トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F21 照明




【発明の名称】 ランプホルダおよび照明器具
【発明者】 【氏名】天田 宏二

【氏名】佐藤 彰弘

【要約】 【課題】ホルダ31で環形蛍光ランプ1の直径のばらつきを吸収する。

【解決手段】ホルダ31は、比較的ばね性が高く柔軟性を有する材質で薄板状に形成し、一端に取付片部33を設け、他端に環形蛍光ランプ1のバルブ3を係合する湾曲した係合片部34を設ける。ホルダ支持体32に取付片部33を介してホルダ31を取り付ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 比較的ばね性が高く柔軟性を有する材質で薄板状に形成され、一端に取付片部が形成されるとともに、他端に環形蛍光ランプのバルブが係合される湾曲した係合片部が形成されたホルダと、このホルダが取付片部を介して取り付けられたホルダ支持体とを具備していることを特徴とするランプホルダ。
【請求項2】 ホルダの環形蛍光ランプが係合される係合片部の内面に、その係合片部の内面の摩擦係数より大きいストッパ体が取り付けられたことを特徴とする請求項1記載のランプホルダ。
【請求項3】 ストッパ体は、ホルダの係合片部の内面に両面接着テープで取り付けられたことを特徴とする請求項2記載のランプホルダ。
【請求項4】 ホルダ支持体に、ホルダの係合片部と環形蛍光ランプのバルブとの係合状態を保持する保持手段を引掛可能とするフック部が設けられたことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のランプホルダ。
【請求項5】 ホルダ支持体にホルダを取付可能とする複数の支持部が形成され、これら複数の支持部のうちの任意の支持部にホルダが取り付けられてユニット化されたことを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載のランプホルダ。
【請求項6】 ホルダ支持体は、複数のホルダを環形蛍光ランプの径方向に対して斜めに配列するホルダ配列形態、および複数のホルダを環形蛍光ランプの径方向に対応して平行に配列するホルダ配列形態のいずれかに形成され、前記ホルダは、前記いずれのホルダ配列形態のホルダ支持体に対しても共通に用いられることを特徴とする請求項1ないし5いずれか記載のランプホルダ。
【請求項7】 器具本体と、この器具本体に配置される請求項1ないし6いずれか記載のランプホルダとを具備していることを特徴とする照明器具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、環形蛍光ランプを保持するランプホルダおよびこのランプホルダを用いた照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、環形蛍光ランプを使用する照明器具では、環形蛍光ランプの口金を接続するランプソケット、および環形蛍光ランプの口金と反対側のバルブの部分を保持するホルダを備え、これらランプソケットおよびホルダにより環形蛍光ランプを器具本体に対して支持するようにしている。
【0003】このホルダは、金属製の板ばねで構成され、一端が器具本体側に取り付けられ、他端に環形蛍光ランプのバルブが係合される湾曲した係合片部が形成されている。このホルダは、環形蛍光ランプをランプソケットとの間で確実に保持することを考慮して、比較的ばね性が低く堅い材質(弾性変形しにくい剛性を有する材質)、例えば、SUS301CSP3/4Hなどの材質で、板厚が0.5mm程度に形成されている。
【0004】そして、ランプ装着時には、環形蛍光ランプのバルブをホルダに係合し、ホルダを弾性変形させながら環形蛍光ランプをランプソケット側に引き寄せて口金をランプソケットに接続するか、あるいは、環形蛍光ランプの口金をランプソケットに接続してからホルダを弾性変形させてバルブをホルダに係合するかし、いずれにしてもホルダを大きく弾性変形させることにより環形蛍光ランプの装着が可能になっている。また、ランプ取外しは、装着時と逆の操作によって行なえる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、環形蛍光ランプの直径には標準寸法に対して±5mm程度のばらつきがあるが、ホルダのばね性などの設定は標準寸法の環形蛍光ランプに対応している。
【0006】従来のホルダは、比較的ばね性が低く、このばね性は標準寸法の環形蛍光ランプに対応して設定されているので、標準寸法に対して小径の環形蛍光ランプの交換を行なう場合にはホルダを無理により大きく弾性変形させなければならず、交換作業を行ないにくい問題がある。
【0007】また、ホルダをランプソケットに対して接離する方向にスライド可能に設けるとともにコイルスプリングでランプソケットから離反する方向に付勢するようにした構造もあるが、部品点数および組立工数が増加し、コストが高くなる問題が生じる。
【0008】本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ホルダで環形蛍光ランプの直径のばらつきを吸収してランプ交換を容易にできるランプホルダおよびこのランプホルダを用いた照明器具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のランプホルダは、比較的ばね性が高く柔軟性を有する材質で薄板状に形成され、一端に取付片部が形成されるとともに、他端に環形蛍光ランプのバルブが係合される湾曲した係合片部が形成されたホルダと、このホルダが取付片部を介して取り付けられたホルダ支持体とを具備しているもので、比較的ばね性が高く柔軟性を有する材質で薄板状に形成されたホルダで、環形蛍光ランプの直径のばらつきを吸収してランプ交換を容易にする。
【0010】請求項2記載のランプホルダは、請求項1記載のランプホルダにおいて、ホルダの環形蛍光ランプが係合される係合片部の内面に、その係合片部の内面の摩擦係数より大きいストッパ体が取り付けられたもので、ホルダを比較的ばね性が高く柔軟性を有する材質で薄板状に形成しても、環形蛍光ランプの位置ずれを防止し、確実に保持可能とする。
【0011】請求項3記載のランプホルダは、請求項2記載のランプホルダにおいて、ストッパ体は、ホルダの係合片部の内面に両面接着テープで取り付けられたもので、ストッパ体およびホルダに特別な取付構造が必要なく、製造および組立が容易で安価に構成可能とする。
【0012】請求項4記載のランプホルダは、請求項1ないし3いずれか記載のランプホルダにおいて、ホルダ支持体に、ホルダの係合片部と環形蛍光ランプのバルブとの係合状態を保持する保持手段を引掛可能とするフック部が設けられたもので、ホルダ支持体のフック部に保持手段を引っ掛けてホルダと環形蛍光ランプのバルブとの係合状態を保持することにより、輸送時などに環形蛍光ランプがホルダから外れるのを防止する。
【0013】請求項5記載のランプホルダは、請求項1ないし4いずれか記載のランプホルダにおいて、ホルダ支持体にホルダを取付可能とする複数の支持部が形成され、これら複数の支持部のうちの任意の支持部にホルダが取り付けられてユニット化されたもので、環形蛍光ランプの灯数が異なってもホルダ支持体を共用可能とするとともに、ユニット化によって照明器具などへの組み込みを容易にする。
【0014】請求項6記載のランプホルダは、請求項1ないし5いずれか記載のランプホルダにおいて、ホルダ支持体は、複数のホルダを環形蛍光ランプの径方向に対して斜めに配列するホルダ配列形態、および複数のホルダを環形蛍光ランプの径方向に対応して平行に配列するホルダ配列形態のいずれかに形成され、前記ホルダは、前記いずれのホルダ配列形態のホルダ支持体に対しても共通に用いられるもので、各ホルダ配列形態のホルダ支持体を用いることにより、各種の照明器具などへの装着に対応可能とし、しかも、それらいずれのホルダ配列形態のホルダ支持体に対してもホルダを共通に用い、ホルダ支持体を代えるだけでホルダを共用可能とする。
【0015】請求項7記載の照明器具は、器具本体と、この器具本体に配置される請求項1ないし6いずれか記載のランプホルダとを具備しているもので、ランプ交換を容易に行なえる照明器具を提供可能とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0017】図1ないし図4に第1の実施の形態を示し、図1は照明器具の一部の断面図、図2は環形蛍光ランプを接続した状態を説明するランプホルダの説明図、図3はランプホルダの斜視図、図4は照明器具の分解状態の斜視図である。
【0018】照明器具は、異なるランプ出力の環形蛍光ランプ1を3本使用する天井取付形照明器具である。環形蛍光ランプ1は口金2および環状のバルブ3を有し、バルブ3の管径は約29mmに形成されている。
【0019】11はほぼ円盤状に形成された器具本体で、この器具本体11の下面中央に台形状の反射板部12が形成され、この反射板部12の周囲に対してランプソケット13とランプホルダ14とにより各環形蛍光ランプ1が配置されている。
【0020】反射板部12には、ランプホルダ14が取り付けられる位置に対応して径方向に溝状の嵌合溝部21が開口形成され、この嵌合溝部21の長手方向の両端側に対応した近傍位置にランプホルダ14の取付用の取付孔22,23がそれぞれ形成されている。
【0021】ランプソケット13およびランプホルダ14は、反射板部12の円周上の対称位置にそれぞれ取り付けられ、ランプソケット13で各環形蛍光ランプ1の口金2が接続された状態に保持されるとともに、ランプホルダ14で各環形蛍光ランプ1の口金2とは反対側のバルブ3の部分が保持される。
【0022】ランプホルダ14は、3つのホルダ31およびこれらホルダ31を支持するホルダ支持体32を有し、3つのホルダ31を環形蛍光ランプ1の径方向に対して斜めに配列するホルダ配列形態が採られている。
【0023】ホルダ31は、金属製の板ばねであって、比較的ばね性が高く(弾性変形がしやすく)柔軟性を有する材質で薄板状に形成されており、例えば、SUS301CSPH、SUS301CSPEHなどの材質で、板厚が0.2mm程度に形成されている。なお、ホルダ31の幅は、一般的なホルダの幅と同様の幅寸法に形成されている。
【0024】ホルダ31の一端にはほぼL字状に折曲された取付片部33が形成され、他端には取付片部33とは反対側に湾曲されて環形蛍光ランプ1のバルブ3が係合される係合片部34が形成されているとともに、この係合片部34の先端から係合片部34と反対方向に湾曲されたガイド片部35が形成されている。取付片部33には取付孔36が形成され、係合片部34はバルブ3の断面外径形状より少し小さい円弧状に形成されている。なお、ホルダ31の表面は、白色に塗装されている。
【0025】ホルダ支持体32は、合成樹脂製で、3つのホルダ31の配列方向に沿って細長く形成された傾斜状の支持板部37を有し、この支持板部37には各ホルダ31の取付位置に対応して支持部38が形成されている。各支持部38は、支持板部37を上下方向に貫通する開口部39が形成され、この開口部39に隣接して取付孔40を有するボス41が形成されている。ボス41の上面はほぼ水平に形成されている。
【0026】支持板部37の両端には取付板部42,43が延設され、この取付板部42,43に、器具本体11の取付孔22,23に取付ねじ44で止められる取付孔45,46が形成されているとともに、取付板部42,43の外端方向にほぼL字状に折曲されたフック部47,48が形成されている。これらフック部47,48間には、ゴムなどの弾性体によってリング状に形成される保持手段としてのバンド49が引っ掛けることができる。
【0027】そして、ランプホルダ14は、ホルダ31の取付片部33がホルダ支持体32の開口部39の下側から上側に差し込まれるとともにボス41の上面に接合され、取付ねじ50が取付片部33の取付孔36を通じてボス41の取付孔40に螺着され、ホルダ31とホルダ支持体32とが一体的に組み合わされてユニット化され、また、ホルダ支持体32が反射板部12の嵌合溝部21に嵌合され、取付ねじ44が両端の取付板部42,43の取付孔45,46を通じて器具本体11の取付孔22,23に螺着され、器具本体11側に対して取り付けられている。
【0028】また、器具本体11には、器具本体11の下面全体を覆う透光性を有するセード51が着脱可能に取り付けられる。
【0029】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0030】環形蛍光ランプ1の装着時には、環形蛍光ランプ1のバルブ3をホルダ31の係合片部34に係合し、ホルダ31を弾性変形させながら環形蛍光ランプ1をランプソケット13側に引き寄せて口金2をランプソケット13に接続するか、あるいは、環形蛍光ランプ1の口金2をランプソケット13に接続してからホルダ31を弾性変形させてバルブ3をホルダ31の係合片部34に係合する。また、環形蛍光ランプ1の取外し時には、装着時と逆の操作によって行なう。
【0031】図1に示すように、環形蛍光ランプ1を装着していない状態では、ホルダ31の係合片部34は環形蛍光ランプ1の装着時にバルブ3が配置される位置より外径側に配置されている。
【0032】図2において、ランプホルダ14の各ホルダ31に対して、最も外側の環形蛍光ランプ1は直径が標準寸法の場合を示し、中間の環形蛍光ランプ1は直径が−5mm程度小さい場合を示し、最も内側の環形蛍光ランプ1は直径が+5mm程度小さい場合を示す。さらに、最も内側の環形蛍光ランプ1において、この環形蛍光ランプ1の着脱時にホルダ31が弾性変形される状態を示す。
【0033】ホルダ31は、比較的ばね性が高く(弾性変形がしやすく)柔軟性を有する材質で薄板状に形成されているので、環形蛍光ランプ1の直径が標準寸法のものに対して±5mm程度のばらつきがあっても、そのばらつきを吸収して環形蛍光ランプ1を保持でき、さらに、環形蛍光ランプ1の着脱時の大きく弾性変形させることが容易であり、標準寸法に対して小径の環形蛍光ランプ1の交換を行なう場合でもその環形蛍光ランプ1の装着、取外しを容易に行なえる。
【0034】また、照明器具の流通過程においては、環形蛍光ランプ1を装着した状態のまま段ボール箱内に緩衝材とともに収納した梱包状態で輸送を行なう。
【0035】このとき、バンド49をホルダ支持体32の両端のフック部47,48間に弾性的に引っ掛けることにより、このバンド49で各環形蛍光ランプ1のバルブ3をホルダ支持体32側に押さえ付けて、各ホルダ31と環形蛍光ランプ1のバルブ3との係合状態を保持する。または、段ボールなどの緩衝材で環形蛍光ランプ1の位置を保持する。あるいは、バンド49と緩衝材の両方でホルダ31と環形蛍光ランプ1のバルブ3との係合状態を保持する。
【0036】このように、ホルダ31と環形蛍光ランプ1のバルブ3との係合状態を保持することにより、ホルダ31が比較的ばね性が高く(弾性変形がしやすく)柔軟性を有する材質で薄板状に形成されていて、輸送時の振動で環形蛍光ランプ1のバルブ3がホルダ31から外れやすいが、その環形蛍光ランプ1がホルダ31から外れるのを防止できる。
【0037】なお、第1の実施の形態では3灯用の照明器具について説明したが、2灯用の照明器具の場合には、ホルダ支持体32の3つの支持部38のうち外側の2つの支持部38にのみホルダ31を取り付けることで対応でき、環形蛍光ランプ1の灯数が異なってもホルダ支持体32を共用できる。
【0038】次に、図5に第2の実施の形態を示し、図5はランプホルダの側面図である。
【0039】ランプホルダ14は、3本の環形蛍光ランプ1を円盤状の器具本体11の下面に平行状に配列する場合に対応したもので、ホルダ支持体32には3つのホルダ31を環形蛍光ランプ1の径方向に対応して平行に配列するホルダ配列形態が採られている。
【0040】ホルダ支持体32は、3つのホルダ31を取り付ける支持部38を有する支持板部37が器具本体11の下面に平行状に形成され、この支持板部37の両端の取付板部42,43が器具本体11の下面に接してねじ止め固定される。
【0041】そして、ホルダ31には、図1に示すホルダ支持体32に取り付けられるホルダ31と同一のものが用いられる。
【0042】したがって、図1に示す3つのホルダ31を環形蛍光ランプ1の径方向に対して斜めに配列するホルダ配列形態のホルダ支持体32、および図5に示す3つのホルダ31を環形蛍光ランプ1の径方向に対応して平行に配列するホルダ配列形態のホルダ支持体32のいずれかを用いることで、各種の照明器具への装着に対応でき、しかも、それらいずれのホルダ配列形態のホルダ支持体32に対してもホルダ31を共通に用いることができ、ホルダ支持体32を代えるだけでホルダ31を共用できる。
【0043】次に、図6に第3の実施の形態を示し、図6は照明器具の一部の断面図である。
【0044】環形蛍光ランプ1のバルブ3の直径が、一般の約29mmの管径に比べて、約16.5mmと細い場合を示し、ホルダ31の取付片部33が係合片部34と同一面側に折曲され、この取付片部33がボス41の下面に取付ねじ50で取り付けられている。このようにホルダ31を形成することにより、環形蛍光ランプ1のバルブ3の細形化に対応して薄形に構成できる。
【0045】次に、図7に第4の実施の形態を示し、図7はホルダの斜視図である。
【0046】前記各実施の形態において、ホルダ31の湾曲した係合片部34の内面に、その係合片部34の内面の摩擦係数より大きく、環形蛍光ランプ1のバルブ3に接触してその接触の摩擦抵抗で環形蛍光ランプ1を保持するストッパ体61を取り付けるようにしたものである。
【0047】ストッパ体61は、摩擦抵抗が比較的高く弾性を有する例えばゴム製で、ホルダ31の幅より狭い幅の板状に形成され、両面接着テープ62によって係合片部34の内面に貼り付けられている。
【0048】そして、ホルダ31の係合片部34に環形蛍光ランプ1のバルブ3を係合すると、ストッパ体61がバルブ3の表面に弾性的に接触し、その接触の摩擦抵抗で環形蛍光ランプ1を保持する。
【0049】このように、ホルダ31の湾曲した係合片部34の内面に、環形蛍光ランプ1のバルブ3に接触されてその接触の摩擦抵抗で環形蛍光ランプ1を保持するストッパ体61を取り付けたので、ホルダ31を比較的ばね性が高く柔軟性を有する材質で薄板状に形成しても、環形蛍光ランプ1の位置ずれを防止し、確実に保持できる。
【0050】そのため、例えば、照明器具を傾斜した天井面などに対して、その傾斜方向と交差する方向にランプソケット13およびランプホルダ14の方向が向くように設置した場合でも、ホルダ31の係合片部34に係合された環形蛍光ランプ1をストッパ体61の摩擦抵抗で保持して下方にずれるのを防止でき、この環形蛍光ランプ1が下方にずれることによって環形蛍光ランプ1が接近するセード51の下側が明るくなるとともに環形蛍光ランプ1が離れる上側が暗くなるような明暗が発生するのを防止できる。
【0051】しかも、ストッパ体61をホルダ31の係合片部34の内面に両面接着テープ62で取り付けるので、ストッパ体61およびホルダ31に特別な取付構造を設ける必要なく、そのため、例えば塩化ビニール製のコーティング部材やキャップなどでホルダ31を被覆する場合に比べて、製造および組立が容易で安価に構成できる。
【0052】次に、図8および図9に第5の実施の形態を示し、図8はホルダの断面図、図9(a) はストッパ体の側面図、図9(b) はストッパ体の背面図である。
【0053】ストッパ体61の取付構造としては、ストッパ体61の両端に一対の係止爪部63を一体形成し、ホルダ31の係合片部34にストッパ体61の各係止爪部63の位置対応して一対の係合孔64を形成し、ストッパ体61の各係止爪部63をホルダ31の係合片部34の内面側から各係合孔64に圧入して係止させることにより、ストッパ体61をホルダ31の係合片部34の内面に取り付けることができる。
【0054】そして、この実施の形態でも、図7に示す第4の実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0055】なお、本発明のストッパ体としては、前記第4および第5の実施の形態のように摩擦係数の高いゴム製のものをホルダに機械的に取り付ける場合の他、弾性および接着性(粘着性)のある材料のものをホルダに直接取り付けるようにしたり、あるいは両面接着テープのみをホルダに直接取り付けるようにしても、同様に環形蛍光ランプを保持できる。それら弾性および接着性(粘着性)のある材料のもの、および両面接着テープのものは、環形蛍光ランプに対して剥離および再接着(再粘着)を許容し、環形蛍光ランプの着脱に対して接着性(粘着性)を維持可能とする。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載のランプホルダによれば、ホルダを比較的ばね性が高く柔軟性を有する材質で薄板状に形成するので、環形蛍光ランプの直径のばらつきを吸収してランプ交換を容易にできる。
【0057】請求項2記載のランプホルダによれば、請求項1記載のランプホルダの効果に加えて、ホルダの環形蛍光ランプが係合される係合片部の内面に、その係合片部の内面の摩擦係数より大きいストッパ体を取り付けたので、ホルダを比較的ばね性が高く柔軟性を有する材質で薄板状に形成しても、環形蛍光ランプの位置ずれを防止し、確実に保持できる。
【0058】請求項3記載のランプホルダによれば、請求項2記載のランプホルダの効果に加えて、ストッパ体をホルダの係合片部の内面に両面接着テープで取り付けるので、ストッパ体およびホルダに特別な取付構造が必要なく、製造および組立が容易で安価に構成できる。
【0059】請求項4記載のランプホルダによれば、請求項1ないし3いずれか記載のランプホルダの効果に加えて、ホルダ支持体のフック部に保持手段を引っ掛けてホルダと環形蛍光ランプのバルブとの係合状態を保持するので、輸送時などに環形蛍光ランプがホルダから外れるのを防止できる。
【0060】請求項5記載のランプホルダによれば、請求項1ないし4いずれか記載のランプホルダの効果に加えて、ホルダ支持体の複数の支持部のうちの任意の支持部にホルダが取り付けてユニット化するので、環形蛍光ランプの灯数が異なってもホルダ支持体を共用できるとともに、ユニット化によって照明器具などへ容易に組み込むことができる。
【0061】請求項6記載のランプホルダによれば、請求項1ないし5いずれか記載のランプホルダの効果に加えて、複数のホルダを環形蛍光ランプの径方向に対して斜めに配列するホルダ配列形態のホルダ支持体、および複数のホルダを環形蛍光ランプの径方向に対応して平行に配列するホルダ配列形態のホルダ支持体のいずれかを用いることで、各種の照明器具などへの装着に対応でき、しかも、それらいずれのホルダ配列形態のホルダ支持体に対してもホルダを共通に用いることができ、ホルダ支持体を代えるだけでホルダを共用できる。
【0062】請求項7記載の照明器具によれば、器具本体に請求項1ないし6いずれか記載のランプホルダを配置したので、ランプ交換を容易に行なえる照明器具を提供できる。
【出願人】 【識別番号】000221269
【氏名又は名称】東芝機器株式会社
【出願日】 平成10年7月21日(1998.7.21)
【代理人】 【識別番号】100062764
【弁理士】
【氏名又は名称】樺澤 襄 (外2名)
【公開番号】 特開2000−48624(P2000−48624A)
【公開日】 平成12年2月18日(2000.2.18)
【出願番号】 特願平10−204930