| 【発明の名称】 |
照明器具用昇降装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 恵三
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、HID器具に代えて、蛍光灯を調光する蛍光灯器具が取付けられる照明器具用昇降装置を提供する。
【解決手段】被取付部に取付けられ内部に駆動部を有する固定部と、前記駆動部からワイヤロープに吊り下げられ照明器具が取り付けられる昇降部とを備え、前記固定部と前記昇降部には、前記照明器具に電源を供給する一対の電源用接点が接離可能にそれぞれ設けられ、前記電源用接点の一方は固定接点で他方は上下動可能な可動接点で形成された照明器具用昇降装置において、前記昇降部20には、前記電源用接点A,B,a,bと前記照明器具を調光する調光信号用接点c,dとがそれぞれ設けられるとともに、固定部には、電源用接点A,B,a,bと調光信号用接点と接離可能な固定接点C,Dが設けられたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】被取付部に取付けられ内部に駆動部を有する固定部と、前記駆動部からワイヤロープに吊り下げられ照明器具が取り付けられる昇降部とを備え、前記固定部と前記昇降部には、前記照明器具に電源を供給する一対の電源用接点が接離可能にそれぞれ設けられ、前記電源用接点の一方は固定接点で他方は上下動可能な可動接点で形成された照明器具用昇降装置において、前記昇降部には、前記電源用接点と前記照明器具を調光する調光信号用接点とがそれぞれ設けられるとともに、前記固定部には、前記電源用接点と前記調光信号用接点と接離可能な固定接点が設けられたことを特徴とする照明器具用昇降装置。 【請求項2】前記昇降部に設けられた調光信号用接点の高さは、前記昇降部に設けられた電源用接点の高さより少なくともlミリ以上低く形成したことを特徴とする請求項1記載の照明器具用昇降装置。 【請求項3】前記昇降部に設けられた調光信号用接点は、前記昇降部に設けられた電源用接点の内側に設けたことを特徴とする請求項1記載又は請求項2記載の照明器具用昇降装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、高天井などに設置される照明器具を昇降させる照明器具用昇降装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、体育館のような高天井に設置される照明器具は、図6に示すように、メンテナンスが容易にできるように照明器具用昇降装置と組合わされ使用されている。 【0003】この照明器具用昇降装置1は、被取付部である天井面(図示せず)などに取り付けられる下方開口した固定部5と、この固定部5内に水平に固定された正逆回転可能な駆動部としての駆動用モータ10と、この駆動用モータの回転軸(図示せず)に連結された巻取ドラム11と、この巻取ドラム11に巻き付けられたワイヤロ一プ15の下方に吊下げられた昇降部20とから構成している。 【0004】前記巻取ドラム11は、駆動用モータ10の正逆回転に伴い回転し、当該巻取ドラム11に巻き付けられているワイヤロープ15は、この巻取用ドラムに巻き取り・巻き出され照明器具30が取付けられる昇降部20を昇降させる。 【0005】当該昇降部の下面部22には照明器具30が、複数本のねじ31で螺着固定されるとともに、当該照明器具にはランプ32が着脱自在に取付けられ、当該ランプ32を点灯させる電源を供給するため、図6および図7に示すように、固定部5内には、固定接点からなる一対の電源用接点A,Bが取付けられ、これらと対向した昇降部の上面部21には、コイルスプリング23により上下に可動する可動接点からなる一対の電源用接点a,bが取付けられ、これら一対の電源用接点A,Bと一対の電源用接点a,bとは接離可能に設けられている。 【0006】昇降部20が天井面(図示せず)に取付けられた固定部5内に収納された時、図9に示すように、照明器具側の可動接点からなる一対の電源用接点a,bは、固定部5内に取付けられた固定接点からなる一対の電源用接点A,Bとがそれぞれ接続する構造になっている。さらに、固定部5内には、図6に示すように、昇降部5に取付けられた照明器具30を下降又は上昇させる下降スイッチや上昇スイッチなどを備えた操作盤40が取付けられている。 【0007】そこで、例えば、照明器具30などをメンテナンスするために、操作盤40の下降スイッチを押圧すると、天井面に取り付けられた固定部5内の駆動用モータ10がワイヤロープ15を巻き出す方向に回転し、当該ワイヤロープ15,15により吊下げされた照明器具30は下降する。 【0008】この時、図8に示すように、固定部5側に設けられた固定接点からなる一対の電源用接点A,Bと、照明器具側に具備されている可動接点からなる一対の電源用接点a,bは、下降する照明器具30と連動して離れ、照明器具に取付けられているランプ32は消灯状態になる。 【0009】メンテナンス終了後、操作盤40の上昇スイッチを押圧すると、固定部5内の駆動用モータ10はワイヤロープ15を巻き取る方向に回転し、当該ワイヤロープ15,15に吊下げれた照明器具30は上昇し、当該照明器具が取付けられた昇降部は固定部5内に収納される。 【0010】前記昇降部が固定部内に収納されると、図8に示すように、当該固定部に設けられた固定接点からなる一対の電源用接点A.Bと、昇降部に取付けられた可動接点からなる一対の電源用接点a,bとが接続し、当該接続した固定接点と可動接点とを介して、照明器具に電源が供給され、当該照明器具に取り付けられたランプ32が点灯可能状態になる。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の照明器具用昇降装置に取付けられるランプ32は、当該照明器具用昇降装置が取付けられる天井までの高さが、フロアーから10m近くあるため、水銀ランプやメタルハライドランプなどが使用され、ランプ電力の大きいHID器具が主流となっている。 【0012】しかし、最近では、HID器具に代えて、公民館や老人ホーム等の高天井部にも蛍光灯器具と組み合せた照明器具用昇降装置が設置されるケースも見られるようになった。 【0013】さらに、最近、需要が増えてきた調光式の蛍光灯器具を公民館や老人ホームのような談話室に設置された照明器具用昇降装置に組み合わせて使用し、談話室の雰囲気に会わせ照明器具を調光するケースも見られるようになってきた。 【0014】そこで、HID器具が取付けられる照明器具用昇降装置の電源用接点A,B,a,bは、各社共、当該HIDランプに対応する材質や形状になっている。 【0015】即ち、蛍光灯器具に比べ大きな電流、例えば、数アンペアから数十アンペアに適した接点が用いられている。 【0016】前記HIDランプに対応した一対の電源用接点を有する照明器具用昇降装置に、HID器具に代えて、蛍光灯器具を取付け、当該蛍光灯器具に内蔵された安定器に電源を供給し、蛍光ランプを全点灯させて使用しても、電源用接点に経年変化等の影響もなく、支障なく使用することができ問題はない。 【0017】しかし、調光式の蛍光灯器具をHIDランプに対応した一対の電源用接点を有する照明器具用昇降装置に取付け、当該蛍光ランプを調光しようとすると、蛍光灯器具に内蔵されたインバータ式安定器の調光信号は、数ボルト・数ミリアンペアと微弱なことから、HIDランプに対応した数アンペアから数十アンペアと比較的大きな電流に適した材質や形状からなる電源用接点を備えた照明器具用昇降装置と調光式の蛍光灯器具とを組み合わせ、当該蛍光灯器具を長年使用していると、例えば、周囲温度や湿度等の経年変化等の影響により、電源用接点の表面が酸化する。電源用接点の表面が酸化すると、当該電源用接点の接触抵抗が高くなり、やがて、微弱な調光信号が通電できなくなり、蛍光ランプが調光できなくなるという不具合が生じる可能性があるという問題があった。 【0018】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、HID器具に代えて、蛍光灯を調光する蛍光灯器具が取付けられる照明器具用昇降装置を提供することを課題とする。 【0019】 【課題を解決するための手段】前記課題を達成するために、請求項1記載の本発明に係る照明器具用昇降装置は、被取付部に取付けられ内部に駆動部を有する固定部と、前記駆動部からワイヤロープに吊り下げられ照明器具が取り付けられる昇降部とを備え、前記固定部と前記昇降部には、前記照明器具に電源を供給する一対の電源用接点が接離可能にそれぞれ設けられ、前記電源用接点の一方は固定接点で他方は上下動可能な可動接点で形成された照明器具用昇降装置において、前記昇降部には、前記電源用接点と前記照明器具を調光する調光信号用接点とがそれぞれ設けられるとともに、前記固定部には、前記前記電源用接点と調光信号用接点と接離可能な固定接点が設けられたことを特徴とするものである。 【0020】請求項2記載の本発明に係る照明器具用昇降装置は、前記昇降部に設けられた調光信号用接点の高さは、前記昇降部に設けられた電源用接点の高さより少なくともlミリ以上低く形成したことを特徴とするものである。 【0021】請求項3記載の本発明に係る照明器具用昇降装置は、前記昇降部に設けられた調光信号用接点は、前記昇降部に設けられた電源用接点の内側に設けたことを特徴とするものである。 【0022】上記請求項1記載の構成において、照明器具用昇降装置に設けられた電源用接点とは別に、微弱な調光信号に対応する調光用接点を昇降部に新たに設けることにより、最近需要が増えてきた調光式の蛍光灯器具と照明器具用昇降装置とを組み合わせ、例えば、公民館や老人ホームのような談話室に設置すれば、談話室の雰囲気に会わせ調光することができるインバータ内蔵の調光式蛍光灯器具との組み合わせが可能になる。 【0023】請求項2記載の構成において、調光信号用接点の高さを照明器具に電源を供給する電源用接点の高さより、少なくともlミリ以上低く昇降部に設けたので、昇降する昇降部が揺れたり、或いは、傾いたりして上昇しても、上昇する昇降部が、天井面に設置された固定部内に収納される時、固定部内の電源用接点と接触しようとしている昇降部の電源用接点は、昇降部に設けた調光信号用接点よりも、必ず、先に接触し、調光信号用接点を保護する。 【0024】請求項3記載の構成において、調光信号用接点を照明器具に電源を供給する電源用接点の内側に設けたので、請求項2記載の構成と同様に、電源用接点が調光信号用接点よりも、必ず、先に接触し、調光信号用接点を保護する。 【0025】 【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して本発明の実施の形態に係る照明器具用昇降装置を説明する。なお、従来技術と同一部品は同一番号を付して説明する。 【0026】図1および図2は本発明の一実施の形態に係る照明器具用昇降装置の構成を示すもので、照明器具用昇降装置1の基本構成は、図2に示すように、被取付部としての天井面(図示せず)に取付けられる昇降装置本体2と、ワイヤーロープ15に吊下げられる昇降部20とから構成している。 【0027】昇降装置本体2は、下方開口した筐状の固定部5と、この固定部5内に水平に固定された正逆回転可能な駆動部としての駆動用モータ10と、この駆動用モータの回転軸(図示せず)に嵌着された巻取ドラム11とから構成され、当該巻取ドラム11は回転軸から飛び出さないように螺着固定されている。 【0028】巻取ドラム11には、ワイヤーロープ15が巻付けられる断面台形状をした溝部12が形成され、当該ワイヤーロープ15の端部は、巻取ドラム11の溝部底面部(図示せず)側で固着され、この溝部12内には、ワイヤーロープ15が積層して巻き付けられる。 【0029】さらに、固定部5内には、巻取ドラム11に巻き回されたワイヤーロープ15をUターンさせる支持軸(図示せず)により軸支された複数の第1の滑車18と、Uターンしたワイヤーロープ15を下方に向けて略90度方向転換する支持軸(図示せず)により軸支された第2の滑車19とが回転自在に軸支されている。 【0030】また、昇降部20が吊下げられるワイヤーロープ15の端部には引掛け孔(図示せず)が形成され、この引掛け孔は、固定部5内に図示しない方法で引掛け固定されている。 【0031】昇降部20の下面部22には、インバータ式安定器37を内蔵した調光式の蛍光灯器具35が複数本のねじ(図示せず)で着脱可能に螺着され、蛍光灯器具35と昇降部20とは電気的に接続されている。他の照明器具に取替える場合には、ねじ(図示せず)を取り外し、昇降部の下面部に装着することにより簡単に取換え可能になっている。 【0032】さらに、固定部5内には、操作盤40が取付けられ、当該操作盤40には、下降スイッチと上昇スイッチおよび停止スイッチが装備され、下降スイッチを押圧すると、駆動用モータ10が巻取ドラム11に巻回されたワイヤロープ15を巻き出す方向に回転し、蛍光灯器具35が除々に下降していく。 【0033】また、上昇スイッチを押圧すると、駆動用モータ10が巻取ドラム11にワイヤロープ15が巻き取られる方向に回転し、巻取ドラム11の溝部12内にワイヤロープがほぼ一杯になるまで巻き取られる。 【0034】駆動用モータ10の回転軸に連結されている巻取用ドラム11内に巻き付けられるワイヤロープを巻き取り・巻き戻すことで、ワイヤロープ15に吊り下げられた昇降部20が昇降し、当該昇降部20に取付けられている蛍光灯器具35を保守・点検している。 【0035】また、照明器具用昇降装置の固定部5内には、蛍光灯器具35に電源を供給する固定接点からなる一対の電源用接点A,Bと、これら電源用接点A,Bの間に調光信号を供給する電源用接点と同一形状、同一材料からなる固定接点C,Dとを備え、さらに、照明器具用昇降装置の昇降部上面部21の中央部側には、前記固定部5内に設けられた固定接点C,Dに対向して一対の調光信号用接点c,dがそれぞれ設けられるとともに、当該調光信号用接点c,dの外側に前記固定部5内に設けられた一対の電源用接点A,Bに対向して可動接点からなる一対の電源用接点a,bとがそれぞれ配備されている。 【0036】昇降部20が天井面に設置した固定部5内に収納されている時は、図5に示すように、固定部5内の電源用接点A,Bと固定接点C,Dおよび昇降部20に配備された可動接点からなる一対の電源用接点a,bと一対の調光信号用接点c,dとは、互いに、接触し合い通電可能な状態で、昇降部20に取り付けされた蛍光灯器具35の蛍光灯36を点灯できる構成となっている。 【0037】また、下降する昇降部20に伴い当該昇降部20に設けた可動接点からなる電源用接点a,bと調光信号用接点c,dは、図3に示すように、それぞれが接触していた固定部5内の固定接点からなる電源用接点A,Bと固定接点C,Dとは離れるため、昇降部20に取り付けされた蛍光灯器具35は通電されず、点灯できない状態になる。 【0038】照明器具用昇降装置を天井面に設置し昇降部20に取り付けられた調光式の蛍光灯器具35を点灯しようとした場合、電源線(図示せず)から天井面に設置した固定部5内の固定接点からなる電源用接点A,Bに電源が供給され、これら電源用接点A,Bに接触している昇降部20の可動接点からなる電源用接点a,bを介して昇降部20に取り付けされた調光式の蛍光灯器具35に通電され、蛍光灯36が点灯する。 【0039】インバータ内蔵形の調光式蛍光灯器具35が、照明器具用昇降装置の外部から調光用信号(図示せず)を入力すると、固定部5内に接続された固定接点C,Dに調光信号が印加され、印加された固定接点C,Dに接触している昇降部の調光信号用接点c,dに通電し、調光信号用接点c,dを介して昇降部に取り付けされた調光式の蛍光灯器具のインバータ式安定器37に調光信号が供給されて、調光式の蛍光灯器具に取り付けされた蛍光ランプ36は調光し始める。 【0040】このように、照明器具用昇降装置は、従来の照明器具用昇降装置にはなかった調光信号専用の調光信号用接点c,dを配備しているため、調光信号用接点の働きにより数ボルト、数ミリアンペアと言う微弱な調光信号でも確実に伝えることができる。 【0041】さらに、調光信号用接点c,dには、一般に市販されている数ボルト、数ミリアンペアと言う微弱な調光信号にも使用可能な検査用のコンタクトピンが使用できることから、照明器具用昇降装置を長期に渡って使用した場合でも、例えば、周囲温度や湿度等の影響により、照明器具用昇降装置の調光信号用接点が酸化し、その結果、調光信号用接点の表面に酸化被膜が発生し接触抵抗が増大したとしても、先の尖った形状のコンタクトピンを用いた調光信号用接点c,dが、固定接点C,Dの表面に発生した酸化被膜を突き破って接触できるため、調光式の照明器具の微弱な調光信号でも確実に通電することが可能である。 【0042】従って、従来の照明器具用昇降装置と組み合わされた調光式の照明器具のように、長期に使用していると、やがて、調光できなくなるという不具合を防止できる。 【0043】ここで、本発明に係る照明器具用昇降装置を用いた照明器具の昇降状態を説明する。天井面(図示せず)に設置した昇降装置本体の固定部5内の駆動用モータ10に電源を供給すると、駆動用モータは回転し、当該駆動用モータに連結された巻取用ドラムにワイヤロープを巻き出し始め、ワイヤロープに吊り下げされた昇降部は下降し、やがては、照明器具を床面へと下降させる。 【0044】このようにして、下降させた照明器具の床面でのメンテナンスが完了すると、今度は、照明器具を高天井部へと上昇させるのだが、この時、上昇する照明器具が、例えば、揺れたり、或いは、傾いたりして上昇しても、照明器具用昇降装置に用いられている調光信号用接点c,dは、照明器具に電源を供給する可動接点からなる電源用接点a,bの内側に配備され、且つ、電源用接点a,bの高さよりも1ミリ以上低い高さに形成されていることから、これにより、昇降部が揺れたり傾いたりして上昇したとしても、上昇する昇降部が、天井面に設置された固定部内に収納され、固定部内の固定接点からなる電源用接点A,Bと接触しようとした時、図4に示すように、昇降部の可動接点からなる電源用接点a,bが、必ず、先に接触し、その後、調光信号用接点c,dが、固定部内の固定接点C,Dに接触する構造のため、例えば、先の尖ったコンタクトピンを用いた調光信号用接点は、昇降部が揺れたり傾いたりして上昇してきた危険な接触状態から回避でき、従って、先端部が変形することなく容易に固定接点C,Dと接触することができる。 【0045】さらに、調光信号用接点c,dを昇降部側に備えているため、例えば、長期に渡り照明器具用昇降装置を使用しているうちに、調光信号用接点が摩耗しても、調光信号用接点は昇降部とともに下降することから、消耗した調光信号用接点を床面で容易に交換することができる。 【0046】以上説明してきたように、本発明に係る照明器具用昇降装置は、最近、公民館や老人ホームの談話室等の高天井部に螢光灯器具と組み合わされて使用される照明器具用昇降装置の調光技術を提案するもので、即ち、現行のインバータ式蛍光灯器具に用いられている微弱な調光信号に対応するため、昇降装置の昇降部に蛍光灯器具に電源を供給する可動接点の他に調光信号専用接点を備えたことで、高天井のような周囲温度が高くなる環境に長期に使用しても微弱な調光信号を確実に通電でき、さらに、調光信号専用接点は、一般に市販されているコンタクトピンでよいことから、安価で汎用性の高い照明器具用昇降装置を提供することが可能である。 【0047】次に上記実施の形態に係る照明器具用昇降装置の作用を説明する。 【0048】請求項1記載の照明器具用昇降装置においては、昇降部に備えた接点は、照明器具に電源を供給する可動接点からなる電源用接点a,bの他に、照明器具を調光する調光信号を送る調光信号用接点c,dを備えたことが特徴で、これにより、現行のインバータ式安定器内蔵の蛍光灯器具に用いられている微弱な調光信号を確実に通電可能にしたもので、調光信号用接点は、例えば、PC板の特性検査に用いられ、市販されている数ボルト・数ミリアンペアと微弱な接点に使用可能なコンタクトピンのようなものでよく、市販されているコンタクトピンの接触部の形状は、先の尖ったものから丸いものまで種々販売されているが、使用目的が比較的微弱な調光信号に用いられることから、先の尖った形状を選択することが望ましい。 【0049】この結果、微弱な調光信号で調光する蛍光ランプが調光できなくなるという不具合は解消される。 【0050】請求項2記載の照明器具用昇降装置においては、調光信号用接点c,dの高さは、可動接点からなる電源用接点a,bの高さよりも1ミリ以上低くく形成されている。 【0051】さらに、請求項3記載の照明器具用昇降装置においては、昇降部に配置される可動接点からなる電源用接点a,bと調光信号用接点c,dとの位置関係が重要で、調光信号用接点c,dは、可動接点からなる電源用接点a,bの内側に形成されている。 【0052】可動接点からなる電源用接点a,bと調光信号用接点c,dとは、請求項2記載および請求項3記載の位置関係に構成していることから、昇降する昇降部が揺れたり、或いは、傾いたりして上昇しても、上昇する昇降部が、天井面に設置された固定部内に収納される時、図4に示すように、固定部内の固定接点と接触しようとしている昇降部側の可動接点からなる電源用接点a,bが調光信号用接点c,dよりも、必ず、先に接触するので、調光信号用接点c,dを確実に保護することができる。 【0053】さらに、昇降部の可動接点からなる電源用接点a,bが、調光信号用接点c,dよりも先に接触したのち、それに追尾して、調光信号用接点c,dが、固定部内の固定接点C,Dに接触する構造のため、先の尖った調光信号用接点を用いても、揺れや傾きの影響を軽減でき、従って、尖った先端部が接触時の衝撃により変形することなく確実に接触できる。調光信号用接点は市販ののものでもよいので安価である。 【0054】さらに、調光信号用接点を昇降部側に備えているため、微弱信号を検出する故に、先の尖った市販のコンタクトビンを使用した調光信号用接点が、例えば、長期使用で摩耗しても、調光信号用接点は、昇降部と共に下降することから摩耗した調光信号用接点を床面にて容易に交換できる。 【0055】なお、固定部内に設けられた電源用接点を固定接点および昇降部の電源用接点を可動接点として説明をしたが、固定部内に設けられた電源用接点に可動接点を使用し、昇降部の電源用接点の固定接点を使用したものでもよい。 【0056】 【発明の効果】以上詳記したように請求項1記載の本発明によれば、照明器具用昇降装置において、従来から普及している照明器具用昇降装置のうち、最近、特に、需要が高まっでいる公民館や老人ホームのような建物に設けられた談話室等の高天井部に調光式の蛍光灯器具と組み含わせるため、現行のインバータ式器具に用いられている微弱な調光信号を制御できるよう、従来の照明器具用昇降装置に用いられている電源用接点の他に、調光信号用接点を昇降部に備えたことを特徴するもので、これにより、例えば、長期使用による接点の酸化により当該接点の接触抵抗が高くなり、やがて、微弱な調光信号が通電不能となり蛍光ランプが調光できなくなることを解消する。 【0057】請求項2記載の照明器具用昇降装置においては、調光信号用接点は、電源用接点の高さよりも1ミリ以上低くく設けるとともに、請求項3記載において、調光信号用接点は電源用接点の内側に設けられている。 【0058】このため、昇降する昇降部が揺れたり、或いは、傾いたりして上昇しても、昇降部の電源用接点が調光信号用接点よりも、必ず、先に接触することにより調光信号用接点を保護することができる。 【0059】さらに、調光信号用接点は、昇降部とともに下降することから、摩耗した調光信号用接点を床面で容易に交換できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】東芝テック株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年7月30日(1998.7.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外6名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−48631(P2000−48631A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月18日(2000.2.18) |
| 【出願番号】 |
特願平10−215881 |
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