| 【発明の名称】 |
地震用非常灯 |
| 【発明者】 |
【氏名】中本 雄造
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| 【要約】 |
【課題】停電を伴うほど強い揺れの地震が発生したときでも、直ちに自動点灯して確実に室内を照らすことのできる地震用非常灯を提供すること。
【解決手段】この地震用非常灯1は、中空ケース12内に、ランプ6と、ランプ点灯用の電源7と、地震などにより家屋から伝わった停電を伴うほどの激しい揺れを検知する揺れ検知手段9と、揺れ検知手段9の揺れ検知動作によりランプ6に入電する入電手段8とを備えている。また、中空ケース12がほぼ球形ないし卵形に形成され、中空ケース12の一端側3aから光を発するようにランプ6が配置されるとともに、中空ケース12の他端側2aに錘体11が配備されて全体重心Gが中空ケース12の他端側2a寄りとなるように構成されている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定強さ以上の揺れを検知する揺れ検知手段と、揺れ検知手段の揺れ検知動作により発光する発光手段とを備えて成ることを特徴とする地震用非常灯。 【請求項2】 少なくとも揺れ検知手段と発光手段を収容するケースを有し、当該ケースがほぼ球形ないし卵形に形成され、ケースの一端側から光を発するように発光手段がケース内に配置されるとともに、ケースの他端側に錘体が配備されて全体重心がケースの他端側寄りとなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の地震用非常灯。 【請求項3】 発光手段が、ランプと、ランプ点灯用の電源と、揺れ検知手段の揺れ検知動作によりランプに入電する入電手段とから成っていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の地震用非常灯。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、停電を伴うほど強い揺れの地震が発生した場合に直ちに自動点灯して室内を照らす地震用非常灯に関する。 【0002】 【従来の技術】激しい揺れの地震により停電を伴って暗闇になったときにガラス片などの散らかった部屋が暗闇であると、不安感におそわれたり、その場で動いて危険を伴うおそれがある。そのため、枕元に懐中電灯などを常備する家庭が増えている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、停電を伴うほど強い地震であると家具が倒れることが多く、懐中電灯が倒れた家具などの下敷きになって役に立たないことがある。また、懐中電灯が家具などの下敷きとならなかった場合でも、ランプが下向きや横向きになり、散乱した物品に光が遮られて役立たないこともある。 【0004】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、停電を伴うほど強い揺れの地震が発生したときでも、直ちに自動点灯して確実に室内を照らすことのできる地震用非常灯の提供を目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明に係る地震用非常灯は、所定強さ以上の揺れを検知する揺れ検知手段と、揺れ検知手段の揺れ検知動作により発光する発光手段とを備えて成っている。ここで、所定強さ以上の揺れとは地震などにより家屋から伝わって停電を伴うほどの激しい揺れをさしている。 【0006】また、前記構成の地震用非常灯において、少なくとも揺れ検知手段と発光手段を収容するケースを有し、当該ケースがほぼ球形ないし卵形に形成され、ケースの一端側から光を発するように発光手段がケース内に配置されるとともに、ケースの他端側に錘体が配備されて全体重心がケースの他端側寄りとなるように構成されたものである。 【0007】そして、前記した各構成における発光手段が、ランプと、ランプ点灯用の電源と、揺れ検知手段の揺れ検知動作によりランプに入電する入電手段とから成るものである。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳しく説明する。図1は本発明の一実施形態に係る地震用非常灯を示す外観図、図2は前記地震用非常灯の縦断面図、図3は前記地震用非常灯の回路構成図である。各図において、符号1は本実施形態に係る地震用非常灯を示しており、上面開口を有する本体ケース2とこの本体ケース2の上面開口に螺着される例えば合成樹脂製の透明ケース3とから成る中空のケース12を備えている。ケース12は本体ケース2と透明ケース3の間に介設したシールリング4により密封されている。尚、この例ではケース12を卵形に形成してあるが、起き上がりやすい形状であればよく、例えば球形でも構わない。 【0009】そして、この地震用非常灯1は、前記のケース12内に、ランプ6と、乾電池などに代表されるランプ点灯用の電源7と、揺れを検知する揺れ検知手段9と、揺れの検知によりランプ6に入電する入電手段8とが収納されている。すなわち、ここではランプ6と、電源7と、入電手段8とから、発光手段の一例が構成される。ランプ6は透明ケース3の一端側(上端側)3aに向けて光を発するように、ケース12内で反射板5の雌ねじ部に装着されている。本体ケース2内の他端側(下端側)2a近傍には、錘体11および電源7が配備されて全体重心Gをケース12の他端側2a寄りとするように成っている。尚、錘体11は必ずしもケース12内に配置しなければならないものでなく、ケース12外に配置しても構わない。その場合は、起き上がりやすい形状を損なわないよう、ケース12および錘体11の全体形状に丸みを帯びさせることが望ましい。 【0010】次に、前述した揺れ検知手段と入電手段の一具体例を図4に示す。揺れ検知手段20(9)は、軸23を中心に揺動する揺動部材21と、揺動部材21に埋め込まれた磁石22とから主に構成されている。常時の揺動部材21は自重により実線で示す位置にありピン24で支持されている。揺動部材21は、地震などにより家屋から伝わって停電を伴うほどの激しい所定強さ以上の揺れを受けたとき、2点鎖線で示す位置へ揺動してピン25に係止され得る重量バランスに設定されている。また、入電手段8として、ここでは密閉容器内に磁性材料から成る常時開の接点を有するリードスイッチ26が使用されている。このリードスイッチ26は2点鎖線で示した磁石22の揺動位置近傍に配置されている。このように磁石22とリードスイッチ26といった、簡素で安価な組み合わせ構成により、上記の揺れ検知手段9と入電手段8が実現される。 【0011】引続き、地震用非常灯1の動作について説明する。この地震用非常灯1は、基本的には発光側(一端側3a)を下向きにした姿勢で壁や天井に吊り下げられて使用される。ところで、停電を伴うほど強い地震が起こった場合、家具が倒れることはあっても壁や天井が崩れ落ちることは極めて稀である。そのため、地震用非常灯1は倒れた家具の下敷きとならず、壁や天井に残っていることが多い。 【0012】そこで、揺動部材21が揺動してリードスイッチ26の間近に近接する。かかる動作が揺れ検知手段20の揺れ検知動作である。同時に、磁石22がリードスイッチ26の接点を磁力により引き寄せて接合する。これにより、リードスイッチ26が入電手段8として働き、コード10,10を通して電源7からランプ6に入電され、ランプ6が発光して室内を下向きに照らすのである。従って、本実施形態の地震用非常灯1によれば、地震により生じた揺れが揺れ検知手段20により検知され、更に入電手段8によりランプ6が入電されるようになっているので、直ちに自動点灯して室内を確実に照らすことができ、利用者に安心感を与える。 【0013】一方、地震用非常灯1は机上や床上に置いて使用することもできる。このとき、激しい揺れにより机上などから落下した場合でも、地震用非常灯1は全体重心Gが錘体11近傍にあるため、あたかも起き上がり子法師のように一端側3aを上向きにして静止する。これにより、発光側が下向きや横向きとなって役立たなくなるといった不具合がなく、室内を上向きに照らすことができる。 【0014】尚、前述の実施形態では、揺れ検知手段9と入電手段8として、磁石22とリードスイッチ26の簡素な組み合わせ構成を例示したが、本発明はそれらに限らない。以下に、様々な発光手段の構成要素、または揺れ検知手段を例示する。 【0015】例えば、図5に示すような洗濯バサミ状構造の揺れ検知手段27が開示される。この場合、揺れ検知手段27は、軸29回りに揺動する鋏体28,28と、鋏体28,28の先端に対面配置されて近接離間する接点31,31と、接点31,31により離脱可能に挟持される錘体33付きの摘み体32とから成っている。摘み体32は必要なときに接点31,31から滑って確実に離脱できるように、セラミックなどの硬質材で構成するのが好ましい。また、接点31,31は入電手段8の機能も兼ねている。この揺れ検知手段27によれば、地震の揺れによって錘体33に大きな重力加速度がかかったとき、摘み体32が接点31,31から滑り落ち、バネ30の付勢力によって接点31,31が接触することにより、コード10,10間が通電されてランプ6が点灯する。従って、揺れ検知手段27は簡素、かつ、安価な構成で提供される。 【0016】また、図6に示す揺れ検知手段34では、導体リング36内に挿通された導体棒35が、コイルバネ37により揺動自在に弾性支持されている。この揺れ検知手段34によれば、地震により導体棒35が揺れて導体リング36に接触すると、ゲート電流用コード38とコード39が導通してサイリスタ40が作動し、コード10,10が通電されてランプ6を点灯させるようになっている。揺れ検知手段34は、サイリスタ40を用いたことにより通電動作の確実性が高くなる。尚、前記のサイリスタ40に代えて、安価なリレーを用いることもできる。 【0017】また、図7に示す揺れ検知手段46では、導体柱47の上面に形成された凹部48に、常時は金属球49が格納されている。そこで、強い地震があると金属球49が導体リング50上に転落して導体リング50と導体柱47を導通させることにより、コード10,10が通電してランプ6が点灯する。すなわち、導体柱47と、金属球49と、導体リング50とから入電手段51が構成される。 【0018】そして、図8に示す構成では、導体筒53内に挿通支持された導体棒52が、地震により倒れて導体筒53と接触することにより、コード10,10が通電されてランプ6が点灯するようになっている。すなわち、導体棒52が揺れ検知手段の一例となり、導体棒52と導体筒53の組合せ構成が入電手段54となっている。 【0019】更に、図9では、傾斜支持部57を有する支持台56と、傾斜支持部57上に載置支持される押動板58と、押動板58を下向きに付勢するコイルバネ59とから、揺れ検知手段55が構成され、押動板58の揺動範囲内に配置された常時開の接点60,60から入電手段が構成されている。そこで、強い地震が発生すると押動板58が横揺れして接点60を押圧し、接点60,60が接触してコード10,10が通電されるのである。 【0020】また、図10に示す揺れ検知手段61では、軸63回りに揺動する押動体62が接点60,60の側方に配備されている。地震により押動体62が揺れると、押動体62上下の押動点64,64が接点60を押してコード10,10に通電させるように成っている。この場合も入電手段は接点60,60から成っている。 【0021】また、図11の揺れ検知手段65においては、導体製の揺動体66が軸67回りに軸支されている。そして、コイルバネ68が、揺動体66の上部に設けられたピン66aとケース(図示省略)との間で軸67を跨いだ状態に連結されている。一方、導体製の固定板69は、揺動体66との交差位置で水平姿勢に配置されている。通常時に、揺動体66は自身の係止突起66bが固定板69の係合孔69aと係脱可能に係合して垂直姿勢を保つように構成されている。そこで、地震の揺れがあると、係止突起66bが係合孔69aから外れて、揺動体66がバネ力により時計回りまたは反時計回りに振れる。これにより、揺動体66左右いずれかの接点70,70が固定板69の接点70,70と接触してコード10,10に通電するのである。すなわち、この例における入電手段は接点70,70,70,70から構成されている。 【0022】そして、図12に示した揺れ検知手段71は、水銀76と、水銀76を満量近くまで貯留する水銀容器72の水銀溜室74と、これに隣合った溢流室75とを仕切る仕切壁73とから構成されている。また、溢流室75の内面全体にわたり電極板78が被設され、更に電極板77が電極板78の底面から僅かに離間して配置されている。そこで、強い地震が発生すると、水銀76の液面が揺れて仕切壁73を越え溢流室75に流れ込んで電極板77と電極板78を導通させる。これにより、コード10,10が通電されるのである。すなわち、これらの水銀76、電極板77、電極板78から入電手段79が構成される。 【0023】更に、図13は平面視の図であるが、この例における揺れ検知手段80は、水平軸82回りに揺動自在で磁石83を内蔵した揺動体81と、揺動体81の揺動面に沿って配備された誘導コイル84とから構成されている。地震の発生により磁石83が揺れると、誘導コイル84に誘導電流を生じる。このように生じた誘導電流はコード85,86を経てドライブ回路87に入力され、これによりドライブ回路87がコード10,10に通電させるように成っている。 【0024】また、図14に示した揺れ検知手段88では、軸90回りに揺動する揺動体89の下部側面に衝突子91が突設されていて、圧電素子92における前記衝突子91との対面位置にも衝突子93が突設されている。そこで、強い地震が発生すると、衝突子91が衝突子93に激突して圧電素子92に生じた起電力がコード85,86を経てドライブ回路87に入力され、コード10,10を通電させるように成っている。 【0025】また、図15に示す揺れ検知手段94では、鉤状に彎曲した支持体95の上部に磁石96が固設され、支持体95の下部には常時開の接点102,102を有する電極板100,101が配備されている。そうして、錘体99付きの磁石97がスペーサ98を介して磁石96に磁着保持されている。この場合、磁石97が磁石96から離脱する地震の強さはスペーサ98の厚みと錘体99の重量に応じて設定される。この例における入電手段は接点102,102から成る。 【0026】そして、図16に示すように、揺れ検知手段103は、導体製で鉤形の支持体104の側面に添設された磁石106と、導体製でほぼ卍形の支持体105における前記磁石106の対面位置に添設された磁石108と、支持体105の下部に固設された錘体109と、磁石106,108間に装着されるスペーサ107とから構成されている。磁石108が磁石106から離脱する地震の強さはスペーサ107の厚みと錘体109の重量に応じて設定される。この例における入電手段は支持体104,105の先端にそれぞれ設けられた常時開の接点110,110から成っている。 【0027】更に、図17に示す揺れ検知手段111では、鉤状に彎曲した支持体112の内壁部に受け突起113が突設され、支持体112の下部には常時開の接点102,102を有する電極板100,101が配備されている。そうして、錘体114上端の係合突起115が受け突起113に着脱可能に係止保持されている。錘体114は飛び出さないようにコイルバネ116を介して支持体112に繋がれている。コイルバネ116は電極板100,101に対し電気絶縁されている。この例による入電手段も接点102,102から成っている。 【0028】また、図18に示すように、発光素子120と受光素子121を用いた揺れ検知手段117を例示することもできる。例えば、発光素子120と受光素子121間の光路は常時は揺動板118により遮られているが、地震の発生により揺動板118が軸119回りに揺動して発光素子120〜受光素子121間の光路が一時でも開放されると、発光素子120および受光素子121からコード122およびコード123へ信号出力がなされ、更にドライブ回路124によりコード10,10が通電されるのである。 【0029】また、図19に示した揺れ検知手段125では、支柱129,130間に常時通電状態で架け渡された細い金属線128が、強い地震の際に軸127を中心として上下揺動するカッタ126で切断される構成と成っている。金属線128の一端とドライブ回路135とを接続するコード131にはプルアップ抵抗と論理反転素子133が設けられている。また、金属線128の他端とドライブ回路135とを接続するコード132にはアース134が設けられている。そこで、強い地震により金属線128が切断されてコード131,132間が遮断されると、ドライブ回路135によりコード10,10が通電される。 【0030】そして、図20では、水銀容器138に貯留された水銀76と、水銀76に少しだけ浸かるよう水銀容器138内に中空配置された電極板136とから、揺れ検知手段137が構成されている。この場合、水銀76〜電極板136間は常時通電されている。加えて、ドライブ回路135は信号保持動作または信号変化検知動作するように構成されている。そこで、地震の揺れにより水銀76の液面76aが2点鎖線のように揺れると、電極板136〜水銀76間が遮断される。これにより、ドライブ回路135がコード10,10に通電する。 【0031】更に、図21に示すように、揺れ検知手段139は、ケース12(図2参照)内に固定される支持部140と、支持部140の下面に形成された係合凹部141と、前記の係合凹部141と着脱可能に係合する係合凸部142を有する係合基部143と、コイルバネ144を介して係合基部143に吊り下げられる錘体145とから成っている。また、係合凹部141には接点棒146が突設され、係合基部143にも接点棒147が突設されている。これらの接点棒146,147の先端には、それぞれ常時閉の接点148,148が設けられている。この揺れ検知手段139によれば、地震の発生により錘体145が上下に揺れて係合基部143に下向きの加速度が加わり、係合凸部142が係合凹部141から離脱する。同時に、接点148,148が開き、ドライブ回路135によってコード10,10が通電される。 【0032】また、図22に示した揺れ検知手段149では、ケース12(図2参照)内に支持部152と係止フック150が固定されていて、支持部152にコイルバネ151が取り付けられている。コイルバネ151は常時は側方に曲げられた姿勢で係止フック150に係止されている。また、係止フック150に対しコイルバネ151をはさんだ反対位置に、入電手段である常時開の接点155,155を有する接点棒153,154が配置されている。この揺れ検知手段149によれば、強い地震があると、コイルバネ151が係止フック150から外れて直立し、接点棒154を押して接点155,155を導通させる。これにより、コード10,10が通電されるようになっている。 【0033】そして、図23に示した揺れ検知手段157は、コイルバネ151に替えて板バネ156を用いたこと以外は、図22に示した揺れ検知手段149と同様の構成である。 【0034】ところで、既述したランプ、ランプ点灯用の電源、および、入電手段を用いない発光手段について、以下に説明する。まず、図24に示すように、液体容器162は、過酸化水素を主成分とする液状の活性化剤166を貯留する液溜室163と、遷移物質である過シュウ酸誘導体(エステル類、酸無水物、オキサミド類など)、蛍光物質であるアントラセン類(アントラセン、9,10−ジフェニルアントラセンなど)、およびフタル酸エステル類の混合液体167を貯留する溢流室164と、これらを仕切る仕切壁165とから構成されている。かかる構成において強い地震が発生すると、活性化剤166の液面が揺れ、活性化剤166が仕切壁165を越えて溢流室164に流れ込む。流入した活性化剤166の過酸化水素は過シュウ酸誘導体と反応して活性中間体(1,2−ジオキセタンジオンと考えられる)を生成する。そして、活性中間体の励起エネルギーがアントラセン類に与えられ、これによりアントラセン類から蛍光が持続的に発せられる。すなわち、液溜室163に満量近く貯留された活性化剤166と、仕切壁165とから揺れ検知手段161が構成され、仕切壁165から溢れた活性化剤166と、遷移物質および蛍光物質の混合液体167とから発光手段160が構成されている。 【0035】次に、二重管タイプの発光手段170を図25に例示する。この発光手段170は、活性化剤166を封入したガラスチューブ172と、遷移物質および蛍光物質の混合液体167と前記のガラスチューブ172を同封した可撓性の合成樹脂チューブ171とから構成されている。この場合、合成樹脂チューブ171内に封入される混合液体167は、例えば、蛍光物質として僅少量のアントラセン類、遷移物質としての過シュウ酸誘導体6.9〜10.5%、フタル酸エステル類(例えば、フタル酸ジメチル)89〜93%をそれぞれ含む混合物から成っている。また、ガラスチューブ172内に封入される活性化剤166は、例えば、フタル酸エステル類74〜79%、第三級アルコール類(例えば、第三級ブタノール)18.6〜19.8%、前記の過シュウ酸誘導体と反応する過酸化水素1.0〜7.0%をそれぞれ含む混合物から成っている。 【0036】一方、揺れ検知手段173は、軸174を中心に揺動する揺動部材175と、揺動部材175の上辺に形成された係合溝178と、ケース(図示省略)側に設けられて係合溝178に係脱可能なピン179とから主に構成されている。通常時の揺動部材175は係合溝178がピン179に係止されることにより実線で示す位置に固定されている。コイルバネ177は揺動部材175に突設された止めピン176に連結されていて揺動部材175を発光手段170に向けて付勢している。そこで、地震などにより激しい揺れを受けると係合溝178がピン179から外れて、揺動部材175が2点鎖線で示す位置へ揺動し発光手段170の合成樹脂チューブ171を打撃してガラスチューブ172を破砕する。これにより、活性化剤166がガラスチューブ172から漏れ出して、活性化剤166の過酸化水素が混合液体167中の過シュウ酸誘導体と反応して活性中間体を生成し、更にこの活性中間体がアントラセン類に励起エネルギーを与えてアントラセン類を発光させるのである。 【0037】 【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る地震用非常灯によれば、停電を伴うほど強い揺れの地震が発生したとき、その揺れが揺れ検知手段で検知され、この揺れ検知動作に基づいて発光手段を発光させるようになっているので、直ちに発光手段が自動的に発光して室内を照らすことができる。これにより、利用者の安心感が得られ、安全が確保される。 【0038】また、本発明の地震用非常灯は全体重心が発光側とは反対側に設定されているので、床などに落下した場合にあたかも起き上がり小法師のようにケースが姿勢を変え、上向きに光を発して室内を確実に照らすことができる。 【0039】そして、発光手段がランプなどから成る場合は、揺れ検知手段による揺れ検知動作に基づいて入電手段によりランプが入電されるので、直ちにランプが自動点灯して室内を明るく照らすことができるのである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599064476 【氏名又は名称】中本 雄造
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| 【出願日】 |
平成11年5月12日(1999.5.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100047831 【弁理士】 【氏名又は名称】杉本 巌 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−322914(P2000−322914A) |
| 【公開日】 |
平成12年11月24日(2000.11.24) |
| 【出願番号】 |
特願平11−130732 |
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