トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F23 燃焼装置;燃焼方法




【発明の名称】 燃焼装置
【発明者】 【氏名】鬼頭 昭仁

【要約】 【課題】サマータイムの設定または解除を容易にできるようにする。

【解決手段】時・分ボタン3fの「時」を押しながら、増減ボタン3cの「増」側を押すと、表示器7に表示中の現在時刻が1時間だけ進み、時刻の数字間のコロン「:」7aの点滅が下半分だけの点滅に変り、サマータイムの設定が完了する。また、時・分ボタン3fの「時」を押しながら、増減ボタン3cの「減」側を押すと、表示中の現在時刻が1時間だけ戻り、現在時刻の表示が数字間のコロン「:」7a全体の点滅に変り、サマータイムの設定が解除される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 現在時刻を表示する表示手段を備えた燃焼装置において、上記表示手段に表示される現在時刻をサマータイムに設定したり、またはサマータイムを解除する設定・解除手段を設けたことを特徴とする燃焼装置。
【請求項2】 上記設定・解除手段は、2つ以上の操作スイッチが同時に押されることにより、サマータイムを設定または解除することを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
【請求項3】 上記設定・解除手段は、年月日を記憶するカレンダー記憶手段を備え、年月日に応じてサマータイムの設定または解除をすることを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
【請求項4】 上記設定・解除手段によりサマータイムに設定した時に、上記表示手段に、サマータイムに設定されている旨を示すサマータイム表示を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の燃焼装置。
【請求項5】 上記サマータイム表示は、表示時刻のコロンの点滅表示態様を変えて、サマータイムに設定されていない場合と区別できるようにすることを特徴とする請求項4記載の燃焼装置。
【請求項6】 上記サマータイム表示は、表示時刻の表示色を変えて、サマータイムに設定されていない場合と区別できるようにすることを特徴とする請求項4記載の燃焼装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃焼装置に関し、詳しくは、現在時刻を設定するタイマを備えた燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、給湯器付風呂釜等の燃焼装置においては、遠隔操作用のリモコンが接続され、湯温・湯量の設定、追焚き指令等を設定できると共に、時計機能を有するタイマを備えて運転の予約をすることができる。例えば、リモコンにて予約時刻を設定して予約運転ボタンを押すと、予定時刻に自動的にお湯張りを完了させることができるため便利である。一方、日本では、日照時間の長い夏季を中心に時計の針を1時間進めるサマータイム(夏時間)制度を導入する動きがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サマータイム制度が実施されると、現在時刻を設定し直さなければならない問題を生じる。殊に、サマータイムは、4月から10月までのように、1年の内で期間が限定されるため、ユーザーは、サマータイムに設定したり、戻したり、現在時刻を1年に二度も設定し直さなければならない事態になる。そこで、本発明の燃焼装置は上記課題を解決し、サマータイムの設定または解除を容易にできるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発明の請求項1記載の燃焼装置は、現在時刻を表示する表示手段を備えた燃焼装置において、上記表示手段に表示される現在時刻をサマータイムに設定したり、またはサマータイムを解除する設定・解除手段を設けたことを要旨とする。
【0005】また、上記課題を解決する本発明の請求項2記載の燃焼装置は、請求項1記載の燃焼装置において、上記設定・解除手段は、2つ以上の操作スイッチが同時に押されることにより、サマータイムを設定または解除することを要旨とする。
【0006】また、上記課題を解決する本発明の請求項3記載の燃焼装置は、請求項1記載の燃焼装置において、上記設定・解除手段は、年月日を記憶するカレンダー記憶手段を備え、年月日に応じてサマータイムの設定または解除をすることを要旨とする。
【0007】また、上記課題を解決する本発明の請求項4記載の燃焼装置は、請求項1乃至請求項3記載の燃焼装置において、上記設定・解除手段によりサマータイムに設定した時に、上記表示手段に、サマータイムに設定されている旨を示すサマータイム表示を設けたことを要旨とする。
【0008】また、上記課題を解決する本発明の請求項5記載の燃焼装置は、請求項4記載の燃焼装置において、上記サマータイム表示は、表示時刻のコロンの点滅表示態様を変えて、サマータイムに設定されていない場合と区別できるようにすることを要旨とする。
【0009】また、上記課題を解決する本発明の請求項6記載の燃焼装置は、請求項4記載の燃焼装置において、上記サマータイム表示は、表示時刻の表示色を変えて、サマータイムに設定されていない場合と区別できるようにすることを要旨とする。
【0010】上記構成を有する本発明の請求項1記載の燃焼装置は、設定・解除手段によって、表示手段に表示される現在時刻をサマータイムに設定したり、またはサマータイムを解除する。従って、わざわざ現在時刻を修正する必要がなく、サマータイムの設定・解除が容易である。
【0011】また、上記構成を有する本発明の請求項2記載の燃焼装置は、2つ以上の操作スイッチを同時に押すことにより、表示手段に表示される現在時刻をサマータイムに設定したり、サマータイムを解除したりできる。従って、サマータイムの切替用にスイッチを特別に設ける必要がなく、通常の操作スイッチを兼用して設定・解除できる。
【0012】また、上記構成を有する本発明の請求項3記載の燃焼装置は、カレンダー記憶手段が年月日を記憶し、設定・解除手段が年月日に応じてサマータイムの設定または解除をする。従って、ユーザーは、サマータイムの設定または解除を一切しなくても良い。
【0013】また、上記構成を有する本発明の請求項4記載の燃焼装置は、サマータイム表示により、サマータイムに設定されていることが示される。従って、現在時刻がサマータイムであるか否かを、サマータイム表示により容易に判断することができる。
【0014】また、上記構成を有する本発明の請求項5記載の燃焼装置は、サマータイム表示について、表示時刻のコロンの点滅の表示態様を変えて、サマータイムに設定されていない場合と区別できるようにする。従って、現在時刻がサマータイムであるか否かを、表示時刻のコロンの点滅の表示態様により、容易に判断することができる。このため、専用の表示器を設ける必要がない。
【0015】また、上記構成を有する本発明の請求項6記載の燃焼装置は、サマータイム表示について、表示時刻の表示色を変えて、サマータイムに設定されていない場合と区別できるようにする。従って、時刻がサマータイムあるか否かを、表示時刻の表示色により、容易に判断することができる。このため、専用の表示器を設ける必要がない。
【0016】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の燃焼装置の好適な実施形態について説明する。図1は、一実施形態としての燃焼装置の概略図である。燃焼装置は、機器本体10(給湯付風呂釜)と、遠隔操作をするためのリモコンとを備える。リモコンは、台所に設けられる給湯リモコン1と、浴室内壁に設けられる風呂リモコン8の2台で構成され、制御を統轄する機器本体10のメインコントローラ9に接続されている。尚、図示しないが、燃焼装置には浴槽に接続されて浴槽内の水を循環加熱する追焚回路と、水道水を加熱してシャワーや給湯カランに出湯する給湯回路とが設けられている。
【0017】この給湯リモコン1には、図2に示すように、運転開始を指示する運転ボタン3a、所定量のお湯張りを行って浴槽の湯温を一定に保つ自動給湯運転を指示する自動給湯ボタン3b、目標湯温を増減設定する増減ボタン3c、現在時刻を設定する時刻設定ボタン3d、お湯張りの完了時刻を設定する予約設定ボタン3e、設定する時・分を変更する時分ボタン3f、設定された予約時刻までにお湯張りを完了する自動給湯予約運転を指示する予約運転ボタン3g、設定される湯温および設定時間・時刻等を表示する表示器7(以下、特に区別しない場合には操作ボタンと呼ぶ。)が設けられる。また、給湯リモコン1(図1)には、周知の算術論理演算回路を構成するCPU1aと、制御プログラム等を記憶するROM1bと、演算処理中に各種のデータ等を一時的に記憶するRAM1cと、表示部7の表示を制御するLCD駆動回路1fと、各種操作ボタンによる信号を入力して演算可能な信号に変換する入出力インタフェース1dと、これらを相互に接続するバス1e等とを備える。また、給湯リモコン1は、入出力インタフェース1dを介して機器本体10側のメインコントローラ9に接続される。
【0018】この給湯リモコン1では、予め、現在時刻を設定しておき、表示される時刻が記憶された時刻になるとお湯張りを自動的に完了するように、予約運転を設定することができる。例えば、現在時刻の設定を次のように行う。まず、給湯リモコン1の時刻設定ボタン3dを押すと、表示器7の時刻表示が点滅して現在時刻の設定可能状態となり、続いて、時・分ボタン3fの「時」または「分」を押すと、表示されている数字が進み、時刻表示の数字を現在時刻に合せた後、再度、時刻設定ボタン3dを押すと、時刻表示が一旦消えて再点灯し、現在時刻の設定が完了する。次に、お湯張りを完了する時刻である予約時刻を記憶させるため、予約設定ボタン3eを押す。予約設定ボタン3eを押すと、表示器7に、「予約」の文字が点滅して表示されると共に、現在時刻の表示から予約時刻の表示に変る。この時、時・分ボタン3fの「時」または「分」を押すと、表示されている数字が進み、押し続けると連続的に数字が進み、時刻表示の数字を予約したい時刻に合せる。そして、再度、予約設定ボタン3eを押すと、「予約」表示が消えて、予約時刻の表示から現在時刻の表示に戻り、予約時刻を記憶する。尚、この予約時刻は、リモコンの運転ボタン3aを「切」にしても、記憶されている。
【0019】この予約時刻に基づいて予約運転をする場合には、予約運転ボタン3gを押して運転の予約をしておく。予約運転ボタン3gを押すと、予約時刻の再確認のため、一旦、「予約」の文字と記憶されている予約時刻とが表示され、しばらくすると、「予約」表示を残して、予約時刻が現在時刻に切り替わり、運転の予約が完了する。このように、予め、給湯リモコン1に現在時刻と予約時刻とを設定して、運転の予約をすることができる。
【0020】次に、サマータイムの設定または解除を説明する。毎年、サマータイムが開始される4月になると、給湯リモコン1に、現在時刻を1時間進めるサマータイムの設定を行う。サマータイムの設定は、時・分ボタン3fの「時」を押しながら、増減ボタン3cの「増」側を押すことにより行う。CPU1aは、この両方の操作ボタン3f、3cが同時に押されたことを検知して、サマータイムの設定操作が行われたと判断して、表示中の現在時刻を1時間だけ進め、時刻の数字間のコロン「:」7aの表示を上半分は点灯、下半分を点滅に変え、サマータイムの設定を完了する。逆に、サマータイムが終了する11月には、元の時刻に戻すサマータイムの解除を行う。サマータイムの解除は、時・分ボタン3fの「時」を押しながら、増減ボタン3cの「減」側を押すことにより行う。CPU1aは、この両方の操作ボタン3f、3cが同時に押されたことを検知して、サマータイムの解除操作が行われたと判断して、表示中の現在時刻を1時間だけ戻し、現在時刻の表示を数字間のコロン「:」7a全体の点滅に変えて完了する。そして、予約運転ボタン3gが押されて予約運転中の場合に、機器本体10のメインコントローラ9は、表示器7に設定された予約時刻までに、燃焼を開始すると共に、お湯張りを完了する。以上のように、サマータイムが始まったり、サマータイムを終えた場合に、その都度、現在時刻の設定を行う必要が無く、容易にサマータイムの設定、解除ができる。しかも、表示時刻のコロン「:」7aの点滅の仕方により、サマータイムに設定されているか否かを容易に判断することができる。
【0021】以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、サマータイムに設定されている場合には、表示器7に「サマータイム」と表示しても良い。
【0022】あるいは、2色式の発光ダイオードを用いて、サマータイムの設定と解除とで表示色を変え、例えば、現在時刻を表示する部分、全体あるいは数字間のコロン「:」7aの色でサマータイムの設定と解除とを区別するようにしても良い。
【0023】また、サマータイムの設定および解除は、時・分ボタン3fの「時」と増減ボタン3cとを押すことに限定されず、別の2つ以上の操作スイッチを同時に押すことにより、サマータイムの設定および解除ができるようにしても良い。
【0024】また、ROM1bに数十年先までの日付(カレンダー)を記憶させておき、日付けにより自動的にサマータイムの設定または解除を行うようにしても良い。この場合には、サマータイムの設定または解除をしなくても良い【0025】また、燃焼装置は、炊飯器、テーブルコンロ等の他の燃焼装置であっても良い。特に、入力操作により運転開始時刻または終了時刻を予約するタイマ設定器と、表示器により表示される現在時刻がタイマ設定器によって予約された時刻になると、燃焼開始または燃焼停止する燃焼制御手段とを備えた燃焼装置に好適である。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1記載の燃焼装置によれば、現在時刻を容易にサマータイムに設定したり、解除できるという優れた効果を奏する。
【0027】また、本発明の請求項2記載の燃焼装置によれば、2つ以上の操作スイッチを同時に押すことによって、容易にサマータイムの設定・解除ができる。更に、通常の操作スイッチを兼用して設定・解除できるため、省スペースを図り、安価に製作することができる。
【0028】また、本発明の請求項3記載の燃焼装置によれば、自動的に、サマータイムに設定され、解除されるので、サマータイムの設定または解除を一切しなくても良く、非常に使い勝手が良い。
【0029】また、本発明の請求項4記載の燃焼装置によれば、サマータイム表示により、サマータイムであるか否かを容易に判断することができる。
【0030】また、本発明の請求項5記載の燃焼装置によれば、表示時刻のコロンの点滅の仕方により、サマータイムであるか否かを容易に判断することができる。更に、サマータイム表示を専用に設けないので、省スペースを図り、安価に製作することができる。
【0031】また、本発明の請求項6記載の燃焼装置によれば、表示時刻の表示色により、サマータイムであるか否かを容易に判断することができる。更に、サマータイム表示を専用に設けないので、省スペースを図り、安価に製作することができる。
【出願人】 【識別番号】000112015
【氏名又は名称】パロマ工業株式会社
【出願日】 平成11年4月1日(1999.4.1)
【代理人】
【公開番号】 特開2000−291953(P2000−291953A)
【公開日】 平成12年10月20日(2000.10.20)
【出願番号】 特願平11−94625