| 【発明の名称】 |
廃棄物溶融炉内の廃棄物層高レベル測定装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】井上 正昭
【氏名】古家 秀彦
【氏名】冨岡 修一
【氏名】戸高 光正
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| 【要約】 |
【課題】廃棄物溶融炉内を上昇する高温ガスの熱の影響を受けず、また高温ガス中に含まれる油分や水分の付着を防止した、マイクロ波による廃棄物の表面高さを測定するマイクロ波送受信装置を備えた層高レベル測定装置の提供。
【解決手段】シャフト炉式熱分解溶融炉1上部の開口部7に固定される層高レベル測定装置2の筒状体8の上部にマイクロ波の反射波により廃棄物の層高レベルを測定するマイクロ波送受信装置3が設けられ、筒状体8の下部には筒状体8を仕切る多孔質セラミック板4が設けられ、マイクロ波送受信装置3と多孔質セラミック板4とで区画される筒状体8には、不活性ガスを筒状体内へ吹き込むパージガス配管9が設けられ、炉内と遮断するための遮断弁10を設けている廃棄物溶融炉内の廃棄物層高レベル測定装置。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 廃棄物溶融炉上部の開口部に固定される層高レベル測定装置の筒状体の上部にマイクロ波の反射波により廃棄物の層高レベルを測定するマイクロ波送受信装置が設けられ、筒状体の下部には筒状体を仕切る多孔質セラミック板が設けられ、マイクロ波送受信装置と多孔質セラミック板とで区画される筒状体には、不活性ガスを筒状体内へ吹き込むパージガス配管が設けられていることを特徴とする廃棄物溶融炉内の廃棄物層高レベル測定装置。 【請求項2】 層高レベル測定装置と廃棄物溶融炉上部の開口部との間に、炉内と遮断するための遮断弁が設けられていることを特徴とする請求項1記載の廃棄物溶融炉内の廃棄物層高レベル測定装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物を溶融処理する廃棄物溶融炉内の炉内廃棄物の層高レベルをマイクロ波により測定する廃棄物溶融炉内の廃棄物の層高レベル測定装置に関する。 【0002】 【従来の技術】廃棄物には、一般廃棄物である都市ごみ、各種産業廃棄物、又はそれらを乾燥、焼却、破砕処理等によって得られた中間処理物、焼却灰やそれを一度埋め立て処理後、再度掘り起こした土砂分を含む埋め立てごみ、あるいは汚泥があり、これらの一般廃棄物や各種産業廃棄物等の廃棄物の処理方法として、廃棄物をシャフト炉式熱分解溶融炉内で、乾燥・予熱、熱分解、燃焼・溶融し、スラグ及びメタルとして取り出す廃棄物溶融処理方法がある。前記廃棄物溶融処理において、炉内の廃棄物の層高レベルを測定し、炉内の廃棄物の層高状況を把握し、層高状況に応じて溶融炉操業を行っている。 【0003】炉内の廃棄物の表面高さを測定する手段として、図3に示すようにシャフト炉式熱分解溶融炉1上に機械式ウインチドラム11を設け、先端に錘り12を付けたワイヤー13をウインチドラム11にて炉内に下降させて、ワイヤー13先端の錘り12が炉内の廃棄物の上面に載った時に発生するウインチの駆動力の変化を検出しウインチドラム11を停止させる。そして、ウインチドラム11の駆動装置に付属するモータの回転計から下降距離を算出する方式が広く使用されている。この方式は、連続測定ができないこと、炉内の高温ガス中に錘り12を下降させるため、ワイヤー13の切損や錘り12の脱落が発生して測定不可能となり操業トラブルとなる。 【0004】そこで、例えば、特開平9−89632号公報に、マイクロ波送受信装置により発信されるマイクロ波の反射波により廃棄物の層高レベルを測定する層高レベル測定装置が記載されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】従来から、マイクロ波を利用して容器内充填物の層高レベルを測定することは、広い産業分野で実用化されている。しかし、マイクロ波送受信装置のみを装備した測定装置では、熱ガスに対する保護手段がなされていないので、炉内を上昇する高温ガスの熱の影響を受けて測定装置が損傷したり、あるいは高温ガス中に含まれるダスト、油分や水分が付着してマイクロ波が減衰し、正確な測定ができなくなるという欠点がある。 【0006】本発明は、廃棄物溶融炉内を上昇する高温ガスの熱の影響を受けず、また高温ガス中に含まれるダスト、油分や水分の付着を防止した、マイクロ波による廃棄物の表面高さを測定するマイクロ波送受信装置を備えた層高レベル測定装置を提供するものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の廃棄物溶融炉内の廃棄物層高レベル測定装置は、廃棄物溶融炉上部の開口部に固定される層高レベル測定装置の筒状体の上部にマイクロ波の反射波により廃棄物の層高レベルを測定するマイクロ波送受信装置が設けられ、筒状体の下部には筒状体を仕切る多孔質セラミック板が設けられ、マイクロ波送受信装置と多孔質セラミック板とで区画される筒状体には、不活性ガスを筒状体内へ吹き込むパージガス配管が設けられていることを特徴とする。 【0008】前記構成において、層高レベル測定装置と廃棄物溶融炉上部の開口部との間に、炉内と遮断するための遮断弁を設けることができる。 【0009】 【発明の実施の形態】図1は本発明の廃棄物の層高レベル測定装置を廃棄物溶融炉に設置した状態を示す図で、シャフト炉式熱分解溶融炉1の上部にマイクロ波送受信装置3を備えた層高レベル測定装置2が設置される。層高レベル測定装置2は、多孔質セラミック板4により溶融炉1と遮断されている。マイクロ波送受信装置3から送信されたマイクロ波5は、廃棄物の表面で反射し、反射波6はマイクロ波送受信装置3で受信し、演算処理装置で廃棄物の層高レベルを測定する。 【0010】図2は本発明による層高レベル測定装置の断面図で、シャフト炉式熱分解溶融炉1のシャフト上部の開口部7に固定される層高レベル測定装置2の筒状体8の上部には、マイクロ波送受信装置3が設けられ、筒状体8の中をマイクロ波5及び反射波6が通ってマイクロ波送受信装置3で送受信される。筒状体8の下部には筒状体8を仕切る多孔質セラミック板4が設けられる。上部のマイクロ波送受信装置3と下部の多孔質セラミック板4とで区画される筒状体8には、窒素ガスやアルゴンガス等の不活性ガスを筒状体8内へ吹き込むパージガス配管9が設けられるとともに、筒状体8内の圧力を表示する圧力計PIが設けられている。筒状体8内の圧力は、炉内圧より高くなるように吹き込む。 【0011】層高レベル測定装置2と溶融炉1の開口部7との間には、炉内と遮断するための遮断弁10が設けられている。層高レベル測定装置2を保守等により開口部7から取り外す場合、炉内の高温ガスが吹き出すのを防止するために、予め遮断弁10を閉じる。 【0012】多孔質セラミック板4は、多孔質であるためにマイクロ波5の減衰を抑えることができる。多孔質セラミック板4を設けることにより、炉内からの高温ガスの熱を遮断することができ、また、パージガス配管9から筒状体に吹き込まれた不活性ガスは、多孔質セラミック板4の多孔質部を通過して炉内側に流れるので、多孔質セラミック板4の外表面へ油や水分の付着を防止することができる。 【0013】 【発明の効果】本発明は、炉内からの高温ガスの熱を遮断することができ、多孔質セラミック板4の外表面へ油や水分の付着を防止することができ、測定トラブルが皆無となり、炉内の廃棄物の層高レベルを安定して連続的に正確に把握することができるので、炉内状況に応じた操業を行うことにより安定した操業ができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006655 【氏名又は名称】新日本製鐵株式会社 【識別番号】390022873 【氏名又は名称】日鐵プラント設計株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年4月21日(1999.4.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082164 【弁理士】 【氏名又は名称】小堀 益 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−304233(P2000−304233A) |
| 【公開日】 |
平成12年11月2日(2000.11.2) |
| 【出願番号】 |
特願平11−113729 |
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