検出風量や該風圧スイッチの作動状態の変化から、給気通路と排気通路の閉塞の有無を検知することが考えられる。この場合には、ガスバーナが燃焼停止状態にあるときにも給気通路と排気通路の閉塞の有無を検知することができる。しかし、風量センサや風圧スイッチは埃やちりが付着したときに作動条件が変化し易く、精度良く給気通路と排気通路の閉塞の有無を検知することが困難である。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記背景を鑑みてなされたものであり、バーナの燃焼開始前であっても、給気通路と排気通路の閉塞の有無を精度良く検出することができる燃焼装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は上記背景を鑑みてなされたものであり、バーナと、該バーナの燃焼作動を制御する燃焼制御手段と、該バーナに燃焼用空気を供給する給気通路と、該バーナの燃焼排気を排出する排気通路と、該給気通路と該排気通路に空気流を生じさせるファンと、前記給気通路又は前記排気通路の閉塞の有無を検知する閉塞検知手段と、該閉塞検知手段により前記給気通路又は前記排気通路の閉塞が検知されたときに前記バーナの燃焼作動を禁止する燃焼禁止手段とを備えた燃焼装置の改良に関する。 【0009】空気通路に流れる空気の流量を検出する一般的な手法として、空気通路に空気の流量を絞るオリフィスを設け、該オリフィスの前後(上流側と下流側)の空気圧の差から空気の流量を検出する手法が知られている。かかる手法によれば、空気通路に流れる空気の流量が減少するほど、前記オリフィスの前後の空気圧の差が小さくなる。 【0010】そこで、この手法により前記給気通路又は前記排気通路の閉塞を検知するため、本発明は、前記給気通路又は前記排気通路中に流れる空気の流量を絞るオリフィスと、該オリフィスの上流側の空気圧と下流側の空気圧との差圧を検出する差圧検出手段とを備え、前記閉塞検知手段は、前記ファンが所定回転数で作動した状態で、前記差圧検出手段により検出された前記差圧が所定値以下となったときに、前記給気通路又は前記排気通路が閉塞状態にあると判断することを特徴とする。 【0011】かかる本発明によれば、前記ファンを前記所定回転数で作動させたときに前記給気通路及び前記排気通路に流れる空気の流量は、前記給気通路又は前記排気通路の閉塞が進むにつれて減少する。そのため、前記差圧検出手段により検出される前記差圧は、前記給気通路又は前記排気通路の閉塞が進むにつれて小さくなる。したがって、前記閉塞検知手段は、前記差圧が前記所定値以下となったときに、前記給気通路又は前記排気通路の閉塞が生じたと判断することができる。 【0012】そして、このように前記差圧によって前記給気通路又は前記排気通路の閉塞を検知する場合は、前記バーナが燃焼状態にあるか否かに拘わらず、前記ファンを前記所定回転数で作動しさえすれば前記給気通路又は前記排気通路の閉塞の有無を検知することができる。さらに、圧力センサは埃やごみが付着した場合であっても、作動条件が変化し難いという特性を有するため、埃やごみの影響を排除して精度良く前記給気通路又は前記排気通路の閉塞の有無を検知することができる。 【0013】また、前記燃焼制御手段は、前記バーナの燃焼を開始する際に、前記バーナの点火前に前記ファンを前記所定回転数で第1所定時間作動させるプリパージを行い、前記閉塞検知手段は、該プリパージの実行中に前記給気通路又は前記排気通路の閉塞の有無を検知することを特徴とする。 【0014】かかる本発明によれば、前記プリパージの実行中に、前記給気通路又は前記排気通路の閉塞の有無を検知することで、閉塞の有無を検知するための専用の時間を設けることを不要とすることができる。そのため、前記バーナの点火までの待ち時間を増加することなく、前記バーナの点火を行う前に前記給気通路又は前記排気通路の閉塞の有無を検知することができる。 【0015】また、前記閉塞検知手段は、前記プリパージ処理が開始されてから、前記第1所定時間よりも短い時間に設定した第2所定時間が経過した後に、前記給気通路又は前記排気通路の閉塞の有無を検知することを特徴とする。 【0016】前記ファンの作動を開始してから、その回転数が安定するまでにはある程度時間を要する。そのため、前記プリパージの実行開始から前記第2所定時間が経過して前記ファンの回転数が安定した後に、前記給気通路又は前記排気通路の閉塞の有無を検知することで、前記閉塞検知手段は、より精度良く前記給気通路又は前記排気通路の閉塞の有無を検知することができる。 【0017】また、外部からの風の影響等により、前記給気通路や前記排気通路を流れる空気の流量が瞬間的に減少する場合がある。かかる場合に、前記閉塞検知手段により前記給気通路又は前記排気通路の閉塞が生じていると誤って検知され、前記燃焼禁止手段により前記バーナの燃焼作動が禁止されたのでは、使用者の使い勝手が悪い。 【0018】そこで、本発明は、このような前記給気通路又は前記排気通路の閉塞の誤検知が生じることを防止するため、前記閉塞検知手段は、前記第2所定時間が経過してから前記プリパージが終了するまでの間に、前記差圧検出手段により検出された前記差圧が継続して前記所定値以下となったときに、前記給気通路又は前記排気通路が閉塞状態にあると判断することを特徴とする。 【0019】かかる本発明によれば、上述したような原因により、前記第2所定時間が経過してから前記プリパージが終了するまでの間に、前記差圧検出手段により検出される前記差圧が瞬間的に前記所定値以下となっても、その後前記第1所定時間が経過する前に、前記差圧が前記所定値を超えるまで回復すれば、閉塞検知手段により前記給気通路又は前記排気通路が閉塞状態であると判断されることはない。そのため、前記給気通路又は前記排気通路の閉塞の誤検知が生じることを防止することができる。 【0020】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例について、図1〜図3を参照して説明する。図1は本発明の燃焼装置である強制給排気式のガス温風暖房機の全体構成図、図2は図1に示したガス温風暖房機の制御ブロック図、図3は図1に示したガス温風暖房機の作動フローチャートである。 【0021】図1を参照して、本実施の形態のガス温風暖房機は、室内に設置されるハウジング1内に、送風路2と、該送風路2を介して室内空気を対流させる対流ファン3と、送風路2を流れる空気を加熱する加熱手段4とを備えている。 【0022】加熱手段4は、バーナ5と、該バーナ5を収容した燃焼室6と、該燃焼室6に連なる熱交換器7とを有する。そして、燃焼室6には、バーナ5に燃焼用空気を供給するための給気通路8が接続されると共に、バーナ5の燃焼排ガスを排出するための排気通路9が熱交換器7を介して接続されている。 【0023】また、給気通路8及び排気通路9は、ハウジング1から屋外まで延設され、給気通路8には燃焼ファン10(本発明のファンに相当する)が設けられている。燃焼ファン10は、給気通路8内に設けられた回転羽根11と、該回転羽根11を回転駆動する燃焼ファンモータ12と、該燃焼ファンモータ12の回転数を検出する回転数センサ13とにより構成されている。そして、燃焼ファン10が作動することで、給気通路8と排気通路9に空気流が生じ、給気通路8からバーナ5への燃焼用空気の供給と、燃焼室6から排気通路9への燃焼排ガスの排出が行われる。 【0024】燃焼室6内のバーナ5は、ハウジング1の外部から配管されたガス供給管14と接続され、該ガス供給管14から供給される燃料ガスを給気通路8から供給される燃焼用空気と混合して燃焼させる。また、燃焼室6内には、バーナ5の点火を行うための点火電極15と、バーナ5の点火の検出や失火の有無を検知するためのフレームロッド16とが設けられている。 【0025】また、給気通路8内には、給気通路8を流れる空気の流量の変化から、給気通路8又は排気通路9の閉塞の有無を検知するため、給気通路8中を流れる空気の流量を絞るオリフィス17と、該オリフィス17の上流側の空気圧と下流側の空気圧との差圧を検出する差圧センサ18(本発明の差圧検出手段に相当する)とが設けられている。 【0026】尚、ガス供給管14には、第1電磁弁20,第2電磁弁21,及びガス比例弁22が設けられている。 【0027】送風路2は、ハウジング1の背面及び前面にそれぞれ吸気口23と吹出口24を有し、吸気口23と吹出口24の間に熱交換器7を介して形成されている。そして、吸気口23にはエアフィルタ25が装着され、吹出口24には温風の吹出方向を調節するためのルーバ26が組付けられている。 【0028】対流ファン3は、吸気口23に臨んで送風路2内に設けられた回転羽根27と、該回転羽根27を回転駆動する対流ファンモータ28とにより構成されている。対流ファン3は、回転羽根27の回転により、室内空気を吸気口23から送風路2内に取込み、取込んだ空気を熱交換器7を介して吹出口24から室内に送風する。 【0029】尚、送風路2内の吸気口23に臨む箇所には、該送風路2に対流ファン3により吸気される室内空気の温度を室温として検出する室温センサ29が設けられている。 【0030】図1及び図2を参照して、本実施の形態のガス温風暖房機は、さらに、その暖房運転の制御を行うためのコントローラ30と、使用者により操作される暖房運転の開始/停止を指示する運転スイッチ31と室温設定スイッチ32、及び給気通路8又は排気通路9が閉塞状態にあることを報知する警報ランプ33を有するリモコン34とを備えている。 【0031】図2に示したように、コントローラ30は、マイクロコンピュータ40(以下、マイコン40という)と、第1電磁弁20と第2電磁弁21,ガス比例弁22,燃焼ファンモータ12,警報ランプ33,及び対流ファンモータ28をそれぞれ駆動する駆動回路41〜46とを備えている。 【0032】マイコン40は、主要な構成部分として、点火駆動回路41,電磁弁駆動回路42,比例弁駆動回路43,及び燃焼ファン駆動回路44を介してバーナ5の燃焼制御を行う燃焼制御手段50と、差圧センサ18により検出されたオリフィス17の上流側の空気圧と下流側の空気圧との差圧ΔPから給気通路8又は排気通路9の閉塞の有無を検知する閉塞検知手段51と、閉塞検知手段51により給気通路8又は排気通路9が閉塞状態にあると検知されたときに、バーナ5の燃焼作動を禁止する燃焼禁止手段52とを備えている。 【0033】マイコン40には、運転スイッチ31からの暖房運転の開始/停止の指示信号、室温設定スイッチ32からの目標室温の指示信号、フレームロッド16からのバーナ5の失火の有無等を示す信号、室温センサ29からの検出室温を示す信号、回転数センサ13からの燃焼ファンモータ12の回転数を示す信号、差圧センサ18からのオリフィス17の上流側の空気圧と下流側の空気圧との検出差圧を示す信号が入力される。 【0034】そして、マイコン40は、これらの信号に基づいて、燃焼制御手段50,閉塞検知手段51,燃焼禁止手段52,及び前記駆動回路41〜46を介してガス温風暖房機の暖房運転を制御する。 【0035】以下、図3に示したフローチャートに従って、マイコン40によるガス温風暖房機の暖房運転の制御について説明する。 【0036】ガス温風暖房機への電源供給が開始されると、マイコン40が作動を開始し、図3のSTEP1で運転スイッチ31のON操作待ちとなる。そして、使用者により運転スイッチ31がON操作されると、STEP1からSTEP2に進む。STEP2〜STEP4は燃焼制御手段50による処理である。 【0037】燃焼制御手段50は、バーナ5の点火前に、予め給気通路8と燃焼室6内に燃焼用空気を満たすプリパージを行うため、STEP2で所定のプリパージ回転数(本発明の所定回転数に相当する)での燃焼ファン10の作動を開始する。そして、続くSTEP3で、回転数センサ13により検出される燃焼ファン10の回転数が、前記プリパージ回転数よりも若干低めの回転数に設定されたプリパージチェック回転数に達するのを待って、STEP4でプリパージの実行時間を管理するための30秒タイマをスタートさせてプリパージの実行を開始する。 【0038】次のSTEP5〜STEP9及び、STEP8から分岐したSTEP30〜STEP31は、閉塞検知手段51による給気通路8又は排気通路9の閉塞の有無の検知処理である。 【0039】図1を参照して、給気通路8や排気通路9の屋外への開口部に雪が積もったり、給気通路8や排気通路9の内部に鳥が巣を作った場合に、給気通路8と排気通路9内の空気の流れが妨げられるいわゆる閉塞状態となる。そして、このように給気通路8又は排気通路9が閉塞した状態でバーナ5を燃焼させると、燃焼室6に供給される空気の流量が減少してバーナ5の燃焼用空気が不足するため、バーナ5が不完全燃焼状態となる。 【0040】そこで、閉塞検知手段51は、バーナ5の点火処理が行われる前に、給気通路8又は排気通路9の閉塞の有無を検知し、給気通路8又は排気通路9が閉塞状態にあることを検知したときは、燃焼禁止手段52を介してバーナ5の燃焼を禁止するようにしている。 【0041】図3を参照して、閉塞検知手段51は、先ずSTEP5で10秒タイマ(10秒は本発明の第2所定時間に相当する)をスタートさせ、STEP6で該10秒タイマがタイムアップした時に、燃焼ファン10の回転数が前記プリパージ回転数で安定したと判断してSTEP7に進み、給気通路8又は排気通路9の閉塞の有無の検知を開始する。このように、燃焼ファン10の回転数が安定してから閉塞の検知を開始することで、より精度良く給気通路8又は排気通路9の閉塞の有無を検知することができる。 【0042】次のSTEP7において、閉塞検知手段51は、差圧センサ18により検出された前記差圧ΔPが、閉塞判定値(本発明の所定値に相当する)を超え、且つ、センサ異常値未満であるか否かを判断する。 【0043】ここで、図1を参照して、給気通路8に流れる空気の流量q(m3 /s)と、オリフィス17の上流側の空気圧P1 (kg/m2 )及び下流側の空気圧P2 (kg/m2 )との間には、以下の関係があることが知られている。 【0044】 【数1】
【0045】ここで、αは流量係数、εは膨張補正係数、F0 はオリフィスの断面積(m2)、Gは重力加速度(m/S2 )、γはオリフィスの前(上流側)の空気の密度(kg/m3 )である。 【0046】式(1)より、給気通路8又は排気通路9に閉塞が生じて、給気通路8に流れる空気の流量qが減少すると、それに応じて差圧センサ18により検出される差圧ΔP(=P1 −P2 )も減少する。そこで、閉塞検知手段51は、差圧ΔPが、実験等により、給気通路8と排気通路9に閉塞が生じていない状態で燃焼ファン10を前記プリパージ回転数で作動させたときの差圧ΔPに基づいて予め決定された閉塞判定値(本発明の所定値に相当する)未満となったときに、給気通路8又は排気通路9が閉塞状態にあると判断してSTEP8に進む。 【0047】また、差圧センサ18が故障すると、差圧センサ18により検出される差圧ΔPが極端に大きくなる場合がある。そこで、閉塞検知手段51は、差圧ΔPがセンサ異常判定値(実験等により決定される)を超えたときに、差圧センサ18が故障したと判断してSTEP8に進む。 【0048】そして、STEP8で30秒タイマがタイムアップしていないときは、STEP30に分岐して1秒タイマをスタートさせ、STEP31で1秒タイマがタイムアップするのを待ってSTEP7に戻り、閉塞検知手段51は再び給気通路8と排気通路9の閉塞の有無を検知する。即ち、閉塞検知手段51はSTEP7で差圧センサ18が故障しておらず、且つ、給気通路8と排気通路9が閉塞状態でないと判断できるまでは、STEP8で30秒タイマがタイムアップするまで(プリパージの実行時間が経過するまで)、1秒ごとにSTEP7で差圧センサ18の故障の有無の検知と、給気通路8と排気通路9の閉塞の有無の検知を繰り返し実行する。 【0049】そして、閉塞検知手段51は、STEP8で30秒タイマがタイムアップしたとき、即ち、プリパージの実行時間が経過するまでに、差圧センサ18が故障状態にあるか、或いは、給気通路8又は排気通路9が閉塞状態にあると継続して判断されたときに、差圧センサ18が確実に故障状態にあるか、或いは給気通路8又は排気通路9が確実に閉塞状態にあると判断してSTEP9に進む。 【0050】このように、プリパージの実行中に、差圧センサ18が故障状態にあるか、或いは、給気通路8又は排気通路9が閉塞状態にあると継続して判断されたときに、差圧センサ18が確実に故障状態にあるか、給気通路8又は排気通路9が確実に閉塞状態にあると判断することで、例えば、屋外からの風の影響で瞬間的に差圧センサ18で検出される差圧ΔPが閉塞検知判定値未満となったときに、給気通路8又は排気通路9が閉塞状態にあると誤って検知されることを防止することができる。 【0051】そして、閉塞検知手段51は、STEP9で、給気通路8又は排気通路9が閉塞状態にあるか、又は、差圧センサ18の故障により給気通路8又は排気通路9の閉塞の検知が不能な状態にあることを使用者に報知するため、ランプ駆動回路45を介して異常ランプ33を点灯する。 【0052】続くSTEP10は燃焼禁止手段52による処理である。燃焼禁止手段52は、閉塞検知手段51により差圧センサ18が故障状態にあるか、或いは給気通路8又は排気通路9が閉塞状態にあることが検知されたときに、燃焼制御手段50に対してバーナ5の燃焼禁止を指示する。 【0053】これにより、給気通路8又は排気通路9が閉塞状態にあるとき、或いは差圧センサ18の故障により閉塞の検知が不能な状態にあるときに、バーナ5の燃焼が開始されてバーナ5の不完全燃焼が生じることを防止することができる。そして、続くSTEP11でマイコン40はガス温風暖房機の暖房運転を終了する。 【0054】一方、STEP7で、差圧センサ18により検出される差圧ΔPが、前記閉塞判定値以上、且つ前記センサ異常判定値以下であるときには、閉塞検知手段51は、差圧センサ18が正常に作動しており、且つ、給気通路8と排気通路9の閉塞が生じていないと判断してSTEP20に進む。 【0055】続くSTEP20〜STEP22は燃焼制御手段50による処理である。燃焼制御手段50は、STEP20で30秒タイマがタイムアップするのを待って、プリパージを終了し、STEP21でバーナ4の点火処理を行う。即ち、図1を参照して、燃焼制御手段50は、燃焼ファン10を回転作動させ、点火駆動回路41を介して点火電極15に火花放電を生じさせた状態で、電磁弁駆動回路42を介して第1電磁弁20と第2電磁弁21を開弁してバーナ5への燃料ガスの供給を開始することで、バーナ5の点火処理をおこなう。 【0056】尚、この点火処理においては、点火に応じて予め定められた所定量の燃焼用空気と燃料ガスとがガスバーナ5に供給されるように、燃焼制御手段50は、燃焼ファン10の回転数とガス比例弁22の開度を制御する。また、マイコン40は、フレームロッド16から入力した信号により、バーナ5が着火したか否かを監視し、バーナ5の着火が検知されない場合は、以後の暖房運転の実行を中止する。 【0057】STEP21でバーナ5の着火が検知されたときは、STEP22に進みマイコン40は温調制御を開始する。温調制御においては、図2を参照して、マイコン40は、先ず対流ファン駆動回路46を介して対流ファンモータ28を駆動し、対流ファン3の回転作動を開始する。これにより、図1を参照して、室内空気が吸気口23から送風路2に吸気され、この吸気された空気は熱交換器7で加熱されて、吹出口24から温風として吹き出される。 【0058】このようにバーナ5の燃焼と対流ファン3の作動を開始した後、マイコン40は、室温設定スイッチ32により使用者が設定した目標室温と、室温センサ29による検出室温とが一致するように、燃焼制御手段50によりバーナ5の燃焼量を制御すると共に、対流ファン駆動回路46を介して対流ファン3の回転数を制御して吹出口24からの温風の送風量を制御して暖房制御を続行する。 【0059】尚、本実施の形態においては、プリパージの実行中に給気通路8と排気通路9の閉塞の有無を検知することで、閉塞検知のための新たな時間を設けることを不要としたが、プリパージとは別個に閉塞検知を行うようにしても本発明の効果を得ることができる。この場合には、燃焼ファン10の回転数を前記プリパージ回転数ではなく、閉塞検知により適した値に設定することも可能である。 【0060】また、本実施の形態では、オリフィス17と差圧センサ18を給気通路8に設けたが、これらを排気通路9に設けてもよい。さらに、本実施の形態では、オリフィス17の上流側と下流側に接続する2つの入力ポートを有し、オリフィス17の上流側の空気圧と下流側の空気圧の差圧ΔPを検出する差圧センサ18を用いたが、オリフィス17の上流側の空気圧を検出する圧力センサと、オリフィス17の下流側の空気圧を検出する圧力センサを別個に設け、各センサの検出圧力をマイコン40に入力して差圧ΔPを算出するようにしてもよい(この場合には、2個の圧力センサとマイコン40の差圧ΔPの算出部とにより本発明の差圧検出手段が構成される)。 【0061】また、バーナ5の燃焼開始後の給気通路8と排気通路9の閉塞の有無の検知も、上述した差圧ΔPから判断して行ってもよい。 【0062】また、本実施の形態では、本発明の燃焼装置の例として強制給排気式のガス温風暖房機を示したが、本発明の燃焼装置はこれに限られず、強制給排気式の給湯器等の他の種類の燃焼装置であってもよい。 【0063】また、本実施の形態では、ガスを燃料とするバーナを備えた燃焼装置を示したが、灯油等の他の種類の燃料を使用するバーナを備えた燃焼装置に対しても本発明の適用が可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000115854 【氏名又は名称】リンナイ株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年4月20日(1999.4.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077805 【弁理士】 【氏名又は名称】佐藤 辰彦 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−304253(P2000−304253A) |
| 【公開日】 |
平成12年11月2日(2000.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願平11−112323 |
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