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【発明の名称】 照明器具
【発明者】 【氏名】喜多 俊之

【要約】 【課題】使用時及び運搬(保管収納)時において有利にしながらも、かさのみを取り替えることができる有用な照明器具を提供する点にある。

【解決手段】光源1及び複数の支持部材4,5等からなる器具本体2と、この器具本体2の一部又は全部を覆うためのかさ3とからなり、前記複数の支持部材4,5を重ねて収納する収納状態とこの重なり合った複数の支持部材4,5を開いて自立可能とする使用状態とに切替自在に構成するとともに、前記かさ3を器具本体2に対して着脱自在に設けたことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 光源及び複数の支持部材等からなる器具本体と、この器具本体の一部又は全部を覆うためのかさとからなり、前記器具本体を構成する複数の支持部材を重ねて収納する収納状態とこの重なり合った複数の支持部材を開いて自立可能とする使用状態とに切替自在に構成するとともに、前記かさを器具本体に対して着脱自在に設けたことを特徴とする照明器具。
【請求項2】 前記器具本体の上端に吊り下げ用のフックを設けてなる請求項1記載の照明器具。
【請求項3】 前記複数の支持部材それぞれが、環状の線材でなり、これら複数の線材の上端及び下端をほぼ同一位置で枢支して該複数の部材をほぼ同一の上下軸芯周りで回動自在に構成することにより、前記収納状態と使用状態とに切替えてなる請求項1記載の照明器具。
【請求項4】 前記複数の環状の線材を下方側ほど外拡がり形状とし、前記かさを下方が開放された下方開放型とし、かつ、下方側ほど外拡がり形状とすると共に上端に熱気排出用の開口部を備えたものでなり、前記線材に上方からかさを覆うことにより該かさを装着するものでなる請求項1又は3記載の照明器具。
【請求項5】 前記複数の支持部材を、上端及び下端を上下方向ほぼ同一位置で枢支してほぼ同一の上下軸芯周りで回動自在に構成された2つの環状の線材から構成し、前記各環状の線材の枢支部分を上下平坦面に形成し、前記2つの環状の線材を前記収納状態と使用状態とに回動することにより、前記上下平坦面の両側に上方に突出する突出部同士が接当して前記収納状態への線材の最大閉じ位置を規制することを特徴とする請求項1又は3記載の照明器具。
【請求項6】 前記かさが木の皮の多数の小片を混入して作製した和紙からなる請求項1記載の照明器具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば催し物等に有効に用いることができる照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】上記照明器具は、特に催し物等において会場の雰囲気作りや演出効果等を図るために用いられることが多いものである。
【0003】前記催し物会場が広ければ広いほど上記のように使用される照明器具を多く必要とするものであるため、開催される催し物会場まで多数の照明器具を運搬しなければならず、大きな負担になっていた。又、上記運搬時の負担を軽減することができるように照明器具を組み立て式とすることが考えられるが、この場合、催し物会場に到着した照明器具をドライバー等の工具を用いて組み立てる組立作業が必要となり、その組立作業に多くの時間を必要とするだけでなく、催し物が終了した後、それら照明器具を運搬するために、再度分解を行わなければならず、組み立て式の照明器具を用いることができず、実際には組み立てられた照明器具を運搬するようにしている。又、照明器具の器具本体に対して常に同一のかさであるため、会場に応じて色や柄等の異なるかさに変更することができず、会場側のニーズに答えることができないことがあり、改善の余地があった。又、前記器具本体に対してかさの強度が一般的に低いものであり、かさが損傷すると器具本体を含む照明器具全体を取り替えなければならず、コスト高になっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、使用時及び運搬(保管収納)時において有利にしながらも、かさのみを取り替えることができる有用な照明器具を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解決のために、光源及び複数の支持部材等からなる器具本体と、この器具本体の一部又は全部を覆うためのかさとからなり、前記器具本体を構成する複数の支持部材を重ねて収納する収納状態とこの重なり合った複数の支持部材を開いて自立可能とする使用状態とに切替自在に構成するとともに、前記かさを器具本体に対して着脱自在に設けたことを特徴としている。従って、照明器具を運搬したり、倉庫等に積み上げておく場合には、複数の支持部材を重ねることにより収納状態にすることで、照明器具を使用状態に比べて小さくすることができ、運搬時には多数の照明器具を運搬することができ、又、嵩張らずに小さなスペースでより多くの照明器具を積み上げて倉庫等に収納することができる。そして、照明器具を使用する場合には、重なり合った複数の支持部材を開き操作するだけで、床面等に自立させて使用することができる使用状態に直ちに切り替えることができる。又、前記かさが損傷した場合、あるいは柄や色等が異なるかさに変更したい場合等において、器具本体に対してかさを取り外して新たなかさを取り付けることができる。
【0006】前記器具本体の上端に吊り下げ用のフックを設けることによって、床等に自立させて使用する場合の他、フックを他物に引っ掛けて上方に吊り下げて使用したり、不要時に他物に引っ掛けて上方の邪魔にならない場所に一旦保持させておくことができる。
【0007】前記複数の支持部材それぞれが、環状の線材でなり、これら複数の線材の上端及び下端をほぼ同一位置で枢支して該複数の部材をほぼ同一の上下軸芯周りで回動自在に構成することにより、前記収納状態と使用状態とに切替えることができるのである。このように環状の線材で構成することによって、軽量化を図りながらも、保形強度を環状でない線材に比べて高めることができ、しかも、複数の線材の上端及び下端を上下方向ほぼ同一位置で枢支することによって、複数の線材をほぼ同一の上下軸芯周りでスムーズに回動させて、収納状態と使用状態とに切替えることができる。
【0008】前記複数の環状の線材を下方側ほど外拡がり形状とし、前記かさを下方が開放された下方開放型とし、かつ、下方側ほど外拡がり形状とすると共に上端に熱気排出用の開口部を備えたものでなり、前記線材に上方からかさを覆うことにより該かさを装着している。このように環状の線材で構成することによって、請求項3と同様に軽量化を図りながらも、保形強度を環状でない線材に比べて高めることができる。しかも、環状の線材を下方側ほど外拡がり形状としているから、下方側ほど外拡がり形状としたかさを上方から覆う(被せる)だけで、かさの位置が規制され、かさを線材に対して所定位置に常に位置させた状態で装着することができる。又、かさの内部に配置されるランプから発する熱気がかさの上方に移動し、上端の熱気排出用の開口部を通してかさの外部に排出されるのである。
【0009】前記複数の支持部材を、上端及び下端を上下方向ほぼ同一位置で枢支してほぼ同一の上下軸芯周りで回動自在に構成された2つの環状の線材から構成し、前記各環状の線材の枢支部分を上下平坦面に形成し、前記2つの環状の線材を前記収納状態と使用状態とに回動することにより、前記上下平坦面の両側に上方に突出する突出部同士が接当して前記収納状態への線材の最大閉じ位置を規制することを特徴としている。このように複数の支持部材を自立させるために必要最低限の2つの線材から構成し、これら線材を環状の線材で構成することによって、請求項3と同様に軽量化を図りながらも、保形強度を環状でない線材に比べて高めることができる。しかも、各環状の線材の枢支部を上下平坦面に形成することによって、2つの線材をそれらの枢支部同士が面接触した状態で安定よく回動させることができるだけでなく、ストッパー等を特別に取り付けることなく、収納状態への線材の最大閉じ位置を規制することができる。
【0010】前記かさが木の皮の多数の小片を混入して作製した和紙からなっている。前記和紙は、手漉きの紙の中でも最も薄く、丈夫で、しかも原料の植物の繊維のもつ自然な色彩や光沢等が十分に発揮されている高級感のある美しい紙であり、しかも人工的な夾雑物が混入されていないことから永い保存力をもっており、かさとして最適である。そして、このような和紙に和紙に作製する上で不要となる木の皮の多数の小片を混入することによって、自然な柄及び色彩を得ることができるだけでなく、小片の大きさや混入量を変更することによって、同一原料で一枚一枚異なる柄及び色彩を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1、図2、図5(a),(b)及び図6(a),(b)に、照明器具の一例であるフロアスタンドが示されている。このフロアスタンドは、光源としての電球1が上下ほぼ中央に取付けられた器具本体2と、この電球1を覆うためのかさ3とから構成している。本発明は、フロアスタンドに適応できる他、テーブルスタンド等の自立可能な照明器具に適応することができる。又、前記電球1に代えて、蛍光灯や発光ダイオード等どのような光源でもよいが、白熱電球(以下電球という)1がコスト面及び取扱面において有利である。又、前記電球1をそれの照射方向が上方を向くように配置したが、これとは逆に下方に照射方向が向くように電球1を配置してもよい。又、電球1を器具本体2の上下ほぼ中央に取付けたが、上方側寄り又は下方側寄りに取付けるようにしてもよいし、又、図示していないが、電球1を上下位置が変更できるように、例えば電球1を支持する後述する線材7を上下方向にスライド可能で、かつ、任意の位置で固定するボルト等を備えた位置変更手段を設けて実施してもよい。
【0012】前記器具本体2は、2つの環状の支持部材4,5の上端及び下端を上下方向同一位置で枢支して同一の上下軸芯X周りで該支持部材4,5を回動自在に構成している。従って、支持部材4,5を上下軸芯X周りで一方向に回転操作することによって、図3(a)に示すように、2つの支持部材4,5を互いにほぼ45度開いて、支持部材4,5の下端が床面に接当して、自立可能な使用状態にすることができ、又、前記使用状態から支持部材4,5を上下軸芯X周りで逆方向(同一方向でもよい)に回転操作することによって、図3(b)に示すように、2つの支持部材4,5をそれらが互いに重なる側に移動操作して収納可能とする収納状態に切り替えることができるようにしている。前記2つの支持部材4,5を互いにほぼ45度開いた状態に保持するための解除自在な固定具等を設けて実施してもよいが、無くてもよい。なぜならば、後述する4箇所に折り目14…が付いたかさ3を器具本体2に被せることによって、支持部材4,5の回動が規制されることになるからである。前記支持部材4,5の上端及び下端を上下方向同一位置で枢支することによって、支持部材4,5をスムーズに回動させることができるようにしたが、支持部材4,5の上端及び下端を枢支する位置は、上下方向で少しずれた位置であってもよい。又、ここでは、2つの支持部材4,5を用いた場合を示しているが、3つ以上の支持部材4,5を用いて実施してもよい。又、前記支持部材4,5を回動させることにより、両者が重なる側に移動操作して、支持部材4,5を小さくする構成が簡素でかつ耐久面において有利となるが、支持部材4,5のそれぞれを上下軸芯周り又は水平軸芯周り等で折って小さくすることができる折り畳み式に構成して実施してもよく、支持部材4,5を小さくするための構成は、これ以外でもよい。尚、前記支持部材4,5を折り畳み式に構成する場合には、折り畳まれていない開き状態に保持するための解除自在な固定具等を設ける必要性があり、部品点数の増大による構造の複雑化を招くことになる。又、図3(b)では、2つの支持部材4,5がほぼ15度の角度をなす状態を収納状態としたが、この角度は自由に変更することができ、前記角度が小さければ小さいほど収納に有利になる。
【0013】図2、図3(a),(b)、図7(a),(b)及び図8(a),(b)に示すように、前記支持部材4,5のうちの一方の支持部材4を、1本の金属製の丸型の線材の両端を溶接等により環状に構成してなり、具体的には、それの下端の両側に床面に接当する2つの脚部4A,4Aと、これら脚部4A,4A同士を連結する下側連結部4Bと、前記脚部4A,4Aから上方側に立ち上がる立上り部4C,4Cと、これら立上り部4C,4Cの上端から互いに接近する側に2つの頂部を形成するための山型部4D,4Dと、これら山型部4D,4Dを連結する上側連結部4Eとからなっている。そして、前記立上り部4C,4C同士間に、前記電球1をねじこむためのソケット6を係止保持可能な水平方向に突出形成した半円状の係止部7Aを備える金属製の丸型の線材7を溶接等により固定している。前記丸型の線材7の係止部7A寄りの2つの部分7B,7Bを、図3(a),(b)に示すように、前記係止部7Aに近い側ほど係止部7Aを突出させた側とは反対側に位置する傾斜姿勢に屈曲形成することによって、前記電球1の中心と前記上下軸芯Xとがほぼ一致した状態で該電球1を配置することができ、フロアスタンドを4つの側面のうちのどの側面から見てもほぼ同一の照度となるようにしている。前記支持部材4を1本の金属製の丸型の線材で構成する他、複数本の線材で構成することもできるし、又、材質についても、金属以外の合成樹脂や木等保形性のあるものであれば、どのような材質のものでもよいが、合成樹脂の場合には、一体形成できる製造上の利点がある。又、線材の断面形状も丸型に限定されるものではなく、楕円形や三角形等の多角形あるいは矩形状等どのような形状のものでもよい。図2に示す10は、前記ソケット6に連結された電源コードであり、又、11は、ON−OFF切替用の紐コードである。又、前記電源コード10は、前記支持部材4,5をほぼ45度に開いた状態の下側連結部4B,8Bに上方から係止可能な電源コード用固定部材15の上面に係止保持されており、支持部材4,5を開き状態に維持することができるだけでなく、電源コード10が引っ張られることにより、後述する和紙でなるかさ3の一部が破れてしまう等の不都合が発生しないようにしている。前記電源コード用固定部材15は、図9(a),(b),(c),(d)に示すように、平面視においてほぼ十文字に形成された本体部と、この本体部の上面に斜め方向に立設した一対の突起部15A,15Aと、前記本体部の下面(底面)に前記枢支部4S,8S(図3(a),(b)参照)が入り込むほぼ菱形の凹部15Bと、この凹部15Bの4つの角部から先端に向かって形成され、かつ、前記下側連結部4B,8Bに係止する4つの溝15Mとから構成されている。従って、電源コード用固定部材15を、図2に示すように下側連結部4B,8Bの上方から枢支部4S,8Sに向けて移動させることにより、凹部15B内に枢支部4S,8Sを入り込ませると共に下側連結部4B,8Bに4つの溝15Mを係止した後、一対の突起部15A,15Aに電源コード10を係止することにより、該電源コード10を固定することができるようにしている。前記電源コード用固定部材15は、ゴムの他、プラスチックや金属あるいは木等でも構成することができる。尚、前記支持部材4,8を収納状態にする場合には、前記電源コード用固定部材15を上方に持ち上げて係止状態の下側連結部4B,8Bから係止解除状態にすることになる。
【0014】又、前記他方の線材5は、1本の金属製の丸型のメイン線材8と、このメイン線材8を連結するサブ線材9とからなり、前記メイン線材8は、それの下端の両側に床面に接当する2つの脚部8A,8Aと、これら脚部8A,8A同士を連結する下側連結部8Bと、前記脚部8A,8Aから上方側に立ち上がる立上り部8C,8Cと、これら立上り部8C,8Cの上端から互いに接近する側に2つの頂部を形成するための山型部8D,8Dとからなり、前記サブ線材9は、前記山型部6D,6Dを連結する上側連結部9Aと、この上側連結部9Aの一端から延出された吊り下げ用のフック部9Bとからなっている。前記フック部9Bの先端に、ゴム製(合成樹脂でもよい)のキャップ9Kを嵌め込んでいる。又、前記線材5を2本の線材8,9で構成する他、1本の線材又は3本以上の線材で構成してもよい。又、前記と同様に線材の材質についても、金属以外の合成樹脂や木等保形性のあるものであれば、どのような材質のものでもよい。又、線材の断面形状も丸型に限定されるものではなく、楕円形や三角形等の多角形あるいは矩形状等どのような形状のものでもよい。
【0015】前記かさ3は、木の皮の多数の小片を混入して作製した和紙からなり、このような和紙を、図4(a),(b)に示すように、扇型の1枚のものに形成し、図において上端の2点鎖線の部分12を切断した後、3箇所に縦方向の折り目13を形成して、4つの側面を形成することができるようにしている。そして、前記のように形成されたかさ3の左右両端3A,3Bを糊付け等により連結することにより、筒状に構成するとともに、上端部に備える4つの台形部分3D…のうちの隣合う台形部分3D,3Dの上端部同士をそれぞれ、図1に示すように、和紙の切片14により糊付け等により連結している。従って、図2に示すように、下方の開口部3Hを通して器具本体2に上方から被せるようにしている。又、前記かさ3の上端には、熱気排出用の開口部3Kが形成されており、この開口部3Kを通して電球1から発する熱気をかさ3の外部に排出することができる。前記台形部分3D,3Dの上端部同士のみを切片14により連結することによって、他の部分同士は隙間が発生することから、器具本体2の外径寸法に対してかさ3をラフに作成しても、連結された台形部分3D…を器具本体2の上端に容易に被せることができるようにしているが、前記隙間が発生しないように台形部分3D,3Dの側部全域に渡って連結してもよい。又、前記和紙の原料に難燃剤を添加して実施することによって、かさ3を燃えにくくすることができる。尚、難燃剤を原料に添加する他、外面にスプレーにより塗布するスプレー式の難燃加工剤を用いてもよい。前記切片14をかさ3と異なる色彩にしておくことによって、かさ3の上下を直ちに把握して器具本体2に迅速に装着させることができるだけでなく、かさ3をより一層引き立てることができるが、逆に同色にして目立たなくしてもよい。又、前記かさ3は、器具本体2のほぼ全体を覆うようにしたが、器具本体2の一部のみを覆うようにしてもよい。
【0016】前記支持部材4,5を構成する立上り部4C,8Cを上方側ほど互いに接近する形状、つまり下方側ほど外拡がり形状とし、前記かさ3も同様に下方側ほど外拡がり形状とすることによって、前記のようにかさ3を器具本体に装着した状態においてかさ3が下方にずれることがなく、しかも立上り部4C,8Cにかさ3の折り目13…を合わせた状態で装着することによって、かさ3を張ることができ、かさ3に皺等が寄ることを確実に回避することができるだけでなく、4つの折り目13…により支持部材4,5の4つの立上り部4C,8C…を位置決めすることができ、支持部材4,5が不測に回動されることを阻止することができる。又、かさ3の形状を、図に示すように下方側ほど外拡がりとなる筒状の形状にすることによって、支持部材4,5に被せるだけでぴったりと装着させることができるが、この形状以外の形状にして、支持部材4,5にかさ3を固定する手段等を設けて実施してもよい。又、前記かさ3を和紙等の紙製とすることで、薄く軽量で、かつ、折り畳みが容易なかさに構成することができるが、金属やプラスチック、あるいはプラスチック等の合成樹脂等どのような材質のものでかさ3を構成してもよい。
【0017】前記支持部材4,5の線材4,8の上下の枢支部4S,8Sそれぞれは、図3(a),(b)に示すように、上下平坦面に形成してあり、図3(a)のように支持部材4,5の回動が面接触させた状態でスムーズに行えるようにしている。又、収納状態へ前記線材4,8を回動させると、図3(b)に示すように、上下平坦面の両側に位置する突出部位4G,8G同士が接当して収納状態への線材4,8の最大閉じ位置を規制することができるようにしている。
【0018】
【発明の効果】請求項1によれば、器具本体を構成する複数の支持部材を重ねて収納する収納状態とこの重なり合った複数の支持部材を開いて自立可能とする使用状態とに切替自在に構成することによって、照明器具を運搬したり、倉庫等に積み上げておく場合には、照明器具を重なり合ったコンパクトな状態にすることができ、又、使用する場合には、従来のように組み立てることなく、重なり合った複数の支持部材を開くだけで自立可能となる使用状態にすることができる。又、かさが損傷した場合、あるいは柄や色等が異なるかさに変更したい場合等において、器具本体に対してかさを取り外して新たなかさを取り付けることができる。従って、使用時及び運搬(保管収納)時において有利にしながらも、かさのみを取り替えることができる有用な照明器具を提供することができる。
【0019】請求項2のように、器具本体の上端に吊り下げ用のフックを設けることによって、床等に自立させて使用する場合の他、フックを他物に引っ掛けて上方に吊り下げて使用したり、不要時に他物に引っ掛けて上方の邪魔にならない場所に一旦保持させておくことができ、使用範囲の拡大を図ることができる便利な照明器具にすることができる。
【0020】請求項3によれば、環状の線材で構成することによって、軽量化を図りながらも、保形強度を環状でない線材に比べて高めることができ、しかも、複数の線材の上端及び下端を上下方向ほぼ同一位置で枢支することによって、複数の線材をほぼ同一の上下軸芯周りでスムーズに回動させることができ、耐久面及び使用面において優れた照明器具にすることができる。
【0021】請求項4によれば、環状の線材で構成することによって、請求項3と同様に軽量化を図りながらも、保形強度を環状でない線材に比べて高めることができる。しかも、環状の線材を下方側ほど外拡がり形状としているから、下方側ほど外拡がり形状としたかさを上方から覆う(被せる)だけで、かさの位置が規制され、かさを線材に対して所定位置に常に位置させた状態で容易かつ迅速に装着することができる。又、かさの内部に配置されるランプから発する熱気がかさの上方に移動し、上端の熱気排出用の開口部を通してかさの外部に排出されることから、かさの内部の温度上昇に伴うかさの劣化等をより抑えて耐久性を更に高めることができる。
【0022】請求項5によれば、複数の支持部材を自立させるために必要最低限の2つの線材から構成し、これら線材を環状の線材で構成することによって、請求項3と同様に軽量化を図りながらも、保形強度を環状でない線材に比べて高めることができ、又、3つ以上の線材を用いて構成する場合に比べて構造の簡素化及びコストの低減化を図ることができる。しかも、各環状の線材の枢支部を上下平坦面に形成することによって、2つの線材をそれらの枢支部同士が面接触した状態で安定よく回動させることができるだけでなく、ストッパー等を特別に取り付けることなく、収納状態への線材の最大閉じ位置を規制することができ、耐久面及びコスト面において有利になる。
【出願人】 【識別番号】594002417
【氏名又は名称】株式会社アイ・デイ・ケイ・デザイン研究所
【出願日】 平成11年3月19日(1999.3.19)
【代理人】 【識別番号】100074561
【弁理士】
【氏名又は名称】柳野 隆生
【公開番号】 特開2000−268611(P2000−268611A)
【公開日】 平成12年9月29日(2000.9.29)
【出願番号】 特願平11−75425