| 【発明の名称】 |
多機能化街灯ネットワーク・システム |
| 【発明者】 |
【氏名】若林 良治
【氏名】広谷 千亜紀
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| 【要約】 |
【課題】生活道路に配置される街灯の多機能化に着目して、監視制御や情報の送受信基地化を図ることにより、防犯や防災化を図るとともに、地域の有用な各種情報の提供を図り得る多機能化街灯ネットワーク・システムを提供する。
【解決手段】多機能化街灯ネットワーク・システムにおいて、所定地域の道路に沿って配置される複数の街灯1に情報機器2〜9を実装し、街灯ネットワーク12を介して監視・制御センター13により前記街灯1の群管理を行い、監視制御や情報の送受信を行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 所定地域の道路に沿って配置される複数の街灯に情報機器を実装し、街灯ネットワークを介して監視・制御センターにより前記街灯の群管理を行い、監視制御や情報の送受信を行うようにしたことを特徴とする多機能化街灯ネットワーク・システム。 【請求項2】 請求項1記載の多機能化街灯ネットワーク・システムにおいて、前記街灯に実装される情報機器は、誘導無線用送受信装置、VICSビーコン、監視用カメラ、緊急時用スピーカ、マイク、情報表示装置、緊急呼出ボタン、情報コンセント、及びそれらを制御する制御装置であることを特徴とする多機能化街灯ネットワーク・システム。 【請求項3】 請求項1記載の多機能化街灯ネットワーク・システムにおいて、前記情報機器には電力を供給する電源装置を備えることを特徴とする多機能化街灯ネットワーク・システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、多機能化街灯ネットワーク・システムに係り、特に監視制御及び情報通信端末装置の街灯への適用に関するものである。 【0002】 【従来の技術】最近、特に、市街地における夜道での犯罪や事故が多発する傾向にあり、その対策が急務になってきている。 【0003】従来、所定地域の道路沿い等に存在する街灯は、電子化・多機能化は行われていない。更に、電子化・多機能化した街灯群をネットワーク化して多目的に利用することも行われていないのが実情である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】街灯が存在するような地域の道路は、車両・歩行者等の交通量が比較的多く、地域における生活道路となっていることが多い。近年、生活道路における各種問題点が浮上している。これに対して人的な対応策が中心に検討されている。 【0005】その問題点としては、以下のようなものが挙げられる。 【0006】(1)生活道路での犯罪が多発(痴漢、ストーカー、恐喝など)したり、再発する恐れがある。 【0007】(2)地域の大規模災害の発生や、被害拡大の可能性がある。 【0008】(3)郊外型大規模店舗の発展による消費者の商店街(駅前等の旧市街地)離れが進んでいる。 【0009】本発明は、このような問題点を解決するために、生活道路に配置される街灯の多機能化に着目して、監視制御や情報の送受信基地化を図ることにより、防犯や防災化を図るとともに、地域の有用な各種情報の提供を図り得る多機能化街灯ネットワーク・システムを提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】〔1〕多機能化街灯ネットワーク・システムにおいて、所定地域の道路に沿って配置される複数の街灯に情報機器を実装し、街灯ネットワークを介して監視・制御センターにより前記街灯の群管理を行い、監視制御や情報の送受信を行うようにしたものである。 【0011】〔2〕上記〔1〕記載の多機能化街灯ネットワーク・システムにおいて、前記街灯に実装される情報機器は、誘導無線用送受信装置、VICSビーコン、監視用カメラ、緊急時用スピーカ、マイク、情報表示装置、緊急呼出ボタン、情報コンセント、及びそれらを制御する制御装置である。 【0012】〔3〕上記〔1〕記載の多機能化街灯ネットワーク・システムにおいて、前記情報機器には電力を供給する電源装置を備えるようにしたものである。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。 【0014】図1は本発明の実施例を示す多機能化街灯ネットワーク・システムの模式図、図2〜図5はその多機能化街灯ネットワーク・システムを用いた各種機能を示す図である。 【0015】図1において、1は所定地域の道路に沿って配置される街灯、この街灯1には各種の情報機器が実装されている。その情報機器としては、例えば、誘導無線用送受信装置(アンテナ2Aと送受信部2B)2、VICSビーコン3、監視用カメラ4、緊急時用スピーカ5、マイク6、情報表示装置7、緊急呼出ボタン8、情報コンセント9、及びそれらを制御する制御装置10などである。 【0016】また、上記した情報機器1〜9に電力を供給する電源装置11を備えるようにしている。 【0017】このように、所定地域の道路に沿って配置される街灯1の柱部の上方から順に誘導無線用送受信装置2やVICSビーコン3、監視用カメラ4、緊急時用スピーカ5、マイク6、LEDや液晶パネルなどの情報表示装置7、緊急呼出ボタン8、情報コンセント9、街灯1の脚部に制御装置10を配置する。 【0018】詳細に説明すると、また、街灯の灯部付近など人の目に付きにくいところに監視用カメラ4を取り付ける。また、監視制御や制御を行う制御装置10が街灯に実装(地中部分等)されており、街灯ネットワーク12を介して、監視・制御センター13、さらには他のシステム14と接続されている。 【0019】また、街灯1はエリアやタイプなどにより群(グループ)管理されている。すなわち、I区域に配置されるA群の街灯、II区域に配置されるB群の街灯、III区域に配置されるC群の街灯、…が街灯ネットワーク12を介して、監視・制御センター13により群管理される。 【0020】なお、所要電源を供給する電源装置11は、特に種類(商用・専用・自家用・ソーラー等)は限定せず、各種の電源装置を配置することができる。 【0021】そこで、誘導無線受信機21を携帯した街灯1周辺の歩行者は、誘導無線用送受信装置2より誘導のための情報を受信することができる。 【0022】また、携帯端末23を街灯1の情報コンセント9に接続し、情報の送受信を行うことができる。 【0023】更に、街灯1の周辺を走行中の車両でVICS端末22をもっているものは、街灯1のVICSビーコン3からVICS情報を受信することができる。 【0024】各情報機器等の取付場所は、本装置の用途によるが、一例として街灯の上方に誘導無線用アンテナ2Aと受信部2Bからなる誘導無線用送受信装置2とVICSビーコン3と監視用カメラ4を、目の高さくらいの位置に、情報表示装置7と情報コンセント9、緊急時用スピーカ5、マイク6、緊急呼出ボタン8などを取り付ける。 【0025】以下、本発明の多機能化街灯ネットワーク・システムの動作について説明する。 【0026】本発明の多機能化街灯ネットワーク・システムは、監視制御や情報の送受信機能を有しており、防犯や防災を図るとともに、有用な各種情報の提供を図り得る。より具体的には、以下のような機能を有す。 【0027】(1)交通弱者誘導機能図2に示すように、誘導無線受信機(無償配布等)32を携帯している交通弱者(高齢者、身障者、児童等)31は、誘導無線用送受信装置2より車両接近警告を出したり、階段がある場合には、「階段です」の音声報知などの情報を受け取ることができる。つまり、交通弱者31への安全な誘導機能を果たすことができる。 【0028】(2)緊急コール機能図3に示すように、非常時呼出として、街灯1に内蔵された緊急呼出ボタン8を押下することにより、街灯1の内蔵マイク6から監視・制御センター13へ連絡することができる。 【0029】(3)避難誘導機能図3に示すように、大地震、台風等の災害時、市民(住民)41に対し、緊急時用スピーカ5や情報表示装置7により、避難の勧告や誘導を行うことができる。 【0030】(4)防災情報提供機能また、図3に示すように、監視・制御センター13(ここでは、防災センターの機能)の防災情報を情報表示装置7に表示することにより、市民(住民)41に対し防災情報を提供することができる。また、市民(住民)41が携帯端末23を情報コンセント9に接続することにより、より詳細な防災情報を受け取ることもできる。 【0031】(5)観光・商業情報提供機能また、図3に示すように、観光・買い物情報を情報表示装置7に表示することにより、観光客・買い物客42に対しその地域の観光・買い物情報を提供することができる。また、観光客・買い物客42は携帯端末23を情報コンセント9に接続することにより、地図/観光案内/イベント表示/公共交通情報等の詳細情報を受け取ることもできる。 【0032】(6)交通情報提供機能図4に示すように、走行中のVICS端末52を搭載している車51は、VICSビーコン3より道路交通情報等を受取り、車中のVICS端末52に表示することができる。 【0033】また、来訪客は、携帯端末23を情報コンセント9に接続することにより、当該地図の詳細情報を得ることができる。 【0034】(7)迷子・事故等探索機能図5に示すように、迷子61の探索の依頼があった場合、その地域の街灯1に内蔵された監視用カメラ4による監視・制御センター13からの監視により、迷子61を探索する。この機能は、高齢者支援や徘徊老人探索用としても利用することができる。 【0035】更に、街灯近傍での交通事故などの監視にも適用することができる。 【0036】(8)安全監視機能図5に示すように、当該地域での祭・イベント開催時など人が集まるときや夜間などの場合、街灯1の監視用カメラ4により、監視・制御センター13から地域の安全監視を行うことができる。 【0037】また、VIPが乗車する車62等の交通状況を街灯1の監視用カメラ4を介して監視・制御センター13から監視することができる。 【0038】(9)住民情報提供機能図5に示すように、住民(市民)63が携帯している携帯端末23を情報コンセント9に接続することにより、監視・制御センター13(ここでは市庁ネットワーク)と接続し、市民向け情報(文化、福祉等)を受け取ることができる。 【0039】また、監視・制御センター13は街灯1のエリア別/街灯のタイプ別で群管理ができるので、上記した9つの機能を組み合わせながらその地域にあった街灯機能を高度化することが可能である。たとえば、エリア別群管理例としては、観光・商業情報提供機能の高度化など、エリアごとに的確な個別の情報の提供が可能である。 【0040】タイプ別群管理例としては、安全監視機能と迷子・事故等探索機能の組み合わせを行い、安全監視中に迷子・事故等発生時は、全てのカメラを迷子や事故等探索用制御に切替えず、所定の管理区分の中から選択した街灯のカメラのみを切替えるようにすることができる。 【0041】このように、本発明によれば、地域の生活道路の情報化が進み、地域の防災・安全確保や商店街・市街地の活性化・町づくりに役立ち、地域生活道路周辺の抱える各種問題の解決策となり得る。 【0042】更に、既存社会資本の有効利活用を図った、地域の情報通信基盤整備手法の一つとしても効果がある。 【0043】本発明は、更に以下のような利用形態を有する。 【0044】この実施例では比較的汎用的な街灯を想定して説明したが、街灯および電子機器類の大きさや形状、材質、数量等を特定したものではない。 【0045】例示した内容およびそれと同等とみなされるものを、地域街灯の一部または全部を、あるいは街灯の設置の初期または事後に、実装(内蔵、外部取り付け)する場合もすべて、本発明を適用することができる。 【0046】その他、ラジオ、携帯電話、衛星電話、MCA無線、各種特殊照明・表示機器類、各種センサー、各種情報処理・画像処理機器、等々、さまざまな情報機器類の装備にも適用可能である。 【0047】なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。 【0048】 【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明によれば、以下のような効果を奏することができる。 【0049】(A)地域の生活道路の情報化が進み、地域の防災・安全確保や商店街・市街地の活性化・まちづくりに寄与することができる。 【0050】(B)更に、既存社会資本の有効利活用を図った、地域の情報通信基盤整備のの一助となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000295 【氏名又は名称】沖電気工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年3月2日(1999.3.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100089635 【弁理士】 【氏名又は名称】清水 守 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2000−251502(P2000−251502A) |
| 【公開日】 |
平成12年9月14日(2000.9.14) |
| 【出願番号】 |
特願平11−53600 |
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