| 【発明の名称】 |
車両用補助前照灯 |
| 【発明者】 |
【氏名】岩本 美良
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| 【要約】 |
【課題】1つでフォグランプ機能とコーナリングランプ機能の両方を兼ね備えた車両用補助前照灯を提供する。
【解決手段】フレクタ7が、リフレクタ7の底部を形成する左右対称形状で且つバルブ8からの光L1を光軸Sに沿った前方へ反射するフォグランプ用の第1リフレクタ10と、該第1リフレクタ10の車幅方向内側部位から前方へ延長形成され且つバルブ8からの光L2を光軸Sに対して車幅方向外側へ傾斜した方向へ反射するコーナリングランプ用の第2リフレクタ11とから構成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 前面にアウタレンズを備えたハウジング内にリフレクタとバルブを設けた構造で、バルブからの光をリフレクタで反射してアウタレンズから外部へ照射する車両用補助前照灯において、前記リフレクタが、リフレクタの底部を形成する左右対称形状で且つバルブからの光を光軸に沿った前方へ反射するフォグランプ用の第1リフレクタと、該第1リフレクタの車幅方向内側部位から前方へ延長形成され且つバルブからの光を光軸に対して車幅方向外側へ傾斜した方向へ反射するコーナリングランプ用の第2リフレクタとから構成されていることを特徴とする車両用補助前照灯。 【請求項2】 請求項1記載の車両用補助前照灯であって、車両前部の左右両端部分が車両の側面まで湾曲して回り込んだ状態のスラント部になっており、該スラント部にハウジングが設置されていると共に、前記アウタレンズが、スラント部の表面に合致した湾曲形状で、前記ハウジングの車幅方向内側に前後方向に沿う縦壁が形成され、該縦壁に沿って第2リフレクタが形成されていることを特徴とする車両用補助前照灯。 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の車両用補助前照灯であって、前記アウタレンズが、拡散レンズであることを特徴とする車両用補助前照灯。 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載の車両用補助前照灯であって、前記アウタレンズが、素通しレンズであることを特徴とする車両用補助前照灯。 【請求項5】 請求項4記載の車両用補助前照灯であって、前記リフレクタの表面が、光を拡散反射可能な凹凸形状になっていることを特徴とする車両用補助前照灯。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、車両用補助前照灯、特にフォグランプ機能とコーナリングランプ機能の両方を兼ね備えた車両用補助前照灯に関するものである。 【0002】 【従来の技術】自動車の前面の左右両端には、主前照灯としてのヘッドランプの他に、フォグランプやコーナリングランプ等の補助前照灯が設けられている。フォグランプは一般に淡黄色のものが使用され、濃霧時でも幅広く光が行き届き、対向車からの確認性という点で優れており、前向き状態で設置されている。コーナリングランプは曲がる方向を明るく照らすものであり、横向き状態で設置されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような従来の技術にあっては、フォグランプとコーナリングランプとがそれぞれ別個に設けられているため、設置スペースを広く必要とし、車体の造形的自由度が制限されると共に、部品点数も多くなり、重量及びコストの面でも不利となる。 【0004】この発明は、このような従来の技術に着目したものであって、1つでフォグランプ機能とコーナリングランプ機能の両方を兼ね備えた車両用補助前照灯を提供するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、前面にアウタレンズを備えたハウジング内にリフレクタとバルブを設けた構造で、バルブからの光をリフレクタで反射してアウタレンズから外部へ照射する車両用補助前照灯において、前記リフレクタが、リフレクタの底部を形成する左右対称形状で且つバルブからの光を光軸に沿った前方へ反射するフォグランプ用の第1リフレクタと、該第1リフレクタの車幅方向内側部位から前方へ延長形成され且つバルブからの光を光軸に対して車幅方向外側へ傾斜した方向へ反射するコーナリングランプ用の第2リフレクタとから構成されている。 【0006】請求項1記載の発明によれば、第1リフレクタでバルブの光を真っ直ぐ前方へ向けて反射することができるため、フォグランプ機能が得られる。特に、この第1リフレクタは、左右対称形状をしているため、光を光軸に対して左右均等に幅広く反射することができ、対向車からの確認性の点で優れている。また、第2リフレクタでバルブの光を車幅方向外側へ向けて反射することができるため、コーナリングランプ機能が得られる。このように、1つの補助前照灯で、フォグランプ機能とコーナリングランプ機能との両方が得られるため、従来のように別個に設ける場合に比べて、設置スペースが少なくても済み、車体の造形的自由度が高まると共に、部品点数も少なくなり、重量及びコストの面で有利である。 【0007】請求項2記載の発明は、車両前部の左右両端部分が車両の側面まで湾曲して回り込んだ状態のスラント部になっており、該スラント部にハウジングが設置されていると共に、前記アウタレンズがスラント部の表面に合致した湾曲形状で、前記ハウジングの車幅方向内側に前後方向に沿う縦壁が形成され、該縦壁に沿って第2リフレクタが形成されている。 【0008】請求項2記載の発明によれば、アウタレンズがスラント部の表面に合致した湾曲形状をしているため、第2リフレクタで反射された光をアウタレンズから車幅方向外側へ照射させやすい。また、ハウジングをスラント部に設置した場合、その車幅方向内側には深い縦壁が形成されるため、その縦壁に沿って、第2リフレクタを形成しやすい。 【0009】請求項3記載の発明は、アウタレンズが拡散レンズである。 【0010】請求項3記載の発明によれば、アウタレンズが拡散レンズであるため、光はアウタレンズで拡散された状態で外部へ照射される。 【0011】請求項4記載の発明は、アウタレンズが素通しレンズである。 【0012】請求項4記載の発明によれば、アウタレンズが素通しレンズであるため、光はアウタレンズで拡散されずに外部へ照射される。 【0013】請求項5記載の発明は、リフレクタの表面が光を拡散反射可能な凹凸形状になっている。 【0014】請求項5記載の発明によれば、リフレクタの表面が光を拡散反射可能な凹凸形状になっているため、リフレクタで反射された光は拡散状態となり、アウタレンズから外部へ照射される。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、自動車の前面を示しており、バンパ1の上部には左右両側に主前照灯としてのヘッドランプ2が設置されている。また、バンパ1には、中央側に空気取入れ用のグリル3が設けられていると共に、その左右両側に「補助前照灯」としてのコーナリングランプ兼用のフォグランプ4が設けられている。このバンパ1は、その左右両側部分が、自動車の前端部のデザインにより、車両の側面まで湾曲して回り込んだ状態のスラント部1aとなっており、前記フォグランプ4は、このスラント部1aに設置されている。 【0016】このフォグランプ4は、図2に示すように、前面にアウタレンズ5を設けたハウジング6内に、リフレクタ7とバルブ8とを収納した構造で、バルブ8からの光L1、L2をリフレクタ7で反射して、アウタレンズ5から外部へ照射する構造になっている。このアウタレンズ5は、図面上表れないが内面に凹凸が形成された拡散レンズで、アウタレンズ5を透過する光L1、L2を拡散するようになっている。このフォグランプ4のアウタレンズ5は、バンパ1と同一表面をなす湾曲形状をしているため、その車幅方向中央側は前向きだが、車幅方向外側は横向きになっている。 【0017】アウタレンズ5が、このような湾曲形状をしているため、アウタレンズ5の後方向に取付けられるハウジング6には、その車幅方向内側に前後方向に沿って所定の長さを有する縦壁9が形成されている。そして、リフレクタ7は、リフレクタ7の底部を形成する第1リフレクタ10と、該第1リフレクタ10の車幅方向内側部位から縦壁9に沿って前方へ延長形成した第2リフレクタ11とから形成されている。 【0018】第1リフレクタ10は、光軸Sを中心にした左右対称形状をした回転放物面で、バルブ8からの光L1を光軸Sと平行な方向へ反射する。これに対し、第2リフレクタ11は、バルブ8の車幅方向内側に設けられているため、バルブ8からの光L2を光軸Sに対して所定の角度θだけ車幅方向外側へ傾斜させた方向へ反射する。 【0019】このように、第1リフレクタ10でバルブ8の光L1を真っ直ぐ前方へ向けて反射できるため、本来のフォグランプ機能が得られる。また、第2リフレクタ11でバルブ8の光L2を車幅方向外側へ向けて反射できるため、コーナリングランプ機能を得ることもできる。アウタレンズ5が、バンパ1と同一表面をなす湾曲形状をしているため、その車幅方向外側が横向きになっており、光L2を車幅方向外側へ向けて照射するのに好都合である。このように、両方の機能が得られるため、従来のように、フォグランプとコーナリングランプとを別個に設ける場合に比べて、設置スペースが少なくても済み、バンパ1の造形的自由度が高まると共に、部品点数も少なくなり、重量及びコストの面で有利である。 【0020】特に、第1リフレクタ10が光軸Sを中心にした左右対称形状をしているため、光L1を光軸Sに対して左右均等に幅広く反射することができ、対向車からの確認の点で優れる。また、リフレクタ7の車幅方向内側部位に前方へ延長した第2リフレクタ11を形成した構造になっているが、この実施形態のように、バンパ1のスラント部1aに取付ける場合は、その車幅方向内側に縦壁9及びスペースが存在するため、第1リフレクタ10から前方へ突出した第2リフレクタ11を形成することに問題はない。 【0021】そして、この実施形態のように、1つのバルブ8で、前方と側方の広範囲を照らすことができるということは、省エネルギーの面でも優れている。更に、アウタレンズ5のうち、曇りやすい車幅方向外側部位に第2リフレクタ11からの光L2が多く当てられるため、アウタレンズ5の内面に曇りが発生しづらくなる。 【0022】尚、以上の実施形態では、アウタレンズ5を拡散レンズにして光L1、L2を拡散するようにしているが、アウタレンズ5を素通しレンズにし、且つリフレクタ7の方を凹凸形状にして、該リフレクタ7で光L1、L2を拡散するようにしても良い。 【0023】 【発明の効果】この発明によれば、第1リフレクタでバルブの光を真っ直ぐ前方へ向けて反射することができるため、フォグランプ機能が得られる。特に、この第1リフレクタは左右対称形状をしているため、光を光軸に対して左右均等に幅広く反射することができ、対向車からの確認性の点で優れている。また、第2リフレクタでバルブの光を車幅方向外側へ向けて反射することができるため、コーナリングランプ機能が得られる。このように1つの補助前照灯で、フォグランプ機能とコーナリングランプ機能の両方が得られるため、従来のように別個に設ける場合に比べて、設置スペースが少なくても済み、車体の造形的自由度が高まると共に、部品点数も少なくなり、重量及びコストの面で有利である。 【0024】そして、アウタレンズをスラント部の表面に合致した湾曲形状にすれば、第2リフレクタで反射された光をアウタレンズから車幅方向外側へ照射させやすい。また、ハウジングをスラント部に設置した場合、その車幅方向内側には深い縦壁が形成されるため、その縦壁に沿って、第2リフレクタを形成しやすい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000136 【氏名又は名称】市光工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年9月18日(1998.9.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083806 【弁理士】 【氏名又は名称】三好 秀和 (外8名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−100225(P2000−100225A) |
| 【公開日】 |
平成12年4月7日(2000.4.7) |
| 【出願番号】 |
特願平10−265329 |
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