| 【発明の名称】 |
車両用灯具における光源バルブ |
| 【発明者】 |
【氏名】和田 一貴
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| 【要約】 |
【課題】1個の光源で複数の色の光が得られる。
【解決手段】外管球50及び内管球51と、内管球51中に封入されたフィラメント53と、外管球50の内面及び内管球51の外面にそれぞれ設けられた光透過性の導電膜56、57と、内面導電膜56と外面導電膜57との間に封入された液晶58と、内面導電膜56及び外面導電膜57にそれぞれ接続された液晶動作回路59と、を備える。この結果、液晶動作回路59をオン、オフすると、液晶58の分子配列が変化し、フィラメント53からの光が内管球51、液晶58、外管球50を透過する際に、その光の色が2色に変化するので、1個の光源バルブ5で、クリア光と1色の着色光とが、又は、2色の着色光が得られる。外管球50と内管球51との間に中間管球501を設け、液晶581、582を2重以上とすれば、さらに多色の光の色が得られる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ランプハウジング及びレンズにより灯室が画成されており、前記灯室内には光源バルブが配置されており、前記光源バルブを点灯することにより、前記光源バルブからの光が前記レンズを経て外部に照射される車両用灯具において、前記光源バルブは、外管球及び内管球と、前記内管球中に封入されたフィラメント、前記外管球の内面及び前記内管球の外面にそれぞれ設けられた光透過性の導電膜と、前記外管球の内面導電膜と前記内管球の外面導電膜との間に封入された液晶と、前記内面導電膜及び前記外面導電膜にそれぞれ接続され、オン、オフすることにより、前記液晶の分子配列が変化して前記フィラメントからの光であって前記内管球及び前記液晶及び前記外管球を透過する光の色を変化させる液晶動作回路と、を備えたことを特徴とする車両用灯具における光源バルブ。 【請求項2】 ランプハウジング及びレンズにより灯室が画成されており、前記灯室内には光源バルブが配置されており、前記光源バルブを点灯することにより、前記光源バルブからの光が前記レンズを経て外部に照射される車両用灯具において、前記光源バルブは、外管球及び中間管球及び内管球と、前記内管球中に封入されたフィラメント、前記外管球の内面及び前記中間管球の内外両面及び前記内管球の外面にそれぞれ設けられた光透過性の導電膜と、前記外管球及び前記中間管球の内面導電膜と前記中間管球及び前記内管球の外面導電膜との間にそれぞれ封入された複数の液晶と、前記内面導電膜及び前記外面導電膜にそれぞれ接続され、オン、オフすることにより、前記複数の液晶の分子配列がそれぞれ変化して前記フィラメントからの光であって前記内管球及び前記複数の液晶及び前記中間管球及び前記外管球を透過する光の色を複数色に変化させる複数個の液晶動作回路と、を備えたことを特徴とする車両用灯具における光源バルブ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ターンシグナルランプ等の車両用灯具に使用される光源バルブに係り、特に、1個の光源バルブで、白色光(クリア光)と1色の着色光とが又は2色の着色光が得られ、また、白色光(クリア光)と複数色の着色光とが又は複数色の着色光が得られる車両用灯具における光源バルブに関するものである。 【0002】 【従来の技術】以下、この種の車両用灯具における光源バルブを図3を参照して説明する。この例は、ターンシグナルランプに使用されている光源バルブについて説明する。図において、Tはターンシグナルランプである。このターンシグナルランプTは、ランプハウジング1及びレンズ2により灯室3が画成されている。 【0003】前記ランプハウジング1は、前面側にかけて開口部10が設けられている。このランプハウジング1の内面11には、例えば、アルミ蒸着膜等により、反射面が設けられている。この反射面(ランプハウジング1の内面11)は、図3に示すように、例えば、光軸Z−Zを回転軸とする回転放物面からなる。一方、前記レンズ2の内面には、プリズム素子群20が設けられている。このプリズム素子群20としては、例えば、縦凸円柱形状のプリズム素子群(所謂縦シリンドリカルプリズム素子群)、横凸円柱形状のプリズム素子群(所謂横シリンドリカルプリズム素子群)、凸球形状のプリズム素子群(所謂魚眼プリズム素子群)等がある。なお、このプリズム素子群20は、レンズ2の内面の他に、外面又は内外両面に設けても良い。また、プリズム素子群を設けずに素通しのレンズであっても良い。この場合、ランプハウジング1の内面の反射面11は、配光パターンを制御する自由曲面とする。 【0004】上述のランプハウジング1に上述のレンズ2を固定して、ランプハウジング1の開口部10をレンズ2により覆うことにより、上述の灯室3が画成されることとなる。この灯室3内には、光源バルブ4が配置されている。前記光源バルブ4は、前記ランプハウジング1の透孔12の縁にソケット40等を介して着脱可能に取り付けられている。 【0005】次に、上述のように構成されたターンシグナルランプTの作用について説明する。前記光源バルブ4を点灯する。すると、その光源バルブ4からの光L1が反射面11でレンズ2側に反射され、その反射光L2がレンズ2を経て、所定の機能色、この例ではアンバー色の外部照射光L3として外部に所定の配光パターンで照射される。上述のアンバー色を得る手段としては、アンバー色に着色された前記光源バルブ4のガラス管球、アンバー色に着色された前記レンズ2、アンバー色の反射膜が施された前記反射面11、アンバー色のキャップ若しくはインナーレンズ(図示せず)、スモークピンク色乃至ピンク色の光とグリーン色の光との加色組み合わせ等々がある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来の車両用灯具における光源バルブ4は、図3に示すように、主に、ガラス管球41と、そのガラス管球41中に封入されたフィラメント42とから構成されているものであるから、光源バルブ4からの光L1は、ガラス管球41の色の光しか得られない。すなわち、ガラス管球41が無色であればクリア光、ガラス管球41が着色されていればその着色光、のように、1個の光源バルブ4では単一色の光しか得られない等の課題がある。 【0007】本発明の目的は、1個で、クリア光と1色の着色光とが又は2色の着色光が得られ、また、クリア光と複数色の着色光とが又は複数色の着色光が得られる車両用灯具における光源バルブを提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に係る発明)は、上記の課題を解決するために、外管球及び内管球と、前記内管球中に封入されたフィラメントと、前記外管球の内面及び前記内管球の外面にそれぞれ設けられた光透過性の導電膜と、前記外管球の内面導電膜と前記内管球の外面導電膜との間に封入された液晶と、前記内面導電膜及び前記外面導電膜にそれぞれ接続された液晶動作回路と、を備えたことを特徴とする。 【0009】この結果、本発明の車両用灯具における光源バルブは、液晶動作回路をオン、オフすると、液晶の分子配列が変化し、フィラメントからの光が内管球及び液晶及び外管球を透過する際に、その光の色が2色に変化するので、1個で、クリア光と1色の着色光とが、又は、2色の着色光が得られることとなる。 【0010】また、本発明(請求項2に係る発明)は、外管球及び中間管球及び内管球と、前記内管球中に封入されたフィラメントと、前記外管球の内面及び前記中間管球の内外両面及び前記内管球の外面にそれぞれ設けられた光透過性の導電膜と、前記外管球及び前記中間管球の内面導電膜と前記中間管球及び前記内管球の外面導電膜との間にそれぞれ封入された複数の液晶と、前記内面導電膜及び前記外面導電膜にそれぞれ接続された複数個の液晶動作回路と、を備えたことを特徴とする。 【0011】この結果、本発明の車両用灯具における光源バルブは、複数個の液晶動作回路をオン、オフすると、複数の液晶の分子配列がそれぞれ変化し、フィラメントからの光が内管球及び複数の液晶及び中間管球及び外管球を透過する際に、その光の色が複数色に変化するので、1個で、クリア光と複数色の着色光とが、又は、複数色の着色光が得られることとなる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用灯具における光源バルブの実施形態の内の2例を図1及び図2を参照して説明する。図1は本発明の車両用灯具における光源バルブの第1実施形態を示した縦断面図である。図中、図3と同符号は同一のものを示す。 【0013】この実施形態における本発明の光源バルブ5は、例えば、無色の光透過性のガラス製の外管球50及び内管球51の2重ガラス管球構造をなす。この2重ガラス管球50,51は、口金52に固定されている。一方、この内管球51中には、フィラメント53が封入されている。このフィラメント53は、リード線54及びステム55を介して口金52に支持されている。前記外管球50の内面及び内管球51の外面には、光透過性でかつ通電性の金属からなる導電膜56、57が薄膜蒸着等によりそれぞれ設けられている。この外管球50の内面導電膜56と内管球51の外面導電膜57との間には、染料を混合した液晶58が充填封入されている。また、前記内面導電膜56及び外面導電膜57には、液晶動作回路59がそれぞれ電気的に接続されている。この液晶動作回路59は、電源EとスイッチSWとから構成されている。この電源Eとフィラメント53の電源とを共通としても良い。 【0014】この実施形態における本発明の光源バルブ5は、以上の如き構成からなり、以下、その作動について説明する。まず、液晶動作回路59のスイッチSWが、図1に示すように、オフの場合は、液晶58内の分子配列がバラバラの状態にある。この状態において、フィラメント53を点灯すると、このフィラメント53からの光が、内管球51、外面導電膜57、液晶58内の分子の間、内面導電膜56、外管球50を経て、クリア光として照射される。一方、液晶動作回路59のスイッチSWをオンにすると、電源Eの電圧が内面導電膜56及び外面導電膜57を介して液晶58にかかるので、その液晶58内の分子配列が揃う。この状態で、フィラメント53を点灯すると、このフィラメント53からの光が、内管球51、外面導電膜57、液晶58内の分子、内面導電膜56、外管球50を経て、液晶58の色の着色光として照射される。 【0015】このように、この実施形態における本発明の光源バルブ5は、1個で、クリア光と1色の着色光とが得られることとなる。例えば、液晶58の色をアンバー色とすれば、クリア光とターンシグナルランプとしてのアンバー色光とが得られ、また、液晶58の色を赤色とすれば、クリア光とテールストップランプとしての赤色光とが得られる。ここで、液晶58の色をグリーン色とし、図3のターンシグナルランプTのレンズ2をスモークピンク色乃至ピンク色とした場合において、光源バルブ5からクリア光が照射されると、レンズ2から赤色光が照射され、かつ、光源バルブ5からグリーン色光が照射されると、レンズ2からアンバー色光が照射されることとなる。なお、上述の実施形態において、外管球50及び内管球51を任意の色に着色し、かつ、液晶58を任意の色に設定すれば、1個の光源で、任意の2色の着色光が得られることとなる。 【0016】図2は本発明の車両用灯具における光源バルブの第2実施形態を示した縦断面図である。図中、図1及び図3と同符号は同一のものを示す。この実施形態における本発明の光源バルブ500は、外管球50と内管球51との間に1個の中間管球501が設けられている。この1個の中間管球501の外内両面には、内面導電膜56及び外面導電膜57と同様の導電膜502、503それぞれ設けられている。上述の外管球50の内面導電膜56と1個の中間管球501の外面導電膜502との間には、第1液晶581が、また、上述の内管球51の外面導電膜57と1個の中間管球501の内面導電膜503との間には、第2液晶582が、それぞれ充填封入されている。また、上述の外管球50の内面導電膜56と1個の中間管球501の外面導電膜502との間には、第1液晶動作回路591が、また、上述の内管球51の外面導電膜57と1個の中間管球501の内面導電膜503との間には、第2液晶動作回路592が、それぞれ電気的に接続されている。この第1、第2液晶動作回路591、592は、第1スイッチSW1と第1電源E1と、第2スイッチSW2と第2電源E2とをそれぞれ有する。なお、第1電源E1と第2電源E2とフィラメント53の電源とを共通としても良い。 【0017】この実施形態における本発明の光源バルブ500は、以上の如き構成からなり、以下、その作動について説明する。まず、第1液晶動作回路591及び第2液晶動作回路592のスイッチSW1,SW2が、図2に示すように、オフの場合は、第1液晶581及び第2液晶582内の分子配列がバラバラの状態にある。この状態において、フィラメント53を点灯すると、このフィラメント53からの光が、内管球51、外面導電膜57、第2液晶582内の分子の間、内面導電膜503、中間管球501、外面導電膜502、第1液晶581内の分子の間、内面導電膜56、外管球50を経て、クリア光として照射される。 【0018】一方、第1液晶動作回路591のスイッチSW1をオンにすると、電源E1の電圧が内面導電膜56及び外面導電膜502を介して第1液晶581にかかるので、その第1液晶581内の分子配列が揃う。この状態で、フィラメント53を点灯すると、このフィラメント53からの光が、内管球51、外面導電膜57、第2液晶582内の分子の間、内面導電膜503、中間管球501、外面導電膜502、第1液晶581内の分子、内面導電膜56、外管球50を経て、第1液晶581の色の着色光として照射される。また、第2液晶動作回路592のスイッチSW2をオンにすると、電源E2の電圧が内面導電膜503及び外面導電膜57を介して第2液晶582にかかるので、その第2液晶582内の分子配列が揃う。この状態で、フィラメント53を点灯すると、このフィラメント53からの光が、内管球51、外面導電膜57、第2液晶582内の分子、内面導電膜503、中間管球501、外面導電膜502、第1液晶581内の分子の間、内面導電膜56、外管球50を経て、第2液晶582の色の着色光として照射される。さらに、第1、第2液晶動作回路591、592のスイッチSW1、SW2をオンにすると、電源E1、E2の電圧が内面導電膜56、503及び外面導電膜502、57を介して第1、第2液晶581、582にかかるので、その第1、第2液晶581、582内の分子配列が揃う。この状態で、フィラメント53を点灯すると、このフィラメント53からの光が、内管球51、外面導電膜57、第2液晶582内の分子、内面導電膜503、中間管球501、外面導電膜502、第1液晶581内の分子、内面導電膜56、外管球50を経て、第1液晶581の色と第2液晶582の色との混合色の着色光として照射される。 【0019】このように、この実施形態における本発明の光源バルブ5は、液晶581、582を2重としたので、1個で、クリア光と2色又は3色の着色光とが得られることとなる。例えば、第1液晶581の色をアンバー色とし、第2液晶582を赤色とすれば、クリア光とターンシグナルランプとしてのアンバー色光及びテールストップランプとしての赤色光とが得られることとなる。 【0020】なお、上述の実施形態において、外管球50及び内管球51を任意の色に着色し、かつ、第1、第2液晶581、582を任意の色に設定すれば、1個の光源で、任意の4色の着色光が得られることとなる。また、中間管球を2個以上として、液晶を3重以上としても良い。 【0021】 【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の車両用灯具における光源バルブは、1個の光源バルブで、クリア光と1色の着色光とが又は2色の着色光が得られ、また、クリア光と複数色の着色光とが又は複数色の着色光が得られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000136 【氏名又は名称】市光工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年5月26日(1999.5.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100059269 【弁理士】 【氏名又は名称】秋本 正実
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| 【公開番号】 |
特開2000−340009(P2000−340009A) |
| 【公開日】 |
平成12年12月8日(2000.12.8) |
| 【出願番号】 |
特願平11−146765 |
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