| 【発明の名称】 |
面光源装置及びそれを備えた平面表示装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】大網 幸男
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| 【要約】 |
【課題】外形寸法に対して有効発光領域が十分に広く、輝度均一性に優れた面光源装置、およびこれを備えた平面表示装置を提供することにある。
【解決手段】液晶表示装置は、表示パネルと、これに対向配置された面光源装置70とを有している。表光源装置は、矩形板状の導光板72と、導光板の周縁部に沿って形成された収納部78内に配置された管状光源74と、を有している。導光板は、管状光源と対向して位置し管状光源からの光源光を導光板の面方向に導入する第1光入射面78aと、管状光源と対向して位置し管状光源からの光源光を導光板の厚さ方向に導入する第2光入射面78bと、を有している。管状光源は、面光源装置の有効発光領域71と重複することなく、有効発光領域の外側に設けられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】管状光源と、互いに対向する第1および第2主表面を含む略矩形の薄板状に形成され、上記管状光源からの光源光を伝播するとともに、選択的に上記第1主表面から出射する導光板と、を備え、上記第1主表面からの出射光により有効発光領域を規定した面光源装置において、上記導光板は、上記管状光源からの光源光を上記導光板の面内方向に導入する第1光入射面と、上記第1光入射面と交差し上記管状光源からの光源光を上記導光板の厚さ方向に導入する第2光入射面と、上記第1および第2光入射面に対向して上記管状光源を収納した収納部と、を有し、上記管状光源と上記有効発光領域とは、上記導光板の上記第1主表面から投影した時に互いに離間していることを特徴とする面光源装置。 【請求項2】上記収納部は、上記導光板の周縁部に沿って形成されているととも、上記第1および第2光入射面により規定され、上記管状光源は、上記収納部内において上記有効発光領域の外側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の面光源装置。 【請求項3】上記収納部は、上記導光板の少なくとも一辺に沿って形成されていることを特徴とする請求項2記載の面光源装置。 【請求項4】上記収納部は、上記導光板の上記一辺及び上記一辺に連続した他の一辺に沿って形成されていることを特徴とする請求項2記載の面光源装置。 【請求項5】上記収納部は上記導光板の上記一辺及び上記一辺に連続した一対の他の2辺に沿って形成され、上記管状光源はほぼU字形状に形成されていることを特徴とする請求項2記載の面光源装置。 【請求項6】上記第1光入射面は上記第2主表面に対してほぼ垂直に延びているとともに、上記第2光入射面は上記第2主表面とほぼ平行に延び、上記第1および第2光入射面は互いに略直交していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の面光源装置。 【請求項7】上記導光板の上記第2主表面上であって上記管状光源近傍に、上記導光板の上記第1主面から出射される光源光の輝度を均一化する輝度調整手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の面光源装置。 【請求項8】上記輝度調整手段は、上記導光板の上記第2主表面と対向して配置され上記第2主表面から上記導光板内へ入射する上記管状光源からの光源光を遮蔽あるいは減衰するシートを備えていることを特徴とする請求項7記載の面光源装置。 【請求項9】上記シートは、上記導光板の上記第1光入射面近傍で上記導光板の上記第2主表面に密着した密着領域を含んでいることを特徴とする請求項8記載の面光源装置。 【請求項10】上記密着領域は、上記第1光入射面から上記導光板の長手方向に5mm以内の範囲に設けられていることを特徴とする請求項9記載の面光源装置。 【請求項11】上記密着領域は、上記第1光入射面から上記導光板の長手方向に2mm以内の範囲に設けられていることを特徴とする請求項9記載の面光源装置。 【請求項12】上記シートは光反射シートであることを特徴とする請求項7ないし10のいずれか1項に記載の面光源装置。 【請求項13】上記シートは、上記収納部内に延出し上記管状光源と対向した端部を有していることを特徴とする請求項8ないし12のいずれか1項に記載の面光源装置。 【請求項14】上記シートは、上記第2主表面から上記導光板内に入射される上記管状光源からの光源光を減衰するよう、上記導光板の上記第1光導入面近傍の領域で光源光の反射を低減する反射低減手段を含んでいることを特徴とする請求項13記載の面光源装置。 【請求項15】上記反射低減手段は、光吸収部材を含んでいることを特徴とする請求項14記載の面光源装置。 【請求項16】上記導光板の上記第1主表面、および上記管状光源と上記第2光入射面との間の少なくとも一方には、所定の電位に接続された導電膜が配置されることを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1項に記載の面光源装置。 【請求項17】上記導電膜は透明導電シートから成ることを特徴とする請求項16記載の面光源装置。 【請求項18】複数の表示画素を有した有効表示領域を備え、第1主表面を光入射面、上記第1主表面に対向する第2主表面を光出射面とした光透過型の表示パネルと上記表示パネルの上記第1主表面と対向して配置された有効発光領域を有する面光源装置と、を備えた表面表示装置において、上記面光源装置は、管状光源と、互いに対向する第1および第2主表面を含む略矩形の薄板状に形成され、上記管状光源からの光源光を伝播するとともに、選択的に上記第1主表面から出射する導光板と、を備え、上記第1主表面からの出射光により上記有効発光領域を規定しているとともに、上記導光板は、上記管状光源からの光源光を上記導光板の面内方向に導入する第1光入射面と、上記第1光入射面と交差し上記管状光源からの光源光を上記導光板の厚さ方向に導入する第2光入射面と、上記第1および第2光入射面に対向して上記管状光源を収納した収納部と、を有し、上記管状光源と上記有効発光領域とは、上記導光板の上記第1主表面から投影した時に互いに離間していることを特徴とする表面表示装置。 【請求項19】上記収納部は、上記導光板の周縁部に沿って形成されているととも、上記第1および第2光入射面により規定され、上記管状光源は、上記収納部内において上記有効発光領域の外側に配置されていることを特徴とする請求項18に記載の表面表示装置。 【請求項20】上記収納部は上記導光板の上記一辺及び上記一辺に連続した一対の他の2辺に沿って形成され、上記管状光源はほぼU字形状に形成されていることを特徴とする請求項19に記載の平面表示装置。 【請求項21】上記第1光入射面は上記第2主表面に対してほぼ垂直に延びているとともに、上記第2光入射面は上記第2主表面とほぼ平行に延び、上記第1および第2光入射面は互いに略直交していることを特徴とする請求項19又は20に記載の平面表示装置。 【請求項22】上記導光板の上記第2主表面上であって上記管状光源近傍に、上記導光板の上記第1主面から出射される光源光の輝度を均一化する輝度調整手段を備えたことを特徴とする請求項19ないし21のいずれか1項に記載の平面表示装置。 【請求項23】上記輝度調整手段は、上記導光板の上記第2主表面と対向して配置され上記第2主表面から上記導光板内へ入射する上記管状光源からの光源光を遮蔽あるいは減衰するシートを備えていることを特徴とする請求項22記載の平面表示装置。 【請求項24】上記シートは、上記導光板の上記第1光入射面近傍で上記導光板の上記第2主表面に密着した密着領域を含んでいることを特徴とする請求項23記載の平面表示装置。 【請求項25】上記導光板の上記第1主表面および上記管状光源のいずれかと上記第2光入射面との間には、所定の電位に接続されているとともに上記管状光源に対向した導電膜が配置されることを特徴とする請求項19ないし24のいずれか1項に記載の平面表示装置。 【請求項26】上記表示パネルは、上記面光源装置を上記第1主表面と平行な方向にスライド可能に支持したガイドを備えていることを特徴とする請求項19ないし25のいずれか1項に記載の平面表示装置。 【請求項27】上記表示パネルと上記面光源装置との間には、上記面光源装置から出射された光源光を集光する集光シートが配置されるていることを特徴とする請求項19ないし26のいずれか1項に記載の平面表示装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、外形寸法に対する有効表示領域が十分に大きい面光源装置及びそれを用いた平面表示装置に関する。 【0002】 【従来の技術】液晶表示装置に代表される平面表示装置は、薄型、軽量、低消費電力といった特徴を生かして、テレビ、コンピュータあるいはカーナビゲーション・システム等の各種表示装置として利用されるようになってきた。 【0003】例えば、光透過型の液晶表示装置は、一対の基板間に液晶層が保持されて成る液晶パネルと、この液晶パネルの一主面上に配置され、この液晶パネルに光源光を導く面光源装置とを含んで構成されている。 【0004】このような平面表示装置において、一層の装置の薄型化、小型化には、面光源装置の薄型化を達成する必要があり、バックライト方式からエッジライト方式の面光源装置が用いられるようになっている。 【0005】エッジライト方式の面光源装置は、実開昭63−24529号公報等に開示されるように、管状光源と、裏面側に乳白色の散乱パターンが印刷されたアクリル樹脂などからなる薄板状の導光板と、を含み、この管状光源に導光板の一端面が近接配置されている。そして、管状光源からの光源光は、導光板中を伝搬し、導光板裏面の散乱パターンによって散乱され、導光板主表面に出射される。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構成の面光源装置を備えた平面表示装置では、導光板の有効発光領域全体に亘って均一な輝度を得ることが難しく、すなわち、管状光源近傍領域と他の領域との間で輝度を均一にすることが困難であり、画像品位の低下を招く。また、管状光源を導光板の側面に対向配置した場合、装置全体の外形寸法に対して有効発光領域の面積が小さくなるとともに、面光源装置および平面表示装置における額物部分の面積が大きくなってしまう。 【0007】この発明は、以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、外形寸法に対して有効発光領域が十分に広く、輝度均一性に優れた面光源装置、およびこれを備えた平面表示装置を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、この発明に係るの面光源装置は、管状光源と、互いに対向する第1および第2主表面を含む略矩形の薄板状に形成され、上記管状光源からの光源光を伝播するとともに、選択的に上記第1主表面から出射する導光板と、を備え、上記第1主表面からの出射光により有効発光領域を規定し、上記導光板は、上記管状光源からの光源光を上記導光板の面内方向に導入する第1光入射面と、上記第1光入射面と交差し上記管状光源からの光源光を上記導光板の厚さ方向に導入する第2光入射面と、上記第1および第2光入射面に対向して上記管状光源を収納した収納部と、を有し、上記管状光源と上記有効発光領域とは、上記導光板の上記第1主表面から投影した時に互いに離間していることを特徴としている。 【0009】上記構成の面光源装置によれば、管状光源は導光板に形成された収納部内に収納され、導光板の第1および第2光入射面から導光板内に光源光を導入するため、有効発光領域を外形寸法に対して十分に大きく設定することができる。また、上記管状光源と上記有効発光領域とは、重複することなく、上記導光板の上記第1主表面から投影した時に互いに離間しているため、有効発光領域内の輝度均一化が達成される。 【0010】この発明の平面表示装置は、複数の表示画素を有した有効表示領域を備え、第1主表面を光入射面、上記第1主表面に対向する第2主表面を光出射面とした光透過型の表示パネルと、上記表示パネルの上記第1主表面と対向して配置された有効発光領域を有する面光源装置と、を備え、上記面光源装置は、管状光源と、互いに対向する第1および第2主表面を含む略矩形の薄板状に形成され、上記管状光源からの光源光を伝播するとともに、選択的に上記第1主表面から出射する導光板と、を備え、上記第1主表面からの出射光により上記有効発光領域を規定しているとともに、上記導光板は、上記管状光源からの光源光を上記導光板の面内方向に導入する第1光入射面と、上記第1光入射面と交差し上記管状光源からの光源光を上記導光板の厚さ方向に導入する第2光入射面と、上記第1および第2光入射面に対向して上記管状光源を収納した収納部と、を有し、上記管状光源と上記有効発光領域とは、上記導光板の上記第1主表面から投影した時に互いに離間していることを特徴としている。 【0011】このような構成の平面表示装置によれば、管状光源は導光板に形成された収納部内に収納され、導光板の第1および第2光入射面から導光板内に光源光を導入するため、有効発光領域を外形寸法に対して十分に大きく設定することができる。また、上記管状光源と有効発光領域とは重複することなく、上記導光板の上記第1主表面から投影した時に互いに離間しているため、有効発光領域内の輝度均一化が達成され、良好な表示品位を確保することができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この発明を液晶表示装置に適用した実施の形態について詳細に説明する。図1に示すように、液晶表示装置1は、対角7インチサイズで、アスペクト比が16:9のワイド型の有効表示領域3を備え、カラー表示が可能な光透過型の液晶表示装置として構成されている。 【0013】液晶表示装置1は、図1および図2に示すように、液晶パネル10と、この液晶パネルを保持した金属製のベゼル50および樹脂製のフレーム60と、面光源装置70と、を備えている。面光源装置70は、フレーム60のガイド62に沿ってスライド可能に保持され、着脱可能となっている。また、ベゼル50の側壁には、複数の開口51が形成され、フレーム60の側壁に突設された複数の突起52をそれぞれ開口51に係合させることにより、フレーム60とベゼル50とが接合されている。 【0014】液晶パネル10は、図2および図3に示すように、アレイ基板12と対向基板14と、これらの基板間にそれぞれ配向膜15、16を介して保持されたツイスト・ネマチック(TN)型の液晶層18と、を備え、アレイ基板および対向基板は、シール材19によって互いに貼り合わさっている。また、アレイ基板15および対向基板16の外表面には、それぞれ偏光板20、21が、その偏光軸が互いに直交するように配置されている。 【0015】アレイ基板12のガラス基板22上には、480×3本の信号線24と240本の走査線25とが略直交するようにマトリクス状に配置されている。信号線24と走査線25とにより囲まれた各領域には、ITO等の透明電極からなる画素電極26が設けられている。 【0016】各画素電極26は、逆スタガ型の薄膜トランジスタ(以下、TFTと称する)28を介して、各信号線24と各走査線25との交点近傍部に接続されている。TFT28は、走査線から導出したゲート電極25a上にゲート絶縁膜29を介して設けられた非晶質シリコン薄膜から成る活性層27と、信号線24から延出し活性層に接続されたドレイン電極24aと、活性層を画素電極26に接続したソース電極26aと、を備えている。各TFT28において、活性層27とドレイン電極24aとの間、およびソース電極と活性層との間には、それぞれ導電型がN型に制御された非晶質シリコン薄膜から成るオーミックコンタクト層30が配置されている。 【0017】更に、ガラス基板上には、走査線25と略平行に延びているとともに、それぞれ画素電極26と重複する領域を有した多数の補助容量線32が設けられ、画素電極26と補助容量線32とによって補助容量Csが形成されている。各補助容量線32は、図示しない対向電極駆動回路に電気的に接統されている。 【0018】対向基板14は絶縁基板としてのガラス基板34を備え、このガラス基板上には、アレイ基板12に形成されたTFT28、信号線24と画素電極26との間隙、走査線25と画素電極26との間隙を遮光するためのマトリクス状の遮光層35、カラー表示を実現するため遮光層35間に形成された赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色で構成されたカラーフィルタ層36が設けられている。更に、カラーフィルタ層36上には、ITOから成る対向電極38が配置されている。 【0019】このようにして、上述した液晶パネル10の有効表示領域3は、240本の水平画素ラインを有し、各水平画素ラインは、赤(R)、緑(G)、青(B)の表示画素を480個含んで構成されている。 【0020】次に、面光源装置70について図4ないし図6を参照して説明する。この面光源装置70は、液晶表示装置1の有効表示領域3よりも僅かに大きな有効発光領域71を有し、全体としてほぼ矩形状に形成されている。そして、面光源装置70は、耐熱性樹脂として、例えばゼオネックス(日本ゼオン社登録商標)で形成された4mm厚の矩形状の導光板72と、この導光板の一対の長辺72a、72b、および1つの短辺72cに沿って設けられた直径2.6mmのU字状の管状光源74と、を備えている。 【0021】図6に示すように、導光板72の長辺72a、72bおよび一短辺72cに沿った周縁部には、管状光源74を収納するのに十分な断面積を有した断面矩形状の凹所からなる収納部78が形成されている。この収納部78は、導光板72の一方の主面(裏面)および側面に開口して形成され、導光板の主面に対して垂直な第1光入射面78aと、導光板の主面と平行な第2光入射面78bと、によって規定されている。そして、管状光源74は、収納部78に収納され、第1および第2光入射面78a、78bと対向しているとともに、有効発光領域71と重なることなく有効発光領域の外側に配置されている。すなわち、導光板72の表面から投影した時、管状光源74と有効発光領域71と互いに離間している。 【0022】第1光入射面78aの高さおよび第2光入射面78bの幅は、管状光源74を十分に収納できるように、管状光源の直径と同等又は若干大きく形成されているこが望ましく、例えば、第1光入射面は、導光板72の厚さ方向に3mmの高さに形成され、また、第2光入射面78bは、例えば、4mmの幅に形成されている。更に、第2光入射面78bは、有効表示領域71との重なり幅aが0.5mm以下、例えば0.2mmとなるように形成されている。そして、管状光源74からの光源光は、第1光入射面78aから導光板72内に導入されとともに、第2光入射面78bを介して導光板の内、管状光源の直上に位置した部分に入射する。 【0023】ここで、第1および第2光入射面78a、78bを略垂直に交わるように構成したのは、これらの光入射面から導光板72内に導入される不所望な光源光を阻止することで輝度制御を容易に行えるようにするためである。 【0024】導光板72の裏面側には、導光板内を伝播する光源光を選択的に拡散させて表面側へ出射するための複数の拡散溝80が形成され、管状光源74から遠ざかるにつれてその密度が増大するように配置されている。これにより、導光板72全面に亘って輝度の均一化が図られている。なお、拡散溝80に代えて、凸部を形成しても良く、あるいは、拡散パターンを印刷してもよい。 【0025】また、導光板72の裏面側には反射シート82が設けられ、その端部は管状光源74の下方にも延在している。この反射シート82は、導光板72からの漏光を反射して有効に利用するとともに、管状光源74からの光源光を導光板72内に有効に導くために設けられ、例えば、(株)きもと社製のレフホワイトRW188が用いられている。反射シート82としては、上記の他に、反射率が90%以上のシートであれば好適に利用することができる。 【0026】管状光源74の近傍において、反射シート82の下方には、反射シートを導光板72に密着させるための押圧部材として、U字状の押圧板83が配置されている。これにより、導光板72の第1光入射面78aから導光板の内方に向けて1ないし2mmの領域では、導光板72と反射シート82とが密着し、他の領域では、導光板の裏面と反射シートとの間に空気層84が形成されている。 【0027】導光板72と反射シート82とが密着した領域は、輝度調整領域として作用する。詳しくは、図6に示すように、管状光源74近傍で導光板72と反射シート82との間に間隙が存在すると、管状光源74からの光源光は、導光板の第1および第2光入射面78a、78bからのみではなく、導光板の裏面等から導光板内に導かれることになる。このような不所望に導光板72内に導かれる光源光は、正常に導かれる光源光とは挙動が異なり、導光板内で複数の反射を繰り返すことなく、主として管状光源74近傍から出射される。そのため、管状光源74近傍が高輝度領域となり、全体として輝度むらが並じる。この現象は、特に、面光源装置70の側方から観察者によって観察された場合に顕著となる。 【0028】そこで、上記した押圧板83を配置し、導光板70の第1光入射面78aから導光板内方に向けて1ないし2mmの領域で導光板と反射シート82とを密着させることで、導光板内への不所望な光源光の入射を確実に阻止し、輝度均一性を達成することができる。 【0029】導光板72と反射シート82とが密着する輝度調整領域は、本発明者等の実験の結果、有効発光領域71に関係なく、導光板の第1光入射面78aから1〜5mm程度、好ましくは1〜2mm程度に設定されることが望ましい。輝度調整領域が1mm以下であると、製造のばらつきなどの影響により、不所望な光を完全に阻止することが困難となる恐れがある。また、輝度調整領域が5mmを越えると、全体の輝度の低下を招く恐れがある。 【0030】また、導光板72の第2光入射面78bには透過率7%の反射板86が設けられ、管状光源74と対向している。これにより、管状光源74直上の部分における導光板72の輝度を、他の領域の輝度と略一致させている。 【0031】ここで、反射板86を用いたのは、管状光源74直上に照射されることは好ましくない光源光を反射板86によって第1光入射面78a側へ導くことにより、光源光を有効に活用するためである。なお、反射板86に代えて、低透過率フィルムを用いてもよく、また、第2光入射面78bに直接蒸着、あるいはイオン注入等をすることにより、透過率を変化させるようにしてもよい。 【0032】上記のように構成された導光板72および管状光源74は、樹脂製のフレーム88に収納されている。このフレーム88は、マグネシウム等の金属粒子が含有された高反射樹脂材科で形成され、光源光を導光板72内に有効に導くように構成されている。なお、通常の樹脂フレーム内にアルミ等の高反射材を蒸着等により配置したものであってもよく、また反射フィルムを別途配置してもよい。 【0033】一方、導光板72の出射側の表面には、輝度均一性を達成するための第1拡散板89、出射光の広がりを抑えるためのプリズムレシート90、パネルヒータとして用いるITO等から成る透明導電フィルム91、更に、適度に出射光を分配する第2拡散板92が順次積層され、これらは導光板72と同等の面積に形成されている。なお、これら第1拡散板89、プリズムシート90、透明導電フィルム91、および第2拡散板92は適宜変更可能であり、また、その積層順序も必要に応じて適宜変更される。 【0034】ここで、導光板72の表面上に導光板と同等の面積を持つ透明導電フィルム91を配置したのは、低温動作時の管状光源74の輝度低下を防止するととともに、管状光源からの不要なノイズの影響を防止するためである。そのため、透明導電フィルム91は、通常時は低電圧源、例えば、グランドレベルに接続され、低温動作時には所定の直流電圧源に接続されるよう構成されている。 【0035】上記構成によれば、管状光源74は有効表示領域71の外側に配置されているため、管状光源からのノイズが表示パネル10の表示画像に影響することはほとんどないが、透明導電フィルム91を設けることにより管状光源74からのノイズを電気的にシールドでき、高い表示品位を確保することできる。なお、透明導電フィルム91は、管状光源74と第2光入射面78bとの間に配置してもよい。 【0036】フレーム88に取り付けられた導光板72、反射シート82、および導光板の表面上に設けられた各種の板およびフィルムは、金属製の支持フレーム94によって保持されている。支持フレーム94は、有効発光領域71に対応した形状および寸法の窓部95と、側壁に形成された複数の開口96と、を有している。そして、樹脂製のフレーム88の側壁に形成された複数の突起97を支持フレーム94の対応する開口96へそれぞれ係合することにより、面光源装置70が構成されている。 【0037】以上のように構成された液晶表示装置によれば、面光源装置70において、管状光源74は、導光板72の周縁部に形成された収納部78内に配置されているため、導光板の側面に対向して管状光源を配置した従来のサイドライト式の面光源装置に比較して、面光源装置の外形寸法に対する有効発光領域71の面積を十分に増大させることができる。従って、有効発光領域71に対する外形寸法が小さい、即ち額縁領域の小さい面光源装置70を得ることができ、この面光源装置を用いることにより、有効表示領域3に対した外形寸法が小さい、即ち額縁領域の小さい液晶表示装置1を構成することができる。 【0038】また、上記面光源装置70において、管状光源74は有効発光領域71と重複することなく有効発光領域の外側に設けられているため、有効発光領域全体に亘って輝度均一化を達成することができる。しかも、導光板72の第1光入射面78aから導光板の内方に向けて1ないし2mmの領域で導光板と反射シート82とを押圧板82によって密着させることで、有効発光領域の輝度を一層均一にすることが可能となる。 【0039】また、管状光源74は有効発光領域71と重複することなく有効発光領域の外側に設けられているため、面光源装置70から表示パネル10へのノイズの影響もなく、更に、透明導電フィルム91を設けることにより、高い表示品位を確保することできる。更に、面光源装置70は、液晶表示装置1に対してスライドにより着脱可能に構成されているため、その交換作業も極めて容易に行なうことができる。更に、この液晶表示装置1によれば、有効表示領域3内に管状光源74が配置されることとなるが、面光源装置70からのノイズの影響もなく、良好な表示品位を確保することができる。 【0040】なお、上述した実施の形態では、高輝度を達成するために、導光板72の一対の長辺72a、72b、および一短辺72cに沿ったU字状の管状光源74を用いたが、図7に示すように、導光板一対の短辺72c、72d、および一長辺72aに沿ったU字状の管状光源74を用いてもよい。また、導光板72の各辺72a、72b、72c、72dに沿った四角形状の管状光源等を適宜用いることができる。 【0041】なお、導光板72の一対の短辺72c、72d、および一長辺72aに沿ったU字状の管状光源74を用いる場合、導光板の中央部近傍の輝度は、先の実施の形態に比べて小さくなるため、導光板の拡散溝80や反射板86の透過率等を適宜調整する必要がある。 【0042】更に、上述した実施の形態において、動作初期の管状光源74の輝度低下を防止するため、反射板86と管状光源74との間、管状光源と反射シート82との間、あるいは管状光源と樹脂製のフレーム94との間などの適宜位置に、ランプヒータとして導電膜等を配置することもできる。 【0043】また、導光板72の第2光入射面72bと管状光源74との間に、光透過率を低下させる機能を持った導電膜を配置してもよく、この場合、部材数の増加を防止することができる。更に、管状光源74下方で反射シート82とフレーム88との間にランプヒータを配置しても良い。この場合、ランプヒータからの熱の利用効率を高めるために、反射シート82に複数のスリットや孔を設けておくことが望ましい。 【0044】次に、この発明の他の実施の形態について、図8を参照して説明する。他の実施の形態において、面光源装置70の構成が一部異なる他は前述した実施の形態と同一の構成であるため、同一箇所には同一符号を付して、構成の異なる箇所についてのみ説明する。 【0045】すなわち、この面光源装置70において、反射シート82の管状光源74近傍の領域には、光吸収ドットパターン98が印刷されている。更に詳しくは、管状光源74の中心に対応する位置から導光板72内方に向けて、導光板の第1光入射面78aから導光板の内方に3mmの領域に亘って黒色樹脂からなる光吸収ドットパターン98が印刷されている。本実施の形態において、光吸収ドットパターン98の密度は、9〜12個/cm2であり、その面積は、管状光源74下から他端側に向けて徐々に小さくなっている。 【0046】また、光吸収ドットパターン98は、有効発光領域71に関係なく、導光板72の第1光入射面78aから導光板の内方に向かって1〜5mm程度設定されることが望ましい。なお、5mmを越えると、面光源装置全体の輝度の低下を招く恐れがある。また、光吸収ドットパターン98は、管状光源74の中心に対応する位置から配置されることが望ましく、これにより面光源装置全体の輝度を大幅に低下させることなく輝度均一化を達成することができる。 【0047】以上のように、管状光源74近傍の領域で反射シート82の表面に光吸収ドットパターン98を設けることにより、反射シートで反射され導光板72の裏面から不所望に入射される光源光を低減することができ、面光源装置70の有効発光領域71全体に亘って均一な光輝度を確保することができる。また、側方から観察者により観察された場合であっても、不所望な輝度のばらつきも生じない。 【0048】なお、光吸収ドットパターン98は、黒色樹脂を印刷したものに限らず、他の光吸収材料を配置しても良く、あるいは、反射シートの表面処理により反射率を低減させてもよい。また、光吸収ドットパターン98は、面積を代えるのではなく、密度を変化させる、あるいはその膜厚を変化させる等により光吸収の度合いを管状光源74から遠ざかるにしたがって徐々に低下させ構成としてもよい。 【0049】更に、光吸収ドットパターン98に対応する領域に開口を設け、光源光の反射を低減する、あるいは光拡散率を増大させて局所的な光の集中を防止することも可能である。 【0050】以上のように構成された他の実施の形態においても、前述した実施の形態と同様に、管状光源74は導光板72の周縁部に形成された収納部78内に配置されているため、外形寸法に対した有効発光領域を十分に増大させることができる。また、管状光源74は、有効発光領域71の外側に設けられ、しかも、光吸収ドットパターン98を配置することで、輝度均一化を達成することができる。 【0051】なお、この発明は上述した実施の形態に限定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能である。例えば、上述した実施の形態では、表示パネルとしてTNモードの液晶表示パネルを例にとり説明したが、他の光透過型の液晶表示パネルも当然に利用することができ、また、光透過型であれば液晶表示パネルに限定されるものでもない。 【0052】 【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれば、外形寸法に対して有効発光領域が広く、輝度むらのない均一性に優れた面光源装置、および、外形寸法に対して有効表示領域が広く、表示輝度の均一性に優れ、且つ高い表示品位を持つ平面表示装置を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003078 【氏名又は名称】株式会社東芝 【識別番号】000221339 【氏名又は名称】東芝電子エンジニアリング株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年4月6日(1999.4.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−294024(P2000−294024A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月20日(2000.10.20) |
| 【出願番号】 |
特願平11−99122 |
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