| 【発明の名称】 |
面光源装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】平信 淳
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| 【要約】 |
【課題】導光板の入射端面に対向させて配置する線光源を含めた実装スペースを小さくし、しかも、導光板前面の表示パネルの画面領域に対応する領域全体から前記表示パネルに向けて照明光を出射することができる、サイドライト型の面光源装置を提供する。
【解決手段】導光板20の入射端面20aを表示パネルの画面領域に対応する領域A′の幅よりも短い長さに形成し、この入射端面22aに対向させて、光放射領域31aの長さが前記導光板20の入射端面20aの長さと同程度の線光源30を配置するとともに、前記導光板20のコーナー部に、前記入射端面20aから入射した光のうちの前記コーナー部に向かう光を前記入射端面20aからの入射光の広がり範囲の外側の領域Dに向けて反射させる反射面22を形成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】光の透過を制御して表示する透過型表示パネルの背面に対向させて配置される面光源装置において、前記表示パネルの画面領域よりも大きい面積を有し、少なくとも1つの端面を入射端面とし、前記表示パネルの背面に対向する前面を前記入射端面から入射した光の出射面とするとともに、前記入射端面を、前記表示パネルの画面領域に対応する領域の幅よりも短い長さに形成し、少なくとも1つのコーナー部に、前記入射端面から入射した光のうちの前記コーナー部に向かう光を前記入射端面からの入射光の広がり範囲の外側の領域に向けて反射させる反射面を形成した導光板と、前記導光板の前記入射端面の長さと同程度の長さの光放射領域をもち、その光放射領域を前記導光板の前記入射端面に対向させて前記入射端面とほぼ平行に配置された線光源とを備えたことを特徴とする面光源装置。 【請求項2】前記導光板の前記コーナー部に形成された前記反射面は、前記導光板の入射端面の法線に対して所定の傾き角をもった斜面であることを特徴とする請求項1に記載の面光源装置。 【請求項3】前記導光板の1つの端面が入射端面となっており、前記導光板の前記入射端面以外の端面のうち少なくとも前記入射端面とは反対側の端面に反射膜が設けられ、前記入射端面側のコーナー部に、前記入射端面から入射し前記反対側の端面の前記反射膜で反射された光のうちの前記コーナー部に向かう光を前記入射端面からの入射光の広がり範囲の外側の領域に向けて反射させる反射面が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の面光源装置。 【請求項4】前記導光板の1つの端面が入射端面となっており、この導光板の前記入射端面とは反対側のコーナー部に、前記入射端面から入射した光のうちの前記コーナー部に向かう光を前記入射端面からの入射光の広がり範囲の外側の領域に向けて反射させる反射面が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の面光源装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、光の透過を制御して表示する透過型表示パネルの背面に対向させて配置される面光源装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】液晶表示パネル等のような光の透過を制御して表示する透過型表示パネルの背面に対向させて配置される面光源装置として、サイドライト型と呼ばれるものがある。 【0003】図4は従来のサイドライト型面光源装置の正面図、図5は図4の V−V 線に沿う断面図であり、この面光源装置は、図5に示したように、例えば液晶表示パネル等のような光の透過を制御して表示する透過型表示パネル1の背面に対向させて配置される。 【0004】この面光源装置は、前記表示パネル1の画面領域1aよりも若干大きい面積を有し、1つの端面を入射端面10aとするとともに、前記表示パネル1の背面に対向する前面を、前記入射端面10aから入射した光の出射面10bとした導光板10と、前記導光板10の入射端面10aに対向させて前記入射端面10aとほぼ平行に配置された線光源11とにより構成されている。 【0005】前記導光板10には、アクリル系樹脂板等からなる平面矩形状の透明板が用いられており、この導光板10の前記入射端面10aは、導光板10内に表示パネル1の画面領域1aに対応する領域(図4に二点鎖線で囲んで示した領域、以下、画面対応領域という)Aの幅よりも広い幅にわたって光を取り込んで前記画面対応領域Aの全域から前記表示パネル1に向けて照明光を出射するために、導光板10の幅と同じ長さに形成されている。 【0006】なお、この導光板10の前面の出射面10bは平坦面とされ、背面10cは、前記入射端面10aから他端側に向かって前記出射面10bに対する距離が小さくなるように傾斜する傾斜面とされている。 【0007】また、前記線光源11には、一般に、直管状の蛍光ランプ12が用いられており、従来の面光源装置では、前記導光板10にその入射端面10aから前記画面対応領域Aの幅よりも広い幅にわたって光を入射させるため、前記蛍光ランプ12として、その両端の口金13,13間の光放射領域12aの長さが前記導光板10の画面対応領域Aの幅より長いサイズのものを用いている。 【0008】この蛍光ランプ12は、その両端の口金13を、前記導光板10の入射端面10aの両端の近傍に図示しないフレームに支持させて配置した一対のソケット14に装着することにより、この蛍光ランプ12の光放射領域12aを前記導光板10の入射端面10aに対向させて、前記入射端面10aとほぼ平行に配置されている。なお、前記ソケット14は、リード線15を介して図示しないランプ駆動手段に接続されている。 【0009】また、前記蛍光ランプ12の配置部には、この蛍光ランプ12からの放射光を前記導光板10の入射端面10aに向けて反射するリフレクタ16が設けられている。 【0010】このリフレクタ16は、前記蛍光ランプ12の光放射領域12aよりも若干長い、断面がほぼU字形状の反射板からなっており、前記蛍光ランプ12の光放射領域12aを前記導光板10とは反対側から囲んで配置され、その開放縁部により前記導光板10の入射端面10a側の縁部を導光板10の両面10b,10cから挟持している。 【0011】この面光源装置は、前記線光源11からの光を前記導光板10で導いてこの導光板10の前面の出射面10bから出射するものであり、前記線光源11からの光は、導光板10にその入射端面10aから取り込まれる。 【0012】そして、前記入射端面10aから導光板10に入射した光は、図4に矢線で示したように、導光板前面の出射面10bと外気(空気)との界面および導光板背面10cと外気との界面で全反射を繰り返して導光板10内を導かれ、その過程で前記出射面10bと外気との界面に対して全反射臨界角より小さい(垂直に近い)入射角で入射して、この出射面10bのほぼ全域から表示パネル1に向かって出射する。 【0013】なお、図4および図5に示した面光源装置は、1つの端面を入射端面10aとした導光板10を用いたものであるが、サイドライト型の面光源装置には、互いに対向する2つの端面をそれぞれ入射端面とした導光板を用い、この導光板の両方の入射端面にそれぞれ対向させて線光源を配置したものもある。 【0014】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の面光源装置は、導光板10の入射端面10aを前記導光板10の幅と同じ長さに形成し、線光源11として、光放射領域12aの長さが前記導光板10の画面対応領域Aの幅より長いサイズの蛍光ランプ12を用いたものであるため、前記線光源11の両端部(蛍光ランプ12の両端の口金13)が導光板10の外側に突出する。 【0015】そのため、従来の面光源装置を電子機器等に実装するには、その実装スペースを、両端部が導光板10の外側に突出する線光源11の長さを基準として、導光板10の幅寸法より充分大きくとる必要がある。 【0016】これは、特に、携帯型電話機、電子手帳、携帯型コンピュータ、携帯型テレビジョン受像機等の小型電子機器において問題となっており、この種の小型電子機器では、限られた大きさの機器ケース内に表示パネルと面光源装置およびその他の部品を実装しなければならないため、前記面光源装置の実装に大きなスペースを必要とする分だけ他の部品の実装スペースが制約される。 【0017】この発明は、導光板の入射端面に対向させて配置する線光源を含めた実装スペースを小さくし、しかも、導光板前面の表示パネルの画面領域に対応する領域全体から前記表示パネルに向けて照明光を出射することができる、サイドライト型の面光源装置を提供することを目的としたものである。 【0018】 【課題を解決するための手段】この発明は、光の透過を制御して表示する透過型表示パネルの背面に対向させて配置される面光源装置において、前記表示パネルの画面領域よりも大きい面積を有し、少なくとも1つの端面を入射端面とし、前記表示パネルの背面に対向する前面を前記入射端面から入射した光の出射面とするとともに、前記入射端面を、前記表示パネルの画面領域に対応する領域の幅よりも短い長さに形成し、少なくとも1つのコーナー部に、前記入射端面から入射した光のうちの前記コーナー部に向かう光を前記入射端面からの入射光の広がり範囲の外側の領域に向けて反射させる反射面を形成した導光板と、前記導光板の前記入射端面の長さと同程度の長さの光放射領域をもち、その光放射領域を前記導光板の前記入射端面に対向させて前記入射端面とほぼ平行に配置された線光源とを備えたことを特徴とするものである。 【0019】この面光源装置は、前記導光板の入射端面を前記表示パネルの画面領域に対応する領域の幅よりも短い長さに形成し、この入射端面に対向させて、光放射領域の長さが前記導光板の入射端面の長さと同程度の線光源を配置したものであるため、前記線光源を含めた面光源装置の実装スペースを小さくすることができる。 【0020】しかも、この面光源装置は、前記導光板の入射端面の長さが前記表示パネルの画面領域に対応する領域の幅よりも短いため、この導光板に前記入射端面から入射する光の取り込み幅が前記表示パネルの画面領域に対応する領域の幅よりも小さいが、前記導光板の少なくとも1つのコーナー部に、前記入射端面から入射した光のうちの前記コーナー部に向かう光を前記入射端面からの入射光の広がり範囲の外側の領域に向けて反射させる反射面を形成しているため、前記入射光の広がり範囲の外側の領域である導光板の側縁部付近の領域にも光を行き渡らせて、前記表示パネルの画面領域に対応する領域の全域から前記表示パネルに向けて照明光を出射することができる。 【0021】 【発明の実施の形態】この発明の面光源装置は、上記のように、導光板の入射端面を表示パネルの画面領域に対応する領域の幅よりも短い長さに形成し、この入射端面に対向させて、光放射領域の長さが前記導光板の入射端面の長さと同程度の線光源を配置することにより、前記線光源を含めた面光源装置の実装スペースを小さくするとともに、前記導光板の少なくとも1つのコーナー部に、前記入射端面から入射した光のうちの前記コーナー部に向かう光を前記入射端面からの入射光の広がり範囲の外側の領域に向けて反射させる反射面を形成することにより、前記入射端面からの入射光の広がり範囲の外側の領域である導光板の側縁部付近の領域にも光を行き渡らせて、前記表示パネルの画面領域に対応する領域の全域から前記表示パネルに向けて照明光を出射することができるようにしたものである。 【0022】この発明の面光源装置において、前記導光板のコーナー部に形成する前記反射面は、前記導光板の入射端面の法線に対して所定の傾き角をもった斜面であるのが好ましく、前記反射面をこのような所定の傾き角をもった斜面とすることにより、その傾き角に応じた方向に光を反射させ、前記入射端面からの入射光の広がり範囲の外側の領域である導光板の側縁部付近の領域に確実に光を行き渡らせて、前記表示パネルの画面領域に対応する領域の全域から前記表示パネルに向けて照明光を出射することができる。 【0023】また、この面光源装置において、例えば前記導光板の1つの端面を入射端面とする場合、前記導光板の前記入射端面以外の端面のうち少なくとも前記入射端面とは反対側の端面に反射膜を設け、前記入射端面側のコーナー部に、前記入射端面から入射し前記反対側の端面の前記反射膜で反射された光のうちの前記コーナー部に向かう光を前記入射端面からの入射光の広がり範囲の外側の領域に向けて反射させる反射面を形成するか、あるいは、前記導光板の前記入射端面とは反対側のコーナー部に、前記入射端面から入射した光のうちの前記コーナー部に向かう光を前記入射端面からの入射光の広がり範囲の外側の領域に向けて反射させる反射面を形成するのが望ましい。 【0024】このような構成とすることにより、前記入射端面からの入射光の広がり範囲の外側の領域である導光板の側縁部付近の領域に確実に光を行き渡らせて、前記表示パネルの画面領域に対応する領域の全域から前記表示パネルに向けて照明光を出射することができる。 【0025】 【実施例】図1はこの発明の第1の実施例を示す面光源装置の正面図、図2は図1のII−II線に沿う断面図であり、この面光源装置は、図2に示したように、例えば液晶表示パネル等のような光の透過を制御して表示する透過型表示パネル1の背面に対向させて配置される。 【0026】この実施例の面光源装置は、前記表示パネル1の画面領域1aよりも若干大きい面積を有し、1つの端面を入射端面20aとするとともに、前記表示パネル1の背面に対向する前面を、前記入射端面20aから入射した光の出射面20bとした導光板20と、前記導光板20の入射端面20aに対向させて前記入射端面20aとほぼ平行に配置された線光源30とにより構成されている。 【0027】前記導光板20は、アクリル系樹脂板等からなる平面形状がほぼ矩形状の透明板であり、その一端面の両側部を除く領域が、この導光板20の前記表示パネル1の画面領域1aに対応する領域(図1に二点鎖線で囲んで示した領域、以下、画面対応領域という)A′の幅よりも若干短い長さの入射端面20aとされている。 【0028】また、この導光板20の前記入射端面20aの両側のコーナー部はそれぞれ斜めに切り落とされており、その面が、導光板20の前面の出射面20bに対してほぼ垂直で、前記入射端面20aの法線hに対して所定の傾き角θをもった斜面となっている。 【0029】さらに、この導光板20の前記入射端面20a以外の端面、つまり、前記入射端面20aとは反対側の端面および導光板20の両側の端面と前記斜めに切り落とされたコーナー部の斜面には、その外面全体にわたって、アルミニウムや銀等の高反射率金属の蒸着膜からなる反射膜21が設けられている。 【0030】そして、前記斜めに切り落とされたコーナー部の斜面は、前記入射端面20aから導光板20内に入射し前記反対側の端面の前記反射膜22で反射された光のうちの前記コーナー部に向かう光を前記入射端面20aからの入射光の広がり範囲の外側の領域(図1においてハッチングを施した領域)Dに向けて反射させる反射面22とされている。 【0031】前記入射端面20aからの入射光の広がり範囲の外側の領域Dは、前記入射端面20aからの入射光が直接入り込まない領域(以下、デッドスペースという)であり、前記導光板20は、その入射端面20aの長さが前記表示パネル1の画面領域に対応する画面対応領域A′の幅よりも短いため、導光板20の両側縁部付近の領域が前記デッドスペースDとなっており、このデッドスペースD内に前記画面対応領域A′の一部が含まれている。 【0032】前記コーナー部の反射面22の入射端面20aの法線hに対する傾き角θは、前記入射端面20aとは反対側の端面の前記反射膜22で反射されて前記反射面22に様々な入射角で入射する光を、その反射面22側のデッドスペースDおよび反対側のデッドスペースDに向けて反射するように、所定の角度に設定されている。 【0033】すなわち、前記導光板20は、その1つの端面を、前記表示パネル1の画面領域1aに対応する画面対応領域A′の幅よりも短い長さの入射端面20aに形成し、前記入射端面20a以外の端面に反射膜21を設けるとともに、前記入射端面20a側のコーナー部に、前記入射端面20aから入射し前記入射端面20aとは反対側の端面の前記反射膜21で反射された光のうちの前記コーナー部に向かう光を前記入射端面20aからの入射光の広がり範囲の外側のデッドスペースDに向けて反射させる反射面22を形成したものである。 【0034】なお、この導光板20の前面の出射面20bは平坦面とされ、背面20cは、前記入射端面20aから他端側に向かって前記出射面20bに対する距離が小さくなるように傾斜する傾斜面とされている。 【0035】また、前記線光源30は、両端に口金32を有する直管状の蛍光ランプ31であり、この蛍光ランプ31は、その両端の口金32,32間の光放射領域31aの長さが前記導光板20の入射端面20aの長さと同程度の長さのサイズのものである。 【0036】この蛍光ランプ31は、その両端の口金32を、前記導光板20の入射端面20aの両端の近傍に図示しないフレームに支持させて配置した一対のソケット33に装着することにより、この蛍光ランプ31の光放射領域31aを前記導光板20の入射端面20aに対向させて、前記入射端面20aとほぼ平行に配置されている。なお、前記ソケット33は、リード線34を介して図示しないランプ駆動手段に接続されている。 【0037】また、前記蛍光ランプ31の配置部には、この蛍光ランプ31からの放射光を前記導光板20の入射端面20aに向けて反射するリフレクタ35が設けられている。 【0038】このリフレクタ35は、前記蛍光ランプ31の光放射領域31aよりも若干長い、断面がほぼU字形状の反射板からなっており、前記蛍光ランプ31の光放射領域31aを前記導光板20とは反対側から囲んで配置され、その開放縁部により前記導光板20の入射端面20a側の縁部を導光板20の両面20b,20cから挟持している。 【0039】この面光源装置は、前記導光板20の入射端面20aを前記表示パネル1の画面領域1aに対応する画面対応領域A′の幅よりも短い長さに形成し、この入射端面20aに対向させて、光放射領域31aの長さが前記導光板20の入射端面20aの長さと同程度の線光源30を配置したものであるため、前記線光源30を含めた面光源装置の実装スペースを小さくすることができる。 【0040】すなわち、この実施例では、前記線光源30として、直管状の蛍光ランプ31を用いているが、この蛍光ランプ31は、その両端の口金32,32間の光放射領域31aの長さが前記導光板20の入射端面20aの長さと同程度の長さのものであり、したがって、この蛍光ランプ31の前記口金32を含む全長を、導光板20の幅寸法内に収めることができるとともに、前記蛍光ランプ31の両端の口金32を装着するための一対のソケット33を、前記導光板20の側縁部近くに配置することができる。 【0041】そのため、この面光源装置によれば、前記蛍光ランプ31からなる線光源30および前記一対のソケット33を含めた面光源装置の実装スペースを小さくすることができる。 【0042】また、この面光源装置は、前記線光源30からの光を前記導光板20で導いてこの導光板20の前面の出射面20bから出射するものであり、前記線光源30からの光は、導光板20にその入射端面20aから取り込まれる。 【0043】前記入射端面20aから導光板20に入射した光は、図2に矢線で示したように、導光板前面の出射面20bと外気(空気)との界面および導光板背面20cと外気との界面で全反射を繰り返しながら導光板20内を導かれ、その過程で前記出射面20bと外気との界面に対して全反射臨界角より小さい(垂直に近い)入射角で入射して、この出射面20bから表示パネル1に向かって出射する。 【0044】また、前記導光板20にその入射端面20aから入射してこの導光板20内を導かれる光のなかには、この導光板20の出射面20bから出射せずに前記入射端面20aとは反対側の端面まで導かれる光もあり、その光は、図2に矢線で示したように前記反対側の端面においてその外面に設けられた反射膜21により反射され、再び導光板前面の出射面20bと外気との界面および導光板背面20cと外気との界面で全反射を繰り返しながら導光板20内を反対方向(入射端面20aに向かう方向)に導かれ、その過程で前記出射面20bと外気との界面に対して全反射臨界角より小さい入射角で入射して、前記出射面20bから表示パネル1に向かって出射する。 【0045】ところで、この面光源装置は、前記導光板20の入射端面20aの長さが前記表示パネル1の画面領域に対応する画面対応領域A′の幅よりも短いため、この導光板20に前記入射端面20aから入射する光の取り込み幅が前記画面対応領域A′の幅よりも小さいので、前記導光板20の前記入射端面20aから入射した光の広がり範囲の外側の領域、つまり導光板20の両側縁部付近の領域は、前記入射端面20aからの入射光が直接入り込まないデッドスペースDとなっており、このデッドスペースD内に前記画面対応領域A′の一部が含まれている。 【0046】しかし、この面光源装置は、前記導光板20の入射端面20a以外の端面に反射膜21を設け、前記入射端面20a側のコーナー部に、前記入射端面20aから入射し前記反対側の端面の前記反射膜21で反射された光のうちの前記コーナー部に向かう光を前記デッドスペースDに向けて反射させる反射面22を形成しているため、入射端面20aからの入射光が直接入り込まない前記デッドスペースDにも光を行き渡らせることができる。 【0047】すなわち、この面光源装置においては、上述したように、導光板20にその入射端面20aから入射してこの導光板20内を導かれる光のうち、前記入射端面20aとは反対側の端面まで導かれた光が、図2に矢線で示したように、前記反対側の端面においてその外面に設けられた反射膜21により反射される。 【0048】そして、前記反対側の端面において前記反射膜21により反射された光は、前記入射端面20aからの入射光の広がり角に応じた広がりをもって導光板20内を反対方向(入射端面20aに向かう方向)に導かれ、この反対方向に導かれる反射光のうちの導光板20の両側縁部近くを導かれる光(主に前記反対側の端面の両側部付近からの反射光)が、図1に矢線で示したように前記デッドスペースDに入り込み、その光のうち、前記入射端面20aの両側の反射面22まで導かれた光が、前記反射面22においてその外面に設けられた反射膜21により反射され、その反射面22側のデッドスペースDおよび反対側のデッドスペースDに向けて反射される。 【0049】なお、前記反対側の端面において反射された光のなかには、導光板20の両側の端面に向かう光もあり、その光は、その経路は図示しないが、導光板20の両側の端面において前記反射膜21により反射され、その反射光のうちの導光板20の両側縁部近くを導かれる光が前記デッドスペースDに入り込み、その光のうち、前記入射端面20aの両側の反射面22まで導かれた光が、前記反射面22により、その反射面22側のデッドスペースDおよび反対側のデッドスペースDに向けて反射される。 【0050】また、図1には、前記反対側の端面において反射された光のうち、導光板20の一側縁部(図において右側縁部)付近を導かれる光の経路を矢線で示したが、前記導光板20の他側縁部(図において左側縁部)付近を導かれる光も、前記他側縁部ののデッドスペースDおよび反射面22により反対側(図において右側縁部)のデッドスペースDに向けて反射される。 【0051】そのため、導光板20の両側縁部付近の領域が、前記入射端面20aからの入射光が直接入り込まないデッドスペースDとなっていても、前記導光板20にその入射端面20aから入射した光が前記デッドスペースDにも行き渡る。 【0052】そして、前記デッドスペースDにおいても、導光板前面の出射面20bと外気との界面および導光板背面20cと外気との界面で全反射を繰り返しながら導光板20内を導かれる光が、その過程で前記出射面20bと外気との界面に対し全反射臨界角より小さい入射角で入射して前記出射面20bから出射するため、前記出射面20bの前記デッドスペースDに対応する領域からも充分な輝度の光が出射する。 【0053】したがって、この面光源装置によれば、導光板20の入射端面20aの長さが表示パネル1の画面領域1aに対応する画面対応領域A′の幅より短くても、前記導光板20にその入射端面から入射した入射光の広がり範囲の外側の領域である導光板の側縁付近のデッドスペースDにも光を行き渡らせて、前記表示パネル1の画面領域1aに対応する画面対応領域A′の全域から、ほぼ均等な輝度の照明光を前記表示パネル1に向けて出射することができる。 【0054】また、この実施例の面光源装置においては、前記導光板20のコーナー部に形成する前記反射面22を、前記導光板20の入射端面20aの法線hに対して所定の傾き角θをもった斜面としているため、この反射面22の傾き角θに応じた方向に光を反射させ、前記デッドスペースDに確実に光を行き渡らせて、前記画面対応領域A′の全域から表示パネル1に向けて照明光を出射することができる。 【0055】さらに、上記実施例の面光源装置においては、前記導光板20の入射端面20a以外の端面に反射膜21を設け、前記入射端面20a側のコーナー部に、前記入射端面20aから入射し前記反対側の端面の前記反射膜21で反射された光のうちの前記コーナー部に向かう光を前記入射端面20aからの入射光の広がり範囲の外側の領域に向けて反射させる反射面22を形成しているため、前記入射端面20aからの入射光の広がり範囲の外側の領域である導光板の側縁部付近のデッドスペースDに確実に光を行き渡らせて、前記画面対応領域A′の全域から表示パネル1に向けて照明光を出射することができる。 【0056】なお、上記実施例では、前記導光板20の入射端面20a以外の端面に反射膜21を設け、前記入射端面20a側のコーナー部に、前記入射端面20aから入射し前記反対側の端面の前記反射膜21で反射された光のうちの前記コーナー部に向かう光を前記入射端面20aからの入射光の広がり範囲の外側の領域に向けて反射させる反射面22を形成しているが、前記反射面22は、前記導光板20の入射端面20aとは反対側のコーナー部に形成してもよい。 【0057】図3はこの発明の第2の実施例を示す面光源装置の正面図である。なお、図3において、上述した第1の実施例の面光源装置に対応するものには同符号を付し、同じ構成のものについてはその説明を省略する。 【0058】この実施例の面光源装置は、表示パネル1の画面領域1aよりも若干大きい面積を有する導光板20と、前記導光板20の入射端面20aに対向させて前記入射端面20aとほぼ平行に配置された線光源30とにより構成されている。 【0059】この実施例で用いた導光板20は、その一端面の両側部を除く領域を、この導光板20の前記表示パネル1の画面領域1aに対応する画面対応領域A′の幅よりも若干短い長さの入射端面20aとしたものであり、この実施例では、前記導光板20の入射端面20a側の両側のコーナー部を、前記入射端面20aの延長面と導光板20の両側の端面とがほぼ直角に交わる形状に形成している。 【0060】また、この導光板20の前記入射端面20aとは反対側の端面の両側のコーナー部はそれぞれ、このコーナー部を斜めに切り落とした形状に形成されており、その面が、導光板20の前面の出射面20bに対してほぼ垂直で、前記入射端面20aの法線hに対して所定の傾き角θをもった斜面となっている。 【0061】さらに、この導光板20の前記入射端面20a以外の端面、つまり、入射端面20a側の両側の直角なコーナー部と、前記入射端面20aとは反対側の端面およびその両側の斜めに切り落とされたコーナー部と、導光板20の両側の端面には、その外面全体にわたって、アルミニウムや銀等の高反射率金属の蒸着膜からなる反射膜21が設けられている。 【0062】そして、前記斜めに切り落とされたコーナー部の斜面は、前記入射端面20aから導光板20内に入射した光のうちの前記コーナー部に向かう光を前記入射端面20aからの入射光の広がり範囲の外側のデッドスペース(図3においてハッチングを施した領域)Dに向けて反射させる反射面22とされている。 【0063】前記反射面22の入射端面20aの法線hに対する傾き角θは、前記入射端面20aから導光板20内に入射して前記反射面22に様々な入射角で入射する光を、その反射面22側のデッドスペースDおよび反対側のデッドスペースDに向けて反射するように、所定の角度に設定されている。 【0064】すなわち、前記導光板20は、その1つの端面を、前記表示パネル1の画面領域1aに対応する画面対応領域A′の幅よりも短い長さの入射端面20aに形成し、前記入射端面20a以外の端面に反射膜21を設けるとともに、前記入射端面20aとは反対側のコーナー部に、前記入射端面20aから入射した光のうちの前記コーナー部に向かう光を前記入射端面20aからの入射光の広がり範囲の外側のデッドスペースDに向けて反射させる反射面22を形成したものである。 【0065】なお、この導光板20の前面の出射面20bは平坦面とされ、背面は、前記入射端面20aから他端側に向かって前記出射面20bに対する距離が小さくなるように傾斜する傾斜面とされている。 【0066】また、前記導光板20の入射端面20aに対向させて配置された線光源30は、両端に口金32を有する直管状の蛍光ランプ31であり、この蛍光ランプ31は、その両端の口金32,32間の光放射領域31aの長さが前記導光板20の入射端面20aの長さと同程度のサイズのものである。 【0067】この蛍光ランプ31は、その両端の口金32を、前記導光板20の入射端面20aの両端の近傍に図示しないフレームに支持させて配置した一対のソケット33に装着することにより、この蛍光ランプ31の光放射領域31aを前記導光板20の入射端面20aに対向させて、前記入射端面20aとほぼ平行に配置されている。 【0068】この実施例の面光源装置は、前記導光板20の入射端面20aを前記表示パネル1の画面領域1aに対応する画面対応領域A′の幅よりも短い長さに形成し、この入射端面20aに対向させて、光放射領域31aの長さが前記導光板20の入射端面20aの長さと同程度の線光源30を配置したものであるため、前記蛍光ランプ31からなる線光源30および前記一対のソケット33を含めた面光源装置の実装スペースを小さくすることができる。 【0069】また、この面光源装置は、前記導光板20の入射端面20aの長さが前記表示パネル1の画面領域1aに対応する画面対応領域A′の幅よりも短いため、この導光板20に前記入射端面20aから入射する光の取り込み幅が前記画面対応領域A′の幅よりも小さいが、前記入射端面20aから導光板20に入射した光のうち、前記入射端面20aとは反対側の両側のコーナー部に向かう光が、図3に矢線で示したように、前記コーナー部に形成された反射面22により前記入射端面20aからの入射光の広がり範囲の外側のデッドスペースDに向けて反射されるため、前記入射光の広がり範囲の外側の領域である導光板の側縁部付近の領域にも確実に光を行き渡らせて、前記画面対応領域A′の全域から前記表示パネル1に向けて照明光を出射することができる。 【0070】なお、上記第1および第2の実施例の面光源装置は、導光板20の1つの端面を入射端面20aとしたものであるが、前記導光板20の互いに対向する2つの端面をそれぞれ入射端面とし、この導光板20の両方の入射端面にそれぞれ対向させて線光源を配置してもよい。 【0071】なお、上述した第1および第2の実施例では、導光板20の背面を、入射端面20aから他端側に向かって前記出射面20bに対する距離が小さくなるように傾斜する傾斜面としたが、この導光板20の背面は、前記入射端面20aとほぼ平行な平坦面としてもよい。ただし、その場合は、導光板20の背面に反射膜を形成するか、あるいは反射板を配置するのが望ましい。 【0072】また、上記各実施例では、導光板20の入射端面20a以外の全ての端面に反射膜21を設けているが、導光板20内を導かれてくる光を外気(空気)との界面で充分全反射させることができる端面には前記反射膜21を設けなくてもよい。 【0073】すなわち、例えば図1および図2に示した第1の実施例の面光源装置では、この導光板20の線光源30に対してほぼ垂直をなす両側の端面は、導光板20内を導かれる光を前記両側の端面と外気との界面で充分全反射させることができ、また、前記導光板22のコーナー部の反射面22に向かう光も、前記反射面22の傾き角θによってはこの反射面22と外気との界面で充分全反射させることができるため、導光板20の前記両側の端面と前記反射面22の一方または両方には前記反射膜21を設けなくてもよく、したがって前記反射膜21は、少なくとも入射端面20aとは反対側の端面に設ければよい。 【0074】 【発明の効果】この発明の面光源装置は、導光板の入射端面を表示パネルの画面領域に対応する領域の幅よりも短い長さに形成し、この入射端面に対向させて、光放射領域の長さが前記導光板の入射端面の長さと同程度の線光源を配置するとともに、前記導光板の少なくとも1つのコーナー部に、前記入射端面から入射した光のうちの前記コーナー部に向かう光を前記入射端面からの入射光の広がり範囲の外側の領域に向けて反射させる反射面を形成したものであるから、前記線光源を含めた面光源装置の実装スペースを小さくし、しかも、前記入射端面からの入射光の広がり範囲の外側の領域である導光板の側縁部付近の領域にも光を行き渡らせて、前記表示パネルの画面領域に対応する領域の全域から前記表示パネルに向けて照明光を出射することができる。 【0075】この発明の面光源装置において、前記導光板のコーナー部に形成する前記反射面は、前記導光板の入射端面の法線に対して所定の傾き角をもった斜面であるのが好ましく、前記反射面をこのような所定の傾き角をもった斜面とすることにより、その傾き角に応じた方向に光を反射させ、前記入射端面からの入射光の広がり範囲の外側の領域である導光板の側縁部付近の領域に確実に光を行き渡らせて、前記表示パネルの画面領域に対応する領域の全域から前記表示パネルに向けて照明光を出射することができる。 【0076】また、この面光源装置において、例えば前記導光板の1つの端面を入射端面とする場合、前記導光板の前記入射端面以外の端面のうち少なくとも前記入射端面とは反対側の端面に反射膜を設け、前記入射端面側のコーナー部に、前記入射端面から入射し前記反対側の端面の前記反射膜で反射された光のうちの前記コーナー部に向かう光を前記入射端面からの入射光の広がり範囲の外側の領域に向けて反射させる反射面を形成するか、あるいは、前記導光板の前記入射端面とは反対側のコーナー部に、前記入射端面から入射した光のうちの前記コーナー部に向かう光を前記入射端面からの入射光の広がり範囲の外側の領域に向けて反射させる反射面を形成するのが望ましく、このような構成とすることにより、前記入射端面からの入射光の広がり範囲の外側の領域である導光板の側縁部付近の領域に確実に光を行き渡らせて、前記表示パネルの画面領域に対応する領域の全域から前記表示パネルに向けて照明光を出射することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001443 【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
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| 【出願日】 |
平成10年6月23日(1998.6.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外5名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−11727(P2000−11727A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月14日(2000.1.14) |
| 【出願番号】 |
特願平10−176137 |
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