| 【発明の名称】 |
表示装置用支持具 |
| 【発明者】 |
【氏名】清水 識雄
【氏名】松田 光浩
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| 【要約】 |
【課題】結合の機械的強度が大きく簡単な構成の表示装置用支持具を提供すること。
【解決手段】合成樹脂からなる基板2と、金属材料を用いた固定板3の中央に開口部2a、3aを形成し、図示しない表示部を挿入する。表示部は固定板3の取付け穴5a、6aと5b、6bにねじ止めされる。固定板3の両端には切欠き部3b、3cを形成し、吊架バネ13a、13bを係止する。吊架バネ13a、13bは図示しない枠体に保持される。基板2には係合部2f〜2kを設け、固定板3には係合部と対応する位置に係合片7〜12を設ける。係合片は中央の連結部7aと先端の張出し部7bよりなり、係合部の溝部2sに連結部7aを嵌めこみ張出し部7bを折り曲げて突起部2q、2rに固定する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 表示部と、表示部の固定手段及び係合片を設けた金属製の固定板と、係合部を設けた合成樹脂製の基板とを備え、前記固定板の係合片は幅狭の連結部と連結部の両側に拡開する張出し部とよりなり、また前記基板の係合部は中央の溝部と両側の突起部とより形成され、係合片の連結部を係合部の溝部に嵌めこむと共に係合片の張出し部を折り曲げて係合部の両側突起部に係合してなる表示装置用支持具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、誘導灯等の表示装置を支持する表示装置用支持具に関する。 【0002】 【従来の技術】建物内部や地下街、劇場等には、停電等の非常事態が発生した際に避難誘導口を表示するための誘導灯が設けられている。また、文字やマークを表示して各種の案内等を行う表示灯も公共施設等に設置されている。これらの誘導灯や表示灯等の表示装置は、内部に冷陰極放電ランプ等の光源を有し外周面は透光性の合成樹脂板で覆われている。 【0003】これらの表示装置は、通行の障害にならないようにすると共に通行人に視認しやすくするために、通常、壁面や天井面等に取り付けられている。表示装置を天井面に取り付ける際には、表示部が天井面から吊り下げられるので荷重が大きくなり、このような荷重の大きな表示部を保持する固定板には機械的強度を考慮して金属材料からなる部材が用いられる。 【0004】また、天井面に基板を嵌めこみ基板の中央部に形成されている開口部から表示部を垂下させている。この基板には、加工性に優れているので形状を自由に設定でき外観も良いことを考慮して合成樹脂を用いている。前記金属材料からなる固定板と合成樹脂を用いた基板とは、天井内面で機械的に結合される。固定板と基板との機械的な結合には、ビス止めや溶着が用いられる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】固定板と基板とを直接ビス止めにより結合すると結合の機械的強度が小さくなるという問題がある。また、ビスとナットにより両者を結合すると結合の機械的強度は大きくなるがコストが高くなり、組立の工数が増加するという問題がある。更に、溶着により両者を結合した場合にも結合の機械的強度が小さく、加工時間が長くなるという問題がある。 【0006】本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、固定板と基板との結合の機械的強度が大きく、簡単な構成の表示装置用支持具の提供を目的とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、表示装置用支持具を、表示部と、表示部の固定手段及び係合片を設けた金属製の固定板と、係合部を設けた合成樹脂製の基板とを備え、前記固定板の係合片は幅狭の連結部と連結部の両側に拡開する張出し部とよりなり、また前記基板の係合部は中央の溝部と両側の突起部とより形成され、係合片の連結部を係合部の溝部に嵌めこむと共に係合片の張出し部を折り曲げて係合部の両側突起部に係合する構成とすることにより達成される。 【0008】本発明の上記特徴によれば、金属製の固定板に設けた連結部と張出し部を有する係合片、及び合成樹脂製の基板に設けた溝部と突起部を有する係合部とにより、基板と固定板とを結合しているので表示装置用支持具の構成が簡単になる。また、溝部に連結部を嵌めこみ、張出し部を折り曲げて突起部に係止しているので固定個所が複数個所に形成されることになるから、固定板と基板との結合の機械的強度を大きくすることができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態について図を参照して説明する。図1は本発明が適用される表示装置用支持具を示す分解斜視図であり、図5は表示装置全体の構成を示す分解斜視図である。図5において1は表示部で、内部に光源を有し外周面は透光性の合成樹脂板で覆われている。図示を省略しているが、合成樹脂板の片面または両面には適宜の文字やマークが付されており、光源が動作するとこれらの文字やマークが表示される。1a、1bは固定用の取付け穴である。 【0010】2は合成樹脂製の基板であり、中央に開口部2aを形成し、四周には枠部2b〜2eを形成している。また、基板2の表面には、図1の分解斜視図に示されているように係合部2f〜2kが設けられている。枠部2b〜2eと係合部2f〜2kは適宜の金型を用いて形成される。3は金属製の固定板であり、中央には開口部2aが形成されている。また、両端には切欠き部3b、3cが形成されている。 【0011】図1の分解斜視図に示されているように、固定板3の開口部3aの周縁には長さ方向に側板5、6を直立させている。この側板の中間部にはリブ5c、6cが形成されており、また、側板5、6には、前記基板2に設けられている係合部2f〜2kと同数の係合片7〜12が設けられている。係合部2f〜2kと係合片7〜12の詳細については後述する。更に側板5、6には、表示部1の取付け穴1a、1bと対応する位置にそれぞれ取付け穴5a、6a及び5b、6bを形成している。 【0012】13a、13bは吊架用のバネであり、固定板3の両端に形成されている切欠き部3b、3cに係止される。14は枠体であり、内部に吊架用のバネ13a、13bを保持する保持部が設けられている。 【0013】基板2と固定板3とを固定し、表示部1を基板2の開口部2a、固定板3の開口部3aを通して挿入する。表示部1の取付け穴1a、1bの位置と、固定板3の取付け穴5a、6a、及び5b、6bの位置とを対応させて、ねじ止めして表示部1を固定板に固定する。 【0014】吊架用のバネ13a、13bを固定板3の切欠き部3b、3cに係止し、天井内側に設置されている枠体14に固定する。また、点検や部品の交換等の際には、吊架用のバネ13a、13bにより、表示部1、基板2、固定板3をワンタッチで枠体14から取り外すことができる。 【0015】次に、基板2と固定板3とを固定する具体例について図2〜図4の斜視図により説明する。なお、基板2に設けられている係合部2f〜2kと、固定板3に設けられている係合片7〜12の構成はそれぞれ同じであるから、係合部2fと係合片7とを例にして説明する。 【0016】係合部2fには、両側に断面逆L字状の突起部2q、2rを設ける。この突起部2q、2rの表面は、中央を突出させて両端に向けて傾斜させ将棋の駒状に形成される。突起部2q、2r間に形成される溝部2sは開口部2aに近い側の辺が長く、開口部2aから離れた側の辺が短い台形状となっている。溝部2sの表面と直交して側面2tが形成される。 【0017】係合片7には、側板5と連結される連結部7aと、連結部7aの先端に両側に拡開される張出し部7bとが設けられる。連結部7aは、中央を幅狭に側板5側と張出し部7b側は幅広に形成する。 【0018】図3に示すように、固定板3の係合片7と基板2の係合部2fとを位置合わせする。溝部2sの台形状の表面の大きさと、中央を幅狭に形成した連結部7aの側板5側から中央までの面の大きさはほぼ同じ大きさに形成して、係合片7の連結部7aを係合部2fの溝部2sに嵌めこむ。 【0019】このようにして係合片7の連結部7aは係合部2fの突起部2q、2rで挟み込まれる状態となり、係合片7は係合部2fに固定される。同様に各係合片8〜12も係合部2g〜2kに固定される。したがって、固定板3は基板2に強固に固定される。 【0020】次に、図4に示すように係合片7の連結部7aの中央に形成されている幅狭の部分から先端側の部分を直角に下側に折り曲げる。固定板は可撓性の金属材料を用いており、また、連結部は中央が狭く両端に向けて拡張した、両側に「くの字」状にくびれた部分を形成してているので折り曲げは簡単に行える。このように係合片7を折り曲げると、張出し部7bの裏面は係合部2fの側面2tと接触する。 【0021】また、張出し部7bの側縁は逆L字状に形成された突起部2q、2rの裏面に接触した状態となる。このため、固定板3は基板2に対して連結部7aの両側で抜け止めされた状態で固定されることになる。このように固定板3の連結部7bは係合部2fの溝部2sに嵌合され、張出し部7bの側縁は突起部2q、2rの裏面で抜け止めされる。 【0022】したがって、図4に示すように、固定板3は基板2に対して開口部2aの長さ方向と平行なX方向、開口部2aの長さ方向と直交するY方向、開口部2aに対して垂直方向のZ方向の三方向に対する移動が抑制され、固定板3と基板2との固定の機械的強度が大きくなる。部品交換のために固定板3を基板2から取り外す際には、張出し部7bを連結部7aと平行な位置に引き起こして、連結部7aを溝部2sから引き出すことにより両者の結合を解除する。 【0023】図1の例では、基板2には開口部2aの長辺及び短辺に沿って対称の位置に係合部2f〜2kを設けている。また、固定板3には、開口部3aの長辺及び短辺に沿って基板2の係合部2f〜2kと対応する位置に係合片7〜12を設けている。このため、固定板3にかかる表示部1の荷重を均等に分散し、固定板3を安定して基板2に固定できる。 【0024】なお、基板に設ける係合部の個数や設置の位置と、固定板に設ける係合片の個数や設置の位置については、図1の例には限られず種々の変形が可能である。 【0025】 【発明の効果】以上のように、本発明は金属製の固定板に設けた連結部と張出し部を有する係合片、及び合成樹脂製の基板に設けた溝部と突起部を有する係合部とにより、基板と固定板とを結合しているので固定具の構成が簡単になる。また、溝部に連結部を嵌めこみ、張出し部を折り曲げて突起部に係止しているので固定個所が複数個所に形成されることになるから、固定板と基板との結合の機械的強度を大きくすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000244040 【氏名又は名称】明治ナショナル工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年7月9日(1998.7.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100103791 【弁理士】 【氏名又は名称】川崎 勝弘 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−30524(P2000−30524A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月28日(2000.1.28) |
| 【出願番号】 |
特願平10−229924 |
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