| 【発明の名称】 |
空気浄化機能付き間接照明設備 |
| 【発明者】 |
【氏名】片山 功
【氏名】中村 実穂子
|
| 【要約】 |
【課題】紫外線などの光を受けることによって、消臭、VOCの分解、タバコの煙やヤニ等の有機分の分解など、空気の浄化作用を行う、酸化チタンなどからなる光触媒を用いて、室内等の空気を有効的にしかも経済的に浄化していくことができる設備の提供。
【解決手段】光触媒7をコーティングした反射面2が、光源6の上部、下部及び背部を囲んでコ字状に備えられている間接照明設備。光源の高さ位置ないしはそれよりも下方部に、空気導入口8が備えられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 光源の周囲に備えられる反射面に、空気浄化機能を有する光触媒がコーティングされていることを特徴とする間接照明設備。 【請求項2】 空気浄化機能を有する光触媒をコーティングした反射面が、光源の上部、下部及び背部を囲んでコ字状に備えられていることを特徴とする間接照明設備。 【請求項3】 光源の高さ位置ないしはそれよりも下方部に、空気導入口が備えられている請求項1又は請求項2に記載の間接照明設備。 【請求項4】 壁との間に隙間をおいて家具が配置されると共に、家具の下部に、室内と隙間とを連通する通気路が備えられ、かつ、家具の上部に請求項3に記載の間接照明設備が備えられて、間接照明の光源の点灯により家具背後の隙間の空気が間接照明設備に送られるものとなされていることを特徴とする空気浄化機能付き間接照明設備と家具との組み合わせ構造。 【請求項5】 壁との間に隙間をおいて家具が配置されると共に、家具の背板に、家具内と隙間とを連通する通気口が備えられ、かつ、家具の上部に請求項3に記載の間接照明設備が備えられて、間接照明の光源の点灯により、家具内の空気が家具背後の隙間を通じて間接照明設備に送られるものとなされていることを特徴とする空気浄化機能付き間接照明設備と家具との組み合わせ構造。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、空気浄化機能付き間接照明設備に関する。 【0002】 【従来の技術及び課題】紫外線などの光を受けることによって、消臭、VOCの分解、タバコの煙やヤニ等の有機分の分解など、空気の浄化作用を行う、酸化チタンなどからなる光触媒が提供されている。 【0003】本発明は、この光触媒を用いて、室内等の空気を有効的にしかも経済的に浄化していくことができる設備を提供することを課題とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題は、光源の周囲に備えられる反射面に、空気浄化機能を有する光触媒がコーティングされていることを特徴とする間接照明設備によって解決される。 【0005】即ち、室内を明るくする照明の光を利用することによって、光触媒に空気浄化作用を行わせるものであり、空気を経済的に浄化することができる。 【0006】しかも、間接照明は、光源の周囲近傍部に、光を反射させる反射面を広く備えるものであるから、光源近くに光触媒のコーティング面積を広く確保できて、室内の空気を有効的に浄化していくことができる。 【0007】特に、空気浄化機能を有する光触媒をコーティングした反射面が、光源の上部、下部及び背部を囲んでコ字状に備えられている構成とすることにより、光源より発した光を反射面にて複数回反射させることができ、反射効率を高めて、空気を効率良く浄化していくことができる。 【0008】とりわけ、光源の高さ位置ないしはそれよりも下方部に、空気導入口が備えられている構成とすることにより、光源の熱によって、光源回りの空気が上昇して室内に放出されると、空気導入口から光源回りの新たな空気が導入されるというような空気の流れを形成することができ、浄化された空気を室内に効率良く供給していくことができる。 【0009】また、壁との間に隙間をおいて家具が配置されると共に、家具の下部に、室内と隙間とを連通する通気路が備えられ、かつ、家具の上部に、空気導入口付きの間接照明設備が備えられて、間接照明の光源の点灯により家具背後の隙間の空気が間接照明設備に送られるものとなされている、空気浄化機能付き間接照明設備と家具との組み合わせ構造とすることによって、室内のみならず、壁と家具の間の隙間の空気も換気し、また、浄化することができて、結露などによるカビ、ダニの発生に有効的に防止することができる。 【0010】また、壁との間に隙間をおいて家具が配置されると共に、家具の背板に、家具内と隙間とを連通する通気口が備えられ、かつ、家具の上部に、空気導入口付きの間接照明設備が備えられて、間接照明の光源の点灯により、家具内の空気が家具背後の隙間を通じて間接照明設備に送られるものとなされている、空気浄化機能付き間接照明設備と家具との組み合わせ構造とすることによって、室内のみならず、家具内も、換気し浄化することができる。 【0011】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。 【0012】図1に示す第1実施形態の間接照明設備1には、内面を反射面2とする横断面横向きコ字状の反射材3が用いられている。この反射材3は、その背面側をリビングや和室、洋室などの室内の壁4に、上面側を天井面5に沿わせるように設置されて、内部には、底面近くの位置において、蛍光灯などによる光源6が備えられている。そして、この反射材3の内面反射面には、その全体に、酸化チタンなどからなる光触媒7がコーティングされており、反射材3の底板には、空気導入口8…が分散状態に設けられている。なお、反射材3の底板の正面側の縁には、光源6を目隠しする立ち上がり壁9が所定の高さまで立ち上げられている。この立ち上がり壁9の内面も反射面とされ、光触媒がコーティングされているのが好ましい。 【0013】上記の間接照明設備1では、室内を明るくするため点灯状態にすると、空気の浄化が開始される。即ち、点灯することにより、光源6からの光は、光触媒7がコーティングされている周囲の反射面2に反射され、光触媒7は空気を浄化していく作用を行う。光源6は、上部、下部及び背部を反射面2に囲まれているから、光源6からの光は、一度ならず複数回各所の反射面2で反射され、それによって、光触媒7は効率良く反射材3の内部の空気を浄化されていく。こうして浄化された空気は、光源6の熱エネルギーによって正面側から室内に供給されると共に、反射材3の底板の空気導入口8…を通じて、反射材3の内部には新たな空気が取り込まれていき、室内の空気が次々と浄化されていく。 【0014】図2に示す第2実施形態の間接照明設備1では、横断面L字状の第1反射材3aが用いられており、この第1反射材3aは、その垂直辺10を室内の壁4に、水平辺11を天井面5に沿わせるようにして設置されていて、光源6の上部及び背部を囲んでいる。そして、底板となる第2反射材3bが、第1反射材3の垂直辺10と所定の隙間8をおくように設置されていて、この隙間8を空気導入口としている。その他は第1実施形態と同様であり、同様の作用効果が奏される。 【0015】図3に示す第3実施形態は、間接照明設備1を、家具の一例である収納ユニット15との組み合わせにおいて備えさせたものである。収納ユニット15は、室内の壁4との間に通気用の隙間16をあけて据え付けられており、収納ユニット15の下部には、配管、配線用のスペース17が設けられており、室内は、下部正面に設けられている通気口18、配管、配線用のスペース17を通じて、背後の隙間16と通じている。また、収納ユニット15の背板15aにも、通気口19…が設けられており、収納ユニット15の内部が隙間16と連通されている。そして、収納ユニット15の上面と天井面5との間に、背部にスペース20をおくようにして、反射材3と光源6とを備えた間接照明設備1が備えられている。反射材3は、光源6の上部、下部及び背部を囲む断面コ字状のもので、内面には光触媒がコーティングされており、反射材3の背板には、光源6の背後に位置して、背部スペース20と連通する空気導入口8が設けられている。背部スペース20はダクトや配線の設置スペースとしても用いられる。 【0016】この組み合わせ構造では、光源6の点灯により、室内の空気は、収納ユニット15の下部通気口18、下部スペース17、収納ユニット15の背後の隙間16、背部スペース20、空気導入口8を通じて反射材3の内部に送り込まれると共に、収納ユニット15内部の空気も、収納ユニット15の背板15aの通気口19…、隙間16、背部スペース20、空気導入口8を通じて反射材3の内部に送り込まれていき、室内のみならず、収納ユニット15と壁4との間の隙間16、更には、収納ユニット15の内部の空気も換気し、浄化することができる。 【0017】以上に本発明の実施形態を示したが、本発明の間接照明設備は、その他、ペット小屋や幼児のベッドなどに好適に適用して用いることができる。 【0018】 【発明の効果】上述の次第で、本発明は、光触媒を間接照明に適用し、光源の周囲に備えられる反射面に、空気浄化機能を有する光触媒がコーティングされているものであるから、室内の空気を有効的にしかも経済的に浄化していくことができる。特に、空気浄化機能を有する光触媒をコーティングした反射面が、光源の上部、下部及び背部を囲んでコ字状に備えられている構成とすることにより、光の反射効率を高めて、空気を効率良く浄化していくことができる。 【0019】また、光源の高さ位置ないしはそれよりも下方部に、空気導入口が備えられている構成とすることにより、光源の熱によって空気に活発な流れを起こさせることができ、浄化された空気を室内に効率良く供給していくことができる。また、反射面が上記のようなコ字状に備えられている構成との組み合わせにおいてこのような空気導入口を備えさせることにより、浄化された空気を正面側から室内に向けて効率良く供給していくことができる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】390037154 【氏名又は名称】大和ハウス工業株式会社
|
| 【出願日】 |
平成10年6月19日(1998.6.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100104525 【弁理士】 【氏名又は名称】播磨 祐之
|
| 【公開番号】 |
特開2000−11719(P2000−11719A) |
| 【公開日】 |
平成12年1月14日(2000.1.14) |
| 【出願番号】 |
特願平10−172884 |
|