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【発明の名称】 車輌用前照灯
【発明者】 【氏名】松原 雅夫

【要約】 【課題】エイミング機構及びレベリング機構の配置位置の制約を低下させる。

【解決手段】ランプボデイ2に中間傾動部材12が傾動可能に支持されると共に該中間傾動部材にリフレクタ5が傾動可能に支持され、中間傾動部材はランプボデイに3つの支持点Ea、Eb、Ecにおいて支持され、該3つの支持点のうちの1点が傾動支点として形成されると共に他の2点が支持点のランプボデイに対する位置を変化させるエイミング調整部材を介して支持され、リフレクタは中間傾動部材に3つの支持点La、Lb、Lcにおいて支持され、該3つの支持点のうちの2点が傾動支点として形成されると共に他の1点が支持点の中間傾動部材に対する位置を自動操作又は遠隔操作によって変化させるレベリングアクチュエータ18を介して支持されるようにした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 開口を有する容器状に形成されたランプボデイと、該ランプボデイの開口を覆うレンズと、ランプボデイとレンズとにより画成された灯具空間内に配置されると共に光源バルブとして放電灯バルブが取り付けられ該光源バルブの光を反射するリフレクタとを備え、車体に対してリフレクタの傾斜角度を変更して照射軸の延びる方向を調整するエイミング調整機構及びレベリング調整機構を有する車輌用前照灯であって、ランプボデイに中間傾動部材が傾動可能に支持されると共に該中間傾動部材にリフレクタが傾動可能に支持され、中間傾動部材はランプボデイに3つの支持点において支持され、該3つの支持点のうちの1点が傾動支点として形成されると共に他の2点が支持点のランプボデイに対する位置を変化させるエイミング調整部材を介して支持され、リフレクタは中間傾動部材に3つの支持点において支持され、該3つの支持点のうちの2点が傾動支点として形成されると共に他の1点が支持点の中間傾動部材に対する位置を自動操作又は遠隔操作によって変化させるレベリングアクチュエータを介して支持されたことを特徴とする車輌用前照灯。
【請求項2】 リフレクタがそれぞれ光源バルブが取り付けられた第1のリフレクタ部と第2のリフレクタ部とが互いに離間した状態で一体に形成されて成るリフレクタ体として形成されたことを特徴とする請求項1に記載の車輌用前照灯。
【請求項3】 リフレクタがそれぞれ光源バルブが取り付けられたすれ違いビーム用のすれ違い側リフレクタと走行ビーム用の走行側リフレクタとから成り、すれ違い側リフレクタと走行側リフレクタとは互いに離間した状態で別体で形成され、中間傾動部材はすれ違い側リフレクタと走行側リフレクタとが離間する方向に延びるように形成され、すれ違い側リフレクタのみが中間傾動部材に3つの支持点において支持され、走行側リフレクタが中間傾動部材に固定されたことを特徴とする請求項1に記載の車輌用前照灯。
【請求項4】 走行側リフレクタと中間傾動部材とを一体に形成したことを特徴とする請求項3に記載の車輌用前照灯。
【請求項5】 ランプボデイに光源バルブを交換するための開口が形成され、該開口を閉塞するためのカバー体が設けられたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の車輌用前照灯。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車輌用前照灯に関する。詳しくは、エイミング機構及びレベリング機構を独立して設け、これらの配置位置の制約を低下させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】車輌用前照灯には、車輌の完成時や車検時に車体に対する光軸の延びる方向を調整するエイミング調整を行うためのエイミング機構の他、車輌に積まれる車載物の重量及びその積載された位置によって変化される光軸の延びる方向を調整するレベリング調整を行うためのレベリング機構を有しているものがある。
【0003】このような車輌用前照灯の従来のものの一例を図6及び図7に示す。
【0004】車輌用前照灯aは前方に開口した容器状を為すランプボデイbと該ランプボデイbの開口を覆うレンズcとによって画成された灯具空間d内にリフレクタeに取り付けられた光源バルブfが配置されて成る。
【0005】ランプボデイbの後部には挿通孔gが形成されている。
【0006】リフレクタeの後部には電球取付孔hが形成され、該電球取付孔hに光源バルブfが取り付けられている。光源バルブfは口金部iを有し、該口金部iはフランジ部jと該フランジ部jの前側に位置する被取付部kとフランジ部jの後側に位置するカバー取付部lとを有している。そして、光源バルブfは被取付部kが電球取付孔hに取り付けられている。
【0007】ゴムカバーmは略円環状を為し、その内周縁nが光源バルブfのカバー取付部lに取り付けられ、また、外周縁oがランプボデイbの挿通孔gの開口縁に取り付けられている。このようにゴムカバーmの内周縁nがカバー取付部lに取り付けられると共に外周縁oが挿通孔gの開口縁に取り付けられることにより挿通孔gが覆われ、挿通孔gからの灯具空間d内への水や塵埃の侵入の防止が図られている。
【0008】リフレクタeの背面にはその上端部に左右に離間して2つの支持部p、p(図6に1つのもののみ示す。)が突設され、該支持部p、pには前後方向に延びる螺孔q、qが形成されている。また、リフレクタeの下端部には左側の支持部pの下方に玉軸受部rが突設されている。
【0009】エイミングスクリューs、sは被操作部である頭部t、tと螺軸部u、uとが一体に形成されて成り、螺軸部u、uがランプボデイbの背面側から挿通された状態でそれぞれリフレクタeに形成された支持部p、pの螺孔q、qに螺合されている。
【0010】レベリングアクチュエータvはその本体部wから連結軸xが前方へ向かって突出されており、該連結軸xの先端には球状部yが一体に形成されている。そして、レベリングアクチュエータvは連結軸xが自動操作又は遠隔操作により前後方向に移動されるようになっている。
【0011】レベリングアクチュエータvは本体部wがランプボデイbの下端部に外側から取り付けられた状態で、球状部yがリフレクタeに形成された玉軸受部rに連結されている。従って、図6に示すように、レベリングアクチュエータvの一部がランプボデイbから後方へ突出されている。
【0012】上記のようにリフレクタeはランプボデイbに対して、エイミングスクリューs、s及びレベリングアクチュエータvを介して3つの支持点A、B、Cで支持される(図7参照)。
【0013】しかして、エイミング調整はエイミングスクリューs、sの頭部t、tを回転操作することによって為される。
【0014】例えば、右側のエイミングスクリューsの頭部tを回転させると、その回転の方向に応じてその螺軸部uがリフレクタeの螺孔qに捩じ込まれ又は捩じ戻され、該支持点Aにおけるリフレクタeとランプボデイbとの間の間隔が変化し、これによってリフレクタeは残りの2つの支持点B、Cを結ぶ線を傾動軸として傾動される。
【0015】また、レベリング調整はレベリングアクチュエータvの連結軸xを前後方向へ移動させることによって為される。
【0016】連結軸xを前後方向へ移動させると、該支持点Cにおけるリフレクタeとランプボデイbとの間の間隔が変化し、これによってリフレクタeは残りの2つの支持点A、Bを結ぶ線を傾動軸として傾動される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車輌は限られた空間内に各種の機器及び機構が配置されることから、車輌用前照灯も限られた配置空間に配置する必要がある。
【0018】ところが、上記した従来の車輌用前照灯aにあっては、レベリング調整に際しランプボデイbに対してリフレクタeを傾動させるためにレベリングアクチュエータvをランプボデイbに取り付けており、レベリングアクチュエータvの一部がランプボデイbから後方へ突出してしまう。従って、レベリングアクチュエータvが突出された分、他の機器や機構と干渉し易いため車種によってはレベリングアクチュエータvが取り付けられた車輌用前照灯aを配置するための十分な配置空間を確保することができず、この場合にはレベリングアクチュエータvの車輌用前照灯aに対する取付位置を別の位置に変更しなければならず、各車種毎にレベリングアクチュエータvの取付位置を考慮しなければならないといった問題がある。
【0019】また、レベリングアクチュエータvの車輌用前照灯aに対する取付位置を変更した場合には、その変更に応じて他の支持点A、Bの位置を変更せざるを得ず、各支持点の車輌用前照灯aに対する形成位置が制約されてしまうという問題もある。
【0020】そこで、本発明車輌用前照灯は、上記した問題点を克服し、エイミング機構及びレベリング機構の配置位置の制約を低下させることを課題とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明車輌用前照灯は、上記した課題を解決するために、ランプボデイに中間傾動部材が傾動可能に支持されると共に該中間傾動部材にリフレクタが傾動可能に支持され、中間傾動部材はランプボデイに3つの支持点において支持され、該3つの支持点のうちの1点が傾動支点として形成されると共に他の2点が支持点のランプボデイに対する位置を変化させるエイミング調整部材を介して支持され、リフレクタは中間傾動部材に3つの支持点において支持され、該3つの支持点のうちの2点が傾動支点として形成されると共に他の1点が支持点の中間傾動部材に対する位置を自動操作又は遠隔操作によって変化させるレベリングアクチュエータを介して支持されるようにしたものである。
【0022】従って、本発明車輌用前照灯にあっては、エミング調整機構とレベリング調整機構とが独立して設けられ、レベリングアクチュエータをランプボデイの内部に配置することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明車輌用前照灯の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
【0024】車輌用前照灯1は前方に開口した容器状を為すランプボデイ2と該ランプボデイ2の開口を覆うレンズ3とによって画成された灯具空間4内にリフレクタ5に取り付けられた光源バルブ6が配置されて成る(図1参照)。
【0025】ランプボデイ2は後面部7と該後面部7の周縁から前方へ突出された筒状部8とが一体に形成されて成り、後面部7には灯具空間4内に配置される光源バルブ6の交換用の孔7aが形成されている。そして、後面部7の上端部の左側及び後面部7の下端寄りの位置の右側には、それぞれ挿通孔7b、7b(図1に一つのもののみ示す。)が形成されている。また、後面部7の内面には、左側の挿通孔7bの略真下の位置で、かつ、右側の挿通孔7bと略同じ高さ位置に球状の支持凹部7cが形成されている。さらに、ランプボデイ2の筒状部8の前端には前方に開口した凹溝8aが形成されている。
【0026】レンズ3は略前方を向く前面部3aと該前面部3aの周縁から後方に突出された側面部3bとが一体に形成されて成る。そして、レンズ3は側面部3bの後端部がランプボデイ2の凹溝8内に挿入された状態で該凹溝8内に嵌入された図示しないガスケットを介してランプボデイ2に取り付けられている。
【0027】リフレクタ5は中心部が後方へ突出された凹曲面部9と該凹曲面部9の周縁から前方へ突出された側面部10とから成る。リフレクタ5の凹曲面部9の背面にはそれぞれ後方に開口した3つの球状の凹部5a、5a、5b(球状凹部5aについては図1に一つのもののみ示す。)が形成され、球状凹部5a、5aは凹曲面部9の上端寄りの位置に左右に離間して位置され、また、球状凹部5bは凹曲面部9の下端寄りで左側の球状凹部5aの略真下に位置されている。そして、リフレクタ5の凹曲面部9には電球取付孔11が形成されている。
【0028】光源バルブ6は放電灯バルブであり、口金部6aを有し、該口金部6aの一部がリフレクタ5の電球取付孔11に着脱自在に取り付けられている。
【0029】中間傾動部材12は横長の矩形の板状を為し、灯具空間4内においてリフレクタ5の凹曲面部9の直ぐ後側でランプボデイ2の後面部7の前側に配置される。そして、中間傾動部材12にはその略中央部に矩形の挿通孔13が形成されている。
【0030】中間傾動部材12にはその左端寄りの部分で上端寄りの位置に上下に離間して螺孔12a、12bが形成され、左端寄りの部分で下端寄りの位置には螺孔12bの略真下にアクチュエータ取付孔14が形成されている。また、中間傾動部材12にはその右端寄りの部分で螺孔12bの右方に螺孔12cが形成され、該螺孔12cの真下で下端寄りの位置には螺孔12dが形成されている。さらに、中間傾動部材12にはアクチュエータ取付孔14の直ぐ上側に後方へ向けて支柱15が突設されている。
【0031】支柱15は中間傾動部材12のアクチュエータ取付孔14の直ぐ上側から後方へ向けて突設され、中間傾動部材12から突出された軸部15aと該軸部15aの先端に形成された球状部15bとが一体に形成されて成る。
【0032】ピボット部材16、16は軸部16a、16aと該軸部16a、16aの一端に形成された球状部16b、16bとが一体に形成されて成り、軸部16a、16aのうち他端側の部分が螺軸部16c、16cとして形成されている。
【0033】エイミングスクリュー17、17は被操作部である頭部17a、17aと螺軸部17b、17bとが一体に形成されて成る。
【0034】レベリングアクチュエータ18はその本体部18aから連結軸18bが前方へ向けて突出されており、該連結軸18bの先端には球状部18cが一体に形成されている。そして、レベリングアクチュエータ18は連結軸18bが自動操作又は遠隔操作により前後方向に移動されるようになっている。
【0035】リフレクタ5は支持点La、Lb、Lcの3点において中間傾動部材12にレベリング調整機構を介して支持される(図1乃至図3参照)。レベリング調整機構は、車載物によって変化される光軸の延びる方向を調整するための機構であり、上記ピボット部材16、16、レベリングアクチュエータ18及びリフレクタ5に形成された球状凹部5a、5a、5bにより構成される。
【0036】即ち、ピボット部材16、16の螺軸部16c、16cがそれぞれ中間傾動部材12の螺孔12b、12cに螺合されると共に球状部16b、16bがそれぞれリフレクタ5に形成された球状凹部5a、5aに嵌合されることにより、リフレクタ5が支持点La及び支持点Lbの2点において中間傾動部材12にピボット部材16、16を介して支持される。そして、レベリングアクチュエータ18の本体部が中間傾動部材12のアクチュエータ取付孔14に取り付けられると共に球状部18cがリフレクタ5に形成された球状凹部5bに嵌合されることにより、リフレクタ5が支持点Lcにおいてレベリングアクチュエータ18を介して中間傾動部材12に支持される。
【0037】尚、リフレクタ5が上記のようにして中間傾動部材12に支持された状態において、リフレクタ5の後端部が中間傾動部材12の挿通孔13を挿通され、光源バルブ6の口金部6aの後半部が挿通孔13から後方へ突出される。
【0038】また、中間傾動部材12は支持点Ea、Eb、Ecの3点においてランプボデイ2にエイミング調整機構を介して支持される(図1乃至図3参照)。エイミング調整機構は、車輌の完成時や車検時に光軸の延びる方向を調整するための機構であり、上記エイミングスクリュー17、17、支柱15、中間傾動部材12に形成された螺孔12a、12d及びランプボデイ2に形成された支持凹部7cにより構成される。
【0039】即ち、エイミングスクリュー17、17の螺軸部17b、17bがそれぞれランプボデイ2の挿通孔7b、7bを後側から挿通された状態で中間傾動部材12の螺孔12a、12dに螺合されることにより、中間傾動部材12が支持点Ea及び支持点Ebの2点においてエイミングスクリュー17、17を介してランプボデイ12に支持される。尚、エイミングスクリュー17、17が挿通孔7b、7bに挿通された状態においては、エイミングスクリュー17、17はランプボデイ2に回転可能、かつ、軸方向に移動不能に支持されるようになっている。そして、中間傾動部材12から突設された支柱15の球状部15bがランプボデイ2に形成された支持凹部7cに嵌合されることにより、中間傾動部材12が支持点Ecにおいて支柱15を介してランプボデイ2に支持される。
【0040】上記のようにしてリフレクタ5が支持点La、Lb、Lcの3点において中間傾動部材12にレベリング調整機構を介して支持されると共に中間傾動部材12が支持点Ea、Eb、Ecの3点においてランプボデイ2にエイミング調整機構を介して支持される。そして、ランプボデイ2の孔7aがカバー体19によって閉塞される。
【0041】カバー体19は軸方向に短い円柱状の嵌合部19aと該嵌合部19aから外方に張り出したフランジ部19bとが一体に形成され、嵌合部19aが孔7aに嵌合されることによりランプボデイ2に取り付けられる。このとき、フランジ部19bと孔7aの開口縁との間にリング状のシール部材20が介在されることにより、灯具空間4内への外部からの水や塵埃等の侵入の防止が図られる。
【0042】しかして、車輌用前照灯1においては、エイミング調整及びレベリング調整が以下のように行われる。
【0043】エイミング調整はエイミングスクリュー17、17の頭部17a、17aを回転操作することによって為される。
【0044】例えば、左側のエイミングスクリュー17の頭部17aを回転させると、その回転の方向に応じてその螺軸部17bが中間傾動部材12の螺孔12aに捩じ込まれ又は捩じ戻され、該支持点Eaにおける中間傾動部材12とランプボデイ2との間の間隔が変化し、これによって中間傾動部材12が残りの2つの支持点Eb、Ecを結ぶ線を傾動軸として上下方向に傾動される。従って、中間傾動部材12に支持されたリフレクタ5も中間傾動部材12の傾動に伴って傾動され、これにより上下方向におけるエイミング調整が為される。
【0045】また、右側のエイミングスクリュー17の頭部17aを回転させると、その回転の方向に応じてその螺軸部17bが中間傾動部材12の螺孔12dに捩じ込まれ又は捩じ戻され、該支持点Ebにおける中間傾動部材12とランプボデイ2との間の間隔が変化し、これによって中間傾動部材12が残りの2つの支持点Ea、Ecを結ぶ線を傾動軸として左右方向に傾動される。従って、中間傾動部材12に支持されたリフレクタ5も中間傾動部材12の傾動に伴って傾動され、これにより左右方向におけるエイミング調整が為される。
【0046】レベリング調整はレベリングアクチュエータ18の連結軸18bを前後方向へ移動させることによって為される。
【0047】連結軸18bを前後方向へ移動させると、該支持点Lcにおけるリフレクタ5と中間傾動部材12との間の間隔が変化し、これによってリフレクタ5が残りの2つの支持点La、Lbを結ぶ線を傾動軸として上下方向に傾動され、レベリング調整が為される。
【0048】以上に記載した通り、車輌用前照灯1にあっては、ランプボデイ2に中間傾動部材12がエイミング調整機構を介して傾動可能に支持されると共にリフレクタ5がレベリング調整機構を介して中間傾動部材12に傾動可能に支持されている。
【0049】従って、レベリングアクチュエータ18が灯具空間4内に配置された中間傾動部材12に取り付けられるため、ランプボデイ2からレベリングアクチュエータ18が後方へ突出してしまうようなことがなく、レベリングアクチュエータ18の車輌用前照灯1に対する取付位置が限定されず、各車種毎にレベリングアクチュエータ18の取付位置を考慮する必要がなく、各種の車輌の配置空間に車輌用前照灯1を配置させることができる。
【0050】また、レベリングアクチュエータ18の車輌用前照灯1に対する取付位置を変更する必要がないため、エイミング調整機構及びレベリング調整機構の他の支持点La、Lb、Ea、Eb、Ecの位置を変更する必要もなく、各支持点の車輌用前照灯1に対する形成位置が制約されるようなこともない。
【0051】尚、従来の車輌用前照灯aのように、ゴムカバーmを用い、その内周縁nをリフレクタeに取り付けられた光源バルブfに取り付けると共に外周縁oをランプボデイbに取り付けることにより該ランプボデイbの挿通孔gを閉塞するようにすると、エイミング調整及びレベリング調整時にリフレクタeがランプボデイbに対して傾動しようとするときに、ゴムカバーmがリフレクタeの傾動に対する抵抗となり、スムーズな傾動が為されない虞がある。特に、レベリング調整は車輌への車載物によって光軸の延びる方向が変化する毎に行う必要があるため、リフレクタのスムーズな傾動が妨げられることは非常に問題となる。
【0052】ところが、上記車輌用前照灯1にあっては、ランプボデイ2に光源バルブ6を交換するための孔7aが形成され、該孔7aがカバー体19によって閉塞されるようにしており、光源バルブ6はリフレクタ5の電球取付孔11に取り付けられている。従って、従来の車輌用前照灯aのように、エイミング調整及びレベリング調整を行ったときにリフレクタ5の傾動に対して抵抗となるものがなく、リフレクタ5のスムーズな傾動を確保することができる。
【0053】図4は一体に形成された2つのリフレクタ部を有する車輌用前照灯1Aに中間傾動部材を設けエイミング調整及びレベリング調整を行うようにしたものを概念的に示す背面図である。
【0054】以下に、図4に示した車輌用前照灯1Aについて説明するが、車輌用前照灯1Aは上記した車輌用前照灯1と比較してリフレクタ部が2つある点、エイミング調整機構及びレベリング調整機構の各支持点(La、Lb、Lc及びEa、Eb、Ec)の形成位置が異なる点、中間傾動部材が一方のリフレクタ部の後方側にのみ設けられている点が異なるのみであるため、車輌用前照灯1Aの説明にあっては、車輌用前照灯1と比較して異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分については上記車輌用前照灯1における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
【0055】車輌用前照灯1Aの灯具空間内にはリフレクタ体21が配置され、該リフレクタ体21は互いに左右に離間して位置する第2のリフレクタ部5Bと第1のリフレクタ部5Aを有している。尚、車輌用前照灯1Aは右側の部分がすれ違いビームとして機能し、左側の部分が走行ビームとして機能するものである。従って、右側に位置する第1のリフレクタ部5Aがすれ違いビーム側のリフレクタであり、左側に位置する第2のリフレクタ部5Bが走行ビーム側のリフレクタである。
【0056】リフレクタ体21には第1のリフレクタ部5A、第2のリフレクタ部5Bの間に両者を連結する連結部21aが形成され、これらの第1のリフレクタ部5A、第2のリフレクタ部5B及び連結部21aが一体に形成されてリフレクタ体21が構成されている。また、第1のリフレクタ部5A、第2のリフレクタ部5Bにはその電球取付孔11A、11Bにそれぞれ図示しない光源バルブが取り付けられている。
【0057】中間傾動部材12Aは左側の第1のリフレクタ部5Bと連結部21aの後方側に配置され、即ち、右端部を除く部分が第1のリフレクタ部5Bの後方に位置されると共に右端部が連結部21aの後方に位置されている。
【0058】リフレクタ体21は支持点La、Lb、Lcの3点において中間傾動部材12Aにレベリング調整機構を介して支持され、また、中間傾動部材12Aは支持点Ea、Eb、Ecの3点においてランプボデイ2にエイミング調整機構を介して支持されている。
【0059】支持点Laは中間傾動部材12Aの右端部でその上端部に対応する位置に形成され、支持点Lbは中間傾動部材12Aの左端部で支持点Laと同じ高さ位置に形成されている。そして、支持点Lcは中間傾動部材12Aの右端部でその下端寄りの部分に対応する位置に形成されている。
【0060】従って、支持点Laはリフレクタ体21の連結部21aの上端部がピボット体16を介して中間傾動部材12Aの右端部の上端部に連結されることにより形成され、また、支持点Lcはリフレクタ体21の連結部21aの下端部がレベリングアクチュエータ18を介して中間傾動部材12Aの右端部の下端寄りの部分に連結されることにより形成される。
【0061】支持点Eaは支持点Laの直ぐ下側に形成され、支持点Ebは中間傾動部材12Aの左端部でその下端部に対応する位置に形成されている。そして、支持点Ecは支持点Lcの直ぐ下側に形成されている。
【0062】しかして、車輌用前照灯1Aの上下方向におけるエイミング調整は、支持点Eaにおけるエイミングスクリュー17を回転させると該支持点Eaにおける中間傾動部材12Aとランプボデイ2との間の間隔が変化され、中間傾動部材12Aが残りの2つの支持点Eb、Ecを結ぶ線を傾動軸として上下方向に傾動され、このとき中間傾動部材12Aに支持されたリフレクタ体21が中間傾動部材12Aの傾動に伴って傾動されることにより為される。
【0063】また、車輌用前照灯1Aの左右方向におけるエイミング調整は、支持点Ebにおけるエイミングスクリュー17を回転させると該支持点Ebにおける中間傾動部材12Aとランプボデイ2との間の間隔が変化され、中間傾動部材12Aが残りの2つの支持点Ea、Ecを結ぶ線を傾動軸として左右方向に傾動され、このとき中間傾動部材12Aに支持されたリフレクタ体21が中間傾動部材12Aの傾動に伴って傾動されることにより為される。
【0064】上記のように、車輌用前照灯1Aにあっては、リフレクタ体21が中間傾動部材12Aに対して傾動されるため、第1のリフレクタ部5A、第2のリフレクタ部5B側のエイミング調整が同時に行われることになる。
【0065】車輌用前照灯1Aのレリング調整はレベリングアクチュエータ18の連結軸18bを前後方向へ移動させると該支持点Lcにおけるリフレクタ体21と中間傾動部材12Aとの間の間隔が変化され、リフレクタ体21が残りの2つの支持点La、Lbを結ぶ線を傾動軸として上下方向に傾動されることにより為される。
【0066】上記のように、車輌用前照灯1Aにあっては、リフレクタ体21が中間傾動部材12Aに対して傾動されるため、第1のリフレクタ部5A、第2のリフレクタ部5B側のレベリング調整もエイミング調整と同様に同時に行われることになる。
【0067】上記のように、車輌用前照灯1Aにあっては、第1のリフレクタ部5A、第2のリフレクタ部5Bが一体に形成されているので、例えば、すれ違いビームと走行ビームのように2つのリフレクタ部を必要とする車輌用前照灯を形成する場合に、各別にリフレクタ部を形成する必要がなく、車輌用前照灯の製造コストの低減を図ることができる。
【0068】図5はそれぞれ別体で形成された2つのリフレクタを有する車輌用前照灯1Bに中間傾動部材を設けエイミング調整及びレベリング調整を行うようにしたものを概念的に示す背面図である。
【0069】以下に、図5に示した車輌用前照灯1Bについて説明するが、車輌用前照灯1Bは上記した車輌用前照灯1と比較してリフレクタが2つある点、エイミング調整機構及びレベリング調整機構の各支持点(La、Lb、Lc及びEa、Eb、Ec)の形成位置が異なる点、一の中間傾動部材が各リフレクタに対応して設けられている点が異なるのみであるため、車輌用前照灯1Bの説明にあっては、車輌用前照灯1と比較して異なる部分についてのみ詳細に説明をし、その他の部分については上記車輌用前照灯1における同様の部分に付した符号と同じ符号を付して説明は省略する。
【0070】車輌用前照灯1Bの灯具空間内には、走行側リフレクタ5D、すれ違い側リフレクタ5Cが左右に離間して配置されている。尚、車輌用前照灯1Bは右側のすれ違い側リフレクタ5Cがすれ違いビーム側のものであり、左側の走行側リフレクタ5Dが走行ビーム側のものである。そして、すれ違い側リフレクタ5C、走行側リフレクタ5Dの電球取付孔11C、11Dにそれぞれ図示しない光源バルブが取り付けられている。また、すれ違い側リフレクタ5Cの背面の下端部には左方へ突出されたアクチュエータ連結部5dが形成され、該アクチュエータ連結部5dに後方に開口された図示しない球状凹部が形成されている。
【0071】中間傾動部材12Bは左右方向に長く形成され、左右に離間して矩形の挿通孔13B、13Bが形成されている。
【0072】車輌用前照灯1Bはすれ違い側リフレクタ5Cが支持点La、Lb、Lcの3点において中間傾動部材12Bにレベリング調整機構を介して支持され、また、中間傾動部材12Bが支持点Ea、Eb、Ecの3点においてランプボデイ2にエイミング調整機構を介して支持されている。
【0073】支持点Laは中間傾動部材12Bの左右方向における中央の稍右側でその上端部に対応する位置に形成され、支持点Lbは中間傾動部材12Bの右端部で支持点Laと同じ高さ位置に形成されている。そして、支持点Lcは中間傾動部材12Bの左右方向における略中央部でその下端寄りの部分に対応する位置に形成されている。
【0074】従って、支持点Lcはすれ違い側リフレクタ5Cのアクチュエータ連結部5dがレベリングアクチュエータ18を介して中間傾動部材12Bの左右方向における下端寄りの部分に連結されることにより形成される。
【0075】支持点Eaは支持点Laの直ぐ左側に形成され、支持点Ebは中間傾動部材12Bの左端部でその下端部に対応する位置に形成されている。そして、支持点Ecは支持点Lcの直ぐ下側でその稍左寄りの位置に形成されている。
【0076】走行側リフレクタ5Dはその上端部、下端部及び左端部の3点において取付ネジ22、22、22により中間傾動部材12Bに固定されている。
【0077】しかして、車輌用前照灯1Bの上下方向におけるエイミング調整は、支持点Eaにおけるエイミングスクリュー17を回転させると該支持点Eaにおける中間傾動部材12Bとランプボデイ2との間の間隔が変化され、中間傾動部材12Bが残りの2つの支持点Eb、Ecを結ぶ線を傾動軸として上下方向に傾動され、このとき中間傾動部材12Bに固定された走行側リフレクタ5Dが中間傾動部材12Bの傾動に伴って傾動されることにより為される。
【0078】また、すれ違い側リフレクタ5Cがレベリング機構を介して中間傾動部材12Bに支持されているため、中間傾動部材12Bが傾動されるとこの傾動に伴ってすれ違い側リフレクタ5Cも走行側リフレクタ5Dと共に傾動され、すれ違い側リフレクタ5C側の上下方向におけるエイミング調整も為される。
【0079】車輌用前照灯1Bの左右方向におけるエイミング調整は、支持点Ebにおけるエイミングスクリュー17を回転させると該支持点Ebにおける中間傾動部材12Bとランプボデイ2との間の間隔が変化され、中間傾動部材12Bが残りの2つの支持点Ea、Ecを結ぶ線を傾動軸として左右方向に傾動され、このとき中間傾動部材12Bに固定された走行側リフレクタ5Dが中間傾動部材12Bの傾動に伴って傾動されることにより為される。
【0080】また、すれ違い側リフレクタ5Cがレベリング機構を介して中間傾動部材12Bに支持されているため、中間傾動部材12Bが傾動されるとこの傾動に伴ってすれ違い側リフレクタ5Cも走行側リフレクタ5Dと共に傾動され、すれ違い側リフレクタ5C側の左右方向におけるエイミング調整も為される。
【0081】従って、車輌用前照灯1Bにあっては、すれ違い側リフレクタ5C、走行側リフレクタ5D側ののエイミング調整が同時に行われることになる。
【0082】車輌用前照灯1Bのレリング調整はレベリングアクチュエータ18の連結軸18bを前後方向へ移動させると該支持点Lcにおけるすれ違い側リフレクタ5Cと中間傾動部材12Bとの間の間隔が変化され、すれ違い側リフレクタ5Cが残りの2つの支持点La、Lbを結ぶ線を傾動軸として上下方向に傾動されることにより為される。尚、走行側リフレクタ5Dは中間傾動部材12Bに固定されており、該中間傾動部材12Bは傾動されないため、走行側リフレクタ5Dは傾動されない。
【0083】従って、車輌用前照灯1Bにあっては、すれ違い側リフレクタ5C側のレベリング調整を行うことができるが、走行側リフレクタ5D側のレベリング調整を行うことはできない。
【0084】このように車輌用前照灯1Bにおいては、すれ違い側リフレクタ5C側のレベリング調整のみを行うようにしているが、すれ違い側リフレクタ5Cはすれ違いビーム側のものであり、車輌に積まれる車載物の重量によって光軸の延びる方向が変化されたときにはグレアを発生しないようにするためにレベリング調整を行う必要があるが、走行側リフレクタ5Dは走行ビーム側のものであり、もともとすれ違いビームよりも上方側を照射するため、レベリングの必要性は小さく走行ビームのレベリングを行うことができなくても特に支障はない。
【0085】上記のように、車輌用前照灯1Bにあっては、走行側リフレクタ5Dが中間傾動部材12Bに固定されているため、走行側リフレクタ5D側のレベリング調整は行われず中間傾動部材12Bに対して走行側リフレクタ5Dが傾動することはないため、走行側リフレクタ5Dに関しては、従来の車輌用前照灯aのようにレベリング調整時におけるゴムカバーmによるリフレクタの傾動に対する抵抗を考慮する必要がない。
【0086】従って、車輌用前照灯1Bにあっては、走行側リフレクタ5Dに関しては、ランプボデイ2の孔7aを閉塞するカバー体19に変えて従来の車輌用前照灯aにおいて示したようなゴムカバーm、即ち、その外周縁がランプボデイ2の孔7aの開口縁に取り付けられると共に内周縁が走行側リフレクタ5Dの電球取付孔11Dに取り付けられた光源バルブ6の口金部6aに取り付けられるようなものを用いてもよい。
【0087】このように車輌用前照灯1Bにあっては、カバー体19に代えてゴムカバーを用いることもできるため、設計の自由度が向上すると共に従来の車輌用前照灯aにおいて使用されている部品、即ち、ゴムカバーの使い回しが可能である。
【0088】尚、上記した車輌用前照灯1Bにあっては、走行側リフレクタ5Dを取付ネジ22、22、22を用いて中間傾動部材12Bに固定するようにしているが、走行側リフレクタ5Dと中間傾動部材12Bとを一体に形成するようにしてもよい。
【0089】走行側リフレクタ5Dと中間傾動部材12Bとを一体に形成することにより、部品点数の削減が図られ、車輌用前照灯1Bの製造コストの低減に寄与する。
【0090】尚、上記した実施の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明の実施に際して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【0091】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなように、本発明車輌用前照灯は、開口を有する容器状に形成されたランプボデイと、該ランプボデイの開口を覆うレンズと、ランプボデイとレンズとにより画成された灯具空間内に配置されると共に光源バルブとして放電灯バルブが取り付けられ該光源バルブの光を反射するリフレクタとを備え、車体に対してリフレクタの傾斜角度を変更して照射軸の延びる方向を調整するエイミング調整機構及びレベリング調整機構を有する車輌用前照灯であって、ランプボデイに中間傾動部材が傾動可能に支持されると共に該中間傾動部材にリフレクタが傾動可能に支持され、中間傾動部材はランプボデイに3つの支持点において支持され、該3つの支持点のうちの1点が傾動支点として形成されると共に他の2点が支持点のランプボデイに対する位置を変化させるエイミング調整部材を介して支持され、リフレクタは中間傾動部材に3つの支持点において支持され、該3つの支持点のうちの2点が傾動支点として形成されると共に他の1点が支持点の中間傾動部材に対する位置を自動操作又は遠隔操作によって変化させるレベリングアクチュエータを介して支持されたことを特徴とする。
【0092】従って、レベリングアクチュエータが灯具空間内に配置された中間傾動部材に取り付けられるため、ランプボデイからレベリングアクチュエータが後方へ突出してしまうようなことがなく、レベリングアクチュエータの車輌用前照灯に対する取付位置が限定されず各車種毎にレベリングアクチュエータの取付位置を考慮する必要がなく、各種の車輌の配置空間に車輌用前照灯を配置させることができる。
【0093】また、レベリングアクチュエータの車輌用前照灯に対する取付位置を変更する必要がないため、エイミング調整機構及びレベリング調整機構の他の支持点の位置を変更する必要もなく、各支持点の車輌用前照灯に対する形成位置が制約されるようなこともない。
【0094】請求項2に記載した発明は、リフレクタがそれぞれ光源バルブが取り付けられた第1のリフレクタ部と第2のリフレクタ部とが互いに離間した状態で一体に形成されて成るリフレクタ体として形成されたことを特徴とする。
【0095】従って、例えば、走行ビームとすれ違いビームのように2つのリフレクタ部を必要とする車輌用前照灯を形成する場合に、各別にリフレクタ部を形成する必要がなく、車輌用前照灯の製造コストの低減を図ることができる。
【0096】請求項3に記載した発明は、リフレクタがそれぞれ光源バルブが取り付けられたすれ違いビーム用のすれ違い側リフレクタと走行ビーム用の走行側リフレクタとから成り、すれ違い側リフレクタと走行側リフレクタとは互いに離間した状態で別体で形成され、中間傾動部材はすれ違い側リフレクタと走行側リフレクタとが離間する方向に延びるように形成され、すれ違い側リフレクタのみが中間傾動部材に3つの支持点において支持され、走行側リフレクタが中間傾動部材に固定されたことを特徴とする。
【0097】従って、走行側リフレクタ側に関しては、レベリング調整が為されないので、従来の車輌用前照灯のようにレベリング調整時におけるゴムカバーによるリフレクタの傾動に対する抵抗を考慮する必要がなく、ランプボデイの後方側の開口を閉塞するために、該開口の開口縁に取り付けられると共に電球取付孔に取り付けられた光源バルブの一部に取り付けられるようなゴムカバーを用いることができ、車輌用前照灯の設計の自由度が向上すると共に部品、即ち、ゴムカバーの使い回しが可能である。
【0098】請求項4に記載した発明にあっては、走行側リフレクタと中間傾動部材とを一体に形成したので、部品点数の削減が図られ、車輌用前照灯の製造コストの削減に寄与する。
【0099】請求項5に記載した発明にあっては、ランプボデイに光源バルブを交換するための開口を形成し、該開口を閉塞するためのカバー体を設けたので、従来の車輌用前照灯のように、エイミング調整及びレベリング調整を行ったときにリフレクタの傾動に対して抵抗となるものがなく、リフレクタのスムーズな傾動を確保することができる。
【出願人】 【識別番号】000001133
【氏名又は名称】株式会社小糸製作所
【出願日】 平成10年8月4日(1998.8.4)
【代理人】 【識別番号】100069051
【弁理士】
【氏名又は名称】小松 祐治
【公開番号】 特開2000−57824(P2000−57824A)
【公開日】 平成12年2月25日(2000.2.25)
【出願番号】 特願平10−220084