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【発明の名称】 照明装置
【発明者】 【氏名】阪田 晴弘

【要約】 【課題】照明効果や意匠効果、並びに構造強度、さらには音響効果までも向上させることができる照明装置を提供することを課題とする。

【解決手段】上面を開口して、内部に照明灯10を収容した所定の長さを有する照明灯収納部11と、この照明灯収納部11の長さ方向に沿って設けられ照明灯収納部11の上面開口部の上方において上面開口部を覆うように前方に突き出すとともに、所定位置に音出し用開口12を設けた反射板13と、この反射板13の音出し用開口12の背後に設置され、音出し用開口12に対向してスピーカ14を設けてなるスピーカボックス15とを備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 室内等の上方位置に設置される照明装置であり、上面を開口して、内部に照明灯を収容した所定の長さを有する照明灯収納部と、この照明灯収納部の長さ方向に沿って設けられ照明灯収納部の上面開口部の上方において上面開口部を覆うように前方に突き出すとともに、所定位置に音出し用開口を設けた反射板と、この反射板の音出し用開口の背後に設置され、音出し用開口に対向してスピーカを設けてなるスピーカボックスと、を備えた照明装置。
【請求項2】 前記照明装置がパチンコ島の上縁に沿って設けられていることを特徴とする、請求項1記載の照明装置。
【請求項3】 前記反射板は、その背後側へ凹むように湾曲していることを特徴とする、請求項1又は2記載の照明装置。
【請求項4】 前記音出し用開口が複数のスリットで形成されていることを特徴とする、請求項1又は2記載の照明装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内等の上方位置に配置される照明装置に関し、特に、照明効果に加えて音響効果、意匠効果、構造強度等にも配慮した照明装置の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、室内照明装置の中でも、間接照明のように壁や天井あるいは室内造作物等に対して一体に組み込む構造とする照明装置は、その組み込み構造によって、照明効果や意匠効果、さらには構造強度、製作性などに大きく影響する。
【0003】図4は、パチンコやスロット等の遊戯機2を多数並べて配置した、いわゆるパチンコ島1の上縁部分に組み込んだ照明装置Sの従来例を示している。
【0004】この照明装置Sは、パチンコ島1の上縁部分に、下面が開口した箱形の笠部材3を設け、その笠部材3の天板部分に照明灯4を配置した構造である。
【0005】笠部材3は、パチンコ島1の上縁部分に沿って、そのパチンコ島1の長手方向(奥行き方向)に水平に延びている。笠部材3の下面開口部分には、透明あるいは半透明のカバー5が必要に応じて設けられる。同図において、6は椅子を示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような構造の照明装置においては、次のような問題点がある。
【0007】まず第1に、照明効果が悪いことである。その理由は、笠部材3が下面開口の箱状であるため、照明灯4の光が遮られ、その殆どが下方空間へ向かうことによる。
【0008】第2に、照明灯4を笠部材3に対して直接取り付ける構造であるため、笠部材3自体の強度は勿論、笠部材3の取り付け強度も高める必要があることである。特に、笠部材3自体の強度が低い場合には、照明灯4の重みで笠部材3が下方へ垂れる不具合が生じていた。
【0009】第3に、意匠性があまり良くないことである。確かに、笠部材3の表面に例えば木目調のデザイン等を施すことによって、意匠効果を上げることもできるが、全体として単調で変化に乏しい。
【0010】なお、従来においては、図4に示すように、天井7の裏にスピーカ8を配置しているのが普通であるが、こうした遊戯場では、通常、天井が高く遊戯者との間に距離がある上に、遊戯機が発生する音も加わるので、大きな音声出力としない限り、遊戯者に聞こえにくい問題もある。
【0011】よって、本発明では、照明効果や意匠効果、並びに構造強度、さらには音響効果までも向上させることができる照明装置を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため、本発明では、室内等の上方位置に設置される照明装置であり、上面を開口して、内部に照明灯を収容した所定の長さを有する照明灯収納部と、この照明灯収納部の長さ方向に沿って設けられ照明灯収納部の上面開口部の上方において上面開口部を覆うように前方に突き出すとともに、所定位置に音出し用開口を設けた反射板と、この反射板の音出し用開口の背後に設置され、音出し用開口に対向してスピーカを設けてなるスピーカボックスとを備える構成とした。
【0013】その場合、照明装置はパチンコ島の上縁に沿って設けられている構成とすることもできる。
【0014】また、反射板は、その背後側へ凹むように湾曲している構成とすることもできる。
【0015】さらに、音出し用開口が複数のスリットで形成されている構成とすることもできる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図1〜図3を参照して説明する。
【0017】図1は本実施の形態に係る照明装置をパチンコ島の上縁に沿って設ける照明装置に適用した例を示す側面図であり、図2はその要部の拡大断面図、図3は反射板の音出し用開口を示す正面図である。なお、これらの図において、図1に示す構成要素と基本的に同一構成要素については同一符号を付してその説明を簡略化する。
【0018】これらの図において、1はパチンコ島であり、そのパチンコ島1の上縁に沿って、本実施の形態に係る照明装置S1が設けられている。この照明装置S1は、上面を開口して、内部に照明灯10を収容した所定の長さを有する照明灯収納部11と、この照明灯収納部11の長さ方向に沿って設けられ照明灯収納部11の上面開口部の上方において上面開口部を覆うように前方に突き出すとともに、所定位置に音出し用開口12を設けた反射板13と、この反射板13の音出し用開口12の背後に設置され、音出し用開口12に対向してスピーカ14を設けてなるスピーカボックス15とを備える。
【0019】照明灯収納部11は、パチンコ島1の上部表面板20よりも前方へ突き出た水平な支持板17の突き出し部分と、その突き出し部分17の先端から照明灯10よりも高く立ち上がった前面板17aと、照明灯10及びスピーカボックス15間に配置した背面板17bとにより、上面開口のいわゆる樋状に形成されている。
【0020】反射板13は、表面が凹面になるように内側へ湾曲した形状であり、その下端が背面板17bの上縁部に固定され、その上端が前面板17aよりもさらに前方へ突き出て、上端前面縁板19の下端に固定されている。この反射板13の音出し用開口12は、図3の正面図で示すように、複数のスリットからなる。
【0021】上端前面板17は最上位の天板18により支持され、この天板18はスピーカボックス15により支持されている。スピーカボックス15は、底板材16b、背面材16a、上面材16e、前面材16c、16d等を有し、反射板13の音出し用開口12に対応する部分にスピーカ14が配置されている。スピーカ14は、スピーカ支持材14aにより、スピーカボックス15に取り付けれている。
【0022】このような構造の照明装置S1においては、反射板13が前方へ突き出るように湾曲した形状で、笠による遮りがないため、照明灯10からの光が横方向から下方向の範囲において放射状に広がり、照明効果がきわめて良くなる。しかも、反射板13の背面側にスピーカ14を配置しているため、反射板13の作用によって音の広がりまでも効果的になる。即ち、反射板13は、光と音の広がりを効果的にする機能を発揮する。
【0023】また、従来のように下面開口の笠部材を有する照明装置に比べて、反射板13が正面や下方からよく見え、しかも曲面形状であることから、開放感に優れ、意匠的にも洗練された効果を発揮する。
【0024】また、照明灯10は下から支持する構造に変えているため、照明灯10の重さが反射板13等へ影響を及ぼすこともない。さらに、このように照明灯10を下から支持しているので、反射板13等の笠部分が軽くなり、十分な取り付け強度が得られ、反射板13自体の強度も特別に大きくすることを要しない。
【0025】なお、照明灯10の照度と、スピーカ14の音量とを相関させるようにすることもできる。その場合、照明灯10とスピーカ14とが近接しているので、相関性に優れたものとなる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。
(1) 笠による遮りがなく全体的に明るい。
(2) スピーカの音が笠に遮られずに広がる。
(3) 意匠的にもデザインが洗練されている。
(4) 照明灯の重さが影響しない。
(5) 笠部分が軽く取り付け強度が得られる。
【出願人】 【識別番号】596064134
【氏名又は名称】有限会社クレステック・インターナショナル・コーポレーション
【出願日】 平成10年7月27日(1998.7.27)
【代理人】 【識別番号】100089244
【弁理士】
【氏名又は名称】遠山 勉 (外3名)
【公開番号】 特開2000−48637(P2000−48637A)
【公開日】 平成12年2月18日(2000.2.18)
【出願番号】 特願平10−211503