| 【発明の名称】 |
導光体及び点灯表示装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】澤 哲男
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| 【要約】 |
【課題】光源からの光の漏洩がない導光体及びそれを使用する点灯表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】導光体の屈曲部の外側湾曲面に反射体を設けた。光源からの光は屈曲面より外部に漏洩することがない。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも1つの屈曲部を有し、該屈曲部の外周面に反射体が形成されている導光体。 【請求項2】 上記導光体の材質はアクリル樹脂であることを特徴とする請求項1記載の導光体。 【請求項3】 光源と光源からの光をケーシングの窓に導くための導光体とを有し、該導光体は、少なくとも1つの屈曲部を有し、該屈曲部の外周には反射体が装着されていることを特徴とする点灯表示装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は電気機器に使用される点灯表示装置に関し、特に、光源からの光を表示部に導くために導光体及びそれを使用する点灯表示装置に関する。 【0002】 【従来の技術】電気機器のパネル、ケーシング、操作盤等には点灯表示装置又はランプ表示装置が設けられている。点灯表示装置は、ランプを点灯させることによって所定の機能、例えば、電源が入力されていること、録音又は録画中であること等を表示する。 【0003】図3を参照して従来の点灯表示装置の例を説明する。この点灯表示装置は、光源21と導光板11とを有し、光源21はプリント配線基板22に装着されており、導光板11は電気機器等のケーシング25等に装着されている。導光板11は、ケーシング25等の孔25Aを塞ぐように突起部11Bを有し、その先端が表示面11Aとなる。尚、導光板11は、透明又は半透明な材質よりなり、表示面11Aは乳白色等の着色がなされてよい。 【0004】光源21は、好ましくは、導光板11の表示面11Aに近接して配置される。一方、光源21は、通常、プリント配線基板22に略密着した状態で装着される。従って、図3Aの例のように、プリント配線基板22の位置をケーシング25に対して、比較的自由に選択することができる場合には、光源21を導光板11の表示面11Aに近接して配置することができるが、図3Bの例のように、プリント配線基板22の位置をケーシング25に対して自由に選択することができない場合には、光源21を導光板11の表示面11Aに近接して配置するためには、光源21に長いリード線21Aを使用しなければならない。 【0005】電気機器の設計においては、一般に、小型化等の理由から、プリント配線基板22の位置を自由に選択することができない場合が多い。一方、光源21は、同様な理由から、通常、プリント配線基板22に略密着した状態で装着される。従って、光源21は点灯表示装置の位置より離れた位置に配置されることが多い。次に説明する例は、光源21が点灯表示装置の表示部より離れて配置された場合である。 【0006】図4に示す点灯表示装置は実開平5−38527号に開示された例であり、光源21とそれを包囲するランプボックス27とを有する。光源21はプリント配線基板22に装着され、プリント配線基板22はケーシング25に装着されている。ランプボックス27はケーシング25に装着されており、胴体部27Bと先端の表示板27Aとを有する。 【0007】光源21の光軸は表示板27Aの光軸と平行だがそれより偏奇されている。しかしながら、ランプボックス27の胴体部27Bの内面には反射面28が設けられ、光源21からの光は反射面28を経由して、表示板27Aに導かれる。 【0008】図5に示す点灯表示装置は、プリント配線基板22に装着された光源21とケーシング25に支持された導光体12とを有する。導光体12は光源21とケーシング25に形成された孔25Aを結ぶように延在している。即ち、導光体12の一端12Bは光源21に近接して配置され、他端、即ち、表示面12Aはケーシング25の孔25Aより露出するように配置されている。 【0009】光源21の光軸と導光体12の表示面12Aの光軸は互いに直交しているが、導光体12は屈曲部12Cを有し、光源21からの光は導光体12の内部を伝播して先端の表示面12Aまで導かれる。 【0010】導光体12は、通常、透明な樹脂、例えば、アクリル樹脂を成形することによって形成される。 【0011】図6を参照して、導光体12を形成するアクリル樹脂の屈折率及び全反射を説明する。図6Aはアクリル樹脂内を伝播した光が空気中に放射された場合の光の経路を示す。アクリル樹脂の空気に対する相対的屈折率をn、界面に対する入射角をγ、出射角をiとすると、次の式が成り立つ。 【0012】 【数1】sini=n・sinγ【0013】相対的屈折率としてn=1.49、出射角iとして90度を代入すると、全反射が起きる入射角、即ち、臨界角γ=42.16度が求められる。 【0014】再び図5を参照する。点灯表示装置は、どのような方向からも、光源21からの光を見ることができることが好ましい。表示面12Aに垂直な光軸に沿った方向101、それより少し傾斜した方向102及び横方向103から、それぞれ見た場合について考察する。第1及び第2の方向101、102から見た場合には、光源21からの光を見ることができるが、第3の方向103から見た場合には、光源21からの光を見ることができない。 【0015】尚、第2の方向102より少し偏奇した第2aの方向102aから見た場合でも、光源21からの光を見ることはできない。第3の方向103から見た場合について説明する。先ず第3の方向103の光路を、点灯表示装置の表示面12Aから光源21方向に辿る。屈曲部の反射点P1における入射角は略31.23度であり臨界角より小さい。従って、この光路の光は全反射しない。図示のように、光源21からの光ではなく背後の像Aを見ることになる。 【0016】逆に第3の方向103を、光源21から表示面12A方向に辿る。同様に、屈曲部の反射点P2における入射角は略31.23度であり臨界角より小さい。従って、光源21からの光は、この屈曲部P2において、全反射することなく、導光体12より外部Bに放出される。 【0017】尚、第2aの方向102aから見ると、光源21からの光ではなく背後の像Cを見ることになる。 【0018】 【発明が解決しようとする課題】一般に、プリント配線基板に装着された光源21は、設計上の理由等により、点灯表示装置の表示面又は表示板より離れた位置に配置されることが多い。図4の例のように、光源21の光軸が点灯表示装置の表示板27Aの光軸と平行だがそれより偏奇されている場合、図5の例のように、光源21の光軸が点灯表示装置の表示板12Aの光軸に対して直交している場合等がある。しかしながら、いずれも、様々な角度又は方向より点灯表示装置を見ても光源からの光を見ることができることが好ましい。 【0019】本発明はこのような点に鑑み、様々な角度又は方向より見ても光源からの光を見ることができる点灯表示装置を提供することを目的とする。 【0020】本発明はこのような点に鑑み、様々な角度又は方向より見ても光源からの光を見ることができる導光体を使用した点灯表示装置を提供することを目的とする。 【0021】 【課題を解決するための手段】本発明によると、点灯表示装置は、光源と光源からの光をケーシングの窓に導くための導光体とを有し、、該導光体は、少なくとも1つの屈曲部を有し、該屈曲部の外周には反射体が装着されている。 【0022】光源からの光は、屈曲部にて反射体によって全反射するから、全て導光体を伝播して点灯表示装置の表示部に導かれる。従って、点灯表示装置の表示面をどのような方向又は角度より見ても光源からの光を見ることができる。 【0023】 【発明の実施の形態】図1に本発明による点灯表示装置の例を示す。本例の点灯表示装置は、プリント配線基板22に装着された光源21とケーシング25に支持された導光体12とを有する。導光体12の内端2Bは光源21に近接して配置され、外端、即ち、表示面12Aはケーシング25の孔25Aより露出するように配置されている。 【0024】導光体12の屈曲部12Cには、反射体14、即ち、反射膜、反射層又は反射板が装着されている。この反射体14は蒸着法等によって金属薄膜を形成することによって構成されてよいが、別個に製造した反射層又は反射板を装着してもよい。 【0025】導光体12は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の透明は樹脂を成形することによって形成されてよい。しかしながら、ガラス、石英等の樹脂以外の透明な材料が使用されてよい。尚、導光体12の外端の表示面12Aは赤、緑、赤又は緑と乳白色の混合色等によって着色されてよい。 【0026】導光体12は円形断面を有するが、円形以外の断面を有するように形成してもよい。また、光源21からの光を効率良く表示面12Aに導くために、導光体12の内端12Bは光源21の発光面の面積より小さい。 【0027】光源21からの光は、導光体12の外周面にて全反射しながら屈曲部12Cの外側の点P1、P2に伝播する。この屈曲部12Cの外側界面に伝播した光は臨界角より小さい角度の入射角にて界面に入射するが、反射体14によって全反射し表示面12Aに導かれる。屈曲部12Cの外側以外の光路を伝播した光は臨界角より大きい入射角にて界面に入射するから、界面にて全反射する。 【0028】こうして、本例によると、第2の方向102より少し偏奇した第2aの方向102aから見た場合も、横方向の第3の方向103から見た場合も、更に横の第3aの方向103aから見た場合も、光源21からの光を見ることができる。 【0029】図2を参照して、本発明による点灯表示装置の他の例を説明する。この例では、点灯表示装置は交流を直流に変換するための電源装置に使用されており、ケーシング25に支持された導光体12とプリント配線基板22に装着された光源21とを有する。導光体12の先端の表示面12Aはケーシング25の孔25A内に配置されている。この例では、表示面12Aは1次側(AC側)に配置され、光源21は2次側(DC側)に配置されている。表示面12Aの光軸と光源21の光軸は平行だが互いに偏奇している。従って、導光体12は2つの屈曲部12C、12Dを有する。 【0030】この例では、各屈曲部12C、12Dの外側部に反射膜、反射層又は反射板等の反射体14A、14Bが形成されている。光源21からの光のうち、屈曲部12C、12Dの外側界面に伝播した光は反射体14A、14Bにて全反射するから、導光体12の外周面より外部に放出されることなく、全ての光は導光体12内の光路より表示面12Aに導かれる。 【0031】従って、この例でも、点灯表示装置の表示面12Aをどのような方向又は角度より見ても、光源21からの光を見ることができる。こうして、本例によると、点灯表示装置の表示面と光源がかなり遠く離れていても導光体を経由して光を導くことができるから、点灯表示装置の設計の自由度が高くなる。また、導光体に複数の屈曲部を設けても、その外側屈曲面に反射体を設けて、光が漏洩することが防止されるので、光を効率良く使用することができる。 【0032】以上、本発明の実施の形態について詳細に説明してきたが、本発明は上述の例に限ることなく本発明の要旨を逸脱することなく他の種々の構成が採り得ることは当業者にとって容易に理解されよう。 【0033】 【発明の効果】本発明によると、導光体が屈曲部を有する場合であっても、屈曲部の外側屈曲外周面に反射体が設けられているから、屈曲部より光が漏洩することがない利点がある。 【0034】本発明によると、導光体が屈曲部を有する場合であっても、屈曲部に反射体が設けられているから、点灯表示装置の表示面をどの方向より見ても、光源からの光を見ることができる利点がある。 【0035】本発明によると、導光体が屈曲部を有する場合であっても、屈曲部に反射体が設けられているから、光源からの光を全て点灯表示装置の表示面まで導くことができ、光を有効に使用することができる利点がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002185 【氏名又は名称】ソニー株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年7月10日(1998.7.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080883 【弁理士】 【氏名又は名称】松隈 秀盛
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| 【公開番号】 |
特開2000−30517(P2000−30517A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月28日(2000.1.28) |
| 【出願番号】 |
特願平10−196053 |
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