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【発明の名称】 スポット光源装置
【発明者】 【氏名】伊藤 守行

【氏名】河合 和人

【氏名】吉田 一夫

【氏名】筬島 哲也

【要約】 【課題】ライトガイド差込口を効果的に冷却して、長時間安定して動作が可能なスポット光源装置を提供する。

【解決手段】光の外部への導光のためのファイバ5が取り付けられるファイバ差込口50に、外気取込孔55が設けられることによって、この外気取込孔55を通過する外気によって直接にファイバ差込口50が冷却され、かつファイバ5も冷却されるので、それらの劣化を抑制されたスポット光源装置が実現される。また、このとき、外気取込孔55を光が通過できないように構成し、さらにその外側に光遮蔽部材54を設置することによって、外気取込孔55からの光漏れを防止することができる。このとき、光遮蔽部材54は放熱フィンの役割をも果たして、さらに冷却の効率を高めることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 光を放射する放電管と、前記放電管から放射された光を反射させる反射ミラーと、前記放電管と、前記反射ミラーとが内部に格納されるハウジングと、前記反射ミラーからの光を出射するための、前記ハウジングの前面に設けられた出射口と、を有するスポット光源装置において、前記出射口に、出射される光を導光するライトガイドを取り付けるためのライトガイド差込口が設置され、前記ライトガイド差込口には、外気を導入するための外気取込孔が設けられていることを特徴とするスポット光源装置。
【請求項2】 前記外気取込孔は、屈曲した部分を有して、光漏れを防ぐように構成されたことを特徴とする請求項1記載のスポット光源装置。
【請求項3】 前記外気取込孔の、前記ハウジングの外側の端部近傍に、光漏れを防ぐ遮蔽部材をさらに設けたことを特徴とする請求項1または2記載のスポット光源装置。
【請求項4】 前記ハウジングの所定の位置に、前記ハウジング内部の空気流を排気するための排気口を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のスポット光源装置。
【請求項5】 前記出射口に接続されて、出射される光を導光するライトガイドをさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載のスポット光源装置。
【請求項6】 前記ライトガイドは、筒体の内部に導光性を有する液体が充填されているライトガイドであることを特徴とする請求項5記載のスポット光源装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光を照射するスポット光源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スポット光源装置では、放電管から放射された光を楕円集光ミラーなどの反射ミラーによって反射・集光し、出射口に導光して、出射口から外部に出射される。
【0003】スポット光源装置からの外部への光の出射・導光の手段としては、例えばファイバなどの導光手段(ライトガイド)が用いられる(例えば特開平9−281361号)。すなわち、スポット光源装置の出射口にライトガイド差込口が設置され、このライトガイド差込口にライトガイドが接続されて光の出射が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような装置においては、光が照射されることによって、ファイバなどのライトガイド、及びライトガイド差込口が加熱され、ライトガイド等の劣化・破損等の原因となる。このような加熱は、例えばライトガイドとして熱に弱く加熱によって破損または光の透過率の低下を起こしやすい液体ファイバを用いた場合などに特に問題となる。
【0005】このような問題に対して、ライトガイド差込口に放熱フィンを設置した場合、それによって充分な冷却を行うためには放熱フィンを大型にする必要があり、装置を小型化することができない。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、ライトガイド差込口を効果的に冷却して、長時間安定して動作が可能なスポット光源装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成するために、本発明によるスポット光源装置は、光を放射する放電管と、放電管から放射された光を反射させる反射ミラーと、放電管と、反射ミラーとが内部に格納されるハウジングと、反射ミラーからの光を出射するための、ハウジングの前面に設けられた出射口と、を有するスポット光源装置において、出射口に、出射される光を導光するライトガイドを取り付けるためのライトガイド差込口が設置され、ライトガイド差込口には、外気を導入するための外気取込孔が設けられていることを特徴とする。
【0008】このように、ファイバなどのライトガイドを取り付けるためのライトガイド差込口に外気取込孔を設けることにより、外気取込孔を通過する外気によって直接かつ最も効果的にライトガイド差込口を冷却することができる。このような構成によれば、ライトガイド差込口が大型化することもないので、装置の小型化ができない等の問題も生じない。また、このように外気取込孔を通過してライトガイド差込口を冷却した外気は、さらに装置内部に導入されて、スポット光源装置内の各部の冷却にも用いられる。
【0009】また、外気取込孔は、屈曲した部分を有して、光漏れを防ぐように構成されたことを特徴とする。
【0010】さらに、外気取込孔の、ハウジングの外側の端部近傍に、光漏れを防ぐ遮蔽部材をさらに設けたことを特徴としても良い。
【0011】屈曲した部分を有して光が直進して通過できないような形状に外気取込孔を構成することによって、この外気取込孔からの外部への光漏れを抑制することができる。さらに、外気取込孔の外側に遮蔽部材を設置することによって、確実に光漏れを防止することができる。なお、このように外側に設けられた遮蔽部材は放熱フィンの機能をも有して、ライトガイド差込口の冷却の効率をさらに高めることができる。
【0012】また、ハウジングの所定の位置に、ハウジング内部の空気流を排気するための排気口を設けることによって、外気取込孔からの外気の取込を促進して、より効率的に冷却を行うことができる。
【0013】また、出射口に接続されて、出射される光を導光するライトガイドをさらに備える構成としても良い。例えばファイバなど、用途に応じた形態・性能を有するライトガイドを接続することによって、効率的に光の出射とその利用を行うことができる。この場合、ライトガイドは、固定されるライトガイド差込口が外気取込によって冷却されているので、それによって冷却され、その劣化が抑制される。
【0014】ライトガイドとしては、例えば筒体の内部に導光性を有する液体が充填されているライトガイドを用いても良い。このような液体を用いたライトガイドとしては、安価でかつ開口数(NA)が大きい液体ファイバなどがある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるスポット光源装置に係るUVスポット光源装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。なお、スポット光源装置の外面を構成するハウジングの各面については、底面及び上面と、それ以外の4面については、放電管及び反射ミラーの開口部に対向して出射口が設けられている面を前面、反対側を後面、前面に対して左側を左側面、右側を右側面とする。
【0016】図1は、本発明の一実施形態に係るUVスポット光源装置の、放電管20の中心を含む平面での水平端面図を示す。また、図2及び図3は、図1に示したUVスポット光源装置の概略構成を示す斜視図である。本実施形態におけるハウジング1は、ハウジング台部11及びハウジングカバー12からなり、図2においては、ハウジング台部11及びハウジングカバー12を破断して、装置内部の概略構成を示してある。また、後述する内箱カバー33及び光源カバー35については、ここでは図示していない。また、図3においては、ハウジング台部11及びハウジングカバー12の破断については図2と同様であるが、内箱カバー33及び光源カバー35を図示して、ハウジング1内部の各領域の区分を明示している。
【0017】ここで、ハウジング1の各面については、前面を1a、後面を1b、左側面を1c、右側面を1d、底面を1e、上面を1fとし、前面1aには、所定の位置に光を出射するための出射口13が設けられている。これらの各面に対し、ハウジング台部11はハウジング1の前面1a、後面1b及び底面1eを構成し、ハウジングカバー12はハウジング1の左側面1c、右側面1d及び上面1fを構成する。
【0018】ハウジング1の内部は、図1に示すように電源や回路等、駆動のための装置が格納される駆動領域A、光の外部への出射を制御するシャッター等が設置される出力領域B、放電管及び反射ミラー等が格納される光源領域C、空気流の経路を制御するための通気領域D、及び空気流の排気のための排気口を有する後部領域Eの5つの領域から構成されている。
【0019】駆動領域Aは、区分板31によって装置右側に形成されている。区分板31は、左側面と後面とによって構成され、その高さは、ハウジング1の底面1eから上面1fまでの距離、すなわちハウジング1の高さと等しい。また区分板31の後面はハウジング1の右側面1dに接続しており、これによって駆動領域Aは、左側面及び後面を区分板31により、前面、右側面、底面及び上面をハウジング1の各面により区分されて構成され、また、駆動領域Aの左側面の前方は一部開放されて、後述する通気領域Dに連通されている。
【0020】この駆動領域Aには、UVスポット光源装置の各部を駆動制御するための駆動装置が設置されている。図中においては、駆動装置15として模式的に簡略化して示してあるが、駆動装置15は複数の装置から構成されて設置されても良い。例えばこの駆動装置は、各部へ電流を供給する電源、各部の駆動を行う回路、及びそれらを制御するコンピュータ等を有して構成される。また、駆動装置15は、例えばハウジング1の前面1aの駆動領域Aに面した所定の位置に設置されたパネル等に接続されて、操作者によって操作される構成としても良い。なお、図中においては、駆動装置15とUVスポット光源装置の各部との接続等については図示していない。
【0021】出力領域Bは、内箱32及び内箱カバー33によって装置左側前方に形成されている。内箱32は、内箱前部32aと、内箱後部32cとから構成されている。内箱前部32aの前面の、出射口13に対向する所定の位置には、光を出射するための出射開口部32bが形成されている。また、内箱後部32cの後面には、放電管20からの光を入射・導光させるための開口部32dが設けられている。内箱前部32a及び内箱後部32cからなる内箱32の高さは、ハウジング1の高さよりも低く設定されており、その上面には内箱カバー33が設置される。これによって出力領域Bは、前面、後面、左側面及び右側面を内箱32により、底面をハウジング1の底面1eにより、上面を内箱カバー33により区分されて構成される。
【0022】図2においては、内箱32の内箱前部32a及び内箱後部32cを一部破断して、その内部を示してある。この出力領域Bには、内箱前部32aの内部にシャッター4が設置されている。シャッター4はシャッター板41とシャッター駆動部42とから構成され、シャッター固定部33aに固定されて設置されている。また、シャッター板41がONである位置は、シャッター板41に設けられた突起部41aを位置センサ43によって検出して、位置を確認している。この位置センサ43は、位置センサ固定部33bに固定されて設置されている。
【0023】これらシャッター4及び位置センサ43が固定されているシャッター固定部33a及び位置センサ固定部33bは、内箱カバー33に一体に固定されて、容易に着脱が可能なように設置されている。なお、図2においては前述したように内箱カバー33を図示しておらず、したがってこれらは図中では中空に浮いた状態で示されている。また、図2においては、シャッター板41の位置は光の出射がONである状態を示している。光の出射がOFFである状態、すなわちシャッター板41が出射される光の光軸(以下、単に光軸という)上にあって光の出射を遮っている状態、については点線によって示してある。なお図1には、光の出射がONであるときにはシャッター4の各部は光軸上にはないため、シャッター4は図示されていない。
【0024】出射開口部32b及び出射口13からなる開口部分には、本実施形態においてはライトガイドとしてファイバ5が接続されており、その接続・固定のためにライトガイド差込口であるファイバ差込口50が設置されている。なお、内箱前部32aと内箱後部32cとの境界には、フィルタ固定板32e(図2においては図示されていない)が設置される。フィルタ固定板32eには、内箱32後面の開口部32dと内箱32前面の出射開口部32bとの間の所定の位置に開口部が設けられており、フィルタ固定板32eの内箱後部32c側には、その開口部を覆うように紫外光透過フィルタ14(図2においては図示されていない)が設置されている。
【0025】光源領域Cは、光源区分板34及び光源カバー35によって装置左側に形成されている。光源区分板34は、右側面と後面とによって構成され、その高さはハウジング1の高さよりも低く設定されている。また、光源区分板34の右側面は内箱32の内箱後部32cの後面に接続されている。光源カバー35は、左側面と上面とによって構成され、光源区分板34に接続されて設置される。これによって光源領域Cは、右側面及び後面を光源区分板34により、左側面及び上面を光源カバー35により、前面を内箱32の内箱後部32cにより、底面をハウジング1の底面1eにより区分されて構成される。
【0026】この光源領域Cには、放電管20と反射ミラー21を有するランプユニット2が設置されている。ランプユニット2は、ランプユニット2の位置決めリング22、及び内箱後部32cの後面に設置されたランプ保持部28によって、内箱後部32cの開口部32dに面して固定されている。また、放電管20の各電極は絶縁基板23に接続され、ここから電源への接続(図示していない)が行われる。
【0027】なお、光源カバー35は、光源カバー固定部35aによってハウジングカバー12の上面1fに接続・固定されている。この光源カバー35の後方には、下方に突出しているインターロック解除部35cが設けられている。これによって、ハウジングカバー12が正しく装着されたときに、このインターロック解除部35cによって、光源区分板34の通気領域D側の面に固定されたインターロック制御部16の、ハウジング1の後面1b側に設置されたインターロック解除スイッチ16a(図1に示されている)が押されてインターロックが解除され、装置の動作が可能な状態となるように構成されている。
【0028】また、本実施形態においては、ランプユニット2として容易に着脱が可能なものを用いており、装着されたランプユニット2は、内箱後部32cの左側面に設けられたランプ固定部29のロック部29aによって固定される。これについても、光源カバー35には、このランプ固定部29に設けられた台部側ランプ固定係合部29bに対応して、ランプユニット2が正しく固定されたときに台部側ランプ固定係合部29bに係合するカバー側ランプ固定係合部35dが設けられている。
【0029】通気領域Dは、駆動領域Aを形成する区分板31の左側面と、出力領域B及び光源領域Cを形成する内箱32及び光源区分板34の右側面とによって挟まれて形成されている。この通気領域Dは、空気流による各部の冷却経路を制御する目的で設けられているもので、本実施形態においては、通気制御板36によって前後2つの領域にさらに区分されて、通気制御板36の前方は空気流合流領域Fを構成している。通気領域Dの上面は、光源領域Cと同様に光源カバー35によって覆われている。また、光源カバー35の最前方の上部には、光源領域Cの上部から通気領域Dの上部にわたって、通気を制限するための通気制御板35bが設けられている。
【0030】後部領域Eは、駆動領域A及び光源領域Cを形成する区分板31及び光源区分板34の後面と、ハウジング1の後面1bとによって挟まれて形成されている。
【0031】このような構成において、光源領域C内に設置されたランプユニット2の放電管20から放射された光は、反射ミラー21によって反射されて出力領域Bに入射され、シャッター4によって光の出射のON/OFFが制御されて、シャッター4がONの状態であるときには、光は出射開口部32b及び出射口13を経てファイバ差込口50に接続されたファイバ5に入射され、外部に出力される。
【0032】本実施形態におけるファイバ差込口50について説明する。図4は、ファイバ差込口50の構成を示す拡大断面図である。また図5は、ファイバ差込口50について破断し、展開して示す斜視図である。なお、図5においては、ハウジング1の前面1a及び内箱前部32aについては、ファイバ差込口50の周辺の部分のみを破断して示してある。
【0033】このファイバ差込口50は、光軸を中心として円筒状に形成されており、ファイバ固定部材51、外気取込部材52、固定部材53、及び光遮蔽部材54から構成されている。ファイバ固定部材51は、その後部側が装置本体に対して装着するためにその外径が小さく形成されている。また、内部には所定の内径を有する円筒形のファイバ挿入部51aが設けられており、ライトガイドであるファイバ5(図4及び図5には図示していない)は、このファイバ挿入部51aに挿入されて、固定される。
【0034】なお、ファイバ5として例えば液体ファイバが使用される場合がある。液体ファイバの先端部は、石英ロッドによって構成され、その周縁部がテフロン材によって固定されているが、このファイバ周縁部のテフロン材に光が照射されると、熱によりテフロン材が劣化・破損することがある。そのような破損を防止するためには、光が入射するファイバ挿入部51aの後部先端部分に、ファイバ挿入部51aの周縁部を覆うように遮光部51bが設けられて、石英ロッドのみに光が入射する構成とされる。
【0035】外気取込部材52及び固定部材53は、ファイバ差込口50の固定、及び冷却のための外気取込、の2つの機能を有する。すなわち、ファイバ差込口50の固定については、外気取込部材52はファイバ固定部材51とともに、ハウジング1の前面1aの出射口13、及び内箱前部32aの出射開口部32bの外側から設置され、固定部材53は、出射口13及び出射開口部32bの内側から設置されて、内箱前部32aの前面を挟んで図4に示すように固定される。ただしここでは、ネジ等による具体的な固定方法については図示していない。なお、外気取込部材52及び固定部材53には、それぞれファイバ固定部材51の後部の外径に対応した内径を有する円筒形の開口部52a及び53aが設けられており、ファイバ固定部材51は、その後部がこれらを貫通するように設置・固定される。
【0036】また、外気取込については、外気取込部材52には外気導入部52b及び通気部52cが、また、固定部材53には通気部53bが設けられ、これらによってファイバ差込口50の外気取込孔55が形成されている。ファイバ差込口50は、この外気取込孔55が、内箱前部32aの出射開口部32bの周辺の所定の位置に設けられた通気口32gと接続されるように取り付けられており、これにより、この外気取込孔55から導入された外気によって、空気流の外気取込孔55の通過時にファイバ差込口50及びファイバ5が冷却されるとともに、内箱32の内部に導入された空気流によって内箱32内の各部が冷却される。また、ハウジング1の後面1bの所定の位置にはファン63が設置されており、このファン63により装置内部の空気流が排気されることによって、外気取込孔55からの充分な外気取込が実現される。
【0037】通気部52cは、外気取込部材52の開口部52a周辺の、内箱前部32aの通気口32gに対向する位置に、光軸と平行な円筒形を有して所定の個数(本実施形態においては3個)形成される。一方、外気導入部52b及び通気部53bは、それぞれ通気部52c及び通気口32gに対応した位置に、外気取込部材52及び固定部材53の半径方向、すなわち光軸に対して垂直な方向の溝状に形成される。さらに、外気導入部52bの外側には、ファイバ固定部材51の前部の外径に略同一である半径のリング状に形成された光遮蔽部材54が、ファイバ固定部材51に固定されて、外気導入部52bが臨み、光の通過が可能な領域を覆うように設置されている。
【0038】図4に、上記の構成によるファイバ差込口50の外気取込孔55における、導入される外気の流れが図示されている。このようなファイバ差込口50を用いることによって、ファイバ差込口50、ファイバ5、及び内箱32内部の各部の冷却のために外気が導入され、かつ、その経路である外気取込孔55の形状及び構成によって、紫外光の外部への光漏れが防止された外気取込孔55を実現することができる。また、光遮蔽部材54は、その形状から放熱フィンの機能をも有しており、これによってファイバ差込口50の冷却の効率をさらに高めることができる。
【0039】ファイバ差込口50及びその外気取込孔55については、上記の形態のものに限られず、様々な形状・経路の光漏れが防止された外気取込孔を用いることができる。また、ファイバ差込口は一体に形成されたものを用いても良い。
【0040】装置内部の冷却に用いられる空気流の経路は、各部位に設けられた外気取込口・通気口等によって制御される。これらの通気口等の配置は図1に示してあり、図2及び図3には図示していない。
【0041】なお、装置全体の空気流の経路は、概略以下の通りである。すなわち、ハウジング1の右側面1dの第1の外気取込口61から導入された第1の空気流は、駆動領域A内に設置された駆動装置15等の各部を冷却して、前方の開放部分から空気流合流領域Fに流入する。また、ハウジング1の左側面1cの第2の外気取込口62から導入された第2の空気流は、内箱前部32aの光遮蔽通気口64から内箱32内に導入されてその内部に設置されたシャッター4等の各部を冷却して、フィルタ固定板32eの通気口65を通過して内箱後部32cの通気口66から空気流合流領域Fに流入する。空気流合流領域Fに流入した第1の空気流、第2の空気流、及び上記したファイバ差込口50の外気取込孔55からの空気流は、合流して第3の空気流を形成する。第3の空気流は、光源区分板34の光遮蔽通気口67から光源領域Cに導入されてその内部に設置されたランプユニット2等の各部を冷却して、光源区分板34及び光源カバー35の間の通気部68から後部領域Eに流入し、最終的にファン63から外部へ排気される。
【0042】本発明によるスポット光源装置は、上記したようなUVスポット光源装置に限られるものではなく、例えば可視光のスポット光源装置など、様々な形態・用途のスポット光源装置に適用することが可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明によるスポット光源装置は、以上詳細に説明したように、次のような効果を得る。すなわち、光の外部への導光のためのファイバなどのライトガイドが取り付けられるライトガイド差込口に、外気取込孔が設けられることによって、この外気取込孔を通過する外気によって直接にライトガイド差込口が冷却され、かつそれによってライトガイド差込口にライトガイドが接続されたときに、そのライトガイドも冷却されるので、ライトガイド差込口等が効果的に冷却され、それらの劣化を抑制されたスポット光源装置が実現される。
【0044】また、このとき、外気取込孔を光が通過できないように構成し、さらにその外側に光の遮蔽部材を設置することによって、外気取込孔からの光漏れを防止することができる。このとき、取り付けられた遮蔽部材は放熱フィンの役割をも果たして、さらに冷却の効率を高めることができる。
【出願人】 【識別番号】000236436
【氏名又は名称】浜松ホトニクス株式会社
【出願日】 平成10年8月7日(1998.8.7)
【代理人】 【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹 (外2名)
【公開番号】 特開2000−57841(P2000−57841A)
【公開日】 平成12年2月25日(2000.2.25)
【出願番号】 特願平10−225005