| 【発明の名称】 |
陳列棚用照明装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】川口 茂
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| 【要約】 |
【課題】丈夫で断熱性の高い口金を有する照明装置を得るところにある。
【解決手段】装着されたランプ径に該当する規格より大きい径の規格にあった口金ピンの間隔で該ピンを配置し、口金の壁の厚さを厚くし、合成樹脂材を用いて丈夫な蛍光灯を製作する。厚めの合成樹脂よりなる壁面を有する口金を用いその内部に保温空間を設け、冷蔵又は冷凍ショーケースに用いる場合は、必要に応じて口金頂壁の内部側に断熱材を充填又は装着し、断熱効果を高め、ランプ管壁の温度を速やかに発光効率が最適となるような温度に達せしめるようにし、照射面の平均照度も高めるようにした。口金の壁面を厚くし、口金ピンの並ぶ方向を長手方向とし該方向に直交する方向を短くした断面形状にすることによって、口金の材料に合成樹脂を用いても丈夫になり、蛍光ランプ部の直径を細くしても口金ピンの間隔を現在広く使用されている規格に合わせることができるようになる。多少の斜面に置いた場合であっても直管形蛍光灯が転がることがなくなった。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】蛍光ランプ部の直径より大きい外周直径を有し、前記直径の差を利用した厚さの周壁を有する冷蔵又は冷凍ショーケースに使用される断熱性合成樹脂製の蛍光灯用口金。 【請求項2】透明又は半透明の保温パイプの両端部で、エヤーシール部を有するパッキングを介して、口金部が着脱自在に装着固定された蛍光灯を設けた照明装置であって、該口金部が蛍光ランプ部の直径より大きい外周直径を有し、前記直径の差を利用した厚さの断熱性周壁を有する冷蔵又は冷凍ショーケースに使用される照明装置。 【請求項3】口金ピンを取り付けた頂壁部と周壁部と蛍光ランプ部の封止された封止部及び排気管とで形成する断熱空気部を有し、該断熱空気部の前記排気管頂部から前記頂壁部までの高さが、封止部の下端部から前記排気管頂部までの距離と同等又はそれ以上である冷蔵又は冷凍ショーケースに使用される蛍光灯用口金。 【請求項4】長手方向側の外周面が2本の口金ピンの取り付けに要する幅を、少なくとも、有し、これに直交する方向側の外周面がランプ部直径に周壁の厚さを加えた幅を、少なくとも、有する蛍光灯用口金。 【請求項5】長手方向側の外周面が2本の口金ピンの取り付けに要する幅を直径とする円弧面を形成し、これに直交する方向側の外周面がランプ部直径に必要な周壁の厚さを加えた間隔で平行な平面を形成する請求項4の口金。 【請求項6】G13口金の規格に合わせて口金ピンを配置し、この口金にT5ランプ径のランプ部を取り付けた蛍光灯。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、陳列棚用等の照明装置に用いる蛍光ランプに関する。又、冷蔵又は冷凍ショーケースに於いて使用される照明装置及び該装置に用いる蛍光ランプに関する。 【0002】 【従来の技術】現在、直管形の蛍光ランプの多くは、「G13形口金」(ピン間隔12.7mmのもの、以下「G13口金」という)が広く一般にも使用されている。蛍光ランプの2本ピン形口金には、この他「G5形口金」(ピン間隔4.76mmのもの、以下「G5口金」という)がある。「G5口金」は、従来4ワット、6ワットなどの小型のものに使用されてきた。このランプは、管径16mm程度の細管(以下「T5ランプ」という)である。この「T5ランプ」に通常の形状の「G13口金」を付けることは管径とピン間隔の寸法的関係から、無理があるとされていた。従来「T5ランプ」に取付のできる「G13口金」は存在しなかった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】低温、特に冷凍ショーケースに於いて、低温用2重管形蛍光ランプの光出力は、保温パイプ内の蛍光ランプ自体の温度を如何に最適にするかにかかっている。冷凍ショーケース内の温度は−25度C〜−30度Cとなっていて、実用的、経済的なプラスチック製保温パイプにより保温される場合、直径20mmのものでは管壁の温度が適温まで上昇し難く、所要の明るさをなかなか得ることができない。これに対し、直径15.5mmのものは管径が細いため電流密度が高くなることとパイプの保温効果が上がるために温度が上がりやすく、容易に適温となり、十分な明るさが得られる。この事は公知であるが、従来、直径15.5mmのランプに使用されている口金は「G5口金」であるので、ランプ部の直径20mmの使用されている照明装置には使用できなかった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の課題を解決するための第1の手段は、蛍光ランプ部の直径より大きい外周直径を有し、前記直径の差を利用した厚さの周壁を有する冷蔵又は冷凍ショーケースに使用される断熱性合成樹脂製の蛍光灯用口金であり、第2の手段は、透明又は半透明の保温パイプの両端部で、エヤーシール部を有するパッキングを介して、口金部が着脱自在に装着固定された蛍光灯を設けた照明装置であって、該口金部が蛍光ランプ部の直径より大きい外周直径を有し、前記直径の差を利用した厚さの断熱性周壁を有する冷蔵又は冷凍ショーケースに使用される照明装置であり、第3の手段は、口金ピンを取り付けた頂壁部と周壁部と蛍光ランプ部の封止された封止部及び排気管とで形成する断熱空気部(保温空間)を有し、該断熱空気部の前記排気管頂部から前記頂壁部までの高さが、封止部の下端部から前記排気管頂部までの距離と同等又はそれ以上である冷蔵又は冷凍ショーケースに使用される蛍光灯用口金であり、【0005】第4の手段は、長手方向側の外周面が2本の口金ピンの取り付けに要する幅を、少なくとも、有し、これに直交する方向側の外周面がランプ部直径に周壁の厚さを加えた幅を、少なくとも、有する蛍光灯用口金であり、第5の手段は、さらに、長手方向側の外周面が2本の口金ピンの取り付けに要する幅を直径とする円弧面を形成し、これに直交する方向側の外周面がランプ部直径に必要な周壁の厚さを加えた間隔で平行な平面を形成する前記口金であり、第6の手段は、G13口金の規格に合わせて口金ピンを配置し、この口金にT5ランプ径のランプ部を取り付けた蛍光灯である。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は、装着されたランプ径に該当する規格より大きい径の規格にあった口金ピンの間隔で該ピンを配置し、口金の壁の厚さを厚くし、合成樹脂材を用いて丈夫な蛍光灯を製作するところにある。厚めの合成樹脂よりなる壁面を有する口金を用いその内部に保温空間を設け、冷蔵又は冷凍ショーケースに用いる場合は、必要に応じて口金頂壁の内部側に断熱材を充填又は装着し、断熱効果を高め、ランプ管壁の温度を速やかに発光効率が最適となるような温度に達せしめるようにし、照射面の平均照度も高めるようにした。また、口金の壁面を厚くし、口金ピンの並ぶ方向を長手方向とし該方向に直交する方向を短くした断面形状にすることによって、口金の材料に合成樹脂を用いても丈夫にすることが出来るようになり、蛍光ランプ部の直径を細くしても口金ピンの間隔を現在広く使用されている規格に合わせることができるようになり、全光束を21%増加させ、電力は9%増加するがその効率を11%向上させることができ、多少の斜面に置いた場合であっても直管形蛍光灯が転がることがなくなった。 【0007】 【実施例】図1は、低温用蛍光灯を、パッキングを介して保温パイプ内に装着した冷凍又は冷蔵ショーケースで使用する照明装置を断面図で示す。1−1は、冷蔵又は冷凍ショーケース用照明装置、1は低温用蛍光灯、2は、口金、3は、蛍光ランプ部、4は、口金ピン、5は、パッキング、6は、保温用パイプ、7は、保温空間6−1の間隔を保持するポリカーボネイト製の保持リングである。5−3は、パッキング5のスカート部である。図2は、図1における低温用蛍光灯1の口金付近の取り付けについての拡大断面図である。但し、パッキング5にスカート部のない場合を示す。2−1は、口金2が差し込まれるソケット(外形断面を2点鎖線で示した)からの冷熱の伝達を遮断するための保温空間である。図示しないが、必要に応じグラスウールを充填又は断熱材をリード線2−3を突出させたまま口金ピンのカシメ部4−2に被せるように装着する。ソケット8は、アーム(図示せず)の先端に取り付けられている。2点鎖線で外形断面を示した。8−1は、口金2を案内するガイド部である。 【0008】冷凍ショーケース内は、−25度C〜−30度Cの冷気で冷やされているので、冷え切っている。本実施例では、口金2をポリエステル樹脂やフェノール樹脂製とし、保温空間2−1を広く取って口金等からの断熱効果を高めている。ランプ部3の管径15.5mm(T5管)と口金の直径(ピン間隔12.7mm、G13口金に相当)の差を利用して、口金壁の厚さを得るようにした。パッキング5は、柔軟なシリコン樹脂製である。保温用パイプ6は、透明又は半透明のポリカーボネイト製である。口金の外径を20mm、口金ピン径を2.3mm、カシメ部の形成に要する凹所の径を3mmとすると、最も薄い凹所部分の肉厚は、2mmになる。その他の口金周壁部の肉厚を2.7mm、頂壁部の肉厚を2.8mmとして実施した。口金の外径とランプ部の外径の差は、4.5mmである。これらの肉厚は、強度等を考慮して変化させてもよい。 【0009】2−2は、排気管、2−3は、リード線、2−4は、封止部である。2−5は、口金2とランプ部3を、例えば、フェノール樹脂系接着剤により焼き付け接着した接着部である。4は、口金ピン、4−1は、口金ピン4の鍔部、4−2は、口金ピン4のカシメ部である。5−1は、ソケットのガイド部8−1を受け入れる溝空間を形成するための受入部である。5−2(図5も参照)は、外周面に複数の溝部5−4を有するシール部である。外気の侵入を防止する。6−1は、保温空間である。8は、ソケットである。 【0010】図3は、低温用蛍光灯1の斜視図である。図4は、口金2の平面図である。2−6は、口金ピン用の穴、2−7は、口金ピンの鍔部4−1を受け入れるザグリ部である。図5は、図2の場合と異なった長さの保温空間を有する口金2の断面図である。相対的な取り付け位置や形状を示すために2点鎖線でパッキング5及びソケット8の外形断面を示す。2−8は、口金ピン4の取り付け時にカシメ部4−2を形成するための凹所(各図面では誇張して描いている。)である。図6は、口金2の底面図である。 【0011】常温で使用する蛍光灯の場合、口金の頂壁面と排気管の頂点との間に保温空間は殆どなく、排気管の頂点が口金の頂壁に接触しない程度に接近した位置に配置するようにしている。しかし、本発明の実施例では、冷蔵又は冷凍ショーケースに使用する場合には、封止部から排気管の頂点までの高さ(例えば、T5ランプと同等のランプ部で9mm程度である)の約一倍又は約二倍程度の保温空間(排気管の頂点から口金の頂壁までの空間)を取るようにした。蛍光灯の点灯中はランプ部の管壁の温度が40度から45度C付近で最も明るくなるが、本実施例では、そのような管壁の温度を速やかに達成することができた。口金の頂壁の厚さは、約3mm程度とした。ランプ部の直径は、T5ランプと同じにし、口金ピンの間隔は、G13口金と同じにした。 【0012】図7は、通常の陳列棚用等の照明装置として用いる蛍光灯の1実施例を斜視図で示す。2aは、蛍光灯1が転がるのを防止するために平面部を設けた口金である。図8は、図7に示した陳列棚等の照明装置に用いる蛍光灯1の口金2aの平面図である。2−6は、口金ピン用の穴、2−7は、同じく口金ピン鍔部用のザグリ部である。図9は、口金2aの断面図である。2−8は、口金ピンの取り付け時にカシメ部4−2を形成するための凹所である。2−9は、空気の流通する穴、2−10は、皿状ヌスミ部である。図10は、口金2aの底面図である。図11は、口金2の他の例2bの平面図を示す。3は、ランプ部3の輪郭を示す。2−11は、耳部である。 【0013】図12は、口金2の他の例2cの平面図を示す。3は、ランプ部3の輪郭を示す。ランプ部3の管径15.5mm(T5管)と口金の直径(ピン間隔12.7mm、G13口金に相当)の差を利用して、口金壁の厚さを得るようにした。最も薄い凹所部分の肉厚を2mm、その他の口金周壁部の肉厚を2.7mm、頂壁部の肉厚を2.8mmとして実施した。以上のように、口金の壁面を厚くし、口金ピンの並ぶ方向を長手方向とし該方向に直交する方向を短くした外形断面形状にすることによって、口金の材料に合成樹脂を用いて丈夫に形成することが出来るようになり、蛍光ランプ部の直径を細くしても口金ピンの間隔を現在広く使用されている規格に合わせることができるようになり、全光束を21%増加させ、電力は9%増加するがその効率を11%向上させることができ、多少の斜面に置いた場合であっても直管形蛍光灯が転がることがなくなる。これらは家庭用その他の照明装置にも利用できる。 【0014】 【発明の効果】本発明によれば、光出力及び電力の消費効率の良い細い直径のランプ部を使用する場合に、口金ピンの取り付け幅を現在広く使用されている蛍光灯の口金ピンの間隔に合わせた口金にすることができ、外形断面形状を口金ピンの取り付け方向に長くそれと直交する方向では短くすることができ、簡単には転がらないものとすることができた。細い直径のランプ部を適用することによって口金の壁面の厚さを厚くすることができた。これらの技術的事項よって蛍光灯の口金の合成樹脂による製作が容易になり、強度も増した。また、光出力及び電力ともに大きくなるが、光出力の上昇の割合は、電力の増加率より大きくなる。当社製品に於いて、ランプ径15.5mmのものは、ランプ径20mmのものに比べ、全光束21%、電力9%の増大となり、効率は11%向上する。そして、現在広く使用されている照明器具にそのまま適用できるようになった。蛍光灯の口金に従来よく使用されているアルミなどの薄い材料でなく厚みのある合成樹脂などを使用したので口金部分の製造や取り付けが容易になった。 【0015】さらに、冷蔵又は冷凍ショーケースに使用する場合には、封止部から排気管の頂点までの高さの約一倍又はそれ以上の保温空間(排気管の頂点から口金の頂壁までの空間)を取るようにしたので、最も明るくなるような管壁の温度を速やかに達成することができた。
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| 【出願人】 |
【識別番号】592138798 【氏名又は名称】大亜蛍光工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年6月2日(1999.6.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100104086 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 赳夫
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| 【公開番号】 |
特開2000−348505(P2000−348505A) |
| 【公開日】 |
平成12年12月15日(2000.12.15) |
| 【出願番号】 |
特願平11−154526 |
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