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【発明の名称】 照明器具のガード取付構造
【発明者】 【氏名】作左部 真祐

【要約】 【課題】ツマミネジ以外でガードが脱落するのを防止するように固着することができる照明器具のガード取付構造を提供することにある。

【解決手段】取付金具(3)が壁(8)に取り付け固定されて、この取付金具(3)の手前側に照明器具の背面側が向けられて、この照明器具が同取付金具(3)に取り付けられるとともに、上記照明器具を保護するガード(1)を同取付金具(3)の両端に固着させてなる照明器具のガード取付構造であって、上記取付金具(3)の両端にそれぞれ係合凹部(2)を形成するとともに、この係合凹部(2)に上記ガード(1)の端部(4)を係合固着させる抜止部(5)を形成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 取付金具が壁に取り付け固定されて、この取付金具の手前側に照明器具の背面側が向けられて、この照明器具が同取付金具に取り付けられるとともに、上記照明器具を保護するガードを同取付金具の両端に固着させてなる照明器具のガード取付構造であって、上記取付金具の両端にそれぞれ係合凹部を形成するとともに、この係合凹部に上記ガードの端部を係合固着させる抜止部を形成したことを特徴とする照明器具のガード取付構造。
【請求項2】 上記抜止部が、上記係合凹部の一部を切り起こした切起片であることを特徴とする請求項1記載の照明器具のガード取付構造。
【請求項3】 上記抜止部が、上記係合凹部の一部を鍵形に切り欠いて形成された切欠片であることを特徴とする請求項1記載の照明器具のガード取付構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明器具のガード取付構造に関し、具体的には、照明器具を保護するのに用いられるガードを取り付けるのに有用な照明器具のガード取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の照明器具のガード取付構造としては、図7に示すごとく、取付金具(3)が壁(8)に取り付け固定されて、この取付金具(3)の手前側に照明器具(9)の背面側が向けられて、この照明器具(9)が同取付金具(3)に取り付けられるとともに、上記照明器具(9)を保護するガード(1)の端部(4)を同取付金具(3)の両端にそれぞれ嵌合させてから、ツマミネジ(10)にて同ガード(1)が脱落するのを防止するように固着させてなるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような照明器具のガード取付構造においては、ツマミネジ(10)が突出しているために、このツマミネジ(10)には外部からの衝撃を受けやすく、同ツマミネジ(10)の損傷が多いものであった。その上、ツマミネジ(10)のみでガード(1)が脱落するのを防止するように固着されて支持されているものであるために、ツマミネジ(10)に外部からの衝撃を受けると、上述のように同ツマミネジ(10)の損傷が多く、結果として、ガード(1)としてもその衝撃の影響を受け、ガード(1)が脱落する恐れもあるものであった。
【0004】本発明は、上述の事実に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ツマミネジ以外でガードが脱落するのを防止するように固着することができる照明器具のガード取付構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る照明器具のガード取付構造は、取付金具(3)が壁(8)に取り付け固定されて、この取付金具(3)の手前側に照明器具の背面側が向けられて、この照明器具が同取付金具(3)に取り付けられるとともに、上記照明器具を保護するガード(1)を同取付金具(3)の両端に固着させてなる照明器具のガード取付構造であって、上記取付金具(3)の両端にそれぞれ係合凹部(2)を形成するとともに、この係合凹部(2)に上記ガード(1)の端部(4)を係合固着させる抜止部(5)を形成したことを特徴とする。
【0006】本発明の請求項2に係る照明器具のガード取付構造は、上記抜止部(5)が、上記係合凹部(2)の一部を切り起こした切起片(6)であることを特徴とする。
【0007】本発明の請求項3に係る照明器具のガード取付構造は、上記抜止部(5)が、上記係合凹部(2)の一部を鍵形に切り欠いて形成された切欠片(7)であることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態として示された図面に基づいて詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明の第1の実施形態に係る照明器具のガード取付構造を示した概略図である。図2の(a)ないし(c)は、いずれも図1以外の本発明の他の実施形態に係る照明器具のガード取付構造を示した要部のみの概略図である。図3は、本発明の第2の実施形態に係る照明器具のガード取付構造を示した概略図である。図4は、本発明の第3の実施形態に係る照明器具のガード取付構造を示した概略図である。図5の(a)は、図4の照明器具のガード取付構造を示した要部の概略図であり、図5の(b)は、図4の照明器具のガード取付構造において、ガードが係合する際の様子を示した概略図である。図6は、本発明の照明器具のガード取付構造に用いられる一実施形態に係るガードを示した斜視図である。
【0010】本発明の照明器具のガード取付構造は、図1ないし図6に示すごとく、取付金具(3)が壁(8)に取り付け固定されて、この取付金具(3)の手前側に照明器具の背面側が向けられて、この照明器具が同取付金具(3)に取り付けられるとともに、上記照明器具を保護するガード(1)を同取付金具(3)の両端に固着させてなる照明器具のガード取付構造であって、上記取付金具(3)の両端にそれぞれ係合凹部(2)を形成するとともに、この係合凹部(2)に上記ガード(1)の端部(4)を係合固着させる抜止部(5)を形成しているものである。
【0011】上記取付金具(3)は、図1ないし図5に示すごとく、住宅、建物のような躯体などの壁(8)に取り付け固定されるものである。この取付金具(3)のサイズは、取り付けられる照明器具に応じて自由自在に設定されるものである。この取付金具(3)としては、例えば、鉄、ステンレスなどといった通常使用されている金属製のものでかまわないものである。この取付金具(3)の手前側に照明器具の背面側が向けられて、同照明器具が同取付金具(3)に取り付けられるものである。
【0012】なお、上記取付金具(3)の壁(8)への取り付け固定としては、接着など様々な方法が採られるものであるが、例えば、図3および図4に示すごとく、ツマミネジ(10)にて取付金具(3)の手前側から取付穴(11)に嵌めて固定すれば良いものである。そして、このツマミネジ(10)としては、単に取付金具(3)を壁(8)に取り付け固定するためのものであり、しかも、照明器具が取り付けられると、外観上で隠れるものであり、従来のようなガード(1)が脱落するのを防止するように固着させたツマミネジ(10)とは、機能的な点を含めて全く異なるものである。
【0013】上記ガード(1)は、上記照明器具を保護しているものであって、図1ないし図5に示すごとく、上記取付金具(3)の両端に固着させてなっているものである。このガード(1)の形状は、例えば、図6に示すごとき角形で網状のものであるが、照明器具の形状に応じて、その他の形状をとってもかまわないものである。このガード(1)のサイズは、取付金具(3)の場合と同様に、取り付けられる照明器具に応じて自由自在に設定されるものである。このガード(1)としては、例えば、樹脂製のものであってもかまわないし、鉄、ステンレスなどといった通常使用されている金属製のものでかまわないものである。
【0014】上記係合凹部(2)は、図1ないし図5に示すごとく、上記取付金具(3)の両端にそれぞれ形成されているものである。この係合凹部(2)のサイズや形状は、取り付けられる照明器具の大きさや重量などに応じて、自由自在に設定されるものである。
【0015】本発明では、この係合凹部(2)に上記ガード(1)の端部(4)を係合固着させる抜止部(5)を形成しているものである。この抜止部(5)の形態としては、ガード(1)の端部(4)を係合固着させることができ、同ガード(1)の端部(4)が抜けて外れることがないようにすることができるものであれば、特に制限されるものではないものである。
【0016】本発明は、このような構成をとることによって、係合凹部(2)に形成されたガード(1)の端部(4)を係合固着させる抜止部(5)にて、確実にこの係合固着の状態を維持させながら、取付金具(3)が壁(8)に取り付け固定され、照明器具が同取付金具(3)に取り付けられるものである。しかも、外部からの衝撃を受けるとしても、従来のように外部に一部だけ突出した部分がなくて、損傷を従来のように受けることがないものである。また、仮に、ガード(1)に外部からの衝撃を受けたとしても、抜止部(5)にてガード(1)の端部(4)が抜けて外れるのを防止され、結果として、ガード(1)の端部(4)は係合固着の状態を強固に維持されるものとなる。
【0017】すなわち、本発明は、ツマミネジ以外でガード(1)が脱落するのを防止するように固着することができるものである。
【0018】特に、図1および図2の(a)、(b)、(c)に示すごとく、上記抜止部(5)が、上記係合凹部(2)の一部を切り起こした切起片(6)であると、この切起片(6)にてガード(1)の端部(4)を係合固着させたまま、より一層確実にこの係合固着の状態を維持させることができるものである。しかも、外部からの衝撃を受けるとしても、従来のように外部に一部だけ突出した部分がなくて、損傷を従来のように受けることがなく、仮に、ガード(1)に外部からの衝撃を受けたとしても、切起片(6)にて反力が働き、結果として、ガード(1)の端部(4)としては係合固着の状態をより一層強固に維持されるものとなる。すなわち、ツマミネジ以外でガード(1)が脱落するのを防止するようにより一層確実に固着することができるものである。
【0019】上記切起片(6)としては、様々な形態に形成することができるものであり、例えば、図1に示すごとく、取付金具(3)の側方方向に係合凹部(2)の端部を切り起こしたものであってもかまわないし、図2の(b)に示すごとく、同じく取付金具(3)の側方方向であるが、係合凹部(2)の中腹部を切り起こしたものであってもかまわないものである。
【0020】その他にも、図2の(a)に示すごとく、取付金具(3)の上下方向に係合凹部(2)の端部を切り起こしたものであってもかまわないし、図2の(c)に示すごとく、同じく取付金具(3)の上下方向であるが、係合凹部(2)の中腹部を切り起こしたものであってもかまわないものである。
【0021】また、図3、図4および図5の(a)、(b)に示すごとく、上記抜止部(5)が、上記係合凹部(2)の一部を鍵形に切り欠いて形成された切欠片(7)であると、この切欠片(7)にガード(1)の端部(4)を納めて係合固着させたまま、より一層確実にこの係合固着の状態を維持させることができるものである。しかも、外部からの衝撃を受けるとしても、従来のように外部に一部だけ突出した部分がなくて、損傷を従来のように受けることがなく、仮に、ガード(1)に外部からの衝撃を受けたとしても、切欠片(7)にて反力が働き、結果として、ガード(1)の端部(4)としては係合固着の状態をより一層強固に維持されるものとなる。すなわち、ツマミネジ以外でガード(1)が脱落するのを防止するようにより一層確実に固着することができるものである。
【0022】上記切欠片(7)としては、様々な形態に形成することができるものであり、例えば、図3の矢印に示すごとく、取付金具(3)の中程に向かってガード(1)の端部(4)を納めることができるように、係合凹部(2)の端部を鍵形に切り欠いて形成されたものであってもかまわないし、図4の矢印に示すごとく、取付金具(3)の外方に向かってガード(1)の端部(4)を納めることができるように、係合凹部(2)の端部を鍵形に切り欠いて形成されたものであってもかまわないものである。
【0023】上記切欠片(7)にガード(1)の端部(4)を納めて係合固着させる際、ガード(1)の端部(4)を同ガード(1)の内方へたわませて、切欠片(7)に図5の(b)の矢印に示すごとく、ガード(1)の端部(4)を差し込み、図5の(a)に示すごとく、係合固着を完結させるものである。
【0024】本発明の照明器具のガード取付構造によると、図1ないし図6に示すごとく、取付金具(3)が壁(8)に取り付け固定されて、この取付金具(3)の手前側に照明器具の背面側が向けられて、この照明器具が同取付金具(3)に取り付けられるとともに、上記照明器具を保護するガード(1)を同取付金具(3)の両端に固着させてなる照明器具のガード取付構造であって、上記取付金具(3)の両端にそれぞれ係合凹部(2)を形成するとともに、この係合凹部(2)に上記ガード(1)の端部(4)を係合固着させる抜止部(5)を形成したので、係合凹部(2)に形成されたガード(1)の端部(4)を係合固着させる抜止部(5)にて、確実にこの係合固着の状態を維持させながら、取付金具(3)が壁(8)に取り付け固定され、照明器具が同取付金具(3)に取り付けられるものである。しかも、外部からの衝撃を受けるとしても、従来のように外部に一部だけ突出した部分がなくて、損傷を従来のように受けることがないものである。また、仮に、ガード(1)に外部からの衝撃を受けたとしても、抜止部(5)にてガード(1)の端部(4)が抜けて外れるのを防止され、結果として、ガード(1)の端部(4)は係合固着の状態を強固に維持されるものとなる。
【0025】すなわち、本発明は、ツマミネジ以外でガード(1)が脱落するのを防止するように固着することができるものである。
【0026】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る照明器具のガード取付構造によると、係合凹部(2)に形成されたガード(1)の端部(4)を係合固着させる抜止部(5)にて、確実にこの係合固着の状態を維持させながら、取付金具(3)が壁(8)に取り付け固定され、照明器具が同取付金具(3)に取り付けられるものである。しかも、外部からの衝撃を受けるとしても、従来のように外部に一部だけ突出した部分がなくて、損傷を従来のように受けることがないものである。また、仮に、ガード(1)に外部からの衝撃を受けたとしても、抜止部(5)にてガード(1)の端部(4)が抜けて外れるのを防止され、結果として、ガード(1)の端部(4)は係合固着の状態を強固に維持されるものとなる。
【0027】すなわち、本発明は、ツマミネジ以外でガード(1)が脱落するのを防止するように固着することができるものである。
【0028】本発明の請求項2に係る照明器具のガード取付構造によると、請求項1記載の場合に加えて、この切起片(6)にてガード(1)の端部(4)を係合固着させたまま、より一層確実にこの係合固着の状態を維持させることができるものである。しかも、外部からの衝撃を受けるとしても、従来のように外部に一部だけ突出した部分がなくて、損傷を従来のように受けることがなく、仮に、ガード(1)に外部からの衝撃を受けたとしても、切起片(6)にて反力が働き、結果として、ガード(1)の端部(4)としては係合固着の状態をより一層強固に維持されるものとなる。すなわち、ツマミネジ以外でガード(1)が脱落するのを防止するようにより一層確実に固着することができるものである。
【0029】本発明の請求項3に係る照明器具のガード取付構造によると、請求項1記載の場合に加えて、この切欠片(7)にガード(1)の端部(4)を納めて係合固着させたまま、より一層確実にこの係合固着の状態を維持させることができるものである。しかも、外部からの衝撃を受けるとしても、従来のように外部に一部だけ突出した部分がなくて、損傷を従来のように受けることがなく、仮に、ガード(1)に外部からの衝撃を受けたとしても、切欠片(7)にて反力が働き、結果として、ガード(1)の端部(4)としては係合固着の状態をより一層強固に維持されるものとなる。すなわち、ツマミネジ以外でガード(1)が脱落するのを防止するようにより一層確実に固着することができるものである。
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【出願日】 平成10年6月25日(1998.6.25)
【代理人】 【識別番号】100111556
【弁理士】
【氏名又は名称】安藤 淳二 (外1名)
【公開番号】 特開2000−11732(P2000−11732A)
【公開日】 平成12年1月14日(2000.1.14)
【出願番号】 特願平10−178459