| 【発明の名称】 |
画像処理検査用照明装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】北藤 明博
【氏名】大塚 宏樹
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| 【要約】 |
【課題】被写体通過領域において、被写界深度を有し、平面物の他立体物の撮像面を平均的に照明し、また発熱による温度上昇が小さく正確に被検査物を検査することができる画像処理検査用照明装置を提供することを目的とする。
【解決手段】前面に透光板を有する画像処理用の照明装置本体11の内部に、長焦点楕円形状の反射鏡15を配置し、また反射鏡の一次焦点位置に線状の高圧放電ランプ16を装着してある。また照明装置本体の一方の横側壁に冷却器17を配置し、内部の高圧放電ランプを冷却し、さらに反射鏡の内面は拡散面に構成し、二次焦点位置を通過する被写体通過領域において被写界深度領域を有して構成してある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】前面に透光板を有する画像処理用の照明装置本体の内部に、長焦点楕円形状の反射鏡を配置し、また同反射鏡の一次焦点位置に線状の高圧放電ランプを配置してなる画像処理検査用照明装置において、照明装置本体の一方の横側壁に冷却器を配置し、同冷却器からの冷却風を照明装置本体の一方の横側壁に送り、他側の横側壁から排風して、反射鏡の一次焦点位置に配置した線状の高圧放電ランプを冷却し、また反射鏡の内面は拡散面に構成して、二次焦点位置を通過する被写体領域において、被写界深度領域を有することを特徴とする画像処理検査用照明装置。 【請求項2】被写界深度領域は、線状の高圧放電ランプと二次焦点位置の間で且つ基点を中心に照度差が15%以内としたことを特徴とする請求項1記載の画像処理検査用照明装置。 【請求項3】透光板の中央付近に照射光の透過率を調整するフロスト処理を施したことを特徴とする請求項1記載または請求項2記載の画像処理検査用照明装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は画像処理検査用照明装置の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、紙,フィルム,ゴム,繊維等の平面物、あるいはビン,缶,ペットボトル等の立体物の欠陥検査あるいは郵便物・配送品等の仕分けのために画像処理検査装置が使用されている。画像処理検査用照明装置としては、例えば図5に示すように、被検査物1を例えばコンベアー2で搬送しながら、被検査物に蛍光ランプ3の光を照射し、被検査物1の斜め上方に配置したセンサーカメラ4で被検査物1を撮像し、被検査物の欠陥を検査することが実施されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、被検査物の欠陥を正確に検査するには、被検査物に通常3,000ルックス程度の光を照射する必要がある。しかし平面物と立体物では、照明装置までの距離が異なり、照度が変わり均一な検査をすることができない欠点がある。特に光源として蛍光ランプを用いた装置によると、被検査物と照明装置の距離が大きい場合は、光量不足となり正確な検査をすることができない欠点がある。またセンサーカメラ側への光路中に、凹凸レンズや偏光フィルター等の光路変換素子等が含まれる場合は、センサーカメラ側に光量が入りずらく、この場合は光量を増大する必要があるため、照射器の消費電力や発熱量が大きくなる欠点がある。 【0004】本発明は上記の点に鑑み発明したものであって、被写体通過領域において、被写界深度領域を有し、立体物の撮像面を平均的に照明し、また発熱よる温度上昇は小さく正確に検査することができる画像処理検査用照明装置を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解決するために次の構成とする。請求項1に記載の発明は、前面に透光板を有する画像処理用の照明装置本体の内部に、長焦点楕円形状の反射鏡を配置し、また同反射鏡の一次焦点位置に線状の高圧放電ランプを配置してなる画像処理検査用照明装置に関する。また照明装置本体の一方の横側壁に冷却器を配置し、同冷却器からの冷却風を照明装置本体の一方の横側壁に送り、他側の横側壁から排風し、反射鏡の一次焦点位置に配置した線状の高圧放電ランプを冷却するように構成してある。また反射鏡の内面は拡散面に構成して、さらに二次焦点位置を通過する被写体領域において、被写界深度領域を有するように構成してある。 【0006】請求項1に記載の発明によると、被写体通過領域において、被写界深度領域を有するので、立体物の撮像面を平均的に照明することができ、また発熱による温度上昇は小さく被検査物を正確に検査することができる。 【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1における画像処理検査用照明装置において、被写界深度領域は、線状の高圧放電ランプと二次焦点位置の間で且つ基点を中心に照度差が15%以内として構成してある。 【0008】請求項2に記載の発明によると、被写界深度領域における照度差が小さく、平面物と立体物双方の撮像面を正確に検査することができる。 【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1と請求項2における画像処理検査用照明装置の透光板の中央付近に照射光の透過率を調整するフロスト処理を施して構成してある。 【0010】請求項3に記載の発明によると、透光板により中央付近の光の透過率を制御し、被写界深度領域における照度差は小さく、平面物と立体物双方の撮像面を正確に検査することができる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下本発明を図1乃至図4について説明する。図1及び図2において、11は照明装置本体であって、例えば鋼板で箱形に構成してある。12は照明装置本体11の透光部に支持してなる透光板であって、例えば硬質ガラスで構成してある。また同透光板12の中央付近には照射光の透過率を調整するフロスト処理を施して構成してある。このフロスト処理を施すことにより照射領域の照度分布の均一化を図ることができる。13は照明装置本体11の一方の横側壁に形成した送風口である。14は照明装置本体11の他方の横側壁に形成した排風口であって、送風口13に対応する位置に形成してある。 【0012】15は照明装置本体11の内部に支持してなる長焦点楕円形状の反射鏡であって、例えばアルミニウムで構成してある。また同反射鏡15の反射鏡の内面は、拡散面に構成してある。反射鏡の内面の拡散率は70%±20%以内で構成してある。16は反射鏡15の一次焦点位置に位置して装着してなる線状の高圧放電ランプであって、例えば消費電力150ワットの高圧ナトリウムランプを用いて構成してある。17は照明装置本体11の送風口13の外側に位置して配置してなる冷却器であって、ブロアーモータを用いて構成してある。同冷却器17を配置すると、線状の高圧放電ランプが直接冷却されるので、温度上昇が小さく、照明装置を小型に構成することができる。 【0013】また反射鏡の内面の拡散率を70%±20%以内に構成すると、長焦点楕円形状の反射鏡の二次焦点位置において、被写体領域において、被写界深度領域を形成することができる。つまり長焦点楕円形状の反射鏡は、全体的には二次焦点位置に反射光は集光するが、反射鏡の内面を拡散面に構成してあるので、反射光の一部が被写体が通過する範囲において拡散し、所定の高さ方向において、照度のバラツキが小さく、立体的な被検査物に対して所定量の反射光が照射される。また有効な被写界深度領域は、線状の高圧放電ランプと二次焦点位置の間で且つ図3における基点0を中心に照度差が15%以内である。これは画像処理検査用装置の分野で通常使用されているCCDカメラにより、有効に検査することができる範囲である。また基点0は線状の高圧放電ランプと二次焦点位置の間における最大照度点である。同画像処理検査用装置によると、有効な被写界深度領域は拡大し、平面物の他、ビン,缶,ペットボトル等の被検査物22を正確に検査することができる。 【0014】次に上記した画像処理検査用照明装置の使用例を図3について説明する。 ■照明装置本体11の大きさは、例えば縦200mm,横120mm、高さ70mmに構成し、反射鏡は長さ150mm、高さ50mmの長焦点楕円形状で、拡散反射率70%のものを用いて構成してある。また線状の高圧放電ランプは、150ワットの高圧ナトリウムランプを用いて構成してある。同線状の高圧放電ランプの長さは50mmである。このように構成した照明装置を図3に示すように、被検査物の斜め上方の対称位置に一対配置する。 ■そして、反射鏡の二次焦点位置を含む被写体通過領域内に高さA,B,Cの異なる搬送物22を被検査物として、配置して構成してある。また線状の高圧放電ランプから被検査物の基点0までの距離は250mm、線状の高圧放電ランプから被検査物の上面までの距離はA面からC面までの高さで異なり、実施例では220乃至280mmまでとなっている。 ■同条件に基づき検査すると、被検査物が位置する被写界深度領域における照度変化を表わすと図4に示すとおりとなる。つまり基点0点を含むB面での最高照度を100%(125,000ルックス)とした場合、被写界深度±50mmのAC面での照度は、88%(110,000ルックス)となる。このように、被写界深度領域における照度差が15%以内であると画像処理検査用装置の分野で通常使用されているCCDカメラ感度の補正範囲となり、正確に検査することができる。またカメラの位置は使用するカメラの性能、撮像エリア等の条件により設定され調整される。 ■またセンサーカメラが被検査物の異常を感知すると、選別工程において、良品と不良品を選別することとなる。 ■また上記した冷却器を設けて線状の高圧放電ランプを冷却すると、ランプシール部の温度上昇は180deg以下であるが、同じ条件で冷却器を設けないで線状の高圧放電ランプを点灯すると、同部の温度上昇は240deg以上となる。一般に温度上昇が200deg以上と大きい場合、シール部モリブ箔の酸化を招き、ランプが短寿命となり使用することができないことが確認されている。 【0015】 【発明の効果】上記した請求項1に記載の発明によると、被写体通過領域において、被写界深度領域を有することとなり、平面物のほか立体物をも正確に検査することができ、また発熱による温度上昇を低減でき装置の小型化も図ることができる特別な効果がある。 【0016】上記した請求項2に記載の発明によると、被写界深度領域における照度差が小さく、平面物と立体物双方の撮像面を正確に検査することができる特別な効果がある。 【0017】上記した請求項3に記載の発明によると、透光板により光の透過率を制御し、被写界深度領域における照度差を小さくすることができ、平面物と立体物を正確に検査することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000192 【氏名又は名称】岩崎電気株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年2月26日(1999.2.26) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2000−251519(P2000−251519A) |
| 【公開日】 |
平成12年9月14日(2000.9.14) |
| 【出願番号】 |
特願平11−50222 |
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