| 【発明の名称】 |
車両用灯具 |
| 【発明者】 |
【氏名】武田 友伸
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| 【要約】 |
【課題】見栄えが良い。
【解決手段】インナーハウジング3には、小形のリヤフォグランプL1側の第1光源バルブ51からの光の一部がインナーハウジング3を透過してテールランプL2側の第2リフレクタ62に届くための透孔31、32が、設けられている。この結果、小形のリヤフォグランプL1側の第1光源バルブ51を点灯すると、その第1光源バルブ51からの光がリヤフォグランプL1側の第1リフレクタ61で同一共有レンズ1側に反射され、一方、第1光源バルブ51からの光の一部がインナーハウジング3の透孔31、32を透過して大形のテールランプL2側の第2リフレクタ62に届いて同一共有レンズ1側に反射されるので、同一共有レンズ1がほぼ全体に亘って発光する。このために、小形のリヤフォグランプL1の点灯時において、同一共有レンズ1における発光範囲を従来の車両用灯具と比較して広げることができ、見栄えの向上が図られる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 小形ランプを含む少なくとも2つのランプを有し、かつ、前記少なくとも2つのランプが同一のレンズを共有する車両用灯具であって、ランプハウジング及び前記同一共有レンズにより灯室が画成されており、前記灯室内にはインナーハウジングが配設されていて、前記灯室が前記インナーハウジングにより画成される小形灯室を含む少なくとも2つの灯室にそれぞれ区画されており、前記少なくとも2つの灯室内には光源バルブがそれぞれ配設されており、前記少なくとも2つの灯室内には前記光源バルブからの光を前記レンズ側に反射させるリフレクタがそれぞれ設けられており、前記各光源バルブを点灯することにより、前記各光源バルブからの光が前記各リフレクタで反射され、その各反射光が前記同一共有レンズを経て外部に所定の配光パターンでそれぞれ照射される車両用灯具において、前記インナーハウジングには、前記小形灯室内の前記光源バルブからの光の一部が前記インナーハウジングを透過して他の前記灯室側のリフレクタに届くための透孔が、設けれている、ことを特徴とする車両用灯具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、小形ランプを含む少なくとも2つのランプ、例えば小形のリヤフォグランプと大形のテールランプとが組み合わせられたリヤーコンビネーションランプ等であって、その少なくとも2つのランプが同一のレンズを共有する車両用灯具に係り、特に、その少なくとも2つのランプのうち小形ランプの点灯時において、同一共有レンズにおける発光範囲を広げることにより、見栄えが向上された車両用灯具に関するものである。 【0002】 【従来の技術】以下、この種の車両用灯具を図3及び図4を参照して説明する。この例は、小形のリヤフォグランプと大形のテールランプとが組み合わせられた自動車のリヤーコンビネーションランプについて説明する。この図示のリヤーコンビネーションランプLは、自動車Cの後部の左右両側に装備されるものであって、小形のリヤフォグランプL1と大形のテールランプL2との2つのランプが組み合わせられており、かつ、同一のレンズ1を共有するものである。 【0003】すなわち、このリヤーコンビネーションランプLは、ランプハウジング2及び同一共有レンズ1により灯室が画成されている。この灯室内にはインナーハウジング3が配設されていて、この灯室がインナーハウジング3により画成される小形の第1灯室41とその他の第2灯室42とにそれぞれ区画されている。この第1灯室41内、第2灯室42内には、第1光源バルブ51、第2光源バルブ52がそれぞれ配設されている。また、この第1灯室41内、第2灯室42内には、第1光源バルブ51、第2光源バルブ52からの光を同一共有レンズ1側に反射させる第1リフレクタ61、第2リフレクタ62がそれぞれ設けられている。この第1リフレクタ61、第2リフレクタ62とインナーハウジング3、ランプハウジング2とは、一体構造をなす。上述の各光源バルブ51、52を点灯すると、その各光源バルブ51、52からの光が各リフレクタ61,62で反射され、その各反射光が同一共有レンズ1を経て外部に所定の配光パターンでそれぞれ照射される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来の車両用灯具は、小形のリヤフォグランプL1側の第1灯室41と、テールランプL2側の第2灯室42とがそれぞれ別個に独立しているので、リヤフォグランプL1側の第1光源バルブ51を点灯した場合、その第1光源バルブ51からの光であって、第1リフレクタ61で反射された反射光のみが同一共有レンズ1を経て外部に所定の配光パターンで照射され、同一共有レンズ1のうち、リヤフォグランプL1に対応する部分(図3中の波線で示された長方形の部分)のみが発光することとなる。この結果、上述の従来の車両用灯具においては、同一共有レンズ1の大きさ(図3中の実線で示された台形をなし、ほぼ中間における横がW2であり、縦がT2である大きさ)に対して、リヤフォグランプL1の発光範囲の大きさ(図3中の波線で示された長方形をなし、横がW1であり、縦がT1である大きさ)が小さく(狭く)見栄え上課題がある。 【0005】本発明の目的は、少なくとも2つのランプのうち小形ランプの点灯時において、同一共有レンズにおける発光範囲を広げることにより、見栄えが向上された車両用灯具を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を達成するために、小形灯室内の光源バルブからの光の一部がインナーハウジングを透過して他の灯室側のリフレクタに届くための透孔を、インナーハウジングに設けたことを特徴とする。 【0007】この結果、本発明の車両用灯具は、上記の構成により、小形ランプ側の光源バルブを点灯すると、その光源バルブからの光が小形ランプ側のリフレクタで同一共有レンズ側に反射され、一方、その光源バルブからの光の一部がインナーハウジングを透過して他のランプ側のリフレクタに届いて同一共有レンズ側に反射されるので、同一共有レンズがほぼ全体に亘って発光することとなる。このために、少なくとも2つのランプのうち小形ランプの点灯時において、同一共有レンズにおける発光範囲を従来の車両用灯具と比較して広げることができ、見栄えの向上が図られる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用灯具の一実施形態を図1乃至図3を参照して説明する。この例は、小形のリヤフォグランプと大形のテールランプとが組み合わせられた自動車のリヤーコンビネーションランプに使用した例について説明する。図中、図3及び図4と同符号は同一のものを示す。なお、図1において、第2光源バルブ52は省略されている。 【0009】本発明の車両用灯具の第1リフレクタ61、第2リフレクタ62は、図1及び図2に示すように、インナーハウジング3、ランプハウジング2と一体構造をなす多段リフレクタである。この多段リフレクタ61、62は、インナーハウジング3、ランプハウジング2の内面(第1灯室41、第2灯室42と対向する側の面)に、光軸Z−Zを中心とする同心円状の多段回転放物面(焦点Fが共通し、かつ、焦点距離がそれぞれ異なった複数個の回転放物面)を、段部56を介して連続して設けたものである。この多段リフレクタ61、62の内面には、例えばアルミ蒸着が直接施されていて反射面が形成されている。なお、この多段リフレクタ61、62は、インナーハウジング3、ランプハウジング2と一体構造をなすものであるが、インナーハウジング3、ランプハウジング2と別体のものを灯室41、42内に配設しても良い。また、第1光源バルブ51のフィラメント(図示せず)は、第1リフレクタ61の焦点F近傍に位置する。 【0010】そして、小形のリヤフォグランプL1を構成するインナーハウジング3には、リヤフォグランプL1側の第1光源バルブ51からの光の一部がこのインナーハウジング3を透過して他のテールランプL2側の第2リフレクタ62に届くための第1透孔31及び第2透孔32が設けられている。上述の第1透孔31は、インナーハウジング3のうち、多段リフレクタの段部(この段部は、リヤフォグランプL1において光学的に利用されていない部分、すなわち、第1光源バルブ51からの光を同一共有レンズ1側にはんしゃしていない部分である)に設けられている。また、上述の第2透孔32は、インナーハウジング3のうち、多段リフレクタの回転放物面に、リヤフォグランプL1の配光値を不足させない程度の大きさで設けられている。 【0011】この実施の形態における本発明の車両用灯具は、以上の如き構成からなるので、小形のリヤフォグランプL1側の第1光源バルブ51を点灯する。すると、その第1光源バルブ51からの光がフォグランプL1側の第1リフレクタ61で同一共有レンズ1側に反射される。一方、図1中の矢印に示すように、その第1光源バルブ51からの光の一部がインナーハウジング3の透孔31、32を透過して他のテールランプL2側の第2リフレクタ62に届いて同一共有レンズ1側に反射される。この結果、同一共有レンズ1がほぼ全体に亘って発光することとなるので、小形のリヤフォグランプL1の点灯時において、同一共有レンズ1における発光範囲(図3中の実線で示された台形をなし、ほぼ中間における横がW2であり、縦がT2である範囲)が従来の車両用灯具の発光範囲(図3中の波線で示された長方形をなし、横がW1であり、縦がT1である範囲)と比較して広がり、その分、見栄えが向上されることとなる。上述の第1リフレクタ61及び第2リフレクタ62における反射光は、光軸Z−Zとほぼ平行である。 【0012】なお、上述の実施の形態においては、小形のリヤフォグランプL1と大形のテールランプL2とが組み合わせられた自動車のリヤーコンビネーションランプLに使用した例について説明したが、本発明はその他の車両用灯具にも適用できる。 【0013】また、上述の実施の形態において、第1リフレクタ61及び第2リフレクタ62は、多段リフレクタからなるものであるが、一段のリフレクタであっても良い。 【0014】さらに、上述の実施の形態において、小形乗りやフォグランプL1を構成するインナーハウジング3と同一共有レンズ1との間にインナーレンズ等を配設しても良い。 【0015】 【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の車両用灯具は、小形灯室内の光源バルブからの光の一部がインナーハウジングを透過して他の灯室側のリフレクタに届くための透孔を、インナーハウジングに、設けたものであるから、小形ランプ側の光源バルブを点灯すると、その光源バルブからの光が小形ランプ側のリフレクタで同一共有レンズ側に反射され、一方、その光源バルブからの光の一部がインナーハウジングを透過して他のランプ側のリフレクタに届いて同一共有レンズ側に反射されるので、同一共有レンズのほぼ全体において発光することとなる。このために、少なくとも2つのランプのうち小形ランプの点灯時において、同一共有レンズにおける発光範囲を従来の車両用灯具と比較して広げることができ、見栄えの向上が図られる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000136 【氏名又は名称】市光工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年4月2日(1999.4.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100059269 【弁理士】 【氏名又は名称】秋本 正実
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| 【公開番号】 |
特開2000−294010(P2000−294010A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月20日(2000.10.20) |
| 【出願番号】 |
特願平11−96648 |
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