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【発明の名称】 放電バルブを有する車両用灯具
【発明者】 【氏名】米山 正敏

【氏名】塚本 広徳

【氏名】中山 徹

【要約】 【課題】放電バルブを光源とする車両用灯具における電磁波のシールド効果を高める一方で、灯具の部品点数を削減し、かつその組立作業の簡易化を図る。

【解決手段】リフレクタ3に支持される放電バルブ5のプラグ50に対して着脱されるコネクタ11を有する車両用灯具において、コネクタ11が取着される箇所のリフレクタ3の周囲の一部にはリフレクタを覆う導電膜31に電気接続されている接触端子部153が配設され、コネクタ11には当該コネクタ11を覆う導電性カバー21が一体に設けられ、コネクタ11をプラグ50に取着した状態で、導電性カバー21が接触端子部153に接触される構成とする。コネクタ11をプラグ50に嵌合すれば、導電性カバー21はリフレクタ3の導電膜31に電気接続されている接触端子部153に自動的に電気接続されてシールド効果が発揮されるので、独立したシールド部品が不要となり、かつその組立作業も不要になる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 リフレクタ内に放電バルブが支持され、前記放電バルブの給電端子に対して電気接続されるコネクタを着脱可能に設けた車両用灯具において、前記コネクタが取着される箇所の前記リフレクタの周囲の一部には前記リフレクタを覆う導電膜に電気接続されている接触端子部が配設され、前記コネクタには当該コネクタを覆う導電性カバーが一体に設けられ、前記コネクタを前記放電バルブに取着した状態で、前記導電性カバーが前記接触端子部に接触される構成であることを特徴とする放電バルブを有する車両用灯具。
【請求項2】 前記リフレクタはバルブ取付穴を有し、前記バルブ取付穴内に前記放電バルブが内挿支持され、前記リフレクタの前記バルブ取付穴の周囲には周壁が立設され、前記コネクタは前記周壁内において前記放電バルブに取着され、前記接触端子部は前記コネクタの導電性カバーの表面に弾接する弾性の導電部材で構成されて前記周壁の一部に設けられる請求項1に記載の放電バルブを有する車両用灯具。
【請求項3】 前記コネクタは前記放電バルブに対して回転操作してその着脱が可能な構成とされ、前記コネクタの導電性カバーには、前記回転操作方向に沿って複数個の接触部が設けられ、当該接触部において前記接触端子部に接触する請求項1または2に記載の放電バルブを有する車両用灯具。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の前照灯に用いて好適な車両用灯具に関し、特に放電バルブを光源とした灯具における電磁波の影響を防止した車両用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年における自動車の前照灯として、発光効率及び演色性が良好で寿命の長い放電バルブを光源とする灯具の適用が検討されている。しかしながら、この種の灯具では、放電バルブで放電を発生するために高電圧が必要であり、車載バッテリ電圧を必要とされる高電圧まで昇圧させるための点灯回路を灯具に付属させる必要がある。この点灯回路ではその二次側において高電圧が発生されるが、この高電圧に伴う電磁波が外部に放射され、自動車の各種電子装置にノイズとして影響を与え、これら電子装置の正常動作を妨げる原因となる。例えば、ラジオに雑音を生じさせ、或いは自動車に搭載のマイクロコンピュータの信号系にノイズを混入させる等の、いわゆるEMI障害を発生する。また、このような電磁波は前記した高電圧が印加される放電バルブにおいても発生し、この放電バルブからの電磁波により前記したEMI障害が発生されている。このため、灯具ボディの内面に沿って放電バルブを覆うように、あるいは放電バルブとこれに接続される高電圧のコネクタを覆うように、さらに、これらを含めてリフレクタ全体の周囲を覆うようにそれぞれシールド部材を設けたものが提案されている。この技術によれば、シールド部材によって放電バルブからの周囲に向けて電磁波が放射することを抑制し、前記したEMI対策を図ることが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の技術では、放電バルブ及びこれに電気接続される高電圧のコネクタ等の灯具の本来の構成部品の他に、電磁波の放射を防止するためのシールド部材を別部材として製作しかつ灯具内に組み込む必要があり、灯具の構成部品数が増大し、かつその組立工数が増大するという問題が生じる。また、これらのシールド部材は、放電バルブを支持しているリフレクタを含めた全体で放電バルブを気密に覆う必要があるため、シールド部材をリフレクタと電気接続するための接続構造が必要となり、この接続構造を構成するための構造が複雑化し、かつその組立作業も煩雑なものになるという問題もある。特に、シールド部材とリフレクタとの電気接続する箇所が固定的に設定されているため、灯具ボディ内のクリアランスの狭い領域で電気接続を行う作業が極めて難しいものとなる。
【0004】本発明の目的は、このような放電バルブを光源とする車両用灯具における電磁波のシールド効果を高める一方で、灯具の部品点数を削減し、かつその組立作業の簡易化を図った放電バルブを有する車両用灯具を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、リフレクタに支持されている放電バルブの給電端子に対して着脱されるコネクタを有する車両用灯具において、前記コネクタが取着される箇所の前記リフレクタの周囲の一部には前記リフレクタを覆う導電膜に電気接続されている接触端子部が配設され、前記コネクタには当該コネクタを覆う導電性カバーが一体に設けられ、前記コネクタを前記放電バルブに取着した状態で、前記導電性カバーが前記接触端子部に接触される構成であることを特徴としている。例えば、本発明の好ましい形態としては、前記リフレクタはバルブ取付穴を有し、前記バルブ取付穴内に前記放電バルブが内挿支持され、前記リフレクタの前記バルブ取付穴の周囲には周壁が立設され、前記コネクタは前記周壁内において前記放電バルブに取着され、前記接触端子部は前記コネクタの導電性カバーの表面に弾接する弾性の導電部材で構成されて前記周壁の一部に設けられる構成とする。また、前記コネクタは前記放電バルブに対して回転操作してその着脱が可能な構成とされ、前記コネクタの導電性カバーには、前記回転操作方向に沿って複数個の接触部が設けられ、当該接触部において前記接触端子部に接触する構成とする。
【0006】本発明においては、導電性カバーを一体に有するコネクタを放電バルブのプラグに嵌合すれば、導電性カバーはリフレクタの導電膜に電気接続されている接触端子部に自動的に接触され、両者が相互に電気接続される。そのため、放電バルブ及びそのプラグは導電膜及び導電性カバーによって覆われてシールド構造が構成されるため、個別にシールド部品を用意する必要がなく、放電バルブからの電磁波の放射を防止するとともに、一方では部品点数の低減と組立作業の簡易化が実現される。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明を自動車の4灯式前照灯に適用した実施形態の一部を破断した正面図、図2及び図3はそれぞれ図1のAA線、BB線に沿う断面図である。これらの図において、灯具ボディ1の内部には2つの回転放物面形状のリクレクタ3,4が連設された一体型リフレクタ2が内装されており、自動車に装備したときに車体の外側に位置されるすれ違いビームランプLL側のリフレクタ3には放電バルブ5が、また、自動車車体の内側に位置される走行ビームランプHL側のリフレクタにはハロゲンバルブ6が、それぞれ着脱可能に取着されている。これらのバルブ5,6は各リフレクタ3,4の背面に設けたバルブ取付穴3a,4aに取着されている。
【0008】前記各バルブ5,6に対向する灯具ボディ1の背面にはそれぞれバルブ挿通用の開口部1a,1bが設けられ、この開口部1a,1bを通して前記各バルブ5,6の着脱が可能とされている。そして、すれ違いビームランプLL側の開口部1aには着脱可能なバックカバー7がシールリング8を介して装着され、また、走行ビームランプHL側の開口部1bにはゴムカバー9が装着され、これらにより各開口部1a,1bが防水状態で封止されている。なお、すれ違いビームランプLLの放電バルブ5のプラグ50には詳細を後述するコネクタ11が接続されており、また走行ビームランプHLのハロゲンランプ6のソケットコネクタ60は前記ゴムカバー9の外側に突出され、これに図外のコネクタが接続される。なお、図示は省略するが前記灯具ボディ1、前記バックカバー7の各内面にはアルミニウム等からなる導電膜を塗布または蒸着し、前記灯具ボディ1の内部を電磁的にシールドするためのシールド膜としても構成している。さらに、前記灯具ボディ1の前面開口にはレンズ10が取着され、灯具ボディ1内に前記各ランプLL,HLの灯室が画成されている。
【0009】一方、図4に要部の部分分解斜視図を、図5にその一部を組み立てた状態の斜視図を、図6に図5の断面をそれぞれ示すように、前記放電バルブ5を取着したリフレクタ3の背面には、前記バルブ取付穴3aを囲むように周壁12が一体に形成され、後述するリテーナスプリング13が係止されている。前記周壁12は、周方向に複数個、ここでは4つに分断されており、そのうち周方向の長さが最も短い周壁(以下、短周壁)121は、その内面に下向きのフック121aが形成され、かつ上面には後述するようにリフレクタ3を貫通したシェード17のステム172の先端部がネジ14によって固定されている。また、前記短周壁121と径方向に対向する位置の比較的に長い周壁(以下、長周壁)122は、その周方向の一方の端部に下向きのフック122aが形成されるとともに、その上面には1対のネジ穴122bが形成されている。なお、他の2つの周壁123,124は前記放電バルブ5の詳細を後述するプラグ50の周辺を案内する働きをする。そして、前記リフレクタ3の内面から前記周壁20の表面にわたる領域には、アルミニウム等の金属を塗布、蒸着した導電膜31が形成されており(図6参照)、この導電膜31によって放電バルブ5で発光した光の反射面を構成するとともに、リフレクタ3内面から前記周壁12の表面にわたってシールド膜を形成している。
【0010】前記長周壁122にはフィクチャ15がネジ16により固定されている。前記フィクチャ15は、バネ性のある金属板を加工したものであり、前記長周壁122上に固定された状態では、その一側部は前記長周壁122の他端部から突出されて下方に向けられたフック151が形成される。また、前記フィクチャ15の他端部寄りの部位は、前記長周壁の周方向の中間位置に配置されており、ここには帯状片152が径方向に向けて突出形成され、この帯状片は板厚方向にほぼL字状に曲げ形成され、かつその先端部には凸状に突出形成された接触端子部153が前記バルブ取付穴3aの一側に臨んで配置されている。
【0011】前記リテーナスプリング13は、略コ字状に曲げ形成されているワイヤスプリングで構成されており、その中央部は前記短周壁121のフック121aに係合される。また、前記リテーナスプリング13の2つの枝部のうち、一方の枝部の先端部は前記長周壁122の一端部のフック122aに係止される。同様に前記リテーナスプリング13の他方の枝部の先端部は前記フィクチャ15に設けたフック151に係止される。
【0012】ここで、前記放電バルブ5は、図4に示されるように、円柱状をしたプラグ50の前面には、一対の電極51を有するアークチューブ52が立設され、一方の電極は前記アークチューブ52の外部に延出形成された外部サポート51aに電気接続されるとともに、他方の電極は前記アークチューブ52の中心軸に沿ってプラグ50の後端面に延びる内部サポート51bに電気接続され、これら外部サポート51aと内部サポート51bは更に前記プラグ50の背面側に配置された中央端子部53と、前記プラグ50の外周面に形成された環状端子部57にそれぞれ電気接続される。これら中央端子部53と環状端子部57は放電バルブ5の給電端子となる。なお、前記アークチューブ52には透明な円筒状をしたシュラウド54が被せられており、このシュラウド54の一部に導電性の光遮光塗料55を塗布してアークチューブ52から出射される光の領域を制限している。また、前記プラグ50は前面側の部位に外径寸法を大きくしたプラグフランジ56が一体に形成される。
【0013】前記放電バルブ5が前記リフレクタ3に取着された状態での前側には、金属材で構成されたシェード17が配置されており、この金属製のシェード17の遮蔽部171の径方向の下側には灯具の背面方向に真直に延びるステム172が一体に設けられる。そして、前記ステム172の先端部はリフレクタ3の前面側からバルブ取付穴3aの一側に沿って挿通され、かつ前記短周壁121に前記ネジ14により固定されている。
【0014】さらに、前記放電バルブ5のプラグ50に嵌合取着される前記コネクタ11には点灯回路18から引き出されている高電圧コード19が接続されており、コネクタ11が前記プラグ50に嵌合されたときに放電バルブ5の給電端子53に電気接続され、放電バルブ5に高電圧を印加する。前記高電圧コード19は金属網を筒状に形成したシールド筒20に挿通されてそのシールドが行われる。また、前記コネクタ11を覆うように、金属材を加工した金属カバー21が設けられる。前記金属カバー21は、図7に断面図を示すように、前記コネクタ11の背面側から被せられ、その開口縁部211をコネクタ11の前面側の周辺部において若干内側に曲げ加工することでコネクタ11に一体化される。また、前記金属カバー21の周方向の一部には角筒状のスリーブ212が一体に設けられており、このスリーブ212から延長されたカシメ片213を前記高電圧コード19及びシールド筒20を囲むようにして絞り込むことにより、前記コネクタ11のコード引出し部111との間に前記シールド筒20の端末をかしめ固定し、かつシールド筒20と金属カバー21とを電気接続する。ここで、前記金属カバー21の周側面には、円周方向の複数箇所、ここでは3箇所に接触部214が形成されている。この接触部214は、それぞれ周方向に微小間隔おいた2つの凸部を径方向に突出形成したM字型形状に形成されている。
【0015】なお、前記高電圧コード19の他端部が接続されて前記放電バルブ5に高電圧を供給する前記点灯回路18は、図3に示されるように、金属製のケース22内に内装されており、この点灯回路ケース22は、前記灯具ボディ1の内底面に区画形成した収納部1c内に収納されている。この実施形態では、前記収納部1cは灯具ボディの外部に開放した開口部1dが設けられており、この開口部1dを通して前記点灯回路ケース22を灯具ボディ1の外部から灯具ボディ1内に挿入して配設するように構成されている。
【0016】以上の灯具においては、前記放電バルブ5は、リフレクタ3の背面側からバルブ取付穴3a内に挿通され、放電バルブのプラグ50のフランジ56がリフレクタ3の背面に当接される。しかる上で、前記短周壁121のフック12aに係合支持されているリテーナスプリング13の2本の枝部の各先端部を前記長周壁122とフィクチャ15の各フック122a,151に係止することにより、リテーナスプリング13の2つの枝部がプラグ50のフランジ56の背面に弾接され、その弾性押圧力によってプラグ50をリフレクタ3の背面に弾接し、放電バルブ5をリフレクタ3に固定支持する。なお、この放電バルブ5の固定支持構造によって、前記放電バルブ5のプラグ50に設けられている接地電極57がリフレクタ3の導電膜31に電気接続され、同時にリテーナスプリング13及びフック151を介して前記フィクチャ15に電気接続される。
【0017】次いで、前記放電バルブ5のプラグ50に前記コネクタ11が嵌合取着される。この嵌合取着時には、コネクタ11をプラグ50の真後ろから嵌合し、かつその軸周りに回転して両者を一体化する公知の嵌合手法によって行われる。その際に、図8(a),(b)に背面図を示すように、コネクタ11を軸周り方向に回転することによって、コネクタ11を覆う金属カバー21の周面に設けた複数の接触部214のいずれか一つが必ずフィクチャ15の接触端子部153に接触される。この接触では、コネクタ11の回転に伴って接触端子部153は弾性変形しながら接触部214の微小凸部を乗り越えて谷型部分において弾性力によって接触されるため、安定した接触状態となる。これにより、金属カバー21はフィクチャ15に対して電気接続されることになる。
【0018】このように組み立てられた灯具では、点灯回路18は金属製の点灯回路ケース22によってシールドされているため、点灯回路18からの電磁波が外部に放射されることはない。また、点灯回路ケース22から引き出されて放電バルブ5にまで延長される高電圧コード19は、シールド筒20によってシールドされているため、このコード19からの電磁放射も防止される。さらに、放電バルブ5においては、プラグ50に被さるように嵌合されるコネクタ11は金属カバー21により覆われてシールドされているため、この金属カバー21によってプラグ50及びコネクタ11からの電磁放射は防止される。さらに、放電バルブ5はその周囲がリフレクタ3に形成された導電膜31によって覆われ、さらに、放電バルブ5の前側には金属シェード17が存在するため、その前面の一部も覆われることになる。そして、前記金属シェード17、リフレクタ3内面の導電膜31、放電バルブ5のプラグの接地電極57は、リテーナスプリング13を介してフィクチャ15に電気接続され、さらにフィクチャ15から金属カバー21ないしシールド筒20に電気接続され、点灯回路18の図外の接地回路に電気接続される。したがって、放電バルブ5及びプラグ50を包囲する導電膜は全て接地電位とされ、これらによるシールド作用によって放電バルブ5で発生する電磁波が灯具の周囲に向けて放射されることが抑制される。
【0019】また、前記灯具では、コネクタ11を金属カバー21で覆って一体化しているため、コネクタ11と金属カバー21とをサブアッセンブリでき、これにより灯具を構成する部品点数を低減し、特に灯具の組み立て作業が簡易化できる。また、コネクタ11を放電バルブ5のプラグ50に嵌合すれば、コネクタ11と一体の金属カバー21は自動的にフィクチャ15に電気接続されるので、両者を電気接続するための部品が不要となり、かつ両者を電気接続するための作業が不要となり、部品点数と組立作業のさらなる削減と簡易化が可能となる。特に、灯具ボディ1内の狭いクリアランスにおける組立作業は単にコネクタ11を嵌合する作業のみで済み、灯具組み立ての作業性を格段に改善することが可能となる。また、金属カバー21は、周方向の複数箇所に接触部214が設けられているので、プラグ50に対してコネクタ11をいずれの角度から嵌合する場合においても、必ず接触部214を接触端子部214に接触して両者の電気接続を行うことが可能となる。
【0020】さらに、前記実施形態では、高電圧コード19をシールドするシールド筒20を金属カバー21にかしめによって相互に電気接続しているため、この部分でのシールド構造の組立作業の簡易化も可能である。また、点灯回路18を灯具ボディ1内に収納しているので、高電圧コード19が灯具ボディの外部に露呈することがなく、安全性を改善するとともに、灯具の外観上の見栄えを改善し、灯具の取り扱いが容易になり、ひいては灯具を自動車の車体に組み付ける作業の作業性を改善することも可能になる。
【0021】ここで、前記実施形態は自動車の4灯式の前照灯に本発明を適用した例を示しているが、2灯式の前照灯やフォグランプ等の他の車両用灯具においても、放電バルブを光源とするものであれば同様に適用できる。また、放電バルブを光源とするプロジェクション型のランプを用いる灯具においても本発明を同様に適用することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、放電バルブのプラグに嵌合させるコネクタを導電性カバーで覆って一体化しているため、コネクタと導電性カバーとをサブアッセンブリでき、これにより灯具を構成する部品点数を低減し、特に灯具の組み立て作業が簡易化できる。また、コネクタを放電バルブに嵌合したときに、コネクタと一体の導電性カバーは自動的にリフレクタの導電膜に電気接続されてシールド構造が構成されるので、両者を電気接続するための部品が不要となり、かつ両者を電気接続するための作業が不要となり、部品点数と組立作業のさらなる削減と簡易化が可能となる。また、導電性カバーの周方向の複数箇所に接触部が設けることにより、プラグに対してコネクタをいずれの周方向位置で嵌合する場合においても、必ず接触部を接触端子部に接触して両者の電気接続を行うことが可能となる。これにより、本発明では、構成部品を削減し、組立作業を簡易化する一方で、放電バルブからの電磁波の放射を抑制した車両用灯具を得ることが可能になる。
【出願人】 【識別番号】000001133
【氏名又は名称】株式会社小糸製作所
【出願日】 平成11年2月23日(1999.2.23)
【代理人】 【識別番号】100081433
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 章夫
【公開番号】 特開2000−243105(P2000−243105A)
【公開日】 平成12年9月8日(2000.9.8)
【出願番号】 特願平11−45396