| 【発明の名称】 |
光源装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】▲吉▼田 直人
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| 【要約】 |
【課題】下方や斜め下方へ照明する際にも安定した放熱効果を得られる光源装置を提供すること。
【解決手段】ランプ1から発せられた照明光を、コレクタレンズ6を介して出射するとともにハウジング15により遮光する光源装置において、前記コレクタレンズ6から出射される照明光の進行方向を変える偏向手段(16,17a,18a)を備えている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】ランプから発せられた照明光を、コレクタレンズを介して出射するとともにハウジングにより遮光する光源装置において、前記コレクタレンズから出射される照明光の進行方向を変える偏向手段を備えたことを特徴とする光源装置。 【請求項2】前記偏向手段が着脱可能であることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。 【請求項3】ランプから発せられた照明光を、コレクタレンズを介して出射するとともにハウジングにより遮光する光源装置において、前記コレクタレンズの向きを変える変向手段を備えたことを特徴とする光源装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、顕微鏡等に適用される光源装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、顕微鏡(特に実体顕微鏡)の照明装置や各種検査装置(ウエハー検査装置等)のマクロ照明装置として光源装置が使用されている。 【0003】図7は、従来の光源装置の構成を示す側断面図である。この光源装置は、ランプ1を保持しこれに電源を供給するソケット3からなる部分と、ランプ1からの光を集め特定の方向に照明光として出射するコレクタレンズ6からなる部分と、これらを遮光のために覆うハウジング15からなる部分とで構成されている。 【0004】上記ハウジング部は、通常、ランプ1の点灯による内部及び外装の温度上昇を防ぐために、上方と下方に放熱用の開口を有しており、ランプ1の点灯により暖められた空気が上方から排出され、より低温の外気が下方から流入する。これにより、内部の局所的な温度上昇に起因する故障や、使用者が触れる可能性のある外装の異常な温度上昇を防いでいる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】図8は、前述した光源装置をマクロ照明装置として使用する場合の一例を示す図である。図8では、光源装置AをスタンドBに設置し、観察する試料Cに対して斜め上方側から斜め下方へ向けて照明している。 【0006】しかしながら、このように試料に対して下方や斜め下方へ向けて照明する場合、光源装置全体が下方や斜め下方を向くことになる。このため、前述した放熱のための空気の流れが乱れ、十分な放熱効果が得られず、光源装置の内部における局所的な温度上昇や外装での異常な温度上昇を招いてしまうおそれがある。 【0007】本発明の目的は、下方や斜め下方へ照明する際にも安定した放熱効果を得られる光源装置を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を達成するために、本発明の光源装置は以下の如く構成されている。 【0009】(1)本発明の光源装置は、ランプから発せられた照明光を、コレクタレンズを介して出射するとともにハウジングにより遮光する光源装置において、前記コレクタレンズから出射される照明光の進行方向を変える偏向手段を備えている。 【0010】(2)本発明の光源装置は上記(1)に記載の装置であり、かつ前記偏向手段が着脱可能である。 【0011】(3)本発明の光源装置は、ランプから発せられた照明光を、コレクタレンズを介して出射するとともにハウジングにより遮光する光源装置において、前記コレクタレンズの向きを変える変向手段を備えている。 【0012】上記手段を講じた結果、それぞれ以下のような作用を奏する。 【0013】(1)本発明の光源装置によれば、コレクタレンズから出射された照明光の進行方向をミラー等により変えることにより、光源装置本体を水平に保持したまま、下方や斜め下方へ照明することができる。これにより、十分な放熱効果が得られ、光源装置の内部における局所的な温度上昇や外装での異常な温度上昇を防止できる。 【0014】(2)本発明の光源装置によれば、前記偏向手段を取り外して通常の光源装置として使用することができる。 【0015】(3)本発明の光源装置によれば、コレクタレンズの向きを変えることにより、光源装置本体を水平に保持したまま、下方や斜め下方への照明をより効率良く行なうことができる。 【0016】 【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1の(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る光源装置の構成を示す側断面図であり、図1の(b)は図1の(a)の上方から見た一部平断面図である。なお、図1において図7と同一な部分には同符号を付してある。 【0017】図1の(a)では、ランプ1の端子部を保持し、これに図示しない電源装置からの電源を電源コード2を介して供給するランプソケット3が、連結部材4にビス5で固定されている。また、ランプ1の発する光を集光し、照明光として特定の方向に出射するコレクターレンズ6と赤外線吸収フィルター7が、間隔部材8により所定の間隔をもって共にレンズ枠9とこれにねじ込まれるリング10により保持されている。 【0018】レンズ枠9は、連結部材4にビス11で固定されており、その向きにより照明光の出射方向が決定される。レンズ枠9は、支持部材12に設けられた穴に嵌合挿入され、図示しない固定ビスによりセットされる。ランプ1を交換する際には、この固定ビスをゆるめレンズ枠9を支持部材12から取り外し、ランプ交換を行なう。 【0019】支持部材12にビスで固定された遮光板13,14及びハウジング15は、ランプ1の発する光を周囲に漏らさないようにランプ1を囲んでおり、これらはランプ1の点灯により暖められた空気が遮光板13,14とハウジング15との間から上方に排出され、より低温の外気が下方から流入するように位置している。 【0020】本光源装置を顕微鏡や検査装置用のマクロ照明として用いる際には、支持部材12に設けられた取付けネジによりスタンド等に固定して利用する。ハウジング15の上下には、ハウジング15内部への異物の進入を防ぐために、格子状の保護カバー23,24がビス25により取り付けられている。 【0021】一方、図1の(b)に示すように、ミラー16がミラー保持金具17aに接着固定されており、このミラー保持金具17aはミラー保持部材18aにツマミ19と軸20により回動自在に保持されている。また、軸20とミラー保持部材18aとの間にバネワッシャー21が押しつぶされるように配置されており、これにより、ミラー保持金具17aは軸20に対して回動可能に保持されている。ミラー保持部材18aは、保持部材12にビス22で固定されている。 【0022】以上のような構成により、ランプ1で発した照明光がコレクターレンズ6から横方向へ出射された後、その方向がミラー保持金具17aを回動することにより調整されたミラー16の反射角度に応じて、下方または斜め下方に変えられ、ミラー保持部材18aの下面部に設けられた空部を通過して試料へ照射される。 【0023】なお、ミラー16により変えられる照明光の方向は下方や斜め下方に限らず、横方向や上方にすることも可能である。この場合、ミラー保持部材18aの上面部と正面部(図1の(a)では左側面)に照明光を通過させるための空部を設ける。そして、コレクターレンズ6から横方向へ出射された照明光がミラー16により横方向や上方へ反射されるよう、ミラー保持金具17aを回動しミラー16の反射角度を調整する。 【0024】上述した構成をなす光源装置によれば、下方や斜め下方等への照明を行なう場合に、光源装置全体を水平に保つことができるため、遮光板13,14内及びハウジング15内のランプ1により暖められた空気を上方へ放出し、より低温の外気を下方から流入させるという放熱効果を損なうことがなくなる。 【0025】図2は、本第1の実施の形態による光源装置の第1変形例の構成を示す図である。図2において図1と同一な部分には同符号を付してある。図2では、ミラーの向きを変える手段として、ミラー保持金具17bとミラー保持部材18bをビス26により固定する。この場合、ミラー保持金具17bの一部にはビス26が螺着されており、ミラー保持部材18bにはミラー16の回動する円周方向に沿って複数のねじ穴261が設けられている。そして、ビス26を前記複数のねじ穴261のいずれかに選択的に螺合することにより、ミラー16の角度を変えてミラー保持部材18bを固定することができる。 【0026】また、使用する角度が決まっているのであれば、ミラー16をミラー保持部材18bに所定の角度をもって直接固定することで、より安価に構成することができる。 【0027】図3は、本第1の実施の形態による光源装置の第2変形例の構成を示す図である。図3において図1と同一な部分には同符号を付してある。図3では、軸20cを照明光から離れた位置に設けており、ミラー保持部材18cの先端を顕微鏡への取付け形状としている。これにより、軸20c周りにミラー16を回動させコレクターレンズ6からの照明光(照明光軸)に対してほぼ平行をなすよう照明光路外へ位置させれば、照明光の進行方向を変えずに射出可能であるため、通常の顕微鏡用光源装置として使用できる。また、ミラー16を回動させコレクターレンズ6からの照明光(照明光軸)に対してほぼ直角に位置させれば、シャッターとしての役割を持たせ照明光を遮光することもできる。 【0028】図4は、本第1の実施の形態による光源装置の第2変形例の構成を示す図である。図4において図1と同一な部分には同符号を付してある。図4では、ミラー保持部材18dを照明光の光軸aを軸として回転自在としており、さらにミラー保持部材18dには、ミラー16の回動軸を軸として回動自在なアーム34が設けられている。そして、このアーム34の先端部付近にもミラー16とミラー保持金具17dが設けられている。 【0029】このように、ミラー保持部材18dを回転可能とし、さらにアーム34を介してミラー16とミラー保持金具17dを2組設けることで、照明光の出射方向を三次元で自由に設定することができる。 【0030】(第2の実施の形態)図5の(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る光源装置の構成を示す側断面図であり、図5の(b)は図5の(a)の上方から見た一部平断面図である。なお、図5において図1〜図4と同一な部分には同符号を付して説明を省略する。 【0031】図5の(a)では、支持部材12に顕微鏡取付け部材27がビス22で固定されている。本光源装置を顕微鏡に取り付けて使用する際には、この顕微鏡取付け部材27を顕微鏡の光源取付部に嵌合挿入する。 【0032】図5の(b)では、ミラー16、ミラー保持金具17a、ツマミ19、軸20、バネワッシャー21が、ミラー保持部材18eに対して上記第1の実施の形態の場合と同様に位置しており、ミラー保持部材18eに顕微鏡取付け部材27を嵌合挿入し、ビス28によりセットすることができる。 【0033】以上のような構成により、上記第1の実施の形態の場合と同様に照明光の方向を変えることができるのに加えて、ビス28を外すことにより、顕微鏡取付け部材27からミラー保持部材18eより先の部分を取り外すことができる。 【0034】上述した構成をなす光源装置によれば、上記第1の実施の形態の効果に加え、ミラー保持部材18eより先の部分を取り外し、それ以降の部分を通常の顕微鏡用の光源装置として使用することができる。また、顕微鏡取付け部材27以降の構成は従来の光源装置と全く同一であるので、従来の光源装置にミラー保持部材18eより先の構成を付加することにより、従来の光源装置を用いて本発明の効果を得ることができる。 【0035】また、上記第1の実施の形態の場合と同様に、ミラー16の角度を選択的に変更することや、ミラー16をミラー保持部材18eに固定し、安価に構成することが可能である。さらに、ミラー保持部材18eより先の部分を交換可能であるため、それぞれ固定角度が異なるミラー16を備えた数種類のミラー保持部材18eを選択的に顕微鏡取付け部材27に取り付けて使用することもできる。 【0036】(第3の実施の形態)図6の(a)は、本発明の第3の実施の形態に係る光源装置の構成を示す側断面図であり、図6の(b)は図6の(a)の左側から見た正断面図である。なお、図6において図1〜図5と同一な部分には同符号を付して説明を省略する。 【0037】図6の(a),(b)では、支持部材12fに回転部材29が2本の軸30により回転自在に保持されている。また、片方の軸30と支持部材12fとの間にバネワッシャー31が押しつぶされるように配置されており、これにより回転部材29は、軸30,30に対して回動可能に保持されている。レンズ枠9は、回転部材29に嵌合挿入され図示しないビスによりセットされている。 【0038】回転部材29に固定された遮光板33、支持部材12fに固定された遮光板32、及びハウジング15fは、上記第1の実施の形態の場合と同様にランプ1の発する光を周囲に漏らさないようにランプ1を囲んでおり、これらはランプ1の点灯により暖められた空気が遮光板32,33とハウジング15fとの間から上方に排出され、より低温の外気が下方から流入するように位置している。この関係は、回転部材29が回転しても保持されるよう位置している。 【0039】以上のような構成により、照明光の出射方向を決定するコレクターレンズ6が回転部材29と共に回動するため、照明光の出射方向を変えることができる。 【0040】上述した構成をなす光源装置によれば、上記第1の実施の形態の効果に加え、ミラーを用いて照明光の向きを変えるのではなく、照明光の出射方向そのものを変えることができるので、より効率の良い照明をすることができる。また、この光源装置を、通常の顕微鏡用光源装置やマクロ照明装置として用いることができる。また、投光管が水平に構成されていない場合でも、光源装置全体を水平に保ち任意の方向へ照射することができるため、放熱効果を損なうことの無い光源装置として使用することができる。 【0041】なお、本第3の実施の形態においても、上記第1の実施の形態の第1変形例のように、回転部材29の向きを段階的に選択して固定するようにしたり、所望の角度で固定してしまうことにより、構造を簡略化することができる。 【0042】また、本発明によれば以下のような光源装置を構成できる。 【0043】a)偏向手段は、回動可能なミラー16であるとともに、このミラー16をコレクターレンズ6からの照明光軸に対してほぼ直角に回動させることにより前記照明光を遮光可能であることを特徴とする光源装置。 【0044】b)偏向手段は、回動可能なミラー16であるとともに、このミラー16をコレクターレンズ6からの照明光軸に対してほぼ平行に回動させることにより前記照明光の進行方向を変えずに射出可能であることを特徴とする光源装置。 【0045】本発明は上記各実施の形態のみに限定されず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施できる。 【0046】 【発明の効果】本発明の光源装置によれば、下方や斜め下方へ照明する際にも安定した放熱効果を得られる。すなわち、ハウジングにおける遮光と放熱の効果を損なうこと無く水平以外の方向へ照明することができる。また、温度制御が必要なランプを使用する場合に、より安定した制御が可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000376 【氏名又は名称】オリンパス光学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年3月23日(1999.3.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外4名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−276901(P2000−276901A) |
| 【公開日】 |
平成12年10月6日(2000.10.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−78282 |
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