| 【発明の名称】 |
表示灯 |
| 【発明者】 |
【氏名】川嶋 時雄
【氏名】池田 安輝人
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| 【要約】 |
【課題】光源にLEDを利用する表示灯では、LEDが多数必要である。
【解決手段】本表示灯2では、平面状の非表示部2aの前面2cを、表示部2bとなる樋状のグローブ5で包囲し、その内部に光源4を配置した。光源4は、ケース3に基板6を介して取り付けられ、左右方向の中央部を挟んで両側にある一対の端部LED42,43を含んでいる。各LEDは、左右方向の反対側にあるグローブ5の領域に向けて光を照射し、光の照射面積を広くでき、その結果、表示灯2に必要なLEDを少なくできる。また、光量が不足する場合があるグローブ5の中央部51に、中央LED41や反射手段82により光を十分に照射して、視認性を確保できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】平面状の非表示部の前面を、横断面が円弧状または非表示部と組み合わせて多角形状をなして上下に延びる表示部としてのグローブで包囲し、内部に光源を配する表示灯において、上記光源は、非表示部の前面の左右方向の中央部を挟んだ両側に配置される左右少なくとも一対のLEDを含み、これら各LEDは光をグローブの左右方向の中央部を挟んで反対側の領域へそれぞれ照射することを特徴とする表示灯。 【請求項2】請求項1に記載の表示灯において、上記左右少なくとも一対のLEDは、非表示部の前面の左右端部またはこれに近接して配置された左右一対の端部LEDを含み、これら左右一対の端部LEDは最も距離を隔てて対向するグローブの部分に向けてそれぞれ光を照射することを特徴とする表示灯。 【請求項3】請求項2に記載の表示灯において、上記光源は、非表示部の左右方向の中央部に配置され、グローブの左右方向の中央部とその近傍に光を照射する中央LEDを含むことを特徴とする表示灯。 【請求項4】請求項3に記載の表示灯において、上記中央LEDに代えて、左右一対のLEDからの光の一部をグローブの左右方向の中央部とその近傍に向けて反射させる反射手段を設けたことを特徴とする表示灯。 【請求項5】請求項2乃至4の何れかに記載の表示灯において、上記非表示部に設けられ、左右一対の端部LEDからの光の一部をグローブの左右方向の同側の領域に向けて反射させる反射手段を設けたことを特徴とする表示灯。 【請求項6】請求項4または5に記載の表示灯において、上記反射手段は、グローブを支持するケースの一部の表面からなることを特徴とする表示灯。 【請求項7】請求項6に記載の表示灯において、上記ケースは、グローブの上下端部を保持する一対の端部材と、これら一対の端部材同士を接続する柱状部を含み、この柱状部の表面に上記反射手段を設けていることを特徴とする表示灯。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、光源にLEDを採用し、表示部となるグローブ内部から効率よく拡散放光できるようにした表示灯に関する。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来より、信号報知表示灯等の表示灯として、光源にLEDを採用したものは、従来の白熱電球光源のように頻繁な電球交換を要しないことと、振動等の要因にも強いことから普及し、特に、工場での生産ライン、注意喚起を要する各種の出入口や、工事現場などに多く使用されている。 【0003】この種の表示灯として、壁面に設置されて壁面の前方および斜め前方に向けて光を放光するような表示部を有するタイプがある。例えば、図13に示す表示灯90では、壁面に取り付けられるケースの平板状の後板91の前方を、断面円弧状のグローブ92で覆っており、後板91に平行に取り付けられた基板93に多数のLED94を並べて配置している。各LED94はそれぞれグローブ92の真っ直ぐ前方の領域に向けて光を照射する。 【0004】一方、図14に示す表示灯90では、グローブ92に相似形の湾曲状の基板93を用いており、各LED94はそれぞれグローブ92の法線方向に向けて放射状に、すなわちグローブ92の直近の領域に向けて光を照射する。図13および図14の表示灯90はいずれも各LED94と各LED94により照明されるグローブ92の領域との距離(各LED94がクローブ92を照射するまでの光路長に相当)が短くなる。特に、図14の場合は、基板93とグローブ92との距離自体が近くなるので、上述の光路長が一層短くなる。 【0005】このように光路長が短いと、LED94からの光がグローブ92に到達するまでに十分に拡散することができないので、各LED94によって照明されるグローブ92の領域が狭くなる。このため、グローブ92全体に光を照射して視認性を良くするためには、多数のLED94を用いる必要があった。そこで、本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、LEDからの光を効率よく活用して、視認性を確保しつつLEDを少なくできるLED表示灯を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の表示灯は、平面状の非表示部の前面を、横断面が円弧状または非表示部と組み合わせて多角形状をなして上下に延びる表示部としてのグローブで包囲し、内部に光源を配する表示灯において、上記光源は、非表示部の前面の左右方向の中央部を挟んだ両側に配置される左右少なくとも一対のLEDを含み、これら各LEDは光をグローブの左右方向の中央部を挟んで反対側の領域へそれぞれ照射することを特徴とする。 【0007】この構成によれば、例えば、左側にあるLEDからグローブの右側の領域へ光を照射するので、光の拡散に必要な距離を長く確保し易い結果、各LEDが光を照射するグローブの領域の面積をより広くすることができる。結果として、少ないLEDでグローブ全体を照明することが可能となる。請求項2に記載の表示灯は、請求項1に記載の表示灯において、上記左右少なくとも一対のLEDは、非表示部の前面の左右端部またはこれに近接して配置され左右一対の端部LEDを含み、これら左右一対の端部LEDは最も距離を隔てて対向するグローブの部分に向けてそれぞれ光を照射することを特徴とする。この構成によれば、各端部LEDからの光の拡散に必要な距離を最大限長く確保することができる。 【0008】請求項3に記載の表示灯は、請求項2に記載の表示灯において、上記光源は、非表示部の左右方向の中央部に配置され、グローブの左右方向の中央部とその近傍に光を照射する中央LEDを含むことを特徴とする。端部LEDからの光は、概ね、グローブの周縁部に向けられるので、グローブの中央部へ照射される光量が不足する場合がある。これに対して請求項3の構成によれば、中央LEDによってグローブの中央部とその近傍に光を十分に照射することができる。 【0009】請求項4に記載の表示灯は、請求項3に記載の表示灯において、上記中央LEDに代えて、左右一対のLEDからの光の一部をグローブの左右方向の中央部とその近傍に向けて反射させる反射手段を設けたことを特徴とする。この構成によれば、反射手段によってグローブの中央部とその近傍に光を十分に照射することができる。しかも、中央LEDを廃止して、LEDの数をさらに少なくすることができる。 【0010】請求項5に記載の表示灯は、請求項2乃至4の何れかに記載の表示灯において、上記非表示部に設けられ、左右一対の端部LEDからの光の一部をグローブの左右方向の同側の領域に向けて反射させる反射手段を設けたことを特徴とするものである。この構成によれば、LEDからの光は、反対側の領域に加えて同側の領域へも照射される。また、反射により光路を曲げることができるので、十分に光を拡散することのできる光路長を確保できる結果、同側の領域へ照射する場合であっても、その照射面積を広くできる。その結果、一のLEDからの光が照射される面積をより一層広くすることができる。 【0011】請求項6に記載の表示灯は、請求項4または5に記載の表示灯において、上記反射手段は、グローブを支持するケースの一部の表面からなることを特徴とする。この構成によれば、反射手段とケースの一部との一体化により表示灯の構造を簡素化できる。また、反射手段およびケースを互いに組み付ける手間を省くことができるので、組立が容易になる。 【0012】請求項7に記載の表示灯は、請求項6に記載の表示灯において、上記ケースは、グローブの上下端部を保持する一対の端部材と、これら一対の端部材同士を接続する柱状部を含み、この柱状部の表面に上記反射手段を設けていることを特徴とする。この構成によれば、柱状部によって端部材同士の接続を補強することができ、さらに、柱状部の表面に反射手段を設けることで、構造を簡素化することができる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の信号表示装置を詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態を示す信号表示装置の正面図である。図2は、図1に示す信号表示装置の断面平面図である。また、各図には、左右方向を示す矢印X、前後方向を示す矢印Y、および上下方向を示す矢印Zとが必要に応じて図示されている。 【0014】信号表示装置1は、図1に示すように、その外形を形成するケース3を有し、このケース3には、発光して信号を表示する表示灯2が複数個、例えば、3個上下方向に積層して設けられている。各表示灯2は、図2に示すように、後面にあって平面状の非表示部2aと、この非表示部2aの前面2cを包囲する表示部2bとを有している。表示部2bと非表示部2aとで囲まれる内部に、複数の発光ダイオード(LED)を含む光源4が配置されている。上述の表示部2bは、光源4からの光を外部へ透過させる透光性のグローブ5により形成され、また、非表示部2aは、ケース3の後ケース31により形成されている。後ケース31に基板6を介して光源4が取り付けられている。 【0015】各表示灯2では、光源4の発光色がそれぞれ異ならせてある。所望の表示灯2の光源4を発光させると、その光源4の色に応じた異なる色の信号光を発することができる。本発明では、各表示灯2の光源4は、非表示部2aの前面2cの左右方向の中央部を挟んだ両側に配置される左右少なくとも一対のLED42,43を含み、これら各LED42,43は光をグローブ5の左右方向の中央部を挟んで反対側の領域へそれぞれ照射するようにされている。これにより、LED一つあたりの光のグローブ5に対する照射面積を広くして、十分な視認性を確保しつつ、表示灯全体としてのLEDを少なくすることができる。 【0016】以下、詳細に説明する。光源4は、上述の左右一対の端部LED42,43と、非表示部2aの前面2cの左右方向の中央部に配置された中央LED41とからなる。中央LED41は、図1に示すように正面視でグローブ5のほぼ中央となるように配置されている。また、中央LED41は、図2に示すように平面視で表示灯2の内部の後方寄りに配置され、前方にあるグローブ5の内面との間に所定距離をあけて配置されている。中央LED41は、その投光軸41aを基板6と直交して取り付けられ、前方に向けて光を発することにより、グローブ5の左右方向の中央部およびその近傍に光を照射する。ここで、投光軸は、LEDからの光が最も強くなる方向であり、LEDに応じて定まっている。 【0017】端部LED42,43は、非表示部2aの左右端部に近接した位置に配置されている。また、端部LED42,43は、非表示部2aの上下方向のほぼ中央部に配置されている。また、端部LED42,43の投光軸42a,43aは、水平方向に延び、且つ平面視で左右方向に対して所定角度で前向きに傾いて基板6に取り付けられている。端部LED42,43の投光軸42a,43aは、最も距離を隔てて対向するグローブ5の左右端部52,53を通るようにされている。また、端部LED42,43の投光軸の角度を精度よく実現するために、LEDを所定の姿勢で基板6に保持する姿勢保持部材7を基板6に設けてもよい。 【0018】グローブ5は、メタクリル樹脂、ガラス等の透光性部材からなり、着色または無色の透明である。グローブ5を着色する場合には、LEDの光の色に合わせることで、LEDからの光を強調することができる。例えば、LEDからの光が赤色の場合、グローブ5も赤色とする。グローブ5は、横断面が円弧状をなして上下方向に延びる樋状をしており、左右方向の中央部51で最も前方に張り出している。グローブ5は、その周面を通して、光を前方および斜め前方に向けて(前向き略180度に近い角度範囲で)透過させる。また、グローブ5は、正面視で左右方向に長い長方形状に形成されている。グローブ5の内周面5aには、上下方向に延びる縦リブ形状の多数の拡散レンズが形成され、また、グローブ5の外周面5bには、周リブ形状の多数の拡散レンズが形成されている(図3参照)。 【0019】基板6は、図1に示すように非表示部2aの前面のほぼ全体を覆う大きさに形成されている。基板6は、各表示灯毎に設けられている。基板6には、一対のコネクタ61を介してリード線62が接続され(図3参照)、給電および点灯や消灯のための信号伝達が行われる。なお、基板6は、複数の表示灯2で一体のものを用いてもよく、この場合には、組み立て易くできる。 【0020】ケース3は、図3に示すように、前面に基板6が取り付けられる非表示部2aとしての板状の後ケース31と、後ケース31の前面に取り付けられる枠状の前ケース32とで構成されている。前ケース32および後ケース31は、非透光性部材でそれぞれ形成されている。後ケース31は、その前面31aにおいて各表示灯2に対応する部分に、基板6の四隅と当接する位置決め部31bと、基板6の周縁部と引っ掛かる一対のフック部31cとを有している。基板6の四隅を位置決め部31bに嵌め込み、基板6の周縁部をフック部31cに引っ掛けることで、基板6を後ケース31の所定位置に、容易、且つ確実に位置決め固定することができる。なお、基板6の後ケース31への取り付けに、ビス締め等の公知の他の方法を利用してもよい。また、後ケース31の上部には、リード線62を通すための孔31eが開けられている。この孔31eは、後ケース31の下部に設けられてもよい。 【0021】前ケース32は、上下端部およびその中間に配置された複数、例えば、4つの端部材としての仕切板32aと、これらの仕切板32aの左右端部同士を接続する3組各一対の柱状部32bとを有している。相隣接する仕切板32a内にグローブ5を嵌め合わせることにより、一の表示灯2を構成するための光源4等を収容する空間を形成している。上述の空間は、後方に開放しており、この開放された開口部は、後ケース31および基板6により覆われる。仕切板32aは、グローブ5の横断面形状と同じ形状、例えば、半円形に形成されており、互いに隣接する一対の仕切板32aの前端縁がその間に配置されるグローブ5の上下端部を保持する。また、グローブ5の周縁部は、シール部材(図示せず)により防水を施されている。 【0022】次に、表示灯2の動作を説明する。中央LED41からの光は、図2に示すように、グローブ5の中央部51およびその近傍に、その直後方から直接に照射される。左側にある端部LED42からの光は、表示灯2の内部で広がって、グローブ5の右側端部52およびその近傍部分に直接に照射される。同様に、右側にある端部LED43からの光は、グローブ5の左側端部53およびその近傍部分に直接に照射される。グローブ5には直接光が照射されるので、光が減衰し易い反射光が照射される場合に比べて、高い視認性が得られる。 【0023】また、各LED41〜43からの光は、図2に示すように平面視で広がりを有するとともに、図1に示すように上下方向にも広がる。また、このように広がる光の周縁部が、グローブ5の中央部51と左右端部52,53との間にある部分にも照射される。このようにして、グローブ5のほぼ全周面に光がまんべんなく照射される。そして、光は、グローブ5の拡散レンズで拡散されて全方向にまんべんなく放光される。 【0024】このように本実施の形態によれば、図2に示すように、各端部LED42,43から左右方向の反対側にあるグローブ5の領域へ光を照射するので、光の拡散に必要な距離を長く確保できる結果、各端部LED42,43が光を照射するグローブ5の面積を広くできる。従って、視認性を確保しつつ、グローブ5全体を照明するのに必要なLEDの数を少なくすることができる。 【0025】特に、一対の端部LED42,43は非表示部2aの前面2cの左右端部に近接して配置され、最も距離を隔てて対向するグローブ5の左右端部52,53に向けてそれぞれ光を照射するようにしている。これにより、各端部LED42,43からの光の拡散に必要な距離をほぼ最大限に長く確保できるので、LED一つ当たりで光が照射される面積をほぼ最大にすることができる。ここで、一対の端部LED42,43を非表示部2aの前面2cの左右端部に配置すればより好ましい。 【0026】ところで、端部LED42,43からの光は、概ね、グローブ5の左右端部52、53に向けられるので、中央部51へ照射される光量が不足する場合がある。これに対して本実施の形態では、中央LED41がグローブ5の中央部51およびその近傍に光を十分に照射できるので、中央部51ひいてはグローブ5全体の視認性を確実に確保することができる。 【0027】次に、本発明の第2の実施形態を説明する。なお、以下では、すでに説明した部分については、同じ符号を付して説明を省略する。図4を参照する。第2の実施形態では、第1の実施形態の表示灯2に、端部LED42,43からの光を反射する反射手段81が非表示部2aに配置され、非表示部2aを形成する後ケース31に取り付けられる前ケース32の後部に形成されている。 【0028】前ケース32は、上述の各仕切板32aおよび各柱状部32bに加えて、隣接する仕切板32aの後部同士を接続する上下に延びる柱状部32c(図1および図3にも一点鎖線で図示した。)を有している。この柱状部32cは、各仕切板32a同士の接続を補強している。また、柱状部32cは、左右方向の端部と中央部とのほぼ中間となる両側の位置に一対で配置されている。 【0029】各柱状部32cは、基板6の前面に沿うように配置され、柱状部32cの最前部が端部LED42,43の投光軸42a,43aを回避して、端部LED42,43からグローブ5の左右端部52,53への光の照射を妨げないようにされている。柱状部32cは、断面三角形状に形成されており、端部LED寄りにあり、一面が左右方向および前後方向に対して斜めになる傾斜面32dを成している。左側の柱状部32cは傾斜面32dを左側に有し、右側の柱状部32cは傾斜面32dを右側に有している。 【0030】反射手段81は、一対の柱状部32cの傾斜面32dからなり、各傾斜面32dには、アルミニウム蒸着被膜等の反射性部材が設けられている。例えば、左側の傾斜面32dは、端部LED42からの光の一部、例えば、基板6に向かう光を受けて、その光を、端部LED42と左右方向の同側にあるグローブ5の部分、例えば、左端部53と中央部51との間にある部分に向けて反射する。 【0031】第2の実施形態によれば、第1の実施形態の作用効果に加えて、端部LED42,43からの光は、グローブ5の左右方向の反対側の領域への光の照射面積をほぼそのままに維持しつつ、その反対側の領域に加えて、同側の領域へも反射手段81により照射される。また、同側の領域へ照射する場合であっても、反射により光路を曲げられるので、光路長を光の拡散に必要な十分な長さで確保できる結果、LED一つ当たりの光が照射される面積をより一層広くすることができる。従って、光量の不足が想定されるグローブ5の部分への光の照射を十分にできる結果、視認性を確実に確保することができる。 【0032】また、反射手段81は端部LED42,43の斜め後方に配置されているので、斜め後方にある非表示部2aに向かう無駄になる光を反射して有効利用することができる。また、反射手段81とケース3との一体化により表示灯2の構造を簡素化できる。また、反射手段81およびケース3を互いに組み付ける手間を省くことができるので、組立が容易になる。 【0033】特に、反射手段81をケース3の柱状部32cに設ける場合には、柱状部32cが補強用部材と反射手段81とを兼用できるので、構造をより一層簡素化することができる。次に、第3の実施形態を図5および図6を参照して説明する。第3の実施形態では、第1の実施形態において、中央LED41に代えて、端部LED42,43からの光をグローブ5の中央部51に向けて反射する反射手段82が、非表示部2aに配置され、非表示部2aを形成する後ケース31に取り付けられる前ケース32の後部に形成されている。 【0034】前ケース32は、隣接する上述の仕切板32aの後部同士を接続する上下に延びる柱状部32eを有している。この柱状部32eは、仕切板32a同士の接続を補強する。また、柱状部32eは、左右方向の中央部に配置され、前面の左右に並ぶ一対の傾斜面32fを有している。反射手段82は、柱状部32eの前面左右にある一対の傾斜面32fからなる。傾斜面32fには、反射性部材が設けられている。左側の傾斜面32fは、左側の端部LED42からの光の一部、例えば、ほぼ左右方向に平行に照射される光を受けて、グローブ5の中央部51およびその近傍部分に向けて、その直後方から前方に向けて反射する。同様に、右側の端部LED43からの光の一部も、右側の傾斜面32fで反射されて、グローブ5の中央部51およびその近傍部分に照射される。 【0035】このように第3の実施形態によれば、一対の端部LED42,43からの光を反射手段82により反射して、グローブ5の中央部51およびその近傍を十分に照射することができる。また、反射手段82を設けることにより、各端部LED42,43と中央部51との光路を屈曲させて、その光路長を長く確保できるので、中央部51へ照射する場合であっても、光の照射面積を広くできる。その結果、端部LED42,43を、左右の領域と中央部51との光の照射に兼用することができる。 【0036】従って、視認性を確実に確保しつつ、中央LED41を廃止できるので、表示灯全体でLEDをより一層少なくでき、例えば、LEDは左右に並ぶ2個だけ設けられている。また、反射手段82は端部LED42,43の斜め後方に配置される部分を含むので、斜め後方の非表示部2aに向かう無駄になる光をも反射して有効利用することができる。 【0037】また、上述の作用効果に加えて、中央LED41によるものを除いて第1の実施の形態での作用効果も得ることができる。さらに、第2の実施の形態と同様に、反射手段81と柱状部32e等のケース3との一体化による、組立を容易にして、構造を簡素化できる効果も得られる。また、図7に示す第4の実施形態のように、第3の実施形態に反射手段81を設けてもよい。この場合、中央部にある柱状部32eは、左右両側にある柱状部32c(図5にも二点鎖線で図示)よりも、前方に突出している。端部LED42,43からの光のうちで、斜め後方に向かう光は、反射手段81の傾斜面32dで反射され、左右方向にほぼ平行な光は、柱状部32cを越えて反射手段82の傾斜面32fで反射される。 【0038】第4の実施形態によれば、第2および第3の実施形態での各作用効果をともに得られるので、視認性をより一層確実に確保することができる。また、図8に示す第5の実施形態のように、信号表示装置1を、単一の表示灯2で構成してもよい。また、この表示灯2のグローブ5は、後ケース31と組み合わせた横断面形状が、3角形に形成されている。このように、グローブ5の断面形状は、円弧形状の他、グローブ5とケース3とを組み合わせたときに多角形状となるようにしてもよく、この多角形状は4角形以上のものでもよい。 【0039】また、光源4は、非表示部の前面の左右方向の中央部を挟んだ両側に配置される左右2対のLED群44,45を含み、各LED群44,45は、上下方向に並ぶ複数のLEDからなり、上下に長い基板6に取り付けられている。各基板6は、後ケース31の前面に形成された傾斜面に取り付けられ、この傾斜面の角度は各LED群で異なっている(図10参照)。各基板6には、その表面に対して各LEDの投光軸が直交するようにして各LEDが固定されている。このように基板6を傾けることで、LEDを確実に所定の向きに傾斜させることができる。各LED群44,45は、左右方向の中央部を挟んだ両側に、左右方向の中央部と左右端部とのほぼ中間に配置されている。 【0040】また、左右方向の外側にある一対のLED群45は、左右方向の反対側にあるグローブ5の領域であって、中央部寄りの部分に光を照射する。左右方向の内側にある一対のLED群44は、左右方向の反対側にあるグローブ5の領域であって、左右の端部寄りの部分に光を照射する(図9参照)。また、図11に示す第6の実施形態では、左右方向の外側にある一対のLED群45は、左右方向の反対側にあるグローブ5の領域であって、左右端部寄りの部分に光を照射する。左右方向の内側にある一対のLED群44は、左右方向の反対側にあるグローブ5の領域であって、中央部寄りの部分に光を照射する。また、基板6は、後ケース31に設けられた階段状の凹部内の傾斜面に取り付けられている(図12参照)。このように、階段状の凹部に各LEDを配置しているので、多数のLEDを設ける場合に互いに邪魔になり難い。 【0041】なお、上述の実施の形態では、表示灯2の上下方向を、そのままの姿勢で設置していたが、設置の姿勢は必要に応じて変更してもよい。例えば、上述の上下方向を左右方向としてもよいし、上述の前面を上方または下方に向けて設置してもよい。また、上述の各実施の形態の表示灯2は、信号表示装置の他、看板や照明灯に適用してもよい。 【0042】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。 【0043】 【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、各LEDは左右方向の反対側にあるグローブの領域へ光を照射するので、各LEDが光を照射する面積を広くできる結果、視認性を確保しつつLEDを少なくすることができる。請求項2に記載の発明によれば、各端部LEDからの光の拡散に必要な距離を最長にできるので、光が照射される面積を最大にすることができる。 【0044】請求項3に記載の発明によれば、光量が不足する場合があるグローブの中央部およびその近傍の視認性を中央LEDによって確実に確保することができる。請求項4に記載の発明によれば、光量が不足する場合があるグローブの中央部およびその近傍の視認性を反射手段によって確実に確保しつつ、中央LEDを省略して、LEDを少なくすることができる。 【0045】請求項5に記載の発明によれば、反対側の領域に加えて、同側の領域へも光を照射でき、さらに、同側の領域であっても反射により光路長を長く確保して、光の照射面積を広くできる。その結果、LED一つあたりで光を照射する面積をより一層広くすることができる。請求項6に記載の発明によれば、ケースと反射手段と一体にして、構造を簡素化でき、また、組立も容易になる。 【0046】請求項7に記載の発明によれば、柱状部は、補強用部材と反射手段とを兼用しているので、構造を簡素化することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000143695 【氏名又は名称】株式会社パトライト
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| 【出願日】 |
平成11年5月31日(1999.5.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075155 【弁理士】 【氏名又は名称】亀井 弘勝 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−340005(P2000−340005A) |
| 【公開日】 |
平成12年12月8日(2000.12.8) |
| 【出願番号】 |
特願平11−152498 |
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