| 【発明の名称】 |
ランプユニットとこれを用いた光源装置及びスポット光源装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】伊藤 守行
【氏名】河合 和人
【氏名】吉田 一夫
【氏名】筬島 哲也
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| 【要約】 |
【課題】放電管の各部が好適な温度状態に保たれるランプユニットとこれを用いた光源装置及びスポット光源装置を提供する。
【解決手段】放電管20の陰極側側管部201を反射ミラー21の放電管固定部23に挿通して固定側とすることによって陽極からの熱による反射ミラー21の破損を防止する。また、放電管固定部23の外面開口部232側を側管固定部23aとして陰極側側管部201の口金20aを固着剤23cを介して固定し、一方、内面開口部231側を側管保温部23bとして保温空隙部23dを設ける。この隙間状の保温空隙部23dによって、陰極側側管部201の周辺の空間がミラー部21aの内部空間に対して開放されずに内面開口部231のみを介して連通されるので、これによって陰極側側管部201の過冷却が防止される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 光を放射する放電管と、前記放電管から放射された光をミラー部の内面に形成された反射面によって反射させて、前記ミラー部の出射端である出射開口部から出射させる反射ミラーと、を備えるランプユニットにおいて、前記反射ミラーは、前記放電管と対面する前記ミラー部の反射面側の端部である内面開口部から、外面側の端部である外面開口部へと貫通された筒状に前記ミラー部の外面から突出して形成され、前記放電管の陰極側側管が挿通される放電管固定部を有し、前記放電管固定部は、前記内面開口部を含む部分である側管保温部と、前記外面開口部を含む部分である側管固定部とからなり、前記陰極側側管の端部外壁には口金が設けられて、前記口金が固着剤を介して前記側管固定部に対して固着されることによって前記放電管が前記反射ミラーに一体に固定されるとともに、前記側管保温部内に位置する前記陰極側側管の外壁と、前記側管保温部の内壁との間に、前記側管固定部と前記ミラー部内面側の空間とを隔てる保温空隙部が形成されていることを特徴とするランプユニット。 【請求項2】 前記陰極側側管の外壁の所定の部位に、前記陰極側側管を覆う保温膜が形成されていることを特徴とする請求項1記載のランプユニット。 【請求項3】 前記保温膜は、前記陰極側側管の内部にある陰極及び金属箔導体の接合部を少なくとも覆うように形成されていることを特徴とする請求項2記載のランプユニット。 【請求項4】 前記放電管固定部は、その各部位の内径について前記内面開口部の内径が最も小さいように形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のランプユニット。 【請求項5】 前記放電管固定部は、前記内面開口部を含む所定の部分に内壁側に段差状に突出した突出部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載のランプユニット。 【請求項6】 前記放電管の陰極は、多孔質の高融点金属に易電子放射物質を含浸させた含浸型、または高融点金属に易電子放射物質を含有させて焼結させた焼結型金属からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載のランプユニット。 【請求項7】 前記放電管は、前記反射ミラーに対して前記出射開口部を含む平面よりも内側に設置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載のランプユニット。 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項記載のランプユニットを用いて構成され、前記ランプユニットが内部に格納されるハウジングと、前記ランプユニットからの光を出射するための、前記ハウジングの出射面に設けられた出射口と、を有する光源装置。 【請求項9】 前記ハウジングの上面が前記出射面とされ、前記ランプユニットは、鉛直上方をその光の出射方向として前記ハウジング内部に設置されることを特徴とする請求項8記載の光源装置。 【請求項10】 請求項8または9記載の光源装置であって、前記出射口に接続されて、出射される光を導光するライトガイドをさらに備えることを特徴とするスポット光源装置。 【請求項11】 前記出射口は、前記ランプユニットの前記出射開口部に対向する位置に設けられていることを特徴とする請求項10記載のスポット光源装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、光を照射するランプユニットと、これを用いた光源装置及びスポット光源装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、スポット光源装置では、放電管から放射された光を楕円集光ミラーなどの反射ミラーによって反射・集光し、出射口に導光して、出射口に接続されたファイバなどの導光手段(ライトガイド)によって外部に出射される(例えば特開平9−281361号公報)。 【0003】このようなスポット光源装置などの光源装置において、この放電管及び反射ミラーは、放電管の両端にある電極のうち一方の電極側が、反射ミラーに形成された開口に挿通されて固定されたランプユニットとして用いられる場合がある(例えば特開平10−326596号公報)。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】放電管においては、2つの電極のうち陽極が陰極よりも高温となるので、反射ミラーに対して設置または固定するときには、通常は、高温な陽極を効率的に冷却するために放電管の陽極側側管が反射ミラーの出射開口部と反対側に設けられた開口に挿通され、一方、陰極側側管は反射ミラーの内側に配置される。 【0005】このような電極の配置構成において、放電管を反射ミラーに対して上記した開口において固着して固定した場合には、陽極側の熱が反射ミラーに伝導されてしまい、ガラス製の反射ミラーが高温に耐えられずに破損するという問題がある。 【0006】また、光源装置の形態としては、側方出射タイプ、反射ミラーを用いた側方出射タイプ、上方出射タイプなどがあるが、最近、設置場所の省スペース化等の要請により、ハウジングの上面に出射口が設けられた上方出射タイプの光源装置・スポット光源装置が望まれている。この場合、上記の構成においては陽極側から上方に向かう高温の対流等によって陰極側が加熱されてしまい、特に陰極として放電管の長寿命化が可能な含浸型または焼結型のものを用いた場合に、陰極が劣化・破損してしまうという問題を生じる。 【0007】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、放電管の各部が好適な温度状態に保たれるランプユニットとこれを用いた光源装置及びスポット光源装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】このような目的を達成するために、本発明によるランプユニットは、光を放射する放電管と、放電管から放射された光をミラー部の内面に形成された反射面によって反射させて、ミラー部の出射端である出射開口部から出射させる反射ミラーと、を備えるランプユニットにおいて、反射ミラーは、放電管と対面するミラー部の反射面側の端部である内面開口部から、外面側の端部である外面開口部へと貫通された筒状にミラー部の外面から突出して形成され、放電管の陰極側側管が挿通される放電管固定部を有し、放電管固定部は、内面開口部を含む部分である側管保温部と、外面開口部を含む部分である側管固定部とからなり、陰極側側管の端部外壁には口金が設けられて、口金が固着剤を介して側管固定部に対して固着されることによって放電管が反射ミラーに一体に固定されるとともに、側管保温部内に位置する陰極側側管の外壁と、側管保温部の内壁との間に、側管固定部とミラー部内面側の空間とを隔てる保温空隙部が形成されていることを特徴とする。 【0009】上記したランプユニットにおいては、陰極側側管を反射ミラーの放電管固定部に口金を介して固着し、陽極側側管が反射ミラーの内側に位置するように放電管を設置・固定する。これによって、陽極側からの熱による反射ミラーの破損を防止することができる。 【0010】このような構成では、冷却される固定部側に陰極側側管が位置することによって逆に陰極が過冷却の状態となることがある。この場合、水銀ガスなどの放電管内に封入された封入物が電極とガラスとの隙間にトラップされて固化して、放電管からの光量が低下してしまうという問題を生じる。 【0011】これに対して本ランプユニットでは、筒状の放電管固定部において側管固定部の内側(ミラー部側)に、陰極側側管の外壁と側管保温部の内壁との間に所定の間隔を有する隙間状の空間である保温空隙部を設けている。このような空間を形成することによって対流の発生による陰極側側管部の放熱を抑制して、陰極側を効果的に保温することが可能となり、光量の低下を防止することができる。 【0012】また、固着剤は口金に接触し、陰極側側管に直接は接触しないことによっても固着剤を介した放熱が抑制されてこの保温効果が高められる。 【0013】また、陰極側側管の外壁の所定の部位に、陰極側側管を覆う保温膜が形成されていることを特徴とする。 【0014】さらに、保温膜は、陰極側側管の内部にある陰極及び金属箔導体の接合部を少なくとも覆うように形成されていることを特徴とする。 【0015】このように保温膜を陰極側側管の外壁に塗布・形成することによって、陰極側側管からの放熱を抑制して、さらに保温効果を高めることができる。 【0016】また、放電管固定部は、その各部位の内径について内面開口部の内径が最も小さいように形成されていることを特徴とする。 【0017】あるいは、放電管固定部は、内面開口部を含む所定の部分に内壁側に段差状に突出した突出部が形成されていることを特徴とする。 【0018】筒状の放電管固定部を内面開口部が最も狭くなるように形成し、または、内面開口部を含む部分が突出部となるように形成することによって、上記した側管保温部に形成された保温空隙部の反射ミラー内部の空間への開放部分(連通部分)の面積が狭くなる。したがって、対流による放熱がさらに抑制されて、保温効果が高められる。 【0019】なお、内面開口部の内径が最も小さいとは、放電管固定部の各部位の内径が一部または全体において内面開口部の内径と等しい場合を含む。また、内面開口部から外面開口部に向かって順次内径が大きくなるテーパ状など、内面開口部以外の部位の内径がすべて内面開口部の内径よりも小さくなる構成が好ましいものとして挙げられる。また、内部の形状が円形でない場合には、その部分の面積と同一の面積を有する円の内径(円相当内径)をいうものとする。 【0020】また、放電管の陰極は、多孔質の高融点金属に易電子放射物質を含浸させた含浸型、または高融点金属に易電子放射物質を含有させて焼結させた焼結型金属からなることを特徴とする。これによって、長寿命のランプユニットとすることができる。 【0021】また、放電管は、反射ミラーに対して出射開口部を含む平面よりも内側に設置されていることを特徴としても良い。放電管を反射ミラーから突出させない構成とすることによって、ランプユニットの装置への装着時などに、放電管の他の部品等に接触することによる破損を防止することができる。 【0022】また、本発明による光源装置は、上記したランプユニットを用いて構成され、ランプユニットが内部に格納されるハウジングと、ランプユニットからの光を出射するための、ハウジングの出射面に設けられた出射口と、を有する。 【0023】さらに、ハウジングの上面が出射面とされ、ランプユニットは、鉛直上方をその光の出射方向としてハウジング内部に設置されることを特徴とする。 【0024】上記したランプユニットを用いることによって、長時間にわたって安定して動作が可能な光源装置とすることができる。特に、上方出射タイプの光源装置に対しては、陽極からの熱による陰極の劣化・破損が防止される光源装置とすることができる。 【0025】また、本発明によるスポット光源装置は、上記した光源装置であって、出射口に接続されて、出射される光を導光するライトガイドをさらに備えることを特徴とする。例えばファイバなど、用途に応じた形態・性能を有するライトガイドを接続することによって、効率的に光の出射とその利用を行うことができる。 【0026】また、出射口は、ランプユニットの出射開口部に対向する位置に設けられていることを特徴としても良い。 【0027】出射口がランプユニットの出射開口部に対向するように設けた場合には、例えばランプユニットを上向きに設置したときに、出射光路上に反射板などの光路変更のための光学要素を設置せずに、上方出射タイプの構成とすることができる。 【0028】 【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるランプユニットとこれを用いた光源装置及びスポット光源装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。 【0029】図1は、本発明によるランプユニットの一実施形態の構成を示す斜視図である。また、図2は、図1に示したランプユニットについて反射ミラーを破断して示す斜視図である。ランプユニット2は放電管20と反射ミラー21とが一体に固定されたものであり、これによって光源装置への設置時等に容易に着脱を行うことができる構成とされている。すなわち、放電管20と反射ミラー21との固着・固定時にそれらの位置決めをあらかじめ行っておくことにより、装置への設置時には放電管20と反射ミラー21との位置合わせの作業を行うことなく容易かつ正確に設置することができる。 【0030】放電管20は、光が生成される放電部200と、陰極側側管部201及び陽極側側管部202とを有して構成されている。放電管20内部の陰極側側管部201側には陰極211が設けられ、この陰極211はモリブデン箔導体などの金属箔導体221を介してリード線20bに接続されている。一方、陽極側側管部202側には陽極212が設けられ、この陽極212はモリブデン箔導体などの金属箔導体222を介してリード線20cに接続されている。 【0031】陰極211としては、多孔質の高融点金属に易電子放射物質を含浸させた含浸型、または高融点金属に易電子放射物質を含有させて焼結させた焼結型金属からなるものを用いることが好ましい。これらの電極は熱陰極動作をしないタイプの陰極であって、これを用いることによって放電管20を長時間にわたって安定して動作可能として長寿命化することができる。 【0032】放電管20は、その放電部200が反射ミラー21の内側の所定の位置に配置されるように、反射ミラー21に対して位置決めされて設置される。反射ミラー21は、所定の軸を中心にした略軸対称形である楕円集光ミラーなどの所定の形状に形成されて、その内面側が光を反射する反射面210とされたミラー部21aを有し、また、その中心軸を光の出射軸とし、出射方向の端部を光が出射される略円形状の出射開口部21bとして構成されている。 【0033】放電管20は、上記した反射ミラー21の中心軸に沿って配置される。本実施形態においては、放電管20が有する2つの電極に対して、陰極側側管部201が反射ミラー21の出射開口部21bの反対側に接続して設けられた放電管固定部23に挿通されている。また、陽極側側管部202はミラー部21aの内側に位置している。ここで、陽極側側管部202はその端部が反射ミラー21の外側に突出しないように設置されており、これによって、陽極側側管部202の他への接触による破損等を防止することができる。 【0034】放電管固定部23は、反射ミラー21の中心軸を軸とした略円筒形状に、反射面210側の内面開口部231から、ミラー部21aの外部にある外面開口部232へとミラー部21aの外面から突出して形成される。さらに、この放電管固定部23は、外面開口部232側(外部側)の部分を側管固定部23a、内面開口部231側(ミラー部21a側)の部分を側管保温部23bとする2つの部分によって構成されている。 【0035】放電管固定部23に挿通された放電管20の陰極側側管部201の端部近傍の所定範囲の外壁には、放電管20の固着に用いられる口金20aが設けられている。この口金20aは放電管固定部23の外面開口部232側である側管固定部23aの内部に挿入・配置されて、固着剤23cによって側管固定部23aの内壁に固着・固定される。これによって、放電管20と反射ミラー21とが一体に位置決めされて固定されたランプユニット2が形成される。 【0036】一方、放電管固定部23の内面開口部231側である側管保温部23bの内部には、陰極側側管部201のうち口金20aと放電部200との間の所定の部分が位置している。この部分については陰極側側管部201の反射ミラー21への固定には用いられず、したがって、陰極側側管部201の外壁と側管保温部23bの内壁との間には、所定の間隔による隙間状の空間からなる保温空隙部23dが形成されている。 【0037】放電管と反射ミラーとの固定において動作時により高温となる陽極側を放電管固定部に挿通して固定した場合には、固着剤を介して陽極側の熱が反射ミラーに伝導され、ガラス製などの反射ミラーが高温となって破損してしまうという問題を生じる。 【0038】また、特に、上方出射タイプの光源装置に放電管と反射ミラーとを一体化したランプユニットを用いた場合には、下方に位置する陽極側の熱が対流等によって上方に位置する陰極側に伝わってしまう。この場合、特に上記したように長寿命化が可能な含浸型または焼結型の陰極を用いた場合に、熱によって陰極が劣化・破損してしまう。 【0039】これに対して、本実施形態によるランプユニット2においては、放電管20の陰極211側である陰極側側管部201が放電管固定部23に挿通されて固定されている。これによって、陽極側側管部202からの過度の加熱による反射ミラー21の破損を防止することができる。 【0040】このような構成とした場合、陰極側側管部201が固着剤23cを介した放熱や、反射ミラー21のミラー部21a内部での対流等によって冷却されるが、このとき、逆に陰極側側管部201が過冷却の状態となる場合がある。一方、放電管20の内部においては、通常、陰極211と金属箔導体221の接合部付近の封止部管壁に微小な隙間があり、この部分が過冷却の状態となると隙間部分において水銀ガスなどの封入物がトラップされて固化し、これによって、電圧が低下して放電管20の光量が低下してしまうという問題を生じる。 【0041】本実施形態においては、この過冷却の問題を防止するために、放電管固定部23を側管固定部23aのみでなくさらにミラー部21a側に側管固定部23aとミラー部21aの内部空間とを隔てる側管保温部23bを有して構成している。 【0042】放電管固定部23の全体を陰極側側管部201の固定に用いた場合には、固着に用いられる口金20a以外の陰極側側管部201はすべてミラー部21a内に位置する。この場合、陰極側側管部201の周辺の空間はミラー部21a内部空間の全体に対して空間的に開放されているので、これによって陰極側側管部201の冷却が促進されてしまう。 【0043】これに対して、放電管固定部23の外面開口部232側のみを側管固定部23aとして陰極側側管部201の固定に用い、ミラー部21a内面の反射面210に面する内面開口部231側の領域を固定に用いない側管保温部23bとする。 【0044】このとき、側管保温部23b内に位置する陰極側側管部201の部位の周辺は陰極側側管部201の外壁と側管保温部23bの内壁とによって所定の間隔を有して形成される隙間状の空間である保温空隙部23dとなる。この保温空隙部23dは内面開口部231のみを通じてミラー部21aの内部空間と連通されるので、陰極側側管部201の周辺空間のミラー部21aの内部空間への開放部分(連通部分)の面積が小さくされる。したがって、陰極側側管部201の周辺空間からミラー部21aの内部空間への対流による放熱が抑制されて、陰極側側管部201が保温され過度の低温化が防止される。 【0045】このとき、特に放電管固定部23の形状については、その各部位の内径が内面開口部231において最も小さい、したがってその面積が最も小さいように形成することが好ましい。また、内面開口部231を含む部分に内壁側に段差状に突出した突出部を形成することが好ましい。このように構成することによって、保温空隙部23dのミラー部21aの内部空間への開放部分の面積をさらに小さくして、側管保温部23bによる陰極側側管部201の保温効果を高めることができる。 【0046】本実施形態においては、側管保温部23bのうち内面開口部231近傍の部分が、その内壁を内側に段差状に突出した突出部23eとして形成されている。このような突出部23eを設けることによって、保温空隙部23dのミラー部21aの内部空間に対する空間的閉鎖性をさらに向上させて、保温効果をさらに高めることが可能となる。なお、突出部23e以外の放電管固定部23の部分については、本実施形態ではすべて同じ内径によって形成している。また、放電管固定部23の形状についてはこのようなものに限らず、例えば内面開口部231から外面開口部232へ順次内径が増大するテーパ状に形成しても良い。また、全体にわたって内径が一定な円筒状など、様々な形態を用いることができる。 【0047】このような内面開口部231の構成は、ランプユニット2の光出射効率を向上させる効果をも有する。すなわち、内面開口部231を小さく形成することによって、反射面210の面積を大きくすることができ、これによって放電管20から放射された光のうち反射面210によって反射されて出射される光量を増大させることができる。 【0048】なお、側管固定部23aにおける陰極側側管部201の固定は口金20aを介してのみ行われており、陰極側側管部201は直接には固着剤23cと接触しない構成とされて、したがって、固着剤23cを介した陰極側側管部201の放熱が抑制されている。また、口金20a自体はある程度の冷却を必要としているので、固着剤23cを介した放熱によって放電管の寿命特性が向上される。 【0049】さらに、陰極側側管部201外壁の所定の部位には、保温膜24が塗布・形成されている(図2中の斜線部分)。これによって、さらに陰極側側管部201から周辺の空間への放熱が低減される。本実施形態においては、陰極側側管部201のほぼ全体にわたって保温膜24を形成しているが、特にこの保温膜24が覆う陰極側側管部201の部位については、陰極側側管部201内部にある陰極211と金属箔導体221との接合部を少なくとも覆うように形成することが好ましい。 【0050】上述したように、陰極側側管部201において過冷却を生じた場合には、陰極211と金属箔導体221付近の封止部管壁での微小な隙間における封入物の固化が、光量の低下の主な原因となる。これに対して、保温膜24をこの陰極211と金属箔導体221との接合部を覆うように形成することによって、効果的に封入物の固化を抑制して、光量低下を防止することができる。 【0051】なお、保温膜24としては、例えばアルミナ等の耐熱性酸化物や、水白金などを塗布するなど、保温性に優れるものを用いることが好ましい。また、保温膜の形成については例えば特開平8−31383号公報に記載がある。 【0052】ランプユニット2の光源装置等への設置に関しては、反射ミラー21の出射開口部21bには、ミラー部21aから外側に円形状に突出したフランジ状の位置決めリング部22が、ガラス材料によってミラー部21aと一体に形成されている。この位置決めリング部22及びその光出射方向側の面であるリング前面22aによって、ランプユニット2をスポット光源装置などのランプユニットを備える装置に設置するときに、容易に固定及び位置決めを行うことが可能となる。この位置決めリング部22はガラス製であってミラー部21aと一体成型とされているが、例えば金属製のリング状部材を接続する構成としても良い。 【0053】さらに、本実施形態によるランプユニット2においては、リング前面22aの円周方向の所定の位置に、回転方向位置決め部である位置決め凹部22bが形成されている。これを用いることによって、水平・垂直方向に加えて回転方向についても、ランプユニット2の位置決め及びその再現性を向上させることができる。したがって、ランプユニット2が光源装置に対して常に同一の条件で設置されるので、その光の出射効率などの性能をランプユニットの設置・交換時などにおいても安定にすることができる。 【0054】また、放電管20の側管部202側の電極からのリード線20cは、反射ミラー21のミラー部21aの所定の位置に形成されたリード線挿通部21cから反射ミラー21の外部へ導かれる。このとき、位置決め凹部22bとこのリード線挿通部21cが一定の位置関係、本実施形態においては90°の位置、を有して形成されることが装置への設置時の配線において好ましい。 【0055】リード線挿通部21cの構成については、ミラー部21aに設けられた開口に筒状のリベット21dが固定されてその中を通ってリード線20cが反射ミラー21の外部に導かれ、さらにリベット21dのミラー部21a外側に接続された圧着端子21eによって電極からのリード線20cと配線に用いられるリード線20dとが接続されている。また、側管部201側の電極からは、リード線20bが接続・配線されている。これらのリード線20b及び20dについては、必要があればその端部に所定のコネクタ20eが接続された構成としても良い。なお、リード線挿通部21cの構成については、上記したものに限られない。 【0056】図3は、図1及び図2に示したランプユニット2を用いた、本発明による光源装置、スポット光源装置の一実施形態に係るUVスポット光源装置の外面構成を示す斜視図である。ここで、UVスポット光源装置の外面を構成するハウジング1の各面については、図3の左前方に示されている面を前面1aとし、後面を1b、左側面を1c、右側面を1d、底面を1e、上面を1fとする。ただし、前面1a、後面1b、左側面1c、及び右側面1dの各面については、これらの各面の名称は便宜的に付したものであって、UVスポット光源装置における前後方向など、実際の装置構成や機能の別等によるものではない。以下においては、ハウジング1以外についても、上記にしたがってその前後左右を便宜的に定義して用いる。 【0057】本実施形態においては、ハウジング1の開口部分である出射口(図3においては図示していない)はハウジング1の上面1fの所定の位置に設けられ、したがって上面1fが出射面とされており、これによって本UVスポット光源装置は上方出射タイプの光源装置を構成している。出射口にはファイバ差込口50が設置されており、このファイバ差込口50にライトガイドとしてファイバ5が接続・固定されている。これによって、外部へのUV光の出射が行われる。 【0058】なお、ハウジング1の左側面1cは、ハウジング1からの脱着が可能な板状のハウジング側面カバー12によって構成されており、このハウジング側面カバー12は、ハウジング1の他の面を構成しているハウジング外箱11に対してネジ止め等によって固定されて、ハウジング1の全体が形成されている。なお、ハウジング外箱11についても、さらに複数の部分から構成しても良い。 【0059】図4及び図5は、図3に示したUVスポット光源装置の装置内部の概略構成について、ハウジング1のハウジング外箱11及びハウジング側面カバー12を一部破断して示す斜視図である。図4においては、区分板31及び内箱32についても一部破断し、また内箱側面カバー33の図示を省略している。一方、図5においては、区分板31及び内箱32を破断せず、かつ内箱側面カバー33をも図示してハウジング1内部の各領域の区分を明示している。 【0060】ハウジング1の内部は、電源や回路等、装置駆動のための装置が格納される駆動領域A、光の放射及び出射が行われる光出射領域G、及び空気流の経路を制御するための通気領域Dの各領域から構成され、光出射領域Gはさらに、光の外部への出射を制御するシャッター等が設置される出力領域B、及び放電管及び反射ミラー等が格納される光源領域Cから構成されている。 【0061】まず、装置内部の各部の基本的構成について説明する。 【0062】駆動領域Aは、区分板31の右側面31bによってハウジング1の右側面1d側に形成されている。区分板31は、区分板前面31aと区分板右側面31bとによって構成され、その高さは、ハウジング1の底面1eから上面1fまでの距離、すなわちハウジング1の高さと等しい。また区分板右側面31bはハウジング1の後面1bに接続しており、これによって駆動領域Aは、左側面を区分板31により、後面、右側面、底面及び上面をハウジング1の各面により区分されて構成され、また、駆動領域Aの前面は開放されて、後述する通気領域Dに連通されている。 【0063】この駆動領域Aには、UVスポット光源装置の各部を駆動制御するための駆動装置が設置されている。図中においては、駆動装置設置板15aによって設置された駆動装置15として模式的に簡略化して示してあるが、駆動装置15は複数の装置から構成されて設置されても良い。例えばこの駆動装置は、各部へ電流を供給する電源、各部の駆動を行う回路、及びそれらを制御するコンピュータ等を有して構成される。 【0064】また、駆動装置15は、例えばハウジング1の前面1aや右側面1dの所定の位置に設置された操作パネルなどに接続されて、これを介して操作者によって操作される構成としても良い。なお、図中においては、駆動装置15とUVスポット光源装置の各部との接続等については図示していない。 【0065】光出射領域Gは、区分板31によってハウジング1の左側面1c側に形成されている。区分板31は、区分板右側面31bが上記したようにハウジング1の後面1bに接続しているとともに区分板前面31aがハウジング1の左側面1cに接続している。これによって光出射領域Gは、前面及び右側面を区分板31により、後面、左側面、底面及び上面をハウジング1の各面により区分されて構成される。 【0066】この光出射領域Gは、さらに出力領域B及び光源領域Cに区分される。 【0067】出力領域Bは、内箱32及び内箱側面カバー33によって光出射領域Gの上方部分に形成されている。内箱32の上面の、ハウジング1の上面1fに設けられた出射口13(図5)に対向する所定の位置には、光を出射するための出射開口部32bが形成されている。また、内箱32の内箱底面32aには、後述するランプユニット2の放電管20からの光を入射・導光させるための開口部32dが設けられ、さらにその内箱32の内側に筒状部材37が接続・形成されている。 【0068】内箱32は、その左側面が開放されて構成されており、この左側面には内箱側面カバー33が設置・固定される。これによって出力領域Bは、前面、後面、右側面、底面及び上面を内箱32により、左側面を内箱側面カバー33により区分されて構成される。 【0069】光源領域Cは、区分板31及び内箱32の内箱底面32aによって光出射領域Gの下方部分に形成されている。すなわち光源領域Cは、前面及び右側面を区分板31により、後面、左側面及び底面をハウジング1の各面により、上面を内箱底面32aにより区分されて構成される。 【0070】また、通気領域Dは、区分板前面31a及びハウジング1の前面1aとによって挟まれて形成されている。この通気領域Dは、空気流による各部の冷却経路を制御することを主な目的として設けられているものであるが、それ以外にも例えば、各部の配線等がこの通気領域Dで行われる構成であっても良い。 【0071】次に、光源領域C及び出力領域Bの各部の構成について説明し、これらを合わせた光出射領域GからのUV光の放射・生成と外部への出射について説明する。図6は、図5に示した光出射の光軸を含むI−I矢印垂直断面図、図7は、図6に示したII−II矢印水平断面図である。なお、図6及び図7においては、ハウジング1の出射口13、内箱32の出射開口部32b、及び後述する各通気口・外気取込口については、見やすさのために端面図として示してある。また、図6においては、出射口13に取り付けられるファイバ差込口50及びファイバ5については図示していない。 【0072】光の出射は、光源領域Cにおける光の放射及び反射による導光と、出力領域Bにおける光の出射制御及び出射とによって行われる。光源領域Cと出力領域Bとは、放電管20及び反射ミラー21と、ハウジング1の出射面である上面1fとの間にある内箱底面32aによって区分されている。この内箱底面32aは、光源領域Cから出力領域Bへ入射しようとする余分な光を遮蔽する遮蔽板として機能しており、遮蔽板である内箱底面32aの所定の位置に光軸(放電管20の中心軸と出射口13の中心とを結び、光の出射が行われる軸)を中心として形成された円形状の開口部32dを通過した光以外は、光源領域Cから出力領域Bに入射しないように構成されている。 【0073】光源領域Cには、図1に示した形態によるランプユニット2が設置されている。このランプユニット2は、その出射開口部21bの外周に形成された位置決めリング部22、及び内箱底面32aの下面側に設けられたランプユニット設置部25によって、遮蔽板である内箱底面32aの開口部32dに面して固定されている。なお、放電管20からのリード線とその接続等については、ここでは図示していない。 【0074】ランプユニット2は、ハウジング側面カバー12によって開放が可能なハウジング1の左側面1c側から装着される。また、ランプユニット設置部25は、内箱底面32aの下面側を設置面とし、装着ガイド26、保持板27、固定ネジ27a、及び固定スプリング27bを有して構成されている。 【0075】装着ガイド26は、内箱底面32aの下面に固定されて左側面1c側を開放端とするU字形状に形成されており、これによって左側面側から装着されたランプユニット2は、それを保持する保持板27と、保持板27を介してランプユニット2を押さえ付けて固定するための付勢部材である固定ネジ27a及び固定スプリング27bとによって、その位置決めリング部22が、リング前面22aと設置面である内箱底面32aとが接触した状態で下方から内箱底面32aの下面に押さえ付けられて固定かつ装置の光軸に対して位置決めされる。 【0076】また、装置ガイド26の内側のランプユニット2の装着方向軸上の奥側の所定位置には、ランプユニット2の位置決め凹部22bと係合される位置決め凸部(図示していない)が形成されており、これによって回転方向についても位置決めが行われる。 【0077】また、図6に示すように、保持板27に付属して装置前面側に形成されている支持バネ28a、及びハウジング側面カバー12の内側の面に設けられた支持バネ28aと同様な支持バネ28b(図示していない)によってもランプユニット2が支持・固定される。 【0078】光源領域Cにおいて放射・反射された放電管20及び反射ミラー21からの光は、内箱底面32aの開口部32dから出力領域Bに入射される。開口部32dの上方には筒状部材37が、内箱底面32aからハウジング1の出射口13の方向に突出するように、内箱32と一体に固定されて設けられている。 【0079】筒状部材37は光軸を中心軸とし、開口部32dと接続されて出射口13に向かって先細となる円錐台形状に一定の厚さで形成されている。これによって、内箱32の開口部32dから入射された光は、筒状部材37の内部に形成された円錐台形状の導光部37aにより、出射側である開口部37bに導光される。このとき、遮蔽板である内箱底面32aの開口部32dと、筒状部材37の導光部37aとを通過した光のみを出力領域B内に入射する構成によって、光の入射位置のみでなく入射角度をも制限することができ、余分な光の効果的な遮蔽が可能となる。 【0080】筒状部材37の開口部37bと、出射開口部32b及び出射口13との間には、出射口13からの光の出射のON/OFFを切り換えるためのシャッター4が設置されている。シャッター4はシャッター板41とシャッター駆動部42とから構成され、シャッター固定部33a(図4)に固定されて設置されている。なお、図4及び図7においては、シャッター板41のONの位置(光軸を開放した状態)を実線で、OFFの位置(光軸を遮断した状態)を点線で示してある。また、図6及び図7においては、シャッター板41以外のシャッター駆動部42や位置センサ43等については図示していない。 【0081】シャッター板がONである位置は、シャッター板41に設けられた突起部41aを位置センサ43によって検出することによって確認している。この位置センサ43についても、シャッター4と同様にシャッター固定部33aに固定されて設置されている。 【0082】シャッター4及び位置センサ43が位置決め・固定されているシャッター固定部33aは、板状部材であり、内箱側面カバー33の内側の面に一体に位置決め・固定されて、容易に着脱することが可能なように設置されている。ここで、板状部材であるシャッター固定部33aは、内箱底面32aに対して平行に設置される。すなわち、シャッター固定部33aは光軸に対して垂直に設置され、これによってシャッター4のシャッター板41は、筒状部材37の開口部37bと内箱32の出射開口部32bとの間に、光軸に対して垂直な所定の平面内において、光軸に平行な軸をその回転軸として回転駆動されるように設置される。 【0083】本実施形態においては、内箱側面カバー33はさらにその両側端部にカバー側凸状係合部34a及び34bを有し、これらが内箱側凹状係合部35a及び35bに係合することによって、さらに位置決めされる。また、内箱32の側面のうち内箱側面カバー33が取り付けられる開放面が左側面であることに対応して、ハウジング1の左側面1cを容易に脱着可能なハウジング側面カバー12によって構成している。したがって、ハウジング1についてはハウジング側面カバー12をはずすことによって、シャッター4等の設置・交換等の作業が可能とされている。 【0084】なお、図4においては内箱側面カバー33を図示しておらず、したがって、これらのシャッター4等は図中で中空に浮いた状態で示されている。 【0085】以上述べた構成による光出射領域Gを有するスポット光源装置において、光源領域C内のランプユニット2の放電管20から放射された光は反射ミラー21によって反射され、遮蔽板である内箱底面32aの開口部32d、及び筒状部材37の導光部37aを介して出力領域Bに入射される。出力領域Bでは、シャッター4によって光の出射のON/OFFが切り換えられ、ONの状態とされている場合には、光は内箱32の出射開口部32b及びハウジング1の出射口13を経てファイバ差込口50(図3)に接続されたライトガイドであるファイバ5に入射され、外部に出力される。 【0086】ここで、光軸上には、出力領域B内またはファイバ差込口50内等に、紫外線透過フィルタや、光量調整のためのスリットなどの他の必要な要素をさらに設置しても良い。また、内箱側面カバー33、ハウジング側面カバー12、及びランプユニット2の着脱等については、インターロックを設けて、それらが適正に装着されていない場合には装置が作動されない構成としても良い。 【0087】なお、装置内部の冷却については、概略以下の通りである(図6及び図7参照)。本UVスポット光源装置における内部の冷却は、外部から導入された外気による空気流によって行われ、空気流の経路は各部位に設けられた外気取込口、通気口等によって制御される。 【0088】外気取込口は、いずれも駆動領域Aに面して形成されている。すなわち、駆動領域Aに面するハウジング1の右側面1dに第1の外気取込口61が、また、後面1bの駆動領域Aに面する部位に第2の外気取込口62が形成されている。第1の外気取込口61及び第2の外気取込口62から装置内部に導入された空気流は、駆動装置15を冷却した後、連通されている通気領域Dに流入する。なお、駆動領域Aは、区分板31によって光出射領域Gから光遮蔽されているので、上記した各外気取込口61及び62から光漏れを生じることはない。 【0089】通気領域Dに流入した空気流は、区分板前面31aの上部に設けられた通気口64、及び通気口64に対応して内箱32の前面に設けられた通気口65を介して出力領域Bに導入されて、シャッター4及び筒状部材37等を冷却する。さらに、内箱底面32aの後面側に設けられた通気口66から光源領域Cへと導入され、ランプユニット2の各部を冷却する。 【0090】ここで、本実施形態においては、出力領域Bの筒状部材37の側面に、互いに対面している2つの側面開口部37c及び37dが形成されている。これによって、上記した空気流は筒状部材37の内部をも通過して、さらに筒状部材37が冷却されるとともに、熱交換等によってランプユニット2の反射ミラー21の内側、特に図1及び図2に示した陽極側側管部202が適温に保たれる。また、筒状部材37における側面開口部の形状、個数、及び配置等によって陽極側側管部202の冷却を制御することが可能である。 【0091】ハウジング1の後面1bの下部の光源領域Cに面する部位には、排気口が形成されてファン63が取り付けられており、光源領域Cに導入された空気流は、最終的にこのファン63によって外部に排気される。なお、ファン63の内側には通気制御板67が設けられており、空気流はこの通気制御板67に形成された光遮蔽通気口68を介してファン63に到達して排気される。これによって、この排気口からの光漏れが防止される。なお、通気制御板67については、例えば区分板右側面31b、またはハウジング1の左側面1cに接続される形態としても良い。 【0092】本発明による光源装置は、上記したようなUVスポット光源装置に限られるものではなく、図1に示したランプユニットは例えば可視光のスポット光源装置や、ファイバなどのライトガイドを有しない光源装置など、様々な形態・用途の光源装置に適用することが可能である。上記したスポット光源装置は上方出射タイプのものであるが、それ以外の側方出射タイプなどにおいても好適に用いることができる。 【0093】また、本発明によるランプユニットについても、図1及び図2に示した形態のものに限られるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、位置決めリング等についてはそれを有しない構成であっても良い。また、陰極については含浸型及び焼結型以外の陰極であっても良い。 【0094】 【発明の効果】本発明によるランプユニット及びスポット光源装置は、以上詳細に説明したように、次のような効果を得る。すなわち、放電管及び反射ミラーを一体に固定したランプユニットにおいて、陰極側を筒状の放電管固定部に挿通・固定することによって陽極の熱による反射ミラーの破損を防止する。それとともに、放電管固定部を外部側の側管固定部と内部側の側管保温部とから構成することによって筒状の内側部分である側管保温部を固定に用いずに隙間である保温空隙部を形成する。この隙間によってその内部に位置する陰極側側管部が保温されて、放電管内部における水銀ガスの固化などによる光量減少を防止することができる。 【0095】上記の構成によって、放電管の各部がその動作中においてもそれぞれ好適に保たれ、これによって、動作中での光量の減少などの性能変化などを抑制して安定した動作が可能となり、また、加熱による電極等の劣化・破損などを抑制してランプユニットの長寿命化が可能となる。また、このようなランプユニットを用いることによって、長時間安定して動作・使用が可能な光源装置及びスポット光源装置を得ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000236436 【氏名又は名称】浜松ホトニクス株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年3月12日(1999.3.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100088155 【弁理士】 【氏名又は名称】長谷川 芳樹 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−268602(P2000−268602A) |
| 【公開日】 |
平成12年9月29日(2000.9.29) |
| 【出願番号】 |
特願平11−67413 |
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