| 【発明の名称】 |
給電エクステリア部材 |
| 【発明者】 |
【氏名】田中 敏裕
【氏名】上田 滋之
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| 【要約】 |
【課題】太陽電池によって蓄えた電気を、屋外使用のために各種電気機器へ供給することのでき、その設置場所も限定されない新しい給電エクステリア部材を提供する。
【解決手段】屋外設置用のエクステリア部材であって、太陽電池(4)と蓄電池(5)を備えるとともに、屋外使用する各種電気機器への電源供給部(7)を備えている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 屋外設置用のエクステリア部材であって、太陽電池と蓄電池を備えるとともに、屋外使用する各種電気機器への電源供給部を備えていることを特徴とする給電エクステリア部材。 【請求項2】 可搬式である請求項1の給電エクステリア部材。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この出願の発明は、屋外設置用の給電エクステリア部材に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、太陽電池によって蓄えた電気を、屋外使用する各種の電気機器に供給することができる電気配線不要の給電エクステリア部材に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、公園や共同駐車場等に照明器具等の屋外電気機器を設置した場合には、電力会社の幹線から電線を引き込み、分電盤を介して各種電気機器に接続する電気配線を施設していた。しかしながら、敷地面積の広い公園や共同駐車場に電気配線を施設するための作業、資材は大がかりなものとなり、多額の工事費用を必要とした。また、多くの電気機器を設置した場合には電気使用量も膨大となる。そしてこのような事情は、もちろん程度の差こそあれ、一般住宅の庭先や駐車場に照明機器等を設置する場合も同様である。 【0003】このような理由から、外部からの引き込み配線等が不要で、しかも太陽エネルギーを有効利用することのできる太陽電池を用いた屋外電気機器への給電設備が提案されている。例えば、太陽電池、バッテリー、電力供給制御部を具備する電動門扉用の支柱(実開平5−96397号公報)、太陽電池およびバッテリーを支柱に隣接して配置した電動門扉(特開平9−242451号公報)、太陽電池および蓄電池を搭載した門柱(特開平10−40736号公報)、本体に太陽電池および蓄電池を設けた門扉(実開平3−18395号公報)、表裏面にそれぞれ太陽電池およびバッテリーを配設し、付属電気機器に給電する門扉装置(特開平9−203283号公報)、太陽電池および蓄電池を内蔵した太陽電池式ランプ内蔵表札灯(特開平8−287364号公報)等が知られている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】屋外使用のための各種電気製品の普及等に伴って、それらを随時に使用可能とするための屋外給電設備への要望が拡大しつつある。特に、幹線配線の引き込みが困難もしくは不可能な山岳地帯や離島等においては、配線設備の不要な太陽電池を用いた屋外給電設備への需要はますます高まるものと思われる。 【0005】しかしながら、前記のとおり、これまでに提案されている太陽電池を用いた屋外給電設備は、いずれも常設の門柱や門扉に関するものであり、給電対象となる電気機器も電動門扉やドアホン、門柱灯など、その給電設備に付随している機器に限定されてて、不特定の電気機器への電気供給を目的とした太陽電池式の屋外給電設備は全く知られていなかった。 【0006】この出願の発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであって、太陽電池によって蓄えた電気を、屋外使用のために各種電気機器へ供給することができ、その設置場所も限定されない新しい給電エクステリア部材を提供することを課題としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】この出願は、前記の課題を解決する発明として、屋外設置用のエクステリア部材であって、太陽電池と蓄電池を備えるとともに、屋外使用する各種電気機器への電源供給部を備えていることを特徴とする給電エクステリア部材を提供する。また、この発明の給電エクステリア部材は、可搬式であることを好ましい態様の一つとしてもいる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、添付した図面に沿って実施例を示し、この発明の給電エクステリア部材についてさらに詳しく説明する。 【0009】 【実施例】この発明の給電エクステリア部材は、前記のとおり、太陽電池と蓄電池を備えるとともに、屋外使用する各種電気機器への電源供給部を備えていることを特徴とするものであって、その形状や大きさ、あるいは電源供給する電気機器の種類等は何ら限定されていない。 【0010】図1は、この発明の一実施例として、柱形状の給電エクステリア部材を例示した斜視図である。例えばこの給電エクステリア部材は、柱体(1)の頂部に照明ランプ(2)を搭載しており、ランプの傘部材(3)の表面に太陽電池(4)を配設している。傘部材(3)の裏面には、ランプの反射板を配設することもできる。 【0011】柱体(1)の内部には、蓄電池(5)と制御回路装置(6)を内蔵しており、柱体(1)の側壁には、外部の電気機器への電源供給部(7)を備えている。太陽電池(4)によって発生させた電気は蓄電池(5)に蓄えられ、制御回路装置(6)を介して、照明ランプ(3)および電源供給部(7)に供給されるようになっている。電源供給部(7)には、一般的な電気機器に電源供給する場合には、直流100V供給用のコンセントを配設することができる。この電源供給部(7)には、図1に例示したように蓋(8)を配設することができ、この蓋(8)は、必要に応じて施錠可能としてもよい。 【0012】この図1に例示した柱形状の給電エクステリア部材は、例えば、住宅や公園、あるいは駐車場等の出入り口の門柱やエントランスポールとして設置することができる。あるいは柱型モニュメントとして、公園や道路脇等に設置することもできる。設置方法としては、下部を埋設して常設してもよく、あるいは可搬式の台座等に嵌挿するようにしてもよい。 【0013】図2は、この発明の別の実施例として、角錐形状の給電エクステリア部材を例示した斜視図である。この図2に例示した給電エクステリア部材は、角錐体(9)の側面に太陽電池(4)を配設している。傾斜面に太陽電池(4)が位置していることによって、太陽との対向面積が広くなり、太陽エネルギーを有効に利用することができる。太陽電池(4)は、角錐体(9)の4面に配置してもよく、あるいは太陽の軌道に面した2面もしくは3面に配設するようにしてもよい。 【0014】この図2に例示したような角錐形状の給電エクステリア部材は、庭や公園等の敷地内にモニュメント等として設置することができる。設置形式としては、埋設して常設してもよく、あるいは可搬式として適宜の場所に載置するようにしてもよい。可搬式とする場合には、蓄電池や制御回路装置を角錐体(9)の底面付近に内蔵させて重心を低くすることにより、転倒防止を図ることができる。また、可搬式とすることによって、図2に例示したように、電動芝刈り機(10)や植栽灯(11)のように広範囲に移動させて使用する電気機器への電源供給が可能となる。 【0015】図3は、この発明の給電エクステリア部材における電気回路を例示したブロック図である。各々の回路部品は、特段の制限はなく、適宜なものを使用することができる。例えば、太陽電池は従来使用されている一般的なものを使用することができ、蓄電池はニッカド、鉛蓄電池等の他、大容量コンデンサを使用することもできる。また、電気機器として例えば直流12V機器を対象とする場合には、インバータ回路ではなく、定電圧回路(DC−DCインバータ)を用い、電源供給部にはリゾットまたはコネクタ等を配設することもできる。またその場合には、直流電源と交流電源の両方を供給するようにしてもよい。 【0016】もちろんこの発明は以上の例によって限定されるものではなく、外観の形状等の細部については様々な態様が可能であることは言うまでもない。 【0017】 【発明の効果】以上詳しく説明したとおり、この発明によって、設置場所等が限定されず、しかも様々な電気機器に電源供給することができる太陽電池式の給電エクステリア部材が提供される。幹線電路からの引き込み配線が不要なため、広大な敷地にも安価に設置することができ、幹線電路からの配線が困難もしくは不可能な場所への設置も可能である。可搬式とすることもできる。さらに、既に使用されている施設等への後付設置も容易である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005832 【氏名又は名称】松下電工株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年1月25日(1999.1.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100093230 【弁理士】 【氏名又は名称】西澤 利夫
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| 【公開番号】 |
特開2000−215713(P2000−215713A) |
| 【公開日】 |
平成12年8月4日(2000.8.4) |
| 【出願番号】 |
特願平11−16064 |
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