| 【発明の名称】 |
発光体及び信号灯 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹野 雄造
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| 【要約】 |
【課題】交通信号灯器用として、長寿命で、高効率かつ擬似点灯による誤認識の無い発光体及び信号灯を提供する。
【解決手段】発光体1の円盤状の支柱3の上部に第1基盤5、絶縁ラバー6、アルミプレート25が設けられる。第1基盤には支柱3の軸方向に向けて複数の発光ダイオード15が設けられ、第2基盤7には側面に向けて複数の発光ダイオード17が設けられる。更にその下部には徐々に径の小さくなる第3、第4、第5基盤9、11、13が設けられ、夫々に複数の発光ダイオード19、21、23が徐々に下側に向くように取り付けられる。発光体1の点灯時に発生する熱はアルミプレート25により支柱3側等に放熱され、発光ダイオードの寿命を延ばすことができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】信号灯に用いられる発光体であって、支柱と、前記支柱に設けられる基盤と、前記基盤に設けられる発光ダイオードと、前記基盤に発生する熱を前記支柱側に放熱する放熱板とを設けることを特徴とする発光体。 【請求項2】前記放熱板は前記本体の端部に設けられ、前記放熱板に基盤が設けられ、前記基盤上に発光ダイオードが設けられることを特徴とする請求項1記載の発光体。 【請求項3】前記支柱に更に複数の基盤が設けられ、この基盤上に発光ダイオードが設けられることを特徴とする請求項2記載の発光体。 【請求項4】前記放熱板はアルミニウムからなることを特徴とする請求項1記載の発光体。 【請求項5】前記支柱はアルミニウムからなることを特徴とする請求項1記載の発光体。 【請求項6】有色の光を発する発光体をケーシング内に設置し、前記ケーシングの前面に透明レンズを設けることを特徴とする信号灯。 【請求項7】前記発光体として請求項1記載の発光体を用いることを特徴とする請求項6記載の信号灯。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、交通信号に用いる発光体及び信号灯に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、交通信号に用いられる信号灯として、図7に示されるようなものがある。図7に示されるように、ドーム状のケーシング103の内側には反射鏡が設けられ、ケーシング103内部に白熱電球107が設けられ、ケーシング103の前面に赤、黄、青等のカラーレンズ105が設けられる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、白熱電球107の寿命は、通常一年程度と短く、さらには消費電力に対して発光効率が低いという問題がある。 【0004】また、白熱電球107を用いた信号灯101では、光源がフィラメント単体であることから、球切れが生じた場合、全く点灯できなくなるという問題がある。交通信号灯はその使用目的上球切れを起こさないものでなくてはならないため、白熱電球107を使用している場合は、頻繁なメンテナンスが必要となる。 【0005】また、早朝や夕方などの太陽が低い位置にある時間帯には、図7に示すように、信号灯101に入射した太陽光113がケーシング103内側の反射鏡により反射され、青、黄、赤色のカラーレンズ105を透過する。このため白熱電球107が消灯中であっても、反射光115によりあたかも点灯しているかのような擬似点灯現象が生じ、見る者に誤った認識をさせてしまう恐れがあった。尚、図7において、111は太陽である。 【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、長寿命で、高効率、かつ擬似点灯による誤認識の無い交通信号用の発光体及び信号灯を提供するものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】前述した目的を達成するために第1の発明は、信号灯に用いられる発光体であって、支柱と、前記支柱に設けられる基盤と、前記基盤に設けられる発光ダイオードと、前記基盤に発生する熱を前記支柱側に放熱する放熱板とを設けることを特徴とする発光体である。 【0008】また第2の発明は、有色の光を発する発光体をケーシング内に設置し、前記ケーシングの前面に透明レンズを設けることを特徴とする信号灯である。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例に係る発光体1の斜視図、図2は発光体1の縦断面図である。図1、図2に示されるように円柱状の支柱3の上部に円盤状のアルミプレート25、絶縁ラバー6、第1基盤5が設けられる。 【0010】アルミプレート25は、放熱板として機能する。支柱3はアルミニウム等からなる。尚、放熱板としては、アルミニウム以外の材料を用いててもよい。 【0011】第1基盤5には支柱3の軸方向に向けて複数の第1発光ダイオード15が設けられる。 【0012】支柱3には、その中央部に更に円盤状の、第2基盤7、第3基盤9、第4基盤11、第5基盤13、受け部28が順次設けられる。 【0013】第2基盤7には側面に向けて複数の第2発光ダイオード17が設けられる。第3基盤9には、第3発光ダイオード19が設けられ、第4基盤11には第4発光ダイオード21が設けられ、第5基盤13には第5発光ダイオード23が設けられ、受け部28には電気回路板29が設けられる。本体3の下端部にはプラグ31が形成される。 【0014】円盤状の第2基盤7、第3基盤9、第4基盤11、第5基盤13の径は順次小さくなり、第3発光ダイオード19、第4発光ダイオード21、第5発光ダイオード23の向きは、図2において徐々に下側に向く。 【0015】電気回路板29は、プラグ31から供給された交流電力を直流に変換し、発光ダイオードの作動電圧になるよう調節し、第1基盤5、第2基盤7、第3基盤9、第4基盤11、第5基盤13に印加する。プラグ31は、従来の信号灯の白熱電球と互換性のある形状である。 【0016】図3は発光体1を用いて構成する信号灯51を示す図であり、図4は信号灯51の断面図である。ケーシング43の内側には、反射板45を設け、ケーシング43内部中央には発光体1を装着し、ケーシング43の前面開口部に透明レンズ41を設ける。尚、透明レンズに代えて、カラーレンズを用いることもできる。 【0017】透明レンズ41の素材としては光の透過率が高いものがよく、屋外での長期使用に耐えられるよう紫外線や温度変化等に対して安定なものがよい。 【0018】発光体1下部のプラグ31は、ケーシング43中央の開口部44を貫通しており、図示しない交流電源用ソケットに装着され使用される。 【0019】図4に示されるように、第1発光ダイオード15の発射光は直接信号灯51の前方に照射される。 【0020】第2発光ダイオード17等からの発射光は反射板45により反射され、第1発光ダイオード15の光束と平行に信号灯51の前方へ照射される。第2基盤7、第3基盤9、第4基盤11、第5基盤13の径が、徐々に小さくされ、また第2発光ダイオード17、第3発光ダイオード19、第4発光ダイオード21、第5発光ダイオード23の取り付け角度が徐々に変えられ、各発光ダイオード17、19、21、23で発せられる光が信号灯51の前方に向かうようになっているので、反射板45全面を有効に利用することができ、その結果信号灯51前面の輝度の偏りを少なくすることができる。 【0021】図5は、発光ダイオードの結線図である。図5に示すように、第1基盤5、第2基盤7、第3基盤9、第4基盤11、第5基盤13上には発光ダイオード15、17、19、21、23が設けられる。このため、発光ダイオードの一部が破損した場合も他の発光ダイオードを点灯し続けることができるので、発光体1が全て消灯してしまうことがない。 【0022】発光ダイオード15、17、19、21、23の発光色は一つの発光体1につき青、黄、赤のいずれか一つに統一されており、プラグ31に電力が供給されるとその色に発光する。この光は図4の矢印で示すように信号灯前方に進み、透明レンズ41を透過して外部に照射され信号灯として動作する。 【0023】発光ダイオード15、17、19、21、23の消費電力は極めて小さく、本実施の形態において約200個の発光ダイオードを実装し点灯させたところ、発光体1の消費電力は従来の信号灯器用白熱電球(60W、70W)の約1/5であった。 【0024】また、白熱電球の寿命が約1年であるのに対し、発光ダイオードの寿命は10年以上と長い。 【0025】本実施の形態では、第1発光ダイオード15は第2基盤7、第3基盤9、第4基盤11、第5基盤13に設けられる他の発光ダイオードに比べ実装密度が高く、発光体1の運用時の主な発熱源になっており、発熱量も多い。しかし発生した熱は放熱板たるアルミプレート25により外部へ放出され、発光ダイオードの寿命を延ばすことができる。 【0026】図6に早朝や夕方など、低い位置から太陽光を受けたときの信号灯51を示す。信号灯51に入射した太陽光63は透明レンズ41を透過し、ケーシング43内側の反射板45によって反射され、再び透明レンズ41を透過して外部に発せられる。 【0027】本実施の形態では、発光体1自身が青、黄、赤等で発光し、反射光65は白色光のままであるから、発光体1が消灯しているにもかかわらず信号灯51が点灯しているかのような誤認識を見る者にさせてしまうことがない。尚、図6において、61は太陽を示す。尚、本発明にかかる発光体1は、現在使用されている灯器にも用いることができる。 【0028】 【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によれば、長寿命で、高効率、かつ擬似点灯による誤認識の無い交通信号灯器用発光体及び信号灯を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598090184 【氏名又は名称】常盤電業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年4月6日(1999.4.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100096091 【弁理士】 【氏名又は名称】井上 誠一
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| 【公開番号】 |
特開2000−294002(P2000−294002A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月20日(2000.10.20) |
| 【出願番号】 |
特願平11−98718 |
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