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【発明の名称】 照明器具
【発明者】 【氏名】作左部真祐

【要約】 【課題】器具本体やカバーの施工状態に関わらず、モニターランプの視認性が低下することのない照明器具を提供する。

【解決手段】施工部1の凹部に埋め込まれた器具本体1と、器具本体1の前面を覆うカバー5と、器具本体1内に取り付けられ、カバー5に設けられたモニター孔51を介して外部から見えるようにしたモニターランプ4とを有してなる照明器具において、モニターランプ4を保持する保持部材7と保持部材7を器具本体1内の所定位置に支持する支持部材6とを備え、保持部材7には前記凹部の深さ方向に弾性を有する弾性手段71が設けられ、保持部材7はカバー5と支持部材6とにより弾性手段71の弾性を介して器具本体1内の所定位置に支持されるようにした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 施工部の凹部に埋め込まれた器具本体と、該器具本体の前面を覆うカバーと、前記器具本体内に取り付けられ、前記カバーに設けられたモニター孔を介して外部から見えるようにしたモニターランプとを有してなる照明器具において、前記モニターランプを保持する保持部材と該保持部材を前記器具本体内の所定位置に支持する支持部材とを備え、前記保持部材には前記凹部の深さ方向に弾性を有する弾性手段が設けられ、保持部材は前記カバーと支持部材とにより前記弾性手段の弾性を介して器具本体内の所定位置に支持されるようにしたことを特徴とする照明器具。
【請求項2】 前記保持部材を筒状に形成し、該筒内部に前記モニターランプを保持し、前記弾性手段を、保持部材の外周部に筒の軸方向に広がった形状の弾性体を設けることにより構成したことを特徴とする請求項1記載の照明器具。
【請求項3】 前記弾性手段をばねで構成し、該ばねの弾性により保持部材をカバー側へ押し付けるようにしたことを特徴とする請求項1記載の照明器具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁等の施工部の凹部に器具本体が埋め込まれ、前面をカバーで覆うとともに、モニターランプがカバーに設けられたモニター孔を介して外部から見えるようにした照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の照明器具、例えば、壁埋め込み型の避難口誘導灯等は、図5に示すように、施工部としての壁1の凹部に器具本体2が埋設されており、器具本体2に固定されたL字状の支持部材3には、蓄電池の残量等を示すモニターランプ4が取り付けられている。また、器具本体2の前面にはカバー5が取り付けられている。カバー5にはモニター孔51が形成されており、外部からこのモニター孔51を介してモニターランプ4が見えるようになっている。
【0003】ここで、モニターランプ4は、支持部材3により一定の高さ(位置)になるように取り付けられており、カバー5を設置したときにモニター孔51の近傍に位置するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述のような照明器具においては、カバー5の周縁部52が壁面11に当接されて取り付けられるので、施工時の壁面11の凹凸状態によっては、カバー5の取り付け状態が変動し、カバー5とモニターランプ4との距離Lが大きくなり、モニターランプ4がモニター孔51の高さから離れた位置になってしまうことがあり、この場合には、モニターランプ4が外部から見えにくく、視認性、デザイン性に影響を及ぼすという問題があった。
【0005】本発明は、上記の点に鑑みてなしたものであり、その目的とするところは、器具本体やカバーの施工状態にかかわらず、モニターランプの視認性が低下することのない照明器具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、施工部の凹部に埋め込まれた器具本体と、該器具本体の前面を覆うカバーと、前記器具本体内に取り付けられ、前記カバーに設けられたモニター孔を介して外部から見えるようにしたモニターランプとを有してなる照明器具において、前記モニターランプを保持する保持部材と該保持部材を前記器具本体内の所定位置に支持する支持部材とを備え、前記保持部材には前記凹部の深さ方向に弾性を有する弾性手段が設けられ、保持部材は前記カバーと支持部材とにより前記弾性手段の弾性を介して器具本体内の所定位置に支持されるようにしたことを特徴とするものである。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記保持部材を筒状に形成し、該筒内部に前記モニターランプを保持し、前記弾性手段を、保持部材の外周部に筒の軸方向に広がった形状の弾性体を設けることにより構成したことを特徴とするものである。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記弾性手段をばねで構成し、該ばねの弾性により保持部材をカバー側へ押し付けるようにしたことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例を図面に基づき説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る照明器具の概略構成を示す断面の模式図である。施工部としての壁1の凹部に器具本体2が埋設されている。器具本体2の凹部の所定位置に、支持部材としてのL字状の取付金具6が取り付けられている。取付金具6には、モニターランプ4を保持する保持部材7が設置される。
【0010】保持部材7は、図2に示すように、筒状体からなり、上部にモニターランプ4が取り付けられており、外周面には筒状体の軸方向に広がった形状で、軸方向に弾性を有する複数の弾性体71(弾性手段)が形成されている。
【0011】保持部材7の設置に際し、保持部材7を取付金具6に形成された保持部材7の挿通孔61に挿通させると、弾性体71の先端部72が取付金具6の設置面に当接された状態となる。この状態で、器具本体2の前面側からカバー5が被せられる。カバー5はその周縁部52が壁面11に当接されて取り付けられるようになっており、周縁部52が壁面11に当接された状態では、モニター孔51の周辺部内面により保持部材7の上面73が押圧されるようになっている。保持部材7の上面73がモニター孔51の周辺部内面で押されることにより、弾性体71が広がり、広がった弾性体71の弾性(元に戻ろうとする力)により、保持部材7、つまり、モニターランプ4は所定の位置(モニターランプ4がカバー5と同じ高さになる位置になるように、取付金具6の器具本体2への取り付け位置が設定されている)で保持されることになる。
【0012】本実施形態では、保持部材7は、施工時の壁面11の状態にかかわらず、常にカバー5のモニター孔51の周辺部内面に当接された状態で取付金具6により同じ位置に支持されることになり、モニターランプ4も常に同じ位置に設置されることになる。従って、モニターランプ4は常に、カバー5と同じ高さになる位置に設置されることになり、視認性を損なうことがなくなる。また、モニター孔51から光りが漏れることがなくなるとともに、デザイン性も向上する。
【0013】図3は本発明の第2の実施形態に係る照明器具の概略構成を示す断面の模式図である。本実施形態では、弾性手段として、板ばね81を使用している。モニターランプ4は保持部材8で保持され、保持部材8は器具本体2に取り付けられた支持部材3とカバー5のモニター孔51の周辺部内面との間で、板ばね81を介して支持されることになる。
【0014】本実施形態においても、上述の実施形態と同様に、モニターランプ4は常に、カバー5と同じ高さになる位置に設置されることになり、同様の効果を奏する。
【0015】図4は本発明の第3の実施形態に係る照明器具の概略構成を示す断面の模式図である。本実施形態では、弾性手段として、コイルばね91を使用し、モニターランプ4を保持する保持部材9をコイルばね91を介して支持部材3で支持している。
【0016】本実施形態においても、上述の実施形態と同様に、上述の実施形態と同様に、モニターランプ4は常に、カバー5と同じ高さになる位置に設置されることになり、同様の効果を奏する。
【0017】
【発明の効果】以上のように、請求項1乃至請求項3記載の発明によれば、施工部の凹部に埋め込まれた器具本体と、該器具本体の前面を覆うカバーと、前記器具本体内に取り付けられ、前記カバーに設けられたモニター孔を介して外部から見えるようにしたモニターランプとを有してなる照明器具において、前記モニターランプを保持する保持部材と該保持部材を前記器具本体内の所定位置に支持する支持部材とを備え、前記保持部材には前記凹部の深さ方向に弾性を有する弾性手段が設けられ、保持部材は前記カバーと支持部材とにより前記弾性手段の弾性を介して器具本体内の所定位置に支持されるようにしたので、施工時の壁面の状態にかかわらず、モニターランプは常にカバーと同じ高さになる位置に設置されることになり、視認性を損なうことがなくまた、モニター孔から光りが漏れることがなくなるとともに、デザイン性も向上する。
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【出願日】 平成10年6月24日(1998.6.24)
【代理人】 【識別番号】100111556
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 淳二 (外1名)
【公開番号】 特開2000−11747(P2000−11747A)
【公開日】 平成12年1月14日(2000.1.14)
【出願番号】 特願平10−177345