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【発明の名称】 照明器具取付装置
【発明者】 【氏名】今岡 善秀

【氏名】正木 陽介

【氏名】吉田 大

【氏名】今井 賢

【氏名】矢島 聡

【要約】 【課題】中途半端な機械的接続を防止し、照明器具の落下の危険性を防止することができる照明器具取付装置をを提供する。

【解決手段】天井面1に設置された引掛シーリングボディ2の係止段3に、照明器具8に設けられたホルダ4の係止片5を係止して照明器具8を引掛シーリングボディ2に機械的に保持し、引掛シーリングボディ2の下面接続部2aに接続するプラグ6によって引掛シーリングボディ2と照明器具8との電気的接続を行なう照明器具取付装置において、プラグ6を下面接続部2aに接続する際にホルダ4に係合して係止片5を係止段3に係止させる、係止段3と係止片5との係止不良を防止する、係合部7をプラグ6に備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 天井面に設置された引掛シーリングボディの係止段に、照明器具に設けられたホルダの係止片を係止して前記照明器具を前記引掛シーリングボディに機械的に保持し、前記引掛シーリングボディの下面接続部に接続するプラグによって前記引掛シーリングボディと前記照明器具との電気的接続を行なう照明器具取付装置において、前記プラグを前記下面接続部に接続する際に前記ホルダに係合して前記係止片を前記係止段に係止させる係合部を、前記プラグに備えたことを特徴とする照明器具取付装置。
【請求項2】 天井面に設置された引掛シーリングボディに電気的・機械的に接続されたアダプタの係止段に、照明器具に設けられたホルダの係止片を係止して前記照明器具を前記引掛シーリングボディに機械的に保持し、前記アダプタの下面接続部に接続するプラグによって前記引掛シーリングボディと前記照明器具との電気的接続を行なう照明器具取付装置において、前記プラグを前記下面接続部に接続する際に前記ホルダに係合して前記係止片を前記係止段に係止させる係合部を、前記プラグに備えたことを特徴とする照明器具取付装置。
【請求項3】 前記係合部は、前記プラグが前記引掛シーリングボディの外径以上の長さになるように径方向外方に延出され、前記プラグを接続する際に前記ホルダを押し上げる請求項1または請求項2記載の照明器具取付装置。
【請求項4】 前記プラグの縁部に当接して前記照明器具の水平方向のがたつきを規制するための係止段部を、前記ホルダに設けた請求項1、請求項2または請求項3記載の照明器具取付装置。
【請求項5】 前記ホルダの前記プラグとの接触面に断面が円弧状の円環状突条を設けた請求項1、請求項2または請求項3記載の照明器具取付装置。
【請求項6】 前記アダプタは下面にロック解除ボタンを露出し、前記プラグは接続状態で前記ロック解除ボタンが隠れるようにしている請求項2または請求項3記載の照明器具取付装置。
【請求項7】 前記係止片は解錠操作部を有し、前記ホルダは前記解除操作部を下面に露出し、前記プラグはその接続により前記解除操作部の操作を邪魔する請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6記載の照明器具取付装置。
【請求項8】 前記係止片は解錠操作部を有し、前記ホルダは前記解除操作部を下面に露出し、前記プラグはその接続により前記解除操作部の動きを規制する請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6または請求項7記載の照明器具取付装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、照明器具取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、照明器具を天井に取付けるために、天井面に取付けられた引掛シーリングボディに照明器具を取付けるか、または引掛シーリングボディに電気的・機械的にアダプタを接続し、そのアダプタに照明器具を取付けていた。
【0003】照明器具とアダプタの電気接続は、照明器具とアダプタの機械的接続と同時に直接接触する端子部をもつもの、アダプタにリード線が接続されていて、そのリード線を照明器具の電源端子に接続するもの、あるいはその逆として照明器具からのリード線をアダプタの出力端子に接続するものがある。アダプタの端子例としては、半田付端子、速結端子、ねじ端子、コネクタ端子などがある。しかし、これらの端子は電気的接続を行なうものであって、器具を保持する機械的な保持機能はない。
【0004】照明器具をアダプタに機械的に保持する手段は、アダプタとホルダの係止によっており、アダプタの側面に設けられた凸部または溝等による係止段にホルダに設けた係止片を係止させている。またその逆の場合もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】通常、係止片は、引掛シーリングボディに対して対向して一対配置され、その動きは互いに独立している。そのため、照明器具を傾けた状態のまま取付けようとした場合、片側の係止片だけが係止した状態を保持する場合があり、そのままコネクタ等で電気接続をされると、機械的接続は中途半端の状態で使用されてしまうことがある。
【0006】このように、中途半端の状態で使用されると、スイッチの引っ張り操作や地震などの衝撃により、照明器具が落下する危険性があった。
【0007】したがって、この発明の目的は、中途半端な機械的接続を防止し、照明器具の落下の危険性を防止することができる照明器具取付装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の照明器具取付装置は、天井面に設置された引掛シーリングボディの係止段に、照明器具に設けられたホルダの係止片を係止して前記照明器具を前記引掛シーリングボディに機械的に保持し、前記引掛シーリングボディの下面接続部に接続するプラグによって前記引掛シーリングボディと前記照明器具との電気的接続を行なう照明器具取付装置において、前記プラグを前記下面接続部に接続する際に前記ホルダに係合して前記係止片を前記係止段に係止させる係合部を、前記プラグに備えたことを特徴とするものである。
【0009】請求項1記載の照明器具取付装置によれば、引掛シーリングボディとホルダとの係止が照明器具の取付挿入不足などの理由で不完全であっても、プラグの電気接続操作によって係合部でホルダの挿入不良を補い、係止段と係止片との係止不良を防止してホルダを引掛シーリングボディに完全に係止させることができるため、中途半端な取付状態で使われることなく落下の恐れがない。
【0010】請求項2記載の照明器具取付装置は、天井面に設置された引掛シーリングボディに電気的・機械的に接続されたアダプタの係止段に、照明器具に設けられたホルダの係止片を係止して前記照明器具を前記引掛シーリングボディに機械的に保持し、前記アダプタの下面接続部に接続するプラグによって前記引掛シーリングボディと前記照明器具との電気的接続を行なう照明器具取付装置において、前記プラグを前記下面接続部に接続する際に前記ホルダに係合して前記係止片を前記係止段に係止させる係合部を、前記プラグに備えたことを特徴とするものである。
【0011】請求項2記載の照明器具取付装置によれば、請求項1と同様な効果がある。
【0012】請求項3記載の照明器具取付装置は、請求項1または請求項2において、前記係合部が、前記プラグが前記引掛シーリングボディの外径以上の長さになるように径方向外方に延出され、前記プラグを接続する際に前記ホルダを押し上げるものである。
【0013】請求項3記載の照明器具取付装置によれば、請求項1または請求項2と同様な効果のほか、プラグの係合部がホルダを押し上げるため、ホルダの係止片が破損した場合でも、プラグでホルダを受けることができるので、落下に対して二重の安全構造となっている。
【0014】請求項4記載の照明器具取付装置は、請求項1、請求項2または請求項3において、前記プラグの縁部に当接して前記照明器具の水平方向のがたつきを規制するための係止段部を、前記ホルダに設けたものである。
【0015】請求項4記載の照明器具取付装置によれば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果のほか、引掛シーリングボディの寸法ばらつきや熱収縮などによって引掛シーリングボディとホルダとの間に隙間が開いた場合でも、ホルダとプラグによって水平方向の位置が規制されるため、照明器具のがたつきを押えることができ、片寄せ状態になることもない。
【0016】請求項5記載の照明器具取付装置は、請求項1、請求項2または請求項3において、前記ホルダの前記プラグとの接触面に断面が円弧状の円環状突条を設けたものである。
【0017】請求項5記載の照明器具取付装置によれば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果のほか、ホルダとプラグの係合部の接触が線接触となるため、摩擦力が小さくプラグの取付けが楽に行なえる。
【0018】請求項6記載の照明器具取付装置は、請求項2または請求項3において、前記アダプタが下面にロック解除ボタンを露出し、前記プラグは接続状態で前記ロック解除ボタンが隠れるようにしているものである。
【0019】請求項6記載の照明器具取付装置によれば、請求項2または請求項3と同様な効果のほか、アダプタを使用している場合、プラグ取付状態では、アダプタのロック解除ボタンが隠れるため、取外しの操作順序を間違うことがなく、取外し中の突然の落下がなく安全である。
【0020】請求項7記載の照明器具取付装置は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6において、前記係止片が解錠操作部を有し、前記ホルダは前記解除操作部を下面に露出し、前記プラグはその接続により前記解除操作部の操作を邪魔するものである。
【0021】請求項7記載の照明器具取付装置によれば、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6と同様な効果のほか、プラグ取付状態では、ホルダの解除操作部が隠れるため、必ずプラグを先に外さなければ器具を取り外せないので取外しの操作順序を間違うことがなく、取外し中の突然の器具落下がなく安全である。
【0022】請求項8記載の照明器具取付装置は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6または請求項7において、前記係止片が解錠操作部を有し、前記ホルダは前記解除操作部を下面に露出し、前記プラグはその接続により前記解除操作部の動きを規制するものである。
【0023】請求項8記載の照明器具取付装置によれば、請求項1請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6または請求項7と同様な効果のほか、プラグを取付けると、ホルダの解除操作部の動きを規制するため、地震などの外力が加わっても係止片は動かないので係止が外れて落下する恐れがない。
【0024】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図1から図7により説明する。すなわち、この照明器具取付装置は、天井面1に設置された引掛シーリングボディ2の係止段3に、照明器具8に設けられたホルダ4の係止片5を係止して照明器具8を引掛シーリングボディ2に機械的に保持し、引掛シーリングボディ2の下面接続部2aに接続するプラグ6によって引掛シーリングボディ2と照明器具8との電気的接続を行なうものである。このような、照明器具取付装置において、特にプラグ6を下面接続部2aに接続する際にホルダ4に係合して、係止片5を係止段3に係止させることにより、係止段3と係止片5との係止不良を防止するための係合部7をプラグ6に備えている。
【0025】引掛シーリングボディ2は天井面1に直接取付けらた略円筒形であり、下端部につば状の係止段3を形成し、下面接続部2aは一対の円弧状の接続孔と、その内部に設けられてプラグ6を電気的機械的に接続する引掛具(図示せず)とを備えている。
【0026】照明器具8において、図2に示すように、9は器具本体、10は本体カバー、11は環形ランプ、12はグローブである。
【0027】ホルダ4は図3および図4に示すように、ホルダ本体13が中央に引掛シーリングボディ2に外嵌合できる大きさの嵌合孔14を形成し、嵌合孔14の両側に下面および嵌合孔14の双方に切欠状に開口した凹部15を形成し、凹部15をカバー16で被覆して嵌合孔14に向いた係止片突出用開口17を形成している。カバー16には下面開口18を形成している。凹部15には係止片5およびコイルばねを用いたばね20を納め、係止片5の先端の係止爪21を係止片突出用開口17に進退自在に通し、ばね20で嵌合孔14内に突出付勢している。係止爪21は上面側にテーパ面を形成し、引掛シーリングボディ2の係止段3への係止を容易にしている。また係止片5に解除操作部22を垂下し、カバー16の下面開口18を通して下方に突出している。
【0028】このホルダ4は器具本体9の中央開口に取付けられる。器具本体9に取付けられたホルダ4の嵌合孔14を引掛シーリングボディ2に嵌合するように押し上げると、係止爪21のテーパ面が係止段3の下側に当接しばね20に抗して係止段3をスライドして係止爪21が後退し、係止爪21が係止段3を乗り越えるとばね20が復元して図1に示すように係止爪21が係止段3の上側に係止する。これにより照明器具8が引掛シーリングボディ2に機械的に取付けられた状態となる。
【0029】一方、照明器具8を引掛シーリングボディ2から外すときは、係止片5の解除操作部22を嵌合孔14から離れる方向にばね20に抗してスライドすると、係止爪21が係止段3から離脱し照明器具8を引掛シーリングボディ2から外すことができる。
【0030】つぎにプラグ6は一方向に長い直方体で両端部を傾斜して逆台形をなしている。引掛シーリングボディ2の下面接続部2aの一対の円弧状の接続孔に挿入される引掛刃6aを上面に突設し、引掛刃6aを接続孔に挿入し回転することにより引掛具に引っ掛かり、電気的・機械的に接続される。係合部7は、プラグ6が引掛シーリングボディ2の外径以上の長さになるように長手方向の両端より、台形の底部(上面)側から外方に延出され、プラグ6を接続する際にホルダ4を押し上げるようにしている。すなわち図6に示すようにプラグ6の長さL>引掛シーリングボディ2の外径の関係にしている。従来はこの逆で、プラグ6の長さ<引掛シーリングボディ外径の関係にあった。6bはプラグ6のリード線である。
【0031】図5はホルダ4の片方の係止爪21が係止段3に係止し、他の片方の係止爪21は係止段3にまだ係止せずに、ホルダ4が傾斜した状態である。このような状態は照明器具8を傾けた状態で取付けようとすると片方の係止片21が先に係止してしまい、取付操作が途中でやめられると片係りの状態で保持される可能性がある。この状態でプラグ6を引掛シーリングボディ2の下面接続部2aに引っ掛けるとき、プラグ6の端部の係合部7がホルダ4の下がっている方に当たり、このままではプラグ6の引掛刃6aが引掛具に係止できない。図1の状態にプラグ6の係合部7でホルダ4を押し上げるか、または器具本体8を押して正しい姿勢に押し上げると、プラグ6の引掛刃6aが引掛具に接続可能となる。プラグ6の取付位置(プラグ端面6cとシーリング端面2cとが接触する位置)では引掛シーリングボディ2の係止段3とホルダ4の係止片5の高さが等しく係止爪21が係止段3に完全に係止する。
【0032】図7は、引掛シーリング端面2cとホルダ面4aを同一高さ面とした場合を示している。このとき、係止片5の係止面21aとプラグ6と接触するホルダ面4aとの距離Aは、引掛シーリングボディ2の係止段3の係止面とホルダ面4aと接触するプラグ端面6cとの距離Bと等しい。
【0033】この実施の形態によれば、引掛シーリングボディ2とホルダ4との係止が、照明器具8の取付挿入不足などの理由で不完全であっても、プラグ6の電気接続操作によって係合部7でホルダ4の挿入不良を補い、ホルダ4を引掛シーリングボディ2に完全に係止させることができるため、中途半端な取付状態で使われることなく落下の恐れがない。プラグ6の係合部7がホルダ4を押し上げるため、ホルダ4の係止片5が破損した場合でも、プラグ6でホルダ4を受けることができるので、落下に対して二重の安全構造となっている。
【0034】この発明の第2の実施の形態を図8および図9により説明する。すなわち、この照明器具取付装置は、天井面1に設置された引掛シーリングボディ2に電気的・機械的に接続されたアダプタ30の係止段30bに、照明器具8に設けられたホルダ4の係止片5を係止して照明器具8を引掛シーリングボディ2に機械的に保持するものである。この実施の形態では引掛シーリングボディ2には係止段30bを設けていないほか、その他の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0035】アダプタ30は、引掛シーリングボディ2の下面接続部2aに接続する引掛刃30aを上面に設け、周面に係止片5が係止する係止段30bを設け、下面にプラグ6の引掛刃6aが引っ掛かる、下面接続部2aと同構成の接続部30cを設けている。
【0036】第2の実施の形態の動作および作用効果は、第1の実施の形態と同様である。
【0037】この発明の第3の実施の形態を図10に示す。すなわち、この照明器具取付装置は、係止片5が係止段3に係止した状態で引掛シーリング端面2cとホルダ面4aが段違いとなり、とくに引掛シーリング端面2cよりもホルダ面4a側が天井側に凹んでいる場合である。この場合、プラグ6の係合部7は上向きに凸に形成されて、係合部7の先端がホルダ面4aに当接しホルダ4を押し上げて係止片5が係止段3に係止したときにプラグ6の引掛刃6aが下面接続部2aに接続されるようにしている。
【0038】その他は第1の実施の形態または第2の実施の形態と同様である。
【0039】この発明の第4の実施の形態を図11および図12に示す。すなわち、この照明器具取付装置は、引掛シーリング端面2cとホルダ面4aが段違いとなり、とくに引掛シーリング端面2cよりもホルダ面4a側が床側に突出している場合である。この場合、プラグ6の係合部7は切欠状に形成されて、係合部7の切欠部分でホルダ4を押し上げて係止片6が係止段3に係止したときにプラグ6の引掛刃6aが下面接続部2aに接続されるようにしている。
【0040】その他は第1の実施の形態または第2の実施の形態と同様である。
【0041】この発明の第5の実施の形態を図13から図15に示す。すなわち、この照明器具取付装置は、プラグ6の縁部に当接して照明器具8の水平方向のがたつきを規制するための係止段部33を、ホルダ4に設けている。実施の形態では係止段部33がプラグ6をガイドするようにホルダ4の下面にカバー16にまたがって円筒状に形成している。その他は第1の実施の形態または第2の実施の形態と同様である。
【0042】この実施の形態によれば、引掛シーリングボディ2の寸法ばらつきや熱収縮(引掛シーリングボディ2は熱硬化性樹脂が通常使われるため収縮が大きい)などによって引掛シーリングボディ2とホルダ4との間に隙間が開いた場合、ホルダ4すなわち照明器具8が水平方向にがたつくが、係止段部33によってプラグ6をガイドするため引掛シーリングボディ2の径によらず、ホルダ4とプラグ6によって水平方向の位置が規制されるため、がたつきを押えることができ、片寄せ状態になることもない。
【0043】また係合部7がホルダ4の下面に係合して外れないため、器具落下のおそれがない。
【0044】この発明の第6の実施の形態を図16から図18に示す。すなわち、この照明器具取付装置は、ホルダ4のプラグ6との接触面に断面が円弧状例えばR曲線の円環状突条34を設けたものである。
【0045】この実施の形態によれば、ホルダ4とプラグ6の係合部7の接触が線接触となるため、摩擦力が小さくプラグ6の取付けが楽に行なえる。
【0046】その他は第1の実施の形態または第2の実施の形態、その他の実施の形態と同様である。
【0047】この発明の第7の実施の形態を図19から図20に示す。すなわち、この照明器具取付装置は、アダプタ30が下面にロック解除ボタン36を露出し、プラグ6のアダプタ30の下面接続部30cへの接続状態でロック解除ボタン36がプラグ6に隠れるように配置されている。ロック解除ボタン36はアダプタ30の上面にばね(図示せず)により突出したロックピン37を後退操作するもので、アダプタ30の下面から操作できるように下面に露出している。ロックピン37は図20に示すように引掛刃30aの一方の近くに突出して引掛シーリングボディ2の下面接続部2aの円弧状接続孔の端部の引掛刃挿入位置に挿入しアダプタ30が外れる方向に回転するのを規制してアダプタ30が不用意に外れるのを防止する。またロック解除ボタン36はプラグ6の引掛刃6aをアダプタ30の下面接続部2aに差込み回転したときに隠れる位置に配置されている。
【0048】第7の実施の形態によれば、アダプタ30を使用している場合、プラグ取付状態では、アダプタ30のロック解除ボタン36が隠れるため、取外しの操作順序を間違うことがなく、取外し中の突然の落下がなく安全である。
【0049】その他は第2の実施の形態と同様である。
【0050】この発明の第8の実施の形態を図21および図22に示す。すなわち、この照明器具取付装置は、第7の実施の形態において、プラグ6を円盤状に形成して、アダプタ30への接続状態でアダプタ30の全体を隠蔽するものである。
【0051】その他は第7の実施の形態と同様である。
【0052】この発明の第9の実施の形態を図23および図24に示す。すなわち、この照明器具取付装置は、ホルダ4は係止片5の解除操作部22を下面に露出し、プラグ6はその接続により解除操作部22の操作を邪魔するように構成している。
【0053】実施の形態ではプラグ6を円盤状に形成し、かつ係合部7よりも外方に、解除操作部22の操作面に人の手の指がかからないように操作面を覆う操作面覆い部39を延出し、解除操作部22の表面に沿うようにテーパを付けている。
【0054】その他は第1の実施の形態または第2の実施の形態と同様である。
【0055】この実施の形態によれば、プラグ6を取付けた状態ではホルダ4の係止片5の解除操作部72に指を当てられないため解除できず、誤操作(プラグ6を付けたままの解除)の防止ができる。
【0056】この発明の第10の実施の形態を図25および図26に示す。すなわち、この照明器具取付装置は、第9の実施の形態において、プラグ6の操作面覆い部39より外方に突出するつばを設けて解除操作部22の下面を覆う解除操作部覆い部40を設けている。プラグ6を引掛シーリングボディ2に接続した状態ではホルダ4の解除操作部22が見えないため解除操作することができない。
【0057】その他は、第9の実施の形態と同様である。
【0058】この発明の第11の実施の形態を図27および図28に示す。すなわち、この照明器具取付装置は、ホルダ4が係止片5の解除操作部22を下面に露出し、プラグ6はその接続により解除操作部22の動きを規制する規制部44を設けたものである。
【0059】実施の形態の規制部44は円盤状のプラグ6の外周に断面かぎ状のつばを設け、プラグ6を引掛シーリングボディ2に接続した状態で解除操作部22の下端につばのかぎ部を引っ掛けている。
【0060】したがって、プラグ6を引掛シーリングボディ2に取付けると、プラグ6に設けた規制部44がホルダ4の係止片5の解除操作部22の解除方向への動きを規制するため、係止片5に横方向の力、例えば傾斜天井への取付けや地震などによって外れることが防止できる。
【0061】またプラグ6を円盤状にした場合、引掛シーリングボディ2とホルダ4の隙間の全周にわたってプラグ6が覆うため防虫効果がある。またプラグ6と係止片5の解除操作部22が凹凸嵌合しているため係止片5が完全嵌合していない中途の位置ではプラグ6が引掛シーリングボディ2に取付かないので不完全嵌合を防止できる。
【0062】なお、第9の実施の形態から第11の実施の形態では、引掛シーリングボディ2とホルダ4の取付角度を凸凹のリブ等で制限をかけるなどにより、例えば略直方形状等の角形でもプラグ6を接続した状態で解除操作部22の操作ができないようにすることが可能である。
【0063】また引掛シーリングボディ2に直接プラグ6を接続した実施の形態は、プラグ6をアダプタ30に接続する場合にも適用可能である。
【0064】さらにこの発明において、係止段3は凸に突出する構造に限らず、凹に形成する周溝等でもよい。
【0065】また、上記の各実施の形態の相互は、可能な範囲で構成部分の組合せが可能である。
【0066】
【発明の効果】請求項1記載の照明器具取付装置によれば、引掛シーリングボディとホルダとの係止が、照明器具の取付挿入不足などの理由で不完全であっても、プラグの電気接続操作によって係合部でホルダの挿入不良を補い、係止段と係止片との係止不良を防止してホルダを引掛シーリングボディに完全に係止させることができるため、中途半端な取付状態で使われることなく落下の恐れがない。
【0067】請求項2記載の照明器具取付装置によれば、請求項1と同様な効果がある。
【0068】請求項3記載の照明器具取付装置によれば、請求項1または請求項2と同様な効果のほか、プラグの係合部がホルダを押し上げるため、ホルダの係止片が破損した場合でも、プラグでホルダを受けることができるので、落下に対して二重の安全構造となっている。
【0069】請求項4記載の照明器具取付装置によれば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果のほか、引掛シーリングボディの寸法ばらつきや熱収縮などによって引掛シーリングボディとホルダとの間に隙間が開いた場合でも、ホルダとプラグによって水平方向の位置が規制されるため、照明器具のがたつきを抑えることができ、片寄せ状態になることもない。
【0070】請求項5記載の照明器具取付装置によれば、請求項1、請求項2または請求項3と同様な効果のほか、ホルダとプラグの接触が線接触となるため、摩擦力が小さくプラグの取付けが楽に行なえる。
【0071】請求項6記載の照明器具取付装置によれば、請求項2または請求項3と同様な効果のほか、アダプタを使用している場合、プラグ取付状態では、アダプタのロック解除ボタンが隠れるため、取外しの操作順序を間違うことがなく、取外し中の突然の落下がなく安全である。
【0072】請求項7記載の照明器具取付装置によれば、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6と同様な効果のほか、プラグ取付状態では、ホルダの解除操作部が隠れるため、必ずプラグを先に外さなければ器具を取り外せないので取外しの操作順序を間違うことがなく、取外し中の突然の器具落下がなく安全である。
【0073】請求項8記載の照明器具取付装置によれば、請求項1請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6または請求項7と同様な効果のほか、プラグを取付けると、ホルダの解除操作部の動きを規制するため、地震などの外力が加わっても係止片は動かないので係止が外れて落下する恐れがない。
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【識別番号】392000567
【氏名又は名称】朝日ナショナル照明株式会社
【出願日】 平成11年3月12日(1999.3.12)
【代理人】 【識別番号】100076174
【弁理士】
【氏名又は名称】宮井 暎夫
【公開番号】 特開2000−268626(P2000−268626A)
【公開日】 平成12年9月29日(2000.9.29)
【出願番号】 特願平11−66807