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【発明の名称】 環状蛍光灯器具
【発明者】 【氏名】小菅 光晴

【要約】 【課題】過度の変形が生じ難いカバー受け金具の構造を提案する。特にカバー受け金具の傾斜板部を介して連接する水平板部の箇所に過度の変形が生じ難いカバー受け金具を得る。

【解決手段】各カバー受け金具90は係合部を係合するほぼ水平な係合板部91を含み、係合板部91の先から斜め下向きに延在する傾斜板部92を含み、傾斜板部92の先から水平方向に延在する水平板部93を含む。係合板部91・傾斜板部92・水平板部93の一連の形状は円弧状を呈する。係合板部91との係合を解除された係合部は傾斜板部92を経て水平板部93に至り、そこで緩く仮止めされる。係合板部91・傾斜板部92間の第一折曲線912および傾斜板部92・水平板部93間の第二折曲線923を円弧の半径方向に対して鋭角状に傾斜させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】器具本体を備え、前記器具本体の下面側に配置する環状蛍光ランプを備え、前記器具本体・環状蛍光ランプの下面側を覆う透光カバーを備え、前記器具本体の周縁付近に複数のカバー受け金具を設け、前記透光カバーの開口周縁付近に複数の係合部を設け、前記各カバー受け金具は前記透光カバーの回動にともなって対応する前記係合部を着脱自在に係合する回転引掛け形構造であり、前記各カバー受け金具は前記係合部を係合するほぼ水平な係合板部を含み、前記係合板部の先から斜め下向きに延在する傾斜板部を含み、前記傾斜板部の先から水平方向に延在する水平板部を含み、前記係合板部・傾斜板部・水平板部の一連の形状は円弧状を呈しかつ前記係合板部との係合を解除された前記係合部が前記傾斜板部を経て水平板部に至りそこで緩く仮止めされるように定め、前記係合板部・傾斜板部間の第一折曲線および前記傾斜板部・水平板部間の第二折曲線を前記円弧の半径方向に対して鋭角状に傾斜させたことを特徴とする環状蛍光灯器具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は透光カバーを備える環状蛍光灯器具に関する。特に回転引掛け形の前記透光カバーの係合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前記回転引掛け形の透光カバー係合構造においては、器具本体10の周縁付近に複数のカバー受け金具90を配置する。該カバー受け金具90はほぼ水平な係合板部91を含み、前記係合板部91の先から延在する傾斜板部92を含み、前記傾斜板部92の先から水平方向に延在する水平板部93を含む。前記係合板部91・傾斜板部92・水平板部93の一連の形状は円弧状を呈する。前記係合板部91との係合を解除された係合部(透光カバー側の係合部)は前記傾斜板部92を経て水平板部93に至りそこで緩く仮止めされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】透光カバーの係合部が前記水平板部の箇所に緩く仮止めされた状態について考える。透光カバーの重量は前記水平板部の箇所に緩く仮止めされた状態について考える。透光カバーの重量は前記水平板部で支えられ、それによる水平板部の応力は傾斜板部を介して係合板部に伝達される。このような構造のカバー受け金具には強度上の問題が残る。特に係合板部に傾斜板部を介して連接する水平板部が過度に変形し易い。本発明の目的は、過度の変形が生じ難いカバー受け金具の構造を提案することである。特にカバー受け金具の傾斜板部を介して連接する水平板部の箇所に過度の変形が生じ難いカバー受け金具を得ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のカバー受け金具90は前記係合部39を係合するほぼ水平な係合板部91を含み、前記係合板部91の先から斜め下向きに延在する傾斜板部92を含み、前記傾斜板部92の先から水平方向に延在する水平板部93を含む。前記係合板部91・傾斜板部92・水平板部93の一連の形状は円弧状を呈する。本発明においては、前記係合板部91・傾斜板部92間の第一折曲線912および前記傾斜板部92・水平板部93間の第二折曲線923を円弧の半径方向に対して鋭角状に傾斜させる。かかる傾斜によって傾斜板部92・水平板部93の箇所の過度の変形を防止することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1〜図3を利用して説明する。本発明に係る図1〜図3の環状蛍光灯器具は器具本体10を備える。器具本体10の下面側に配置する環状蛍光ランプ20を備える。器具本体10・環状蛍光ランプ20の下面側を覆う透光カバー30を備える。器具本体10の周縁付近に複数のカバー受け金具90を設ける。透光カバー30の開口周縁付近に複数の係合部39を設ける。各カバー受け金具90は透光カバー30の回動にともなって対応する係合部39を着脱自在に係合する回転引掛け形構造である。各カバー受け金具90は係合部39を係合するほぼ水平な係合板部91を含み、係合板部91の先から斜め下向きに延在する傾斜板部92を含み、傾斜板部92の先から水平方向に延在する水平板部93を含む。係合板部91・傾斜板部92・水平板部93の一連の形状は円弧状を呈する。係合板部91との係合を解除された係合部39は傾斜板部92を経て水平板部93に至り、そこで緩く仮止めされる。
【0006】係合板部91・傾斜板部92間の第一折曲線912および傾斜板部92・水平板部93間の第二折曲線923を円弧の半径方向に対して鋭角状に傾斜させる。細部の構造等について補足する。器具本体10は天井直付け形である。透光カバー30の平面形状は丸形であり、回転引掛け形の着脱に適する。回転引掛け形構造は透光カバー30を垂直軸回りに少し回して止め、逆に回して外す要領である。カバー受け金具90・係合部39で一組とする着脱手段を120度の間隔で3組配置する。係合部39は常々は係合板部91に対して係合する。この係合を解除を解除された係合部39は傾斜板部92を経て水平板部93に至り、その箇所で仮止めがなされる。仮止めを解除すると落下する。仮止めを解除は透光カバー30を少し持ち上げてなされる。仮止めの作業はその逆である。仮止め機構があると作業が容易になり、また不所望な脱落を防止することができる。係合板部91・傾斜板部92・水平板部93の一連の形状が円弧状であるのは、透光カバー30の丸形と対応し、また回転引掛け形の着脱手段と対応する。
【0007】係合板部91・傾斜板部92間の第一折曲線912および傾斜板部92・水平板部93間の第二折曲線923について補足する。第一折曲線912・第二折曲線923は円弧の半径方向に対して鋭角状に傾斜する。その長さは図3のL2である。半径方向に沿わした折曲線とする場合の長さL1よりもL2の方が少し長い。長さL2の方が長いので、傾斜板部92・水平板部93の過度の変形が生じ難い。仮止め時には水平板部93の上に係合部39が乗り、変形するが、それに対して傾斜板部92が斜めの梁の役割を果たすので、変形が生じ難いと考えてもよい。かくして、カバー受け金具90を薄い金属板を変形した適宜に小形なものであっても、変形が生じ難くなる。
【0008】
【発明の効果】本発明は、係合板部・傾斜板部間の第一折曲線および前記傾斜板部・水平板部間の第二折曲線を円弧の半径方向に対して鋭角状に傾斜させることを主たる特徴事項とするものであり、カバー受け金具が過度に変形し難い環状蛍光灯器具が得られる。
【出願人】 【識別番号】000005474
【氏名又は名称】日立照明株式会社
【出願日】 平成11年5月28日(1999.5.28)
【代理人】
【公開番号】 特開2000−340022(P2000−340022A)
【公開日】 平成12年12月8日(2000.12.8)
【出願番号】 特願平11−188021