| 【発明の名称】 |
照明灯カバー固定装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】浅 井 剛
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| 【要約】 |
【課題】照明灯カバー固定装置において、カバーの固定と取り外しとを容易にする。
【解決手段】照明灯カバー取付装置1が、ハウジング11と、ハウジング11の前端部114が延出するストッパー部材13と、後端部11Bから延出する操作部材16と、ストッパー部材13と操作部材16との間に介在する旋回部材53a,53bとで構成される。操作部材16を前進させると、旋回部材53a,53bが旋回しながらストッパー部材13を後退させ、部材13による照明灯カバーの支持を外すことができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 照明灯カバーを壁面に取り外し可能に固定することができる装置であって、前記装置が、前記カバーの側面寄りに位置する前端部と、前記前端部の反対端部である後端部と、前記前端部と後端部との間に位置して互いに向かい合う一対の側部と、前記装置を前記壁面に取り付けるときに前記壁面に当接する頂面と、前記頂面と向かい合う底面とからなるハウジングを有し、前記ハウジングに納められていて前記ハウジングの前後方向へ摺動可能であってばね付勢下に前記前端部から前方へ延出して前記カバーの側面に離脱可能に係合するストッパー部材と、前記ハウジングに納められていて前記ハウジングの前後方向へ摺動可能であって前記後端部から後方へ延出する操作部材と、前記ハウジング内で一端部が旋回軸を介して前記操作部材に旋回可能に支持されて前記一端部の反対端部が前記操作部材から前記ハウジングの側部それぞれの内面へ向かって延びる一対の旋回部材とが前記ハウジング内において互いに係合し、前記旋回部材は、前記ハウジングの前端部寄りに位置する前面部と、後端部寄りに位置する後面部とを有し、前記前面部が前記ハウジングの一部分に当接する一方、前記後面部には前記ストッパー部材の後端部位が前記ばね付勢下に後方から圧接し、前記操作部材が前記ハウジングの後方から前方へ向かって押圧されると、前記旋回部材の前記前面部が当接している前記ハウジングの一部分を支点にして前記ハウジングの前方から後方へ向かって旋回して、前記後面部に圧接する前記ストッパー部材の後端部位を後方へ移動させることにより、前記ストッパー部材の前記ハウジングから延出する部位をハウジング内へ向かって後退させることができるように、前記旋回部材が、前記ストッパー部材後端部位を後方へ向かって押圧することを特徴とする前記装置。 【請求項2】 前記ストッパー部材の前記ハウジングから延出する前端部の側面形状が、曲線を画いている請求項1記載の装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、蛍光灯等の照明灯のカバーを天井や壁等に固定するのに好適な装置に関する。 【0002】 【従来の技術】照明灯カバーを固定するための装置は、様々な機構を備えたものが公知ないし周知である。例えば、カバーの固定が容易なもの、カバーの取り外しが容易なもの、比較的重量の大きなカバーを固定することができるもの等々がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この発明が課題とするのは、照明灯カバーの固定と取り外しとが容易な装置を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するために、この発明が前提とするのは、照明灯カバーを壁面に固定することができる装置である。 【0005】この発明が特徴とするところは、前記装置が次のように構成されていることにある。すなわち、前記装置が、前記カバーの側面寄りに位置する前端部と、前記前端部の反対端部である後端部と、前記前端部と後端部との間に位置して互いに向かい合う一対の側部と、前記装置を前記壁面に取り付けるときに前記壁面に当接する頂面と、前記頂面と向かい合う底面とからなるハウジングを有する。前記ハウジングに納められていて前記ハウジングの前後方向へ摺動可能であってばね付勢下に前記前端部から前方へ延出して前記カバーの側面に離脱可能に係合するストッパー部材と、前記ハウジングに納められていて前記ハウジングの前後方向へ摺動可能であって前記後端部から後方へ延出する操作部材と、前記ハウジング内で一端部が旋回軸を介して前記操作部材に旋回可能に支持されて前記一端部の反対端部が前記操作部材から前記ハウジングの側部それぞれの内面へ向かって延びる一対の旋回部材とが前記ハウジング内において互いに係合している。前記旋回部材の反対端部は、前記ハウジングの前端部寄りに位置する前面部と、後端部寄りに位置する後面部とを有し、前記前面部が前記ハウジングの一部分に当接する一方、前記後面部には前記ストッパー部材の後端部位が前記ばね付勢下に後方から圧接している。前記操作部材が前記ハウジングの後方から前方へ向かって押圧されると、前記旋回部材の前記前面部が当接している前記ハウジングの一部分を支点にして前記ハウジングの前方から後方へ向かって旋回して、前記後面部に圧接する前記ストッパー部材の後端部位を後方へ移動させることにより、前記ストッパー部材の前記ハウジングから延出する部位をハウジング内へ向かって後退させることができるように、前記旋回部材が、前記ストッパー部材後端部位を後方へ向かって押圧する。 【0006】本発明の実施の形態の一例として、前記ストッパー部材の前記ハウジングから延出する前端部の側面形状が曲線を画いている。 【0007】 【発明の実施の形態】添付の図面を参照して、この発明に係る照明灯カバー取付装置の詳細を説明すると、以下のとおりである。 【0008】図1は、使用状態にある取付装置1の側面図であって、蛍光灯2と、蛍光灯2のカバー3と、天井の壁面(図示せず)に取り付けられた支持具4とが仮想線で示されている。装置1は、仮想線で示されたビス6によって支持具4に固定されている。装置1は、ハウジング11と、ハウジング11に収納されたストッパー部材13と、同じくハウジング11に収納された操作部材16とを有する。ハウジング11は、カバー3の側面部寄りに位置する前端部11Aと、前端部11Aの反対端部である後端部11Bと、これら両端部11A,11Bの間に位置する側部11Cと、支持具4に当接する頂部11Dと、頂部11Dと向かい合う底部11Eとを有する。ストッパー部材13は、前端部12がハウジング11から前方(図の右方)へ延出し、操作部材16は、後端部14がハウジング11から後方へ延出している。ストッパー部材13の前端部12は、カバー3の側面部の透孔17に進入して、カバー3を支えている。かかるカバー3は、実質的に天井の壁面に固定された状態にある。 【0009】装置1では、ストッパー部材13と操作部材16とがハウジング11に前後方向へ摺動可能に納められており、操作部材16が指で押圧されると矢印P方向へ前進し、その前進に伴ってストッパー部材13が矢印Q方向へ後退して、前端部12がカバー3の透孔17から退却する。ストッパー部材12の退却によって、カバー13が天井から外れる。指が操作部材16から離れると、操作部材16とストッパー部材13とが、それぞれ矢印P,Qの逆方向へ摺動して、図示の状態に復帰する。 【0010】図2,3は、装置1の底部11Eを示す平面図と、同図のIII−III線矢視断面図である。図2のハウジング11は、左右対称に作られている。上方の隅部21では、頂部11Dと底部11Eとの間の寸法が特に小さく、薄く作られていて(図1参照)、ここにはビス6を挿通するための透孔22が形成されている。ストッパー部材13の前端部12は、コの字型を呈しており(図2参照)、コの字の内側には、コイルばね23が位置している。ばね23は、一端部が前端部12に内側から圧接し、前記一端部の反対側端部が、ハウジング11の前後方向の中央部において底部11Eから頂部11Dへ向かって延びる柱状部24の側面に圧接して、ストッパー部材13をハウジング11の後端部11Bから前端部11Aへ向かう方向へ付勢している。ただし、ストッパー部材13は、ハウジング11から抜け出ることがない。そのための機構は、図4において説明される。 【0011】操作部材16のハウジング11内へ延びる前端部47には、図3の上下方向へ延びる透孔26が形成されている。透孔26には円柱状部材27が挿通されており、部材27の下端部28が、ハウジング11の底部11Eの内面に形成されていて前後方向へ延びる長円形の溝部29に納まっている。操作部材14が矢印P方向とその逆のQ方向へ動く範囲は、円柱状部27の下端部28が溝部29の前後の各端壁29A,29Bに当接することによって規制される。ハウジング11では、頂部11Dを形成している天板31が、柱状部24に螺着するビス32によって取り外し可能に固定されている。 【0012】図4,5は、天板31を外して装置1の頂部11D側を見たときの平面図と、装置1の分解斜視図である。ハウジング11は、互いに向かい合う両側部11Cの間にあって前後方向へ延びる第1溝部41と第2溝部42とを有する。第1溝部41は、ハウジング11の前後両端部間に位置し、比較的深くかつ幅狭く形成されている。第2溝部42は、ハウジング11の後端部にのみ位置し、比較的浅くかつ幅広く形成されている。それゆえハウジング後端部では、第2溝部42の内側に第1溝部41が存在している。第1溝部41の前端部では、底部11Eの内面から立ち上がり、前後方向へ延びる一対のガイド43が左右対称に配置されている。 【0013】ストッパー部材13は、第1溝部41の内側を前後に摺動するもので、前端部12よりも後方の部位44がガイド43の外側面に接触しながら第2溝部42にまで延び、第2溝部42には、幅方向外方へ広がる翼部46を有する。 【0014】操作部材16は、前端部47が幅方向中央部に形成されたU字型の切り欠き部48によって左右の第1,2前端部47aと47bとに2分されている。また、図5から明らかなように、前端部47は、上下方向へも2分されている。それゆえ、前記第1,2端部47a,47bそれぞれは、上方に位置する端部と、下方に位置する端部とで構成されている。上下の前端部47の間にはクリアランス51が形成されており、また、上下の前端部47のそれぞれには、円柱状部材27を挿通するための透孔26が形成されている。操作部材16の第1,2前端部47a、47bは、ハウジング11のガイド43と柱状部24との間に位置し、ガイド43の外側面に接触して、溝内での幅方向の揺動が抑えられている。 【0015】ハウジング11の第2溝部42の前端壁52とストッパー部材13の翼部46との間には旋回部材53が介在している。旋回部材53は、第2溝部42の幅の1/2よりもやや長い2本の棒状部材53a,53bからなるもので、それぞれが内端部56a,56bとを有し、第2溝部42の幅方向中央部で内端部56a,56bどうしが重なり合い、その重なり合う部分には透孔57a,57bが形成されている。これらの透孔57a,57bには、操作部材16の上方から円柱状部材27が挿通される。内端部56a,56bからは、第2溝部42の幅方向へ外端部58a,58bが延びている。 【0016】かかる部材53aと53bとは、図5に示されるように、重なり合う内端部56a,56bを操作部材16のクリアランス51に挿入し、各部材16,53a,53bの透孔26,57a,57bを一致させて、それらに円柱状部材27を挿通する、挿通した部材27の下端部28は、ハウジング11の溝部29に納める。このときに、旋回部材53a,53bそれぞれの外端部58a,58bを第2溝部42の前端壁52と、ストッパー部材13の翼部46との間に納める。 【0017】装置1は、旋回部材53a,53bをこのように納めると、ばね23によって前方へ付勢されているストッパー部材13の翼部46が旋回部材53a,53bに後方から圧接し、円柱状部材27を中心に旋回部材53a,53bが旋回してガイド43の後端部62と第2溝部42の前端壁52とに圧接する。このような状態にあるストッパー部材13は、図4の位置から前進することがなく、ハウジング11の前方へ抜けることがない。また、操作部材16は、旋回部材53a,53bが固定されていることによって前後方向へ動くことがない。天板31は、その中央部の透孔64に上方から挿通したビス32をハウジング11の柱状部34に螺着させると同時に、案内孔66にハウジング11の案内ピン67を嵌合させて固定することができる。 【0018】図6は、ストッパー13と操作部材16との動きを示す図4と同様の図面である。図4の装置1で、操作部材16の後端部14が指先で矢印P方向へ押圧されると、部材16が前進する。円柱状部材27は、ハウジング11の溝29の中を前進して、溝29の前端壁29Aに当接し、このときに操作部材16の前進が停止する。旋回部材53a,53bもまた、部材16とともに前進するが、内端部56a,56bの近傍がハウジング11のガイド43に当接しているので、外端部58aと58bとがハウジング11の前方から後方へ向かって旋回し、図示のように逆V字型を画く。このように動く外端部58a,58bは、操作部材13の翼部46を後方へ向かって押圧するから、操作部材13がばね23の付勢に抗して後方へ移動して、図6の状態となる。部材13が後方へ移動すれば、部材13の前端部12が蛍光灯カバー3の透孔17から退却する。操作部材16から指を離すと、ばね23の伸長によって、ストッパー部材12と、操作部材16と、旋回部材53とが図4の状態に復帰する。 【0019】図1,3から明らかなように、装置1は、ストッパー部材13の前端部12の側面形状が下方へ向かって凸となる曲線71を画いている。蛍光灯カバー3の頂縁部72が図1に示すような形状であれば、この頂縁部72をストッパー部材13の前端部12に図の下方から押しあてるようにすると、ストッパー部材13が自動的に矢印Q方向へ移動する。カバー3が図示の位置になると、ストッパー部材13が自動的に矢印Qの逆方向へ移動して、前端部12がカバー3の透孔17へ進入し、カバー3を支えることができる。かかる装置1は、水平方向へ延びる壁面でも、垂直方向へ延びる壁面でも使用することができる。 【0020】 【発明の効果】この発明に係る固定装置は、操作部材を指先で押圧することによって照明灯のカバーを簡単に固定したり、取り外したりすることができる。また、装置のハウジングから延出しているストッパー部材前端部にカバーを押しあてるようにすれば、ストッパー部材が自動的に動き、操作部材を操作しなくてもカバーを固定することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000152169 【氏名又は名称】株式会社栃木屋
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| 【出願日】 |
平成10年7月30日(1998.7.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100066267 【弁理士】 【氏名又は名称】白浜 吉治
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| 【公開番号】 |
特開2000−48622(P2000−48622A) |
| 【公開日】 |
平成12年2月18日(2000.2.18) |
| 【出願番号】 |
特願平10−215334 |
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