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【発明の名称】 埋込形照明器具
【発明者】 【氏名】小林 真登

【要約】 【課題】本発明は、ボルト吊りによらないとともに、外形寸法を抑えた埋込形照明器具を提供することを目的とする。

【解決手段】埋込形照明器具は、埋め込み孔1aおよび埋め込み孔を構成する天井ボード1bを有する天井1と、底面部2aおよび底面部に連接して設けられた側面部2bを有してなり、底面部が天井内部に位置されて配設される器具本体2と、埋め込み孔装着前には前記器具本体の側面部近傍であってかつ外形寸法内に位置し、装着後には天井ボードで支持される一対の天井装着端部3aおよび一対の装着端部が回転可能となるように支持する回転軸3bを含んで構成される取付具3とを具備している。
【特許請求の範囲】
【請求項1】底面部および底面部に連接して設けられた側面部を有してなり、底面部が天井内部に位置されて配設される器具本体と;装着前には前記器具本体の側面部近傍であってかつ外形寸法内に位置し、装着後には天井内面に設置される一対の天井装着端部および一対の装着端部が回転可能となるように支持する回転軸を含んで構成される取付具と;を具備していることを特徴とする埋込形照明器具。
【請求項2】埋め込み孔および埋め込み孔を構成する天井ボードを有する天井と;底面部および底面部に連接して設けられた側面部を有してなり、底面部が天井内部に位置されて配設される器具本体と;埋め込み孔装着前には前記器具本体の側面部近傍であってかつ外形寸法内に位置し、装着後には天井ボードで支持される一対の天井装着端部および一対の装着端部が回転可能となるように支持する回転軸を含んで構成される取付具と;を具備していることを特徴とする埋込形照明器具。
【請求項3】取付具は器具本体の長手方向に対して直交する方向となる方向まで回転することができることを特徴とする請求項1または2記載の埋込形照明器具。
【請求項4】取付具装着端部の端辺は、装着前には器具本体の長手方向に沿うように配設されることを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の埋込形照明器具。
【発明の詳細な説明】【産業上の利用分野】本発明は、例えば、天井などに設けられる埋込形照明器具に関する。
【0001】
【従来の技術】従来、この種の照明器具は、実開平6−79021号公報などに記載されている。
【0002】図1は従来の取付け具の分解斜視図である。取付け具3は、その両端部に平らな載置部3aを設けてアーチ型に形成してある。また、強度を上げるために取付け具3の縁部は上方に折り曲げてあり、取付け具3の略中心には、ボルト4を貫挿して固定するために長穴状に形成した固定用ボルト穴3bが設けてある。
【0003】そして、取付け具3の上方側から固定用ボルト穴3bにボルト4を差込み、取付け具3の下方側からナット5をボルト4に螺合してボルト4を取付け具3に確実に固定するのである。このとき、ボルト4の断面形状と固定用ボルト穴3bの形状は合致させてあるために、取付け具3はボルト4と一体に回動させることができるようになっている。
【0004】そして、取付け具3に固定したボルト4を取付け具3を弾性支持するためのスプリング6に貫挿し、さらにこのボルト4を天井埋込形照明器具1の本体上面カバー2に設けたボルト穴2aに通し、略円板状の座金7を介してちょうナット8で締めつけることによって、取付け具3を本体上面カバー2に取着している。
【0005】上記の座金7の略中心に設けた長穴状のボルト係止穴7aはボルト4の断面形状と合致させてあるので、この座金7もまたボルト4と一体に回動させることができるようになっている。さらに、座金7の縁部から中心に向けて略台形状に切込みが入れられて下方に折り曲げてあり、この折曲片7bはボルト係止穴7aに対してほぼ対称に2つ設けてある。すなわち、この座金7の折曲片7bが操作つまみとなっているのである。
【0006】上述のように、取付け具3を取着した天井埋込形照明器具1を天井9の天井材9aに設けた埋め込み穴10に取り付けるには以下のようにして行う。
【0007】図2(a)は天井埋込形照明器具を埋め込み穴に埋め込む前の状態を示す一部省略した斜視図、(b)は取付け具を埋め込み穴に橋絡して架設した状態を示す一部省略した斜視図である。まず、図2(a)に示すように、取付け具3を回動して載置部3aが本体上面カバー2上に位置するようにしておき、天井埋込形照明器具1の本体上面カバー2を埋め込み穴10に埋め込む。このとき、取付け具3はスプリング6によって上方に押し上げられて支持されており、取付け具3と本体上面カバー2との間隔はほぼ一定に保持されている。そのため、埋め込み穴10に本体上面カバー2を容易に埋め込むことができる。
【0008】次に、座金7の折曲片7bを手で操作して、図2(b)に示すように取付け具3が埋め込み穴10に橋絡する位置まで回動させ、載置部3aを天井材9aの裏面に載置して取付け具3を架設する。そして、ちょうナット8を締めつけることによって、本体上面カバー2の周縁部2bを埋め込み穴10の縁に当接させ、天井材9aの厚みに応じて隙間なく天井埋込形照明器具1を取り付けることができるのである。また、取付け具3の載置部3aとこの本体上面カバー2とによって天井材9aを挟持し、天井埋込形照明器具1を天井9に固定することができるのである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、天井埋込形照明器具を埋め込み穴に埋め込む前の状態においては、図2(a)に示すように、取付け具3を回動して載置部3aが本体上面カバー2上に位置するようにしていなければならないので、載置部3aの高さ分、器具高さが増加し、包装箱が大きくなり、輸送コストが掛かりかねないものである。
【0010】本発明は、ボルト吊りによらないとともに、外形寸法を抑えた埋込形照明器具を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、底面部および底面部に連接して設けられた側面部を有してなり、底面部が天井内部に位置されて配設される器具本体と;装着前には前記器具本体の側面部近傍であってかつ外形寸法内に位置し、装着後には天井内面に設置される一対の天井装着端部および一対の装着端部が回転可能となるように支持する回転軸を含んで構成される取付具と;を具備していることを特徴とする。
【0012】請求項2の発明は、埋め込み孔および埋め込み孔を構成する天井ボードを有する天井と;底面部および底面部に連接して設けられた側面部を有してなり、底面部が天井内部に位置されて配設される器具本体と;埋め込み孔装着前には前記器具本体の側面部近傍であってかつ外形寸法内に位置し、装着後には天井ボードで支持される一対の天井装着端部および一対の装着端部が回転可能となるように支持する回転軸を含んで構成される取付具と;を具備していることを特徴とする。
【0013】請求項3の発明は、請求項1または2記載の埋込形照明器具において、取付具は器具本体の長手方向に対して直交する方向となる方向まで回転することができることを特徴とする。
【0014】請求項4の発明は、請求項1ないし3いずれか一記載の埋込形照明器具において、取付具装着端部の端辺は、装着前には器具本体の長手方向に沿うように配設されることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を示す埋込形照明器具について、図面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明の一実施の形態を示す埋込形照明器具の平面図、図2は同じく、側面図、図3は同じく、一部断面側面図である。
【0017】図において、埋込形照明器具は、埋め込み孔1aおよび埋め込み孔を構成する天井ボード1bを有する天井1と、底面部2aおよび底面部に連接して設けられた側面部2bを有してなり、底面部が天井内部に位置されて配設される器具本体2と、埋め込み孔装着前には前記器具本体の側面部近傍であってかつ外形寸法内に位置し、装着後には天井ボードで支持される一対の天井装着端部3aおよび一対の装着端部が回転可能となるように支持する回転軸3bを含んで構成される取付具3とを具備している。
【0018】なお、取付具3において、器具本体2が天井1の埋め込み孔1aに装着される前の状態は、図1、2および3のXで示し、装着後は図1のYで示す。
【0019】すなわち、取付具2を回転軸3b回りに回転させることによって、装着端部3aを器具本体2の外形寸法から突起させ、天井内面に支持されるものである。このとき、取付具3装着端部3aの端辺3aaは、装着前には器具本体2の長手方向に沿うように配設され、取付具3は器具本体2の長手方向に対して直交する方向となる方向まで回転することができる。
【0020】なお、本実施の形態では、各構成要件の寸法関係は以下のように構成されている。取付具3の高さ寸法Aは、(器具本体2の埋め込み深さA1)−(適合する天井ボード1の最薄の厚さA2)+(取付具3のたわみ)+(クリアランス)とする。これにより、天井ボード1は、取付具3の装着端部3aと器具本体2端部とで確実に挟持することができる。
【0021】また、器具本体寸法Bは、(適合する天井ボード1の最厚の厚さ)−(適合する天井ボード1の最薄の厚さ)+(取付具3のたわみ)+(クリアランス)+(ワッシャとナットの厚さ)とし、照明器具寸法Eより小さい。これにより、天井ボード1は、取付具3の装着端部3aと器具本体2端部とで確実に挟持することができる。
【0022】
【発明の効果】請求項1の発明では、器具本体を天井に装着する取付具は、装着前には前記器具本体の側面部近傍であってかつ外形寸法内に位置し、装着後には天井内面に設置される一対の天井装着端部および一対の装着端部が回転可能となるように支持する回転軸を含んで構成されるので、ボルト吊りによらず施工を簡単にすることができるとともに、外形寸法を抑えることができる。
【0023】請求項2の発明では、請求項1の発明の効果に加えて、天井ボードに確実に装着することができる。
【0024】請求項3の発明では、取付具は器具本体の長手方向に対して直交する方向となる方向まで回転することができるので、取付具が器具本体から最大突出した状態でこれ以上回転することがなく、器具本体を確実に天井に装着することができる。
【0025】請求項4の発明では、取付具装着端部の端辺は、装着前には器具本体の長手方向に沿うように配設されるので、器具本体の外形寸法内に収容することができ、外形寸法を抑えることができる。
【出願人】 【識別番号】000003757
【氏名又は名称】東芝ライテック株式会社
【出願日】 平成11年3月23日(1999.3.23)
【代理人】 【識別番号】100101834
【弁理士】
【氏名又は名称】和泉 順一
【公開番号】 特開2000−276933(P2000−276933A)
【公開日】 平成12年10月6日(2000.10.6)
【出願番号】 特願平11−78623