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【発明の名称】 バ―ナの噴射器および対応する噴射システム
【発明者】 【氏名】ドミニク・ロビラール

【氏名】ティエリー・ボリソフ

【氏名】セルソ・ゼルビナッティ

【氏名】ドーラ・ソフィア・アルベ

【氏名】ジャック・デュグ

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】 主燃料出口を示す主燃料を噴射する組立体と、酸化剤出口を示す酸化剤を噴射する組立体と、補助燃料出口を示す補助燃料を噴射する組立体とを備え、主および補助燃料および酸化剤を噴射する前記組立体は1つが他を半径方向に取り囲んで配列されることを特徴とする、長手方向の軸線を有するバーナの噴射器。
【請求項2】 1つまたは各燃料噴射組立体が、前記燃料を発送する手段と、噴霧流体を発送する手段と、燃料および噴霧流体を発送する前記手段に結合された噴霧手段とを備えた前記燃料を霧化する組立体であることを特徴とする請求項1による噴射器。
【請求項3】 前記または各燃料噴霧組立体のため、燃料および噴霧流体を発送する前記手段が互いに半径方向に取り囲んで配列されることを特徴とする請求項2による噴射器。
【請求項4】 前記または各燃料噴霧組立体のため、噴霧流体を発送する手段が前記燃料を発送する手段を取り囲んで配列されることを特徴とする請求項3による噴射器。
【請求項5】 1つまたは各燃料噴射組立体は、それが酸化剤噴射組立体に関して、少なくとも1つが離された位置および1つが接近した位置間で滑動できかつ調節されるように噴射器に取付けられ、対応している燃料出口および酸化剤出口がそれぞれ互いから離され、かつ前記離されたおよび接近した位置で一体に締結されることを特徴とする請求項1乃至4の何れかによる噴射器。
【請求項6】 そのまたは各燃料噴射組立体は取り外し可能であることを特徴とする請求項5による噴射器。
【請求項7】 酸化剤噴射組立体が主燃料を噴射する組立体と補助燃料を噴射する組立体との間に半径方向に配列されることを特徴とする請求項1乃至6の何れかによる噴射器。
【請求項8】 より低い低熱量値を有する燃料を噴射する組立体が、より高い低熱量値を有する燃料を噴射する組立体より噴射器の半径方向にさらに外側に向かって配置されることを特徴とする請求項1乃至7の何れかによる噴射器。
【請求項9】 より低い低熱量値を有する燃料を噴射する組立体が、噴射器の半径方向外側に配置されることを特徴とする請求項8による噴射器。
【請求項10】 噴射器は、1つまたは各燃料および/または酸化剤が噴射器の長手方向軸線のまわりに回転するように対応している噴射組立体を去らせる手段備えることを特徴とする請求項1乃至9の何れかによる噴射器。
【請求項11】 前記回転噴射手段は、噴射器の前記長手方向軸線に関して螺旋形である溝を備えることを特徴とする請求項10による噴射器。
【請求項12】 前記溝は、噴射器の長手方向軸線とほぼ0および30?間の角度を成すことを特徴とする請求項11による噴射器。
【請求項13】 噴射器は、較正されたオリフィスを有し、かつ主および補助燃料を噴射するため、および酸化剤を噴射するための組立体のそれぞれ出口の下流に取り付けられた噴霧先端を備えることを特徴とする請求項1乃至11の何れかによる噴射器。
【請求項14】 噴霧先端の較正されたオリフィスは、噴射器の長手方向面内で略20および120?間の角度でそれら間を限定することを特徴とする請求項13による噴射器。
【請求項15】 主燃料源と、補助燃料源と、酸化剤源と、少なくとも1つの噴射器とを備え、噴射器が請求項1乃至14の何れか1つによる噴射器であり、噴射器の主および補助燃料ならびに酸化剤を噴射する組立体が、それぞれ主および補助燃料源および酸化剤源に接続されたことを特徴とする、主燃料および補助燃料ならびに酸化剤を噴射するシステム。
【請求項16】 1つまたは各燃料噴射組立体が、前記燃料を発送する手段と、噴霧流体を発送する手段と、前記燃料および噴霧流体を発送する前記手段に結合された噴霧手段とを備えた前記燃料を霧化する組立体であり、噴射システムがさらに、そのまたは各燃料噴霧組立体の噴霧流体を発送する前記手段に結合された少なくとも1つの噴霧流体源を備えたことを特徴とする請求項15による噴射システム。
【請求項17】 酸化剤源が30および100%間で酸素を含んでいるガス源であることを特徴とする請求項15または16による噴射システム。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は長手方向軸線を有するバーナの噴射器に係り、特にセメント製造の中間体であるクリンカーを製造する方法に適用する。
【0002】
【従来の技術】クリンカーは粘土、石灰岩等のような採石場物質を高温で焼成することにより得られる。
【0003】クリンカー製造のため焼成の3つの主要型、即ちぬれた工程を使用する焼成、半乾き工程を使用する焼成、および乾いた工程を使用する焼成間で差別が作られる。
【0004】半乾きおよび乾いた工程の場合に、焼成設備は、連続して前過熱、生物質を脱水および脱炭酸するための、例えばレポル(Lepol)火床のような前か焼装置、および物質が流れ込みかつそれがクリンカーに変えられる回転キルンを備える。この回転キルンはクリンカーを出力する。
【0005】主送風パイプは回転キルンの出口に配置される。この送風パイプは要求される熱エネルギーを供給する。前か焼装置を運転するために必要な熱エネルギーは、主に主送風パイプにより作られた燃料ガスにより供給され、これら燃料ガスは物質の流れに逆らって回転キルンを循環する。頂点に達したエネルギーが前か焼装置に必要である。
【0006】レポル火床の場合に、この頂点に達したことは、第1に主燃料を高い低熱量値(LCV)、例えば6,000 th/tより高い値で、第2に低いLCVを有する補助燃料を、例えば2,000 th/t以下の値で燃焼することにより通常提供される。
【0007】一般に、主燃料は水の量を30%まで含んでいる液体産業廃棄物からなり、補助燃料は汚染された産業廃水からなる。前か焼装置の室に頂点に達したエネルギーを供給するため、圧縮空気が別々の噴射器にこれらの燃料を霧に吹くように使用される。
【0008】前か焼装置の室に存在する燃料ガスに含まれる酸素は主酸化剤を構成する。頂点に達した酸素は主燃料噴射器の近くに第3の噴射器を使用して導入される。
【0009】前か焼装置において、主燃料は上層の形に噴霧され、補助燃料は上層から離間された下層の形に噴霧され、頂点に達した酸素は他の2つの層間に配置された、上層に近い中間層の形に噴射される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】主および補助燃料および頂点に達した酸化剤は、それらが並行層として噴射されるので良く混合されない。
【0011】結果として、噴射されるべき燃料の燃焼効率が比較的低く、燃料ガスに存在する酸素の消費がまた比較的低いことが見出される。
【0012】さらに、噴射システムが全体として嵩張っている。
【0013】発明の目的は改良された噴射器を提供することによりこれらの問題を解決し、クリンカーを製造するための方法において、燃料の燃焼効率を改善し、嵩張りを減少することを許容する。
【0014】
【課題を解決するための手段】このため、発明の主題は、主燃料出口を示す主燃料を噴射する組立体と、酸化剤出口を示す酸化剤を噴射する組立体と、補助燃料出口を示す補助燃料を噴射する組立体とを備え、主および補助燃料および酸化剤を噴射する前記組立体は1つが他を半径方向に取り囲んで配列されることを特徴とする、長手方向の軸線を有するバーナの噴射器である。
【0015】特別な実施例によれば、噴射器は絶縁または技術的に実行可能な何れかの組合せを取られた1つまたはそれ以上の中空の形を持ってもよく、その組合せは:−1つまたは各燃料噴射組立体が、前記燃料を発送する手段と、噴霧流体を発送する手段と、燃料および噴霧流体を発送する前記手段に結合された噴霧手段を備えた前記燃料を霧化する組立体である。
【0016】−前記または各燃料噴霧組立体のため、燃料および噴霧流体を発送する前記手段が互いに半径方向に取り囲んで配列される。
【0017】−前記または各燃料噴霧組立体のため、噴霧流体を発送する手段が前記燃料を発送する手段を取り囲んで配列される。
【0018】−1つまたは各燃料噴射組立体は、それが酸化剤噴射組立体に関して、少なくとも1つが離された位置および1つが接近した位置間で滑動できかつ調節されるように噴射器に取付けられ、対応している燃料出口および酸化剤出口がそれぞれ互いから離され、かつ前記離されたおよび接近した位置で一体に締結される。
【0019】−そのまたは各燃料噴射組立体は取り外し可能である。
【0020】−酸化剤噴射組立体が主燃料を噴射する組立体と補助燃料を噴射する組立体との間に半径方向に配列される。
【0021】より低い低熱量値を有する燃料を噴射する組立体が、より高い低熱量値を有する燃料を噴射する組立体より噴射器の半径方向にさらに外側に向かって配置される。
【0022】−より低い低熱量値を有する燃料を噴射する組立体が、噴射器の半径方向外側に配置される。
【0023】−噴射器は、1つまたは各燃料および/または酸化剤が噴射器の長手方向軸線のまわりに回転するように対応している噴射組立体を去らせる手段備える。
【0024】−前記回転噴射手段は、噴射器の前記長手方向軸線に関して螺旋形である溝を備える。
【0025】−前記溝は、噴射器の長手方向軸線と略0および30?間の角度を成す。
【0026】−噴射器は、較正されたオリフィスを有し、かつ主および補助燃料を噴射するため、および酸化剤を噴射するための組立体のそれぞれ出口の下流に取り付けられた噴霧先端を備える。
【0027】−噴霧先端の較正されたオリフィスは、噴射器の長手方向面内で略20および120?間の角度でそれら間を限定する。
【0028】発明の他の主題は、主燃料源と、補助燃料源と、酸化剤源と、少なくとも1つの噴射器とを備え、噴射器が前述されたような噴射器であり、噴射器の主および補助燃料ならびに酸化剤を噴射する組立体が、それぞれ主および補助燃料源および酸化剤源に結合されたことを特徴とする、主燃料および補助燃料ならびに酸化剤を噴射するシステムである。
【0029】代わりとして、1つまたは各燃料噴射組立体が、前記燃料を発送する手段と、噴霧流体を発送する手段と、前記燃料および噴霧流体を発送する前記手段に結合された噴霧手段とを備えた前記燃料を霧化する組立体であり、噴射システムがさらに、そのまたは各燃料噴霧組立体の噴霧流体を発送する前記手段に結合された少なくとも1つの噴霧流体源を備える。
【0030】さらに、酸化剤源が30および100%間で酸素を含んでいるガス源であってもよい。
【0031】発明は、例の方法で単に与えられかつ添付図面を参照して成される以下の記載を読むことからよりよく理解されるであろう。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、半乾きまたは乾いた工程を使用するクリンカーの製造方法のための噴射器1を示す。
【0033】噴射器1は全般的に細長く、軸線X−Xを有して軸対称な形であり、高いLCVを有する主液体燃料を噴射する内側組立体2、酸化剤を噴射する中間組立体3および低いLCVを有する補助液体燃料を噴射する外側組立体4を必須的に備える。
【0034】組立体2、3および4は略軸対称および同軸である。
【0035】外側噴射組立体4は、それ自身内側噴射組立体2の半径方向外側に配置された中間噴射組立体3の半径方向外側に配列される。
【0036】図1および2に示されたように、主燃料を噴射する組立体2は、主燃料を発送する内側管5、管5を前方、即ち下流方向に(図1および2において左に)伸す噴霧ヘッド6、および管5を外側から取り囲んでいる外側管7を必須的に備える。
【0037】ヘッド6は管5の内側と連通する軸線方向の中央孔8、および軸線X−Xの回りに均一に分布された6つの傾いた孔10を穿ったフラスト円錐形外側カラー9を有する。孔10は孔8内に開口する。これらの孔10は軸線X−Xに関して同じ角度により前に傾いた軸線を有する。較正されたオリフィスを有する取り外し可能なアダプタ11が孔10に挿入される。
【0038】ヘッド6はまた、カラー9の後ろ(図1および2において右)に半径方向外側に向かって突出しかつ軸線方向に配置された3つのピン12を備える。3つのピン12は軸線X−Xに関して等角度に分布される。管7の前部、即ち下流端は一方でカラー9を軸線方向に、他方でピン12を半径方向に支持する。管7の前部端が軸線X−Xに関して傾斜されたフラスト円錐形表面でカラー9を支持し、管7およびカラー9間の密封を保証することを注目すべきである。
【0039】内側にねじを切られかつ管7の後端に固定されたリング13は、管5のねじを切られた後部130にねじ締めされる。このリング13は、カラー9およびピン12と共に、管5をその長手方向位置に保持し、管7に関してそれを半径方向中心にする。シール131がリング13と管5の環状外側肩132との間に適合される。この肩132は管5のねじを切られた部分130の前部に配置される。
【0040】横の管状結合部14が管7の後部でリング13の僅か前に配列される。
【0041】管5および7はそれらの間に噴霧流体を発送する通路15を限定し、それは前部でアダプタ11のオリフィスと、それ故孔8と連通し、その後端は管7の壁に形成されたオリフィス16の効果で結合部14と連通する。
【0042】内側管5は長手方向管状結合部17により後方に伸ばされる。
【0043】酸化剤を噴射する中間組立体3は必須的に、噴射ヘッド21により前方に伸ばされ、かつ後部に締結装置22を設けられた管20を備える(図1および3)。
【0044】管20はまた、締結装置22の僅か前に配置された横の管状結合部23を設けられる。
【0045】噴射ヘッド21は管20の内側と連通する中央孔24を有する。孔24は、その断面が前方に収斂する中間部分25を除いて断面一定である。
【0046】軸線X−Xの回りに等角度で分布された長方形断面の6つの軸線方向溝26がヘッド21の厚み内に形成される。
【0047】溝26はヘッド21の外側から半径方向に形成され、一方で噴射ヘッド21の前部縁面に、他方でヘッド21の厚みに形成されたV形断面および軸線X−Xの外側環状溝27に開口する。この外側環状溝27は孔24の収斂する中間部分25と略同じ軸線方向位置に配置される。
【0048】ヘッド21は互いに等角度で離間された3つの内部タブ270により後方に伸ばされる。3つのタブ270は管20の内側に挿入される。管20の壁に対して押圧されたこれらのタブ270は、ヘッド21および管20を一体に固定するためにそれぞれそれらを貫通する横ねじを有する。管20の前部端は軸線X−Xに関して傾斜されたフラスト円錐形表面に沿ってヘッド21を支持し、これは管20およびヘッド21間の密封を保証する。
【0049】締結装置22は、外側にねじを切られかつ管20の後端に固定された取付部271、端取付部271の後端にねじ止めされたナット28、割れた弾性リング29、描かれていない金属ワッシャ、およびOリング30を必須的に備える。Oリング30は端取付部271の内側後肩31に位置を占める。金属ワッシャはOリング30と割れた弾性リング29との間に置かれ、ナット28の後内側環状口32および割れた弾性リング29に耐える。
【0050】主燃料を噴射するための組立体2が、酸化剤噴射組立体3の内側に軸線X−Xに沿って滑動できるように配列される。かくして、酸化剤を発送する通路35(図1)は、噴射組立体2の噴霧ヘッド6および噴射組立体3の噴射ヘッド21間、および噴射組立体2の管7および噴射組立体3の管20間に限定される。この通路35は後部で、管20の壁に形成されたオリフィス36を経て、噴射組立体3の結合部23と連通する。
【0051】締結装置22の端取付部271にねじ止めされたナット28は、その環状口32を経て、弾性リング29および金属ワッシャ、端取付部271の肩31に支持されたOリング30を圧縮する。かくして、Oリング30は管7の外面に対して押圧され、燃料噴射組立体2に関して酸化剤噴射組立体3の軸線方向位置を固定し、噴射器1の後ろで管7および20間を密封する。
【0052】タブ270は管7の前部端を半径方向に支持し、締結装置22と共に主燃料の噴射組立体2を酸化剤噴射組立体3の内側で中心に置く。
【0053】補助燃料を噴射するための組立体4は、補助燃料を発送する内側管40、管40の前部に伸びた噴霧ヘッド41、および管40を外周的に取り囲んでいる外側管42を必須的に備える(図1および4)。
【0054】ヘッド41は前部に向かって収斂している全体フラスト円錐形である。ヘッド41は、管40の内側と連通している軸線方向の中央孔43および軸線X−Xのまわりに等角度で分布された6つの傾斜した孔44を有する。孔44は軸線X−Xに関して同じ角度により前方に傾斜され、中央孔43と連通する。
【0055】較正されたオリフィスを有する取り外し可能なアダプタ440が孔44に挿入される。管42の後端に固定された内側にねじを切られたリング46が管40の中間位置にねじ締めされる。管42の前部端は噴霧ヘッド41を軸線方向に支持する。
【0056】管42の前部端が軸線X−Xに関して傾斜されたフラスト円錐形表面を経てヘッド41を支持し、かくして管42およびヘッド41間の密封を保証することを注目すべきである。
【0057】管42はリング46の僅か前方に配置された横の管状結合部47を有する。
【0058】管40と42は噴霧流体を発送する通路48をそれらの間に限定する。この通路48は、一方でアダプタ440のオリフィスと、それ故孔43と連通し、他方で管42の壁に形成されたオリフィス49の効果により結合部47と連通する。
【0059】管40はその後端に横の管状結合部51と酸化剤噴射組立体3の装置22に似た締結装置52とが設けられる。
【0060】噴霧ヘッド41の中央孔43は、一定断面の前部分53、後方に向かって拡大する中間部分54、および最後に一定断面の後部分55を有する壁により限定される。
【0061】補助燃料を噴射する組立体4は、軸線X−Xに沿って滑動できるように、酸化剤噴射組立体3の外側に配置される。
【0062】噴霧ヘッド41の部分53は酸化剤噴射組立体3の噴射ヘッド21の前部端を支持する。
【0063】噴射ヘッド21の軸線方向の溝26は噴霧ヘッド41の孔44に面して置かれ、そのためこれらの溝26は孔44に挿入されたアダプタ440のオリフィスと連通する。
【0064】噴射組立体3の管20と噴射組立体4の管40とは、補助燃料を発送する通路57(図1)をそれら間に限定し、それは一方において後部で管40の壁に形成されたオリフィス58の効果により横の結合部51と連通し、他方において前部で噴射ヘッド21の外側環状溝27およびそれ故このヘッド21の軸線方向溝26と連通する。
【0065】付随的に、締結装置22の場合と同様に、締結装置52のOリング30が管20の外側表面を半径方向に支持するように軸線方向に圧縮される。かくして、酸化剤噴射組立体3は補助燃料を噴射する組立体4に中心配置され、これら組立体3および4の相対的軸方向位置が固定される。
【0066】図1において、噴射組立体2の噴霧ヘッド6の前部縁面60は、噴射組立体3の噴射ヘッド21の前部端面61より軸線方向に僅か後ろに配置される。さらに、噴射ヘッド21の縁面61は噴射組立体4の噴霧ヘッド41の前部縁面62と軸線方向略同じ位置に配置される。前部縁面60、61および62はヘッド6、21および41の出口を軸線方向に限定し、これらのそれぞれの出口は対応している縁面60、61および62と同じ参照符号を付けられるであろう。
【0067】図1の噴射器1は前か焼装置、例えばレポル火床の壁に配置されるように意図される。
【0068】圧力の下で液体産業廃棄物源64が主燃料を供給するために軸線方向結合部17に結合される。この廃棄物は典型的に6,000 th/tおよび10,000 th/t間のLCVを有する。低いLCVを有する汚染された産業廃棄物水源65が補助燃料を供給するために横の結合部51に結合される。圧縮された酸素源66が酸化剤を供給する横の結合部23に結合され、圧縮された空気源67が噴霧流体を供給するため横の結合部14および47に結合される。
【0069】噴射器1と源64乃至67はかくして噴射システム68を形成する。
【0070】作動において、結合部14により通路15に導入された空気は、アダプタ11のオリフィスを通過され、噴霧ヘッド6で高いLCVの主燃料と混合し、この燃料を霧化する。主燃料はヘッド6の出口60から非常に細かな小滴の発散ジェットで放出される。このジェットは酸化剤噴射組立体3の噴射ヘッド21の縁面61の内縁63を衝撃する。
【0071】結合部23内に導入された酸素は通路35に沿って流れる。この酸素はヘッド21から主燃料のジェットを外側から取り囲んでいるジェットの形で放出される。噴霧ヘッド6および噴射ヘッド21の形状および相対的配列のため、ヘッド21を貫通する酸素は、ヘッド6の出口60およびヘッド21の出口61間で主燃料のジェットと部分的に混合する。主燃料および酸化剤間の混合は、それがヘッド21の出口61を去るので継続する。
【0072】結合部51に導入された低いLCVを有する燃料は、通路57に沿い、それから噴射ヘッド21の軸線方向溝26に沿って発送される。これらの軸線方向の溝26において、低いLCVを有する燃料は、結合部49に導入され通路48およびアダプタ440のオリフィスに沿って発送された圧縮空気と出会う。
【0073】低いLCVを有する燃料はかくして霧化され、非常に細かな小滴のジェットの形で軸線方向溝26を去る。
【0074】補助燃料のジェットはそれから酸素および主燃料のジェットと混合し、火炎が発生される。
【0075】このようにして噴射器1から出口で発生された火炎は、低いおよび高いLCVを有する燃料の良好な燃焼効率を達成することを可能にし、燃えない物質の量を減少することを可能にする。
【0076】これらの良好な効率は、一方において、中央ホットスポットを成す酸素含有パイロット火炎を造ることを可能にする酸素の中間噴射に負い、他方において、燃料が親密に混合されるようになる非常に細かい小滴の同軸ジェットの形に霧化されることに負う。
【0077】さらに、低いLCVを有する燃料が噴射器1の外側に沿って流動するので、外部冷却システムを設ける必要がないことが発見された。低いLCVを有する燃料が冷媒として作用すると言うことが起こり、かくして噴射器1および噴射器1が取付けられる前か焼装置の耐火ライニングを保護する。
【0078】さらに発明による噴射器は、今記載されるであろうように、取付けおよび取り外しが容易であり、調節のため広範囲に威力を発揮する。
【0079】締結装置22のナット28を緩めることにより、主燃料を噴射する組立体2は酸化剤噴射組立体3の内側を自由に滑動できる。かくして、噴射ヘッド21および噴霧ヘッド41の出口61および62に関して、噴霧ヘッド6の出口60の位置が、例えば変えられるかもしれない。ナット28を再び締めることにより、燃料噴射組立体2は酸化剤噴射組立体3に関して他の位置、例えば出口60が出口61から更に後ろに設定された位置、あるいはこれら出口60および61が互いに接近した位置に固定され得る。
【0080】また、緩められたナット28を有することは、主燃料を噴射する組立体2が噴射器1の位置から完全に取り去られることを可能にする。それからリング13を緩めることにより、管7が管5に関して後ずさりされることが出来、かくして噴射ヘッド6の較正されたオリフィスを有するアダプタ11に接近を与え、それらを清掃または交換することが出来る。
【0081】同様に、締結装置52のナット28を緩めることにより、補助燃料を噴射する組立体4に関して酸化剤噴射組立体3の位置が変えられ、あるいは組立体3が組立体4から完全に取り去られることさえ出来る。
【0082】締結装置52のナット28を再び締めることにより、ヘッド21の出口61が、例えばヘッド41の出口62から後ろに設定される位置に噴射組立体3および4を固定することが、このように可能である。
【0083】もし組立体3が組立体4から完全に取り去られるなら、タブ270のねじを外すことにより管20を伸ばす噴射ヘッド21を交換することが可能である。
【0084】最後に、リング46を外すことにより、噴霧ヘッド41の較正されたオリフィスを有するアダプタ440を清掃または交換するために、管40に関して管42を後ずさりさせることが可能である。
【0085】種々の流体が通るオリフィスを清掃するような通常のメンテナンス操作を行うこと、ヘッド26、21および41の特質、または出口60、61および62の相対的位置を変更することがこのようにして簡単に可能である。
【0086】特に、アダプタ11および440を変更することは、噴霧流体出口速度を設定すること、それ故噴射器1を去る燃料の小滴の大きさを最適にすることを可能にする。
【0087】噴霧流体として圧縮空気、蒸気または任意の他の流体を使用することが可能である。各噴霧流体の質量流量率は霧化されるべき対応している液体燃料の質量流量率の5および20%間が好ましい。
【0088】代替例によれば、共通の源67の代わりに、結合部14および47にそれぞれ結合された2つの別々な源の使用がなされる。これらの2つの源は異なった噴霧流体の源であってもよい。
【0089】記述された例において、噴射組立体3により噴射された酸素は、燃焼反応炉における化学量論を達成するため、および造られた火炎に添加するため、頂点到達としてのみ使用される。しかしある応用のため、噴射組立体3により噴射されたこの酸素は燃焼反応炉の化学量論的な量をそれだけで供給してもよい。
【0090】より一般的には、酸化剤は30および100%間の酸素を含んでいるガスである。
【0091】描かれない代替形状に従って、溝26は霧化される補助燃料に螺旋運動を起こさせるため、軸線X−Xに関して螺旋形状を持ってもよい。溝26と軸線X−Xとの間に形成された角度は、0から30oの間が好ましい。この特質は燃料と酸化剤との混合を更に改善することを可能にする。
【0092】同様に、噴霧ヘッド6および噴射ヘッド21間を流動している酸化剤に螺旋運動を起こさせるため、カラー9の前部におけるヘッド6の外側に、軸線X−Xに関して螺旋形状を持つフィン(図示されない)が設けられてもよい。
【0093】噴射器の同軸配列は、噴霧ジェットの混合、およびより小さな容積を有しもし必要なら、高い燃料流量率で満足のいく全体噴射を達成することを可能にする。
【0094】図5は図1の噴射器1の代わりの形態を示し、噴霧ヘッド6および41が変形され、最終的な噴霧先端70が噴射器1の前部端に適用された。
【0095】較正されたオリフィスを有するアダプタ71が、カラー9の背後の噴霧ヘッド6の壁に形成された14個の横孔72に適合される。孔72は軸線X−Xの回りに等角度で分布された7つの孔の2列に分布される。孔72の2列は軸線方向におよび角度的に互いに位置ずれされる。
【0096】ピン12が管5の前部端に配列される。
【0097】同じように、較正されたオリフィスを有するアダプタ74が、ヘッド41の孔43を部分的に限定している収斂区分54の背後の噴霧ヘッド41の壁に形成された14個の横孔75に配列される。
【0098】孔74は軸線X−Xの回りに等角度で分布された7つの孔の2列に分布される。孔74の2列は軸線方向におよび角度的に互いに位置ずれされる。
【0099】最終噴射先端70はその前部端で横壁77により閉ざされた軸線X−Xの管76を備える。管76の後端は軸線X−Xのリング78により後ろ方向および半径方向外側に伸ばされ、そのフラスト円錐形内面79が噴霧ヘッド41のフラスト円錐形半径方向外面80に支持される。噴射組立体4の管42の前部端にねじ止めされた固定システム81が、軸線方向のねじ82を経て、噴霧ヘッド41上にリング78を軸線方向に押圧し、かくして噴射器1の出口と最終噴射先端70との間の密封を保証する。
【0100】壁77はタップが切られかつ軸線X−Xを通過する1つの同じ面内に配置された2つの傾いた孔84を有する。較正されたオリフィス86を有する交換可能なアダプタ85が孔84内にねじ留めされる。孔84の軸線は軸線X−Xに関して前方へ発散する。
【0101】較正された孔を有するアダプタ71および74の存在は、主および補助燃料の噴霧の特徴を変えるためにより大きな範囲を与える。特に、これらのアダプタ71および74の幾らかをプラグにし、必要に応じて得られる噴霧特徴を変えるためそれらを交換することが可能である。
【0102】さらに、噴霧先端は、全体発散噴霧ジェットおよび前か焼装置に存在する煙管ガスに含まれる酸素の分子のより大きな消費を得ることを可能にする。孔84の軸線および軸線X−X間に形成される角度は10から60?の間であってもよい。
【0103】より全般的に、発明による噴射器は石灰製造および苦灰岩製造産業にまた使用でき、また産業廃水焼却装置または放射活動廃物再処理プラントにも使用され得る。
【0104】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、低いおよび高いLCVを有する燃料の良好な燃焼効率を達成することを可能にし、燃えない物質の量を減少することを可能にする。また、低いLCVを有する燃料が噴射器の外側に沿って流動するので、外部冷却システムを設ける必要がない。さらに取付けおよび取り外しが容易で調節のため広範囲に威力を発揮する。これらにより燃料の燃焼効率を改善し、嵩張りを減少することができる。
【出願人】 【識別番号】591036572
【氏名又は名称】レール・リキード・ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード
【出願日】 平成11年12月14日(1999.12.14)
【代理人】 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外4名)
【公開番号】 特開2000−193206(P2000−193206A)
【公開日】 平成12年7月14日(2000.7.14)
【出願番号】 特願平11−354936