| 【発明の名称】 |
天井直付け照明器具取付装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】古川 健一
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| 【要約】 |
【課題】照明器具本体を両手で支えたままの状態で、両手の親指を用いて楽に照明器具本体の取り外しが行える天井直付け照明器具取付装置を提供する。
【解決手段】左右の係止部材12a,12bの後部に、その一側から後方に延長しさらに後端を中央に向けて張り出した延出部30a,30bを形成し、各延出部30a,30bに、付勢ばね35a,35bの付勢に抗して各係止爪13a,14a,13b,14bをアダプタ4の両側部から没入した状態に移動させるための解除突片15a,15bをそれぞれ形成する。左係止部材12aの解除突片15aをアダプタ4の中心よりも右側に、かつ右係止部材12bの解除突片15bをアダプタ4の中心よりも左側に配置すると共に、左右の係止部材12a,12bの摺動方向に互いに対向してアダプタ4の下面にそれぞれ露出する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 引掛シーリングに引っ掛ける栓刃をアダプタベース上面に有し、前記アダプタベースの径方向にそれぞれ摺動自在に設けた左右の係止部材と、前記左右の係止部材の係止爪を前記アダプタベースの両側部からそれぞれ突出した状態に付勢する付勢バネとを備えたアダプタと、前記アダプタの各係止爪が着脱可能に係合する係止受部を備えた照明器具本体とからなり、前記左右の係止部材の前部に上下2段に前記係止爪を形成し、前記左右の係止部材の後部に、その一側から後方に延長しさらに後端を中央に向けて張り出した延出部を形成し、前記各係止部材の延出部に、前記付勢ばねの付勢に抗して前記各係止爪を前記アダプタベースの両側部から没入した状態に移動させるための解除突片をそれぞれ形成し、前記左係止部材の解除突片を前記アダプタの中心よりも右側に、かつ前記右係止部材の解除突片を前記アダプタの中心よりも左側に配置すると共に、前記左右の係止部材の摺動方向に互いに対向すべく配置し、前記左右の係止部材の各解除突片を前記アダプタの下面にそれぞれ露出したことを特徴とする天井直付け照明器具取付装置。 【請求項2】 前記アダプタの下面に掛止部を設ける一方、前記照明器具本体に前記掛止部と係合する落下防止用のフック部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の天井直付け照明器具取付装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、径方向にそれぞれ摺動自在に設けた左右の係止部材と、左右の係止部材の係止爪をアダプタベースの両側部からそれぞれ突出した状態に付勢する付勢バネとを備えたアダプタと、アダプタの各係止爪が着脱可能に係合する係止受部を有する照明器具本体とからなる天井直付け照明器具取付装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】特開平9−92020号には、引掛シーリングに引っ掛ける栓刃をアダプタベースの上面に有し、アダプタベースの径方向にそれぞれ摺動自在に設けた左右の係止部材と、前記左右の係止部材の係止爪を前記アダプタベースの両側部からそれぞれ突出した状態に付勢する付勢バネとを備えたアダプタと、アダプタの各係止爪が着脱可能に係合する係止受部を有するスペーサとからなる天井直付け照明器具取付装置が記載されている。 【0003】そして、このものは、アダプタと係合するスペーサの係止受部に対して着脱可能に係合する係止爪を有する係止部材をアダプタベースの径方向の左右にそれぞれ摺動自在に設けると共に、左右の係止爪をアダプタベースの両側部からそれぞれ出没可能に配設し、左右の係止部材の後部に対してアダプタベースの側部から係止爪を突出した状態に付勢する付勢ばねをそれぞれ設け、付勢ばねの付勢に抗して左右の各係止爪をアダプタベースの周面から没入した状態にそれぞれ摺動させる解除突片を左右の係止部材の下面に形成すると共に、アダプタの下面に露出してそれぞれ設けている。 【0004】この照明器具取付装置は、ロックレバーをロック解除位置とした状態で、左右の解除突片を径方向内側(中心方向)に向けて摺動させることにより、左右の各係止爪をアダプタベースの周面から没入することができ、アダプタに対して器具本体に固定されたスペーサを係合及び離脱して器具本体の取り付け及び取り外しを行うことができる。 【0005】しかしながら、このものは、器具本体の取り外しに際し、アダプタの下面に露出された左右の解除突片の摺動操作方向がそれぞれ径方向内側であるために、一方の手で左右の解除突片を径方向内側に摺動して左右の各係止爪をアダプタベースの周面から没入させた状態を保持させる結果、他方の手だけで器具本体を支持しなければならなくなり、片手で器具本体を受けるという不安定感があった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的は、照明器具本体のアダプタからの取り外しに際し、照明器具本体を両手で支えたままの状態で、左右の係止爪の解除操作が両手の親指を用いて楽に行える天井直付け照明器具取付装置を提供することにある。 【0007】本発明の第2の目的は、照明器具本体の落下を防止できる天井直付け照明器具取付装置を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明の天井直付け照明器具取付装置は、上記課題を解決するために、引掛シーリングに引っ掛ける栓刃をアダプタベース上面に有し、前記アダプタベースの径方向にそれぞれ摺動自在に設けた左右の係止部材と、前記左右の係止部材の係止爪を前記アダプタベースの両側部からそれぞれ突出した状態に付勢する付勢バネとを備えたアダプタと、前記アダプタの各係止爪が着脱可能に係合する係止受部を備えた照明器具本体とからなり、前記左右の係止部材の前部に上下2段に前記係止爪を形成し、前記左右の係止部材の後部に、その一側から後方に延長しさらに後端を中央に向けて張り出した延出部を形成し、前記各係止部材の延出部に、前記付勢ばねの付勢に抗して前記各係止爪を前記アダプタベースの両側部から没入した状態に移動させるための解除突片をそれぞれ形成し、前記左係止部材の解除突片を前記アダプタの中心よりも右側に、かつ前記右係止部材の解除突片を前記アダプタの中心よりも左側に配置すると共に、前記左右の係止部材の摺動方向に互いに対向すべく配置し、前記左右の係止部材の各解除突片を前記アダプタの下面にそれぞれ露出したことを特徴とする。 【0009】また、請求項2に記載の天井直付け照明器具取付装置は、請求項1に記載のものにおいて、前記アダプタの下面に掛止部を設ける一方、前記照明器具本体に前記掛止部と係合する落下防止用のフック部を設けたことを特徴とする。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の天井直付け照明器具取付装置(以下、照明器具取付装置という)の一実施形態を示す分解斜視図である。照明器具取付装置1は、概略として、引掛シーリング2に引っ掛ける一対の栓刃3,3(一方のみ図示)を上面に有するアダプタ4と、アダプタ4に対して着脱自在に嵌合係止される照明器具本体5とにより構成される。 【0011】引掛シーリング2は、天井面6に対して取り付けられる従来公知のものであって、シーリングベース7の下面に、中心回りに一対の弧状の栓刃挿入口8,8が設けられ、各栓刃挿入口8は、反時計回りの回転方向における始端に幅広部9が形成され、幅広部9に連続して終端まで幅狭部10が形成されている。また、各栓刃挿入口8,8の幅狭部10,10の奥方の内側裏面には、栓刃受け部(図示せず)が設けられると共に、栓刃受け部に屋内配線と接続された導電性の接続端子板(図示せず)が配設されている。 【0012】図2は、アダプタ4及び照明器具本体5の一部を示す拡大斜視図である。図2に示すように、アダプタ4は、略円筒状をなし、その上面には、一対の栓刃3,3(一方のみ図示)が同一円周上に互いに向かい合って配置され、引掛シーリング2に対するアダプタ4の取り外し方向の回動(反時計方向の回動)を阻止するロック爪(図示せず)が栓刃3,3と同一円周上に出没自在に配設される共に、アダプタ4の取り外し回動方向において栓刃3,3の一方よりも上流側に配置されている。なお、前記ロック爪をアダプタ4の上面から出没自在とするための構成及び作用は、例えば、特開平9−92021号に開示されているように公知であるので詳細な説明を省略する。 【0013】アダプタ4の側部の周面には、アダプタ4と係合する照明器具本体5の係止受部(図示せず)に対して着脱可能に係合する上下2段の係止爪13a,14a並びに13b,14bが径方向の左右にそれぞれ出没自在に配設され(但し、係止爪13aは図示されていない)、アダプタ4の中心から眺めて左右の係止爪13a,14b及び係止爪13b,14bと略90度をなす位置に、前記ロック爪をアダプタ4の上面から没入させるために押し込み操作されるロック解除釦50が配設されている。なお、左右の係止爪13a,14aと係止爪13b,14bは、後述する左右の係止部材12a,12bの前部にそれぞれ一体に形成されている。 【0014】アダプタ4の下面には、左側の上部係止爪13a及び下部係止爪14a及び右側の上部係止爪13b及び下部係止爪14bをそれぞれアダプタ4の周面に没入させるために径方向の外側にそれぞれ摺動操作される解除突片15a,15bが対向してそれぞれ配設されている。なお、左右の解除突片15a,15bは、後述する左右の係止部材12a,12bの下面にそれぞれ一体に形成されている。 【0015】アダプタ4は、図2に示すように、アダプタベース16と、アダプタベース16の下面に装着された閉塞板17とを備えている。アダプタベース16は、アダプタ4の上面を形成する円形状の上壁18と(図4参照)、上壁18の周縁に沿ってアダプタ4の側周面を形成する周壁19とを有する。 【0016】図3は、閉塞板17を取り外して示すアダプタ4の底面図であり、図4は、アダプタ4の断面図である。図3及び図4に示すように、アダプタベース16の上壁18の裏面の左右には、左右の係止部材14a,14bを収納するための凹溝からなる収納部20a,20bが径方向に亘ってそれぞれ設けられると共に、アダプタベース16の周壁19の左右には、収納部20,20にそれぞれ連通して矩形状に切り欠かれた爪出入口21,21がそれぞれ設けられている。 【0017】アダプタベース16の裏面には、周縁寄りの複数箇所にアダプタベース17の下側を塞ぐ閉塞板17を取り付けるための柱状突部22,22,22,22が設けられ、各柱状突部22の端面にはそれぞれネジ穴23が設けられている。 【0018】図3に示すように、アダプタベース16の裏面の収納部20a,20b内には、左係止部材12aと右係止部材12bがその先端の上部係止爪13及び下部係止爪14を外側に向けてそれぞれ配置されると共に、左右の係止部材12a,12の両側が収納部20a,20bの各両側壁24,24,24,24にそれぞれガイドされ、アダプタ4の径方向左右に摺動自在に設けられている。 【0019】図5は、左右の係止部材の斜視図である。左係止部材12aは、前部に平面視で円弧凸状の上下2段の上部係止爪13a及び下部係止爪14aがそれぞれ形成され、右係止部材12bも同様に、前部に平面視で円弧凸状の上下2段の上部係止爪13b及び下部係止爪14bがそれぞれ形成されている。なお、左右の係止部材12a,12bの各上部係止爪13a,13bは、平面視において円弧凸状に形成されると共に、図3に示すように、下面にテーパ部25が設けられ、上面に平坦な係止段部26が設けられている。また、左右の係止部材12a,12bの下部係止爪14a,14bも同様に、平面視において円弧凸状に形成されると共に、下面にテーパ部27が設けられ、上面に平坦な係止段部28が設けられている。 【0020】図3乃至図5に示すように、左側の収納部20aに配置される左係止部材12aの本体120aの下面と、右側の収納部20bに配置される右係止部材12bの本体120bの下面とには、ビス29によりそれぞれ延長部材30a,30bが取り付けられている。 【0021】図5に示すように、各延長部材30a,30bは、左右の係止部材12a,12bの本体後部120a,120bの一側から後方に延長しさらに後端を中央に向けて張り出した延出部31a,31bをそれぞれ有し、この延出部31a,31bの先端がそれぞれ下方に向けて折曲されて突片32a,32bが形成されている。そして、突片32a,32bには、解除用の摘み部材33a,33bがそれぞれ嵌め込まれて解除突片15a,15bが構成される。 【0022】また、図4及び図5に示すように、左右の係止部材12a,12bの本体120a,120bの上面中央には、それぞれ本体120a,120bの後端に連通したスプリング挿入溝34a,34bが設けられ、このスプリング挿入溝34a,34bにコイルスプリングからなる付勢バネ35a,35bがそれぞれ挿入される。 【0023】該付勢バネ35a,35bの各一端はスプリング挿入溝34a,34bの端壁36a,36bに各々当接され、付勢バネ35a,35bの他端は、左右の収納部20a,20bを構成するアダプタ4の中央側の各内壁37a,37bに突設した位置決めダボ38a,38bにそれぞれ外挿されて位置決めされている(図4参照)。 【0024】図3に示すように、左係止部材12aを左側の収納部20aに配置すると共に、右係止部材12bを右側の収納部20bに配置すると、左係止部材12aに設けた延長部材30aの延出部31aと,右係止部材12bに設けた延長部材30bの延出部31bとが、左右方向に直交する前後方向で互い違いとなり、左係止部材12aの解除突片15aがアダプタ4の中心よりも右側に、かつ右係止部材12bの解除突片15bがアダプタ4の中心よりも左側に配置されると共に、左右の係止部材12a,12bの摺動方向に互いに対向して配置される。 【0025】なお、図3に示すように、アダプタベース16の裏面の周縁寄りには、電源用コネクタ39が設けられている。該電源用コネクタ39は、アダプタ4の上面に設けられた一対の栓刃3,3と電気的に接続されており、図2に示す照明器具本体5の接続用コネクタ40と接続並びに離脱が可能である。 【0026】アダプタベース16の下側を塞ぐ閉塞板17は、アダプタベース16と略同径の金属製の円形板状であり、アダプタベース16の下側を塞ぐようにしてビス止めされている。図2に示すように、閉塞板17の直径方向の左右には、左右の係止部材12a,12bに設けた解除突片15a,15bに略対応する位置にそれぞれ、左右の係止部材12a,12bの径方向の摺動範囲を規制する略矩形状の通孔41a,41bが対向して設けられ、閉塞板17の周縁寄りには、一方の通孔の略側方位置にアーチ形状のイヤリング加工による掛止部42が設けられ、左右の矩形の通孔41a,41bに対して中心から略90度をなす位置に、コネクタ用通孔43が設けられている。 【0027】なお、左右の係止部材12a,12bは、その下面側を閉塞板17によって支持されてアダプタベース16の収納部20a,20bにそれぞれ収納されると共に、左右の係止部材12a,12bに設けられた解除突片15a,15bが左右の矩形の通孔41a,41bを通してアダプタ4の下面に突出した状態に配置され、付勢バネ35a,35bによってアダプタ4の径方向両外側に向けてそれぞれ付勢されているが、左右の係止部材12a,12bの下面に設けられた解除突片15a,15bの基端が左右の矩形の通孔41a及び通孔41bの各内側縁にそれぞれ当接して規制される。 【0028】これにより、常態において左係止部材12aの各係止爪13a,14aと右係止部材12bの各係止爪13b,14bとがアダプタベース16の周壁19に設けられた左右の爪出入口21a,21bからそれぞれ突出した状態で設けられ、左係止部材12aに設けた解除突片15aがアダプタ4の中心よりも右側に、かつ右係止部材12bに設けた解除突片15bがアダプタ4の中心よりも左側に配置されると共に、摺動方向(左右方向)に対向して配置され、アダプタ4の下面に露出される(図2乃至図4参照)。 【0029】また、左右の係止部材12a,12bは、付勢バネ35a,35bの付勢に抗して各収納部20,20b内をアダプタ4の径方向外側にそれぞれ摺動自在であり、右側の解除突片15aの基端が閉塞板17に設けられた矩形の通孔41aの外側縁に当接すると共に、左側の解除突片15bの基端が閉塞板17に設けられた矩形の通孔41bの外側縁に当接して規制される位置にあっては、左右の係止部材12a,12bの各係止爪13a,14a,13b,14bがアダプタベース16の周壁19に設けられた左右の爪出入口21a,21b内にそれぞれ没入する(図6参照)。 【0030】図7は、照明器具本体の要部断面図である。照明器具本体5は、図示しない光源が設けられ、図1に示すように、接続用コネクタ40及び接続コード44を経由した電源が光源に供給される。 【0031】図1に示すように、照明器具本体5の天板45の中央部には、アダプタ4を挿入するためのアダプタベース17の径よりも僅かに大きい円形の通孔46が開設され、図7に示すように、天板45の上面には通孔46の周縁に全周に亘ってカーリング部47が形成されている。なお、アダプタ4と係合する照明器具本体5の係止受部は、天板45の下面における円形の通孔46の周縁部全周により構成されている。 【0032】また、照明器具本体5の天板45の下面には、通孔46の側方にビス止めにより紐48の一端が取り付けられ、該紐48の先端に落下防止用のフック部49が設けられている。なお、フック部49はアダプタ4の下面に設けられた掛止部42に掛け止めることにより照明器具本体5の落下防止を目的とするものである。 【0033】照明器具は次のように取り付けられる。引掛シーリング2に対するアダプタ4の取り付け及び取り外しは、例えば、特開平8−111111号や特開平9−92020号に開示されている照明器具取付装置と同様であるので、説明を省く。なお、アダプタ4を引掛シーリング2に取り付けることにより、栓刃3,3を通じて電源用コネクタ39に対して電気的にも接続状態となる。 【0034】照明器具本体5のアダプタ4に対する取り付けは、次のように行う。図8は埋め込み型シーリングである場合の照明器具本体5の取付状態を示す要部断面図であり、図9は露出型シーリングである場合の照明器具本体5の取付状態を示す要部断面図である。図1に示すように照明器具本体5の天板45に設けた円形の通孔46にアダプタ4を一致させ、照明器具本体5を押し上げる。 【0035】照明器具本体5の円形の通孔46にアダプタ4を挿入するときに、アダプタ4の左右の下部係止爪14a,14bの下面に形成されたテーパ部27,27が照明器具本体5の通孔46の周縁部に当接してガイドされ、照明器具本体5の押し上げに伴って、テーパ部27,27が円形の通孔46の周縁で押圧され、アダプタ4の図4に示す付勢バネ35a,35bの付勢に抗して左右の係止部材12a,12bがアダプタ4の内方に摺動してそれぞれ収納部20a,20b内に後退し、左係止部材12aの上部係止爪13a及び下部係止爪14aと右係止部材12bの上部係止爪13b及び下部係止爪14bが爪出入口21a,21b内にそれぞれ没入し、照明器具本体5の通孔46にアダプタ4が挿入される。 【0036】照明器具本体5が、下部係止爪14a,14bの先端を越える位置まで押し上げられると同時に、アダプタ4の左右の係止部材12a,12bが付勢バネ35a,35bの復帰力によりそれぞれ径方向外側に押し出され、左係止部材12aの上部係止爪13a及び下部係止爪14aと、右係止部材12bの上部係止爪13b及び下部係止爪14bとがアダプタ4の左右の爪出入口21a,21bからそれぞれ突出され、左右の係止部材12a,12bの下部係止爪14a,14bの平坦な係止段部28,28上に照明器具本体5の円形の通孔46の周縁が支持され、アダプタ4に対して照明器具本体5が支持されて取り付けられる(図8参照)。 【0037】なお、器具本体5の円形の通孔46の周縁にカーリング部47が形成されていることにより、図6に示すように同時に通孔46の縁部に丸み部が形成され、照明器具本体5を押し上げる時に前記丸み部が下部係止爪14a,14bのテーパ部28,28と当接するので、取り付けがスムーズに行える。 【0038】照明器具本体5をアダプタ4に取り付けた後の電源接続は、照明器具本体5の接続用コネクタ40を閉塞板17に設けられたコネクタ用通孔43を通してアダプタ4の下面に露出して設けた電源用コネクタ39に差し込んで接続する。 【0039】また、照明器具本体5のフック部49をアダプタ4の下面に設けた掛止部42に引っ掛けて係止する。これにより、アダプタ4から照明器具本体5が不測に外れて落下するのを防止することができる。 【0040】照明器具本体5をアダプタ4から取り外す場合には、まず、フック部49を掛止部42から外す。次に、照明器具本体5の接続用コネクタ40を電源用コネクタ39から引き抜く。次いで、照明器具本体5を両手で支えたままの状態で、両手の親指を用い、アダプタ4の下面に露出して設けられた左右の解除突片15a,15bを矩形の通孔41a,41bに沿って径方向外側にそれぞれスライドさせると、左右の係止部材12a,12bが付勢バネ35a,35bをそれぞれ押し縮めて左右の収納部20a,20bの内部にそれぞれ後退し、左係止部材12aの上部係止爪13a及び下部係止爪14aが爪出入口21a内に没入すると共に、右係止部材12bの上部係止爪13b及び下部係止爪14bが爪出入口21b内に没入し、照明器具本体5の通孔46の周縁に対するアダプタ4に配設された左右の下部係止爪14a,14bの係合が外れて、器具本体5がアダプタ4から外れる。以上は、引掛シーリング2が埋込型である場合である。 【0041】また、引掛シーリング2が露出型の場合には、前述のように、照明器具本体5を図8に示すようなアダプタ4の左右の下部係止爪14a,14bの上面の係止段部28,28に照明器具本体5の円形の通孔46の周縁のカーリング部47が支持された状態とし、この状態から照明器具本体5をさらに押し上げて照明器具本体5を上昇させ、アダプタ4の左右の上部係止爪13a,13bのテーパ部25,25を通孔46の周縁で押圧し、再度、左圭司部材12aの上部係止爪13a及び下部係止爪14aと右係止部材12bの上部係止爪13b及び下部係止爪14bとを左右の爪出入口21a,21b内にそれぞれ没入させ、照明器具本体5を左右の上部係止爪13a,13bの先端を越える位置まで押し上げて、アダプタ4の左右の上部係止爪13a,13bの上面の平坦な係止段部26,26上に器具器具本体5の円形の通孔46の周縁を支持させる(図9参照)。 【0042】なお、左右の係止部材12a,12bの上部係止爪13a,13bの係止段部26,26及び下部係止爪14a,14bの係止段部28,28が共に平坦であって略円周状をなしているため、照明器具本体5を係合状態でアダプタ4の円周方向に摺動できるので、器具本体5を取付後も回動することができ、天井に合わせて照明器具の位置を任意に決めることができる。 【0043】以上に述べたように、照明器具本体5のアダプタ4からの取り外しに際し、照明器具本体5を両手で支えたままの状態で、両手の親指を用いて左右の解除突片15a,15bを径方向外側にスライドさせるだけで、左右の上部係止爪13a,13b及び下部係止爪14a,14bがアダプタ側面に没入して係合状態を解除できるので、取り外しのための解除操作が両手の親指を用いて楽に行うことができる。照明器具本体5を両手で支えたまま照明器具本体5を取り外せるので、安全に行える。 【0044】また、各係止部材12a,12bに各々設けた延長部材30a,30bを摺動方向の前後に互い違いとなるように配置した構成により、左右の係止部材12a,12bが摺動移動する場合に必要となる収納部分を確保できるので、アダプタ4の小型化が可能となる。 【0045】 【発明の効果】本発明の天井直付け照明器具取付装置によれば、左右の係止部材の後部に、その一側から後方に延長しさらに後端を中央に向けて張り出した延出部を形成し、各係止部材の延出部に、付勢ばねの付勢に抗して各係止爪をアダプタベースの両側部から没入した状態に移動させるための解除突片をそれぞれ形成し、左係止部材の解除突片をアダプタの中心よりも右側に、かつ右係止部材の解除突片をアダプタの中心よりも左側に配置すると共に、左右の係止部材の摺動方向に互いに対向すべく配置し、左右の係止部材の各解除突片をアダプタの下面にそれぞれ露出したので、照明器具本体のアダプタからの取り外しに際し、器具本体を両手で支えたままの状態で、両手の親指を用いて、左右の解除突片15a,15bを径方向外側にスライドさせるだけで、左右の上部係止爪及び下部係止爪をアダプタ側面に没入させて係合状態を解除できるので、取り外しのための解除操作が両手の親指を用いて楽に行うことができ、照明器具本体を両手で支えたまま取り外せるので、安全に取り外しが行える。 【0046】また、アダプタの下面に掛止部を設ける一方、照明器具本体に掛止部と係合する落下防止用のフック部を設けた構成としたので、照明器具本体のフック部をアダプタに設けた掛止部に引っ掛けて係止することにより、アダプタから照明器具本体が不測に外れて落下するのを防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391027332 【氏名又は名称】株式会社三ツ星電器製作所
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| 【出願日】 |
平成10年7月13日(1998.7.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082304 【弁理士】 【氏名又は名称】竹本 松司 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−30523(P2000−30523A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月28日(2000.1.28) |
| 【出願番号】 |
特願平10−212007 |
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