| 【発明の名称】 |
装飾電灯 |
| 【発明者】 |
【氏名】長井 敏雄
|
| 【要約】 |
【課題】所望の飾り物が確実に嵌着でき、しかも取り外しも容易な装飾電灯を提供する。
【解決手段】豆電球1が嵌合された合成樹脂製のホルダ3を筒状の合成樹脂製ソケット4に嵌着すると共に、当該ソケット4の外側面に飾り物10)嵌着して装飾電灯を組み立てる。ここで、前記ソケット4の外側面は、その先端から基部に向うテーパ状に形成されている。このように、前記ソケット4をテーパ状に形成することにより、飾り物10の差込口10aの内径のバラツキ付きが吸収でき、縦方向の適当な位置で確実な嵌合が得られる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 豆電球(1)が嵌合された合成樹脂製のホルダ(3)を合成樹脂製ソケット(4)に嵌着すると共に、前記豆電球(1)を覆うように当該ソケット(4)の外側面に飾り物(10)を嵌着して成る装飾電灯において、前記ソケット(4)の外側面は、その先端から基端に向うテーパ状を成すことを特徴とする装飾電灯。 【請求項2】 前記ソケット(4)の外周面に複数の縦筋状凸部(8)を形成して成ることを特徴とする請求項1に記載の装飾電灯。 【請求項3】 前記ソケット(4)の基部に膨出部(7)を形成して成ることを特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載の装飾電灯。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、クリスマスツリーの装飾や室内・屋外での装飾用として好適な飾り物付きの装飾電灯に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、透明、もしくは、赤や青に彩色された豆電球を多数列状に接続し、これらを点灯・点滅して装飾用とした電灯セットが知られている。 【0003】図3は係る装飾用の電灯セットに使用されているプッシュイン式装飾電灯の構造を示す要部縦断面図である。図示するように、プッシュイン式の装飾電灯は、合成樹脂製のホルダ3に豆電球を嵌合して管外に引き出された2本のリード線2,2を前記ホルダ3の基部に形成した挿入部3bより両側に顕出させた後、これを折り曲げることで豆電球1とホルダ3を合体させ、この合体品を筒状の合成樹脂製のソケット4の頭部より差し込み、前記挿入部3bを嵌着することで各々リード線2,2をソケット4内に対向して配置された接触子5,5に圧接・導通せしめると共に、ソケット4の底部からは各接触子5,5に接続された電線6,6を引き出して構成されるものである。 【0004】上記構成の装飾電灯セットは、ツリーに飾り付けたり室内、屋外の壁や天井等に懸架してクリスマス等の照明飾りとして広く使用されているが、さらにまた、このような照明飾りをより装飾的、視覚的に優れたものにするため、図示するような花笠や反射笠、あるいは、図示しないが星型、サンタクロース、トナカイ、クリスマスツリー等といったクリスマスグッズをモチーフとした透光性を有する飾り物10を前記ソケット4の頭部に取付たものも広く使用されている。 【0005】この飾り物10を装飾電灯に取付けるには、図示するように、飾り物10で豆電球を覆うようにしてその差込口10aをソケット4の頭部外周部に差し込めば良い。この飾り物10の差込口10aはソケット4の外径と略等しい内径を有しており、差し込み時の接触圧によって飾り物10がソケット4に嵌着される構造である。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般的に前記飾り物10は合成樹脂製やブロー成形品であるため、使用する飾り物によって差込口10aの内径に多少のバラツキを有しているが、これに対してソケット4側は、図3のように全体が同一の径で作られているため、両者は寸法上の整合が取れない場合も多く、確実な嵌着が成されない場合が多かった。飾り物10の嵌着が緩いと、取付の際にソケット4全体が飾り物10の中に入り込んでしまったり、外部衝撃や振動によって折角取り付けた飾り物10が脱落したりして、装飾性・視覚性が損なわれてしまう。 【0007】このため、従来では、使用する飾り物に合わせたソケット4やソケット4に合わせた飾り物10を作製したり、或いは、差込口10aとソケット4との隙間を糊付けにて固定するといった方法が採られていた。しかしながら、これでは汎用性に欠けるため生産性が悪く、且つ組立も極めて面倒なものとなっていた。 【0008】また、装飾電灯はソケット4自体が小さく、且つ全体が同一径であるため滑り易く、引き抜きの際に力が入らない構造であったから、電球交換等でソケット4から飾り物10を取り外す時、しばしばソケット4底部の電線6を引っ張ってソケット4を取り外すといった無茶な扱いをする場合が多く、これに起因する接触子5と電線6の接続不良が発生していた。 【0009】本発明は、上記実状に鑑みて成されたものであって、その目的は、所望の飾り物が確実に、且つ容易に着脱できる装飾電灯を提供することである。 【0010】 【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に記載の本発明では、豆電球(1)が嵌合された合成樹脂製のホルダ(3)を合成樹脂製ソケット(4)に嵌着すると共に、前記豆電球(1)を覆うように当該ソケット(4)の外側面に飾り物(10)を嵌着して成る装飾電灯において、前記ソケット(4)の外側面を、その先端から基部に向うテーパ状とした。 【0011】本構成では、使用する飾り物によりその差込口の内径に多少のバラツキ付きが有っても、ソケットと飾り物は適当な位置できつく嵌合されるため、如何なる飾り物も同一のソケットで対応できるようになる。 【0012】また、請求項2に記載の本発明では、前記ソケット(4)の外周面に複数の縦筋状凸部(8)を形成した。 【0013】本構成では、ソケットを挿入すると縦筋状凸部が差込口の内壁にきつく圧接し、飾り物はしっかりと位置決めされるため、嵌着後に飾り物がずれたり回ったりしなくなる。 【0014】また、請求項3に記載の本発明では、前記ソケット(4)の基端部に膨出部(7)を形成した。 【0015】本構成では、指が膨出部に引っ掛って力を入れ易くなるため、電線を持って引っ張らなくともソケットの引き抜が容易に行える。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、図に基づき本発明に係る装飾電灯の実施形態について説明する。尚、説明を簡略化するため、以下の説明において従来と共通する部分については同一の符号を用いた。 【0017】図1は、本発明が適用されたプッシュイン式装飾電灯の外径を示す図である。 【0018】図中、符号1は豆電球、符号3は豆電球1のホルダ、符号4はソケット、また、符号10はソケット4に嵌着された飾り物である。 【0019】この装飾電灯の内部の構造は図3に示した従来型と同様であるが、従来型とは前記ソケット4の外部形状が相違している。 【0020】即ち、本実施形態においてはソケット4の外側面が先端から基部に向って僅かに広がるようにテーパを持たせて形成されており、基端部の周縁に環状に膨出部7が形成されていると共に、外側面に縦方向に数本の断面丸形状を成す筋状凸部8が形成されている。 【0021】このように、ソケット4の外面をテーパ状に形成することにより、例えば、種類によって飾り物10の差込口10aの内径に多少のバラツキ付きが有ったとしても、前記テーパにより内径のバラツキは吸収され、縦方向の適当な位置で確実な嵌合が得られるため、飾り物10の種類を問わず全て同一のソケット4で対応できるようになる。すなわち、従来のように飾り物10に合わせてソケットを作る必要はなくなり、ソケットの共通化が図れるため生産性が向上し、安価なソケットを提供できるようになる。 【0022】また、嵌合時には、ソケット4の縦筋状凸部7が飾り物10の差込口10aにきつく圧接し、その弾性力から飾り物10はしっかりと位置決めされるから、使用中に外部振動や衝撃等が加わっても飾り物10が脱落したり、或いは、位置ずれしたり、回ったりする不都合は生じない。 尚、縦筋状凸部7の本数は本実施形態に限定されるものではない。 【0023】また、本実施形態では、ソケット4の基端部に膨出部7を設けており、電球交換等のためにソケット4から飾り物10を外す時、指がこの膨出部7引っ掛かり、力を入れ易くできるため、ケット4の引き抜きが容易になる。 【0024】尚、本実施形態では、前記膨出部7を環状に形成した例を示したが、図2に示すように、膨出部7がソケット4の基部周縁に間欠的に形成されていても勿論構わない。 【0025】 【発明の効果】以上、説明したように、請求項1に記載の本発明によれば、豆電球が嵌合された合成樹脂製のホルダを合成樹脂製ソケットに嵌着すると共に、前記豆電球ヲ覆うように当該ソケットの外側面に飾り物を嵌着して成る装飾電灯において、前記ソケットの外側面を、その先端から基部に向うテーパ状としたので、飾り物の差込口の内径のバラツキ付はこのテーパ形状によって吸収できるため、ソケット挿入時には縦方向の適当な位置で確実な嵌合が得られる。従って、如何なる種類の飾り物でも同一のソケットで対応でき、所望の飾り物に対して部品の共通化が図れるから、生産性は向上し安価なソケットを提供できるようになる。 【0026】また、請求項2に記載の本発明によれば、前記ソケットの外周面に複数の縦筋状凸部を形成したので、飾り物を挿入するとソケットの縦筋状凸部が差込口の内壁にきつく圧接し、その弾性力によって飾り物はしっかりと位置決めされるから、嵌着後に外部振動や衝撃等が加わっても、飾り物が脱落したり、或いは、位置ずれしたり回ったりする不都合は生じなくなる。 【0027】さらに、請求項3に記載の本発明によれば、前記ソケットの基端部に膨出部を形成したので、電球交換等のためにソケットから飾り物を外す時、指がこの膨出部7に引っ掛って力を入れ易くできるため、ケットの引き抜きが容易になる。従って、従来のように、電線を持って引っ張るといった無茶な扱いが回避され、これに起因する電線と接触子との接続不良が防止できる。
|
| 【出願人】 |
【識別番号】598002110 【氏名又は名称】ティー・ミナミ株式会社
|
| 【出願日】 |
平成11年3月31日(1999.3.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100067046 【弁理士】 【氏名又は名称】尾股 行雄
|
| 【公開番号】 |
特開2000−285704(P2000−285704A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月13日(2000.10.13) |
| 【出願番号】 |
特願平11−91052 |
|