| 【発明の名称】 |
昇降機付照明器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】伊藤 雅輝
【氏名】柏原 強
【氏名】中野 琢也
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| 【要約】 |
【課題】鉛直方向に沿った照明器具のまっすぐな吊下げが可能で照明器具の昇降可能範囲が広く、コンパクトで安価な昇降機付照明器具を提供する。
【解決手段】照明器具10と、照明器具10をワイヤW1で昇降自在に吊り下げるリーラを内部に収納するとともに、そのリーラの近傍に配置され照明器具10からのコードC1を巻取りおよび巻出し自在に収納するコードリールを内部に収納する昇降機11と、照明器具10近傍のワイヤW1を挟みながら、コードC1を、この照明器具10側を少し弛ませて挟んで、コードC1およびワイヤW1に取り付けられ固定される調整具19とを備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 照明器具と、前記照明器具をワイヤで昇降自在に吊り下げるリーラと、前記リーラの近傍に配置され、前記照明器具からのコードを巻取りおよび巻出し自在に収納するコードリールと、前記照明器具側に設けられ、鉛直方向に対する前記照明器具の傾きを防止する傾き防止手段とを備えたことを特徴とする昇降機付照明器具。 【請求項2】 前記傾き防止手段は、前記照明器具の前記ワイヤおよびコードの引出し点近傍に設けられ、吊下げ状態における前記照明器具に対する鉛直方向の軸回りの位置ずれを修正することを特徴とする請求項1記載の昇降機付照明器具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、昇降自在に吊り下げられる昇降機付照明器具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、昇降自在に吊り下げられる昇降機付照明器具が種々市販されており、例えば、特開平9−288910号公報には、図11に示すように、照明器具80と、照明器具80の吊下げ用ワイヤW8およびその吊下げの中心となるワイヤW8の周囲に設けられた螺旋状のコードC8を有する昇降機81とにより構成されたものが開示されている。 【0003】また、図12に示すように、照明器具の吊下げ用で所定距離離間したワイヤW91,W92を2本有し、これら2本のワイヤW91,W92の中心に照明器具のコードC9が配置される昇降機91が提案されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】図11に示す昇降機81では、吊下げの中心となるワイヤW8の周囲に螺旋状のコードC8を配置することにより、鉛直方向に沿った照明器具80のまっすぐな吊下げが可能になっている。しかしながら、螺旋状のコードC8が照明器具80の上部と昇降機81の下部との間に配置されることから、螺旋状のコードC8自体に邪魔されて照明器具80を昇降機81の下部近傍まで上昇させることができず、照明器具80の昇降可能範囲が制限されていた。 【0005】一方、図12に示す昇降機91では、昇降機91の内部に照明器具からのコードC9の巻取りおよび巻出し用のコードリール95が設けられていることから、照明器具をコードC9に邪魔されることなく昇降機91の下部近傍まで上昇させることが可能となる。また、照明器具が所定距離離間した2本のワイヤW91,W92で吊り下げられ、これら2本のワイヤW91,W92の中心にコードC9が配置されているので、鉛直方向に沿った照明器具のまっすぐな吊下げが可能になる。しかしながら、図からも分るように昇降機91の機構が大きくなり、これに応じてコスト高となる問題がある。 【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、鉛直方向に沿った照明器具のまっすぐな吊下げが可能で照明器具の昇降可能範囲が広く、コンパクトで安価な昇降機付照明器具を提供することを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するための本発明は、照明器具と、前記照明器具をワイヤで昇降自在に吊り下げるリーラと、前記リーラの近傍に配置され、前記照明器具からのコードを巻取りおよび巻出し自在に収納するコードリールと、前記照明器具側に設けられ、鉛直方向に対する前記照明器具の傾きを防止する傾き防止手段とを備えたものである。 【0008】この構成では、照明器具が傾き防止手段によって鉛直方向に沿ってまっすぐ吊り下げられるようになる。また、リーラおよびコードリールによってそれぞれワイヤおよびコードが巻き取られるので、照明器具の昇降可能範囲が広くなる。さらに、リーラおよびコードリールがそれぞれ1個使用される構成によって、リーラおよびコードリールによりなる昇降機がコンパクトな構成となるとともにコストの低減が可能になる。 【0009】なお、前記傾き防止手段は、前記照明器具の前記ワイヤおよびコードの引出し点近傍に設けられ、吊下げ状態における前記照明器具に対する鉛直方向の軸回りの位置ずれを修正するものでもよい。この構成によれば、照明器具は、吊下げ時において、鉛直方向の軸回りの所望する位置に静止するようになる。 【0010】 【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態に係る昇降機付照明器具の斜視図、図2は昇降機の分解斜視図で、以下これらの図を用いて第1実施形態について説明する。 【0011】本昇降機付照明器具は、図1に示すように、パラボラ状のかさを有する照明器具10、この照明器具10を昇降可能に天井から吊り下げる昇降機11、および照明器具10の吊下げ状態調整用の調整具(傾き防止手段)19により構成されている。 【0012】昇降機11は、図2に示すように、外部電源から先行配線された電線(図示しない)と接続される引掛シーリング12aおよびこの両側に設けられたねじ部12bを有し天井に取り付けられる取付金具12と、各ねじ部12bに対応する袋ナットNによって取付金具12にねじ止めされるコ字状の昇降機本体13と、この昇降機本体13に固定ないし一体に形成され、照明器具10をワイヤW1で昇降自在に吊下げるリーラ14と、昇降機本体13に固定ないし一体に形成されてリーラ14の近傍に配置され、照明器具10に一端が接続されたコードC1を巻取りおよび巻出し自在に収納するコードリール15と、コードC1の他端側に相当するコードC2の他端に接続され、この他端を引掛シーリング12aに電気的に接続する接続器具16と、ワイヤW1およびコードC1挿通用の貫通孔TH1およびTH2がそれぞれ底部中央およびこの近傍に形成され、取付金具12に取り付けられた昇降機本体13、リーラ14、コードリール15および接続器具16を閉塞するカバー17とにより構成されている。なお、昇降機本体13には、各ねじ部12b挿通用の貫通孔13aが形成されている。 【0013】図3(a)および(b)はそれぞれ調整具19の取付け前後の斜視図で、この調整具19は、一端側(図では左側)を接触および離間自在に他端側が接続されたミラー対称形状の部材191,192により構成されている。これら部材191,192の一端側の接触面側にはそれぞれコードC1固定用の孔を構成する溝191a,192aが形成されている一方、他端側の接触面側にはそれぞれワイヤW1固定用の孔を構成する溝191b,192bが形成されている。 【0014】ここで、コードC1およびワイヤW1への調整具19の取付固定の手順と作用とについて、図4および図5をさらに用いて説明する。まず、調整具19を使用しなければ、コードC1がコードリール15によって常に上方に引張られていることから、図4に示すように、照明器具10がコードC1によって上方に引張られて2点鎖線の如く鉛直方向に対して若干傾いてしまう。 【0015】そこで、図3に示すように、溝191b,192bに照明器具10近傍のワイヤW1を挟みながら、溝191a,192aにコードC1を、この照明器具10側を少し弛ませて挟んで(図3(b))、調整具19をコードC1およびワイヤW1に取り付けて固定する。 【0016】これにより、図5に示すように、コードC1がコードリール15によって上方に引張られても、照明器具10側の弛みが2点鎖線のように少なくなるだけで、照明器具10は、コードC1によって上方に引張られることがなくなるので、鉛直方向に対してまっすぐ吊り下げられることとなる。 【0017】次に、本昇降機付照明器具の取付け手順について説明すると、まず、外部電源から先行配線された電線を引掛シーリング12aに接続し、この後、取付金具12を天井に取り付ける。 【0018】次いで、引掛シーリング12aに接続器具16を接続し、この後、昇降機本体13の各貫通孔13aにねじ部12bを挿通して、2個の袋ナットNを用いて昇降機本体13を取付金具12にねじ止めする。これにより、昇降機11が天井に取り付けられるとともに、コードC1およびワイヤW1を介して昇降機11から照明器具10が昇降可能に吊り下げられることになる。 【0019】次いで、カバー17を天井側に移動させて、取付金具12に取り付けられた昇降機本体13、リーラ14、コードリール15および接続器具16を閉塞する。 【0020】次いで、調整具19の溝191b,192bに照明器具10近傍のワイヤW1を挟みながら、溝191a,192aにコードC1を、この照明器具10側を少し弛ませて挟んで、調整具19をコードC1およびワイヤW1に取り付けて固定する。 【0021】以上、第1実施形態によれば、調整具19により鉛直方向に沿った照明器具10のまっすぐな吊下げが可能になる。 【0022】また、昇降機11内に巻き取られるコードC1およびワイヤW1を介して、照明器具10が天井から吊り下げられるので、照明器具10の広い昇降可能範囲の実現が可能となる。 【0023】さらに、リーラ14およびコードリール15をそれぞれ1個使用する構成により、昇降機11をコンパクトに構成することが可能になるとともに、昇降機付照明器具のコスト低減が可能になる。 【0024】図6は本発明の第2実施形態に係る昇降機付照明器具の斜視図、図7(a)および(b)はそれぞれ第2実施形態の調整具の取付け前後の斜視図で、以下これらの図を用いて第2実施形態について説明する。 【0025】この昇降機付照明器具は、図6に示すように、第1実施形態と同様に昇降機11を備えている他、鉛直方向の軸回りに対して対称形状でない箱状のかさを有する照明器具20および第1実施形態の調整具19とは異なる形状の調整具(傾き防止手段)29を備えている。 【0026】この調整具29は、図7に示すように、鉛直方向に亘ってV字カットされた円柱状の調整具本体291およびこの調整具本体291の上面に一体に形成された突起部292により構成されている。調整具本体291は、鉛直方向に沿った溝291aを中心に有するとともに、照明器具20の上端中央に形成された孔20a周縁への嵌入用の溝291bを側面に有している。 【0027】このように構成された調整具29は、孔20a周縁への溝291bの嵌入によって照明器具20の上端中央に予め取り付けられており、ワイヤW1およびコードC1の引出し点としての溝291aおよびV字カットされた部分にそれぞれワイヤW1およびコードC1が挿通されている。また、照明器具20に取り付けられた調整具29は、鉛直方向の軸周りに回転可能になっている。 【0028】ここで、調整具29の調整方法および作用について、図8〜図10をさらに用いて説明すると、照明器具20は、調整具29の調整前、図8に示すように、昇降機11の軸A1に対して照明器具20の軸A2が角度αをなして吊り下げられ静止する場合がある。 【0029】このとき、例えば軸A1と軸A2とを揃えて照明器具20を吊り下げたい場合には、図9(b)に示すように調整具29の突起部292を指で回して軸A1と軸A2とを揃えれば、図10に示すように軸A1と軸A2とを揃えた状態で照明器具20を吊り下げることが可能になる。 【0030】以上、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、照明器具20の広い昇降可能範囲の実現、昇降機11のコンパクト構成および昇降機付照明器具のコスト低減が可能になる他、調整具29によって照明器具20がほぼ1点で吊り下げられるので、照明器具20の鉛直方向に沿ったまっすぐな吊下げが可能になる。 【0031】また、照明器具20を、吊下げ時において、鉛直方向の軸回りの所望する位置に静止させることが可能になる(照明器具のねじれ矯正効果)。 【0032】なお、上記第1および第2実施形態では、それぞれパラボラ状および箱状のかさを有する照明器具が使用される構成になっているが、別の所望形状のかさを有する照明器具を使用する構成でもよいことはいうまでもない。 【0033】また、上記第1および第2実施形態では、袋ナットNが使用される構成になっているが、通常のナットを使用する構成でもよい。 【0034】 【発明の効果】以上のことから明らかなように、請求項1記載の発明によれば、鉛直方向に沿った照明器具のまっすぐな吊下げが可能になる。また、照明器具の広い昇降可能範囲の実現が可能になる。さらに、リーラおよびコードリールによりなる昇降機をコンパクトに構成することが可能になるとともにコストの低減が可能となる。 【0035】請求項2記載の発明によれば、照明器具を、吊下げ時において、鉛直方向の軸回りの所望する位置に静止させることが可能になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社 【識別番号】392000567 【氏名又は名称】朝日ナショナル照明株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年6月19日(1998.6.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100087767 【弁理士】 【氏名又は名称】西川 惠清 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−11743(P2000−11743A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月14日(2000.1.14) |
| 【出願番号】 |
特願平10−173042 |
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