| 【発明の名称】 |
照明器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】丸山 辰雄
【氏名】小林 真登
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、光拡散性と透明性が同時に向上し得る照明器具を提供することを目的とする。
【解決手段】請求項1の発明は、下面に開口部を有する器具本体1と;器具本体内に配置される光源2と;光源に光学的に対向して配設される反射体3と;前記光源からの直射光を主として拡散するとともに、前記反射体により反射される反射光を主として透過する光制御手段4と;を具備していることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】器具本体と;器具本体内に配置される光源と;光源に光学的に対向して配設される反射体と;前記光源からの直射光を主として拡散するとともに、前記反射体により反射される反射光を主として透過する光制御手段と;を具備していることを特徴とする照明器具。 【請求項2】器具本体と;器具本体に配設される光源と;光源に光学的に対向して配設される反射体と;前記光源からの直射光を主として拡散するとともに前記反射体からの反射光を主として透過するように構成され、光源の直下方向に配設される第一の光制御手段と;第一の光制御手段の両側部に配設され、前記光源からの直射光を主として拡散するとともに前記反射体からの反射光を主として透過するように構成される第二の光制御手段と;を具備していることを特徴とする照明器具。 【請求項3】器具本体と;器具本体内に配置される光源と;光源に光学的に対向して配設される反射体と;第一の所定の入射角以下の入射光を主として拡散するともに、この入射角以上では主として透過する第一の光制御手段と;第二の所定の入射角以上の入射光を主として拡散するとともに、この入射角以下では主として透過する第二の光制御手段と;を具備していることを特徴とする照明器具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、光制御機能を有する照明器具に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の照明器具において光制御を行う場合には、実公平6−6409号公報に開示されているような照明カバーがある。この照明カバーは、フィルムに対して所定の角度範囲内にある入射光のみを選択的に散乱し、それ以外の角度の入射光は透過する機能を有する光制御フィルムを透明板表面に被着させ、または複数の透明板の間に介挿させた積層体からなる。 【0003】したがって、この照明カバーによると、前記所定の角度範囲内において入射する光は散乱し摺りガラス状にみえるのに対し、前記所定の角度範囲外においては光を透過するため良好な透明性を示す。すなわち、この照明カバーは、ある方向から見た場合には不透明、摺りガラス状になり、ある方向から見た場合には透明になる現象を利用することにより、防眩性と透明性を同時に満足させることができるものである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】この種の光制御フィルムは、それぞれ屈折率に差がある光重合性オリゴマーと光重合性モノマーまたは光重合性モノマー同志または光重合性オリゴマー同志から成る樹脂組成物に紫外線を照射し硬化させることにより得られる。 【0005】また、角度依存性については、紫外線の照射角度、照射条件、樹脂組成物の屈折率差等によって決定される。また、この種の光制御フィルムを照明器具に応用する場合、鉛直角30°以上に光を照射し、かつこの方向で効率的に光を出すためには、この方向におけるフィルムの透過性が大きくなるように設置される必要がある。 【0006】しかしながら、このようにすると、水平方向に向かうにしたがって、光源や光源を反射する反射鏡が直射されるようになり、高いグレアを発生するようになるので、照明器具には適さなくなる。さらに、効率を上げるために、水平方向に拡散性を有するようにすると、この方向において、十分な照度が得られないとともに、光の多重反射が発生して効率が大幅に低下してしまうという問題がある。 【0007】本発明は、光拡散性と透明性が同時に向上し得る照明器具を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、器具本体と;器具本体内に配置される光源と;光源に光学的に対向して配設される反射体と;前記光源からの直射光を主として拡散するとともに、前記反射体により反射される反射光を主として透過する光制御手段と;を具備していることを特徴とする。 【0009】請求項2の発明は、器具本体と;器具本体に配設される光源と;光源に光学的に対向して配設される反射体と;前記光源からの直射光を主として拡散するとともに前記反射体からの反射光を主として透過するように構成され、光源の直下方向に配設される第一の光制御手段と;第一の光制御手段の両側部に配設され、前記光源からの直射光を主として拡散するとともに前記反射体からの反射光を主として透過するように構成される第二の光制御手段と;を具備していることを特徴とする。 【0010】請求項3の発明は、器具本体と;器具本体内に配置される光源と;光源に光学的に対向して配設される反射体と;第一の所定の入射角以下の入射光を主として拡散するともに、この入射角以上では主として透過する第一の光制御手段と;第二の所定の入射角以上の入射光を主として拡散するとともに、この入射角以下では主として透過する第二の光制御手段と;を具備していることを特徴とする。 【0011】上述した各発明における光制御手段は、例えば、光拡散部・反射部材である白色板と透明部材を積層し、積層方向でスライスして形成され、同一平面内の白色反射部がある角度の入射光を遮光をするように形成される。この遮光角αによって、入射角が90°−α以下の角度の場合には、反射体からの反射光が照明器具の直下照度を向上させ、それ以上の角度では、光源からの直射光がこの光制御手段内の白色反射部で拡散反射して出射光を柔らげることができる。 【0012】本発明の光制御手段においては、光源から離れるにしたがって光源からの直射光の入射角90°−αが大きくなるので、その分遮光角αを光源の直下で最大とし、光源から離れるにしたがって、小さくなるように形成している。 【0013】したがって、前記光源からの直射光の入射角は、常に90°−α以上の角度となるので、光がこの光制御手段内の白色反射部で拡散反射して出射光を拡散する。また、このとき、前記反射体により反射される反射光の入射角は90°−α以上の角度となるように形成されているので、反射光は常に透過される。 【0014】なお、この光制御手段は平面状に形成されているので、汚れが入り込んで清掃しづらくすることはなくなり、また、平面状のためモップやタオル等で簡単にふき取ることができるので、天井等の高いところに設置される照明器具も簡単に掃除することができる。 【0015】また、光制御手段において、第一の光制御手段と第二の光制御手段の構造を異なるものに形成してもよい。例えば、第一の光制御手段として、所定の角度範囲内にある入射光のみを選択的に散乱し、それ以外の角度の入射光は透過する機能を有する光制御フィルムを用いてもよい。 【0016】また、光制御手段の光拡散・反射制御部材は、光拡散のみの性質、反射のみの性質およびこれらの性質の組合わせでもよい。また、屈折率の異なる材料で構成されていても同様な効果を得ることができる。さらにまた、この断面形状については、平面状のみではなく、くさび状等でよく、すなわち光のコントロール効果に合わせて変形してもよい。また、光制御手段における透明部材と光拡散・反射制御部材は格子状に配列されるような構造も許容する。 【0017】また、光源は、直管形、環形、U字形など線状の放電路又はフィラメントを構成するものであればよい。 【0018】 【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施の形態を示す照明器具について、図面を参照して説明する。 【0019】図1は、本発明の第一の実施の形態を示す照明器具の下面図、図2は、同じく要部斜視図および図3は、同じく要部断面図である。 【0020】図において、照明器具は、下面に開口部1aを有している器具本体1、この器具本体1に配設される光源である例えば蛍光ランプ2、蛍光ランプ2に光学的に対向して配設される鏡面状の反射体3、器具本体1の開口部1a側に配設され、前記蛍光ランプ2から直接入射する直射光を主として拡散するとともに、前記反射体3により反射される反射光を主として透過する光制御手段4とで構成されている。 【0021】この光制御手段4は、蛍光ランプ2の直下方向に配設される第一の光制御手段4aと、第一の光制御手段の両側部に配設され、蛍光ランプ2からの直射光を主として拡散するとともに前記反射体からの反射光を主として透過するように構成される第二の光制御手段4bとで構成されている。 【0022】そして、第一の光制御手段4aは、第一の所定の入射角以上の入射光を主として拡散するともに、この入射角以下では主として透過する。さらに、第二の光制御手段4bは、第二の所定の入射角以上の入射光を主として拡散するとともに、この入射角以下では主として透過するようにしてある。 【0023】本実施の形態では、第一および第二の光制御手段4a,4bとも、例えば、光拡散部・反射部材である白色板4cと透明部材4dを積層するとともに、積層方向でスライスして形成している。 【0024】これにより、同一平面内の白色反射部4c間において、入射光の透過または拡散をさせるようにすることができる。すなわち、遮光角αによって、入射角が90°−α以下の角度の場合には、蛍光ランプ2の反射光が透明部材4dを透過して器具直下照度を向上させ、それ以上の角度では、蛍光ランプ2の直射光がこの光制御手段4a,4b内の白色反射部4cで拡散反射して出射光を柔らげることができる。 【0025】なお、蛍光ランプ2から離れるにしたがって蛍光ランプ2からの直射光の入射角90°−αが大きくなるので、その分遮光角αを蛍光ランプ2の直下で最大とし、蛍光ランプ2から離れるにしたがって、小さくなるように形成している。 【0026】したがって、前記蛍光ランプ2からの直射光の入射角は、常に90°−α以上の角度となるので、光がこの光制御手段4内の白色反射部4cで拡散反射して出射光を拡散する。また、このとき、前記反射体3により反射される反射光の入射角は90°−α以上の角度となるように形成されているので、反射光は常に透過される。 【0027】また、第一の光制御手段4aは、第一の所定の入射角以下の入射光を主として拡散するともに、この入射角以上では主として透過し、第二の光制御手段4bは、第二の所定の入射角以上の入射光を主として拡散するとともに、この入射角以下では主として透過するようにしてもよい。 【0028】このような構成では、蛍光ランプからの直射光の入射角は、第一から第二の光制御手段へいくにしたがって大きくなるので、直射光は主として拡散されることとなる。また、反射体からの反射光の入射角は、第一から第二の光制御手段へいくにしたがって小さくなるので、反射光は、主として透過されることとなる。 【0029】したがって、透過光は主に反射光であり、拡散光は主に直射光であるため、直射光によるグレアが抑制できるとともに、反射光により照明器具下方の照度を向上させることができるものである。 【0030】さらに、照明器具に組み込まれた光制御手段4の室内側面には、フッ素コートなどの汚れが付着しにくい素材または汚れを除去しやすいコーティング材を形成してもよい。なお、この場合、コーティング材に銀などの防菌性フィラーを含ませてもよいし、酸化チタンなどの紫外線による光触媒作用(有機物等の分解による汚れ除去または脱臭作用)を有するコーティング材を添加してもよい。 【0031】光制御手段4に光触媒膜を形成した場合には、光触媒の作用・効果の他、光制御手段が平面状を呈しているので光触媒膜が比較的均一に形成することができるともに光が均等に照射され、その効果を十分に発揮させることができる。 【0032】さらにまた、光制御手段4は、マイクロプリズム上に形成され、プリズム面にプリズムシートより屈折率が低い材料、例えば銀を含有したフッ素がコーティングされていてもよい。したがって、マイクロプリズムは、細かいため傷がつきやすいし、また汚れが付着すると掃除しにくいという欠点があるが、フッ素コーティングにより解決できるものである。また、このようなプリズムは、一般的にはアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂で形成され、これらの材料はフッ素コーティングより屈折が高いため、プリズムの屈折効果を維持することができる。さらにまた、銀などによりかびの発生を防ぐこともできる。 【0033】次に、この種の照明器具は、図4ないし6に示すような取付手段で天井ボード、HバーおよびTバーなどに取着することができる。 【0034】図4は、本実施の形態の照明器具の直張り天井施工の要部概略図、図5は同じく、システム天井Hバー施工の要部概略図および図6は、同じく、システム天井Tバー施工の要部概略図である。 【0035】すなわち、本実施の形態のような天井埋め込み照明器具では、例えば、器具本体1下面側(室内側)から器具本体1を天井ボード5a、Hバー5bおよびTバー5cなどで構成される天井5に固定する取付手段1c,1caと、器具本体1の埋め込み側に電源線との接続する手段である端子台(図示しない。)を備えている。 【0036】従来は、器具本体1内部(室内側)に設置された端子台に引き込まれた電源線を接続し、器具本体1に設置された穴などを利用してつりボルトを挿入して固定していた。その後、反射板等でこれら部分をカバーするよう目隠しを行い、ランプを装着して施工を完了させていた。 【0037】これに対し、本実施の形態では、器具本体1下面側からドライバーを固定手段1cを回転させることで器具本体1を天井ボード、HバーおよびTバーなどに取り付けることができる。先に、器具本体1外表面に設置された端子台に電源線を接続しておけば、ランプを装着したまま器具を固定することが可能となる。 【0038】したがって、器具本体下方から器具固定を行う手段により、ランプを装着したまま施工が簡単に行える。また、つりボルトを使用していないため、天井施工の簡略化が図れる。 【0039】さらに、電源線の固定は、器具本体1側に設置された端子台だけではなく、コネクタとして専用ケーブルを用いて幹線と接続してもよい。また、器具本体1側より口出し線を出しておいて、器具本体1外で専用の接続器を用いて幹線と接続してもよく、この場合、余分な配線材を使うことがないため、省資源の効果がある。 【0040】 【発明の効果】請求項1ないし3の発明では、光制御手段または第一および第二の光制御手段は、光源からの直射光を主として拡散するとともに、前記反射体により反射される反射光を主として透過するようにしているため、光源の直射光は拡散され反射光は透過するので、直射光によるグレアを抑制しつつ反射光により照明器具の下方照度を向上させることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003757 【氏名又は名称】東芝ライテック株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年3月25日(1999.3.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100101834 【弁理士】 【氏名又は名称】和泉 順一
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| 【公開番号】 |
特開2000−276924(P2000−276924A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月6日(2000.10.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−82547 |
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