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【発明の名称】 蛍光ランプ装置
【発明者】 【氏名】佐野 浩

【氏名】小野 桂輔

【要約】 【課題】電球形の蛍光ランプ装置の組み立て作業を容易にして製造コストを低減する。

【解決手段】保持体14の取付孔43に蛍光ランプを接着し、保持体14の基板嵌合部45に点灯回路16の基板60を挿入して嵌合し、保持体14を基体11に嵌合し、基体11の口金取付部22に口金12をかしめて固定し、蛍光ランプ装置を構成する。点灯回路16に接続した一方の電線W1は、筒状の口金取付部22の内側を通し、口金12の先端口金部32に接続する。他方の電線W2は、電線挿通部26を通して口金取付部22の外側に導出し、折り返して口金嵌合部25上に配置し、口金12の機械的な固定と同時に螺合口金部33に電気的に接続する。口金取付部22には、口金12の内周側に嵌合する口金嵌合部25を設けるとともに、電線挿通部26は、口金嵌合部25から離間した位置に形成することにより、防水性を向上できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 点灯回路と;点灯回路に電気的に接続された蛍光ランプと;点灯回路に電線を介して電気的に接続される先端口金部および螺合口金部を備えた口金と;口金の内周側に嵌合する口金嵌合部と口金嵌合部から離間した位置に形成され電線が挿通する電線挿通部とが設けられ、外周部に口金を取り付ける筒状の口金取付部を設けた基体と;を具備したことを特徴とする蛍光ランプ装置。
【請求項2】 点灯回路と;点灯回路に電気的に接続された蛍光ランプと;点灯回路に電線を介して電気的に接続される先端口金部および螺合口金部を備えた口金と;電線が挿通する電線挿通部と、端面と交差しかつ互いに同一平面上に位置する一対のガイド当接部とが一端部に形成され、外周部に口金を取り付ける口金取付部を設けた基体と;を具備したことを特徴とする蛍光ランプ装置。
【請求項3】 点灯回路と;点灯回路に電気的に接続された蛍光ランプと;点灯回路に電線を介して電気的に接続される先端口金部および螺合口金部を備えた口金と;第1のガイド当接部と、この第1のガイド当接部に略直交する第2のガイド当接部とが一端部に形成され、外周部に口金を取り付ける筒状の口金取付部を設けた基体と;を具備したことを特徴とする蛍光ランプ装置。
【請求項4】 点灯回路と;点灯回路に電気的に接続された蛍光ランプと;口金取付部を設けた基体と;点灯回路に電線を介して電気的に接続される先端口金部および螺合口金部を備え、口金取付部の外周に被せて外周側からかしめて固定された口金と;を具備したことを特徴とする蛍光ランプ装置。
【請求項5】 口金は、相対向する複数方向からの圧力によりかしめられ、かつ、互いに等間隔の6方向以上10方向以下の方向からかしめられたことを特徴とする請求項4記載の蛍光ランプ装置。
【請求項6】 基体の口金取付部と口金との間に電線が配置され、口金の電線に対応する部分が電線に密着し、電線の形状に沿って変形することを特徴とする請求項5記載の蛍光ランプ装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口金および点灯回路を備えた蛍光ランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆる電球形の蛍光ランプ装置において、蛍光ランプと点灯回路の基板とを保持体に取り付け、これら蛍光ランプと点灯回路とを電気的に接続するとともに、この保持体を基体に取り付け、さらに、この基体の一端に口金をねじ切りにより取り付けるとともに、点灯回路に接続した電線を口金の先端口金部と螺合口金部とにそれぞれ電気的および機械的に接続した構成が知られている。また、従来、基体に挿通部を切り欠き形成し、この挿通部に電線を挿通させる構成が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来のように、点灯回路に接続した電線を口金の先端口金部と螺合口金部とにそれぞれ電気的および機械的に接続する構成では、作業が煩雑で製造コストの低減が困難となる問題を有している。また、基体に電線を挿通させる切欠部を形成する構成では、防水性の向上が困難であるとともに、基体を位置あわせする煩雑な作業が必要で、製造コストの低減が困難となる問題を有している。また、基体に口金をねじ切りにより固定する構成では、自動化が困難で、製造コストの低減が困難となる問題を有している。
【0004】本発明は、このような点に鑑みなされたもので、組立作業を簡略化し、製造コストを低減できる蛍光ランプ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の蛍光ランプ装置は、点灯回路と;点灯回路に電気的に接続された蛍光ランプと;点灯回路に電線を介して電気的に接続される先端口金部および螺合口金部を備えた口金と;口金の内周側に嵌合する口金嵌合部と口金嵌合部から離間した位置に形成され電線が挿通する電線挿通部とが設けられ、外周部に口金を取り付ける筒状の口金取付部を設けた基体と;を具備したものである。
【0006】そして、この構成では、点灯回路に接続された電線は、筒状の口金取付部の内側を通り、口金の先端口金部に接続されるとともに、筒状の口金取付部の内側から電線挿通部を介して外側に導出され、口金の螺合口金部に接続される。口金取付部には、口金の内周側に嵌合する口金嵌合部を設けるとともに、電線挿通部は、口金嵌合部から離間した位置に形成したので、容易に防水性が向上する。
【0007】なお、口金を装着した状態において、電線挿通部よりも口金の開口側部分において、口金と口金嵌合部との間にシリコンリングなどのOリングを装着すれば、より一層防水性が向上する。
【0008】請求項2記載の蛍光ランプ装置は、点灯回路と;点灯回路に電気的に接続された蛍光ランプと;点灯回路に電線を介して電気的に接続される先端口金部および螺合口金部を備えた口金と;電線が挿通する電線挿通部と、端面と交差しかつ互いに同一平面上に位置する一対のガイド当接部とが一端部に形成され、外周部に口金を取り付ける口金取付部を設けた基体と;を具備したものである。
【0009】そして、この構成では、点灯回路に接続された電線は、筒状の口金取付部の内側を通り、口金の先端口金部に接続されるとともに、筒状の口金取付部の内側から一端部の電線挿通部を介して外側に導出され、口金の螺合口金部に接続される。口金取付部の一端部には、互いに同一平面上に位置する一対のガイド当接部を形成したので、これらガイド当接部にガイド部材を当接することにより、端面と交差する方向に搬送される基体の向きが容易かつ正確に揃えられ、電線挿通部に電線を通す作業が容易になり、組立作業の自動化が容易になって、製造コストが低減される。
【0010】請求項3記載の蛍光ランプ装置は、点灯回路と;点灯回路に電気的に接続された蛍光ランプと;点灯回路に電線を介して電気的に接続される先端口金部および螺合口金部を備えた口金と;第1のガイド当接部と、このガイド当接部に略直交する第2のガイド当接部とが一端部に形成され、外周部に口金を取り付ける筒状の口金取付部を設けた基体と;を具備したものである。
【0011】そして、この構成では、基体の一端部に第1のガイド当接部とこの第1のガイド当接部に略直交する第2のガイド当接部とを形成したので、これらガイド当接部にガイドを当接することにより、基体が異なる2方向から容易かつ正確に位置決めされ、組立作業の自動化が容易になって、製造コストが低減される。
【0012】請求項4記載の蛍光ランプ装置は、点灯回路と;点灯回路に電気的に接続された蛍光ランプと;口金取付部を設けた基体と;点灯回路に電線を介して電気的に接続される先端口金部および螺合口金部を備え、口金取付部の外周に被せて外周側からかしめて固定された口金と;を具備したものである。
【0013】そして、この構成では、口金は、基体に対して相対的に一方向に移動して口金取付部の外周に被せ、外周側からかしめて固定することにより、かしめの前工程では、例えば口金を基体に遊挿させておくだけの状態とすればよく、基体に口金をねじ切込む作業を含んで固定する構成に比べ、組立作業の自動化が容易になり、製造コストが低減される。
【0014】請求項5記載の蛍光ランプ装置は、請求項4記載の蛍光ランプ装置において、口金は、相対向する複数方向からの圧力によりかしめられ、かつ、互いに等間隔の6方向以上10方向以下の方向からかしめられたものである。
【0015】そして、この構成では、複数方向からの圧力により口金が口金取付部に強固にかしめて固定される。そして、かしめの打点を相対向させ、また、互いに等間隔とすることにより、口金が傾きにくく正確な位置に固定される。そして、6方向以上からかしめることにより、強度が確保されねじ込みなどによる仮固定(補助固定)が不要になる。さらに、10方向以下からかしめることにより、製造設備が簡略化され、製造コストが低減される。なお、好ましくは8点ポンチであり、4点同時ポンチを位置を変えて2回行う方法で、比較的簡略な設備で、傾きが少なく、かつ、強固にかしめが行われる。
【0016】請求項6記載の蛍光ランプ装置は、請求項5記載の蛍光ランプ装置において、基体の口金取付部と口金との間に電線が配置され、口金の電線に対応する部分が電線に密着し、電線の形状に沿って変形するものである。
【0017】そして、この構成では、かしめにより、電線が配置された位置で口金が凸状に変形し、電線と口金との接続が目視により容易に確実に確認される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の蛍光ランプ装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0019】図1は、本発明の蛍光ランプ装置の一実施の形態を示す一部の分解状態の斜視図、図2は、同上蛍光ランプ装置の分解状態の正面図、図3は、同上蛍光ランプ装置の正面図、図4は、同上蛍光ランプ装置の点灯回路、基体、および口金の分解状態の正面図、図5は、同上蛍光ランプ装置の基体の平面図、図6は、同上蛍光ランプ装置の一部の断面図である。
【0020】そして、図2および図3において、10は蛍光ランプ装置で、この蛍光ランプ装置10は、基体11、口金12、保持体14、蛍光ランプ15、および点灯回路16などにより形成されている。なお、以下、口金12側を上側として説明する。
【0021】そして、基体11は、カバーあるいはベースなどとも呼ばれるもので、図1ないし図5に示すように、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などの耐熱性を有する合成樹脂にて略円筒状に一体に形成されている。そして、この基体11には、下方に拡開する基体本体部21と、この基体本体部21の上側から略筒状である略円筒状に延設された口金取付部22とが形成されている。そして、基体本体部21の下端の開口部の近傍には、係合部24が複数カ所から内側に爪状に突設されている。また、口金取付部22には、下端部に、垂直状に立ち上げられた径寸法の大きい径大部である口金嵌合部25が円環状に形成されているとともに、上端部には、一端部としての上端面25a に開口して、リード線用切欠部である電線挿通部26と、案内用切欠部27とが形成されている。そして、電線挿通部26には、上端面25a に拡開状に開口する電線案内部26a と、この電線案内部26a の下端部から下方すなわち口金嵌合部25に向かって延設された電線用溝部26b とが形成されている。また、この電線用溝部26b の下端部すなわち先端部は、口金嵌合部25から所定寸法だけ離間して形成されている。さらに、案内用切欠部27は、口金取付部22の上端部の一部を直線状あるいは放射状に切り取った形状に形成され、本実施の形態では、互いに同一平面状に位置する一対の垂直な第1のガイド当接部27a と、上端面25a と平行すなわち水平な第2のガイド当接部27b とが形成されている。また、これらガイド当接部27a ,27b は、平滑な平面に形成されている。
【0022】また、口金12は、E26形などのエジソン形の口金を構成するもので、絶縁部31と、この絶縁部31の上端中央部に固定された導電性を有する先端口金部32と、絶縁部31の外周部に固定されソケットに螺合される導電性を有する螺合口金部33とを備えている。また、この口金12の内側には、下方に開口した収納凹部が形成されている。
【0023】そして、保持体14は、仕切体などとも呼ばれるもので、ポリブチレンテレフタレートなどの耐熱性を有する合成樹脂にて、略円板状をなす仕切板部41と、この仕切板部41の外周部から上側に延設された略円筒状をなす筒状部42とが一体に形成されている。そして、仕切板部41には、正六角形の頂点に位置して、取付孔43が形成されている。なお、6カ所の取付孔43のうち、互いに隣接する2対の取付孔43は、互いに連続して形成されている。また、筒状部42には、高さ方向の略中央部に位置して、基体11の基体本体部21の下端の開口部に嵌合する基体嵌合部44が形成されているとともに、上端部に位置して、複数のリード線用切欠部42a と基板嵌合部45が形成されている。そして、基体嵌合部44には、外周に位置し、基体本体部21の下端部が嵌合する環状段部44a と、基体本体部21の係合部24が係合する複数の係合受部44b と、係合部24を係合受部44b に案内する係合部案内部44c となどが形成されている。
【0024】また、基板嵌合部45には、周方向に所定間隔で対をなすチャック用溝部46が上端部に開口して形成されている。そして、これら対をなすチャック用溝部46同士の間が弾性変形可能な腕部47となり、各腕部47の先端部から内側に向かって係合部48が爪状に突設されている。さらに、基板嵌合部45の内側には、各チャック用溝部46の側方に位置して、軸方向に沿って4カ所に突条49が形成され、各突条49の上端部が当接部49a となっている。また、4カ所の突条49のうち、1カ所の突条49の当接部49a からは、さらに上側に向かって位置決め係合部49b が突設されている。なお、位置決め係合部49b の上端部は、基板嵌合部45の上端部とほぼ面一に形成されているのに対して、係合部48の下面は、基板嵌合部45の上端部より若干上側に位置し、当接部49a の上面は、基板嵌合部45の上端部より若干下側に位置している。
【0025】そして、蛍光ランプ15は、略U字状すなわち中間部を滑らかに湾曲させた3本のバルブ51すなわち発光管を所定の位置に配置し、図示しない連通管で順次接続し、1本の放電路が形成されている。また、各バルブ51は、内面に蛍光体膜が形成されるとともに、内側にアルゴンなどの希ガスおよび水銀が封入されている。
【0026】また、点灯回路16は、いわゆる回路基板である円板状の基板60を備えている。そして、この基板60は、基板嵌合部45の内側に嵌合する円板の四方を直線状に切断して直線縁部62が形成され、さらに、外周部の一部を切り欠いて位置決め係合受部63が形成されている。さらに、基板60の上面である一面には、あるいは、上面である一面および下面である他面には、複数の電気部品が実装され、高周波点灯を行うインバータ回路すなわち高周波点灯回路が構成されている。また、電気部品としては、中央部に配置される電解コンデンサ65、棒状のラッピングピン66、その他、トランジスタ、チップ状の整流素子、抵抗などの部品67が備えられている。また、基板60の下面には、比較的耐熱性が強く、厚さ寸法の小さい部品が実装されている。
【0027】そして、この蛍光ランプ装置10の組立作業は、まず、保持体14の取付孔43に、蛍光ランプ15のバルブ51の各基端部を下側から挿入し、上側からシリコーンなどの接着剤を充填して固定する。
【0028】次いで、蛍光ランプ15のフィラメントに接続されたリード線Wを、保持体14の内側を通し、リード線用切欠部42a を介して外周側に導出した状態で、保持体14の上側の開口から基板嵌合部45に基板60を挿入し嵌合して固定する。すなわち、基板60の2カ所の直線縁部62の各両側部を、製造装置を構成するチャックで把持し、各チャックをチャック用溝部46に位置合わせして、基板60をチャックで把持したまま、基板嵌合部45の内側に基板60を圧入し、各チャックは側方に退避させる。すると、基板60の曲線状の外周部が基板嵌合部45の内周面に嵌合するとともに、基板60の下面が突条49の当接部49a に当接し、基板60の直線縁部62の部分の上面が係合部48に係合して抜け止め保持される。また、この状態で、突条49の位置決め係合部49b が基板60の位置決め係合受部63に係合し、周方向に位置決めされるとともに回り止めして保持される。さらに、この状態で、基板60の一面である上面は、基板嵌合部45の上端部である一端部45a と面一か、あるいは一端部45a よりも上側に突出した状態で保持されている。
【0029】次いで、基板60の一面に実装した3本または4本のラッピングピン66に、製造装置を構成する巻付装置で、外周側に導出したリード線Wの一端を巻き付けて機械的および電気的に接続する。
【0030】また、電気部品を実装した基板60に一端部がはんだなどで実装されたリード線すなわちワイヤである電線W1,W2を基体11の内側に通した状態で、必要に応じて接着剤を塗布したうえで、蛍光ランプ15および基板60を取り付けた保持体14を、基体11の開口から圧入し、基体11の係合部24と保持体14の係合受部44b とを係合し、基体11と保持体14とを固定する。
【0031】そして、一方の電線W1の他端は、口金12の先端口金部32に電気的および機械的に接続する。また、他方の電線W2の他端は、電線挿通部26を通して口金取付部22の外側に導出し、折り返して口金嵌合部25上に配置する。そして、この状態で、口金12の収納凹部を口金取付部22に一方向に移動して被せて、図6に示すように、口金嵌合部25の外周側から、複数カ所、すなわち6方向以上10方向以下、例えば8方向から相対向して押圧し、すなわち8カ所の打点でポンチしてかしめることにより、電線W2が口金12の螺合口金部33に電気的に接続されるとともに、口金12が基体11に固定され、蛍光ランプ装置10が組み立てられる。
【0032】そして、本実施の形態によれば、電球形蛍光ランプの形状および製造方法に関し、点灯回路16の基板60に接続された電線W1,W2の一方は、筒状の口金取付部22の内側を通し、口金12の先端口金部32に接続するとともに、他方は、電線挿通部26を通して口金取付部22の外側に導出し、折り返して口金嵌合部25上に配置することにより、口金12の機械的な固定と同時に螺合口金部33に電気的に接続できる。そして、口金取付部22には、口金12の内周側に嵌合する口金嵌合部25を設けるとともに、電線挿通部26は、口金嵌合部25から離間した位置に形成し、すなわち、電線挿通部26の切欠長さを口金12のシェル部の開口端の位置まで達しない長さとしている。そこで、電線挿通部の切欠を口金12のシェル部の開口端の位置まで設けた構成に比べて、簡略な構造で容易に防水性を向上でき、また、製造コストを低減できる。
【0033】また、口金取付部22には、互いに同一垂直平面上に位置する一対の第1のガイド当接部27a を形成したため、これらガイド当接部27a にガイド部材であるレールを当接することにより、水平方向に搬送する搬送過程で基体11の向きを容易かつ正確に揃えることができる。そこで、電線挿通部26に電線W2を通す作業が容易になり、組立作業の自動化が容易になって、製造コストを低減できる。さらに、これら第1のガイド当接部27a に直交し、底面が水平面となる第2のガイド当接部27b を設けたため、口金取付部22の上端部に設けた第1のガイド当接部27a と第2のガイド当接部27b とで横方向と縦方向との異なる2方向について同時に位置規制ができる。また、第2のガイド当接部27b を水平な平面とすることにより、第1のガイド当接部27a 用のガイドに当接しても、基体11を傾きにくくできる。
【0034】さらに、口金12は、一方向に移動して口金取付部22にかしめて固定することにより、かしめの前工程では、例えば口金12を基体11に遊挿させておくだけの状態とすればよく、基体11に口金12をねじ切込む作業を含んで固定する構成に比べ、組立作業の自動化が容易になり、製造コストを低減できる。また、かしめは、6方向以上からかしめることにより、強度を確保でき、ねじ込みなどによる仮固定(補助固定)を不要にできる。一方、10方向以下からかしめることにより、製造設備を簡略化し、製造コストを低減できる。そして、かしめの打点を相対向させ、また、互いに等間隔とすることにより、口金12が傾きにくく正確な位置に固定できる。例えば、好ましくは、8点をかしめることにより、傾きの防止効果を一層向上できる。すなわち、8点ポンチの場合は、90度間隔で4点を同時にポンチできる機械を用い、まず、4点をポンチし、機械を口金12に対して相対的に45度回転させ、さらに4点を同時にポンチして固定できる。そして、この8点ポンチの構成では、4点ずつの同時固定のため、口金12の傾きを非常に発生しにくくできるとともに、比較的簡略な設備で、強固にかしめできる。さらに、基体11の口金取付部22の口金嵌合部25と口金12との間に電線W2を配置したため、かしめにより、電線W2が配置された位置で口金12が電線W2に密着して凸状に変形し、電線W2と口金12との電気接続および機械的な接続を目視により容易に確実に確認できる。そして、6点以上をかしめることにより、ポンチ位置と電線W2の位置とが接近して、電線W2の位置を確実に凸状に変形させることができる。
【0035】なお、上記の実施の形態の構成に加え、基体11の口金取付部22と口金12の螺合口金部33の端部すなわちシェル部の端部との間にOリングなどのシール部材を設けることにより、さらに防水機能を向上できる。
【0036】また、上記の実施の形態では、蛍光ランプ15が露出する構成について説明したが、制光体としての種々の形状のグローブを備えることもできる。
【0037】図7は、本発明の蛍光ランプ装置の他の実施の形態を示す正面図である。
【0038】そして、この実施の形態では、上記の実施の形態の構成に加え、透光性を有するグローブ70を備えている。そして、このグローブ70は、透明あるいは光拡散性を有する乳白色などで、ガラスあるいは合成樹脂により一体的に形成されている。また、このグローブ70は、蛍光ランプ15の発光部を収容するとともに、開口部の縁部を基体11と保持体14との間に挿入し、これら基体11および保持体14に熱硬化性樹脂などの接着剤で固定されるものであるが、グローブ70は、基体11のみ、あるいは保持体14のみに、接着して固定することもできる。そして、このグローブ70と基体11となどにより構成される外囲器の形状を、JIS C 7501に定義される定格電力60W形相当の白熱電球などの一般照明用電球の形状に近似させることにより、蛍光ランプ装置10を白熱電球と置き換えて使用することができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の蛍光ランプ装置によれば、点灯回路に接続された電線は、筒状の口金取付部の内側を通り、口金の先端口金部に接続されるとともに、筒状の口金取付部の内側から電線挿通部を介して外側に導出され、口金の螺合口金部に接続される。口金取付部には、口金の内周側に嵌合する口金嵌合部を設けるとともに、電線挿通部は、口金嵌合部から離間した位置に形成したため、容易に防水性を向上でき、製造コストを低減できる。
【0040】請求項2記載の蛍光ランプ装置によれば、点灯回路に接続された電線は、筒状の口金取付部の内側を通り、口金の先端口金部に接続されるとともに、筒状の口金取付部の内側から一端部の電線挿通部を介して外側に導出され、口金の螺合口金部に接続される。口金取付部の一端部には、互いに同一平面上に位置する一対のガイド当接部を形成したため、これらガイド当接部にガイド部材を当接することにより、端面と交差する方向に搬送される基体の向きを容易かつ正確に揃えることができ、電線挿通部に電線を通す作業が容易になり、組立作業の自動化が容易になって、製造コストを低減できる。
【0041】請求項3記載の蛍光ランプ装置によれば、基体の一端部に第1のガイド当接部とこの第1のガイド当接部に略直交する第2のガイド当接部とを形成したため、これらガイド当接部にガイドを当接することにより、基体を異なる2方向から容易かつ正確に位置決めでき、組立作業の自動化が容易になって、製造コストを低減できる。
【0042】請求項4記載の蛍光ランプ装置によれば、口金は、基体に対して相対的に一方向に移動して口金取付部の外周に被せ、外周側からかしめて固定することにより、かしめの前工程では、例えば口金を基体に遊挿させておくだけの状態とすればよく、基体に口金をねじ切込む作業を含んで固定する構成に比べ、組立作業の自動化が容易になり、製造コストを低減できる。
【0043】請求項5記載の蛍光ランプ装置によれば、請求項4記載の効果に加え、複数方向からの圧力により口金を口金取付部に強固にかしめて固定できる。そして、かしめの打点を相対向させ、また、互いに等間隔とすることにより、口金が傾きにくく正確な位置に固定できる。そして、6方向以上からかしめることにより、強度を確保でき、ねじ込みなどによる仮固定(補助固定)を不要にできる。さらに、10方向以下からかしめることにより、製造設備を簡略化し、製造コストを低減できる。
【0044】請求項6記載の蛍光ランプ装置によれば、請求項5記載の効果に加え、基体の口金取付部と口金との間に電線を配置したため、かしめにより、電線が配置された位置で口金が電線に密着して凸状に変形し、電線と口金との接続を目視により容易に確実に確認できる。
【出願人】 【識別番号】000003757
【氏名又は名称】東芝ライテック株式会社
【出願日】 平成10年7月27日(1998.7.27)
【代理人】 【識別番号】100062764
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 襄 (外2名)
【公開番号】 特開2000−48633(P2000−48633A)
【公開日】 平成12年2月18日(2000.2.18)
【出願番号】 特願平10−211553